JP6069161B2 - 無線通信システム、及び送信制御方法 - Google Patents

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本発明は、電波閉空間を設計する技術に関する。
現在、スマートフォンの普及・拡大によって、ワイヤレスブロードバンドトラヒックは急激に増加しており、2020年には現在のトラヒック量の200倍以上に達すると予測されている。増加するトラヒックを収容するため、現在も、光回線に繋がった公衆無線LAN(Local Area Network)やユーザ宅の無線LANを経由したトラヒックオフロードが利用されている。オフロード先の無線LANでは、移動体通信のオフロードだけでなく、映像伝送などのアプリケーションも利用するため、LTE(Long Term Evolution)の10倍にあたる1Gbit/s(ギガビット毎秒)のシステムスループット実現を目指し、802.11acの標準規格化を進めている。今後も増加し続けるワイヤレスブロードバンドトラヒックを無線LANでオフロードしていくためには、無線LANは引き続き移動体通信に対して1桁以上大きいスループットを維持することが要求される。
無線LANのスループットを向上させるためには、周波数利用効率の向上と周波数帯域拡大の2つの高速化アプローチがある。周波数利用効率の向上については、複数の送受信アンテナにより空間多重してスループットを向上させるMIMO(multiple-input and multiple-output)技術の研究開発が進められており、IEEE802.11n/acやLTEなどで活用されている。
一方、周波数帯の拡大については、周波数割り当て済みの既存システムとの周波数共用を実現する必要がある。これは、有限リソースである周波数帯は、有効活用に向け、周波数再編を行いながら既に無駄なくシステムに割り当てられているためである。周波数共用のためには、厳しく定められた既存システムへの許容干渉値を遵守する必要があり、既存システムのアクセスポイント(以下、「AP」と記載する。)の位置を把握した上で、周波数を二次利用する無線通信システムの送信電力が制御される(例えば、非特許文献1参照。)。
図8は、従来技術による周波数二次利用無線通信システムの概念図を示す。従来技術による周波数二次利用無線通信システムは、既存システムの受信機と、周波数二次利用APと、集中制御局と、周波数共用管理データベースとから構成される。同図では、周波数二次利用無線通信システムにおける周波数二次利用APと集中制御局との接続は有線である。また、既存システムの受信機の位置情報、使用する周波数帯域、アンテナ利得、及び、帯域ごとに許容可能な与干渉電力と、周波数二次利用APの位置情報、及び、アンテナ利得とは、事前に周波数共用管理データベースに登録されているものとする。
集中制御局は、周波数共用管理データベースに登録された既存システムの受信機の位置情報と周波数二次利用APの位置情報とに基づき、既存システムの受信機における周波数二次利用APの伝搬損失量Lpassを、以下の式(1)により推定する。なお、既存システムの受信機と周波数二次利用APとの距離をdとし、奥村−秦式で定められる地域(大都市、中小都市、郊外地)、利用周波数、アンテナ高などから分類される定数をα、βとする。
Figure 0006069161
さらに、集中制御局は、推定した伝搬損失量Lpassと、許容可能な与干渉電力に基づき、周波数二次利用APの送信電力Pを、以下の式(2)により推定する。なお、既存システムの受信機のアンテナ利得をGrx、周波数二次利用APのアンテナ利得をGtx、既存システムの受信機の許容可能な与干渉電力をIとする。これらは、周波数共用管理データベースから読み出される。
Figure 0006069161
なお、既存システムの受信機が複数存在する場合には、集中制御局は、上記の送信電力の算出をそれら全ての受信機それぞれに対して行い、そのうち最小値を選択する。このように、集中制御局が、周波数共用管理データベースに登録された位置情報などを用いて周波数二次利用APの送信電力制御をすることで、周波数共用が可能な電波空間を形成することができる。
藤井 啓正、吉野 仁,"マルチセル環境下における送信電力制御型周波数共用方法の容量解析",信学技報,社団法人 電子情報通信学会,SR2008-54,2008年,p.113−118
