JP2017152773A - 光通信システム、通信装置及び波形等化方法 - Google Patents

光通信システム、通信装置及び波形等化方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017152773A
JP2017152773A JP2016030928A JP2016030928A JP2017152773A JP 2017152773 A JP2017152773 A JP 2017152773A JP 2016030928 A JP2016030928 A JP 2016030928A JP 2016030928 A JP2016030928 A JP 2016030928A JP 2017152773 A JP2017152773 A JP 2017152773A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waveform equalization
unit
signal
subscriber
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016030928A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6513589B2 (ja
Inventor
遼 胡間
Ryo Koma
遼 胡間
正満 藤原
Masamitsu Fujiwara
正満 藤原
謙一 鈴木
Kenichi Suzuki
謙一 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2016030928A priority Critical patent/JP6513589B2/ja
Publication of JP2017152773A publication Critical patent/JP2017152773A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6513589B2 publication Critical patent/JP6513589B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、時分割で信号が送受信されるTDM−PON方式を用いた光通信システムに備わる局側装置(OLT)において、バースト信号を受信する際に行う受信信号の波形等化処理に用いる波形等化係数の算出時間を短縮することを目的とする。
【解決手段】本発明は、TDM−PON方式の光通信システムにおいて、OLTが、スケジューリングした各ONUのバースト信号の到着タイミングに合わせて、波形等化係数を初期化する。
【選択図】図2

