JP2017152050A - アクセスコントロールシステム - Google Patents

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正憲 安武
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Abstract

【課題】認証のためだけの特別の装置などを使用することなく、通行を許可する人のみを通過させることができる顔認証によるアクセスコントロールシステムを提供することである。【解決手段】本発明に係るアクセスコントロールシステムにおいては、登録情報DB300により予め顔画像データ352および特定画像データ353が記録される。そして、認証部100により撮像された画像データに基づいて認証が行われる。認証部100は、登録情報DB300に記録された登録顔画像データ352および特定画像データ353と、撮像部410により撮像された顔の画像データと、撮像部410により撮像された当該顔の画像データとは別の特定画像データとに基づいて比較判定し、認証を行うものである。【選択図】図4

Description

本発明は、アクセスコントロールシステムに関する。
従来から、顔認証によるアクセスコントロールシステムが知られている。
特許文献1には、顔照合機、ドア制御装置、顔照合方法及びドア制御方法について開示されている。
特許文献1記載の顔照合機では、予め人物の少なくとも顔を含む画像が登録顔画像として登録されている登録手段と、第1の撮影範囲の画像を撮影する第1の撮影手段と、第1の撮影範囲とは異なる第2の撮影範囲の画像を撮影する第2の撮影手段と、第1の撮影範囲内或は第2の撮影範囲内に存在する人物を検知する検知手段と、この検知手段により人物の存在を検知した際に、第1の撮影手段により撮影した画像から少なくとも顔を含む画像を顔画像として検出する顔検出手段と、この顔検出手段により第1の撮影手段で撮影した画像から顔画像が検出された場合、顔検出手段により検出した顔画像と登録手段に登録
されている登録顔画像との照合処理を行う照合手段と、前記顔検出手段により第1の撮影手段で撮影した画像から顔の画像が検出されなかった場合、第2の撮影手段で第2の撮影範囲の画像を撮影し、顔検出手段により第2の撮影手段で撮影した画像から少なくとも顔を含む画像を検出して照合手段により登録顔画像との照合処理を行う処理手段と、を有することを特徴とするものである。
特開2004−126778号公報
特許文献1記載の顔照合機、ドア制御装置、顔照合方法及びドア制御方法では、顔認証(顔照合)の一致度(どれぐらい似ていれば同一人物であると判定するかという閾値)を上げると本来通行したい人(あらかじめ登録された人)も通れないという問題が生じ、顔認証(顔照合)の一致度を下げると本来通行させたくない人(あらかじめ登録されていない人)も通れてしまうという問題が生じる可能性が高くなる。
また、逆にあらかじめ登録されている人を通行させず、登録されていない人を通行させたい場合、例えば特別養護老人ホームなどで徘徊の恐れがある人をあらかじめ登録しておき、その人だけでは通行させないような場合では、顔認証(顔照合)の一致度を上げると本来通行させたくない人(あらかじめ登録された人)が通行できてしまい、顔認証(顔照合)の一致度を下げると本来通行させたい人(あらかじめ登録されていない人)が通行できなくなってしまう。
そこで、本発明の目的は、認証のためだけの特別の装置などを使用することなく、通行を許可する人のみを通過させることができる顔認証によるアクセスコントロールシステムを提供することである。
(1)
一局面に従うアクセスコントロールシステムは、予め人の顔を撮像した顔画像データおよび予め前記顔画像データとは異なるものを撮像した特定画像データを記録する記録部と、撮像装置により撮像された通行者の画像データに基づいて認証を行う認証部とを備え、認証部は、記録部に記録された顔画像データと、撮像部により撮像された通行者の顔の画像データとを比較し、通行可と判断されるとき、更に記録部に記録された特定画像データと、撮像部により追加撮像された画像データとが所定の同一性の範囲にある場合にのみ通行者の通行を許可するように構成されたものである。