ここで、既存システムの受信機が最も周波数二次利用APに近接する境界を事前に設定しておき、その境界上で各周波数二次利用APの与干渉量電力が許容値以下となるように制御することにより電波利用空間が交わらない状態を電波閉空間と定義する。そして、この電波閉空間に限定して周波数共用することとする。電波閉空間を利用する場合には、従来のようにアンテナ指向性を考慮せずに周波数二次利用AP(無線通信装置)間の伝搬損失をもとに送信電力のみを制御すると、境界における与干渉量最大の点を規定値以下に抑圧するために面的な制御ができず、必要以上に電波閉空間が縮小してしまうという課題があった。
上記事情に鑑み、本発明は、無線通信装置の与干渉量を規定値以下にしつつ、広い電波閉空間を設定することができる無線通信システム、及び送信制御方法を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、ビーム指向性制御可能なアンテナを有する無線通信装置の設置位置と当該無線通信装置の利用境界との位置関係に対応した伝搬環境の情報、及び前記無線通信装置が無線通信を行うときの通信特性を表す情報に基づいて、前記無線通信装置の利用境界上の与干渉量と与干渉量の既定値との誤差が、誤差が小さいことを示す所定の基準を満たすときのアンテナウェイトを算出し、算出したアンテナウェイトを用いたときに前記利用境界上で最も与干渉電力が高い点が前記既定値以下となるときの送信電力を算出する電波データ解析部と、前記電波データ解析部により算出された前記アンテナウェイト及び前記送信電力を用いるよう前記無線通信装置を制御する制御部と、を備えることを特徴とする無線通信システムである。
また本発明の一態様は、上述した無線通信システムであって、前記電波データ解析部は、前記無線通信装置の設置位置と当該無線通信装置の利用境界との位置関係に対応した伝搬環境の情報、及び前記無線通信装置が無線通信を行うときの通信特性を表す情報に基づいて前記無線通信装置の利用境界上の与干渉量電力と与干渉量電力の規定値との誤差が、誤差が小さいことを示す所定の基準を満たすときのアンテナウェイトを算出するアンテナウェイト計算部と、前記伝搬環境の情報、及び前記通信特性を表す情報に基づいて、前記アンテナウェイト計算部により算出された前記アンテナウェイトを用いたときの利用境界上の与干渉量電力の最大値を推定する境界電力計算部と、前記境界電力計算部により推定された前記与干渉量電力の最大値から前記与干渉電力の規定値を減算して送信電力抑圧量を算出する送信電力抑圧量計算部と、前記アンテナウェイト計算部により算出された前記アンテナウェイトを用いたときの前記無線通信装置の送信電力値から、前記送信電力抑圧量計算部により算出された前記送信電力抑圧量を減算した値に基づいて前記無線通信装置に設定すべき送信電力を計算する送信電力計算部とを有する、ことを特徴とする。
また本発明の一態様は、上述した無線通信システムであって、前記送信電力抑圧量計算部は、前記境界電力計算部により推定された前記与干渉量電力の最大値が前記与干渉電力の規定値以下である場合、前記送信電力抑圧量に所定の値を設定する、ことを特徴とする。
また本発明の一態様は、上述した無線通信システムであって、前記電波データ解析部は、前記無線通信装置の異なる設置位置について前記アンテナウェイト、及び前記送信電力を算出し、前記電波データ解析部により算出された前記送信電力に基づいて選択した前記設置位置を通知する通知部をさらに備え、前記制御部は、前記通知部による通知に対応して承認を受けた前記設置位置について前記電波データ解析部が算出した前記アンテナウェイト及び前記送信電力を用いるよう前記無線通信装置を制御する、ことを特徴とする。
また本発明の一態様は、無線通信システムが実行する送信制御方法であって、ビーム指向性制御可能なアンテナを有する無線通信装置の設置位置と当該無線通信装置の利用境界との位置関係に対応した伝搬環境の情報、及び前記無線通信装置が無線通信を行うときの通信特性を表す情報に基づいて、前記無線通信装置の利用境界上の与干渉量と与干渉量の既定値との誤差が、誤差が小さいことを示す所定の基準を満たすときのアンテナウェイトを算出し、算出したアンテナウェイトを用いたときに前記利用境界上で最も与干渉電力が高い点が前記既定値以下となるときの送信電力を算出する電波データ解析過程と、前記電波データ解析過程において算出された前記アンテナウェイト及び前記送信電力を用いるよう前記無線通信装置を制御する制御過程と、を有することを特徴とする送信制御方法である。
本発明により、無線通信システムにおいて、無線通信装置の与干渉量を規定値以下にしつつ、広い電波閉空間を設定することが可能となる。