Description

本発明は、局側装置が複数の加入者装置の送信する時間的に間欠なバースト信号を受信するTDM−PON方式の光通信システムにおいて、時間的に間欠なバースト信号の波形等化処理を行うための光通信システム、通信装置及び波形等化方法に関する。
現在、光加入者系アクセスネットワークでは時分割多重方式(TDM:Time Division Multiplexing)方式によってユーザ信号を多重化するPON(Passive Optical Network)システムが用いられている。PONシステムは、光カプラに代表される光受動素子を用い、局側装置及び伝送路の一部を複数ユーザで共有することにより高速な通信を経済的に提供することが可能な通信システムである。
一方、移動体通信網では、急増するモバイルトラヒックを収容するため、アンテナを密に張り出すスモールセル化が検討されている。このスモールセル化された移動体通信網を効率的に収容するため、従来用いられてきた専用線によるポイントトゥポイントの通信方式に代わって、光加入者系で用いられてきたポイントトゥマルチポイントの通信システムであるPONシステムの適用が検討されている。しかし、導入が予定されている5Gと呼ばれる高速の無線通信規格を収容することを鑑みると、PONシステムの広帯域化が必要不可欠である。
高速のPONシステムを実現する上での課題点の一つとして、最小受信感度の低下による分岐数、伝送距離の低下が挙げられる。最小受信感度が低下する理由として、広帯域化によるエラーフリー伝送を実現する所要SNRの増加、偏波モード分散(PMD:Polarization Mode Dispersion)や、波長分散(chromatic dispersion)の影響、送受信器の帯域制限等による波形歪みを原因としたSNRの劣化が挙げられる。
これに対し、光増幅技術を用いる方式や、非特許文献1に記載されるコア/メトロネットワークで用いられるデジタルコヒーレント受信技術を適用し、デジタル信号処理による波形歪みの等化技術と併用することで、最小受信感度を大幅に改善する検討がなされている。デジタル信号処理による波形歪の等化処理は、例えば時間領域の等化処理や、周波数領域における等化処理がある。いずれの手法においても受信信号から伝送路特性、又は逆特性を計算し、伝送路状況によって生じる波形歪を補償するよう受信信号のフィルタリングを行う。
デジタル信号処理による波形等化技術をTDM−PON(Time Division Multiplexing−Passive Optical Network)に適用した場合、上り通信における波形等化係数の算出時間が課題となる。
TDM−PONの下り伝送では、各加入者装置(ONU:Optical network unit)は、局側装置(OLT:Optical line terminal)が全ONUに向け送信する下り連続信号光のうち、事前に割り当てられた自端末に対応する時間スロットの信号を選択的に受信する。このため、ONUの受信する信号光は連続光となる。一方、上り伝送では、OLTの受信する信号光は、各ONUが事前に割り当てられたタイミングで送信する時間的に間欠な光信号となる。このとき、OLTの受信する信号光は、ONUとOLT間の距離の相違により、ONUの送信する信号光ごとに異なる信号光パワーを持つ。このような、時間的に間欠な信号を一般的にバースト信号と呼ぶ(図1記載)。TDM−PONのバースト信号は、主に、プリアンブル、ペイロード及びエンドオブバーストを含むバーストフレームの構成を有する。プリアンブルは、信号同期と、AGC(Automatic−Gain control)回路による受信信号レベルの等化に用いられるマージンと、を含む。ペイロードは、実信号部を含む。エンドオブバーストは、レーザの立下りなどに対するマージン分を含む。
各ONUの送信するバースト信号は、各ONUの有するデバイスの周波数特性の差や、伝送距離の差により、異なる信号特性を有する。この時、特性の異なる信号に対し、同一の係数を基に等化処理を行った場合、伝送路特性の差から雑音強調となってしまう場合がある。このため、OLTにおいてデジタル信号処理を行う信号処理部における波形等化処理に用いる波形等化係数は、受信バースト信号毎に導出した値を用いる必要がある。この時、上りバースト信号受信においては、プリアンブルなどの信号の冗長部において受信バースト信号毎に適応的に波形等化係数を計算する第1の手法と、又はバースト信号毎に事前に計測した波形等化係数を用いて波形等化処理を行う第2の手法と、の2つの構成が考えられる。
第1の手法では、波形等化処理に用いる波形等化係数の計算処理によって信号処理部に要求されるスペックと、波形等化処理に用いる信号のオーバヘッド長が異なる。例えば、適応等化アルゴリズムとして実伝送路状態と理想伝送路状態との間の誤差の二乗成分を用い、再帰的に波形等化処理に用いる波形等化係数を計算していく手法のうち、一般的に広く用いられる最小二乗法(LMS:least squares method)に基づく適応等化アルゴリズム(例えばコア/メトロネットワークにおいてQPSK信号などの位相変調信号をデジタルコヒーレント受信する時に用いられるCMA(Constant modulus algorithm)など)を用いた場合、現実的な回路規模で実装できる反面、波形等化係数の収束に時間がかかるため、オーバヘッドが増大し、スループットが低下する。また、再帰最小二乗法(RLS: Recursive Least Squares)などに代表される短い時間で収束する適応等化アルゴリズムの適用も考えられる。しかし、収束時間が短くなる反面計算量が増加するため、実装回路規模が増大する。一方、LMSやRLSのように再帰的に係数を計算せずに、トレーニング系列を用いてONU−OLT間の伝送特性を推定するゼロフォーシング法などを適用すると、波形等化係数の計算のためのオーバヘッドは前述の方式と比較し短くなる。しかしながら、トレーニング系列の受信時の伝送路特性に強く依存するため、波形等化器の安定性が低くなってしまう場合がある。
事前計算をした波形等化係数を用いる第2の手法は、上記のどのような適応等化アルゴリズムを用いたとしても、プリアンブルのうち波形等化係数の計算に要するオーバヘッド分を大きく削減することが期待される。特許文献1では、デジタルコヒーレント受信を用いたTDM−PONの上り通信において、バースト信号の受信タイミングで波形等化係数を任意の値に初期化し、受信バースト信号毎に波形等化係数を計算するOLT構成と、初期化時に事前計測した波形等化係数を用いることを提案しているが、バースト信号の偏波変動による波形等化係数の再計算処理にかかる時間を考慮しておらず、実用性が低いと言える。
特開2015−88821号公報
鈴木扇太ほか、「光通信ネットワークの大容量化に向けたディジタルコヒーレント信号処理技術の研究開発」、電子情報通信学会誌、Vol.95、No.12、pp.1100−1116、2012 Kazuro Kikuchi,"Evaluation of Sensitivity of the Digital Coherent Receiver",JOURNAL OF LIGHTWAVE TECHNOLOGY,VOL.26,NO.13,pp.1817−1822,JULY 1,2008
本発明は、時分割で信号が送受信されるTDM−PON方式を用いた光通信システムに備わる局側装置(OLT)において、バースト信号を受信する際に行う受信信号の波形等化処理に用いる波形等化係数の算出時間を短縮することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、TDM−PON方式の光通信システムにおいて、OLTが、スケジューリングした各ONUの光信号の到着タイミングに合わせて、受信信号の波形等化処理を行う波形等化機能のパラメータの値を初期化する。
具体的には、本発明に係る光通信システムは、
局側装置が複数の加入者装置の送信する時間的に間欠なバースト信号を受信するTDM−PON(Time Division Multiplexing−Passive Optical Network)方式の光通信システムであって、
前記局側装置は、