この場合、撮像された顔の画像データおよび記録部に記録された顔画像データの一致と、撮像された特定画像データおよび記録部に記録された特定画像データの一致とを確認するので、顔画像データのみの判定と比較して、あらかじめ登録されている人のみを通過させたい場合においては、顔認証の一致度を上げることなく(本来通行させたい人が通行できない可能性を低くできる)、また認証のためだけの特別の装置などを使用することなく、総合的にセキュリティレベルを上げることができる。逆にあらかじめ登録されている人を通過させたくない場合においては、顔認証の一致度を下げることなく(本来通行させたくない人が通行できる可能性を低くできる)、また認証のためだけの特別の装置などを使用することなく、総合的にセキュリティレベルを上げることができる。
(2)
第2の発明に係るアクセスコントロールシステムは、一局面に従うアクセスコントロールシステムにおいて、通行者に報知を行う報知部をさらに備え、認証部は、記録部に記録された顔画像データと、撮像部により撮像された通行者の顔の画像データとを比較し、通行可と判断されるとき、報知部により特定画像データを撮像しようとしていることを報知させ、報知後に、追加撮像するものである。
この場合、特定画像を撮像するタイミングがいつなのかを通行者が知ることができるため、特定画像の撮像に何度も失敗することが無く、通行可能な者はストレス無く通行することができるようになる。
(3)
第3の発明に係るアクセスコントロールシステムは、一局面に従うアクセスコントロールシステムまたは第2の発明に係るアクセスコントロールシステムにおいて、記録部は、特定画像データを複数記録保持し、認証部は、追加撮像された1つの画像データと記録部に複数記録された特定画像データのうちいずれか1つとが、所定の同一性の範囲にある場合にのみ通行者の通行を許可するように構成されたものである。
この場合、いずれか1つの特定画像で認証できるので、セキュリティレベルを下げることなく、利便性を上げることができる。
(4)
第4の発明に係るアクセスコントロールシステムは、一局面に従うアクセスコントロールシステムまたは第2の発明に係るアクセスコントロールシステムにおいて、記録部は、特定画像データを複数記録保持し、認証部は、追加撮像された複数の画像データと記録部に複数記録された特定画像データの全部とが、所定の同一性の範囲にある場合にのみ通行者の通行を許可するように構成されたものである。
この場合、複数の特定画像すべてで判断するため、枚数が多くなればなるほどセキュリティレベルを上げることができる。
第1の本実施の形態にかかる認証部を用いたアクセスコントロールシステムの構成の一例を示す模式図である。 自動ドアの一例を示す模式的説明図である。 自動ドアの一例を示す模式的説明図である。 登録情報DBに記録された登録画像データの構成の一例を示す模式図である。 登録情報DBに記録される特定画像データの一例を示す図である。 認証部の動きの一例を説明するためのフローチャートである。 登録情報DBに記録された登録画像データの構成の他の例を示す模式図である。 登録情報DBに記録される特定画像データの一例を示す図である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明に係る実施の形態について図面を用いて説明する。本実施の形態においては、認証部100を用いたアクセスコントロールシステム500を要介護者の施設の出入口に備えた場合について説明する。
すなわち、要介護者の施設において、施設外に通行可能か否かを認証部100により認証を行う場合について説明を行う。
(アクセスコントロールシステムの構成)
まず、図1は第1の本実施の形態にかかる認証部100を用いたアクセスコントロールシステム500の構成の一例を示す模式図である。
図1に示すように、アクセスコントロールシステム500は、主に認証部100、撮像部410、報知部420および自動ドア400を含む。
自動ドア400は、ドア401、自動ドア開閉制御部450および駆動部451を含む。以下、各部の詳細について説明を行う。
(認証部の概略構成)
図1の認証部100は、顔認証部200、特定画像認証部210および登録情報データベース(以下、登録情報DBと略記する)300を含む。
なお、図1に示すように、認証部100の最低限の構成は、顔認証部200、特定画像認証部210および登録情報DB300からなり、認証部100の通常の構成においては、撮像部410および報知部420のいずれか一方または両方を含んでもよい。
図1の認証部100は、CPU(中央制御処理装置)、ROM(リードオンリメモリ)およびRAM(ランダムメモリ)等を備えたマイクロコンピュータからなる。
認証部100の顔認証部200は、ROMに記録された後述するプログラムに応じて、主に撮像部410から与えられた撮像データを受信し、当該受信した撮像データと、顔認証部200において登録情報DB300に記録された登録顔画像データ352(図3参照)と比較判定する。