本発明の第1の実施形態による無線通信システムの構成図である。 同実施形態による電波データ解析部の機能ブロック図である。 同実施形態による無線通信システムの動作を示すフローチャートである。 同実施形態による集中制御局を用いた電波閉空間の設定を説明するための図である。 第2の実施形態による無線通信システムの構成図である。 同実施形態による電波データ解析部の機能ブロック図である。 同実施形態による無線通信システムの動作を示すフローチャートである。 従来技術による周波数共用の概念図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
[A.第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態による無線通信システムの構成図である。同図に示すように、本実施形態の無線通信システムは、アクセスポイント10(以下、「アクセスポイント」を「AP」と記載する。)、集中制御局20、利用境界データベース30、伝搬環境モデルデータベース40、及び周波数共用管理データベース50を、光ファイバなどのコアネットワークであるネットワーク80により接続して構成される。同図においては、AP群を構成する複数のAP10を、AP10−1、…、AP10−(n+1)と記載している。
AP10(無線通信装置)は、アダプティブアレーなどのビーム指向性制御可能なアンテナを有する。利用境界データベース30は、各AP10の電波の利用境界60の空間座標を示す利用境界情報を記憶する。伝搬環境モデルデータベース40は、受信電力マップなどから事前に把握されたAP10の周囲の伝搬環境を表すレイトレースパラメータを記憶する。具体的には、レイトレースパラメータは、遮蔽物の透過係数、反射係数、回折係数を示す。周波数共用管理データベース50は、各AP10についてのAP位置情報と送信パラメータを記憶する。AP10が無線通信を行うときの通信特性を表す送信パラメータは、AP10の送信アンテナ利得、送信周波数、送信電力と、AP10と通信する無線局(図示せず)の受信アンテナ利得とを示す。
集中制御局20は、各AP10の送信電力や複数アンテナ間における信号の振幅ならびに位相差などを一括制御する。集中制御局20は、複数アンテナ間の振幅ならびに位相差については、AP10の各アンテナに対するアンテナウェイトにより制御する。集中制御局20は、ネットワーク(NW)インタフェース部21、電波データ解析部22、記憶部23、及び制御部24を備えて構成される。
ネットワークインタフェース部21は、ネットワーク80を介して、AP10、利用境界データベース30、伝搬環境モデルデータベース40、及び周波数共用管理データベース50とデータの送受信を行う。
電波データ解析部22は、利用境界データベース30、伝搬環境モデルデータベース40、及び周波数共用管理データベース50それぞれに記憶されている利用境界情報、レイトレースパラメータ、及び送信パラメータを用いて、各AP10の与干渉量を面的に推定する。任意の周波数を利用するAP10間で互いに規定値以上の与干渉を与えないように利用境界60が定められたときに、電波データ解析部22による与干渉量の面的な推定を利用して集中制御局20が各AP10の送信電力や位相を制御し、利用境界60における与干渉量電力を規定値以下とする。この制御によって、電波の利用境界60の間隔を最小に保つことができる。このように、電波の利用境界60が各AP10間で交わらない状態を電波閉空間と定義する。
記憶部23は、電波データ解析部22により算出された各種情報を記憶する。
制御部24は、電波データ解析部22による解析結果に基づいて、AP10の送信電力や複数アンテナ間における信号の振幅ならびに位相差などを制御する。
図2は、電波データ解析部22の詳細な構成を示すブロック図である。同図に示すように、電波データ解析部22は、アンテナウェイト計算部201と、境界電力計算部202と、送信電力抑圧量計算部203と、送信電力計算部204と、パラメータ設定部205とを備えて構成される。
アンテナウェイト計算部201は、各データベースに記憶されている利用境界情報、レイトレースパラメータ、及び送信パラメータを用いたレイトレースにより、各AP10の利用境界60上の任意の点の与干渉量電力を推定する。アンテナウェイト計算部201は、この推定した与干渉量電力と、周波数共用管理データベース50に記憶されている与干渉電力規定値との誤差が、誤差が小さいことを示す所定の基準を満たすときのアンテナウェイトを出力する。ここでは、アンテナウェイト計算部201は、与干渉量電力と与干渉電力規定値との誤差が最小となるときのアンテナウェイトを出力する。境界電力計算部202は、アンテナウェイト計算部201から出力されたアンテナウェイトを用いたときの利用境界60上の与干渉量電力の最大値をレイトレースにより推定する。送信電力抑圧量計算部203は、境界電力計算部202が推定した最大の与干渉量電力から、予め決められた与干渉量電力規定値を減算して送信電力抑圧量を算出し、出力する。送信電力計算部204は、アンテナウェイト計算部201が出力したアンテナウェイトから送信電力値を算出し、算出した送信電力値から送信電力抑圧量計算部203が出力した送信電力抑圧量を減算した値に基づいて、AP10に設定すべき送信電力値を計算する。パラメータ設定部205は、各AP10のアンテナウェイトと送信電力値とを制御部24へ出力する。