加入者装置から受信したバースト信号の波形等化処理を行う信号処理部と、
加入者装置から局側装置へバースト信号を送信する通信タイミングを定める通信スケジューラ部と、
を備え、
前記通信スケジューラ部によって定められた加入者装置からの光信号の到着タイミングに合わせ、前記信号処理部の用いる波形等化係数を初期化する。
本発明に係る光通信システムでは、
前記通信スケジューラ部が通信タイミングを定めるための初期通信プロセスの情報を用いて加入者装置ごとに導出された前記波形等化係数を保持する情報保持部をさらに備え、
前記信号処理部は、前記通信スケジューラ部によって加入者装置ごとに定められたバースト信号の到着タイミングに合わせ、前記情報保持部に保持されている加入者装置ごとの前記波形等化係数を用いて、前記波形等化係数を初期化する構成を採用しうる。
本発明に係る光通信システムでは、前記初期通信プロセスにおける前記バースト信号のプリアンブルは、前記初期通信プロセスの後の通常通信プロセスにおける前記バースト信号のプリアンブルよりも長い構成を採用しうる。
本発明に係る光通信システムでは、
前記信号処理部は、
前記初期通信プロセスの後の通常通信プロセスにおいて、
バースト信号を構成するバーストフレームの先頭のタイミングに、前記情報保持部に保持された波形等化係数を参照して前記波形等化係数の算出を開始し、
バースト信号を構成するバーストフレームの末尾のタイミングに、前記波形等化係数の算出を終了して前記情報保持部に保持された波形等化係数を更新する構成を採用しうる。
本発明に係る光通信システムでは、
前記信号処理部は、前記通常通信プロセスにおいて算出された波形等化係数の値の変動量が、設定された期間において、設定された閾値以下の場合、前記通常通信プロセスにおける波形等化係数の算出を停止する省電力動作を行う構成を採用しうる。
本発明に係る光通信システムでは、
前記信号処理部は、
前記省電力動作中の各加入者装置の受信信号状態を検出し、
受信信号状態が設定された閾値以下となった加入者装置が存在する場合、前記通常通信プロセスにおける当該加入者装置から送信されたバースト信号の受信時に、前記波形等化係数の算出を開始する構成を採用しうる。
本発明に係る光通信システムでは、
前記信号処理部は、
前記省電力動作中の各加入者装置から送信されたレポート信号を検出し、
レポート信号の検出されない加入者装置が存在する場合、前記通常通信プロセスにおける当該加入者装置から送信されたバースト信号の受信時に、前記波形等化係数の算出を開始する構成を採用しうる。
本発明に係る光通信システムでは、
デジタルコヒーレント受信方式を用いてバースト信号を受信する光受信部を備え、
前記線形光受信部の受信信号の偏波状態をバースト信号毎に補償した後に、前記波形等化処理を行う構成を採用しうる。
具体的には、本発明に係る通信装置は、
局側装置が複数の加入者装置の送信する時間的に間欠なバースト信号を受信するTDM−PON(Time Division Multiplexing−Passive Optical Network)方式の光通信システムにおける前記局側装置として機能する通信装置であって、
加入者装置から受信したバースト信号の波形等化処理を行う信号処理部と、
加入者装置から局側装置へバースト信号を送信する通信タイミングを定める通信スケジューラ部と、
を備え、
前記通信スケジューラ部によって定められた加入者装置からの光信号の到着タイミングに合わせ、前記信号処理部の用いる波形等化係数を初期化する。
具体的には、本発明に係る波形等化方法は、
局側装置が複数の加入者装置の送信する時間的に間欠なバースト信号を受信するTDM−PON(Time Division Multiplexing−Passive Optical Network)方式の光通信システムにおいて、前記局側装置が加入者装置から受信したバースト信号の波形等化処理を行う波形等化方法であって、
加入者装置から局側装置へバースト信号を送信する通信タイミングを定める通信スケジューラ手順を有し、
前記通信スケジューラ手順によって定められた加入者装置からの光信号の到着タイミングに合わせ、前記波形等化処理に用いる波形等化係数を初期化する。
なお、上記各発明は、可能な限り組み合わせることができる。
本発明によれば、受信信号の波形等化機能の安定性を低下させることなく、毎バースト信号受信時の波形等化係数の計算時間を短縮することができ、スループットの向上が可能となる。
バースト信号の一例を示す。 第一の実施形態に係るOLTの構成の一例を示す。 第二の実施形態に係るOLTの構成の一例を示す。 第三の実施形態に係るOLTの第1の構成例を示す。 第三の実施形態に係るOLTの第2の構成例を示す。 偏波・位相ダイバーシティ光受信部の構成の一例を示す。 第三の実施形態に関連するOLTの構成の一例を示す。 第四の実施形態に係る通信プロセスの一例を示す。 第四の実施形態に係る信号処理部及びMAC部の制御例を示す。 第五の実施形態に係る信号処理部及びMAC部の第1の制御例を示す。 第五の実施形態に係る信号処理部及びMAC部の第2の制御例を示す。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示す実施形態に限定されるものではない。これらの実施の例は例示に過ぎず、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
図2に、実施形態に係るOLTの構成の一例を示す。実施形態に係るOLT91は、複数のONUから送信されたバースト信号を受信するために、光受信部11、AD変換部12、信号処理部13、MAC(Media Access Control)部14を備える。光受信部11は、受信信号を光電変換する。AD変換部12は、光受信部11から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。信号処理部13は、AD変換部12からのデジタル信号を用いて演算処理を行う。信号処理部13は、波形等化部31を備え、受信信号の波形等化処理をONUごとに行う。MAC部14は、デジタル信号に対してMACフレーム処理を行う。MAC部14は、通信スケジューラ部41を備え、各ONUとOLT間の通信時間のスケジューリングを行う。
光受信部11において光電変換された受信信号は、AD変換部12にてデジタル信号に標本化、量子化された後、信号処理部13で波形等化処理を施される。波形等化処理を施されたデジタル信号は、復号の後、MAC部14に入力されMACフレーム処理される。前述の通り、バースト信号の受信において、受信するバースト信号毎に特性が異なるため、信号処理部13の波形等化処理に有する係数は、バースト信号毎に最適化する必要がある。信号処理部13における波形等化係数の算出処理を毎バースト信号の受信時に行うことを想定すると、算出処理時間に対するマージンをプリアンブル内に設ける必要が有る。そのため、実装する適応等化アルゴリズムによってスループットが大きく低下する場合がある。
一方、TDM−PONシステムの上り通信では、OLT91と各ONU間の初期認証フェーズにて行う初期通信プロセス(便宜上、ディスカバリプロセスと呼ぶ。)を経た後、OLT91のスケジューリングした通信タイミングにしたがって、ONUが信号を送信する。したがって、ディスカバリプロセスを行う初期通信を経た後の通信においては、OLT91は各ONUから送信されたバースト信号を受信する順番、およびタイミング情報を有する。このため、ディスカバリプロセス後の通常通信プロセス(便宜上、DBAプロセスと呼ぶ。)においては、OLT91は、ONUから送信されたバースト信号の受信タイミングを、ONUごとに予測することができる。
そこで、実施形態に係るOLT91は、ディスカバリプロセスにおいて、ディスカバリプロセスにて取得可能な情報を用いて波形等化部31の波形等化係数CFをONUごとに求めておき、その後のDBAプロセスにおいて、予めONUごとに求めた波形等化係数CFを用いて、波形等化部31における波形等化処理をONUごとに行う。これにより、実施形態に係るOLT91は、受信信号の波形等化機能の安定性を低下させることなく、毎バースト信号受信時の波形等化係数CFの計算時間を短縮することができ、スループットの向上が可能となる。
<第一の実施形態>
上記に着目し、本実施形態では、初期通信時に取得した各ONUの送信するバースト信号に対応する波形等化係数CFをMAC部14に保存し、ディスカバリプロセス以降のDBAプロセス時に初期値として活用する。
MAC部14は、通信スケジューラ部41を備える。通信スケジューラ部41は、動的帯域割り当て(DBA:Dynamic Bandwidth Allocation)アルゴリズムなどに代表される各ユーザの通信時間を割り当てるスケジューリング機能を持つ。MAC部14は、通信スケジューラ部41の定める各バースト信号の受信タイミングに合わせて、信号処理部13の波形等化部31を前述の波形等化係数CFを用いて初期化する。これにより、本実施形態は、ディスカバリプロセス以降における波形等化係数CFの算出時間を大幅に削減する。
図2に、本実施形態に係るOLTの構成の一例を示す。OLT91は、MAC部14に保持された波形等化係数CFを用い、通信スケジューラ部41の定めるバースト信号の受信タイミングにおいて信号処理部13の波形等化部31の係数を初期化する経路を有する。当該経路はディスカバリプロセスにおいて、算出した波形等化係数CFをMAC部14に保持するための経路として用いてもよい。
<第二の実施形態>
本実施形態では、OLT91が強度変調−直接検波方式を用いてバースト信号を受信する。図3に、本実施形態に係るOLTの構成の一例を示す。OLT91は、線形光受信部11A、AD変換部12、信号処理部13、およびMAC部14を有する。
信号処理部13は、例えばフレーム検出部32、波形等化部31、クロックデータリカバリ部33を有する。フレーム検出部32は、バーストフレームの先頭及び末尾を検出する機能を有する。フレーム検出手法としては、例えば、AD変換されたデジタル信号のパワーを任意の閾値と比較することで、バーストフレームの立ち上がり及び立下りを検出する手法がある。
波形等化部31は、AD変換されたデジタル信号に対し、時間軸波形等化フィルタ又は周波数軸波形等化フィルタを用いて波長分散補償を行う。これらのフィルタは、適応等化アルゴリズムによって波形等化係数CFの算出および更新を行う。
MAC部14は、通信スケジューラ部41と、情報保持部42を有する。情報保持部42は、各ONUのLLID(Logical Link Identifier)と、各ONUに対応する波形等化係数CFを持ち、通信スケジューラ部41の定めるバースト信号の受信タイミングにおいて、信号処理部13の波形等化部31のフィルタ係数を初期化する。波形等化部31は、前述のフレーム検出部32の検出したバーストフレームの末尾のタイミングで波形等化係数CFを再度算出し、情報保持部42に保存する。
なお、通信スケジューラ部41と情報保持部42間の情報の授受において、情報保持部42が通信スケジューラ部41の有する各ONUの送信するバースト信号の受信タイミングを参照するプル型又は通信スケジューラ部41が情報保持部42に受信タイミングを通知するプッシュ型のどちらを用いても良い。
<第三の実施形態>
本実施形態では、OLT91がデジタルコヒーレント受信方式を用いてバースト信号を受信する。図4に、本実施形態に係るOLTの構成の一例を示す。OLT91は、ONU構成の簡略化のため、単一偏波変調されたバースト信号を受信する構成を想定する。OLT91は、コヒーレント受信のための局発光源、偏波・位相ダイバーシティ光受信部11B、AD変換部12、信号処理部13、MAC部14を有する。信号処理部13は、例えばフレーム検出部32、クロックリカバリ部34、偏波補償部35、波形等化部31、波長オフセット・位相補償部37、および復調部38を有する。
なお、波長オフセット・位相補償部37は、クロックリカバリ部34の前段にあっても良い。また、クロックリカバリ部34は、図5に示すように、受信デジタル信号から検出したクロックずれ量を基に、AD変換部12のサンプリング位相・周波数を調整するアナログフィードバック型でも良い。例えば、DA変換部51がクロックリカバリ部34によって復元されたクロックをアナログ信号に変換し、位相調整回路52がDA変換部51からのアナログ信号に従ってAD変換部12の位相を調整する。
偏波・位相ダイバーシティ光受信部11Bは、例えば図6のように、偏波スプリッタ(PBS: polarization beam splitter)111S、パワースプリッタ(BS: beam splitter)111L、光90度ハイブリッド112X,112Y、バランスドレシーバ113XI,113XQ,113YI,113YQを有し、各XY偏波のIQ成分を分離してバランスト受信する。ここで、偏波・位相ダイバーシティ受信部11Bに入力する信号光の入力パワーをPとし、また、局発光のパワーをPLoとすると、各バランス受信器で検出される受信電流は以下の式で表される。
Figure 2017152773
上記の受信電流はそれぞれ、各XY偏波のIQ成分に対応する。式中において、αはXY偏波間のパワーの比率、δはXY偏波間の位相差、θ(t)は局発光と信号光のビート信号の位相、θ(t)は位相雑音を表す。単一偏波変調信号を受信した場合、強度変調成分と位相変調成分はそれぞれ式中のP、θ(t)に相当する。
この時、OLT91の受信するバースト信号光の偏波状態は伝送路状況に応じて時間的に変化するため、αやδの値は受信するバースト信号毎に異なる値をとる。また、ファイバの振動などに起因して、バーストフレーム内においても変動する場合がある。
図7に示すような、実施形態に関連する連続光用のデジタルコヒーレント受信構成では、非特許文献1に記載の通り、波形等化部31によって上記の偏波状態の変化を含む受信信号特性の変化に追従する。したがって、偏波状態の変化に応じて波形等化部31のフィルタ係数は変化する。事前測定の際の受信バーストフレームの偏波状態と異なるバースト信号を受信した場合、偏波変動に対して波形等化係数CFを再度算出することが好ましい。
本実施形態では、信号処理部13の波形等化部31の前段において、偏波状態の変動や変化を補償することで、偏波変動による波形等化係数CFの再度の算出を省略することができ、事前測定した初期値を入力することによる波形等化係数CFの算出時間の削減効果を最大化できる。偏波補償部35として、例えば非特許文献2に記載の最適荷重合成法を用いた偏波補償などが挙げられる。この方式では前述のXY偏波間のパワー比α、および位相差δの値を推定し、各XY偏波のIQ信号に対し、それぞれの強度に比例した重みと、位相回転成分の補正を加えて代数的に加算することで偏波合成を行う。これにより波形等化部31に入力される信号は偏波状態に依らない。
波形等化部31は、偏波補償部35によって偏波状態を補償された信号に対し、時間軸波形等化フィルタ又は周波数軸波形等化フィルタを用いて波形等化処理を施す。これらのフィルタは、適応等化アルゴリズムによって波形等化係数CFの算出、および更新を行う。
MAC部14は第二の実施形態と同様に、通信スケジューラ部41と、情報保持部42を有する。情報保持部42は、各ONUのLLIDと、各ONUに対応する波形等化係数CFを持ち、通信スケジューラ部41の定めるバースト信号の受信タイミングにおいて、信号処理部13の波形等化部31のフィルタ係数を波形等化係数CFで初期化する。波形等化部31は、前述のフレーム検出部32の検出したバーストフレームの末尾のタイミングで情報保持部42に再度算出した波形等化係数CFを保存する。
なお、通信スケジューラ部41と情報保持部42間の情報の授受において、情報保持部42が通信スケジューラ部41の有する各ONUの送信するバースト信号の受信タイミングを参照するプル型、又は通信スケジューラ部41が情報保持部42に受信タイミングを通知するプッシュ型のどちらを用いても良い。
<第四の実施形態>
本実施形態では、図8を参照しながら、OLT91が新規接続されたONU92の認証を行うディスカバリプロセスと、例えばDBAアルゴリズムに従い各ONU92の通信時間を割り当てることでOLT91−ONU92間で通信を行うDBAプロセスの例を示す。