図3は、本実施形態による無線通信システムにおけるAP制御の動作を示すフローチャートである。
まず、集中制御局20の電波データ解析部22において、アンテナウェイト計算部201は、各AP10について、利用境界データベース30から利用境界情報を読み出し、伝搬環境モデルデータベース40からレイトレースパラメータを読み出し、周波数共用管理データベース50から送信パラメータとAP位置情報を読み出す。アンテナウェイト計算部201は、各AP10について、読み出したこれらの情報からレイトレースにより算出した利用境界60上の任意の点における与干渉量と、与干渉量の既定値との最小二乗誤差に基づいて各AP10のアンテナウェイトを算出し、境界電力計算部202に出力する(ステップS11)。さらに、アンテナウェイト計算部201は、算出した各AP10のアンテナウェイトを記憶部23に登録する。
境界電力計算部202は、各AP10について、ステップS11においてアンテナウェイト計算部201が算出したアンテナウェイトと、レイトレースパラメータ及び送信パラメータとを用いたレイトレースにより利用境界60上の与干渉量電力の最大値を推定し、送信電力抑圧量計算部203に出力する(ステップS12)。送信電力抑圧量計算部203は、各AP10について、ステップS12において境界電力計算部202が推定した最大の与干渉量電力から与干渉量電力規定値を減算して送信電力抑圧量を算出し、送信電力計算部204に出力する(ステップS13)。なお、送信電力抑圧量計算部203は、あるAP10について算出した与干渉量電力の最大値が与干渉量電力規定値以下である場合、そのAP10の送信電力抑圧量を「0」(あるいは、0に近い所定の値)とする。
送信電力計算部204は、各AP10について、ステップS11においてアンテナウェイト計算部201が推定したアンテナウェイトを記憶部23から読み出し、読み出したアンテナウェイトを用いたときの送信電力値を算出する。送信電力計算部204は、各AP10について、読み出したアンテナウェイトを用いて算出された送信電力値から、ステップS13において算出された送信電力抑圧量を減算した値(あるいは、その値よりも小さな値)を、各AP10に設定すべき送信電力値として計算する(ステップS14)。
パラメータ設定部205は、ステップS14において送信電力計算部204が推定した各AP10のアンテナウェイトと送信電力値とを設定したパラメータを制御部24へ出力する(ステップS15)。制御部24は、各々のAP10のアンテナウェイトと送信電力が、パラメータ設定部205から出力されたパラメータが示すアンテナウェイトと送信電力になるように制御する(ステップS16)。具体的には、制御部24は、それぞれのAP10に、そのAP10についてパラメータ設定部205から出力されたパラメータを、ネットワーク80を介して通知する。AP10は、集中制御局20から受信したパラメータが示すアンテナウェイトと送信電力により、電波の送信を行う。
以下、ステップS11からステップS14の動作を、数式を用いて詳細に説明する。
ステップS11において、アンテナウェイト計算部201は、各AP10について、利用境界60上の各点の与干渉量電力P(θ,φ,pos,w)と与干渉量電力の規定値X[dBm]との最小二乗誤差が最も小さくなるようなアンテナウェイトベクトルwを算出する。アンテナウェイトベクトルwの要素であるアンテナウェイトwは、AP10が有するK本のアンテナのうちk番目のアンテナの送信信号に乗算する重み係数である。与干渉量電力P(θ,φ,pos,w)は、利用境界60上の任意の点の方位、方角がAP10の位置posからθ、φの点における、当該AP10のk番目のアンテナによるアンテナウェイトwを用いたときの与干渉量電力である。
具体的には、アンテナウェイト計算部201は、wを変化させながら、以下の式(3)に示す評価関数を最小とするアンテナウェイトwを出力値として算出する。これは、シンプレックス法、ニュートン法などを用いることで解析することができる。アンテナウェイト計算部201は、算出したアンテナウェイトwからなるアンテナウェイトベクトルwを境界電力計算部202に出力する。