ディスカバリプロセスは、一定周期で動作し、ONU92の認証を行う。まず、OLT91は下り信号としてDiscovery gate信号と呼ばれる認証用の上り送信許可メッセージS11を全てのONU92に向けて送信する。OLT91から未認証のONU92は上り送信許可メッセージS11の受信後、一定のランダム時間の後、Register request信号と呼ばれるOLTへの登録要求メッセージS12を送付する。この時、ONU92は、適応等化アルゴリズムによる波形等化係数CFの算出処理に十分な長さのプリアンブル(便宜上、Long preambleと呼ぶ)を付加する。OLT91は、各ONU92の送信する登録要求メッセージS12を受信し、波形等化部31の波形等化係数CFの算出、LLIDの付与をした後、第2及び第3の実施形態に記載の情報保持部42に波形等化係数CFとLLIDを保持する。
以上の一連のフェーズでは、正確に通信スケジューリングを行うため、OLT91と各ONU92間のラウンドトリップタイム(RTT)を計測するレンジングも同時に行う。また、OLT91が有する各ONU92の送信する登録要求メッセージS12を受信するための時間枠はRanging windowと呼ばれる。ここでは、この初期通信時の一連のフェーズを便宜上、レンジングと称する。
次に、OLT91は、割り当てたLLID、および上り送信時刻を記載したRegister信号S13、およびGate信号S14を当該ONU92に向け送信する。Register信号S13、およびGate信号S14を受信したONU92は、割り当てられた上り送信時刻に従ってRegister ACK信号S15を送付する。
OLT91は事前にスケジューリングした各ONU92の上り信号の受信タイミングから予測される予測受信時間に、情報保持部42の有する各ONU92に対応する波形等化係数CFを用いて波形等化部31を初期化し、受信信号処理を行う。この時、ONU92の送信するRegister ACK信号S15は、OLT91において事前計測された波形等化係数を用いることから、Register request信号S12と比較し短いプリアンブル長(便宜上、Short preambleと呼ぶ)を用いる。以上のOLT91におけるRegister ACK信号S15の受信をもって、一連のディスカバリプロセスは終了する。
以降、ONU92はOLT91の通信スケジューラ部41の定める任意の上り送信時刻において、OLT91に上り通信量を通知するレポート(report)信号S17と、上りデータであるMACフレームを送信するDBAプロセスに移る。DBAプロセスにおいても、Register ACK信号S15と同様に、Short preambleを用いる。
図9に、信号処理部13、およびMAC部14の制御例を示す。最初にレンジング時か否かの判断を行う(S401)。レンジング時の場合は(S401においてYes)、バーストフレームの先頭検出後(S402)、波形等化部31の波形等化係数を全ONUに対して共通の一般的な初期値に設定する(S403)。その後、適応等化アルゴリズムによる波形等化係数CFの算出を開始し(S404)、バーストフレームの末尾を検出するとともに(S405)、波形等化係数CFの算出処理を終了する(S406)。その後、MAC部14の付与したLLIDと算出した波形等化係数CFを関連付けた上で(S407)、情報保持部42に保存する(S408)。
DBAプロセスを含むレンジング時以外の場合では(S401においてNo)、通信スケジューラ部41及び情報保持部42の情報を基に(S101)、各ONU92に対応する予測受信時間に合わせて波形等化部31を初期化する(S102)。このとき、波形等化部31に入力される波形等化係数CFは、レンジング時、又は、1DBAサイクル前のバースト信号受信時に算出した各ONUに対応する波形等化係数CFを用いる。バーストフレームの先頭を検出後(S103)、適応等化アルゴリズムによる波形等化係数CFの算出を開始し(S104)、バーストフレームの末尾を検出し(S105)、バーストフレームの末尾のタイミングにおいて算出処理を終了する(S106)。算出した波形等化係数CFは、情報保持部42に格納、更新される。
なお、バーストフレームの末尾を検出したタイミングにおいて、通信スケジューラ部41及びユーザ情報保持部42の情報を基に、次に受信するONUのバースト信号に合わせて波形等化部31を初期化してもよい。以降の実施形態においても同様に実施可能である。
<第五の実施形態>
本実施形態では、波形等化部31は、主としてOLT91と各ONU92間の伝送特性によって生じる波形歪を補償する。また、受信信号に対し、適応的に波形等化係数CFを更新し続けることで、伝送特性の時間変化に対応する。そのため、波形等化係数CFの更新周期は、伝送特性の時間変化の周期と同等であるか又は短い必要が有る。一方で、波長分散や送受信器の帯域制限等の伝送特性の時間変化の周期は、バーストフレーム長又はDBAプロセスの周期より長いと考えられる。したがって、レンジング時の波形等化係数CFの算出処理の終了後は、波形等化係数CFの算出頻度を下げ、算出処理による電力消費を最小化することができる。
したがって、図10の制御例に示すように、レンジング後ではShort preamble内のみ波形等化係数CFの算出処理を行う構成や、図11に示すように、レンジング時に取得した係数を常に用い、受信したバーストフレームごとの波形等化係数CFの算出処理を省略する構成であっても良い。
例えば、図10の制御例に示すように、通信スケジューラ部41及び情報保持部42の情報を基に(S201)、波形等化係数CFを波形等化部31に入力する(S202)。バーストフレームの先頭を検出後(S203)、プリアンブル時間内のみ波形等化係数CFを算出し(S204)、情報保持部42に保持されている波形等化係数CFを更新する(S205)。
例えば、図11の制御例に示すように、通信スケジューラ部41及び情報保持部42の情報を基に(S301)、各ONU92に対応する予測受信時間に合わせ、保持されている波形等化係数CFを波形等化部31に入力する(S302)。
この時、ONU92毎に波形等化係数CFの算出処理の停止を判断しても良い。波形等化係数CFの算出処理の停止による省電力動作に移るトリガは、各ONU92の送信するバーストフレームに対し、ある一定の期間の波形等化係数CFの変動量を検知し、一定の閾値以下の場合において波形等化係数CFの算出処理を省略する構成がある。また、Signal Detection(SD)のような光信号の受信状態をモニタする機能を用いて、受信信号特性の変動量が一定の閾値以下の場合を省電力動作のトリガとしてもよい。
一方で、前述の省電力動作中に伝送特性が変動した場合、上り信号を正しく検出できなくなる可能性がある。ONU92の送信するレポート信号S17が検出できない場合、OLT92において当該ONU92の上りデータ信号の送信時間が割り当てられない。そのような状況が一定時間経過したONU92は、リンク断したとOLT91が判断するため、通信断される。
そこで、本実施形態では、省電力動作へ移行する時と同様に、例えばSignal Detection(SD)のような光信号の受信状態をモニタする機能を用いて、受信信号特性の劣化を検知し、波形等化係数CFの算出処理を再開する。上記の光信号受信状態モニタ機能は、例えば誤り訂正機能の誤り訂正数を監視するようなモニタでも良い。また、各ONU92の送信するレポート信号S17の有無を計測し、認証されているONUのうち、ある一定期間レポート信号S17が検出されていないONU92に対して波形等化係数CFの算出処理を再開しても良い。以上により、信号処理部13の省電力動作が実現される。
本発明は情報通信産業に適用することができる。
11:光受信部
11A:線形光受信部
11B:偏波・位相ダイバーシティ光受信部
12:AD変換部
13:信号処理部
14:MAC部
31:波形等化部
32:フレーム検出部
33:クロックデータリカバリ部
34:クロックリカバリ部
35:偏波補償部
37:波長オフセット・位相補償部
38:復調部
41:通信スケジューラ部
42:情報保持部
91:OLT
92:ONU

Claims (10)

  1. 局側装置が複数の加入者装置の送信する時間的に間欠なバースト信号を受信するTDM−PON(Time Division Multiplexing−Passive Optical Network)方式の光通信システムであって、
    前記局側装置は、
    加入者装置から受信したバースト信号の波形等化処理を行う信号処理部と、
    加入者装置から局側装置へバースト信号を送信する通信タイミングを定める通信スケジューラ部と、
    を備え、
    前記局側装置は、前記通信スケジューラ部によって定められた加入者装置からの光信号の到着タイミングに合わせ、前記信号処理部の用いる波形等化係数を初期化する、
    光通信システム。
  2. 前記局側装置は、前記通信スケジューラ部が通信タイミングを定めるための初期通信プロセスの情報を用いて加入者装置ごとに導出された前記波形等化係数を保持する情報保持部をさらに備え、
    前記信号処理部は、前記情報保持部に保持されている加入者装置ごとの前記波形等化係数を用いて、前記波形等化係数を初期化する、
    請求項1に記載の光通信システム。
  3. 前記初期通信プロセスにおける前記バースト信号のプリアンブルは、前記初期通信プロセスの後の通常通信プロセスにおける前記バースト信号のプリアンブルよりも長い、
    請求項2に記載の光通信システム。
  4. 前記信号処理部は、
    前記初期通信プロセスの後の通常通信プロセスにおいて、
    バースト信号を構成するバーストフレームの先頭のタイミングに、前記情報保持部に保持された波形等化係数を参照して前記波形等化係数の算出を開始し、
    バースト信号を構成するバーストフレームの末尾のタイミングに、前記波形等化係数の算出を終了して前記情報保持部に保持された波形等化係数を更新する、
    請求項2又は3に記載の光通信システム。
  5. 前記信号処理部は、前記通常通信プロセスにおいて算出された波形等化係数の値の変動量が、設定された期間において、設定された閾値以下の場合、前記通常通信プロセスにおける波形等化係数の算出を停止する省電力動作を行う、
    請求項4に記載の光通信システム。
  6. 前記信号処理部は、
    前記省電力動作中の各加入者装置の受信信号状態を検出し、
    受信信号状態が設定された閾値以下となった加入者装置が存在する場合、前記通常通信プロセスにおける当該加入者装置から送信されたバースト信号の受信時に、前記波形等化係数の算出を開始する、
    請求項5に記載の光通信システム。
  7. 前記信号処理部は、
    前記省電力動作中の各加入者装置から送信されたレポート信号を検出し、
    レポート信号の検出されない加入者装置が存在する場合、前記通常通信プロセスにおける当該加入者装置から送信されたバースト信号の受信時に、前記波形等化係数の算出を開始する、
    請求項5又は6に記載の光通信システム。
  8. デジタルコヒーレント受信方式を用いてバースト信号を受信する光受信部を備え、
    前記線形光受信部の受信信号の偏波状態をバースト信号毎に補償した後に、前記波形等化処理を行う、
    請求項1から7のいずれかに記載の光通信システム。
  9. 局側装置が複数の加入者装置の送信する時間的に間欠なバースト信号を受信するTDM−PON(Time Division Multiplexing−Passive Optical Network)方式の光通信システムにおける前記局側装置として機能する通信装置であって、
    加入者装置から受信したバースト信号の波形等化処理を行う信号処理部と、
    加入者装置から局側装置へバースト信号を送信する通信タイミングを定める通信スケジューラ部と、
    を備え、
    前記通信スケジューラ部によって定められた加入者装置からの光信号の到着タイミングに合わせ、前記信号処理部の用いる波形等化係数を初期化する、
    通信装置。
  10. 局側装置が複数の加入者装置の送信する時間的に間欠なバースト信号を受信するTDM−PON(Time Division Multiplexing−Passive Optical Network)方式の光通信システムにおいて、前記局側装置が加入者装置から受信したバースト信号の波形等化処理を行う波形等化方法であって、
    加入者装置から局側装置へバースト信号を送信する通信タイミングを定める通信スケジューラ手順を有し、
    前記通信スケジューラ手順によって定められた加入者装置からの光信号の到着タイミングに合わせ、前記波形等化処理に用いる波形等化係数を初期化する、
    波形等化方法。
JP2016030928A 2016-02-22 2016-02-22 光通信システム及び通信装置 Active JP6513589B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016030928A JP6513589B2 (ja) 2016-02-22 2016-02-22 光通信システム及び通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016030928A JP6513589B2 (ja) 2016-02-22 2016-02-22 光通信システム及び通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017152773A true JP2017152773A (ja) 2017-08-31
JP6513589B2 JP6513589B2 (ja) 2019-05-15