Figure 0006069161
なお、アンテナウェイト計算部201は、式(3)における与干渉量電力P(θ,φ,pos,w)を、以下の式(4)及び式(5)により算出する。アンテナウェイト計算部201は、式(4)によりAP10のアンテナごとの各利用境界60上の任意の点の電界強度E(θ,φ,pos,w)を算出し、式(5)により利用境界60上の任意の点に対するAP10の与干渉量電力P(θ,φ,pos,w)を推定する。なお、E(θ,φ,pos,w)は、AP10の位置posからの方位、方角がθ、φである利用境界60上の任意の点における、当該AP10のk番目のアンテナによるアンテナウェイトwを用いたときの電界強度である。また、iはレイの番号、pは回折点の番号、Ri,lはi番目のレイの反射面lの反射係数、Ti,mはi番目のレイの透過面mの透過係数、Di,nはi番目のレイの回折点nの回折係数、si,1はi番目のレイの送信点から最初の回折点までの延べ距離、si,pはi番目のレイのp−1番目の回折点からp番目までの回折点までの延べ距離、Pは送信電力、Gは送信アンテナ利得、Gは受信アンテナ利得、k(=2π/λ、λは波長)は波数である。Ri,l、Ti,m、Di,n、si,1、si,pに付加されている(θ,φ,pos)は、利用境界60上の任意の点の方位、方角がθ,φであり、かつ、AP位置がposであるときの値であることを示す。波数kは、送信周波数fから算出される波長λを用いて算出される。
なお、AP10に対応したAP位置posと、送信周波数f、送信アンテナ利得G、及び受信アンテナ利得Gとはそれぞれ、周波数共用管理データベース50から読み出したAP位置情報と送信パラメータとから得られる。利用境界60上の任意の点の方位θ及び方角φとAP位置posとの位置関係に対応した反射係数Ri,l(θ,φ,pos)、透過係数Ti,m(θ,φ,pos)、回折係数Di,n(θ,φ,pos)、si,1(θ,φ,pos)、si,p(θ,φ,pos)は、伝搬環境モデルデータベース40から読み出したレイトレースパラメータから得られる。方位θ及び角度φは、AP10のAP位置posと、利用境界データベース30から読み出した利用境界情報が示す利用境界60上の任意の点の座標とから得られる。
Figure 0006069161
Figure 0006069161
また、アンテナウェイト計算部201は、式(4)において用いる送信電力Pを、k番目のアンテナの送信信号Sを用いて、以下の式(6)により算出する。送信信号Sは、送信パラメータから得られる。
Figure 0006069161
なお、アンテナウェイト計算部201は、評価関数として式(3)に代えて以下の式(7)を用い、送信周波数fを変数としてアンテナウェイトwを推定してもよい。
Figure 0006069161
式(7)を用いた場合、アンテナウェイト計算部201は、境界電力計算部202に推定した送信周波数fも出力する。そして、以降の処理において、式(4)により算出を行うときには、推定した送信周波数fが用いられる。また、ステップS16において制御部24は、さらに、推定した送信周波数fを用いるようAP10を制御する。
ステップS12において、境界電力計算部202は、ステップS11において推定されたアンテナウェイトベクトルωを用いて、利用境界60上の与干渉量電力の最大値Pr,maxを、式(8)を用いて算出する。なお、境界電力計算部202は、式(8)に示す電界強度E(θ,φ,pos,w)を、推定されたアンテナウェイトベクトルωの要素ωを用いて、式(4)により計算する。
Figure 0006069161
ステップS13において、送信電力抑圧量計算部203は、以下の式(9)を用いて、ステップS12において推定された最大の与干渉量電力の最大値Pr,maxから与干渉量電力規定値Xを減算し、送信電力抑圧量Lを算出する。ただし、与干渉量電力の最大値Pr,max≦与干渉量電力規定値Xである場合、送信電力抑圧量L=0とする。
Figure 0006069161
ステップS14において、送信電力計算部204は、以下の式(10)により、ステップS11において推定されたアンテナウェイトベクトルωの要素ωを用いて抑圧前の送信電力を算出し、ステップS13において算出された送信電力抑圧量Lを抑圧前の送信電力から減算することで、AP10に設定すべき送信電力PT,paramを計算する。
Figure 0006069161
図4は、集中制御局20を用いた電波閉空間の設定を説明するための図である。
図4(a)は、従来技術などによって、面的な与干渉制御を行わずに、APの送信電力のみを制御した場合の例である。境界90aは送信電力制御前の与干渉量が既定値以下となる空間の境界を示し、境界90bは送信電力制御後の与干渉量が既定値以下となる空間の境界を示している。APは、利用境界において与干渉量が最大となる点の方位及び方角の境界90a上の点91が、電波閉空間(利用境界内)となるように送信電力のみを制御している。そのため、境界90bは境界90aをそのまま縮小した空間となっており、必要以上に電波空間が縮小してしまっている。
一方、図4(b)は、本実施形態による送信電力制御を行って、利用境界におけるAP10の与干渉量最大の点を与干渉量電力規定値以下に抑圧した例である。境界70aは送信電力制御前の与干渉量が既定値以下の空間の境界を示し、境界70bは、式(3)を用いて算出したアンテナウェイトにより面的な与干渉制御を行った場合の与干渉量が既定値以下の空間の境界を示している。このように、面的な与干渉の制御を行った後、式(8)〜(10)を用いて、利用境界におけるAP10の与干渉量最大の点を与干渉量電力規定値以下とするように漏れ出す与干渉量を抑圧することで、境界70bは境界70cのように縮小される。このように、本実施形態では、与干渉量を推定する集中制御局20と、ビーム指向性制御可能なアンテナを用いたAP10とを組み合わせることで、面的に与干渉量を制御し、電波閉空間を最大に設定することができる。
[B.第2の実施形態]
本実施形態では、閉空間の利用者がAPの置局を行う場合において、APの設置位置を変えながら第1の実施形態と同様の送信電力算出処理を再帰的に実行し、送信電力が最大となる設置位置を事前に推定して利用者にレコメンドする。以下、第1の実施形態との差分を中心に説明する。
図5は、本実施形態の無線通信システムの構成図である。同図に示すように本実施形態の無線通信システムは、AP10、集中制御局20a、利用境界データベース30、伝搬環境モデルデータベース40a、及び周波数共用管理データベース50aを、ネットワーク80により接続して構成される。
伝搬環境モデルデータベース40aは、遮蔽物の透過係数、反射係数、回折係数などレイトレースに必要なパラメータであるレイトレースパラメータを各AP10の設置位置毎に記憶する。周波数共用管理データベース50は、各AP10の送信パラメータを記憶するとともに、AP10の設置位置を変えた場合について集中制御局20aが算出したアンテナウェイト及び送信電力を記憶する。周波数共用管理データベース50aは、送信電力に基づいて選択した設置位置をユーザの端末に通知する。
集中制御局20aは、第1の実施形態の集中制御局20が備える電波データ解析部22、制御部24に代えて、電波データ解析部22a、制御部24aを備えた構成である。電波データ解析部22aは、AP10の設置位置を変えた場合の送信電力とアンテナウェイトを算出する。制御部24aは、周波数共用管理データベース50aが通知した中からユーザが選択したAP10の設置位置について電波データ解析部22aが算出した送信電力とアンテナウェイトになるように、AP10のアンテナウェイトと送信電力を制御する。
図6は、電波データ解析部22aの詳細な構成を示すブロック図である。同図に示すように、電波データ解析部22aは、図2に示す第1の実施形態の電波データ解析部22が備えるアンテナウェイト計算部201、パラメータ設定部205に代えて、アンテナウェイト計算部201a、パラメータ設定部205aを備えた構成である。
アンテナウェイト計算部201aは、レイトレースにより、計算機上で任意の設置位置にAP10を設置したときの、当該AP10の利用境界60上の任意の点の与干渉量電力を推定する。アンテナウェイト計算部201aは、この推定した与干渉量電力と、与干渉電力規定値と誤差が最小になるようなアンテナウェイトを出力する。パラメータ設定部205aは、AP10の設置位置の情報と対応付けて、その設置位置について算出されたアンテナウェイト及び送信電力値を周波数共用管理データベース50aに書き込む。
図7に本実施形態の無線通信システムにおけるAP制御の動作を示すフローチャートである。
集中制御局20aのアンテナウェイト計算部201aは、利用空間内の任意の位置にAP10を設置したときの座標を表す設置位置情報を生成する(ステップS21)。なお、利用者が集中制御局20aの記憶部23に設置位置情報を事前に設定しておき、アンテナウェイト計算部201aが読み出すようにしてもよい。