Family

ID=59741979

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016030928A Active JP6513589B2 (ja) 2016-02-22 2016-02-22 光通信システム及び通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6513589B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019092100A (ja) * 2017-11-16 2019-06-13 日本電信電話株式会社 光受信装置
JP2019110479A (ja) * 2017-12-19 2019-07-04 日本電信電話株式会社 光受信装置、光送信装置及び周波数オフセット推定方法
WO2019167237A1 (ja) * 2018-03-01 2019-09-06 三菱電機株式会社 空間光通信受信器
JPWO2021250759A1 (ja) * 2020-06-08 2021-12-16
JP2021536709A (ja) * 2018-09-10 2021-12-27 華為技術有限公司Huawei Technologies Co., Ltd. データ伝送方法、関連する装置、及びシステム
US11350191B2 (en) * 2019-12-13 2022-05-31 Nokia Solutions And Networks Oy Optical line terminal and a method therefor
US11539437B2 (en) 2018-06-18 2022-12-27 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Signal processing apparatus and optical receiving apparatus
US11646798B2 (en) 2020-10-05 2023-05-09 Fujitsu Optical Components Limited Receiving device and receiving method
EP4224881A4 (en) * 2020-09-30 2024-03-27 Zte Corp TLO RECEIVER PARAMETER CONFIGURATION METHOD AND DEVICE, RECORDING MEDIUM AND ELECTRONIC DEVICE