集中制御局20aのアンテナウェイト計算部201aは、設置位置情報を生成したAP10について、利用境界データベース30から利用境界情報を読み出し、伝搬環境モデルデータベース40からレイトレースパラメータを読み出し、周波数共用管理データベース50から送信パラメータを読み出す。アンテナウェイト計算部201aは、第1の実施形態のアンテナウェイト計算部201と同様の処理により、読み出したこれらの情報からレイトレースにより算出した利用境界60上の任意の点における与干渉量と、与干渉量の既定値との最小二乗誤差に基づいて各AP10のアンテナウェイトを算出し、境界電力計算部202に出力する(ステップS22)。ただし、アンテナウェイト計算部201aは、AP位置posとして、ステップS21において生成した設置位置情報を使用する。
集中制御局20aの電波データ解析部22aは、ステップS23〜ステップS25において、第1の実施形態のステップS12〜ステップS14までの処理と同様の処理を、設置位置情報を生成したAP10について行う。すなわち、境界電力計算部202は、ステップS22においてアンテナウェイト計算部201aが算出したアンテナウェイトと、レイトレースパラメータ及び送信パラメータとを用いたレイトレースにより利用境界60上の与干渉量電力の最大値を推定する(ステップS23)。送信電力抑圧量計算部203は、ステップS23において境界電力計算部202が推定した最大の与干渉量電力から与干渉量電力規定値を減算して送信電力抑圧量を算出する(ステップS24)。送信電力計算部204は、アンテナウェイト計算部201aが推定したアンテナウェイトを用いたときの送信電力値を算出し、算出した送信電力値からステップS24において算出された送信電力抑圧量を減算した値に基づいて、AP10に設定すべき送信電力値を計算する(ステップS25)。
パラメータ設定部205aは、AP10の設置位置情報に対応付けて、アンテナウェイト及び送信電力値を周波数共用管理データベース50aに登録する(ステップS26)。
電波データ解析部22aは、ステップS20からステップS26の処理を、再帰的に行う。つまり、アンテナウェイト計算部201aは、データ数、すなわち、アンテナウェイト及び送信電力値を算出した設置位置の数が事前に設定したしきい値未満である場合には異なる設置位置情報によりステップS20からの処理を行い(ステップS27:NO)、しきい値を越えた場合に再帰処理を終了する(ステップS27:YES)。
周波数共用管理データベース50aは、送信電力が最大となるAP10の設置位置情報を検索して、ネットワーク80、あるいは、他のネットワークを介して接続されるユーザ端末(図示せず)に通知する(ステップS28)。周波数共用管理データベース50aは、ステップS28において通知した設置位置情報に対して、ユーザ端末から承認通知を受信しない場合(ステップS29:NO)、次に送信電力が大きい設置位置情報を通知する処理を順次繰り返す(ステップS28)。そして、周波数共用管理データベース50aが承認通知を受信した場合(ステップS29:YES)、承認通知を受信した対象の設置位置情報を集中制御局20aに通知する。集中制御局20aの制御部24aは、受信した設置位置情報に対応したアンテナウェイトと送信電力を周波数共用管理データベース50aから読み出し、AP10を制御する(ステップS30)。
上述した実施形態によれば、集中制御局は、APの設置位置と当該APの利用境界との位置関係に対応した伝搬環境の情報、及び当該APが無線通信を行うときの通信特性を表す情報(送信パラメータ)に基づいて、利用境界上の与干渉量と与干渉量の既定値との誤差が、誤差が小さいことを示す所定の基準を満たす(最小となる)ときのアンテナウェイトを算出する。集中制御局は、この算出したアンテナウェイトを用いたときに利用境界上で最も与干渉電力が高い点が与干渉量の既定値以下となるときの送信電力を算出し、算出したアンテナウェイトと送信電力によりAPを制御する。このように、集中制御局が、利用境界上の面的な与干渉量電力に基づいてAPの適切な送信電力とアンテナウェイトを推定し、推定値によりAPを制御することによって、与干渉量を規定値以下にしつつ、電波利用空間を最大にまで設定することが可能となる。
また、APの置局を行う場合には、事前に計算機上で算出した設置場所ごとの送信電力とアンテナウェイトをデータベースに登録しておくことで、ユーザにAPの送信電力が最大となる設置位置をレコメンドすることが可能となる。
上述した実施形態における集中制御局20、20a、利用境界データベース30、伝搬環境モデルデータベース40、40a、及び周波数共用管理データベース50、50aの機能をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
周波数を共用し、ビーム指向性制御可能なアンテナを備えた複数の無線局を有する無線通信システムに利用できる。
10 アクセスポイント(無線通信装置)
20、20a 集中制御局
21 ネットワークインタフェース部
22、22a 電波データ解析部
23 記憶部
24、24a 制御部
30 利用境界データベース
40、40a 伝搬環境モデルデータベース
50、50a 周波数共用管理データベース(通知部)
60 利用境界
80 ネットワーク
201、201a アンテナウェイト計算部
202 境界電力計算部
203 送信電力抑圧量計算部
204 送信電力計算部
205、205a パラメータ設定部

Claims (5)

  1. ビーム指向性制御可能なアンテナを有する無線通信装置の設置位置と当該無線通信装置の利用境界との位置関係に対応した伝搬環境の情報、及び前記無線通信装置が無線通信を行うときの通信特性を表す情報に基づいて、前記無線通信装置の利用境界上の与干渉量と与干渉量の既定値との誤差が、誤差が小さいことを示す所定の基準を満たすときのアンテナウェイトを算出し、算出したアンテナウェイトを用いたときに前記利用境界上で最も与干渉電力が高い点が前記既定値以下となるときの送信電力を算出する電波データ解析部と、
    前記電波データ解析部により算出された前記アンテナウェイト及び前記送信電力を用いるよう前記無線通信装置を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記電波データ解析部は、
    前記無線通信装置の設置位置と当該無線通信装置の利用境界との位置関係に対応した伝搬環境の情報、及び前記無線通信装置が無線通信を行うときの通信特性を表す情報に基づいて前記無線通信装置の利用境界上の与干渉量電力と与干渉量電力の規定値との誤差が、誤差が小さいことを示す所定の基準を満たすときのアンテナウェイトを算出するアンテナウェイト計算部と、
    前記伝搬環境の情報、及び前記通信特性を表す情報に基づいて、前記アンテナウェイト計算部により算出された前記アンテナウェイトを用いたときの利用境界上の与干渉量電力の最大値を推定する境界電力計算部と、
    前記境界電力計算部により推定された前記与干渉量電力の最大値から前記与干渉電力の規定値を減算して送信電力抑圧量を算出する送信電力抑圧量計算部と、
    前記アンテナウェイト計算部により算出された前記アンテナウェイトを用いたときの前記無線通信装置の送信電力値から、前記送信電力抑圧量計算部により算出された前記送信電力抑圧量を減算した値に基づいて前記無線通信装置に設定すべき送信電力を計算する送信電力計算部とを有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記送信電力抑圧量計算部は、前記境界電力計算部により推定された前記与干渉量電力の最大値が前記与干渉電力の規定値以下である場合、前記送信電力抑圧量に所定の値を設定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記電波データ解析部は、前記無線通信装置の異なる設置位置について前記アンテナウェイト、及び前記送信電力を算出し、
    前記電波データ解析部により算出された前記送信電力に基づいて選択した前記設置位置を通知する通知部をさらに備え、
    前記制御部は、前記通知部による通知に対応して承認を受けた前記設置位置について前記電波データ解析部が算出した前記アンテナウェイト及び前記送信電力を用いるよう前記無線通信装置を制御する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  5. 無線通信システムが実行する送信制御方法であって、
    ビーム指向性制御可能なアンテナを有する無線通信装置の設置位置と当該無線通信装置の利用境界との位置関係に対応した伝搬環境の情報、及び前記無線通信装置が無線通信を行うときの通信特性を表す情報に基づいて、前記無線通信装置の利用境界上の与干渉量と与干渉量の既定値との誤差が、誤差が小さいことを示す所定の基準を満たすときのアンテナウェイトを算出し、算出したアンテナウェイトを用いたときに前記利用境界上で最も与干渉電力が高い点が前記既定値以下となるときの送信電力を算出する電波データ解析過程と、
    前記電波データ解析過程において算出された前記アンテナウェイト及び前記送信電力を用いるよう前記無線通信装置を制御する制御過程と、
    を有することを特徴とする送信制御方法。
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