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005005772A (ja) * 2003-06-09 2005-01-06 Sumitomo Electric Ind Ltd 光通信方法と、光通信装置およびそれを用いた光通信システム
JP2006345284A (ja) * 2005-06-09 2006-12-21 Sumitomo Electric Ind Ltd 伝送システムおよび局側装置
JP2009518889A (ja) * 2005-12-01 2009-05-07 アルカテル−ルーセント バーストモード光システムのための適応性プリアンブル調整
JP2009177577A (ja) * 2008-01-25 2009-08-06 Sumitomo Electric Ind Ltd バースト信号受信方法、バースト信号受信装置、局側装置及びponシステム
JP2015088821A (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 日本電信電話株式会社 バースト信号受信方法
JP2015104110A (ja) * 2013-11-28 2015-06-04 富士通株式会社 周波数オフセット推定回路および周波数オフセット推定方法
JP2015220567A (ja) * 2014-05-16 2015-12-07 日本電信電話株式会社 光信号受信装置及び光信号受信方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005005772A (ja) * 2003-06-09 2005-01-06 Sumitomo Electric Ind Ltd 光通信方法と、光通信装置およびそれを用いた光通信システム
JP2006345284A (ja) * 2005-06-09 2006-12-21 Sumitomo Electric Ind Ltd 伝送システムおよび局側装置
JP2009518889A (ja) * 2005-12-01 2009-05-07 アルカテル−ルーセント バーストモード光システムのための適応性プリアンブル調整
JP2009177577A (ja) * 2008-01-25 2009-08-06 Sumitomo Electric Ind Ltd バースト信号受信方法、バースト信号受信装置、局側装置及びponシステム
JP2015088821A (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 日本電信電話株式会社 バースト信号受信方法
JP2015104110A (ja) * 2013-11-28 2015-06-04 富士通株式会社 周波数オフセット推定回路および周波数オフセット推定方法
JP2015220567A (ja) * 2014-05-16 2015-12-07 日本電信電話株式会社 光信号受信装置及び光信号受信方法

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019092100A (ja) * 2017-11-16 2019-06-13 日本電信電話株式会社 光受信装置
JP2019110479A (ja) * 2017-12-19 2019-07-04 日本電信電話株式会社 光受信装置、光送信装置及び周波数オフセット推定方法
WO2019167237A1 (ja) * 2018-03-01 2019-09-06 三菱電機株式会社 空間光通信受信器
JPWO2019167237A1 (ja) * 2018-03-01 2020-06-11 三菱電機株式会社 空間光通信受信器
US11539437B2 (en) 2018-06-18 2022-12-27 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Signal processing apparatus and optical receiving apparatus
JP7308931B2 (ja) 2018-09-10 2023-07-14 華為技術有限公司 データ伝送方法、関連する装置、及びシステム
US11909446B2 (en) 2018-09-10 2024-02-20 Huawei Technologies Co., Ltd. Data transmission method, related apparatus, and system
JP2021536709A (ja) * 2018-09-10 2021-12-27 華為技術有限公司Huawei Technologies Co., Ltd. データ伝送方法、関連する装置、及びシステム
US11509395B2 (en) 2018-09-10 2022-11-22 Huawei Technologies Co., Ltd. Data transmission method, related apparatus, and system
US11350191B2 (en) * 2019-12-13 2022-05-31 Nokia Solutions And Networks Oy Optical line terminal and a method therefor
JPWO2021250759A1 (ja) * 2020-06-08 2021-12-16
US20230246876A1 (en) * 2020-06-08 2023-08-03 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Communication apparatus and communication method
WO2021250759A1 (ja) * 2020-06-08 2021-12-16 日本電信電話株式会社 通信装置及び通信方法
US11956098B2 (en) 2020-06-08 2024-04-09 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Communication apparatus and communication method
EP4224881A4 (en) * 2020-09-30 2024-03-27 Zte Corp TLO RECEIVER PARAMETER CONFIGURATION METHOD AND DEVICE, RECORDING MEDIUM AND ELECTRONIC DEVICE
US11646798B2 (en) 2020-10-05 2023-05-09 Fujitsu Optical Components Limited Receiving device and receiving method

Also Published As

Publication number Publication date
JP6513589B2 (ja) 2019-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6513589B2 (ja) 光通信システム及び通信装置
KR102138731B1 (ko) 공통 공중 무선 인터페이스(cpri) 수동 광 네트워크들(pons)에서의 동기화 에러 감소
US8270843B2 (en) Optical transmission system
US10305621B2 (en) Burst-mode discrete multi-tone for networks
KR101605683B1 (ko) 개선된 주파수 로킹을 갖는 코히어런트 트랜스폰더
KR102402781B1 (ko) 데이터 전송 방법, 관련 장치 및 시스템
Yamazaki et al. 100-Gb/s optical transport network and beyond employing digital signal processing
US7400830B2 (en) Quality monitoring method and apparatus for wavelength division multiplexed optical signal and optical transmission system using the same
US11575448B1 (en) System and methods for coherent burst reception
Koma et al. Wide dynamic range burst-mode digital coherent detection using fast ALC-EDFA and pre-calculation of FIR filter coefficients
US20140010555A1 (en) PON Video Overlay Amplifier Circuit
JP2018195925A (ja) 光送信器、および光通信システム
US10284324B2 (en) Methods and apparatus for multiplexing and demultiplexing signals
JP5759420B2 (ja) 光通信システム及び新規接続端末検出方法
US20220038183A1 (en) Method and apparatus for receiving data
JP6319309B2 (ja) 光受信装置、光伝送システム、光受信方法および光伝送方法
JP6629769B2 (ja) 局側装置及び分散補償方法
US20220103263A1 (en) Method for transmitting data and for optical transceiver
US11128395B2 (en) Receiving an optical signal
EP4354761A1 (en) Point-to-point optical communication via a free space link
KR101688789B1 (ko) 비선형 광전송 시스템을 위한 광신호대 잡음비 추정 방법 및 장치
Swain et al. Improved timing synchronization for long-haul transmission at 100 Gbps over 80 WDM channels
JP2020136791A (ja) 光通信装置、及び制御方法
Mickelsson et al. Challenges and opportunities for migration towards 10GPON
Koma et al. Wide dynamic range reception of TDM-based DCO-OFDM signals using optical domain power equalization and symmetrical clipping techniques

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190306

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190410

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6513589

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150