また、認証部100は、報知部420への報知指示を行う。さらに、認証部100の特定画像認証部210は、報知部420への報知指示等を行った後、撮像部410から与えられた撮像データを受信し、当該受信した撮像データと、特定画像認証部210において登録情報DB300に記録された特定画像データと比較判定する。認証部100は、所定の条件が満たされた場合に、自動ドア開閉制御部450へ自動ドア400のロックを解除して開動作するよう信号出力を行う。
(自動ドアの構成)
図2および図3は、自動ドア400の一例を示す模式的説明図である。
図2および図3に示すように、自動ドア400は、施設内ISおよび施設外OSを区画する自動ドア装置からなる。
図3に示すように、本実施の形態に係る自動ドア400では、壁面に沿って2枚のドア401が水平方向にスライド移動できるよう配設されている。
自動ドア400においては、自動ドア開閉制御部450からの指示に基づいて駆動部451が駆動し、ドア401の開動作または閉動作が行われる。
自動ドア400は、開動作が行われることにより、出入口が開放され、人の通行が可能になる。一方、閉動作が行われることにより、出入口が閉鎖され、人の通行が不能となる。
なお、本実施の形態における駆動部451は、ベルトドライブ方式であり、無目内に収納され、主に、モータ、モータドライバ、無端ベルトおよびドアハンガから構成されている。
自動ドア開閉制御部450からモータドライバにモータ駆動信号が送信されると、モータが駆動して無端ベルトが周回運動する。ドアハンガは、無端ベルトとドアとを連結している。その結果、自動ドア400のドア401が、無端ベルトの周回に伴って壁面に沿って平行な方向(図2矢印Hの方向)に往復移動する。
(撮像部)
続いて、撮像部410は、図2および図3に示すように、自動ドア400の施設内の中央部に設けられたタッチセンサ内に内蔵される。
その結果、図3に示すように、撮像部410は、自動ドア400の施設内IS側にいる人物THを撮像することができる。
撮像部410は、いわゆるCCDイメージセンサカメラであって、数ミリ秒から数十ミリ秒程度の間隔で撮像領域の静止画像を撮像し、その静止画像データを順次、認証部100に送信する。
なお、撮像部410の撮像領域は、図3の破線で示すように、施設内ISの自動ドア400の近傍に人物THが立っている場合において、その人物THの顔から足元までが写るように設定される。
(報知部)
次いで、報知部420は、図2に示すように、自動ドア400の施設内の中央部に設けられたタッチセンサ内に内蔵された液晶画面からなる。報知部420は、自動ドア400のドア401の前にいる人物に対して、『特定画像を提示してください』を提示させることができる。
なお、本実施の形態においては、液晶画面からなることとしたが、これに限定されず、7セグメント表示、LED表示、EL表示、その他任意の表示装置からなってもよい。また、自動ドア400の施設内の中央部に設けられたタッチセンサ内に内蔵させることとしたが、これに限定されず、別途表示部を設けて表示させてもよい。さらに、視覚的な報知に限定されず、ブザーなどの音響のほか音声等の聴覚的な報知であってもよく、更には触覚的、嗅覚的な報知装置であってもよい。
(登録情報DB)
次に、図4は、登録情報DB300に記録された登録画像データ350の構成の一例を示す模式図である。図1の登録情報DB300は、予め図4に示す登録画像データ350を保持し、登録画像データテーブルとして記録する。
また、図5は、登録情報DB300に記録される特定画像データ353の一例を示す図である。
図4に示すように、登録画像データ350は、認証を行う特定者毎のデータからなる。本実施の形態において、通行を許可された人物、例えば、所定の施設における100名の職員等が存在した場合、各職員毎にID001,〜,ID100までのID番号が割り付けられる。
図4の特定者ID001のデータ351には、登録顔画像データ001−01,〜,001−15までが関連付けされている(図4の符号352)。
例えば、登録顔画像データ001−01には、特定者ID001の正面からの顔画像が記録されており、登録顔画像データ001−02には、特定者ID001の正面からすこし左にずれた顔画像が記録されており、登録顔画像データ001−03には、特定者ID001の正面からすこし右にずれた顔画像が記録されており、登録顔画像データ001−04には、特定者ID001の正面からすこし上にずれた顔画像が記録されており、登録顔画像データ001−05には、特定者ID001の正面からすこし下にずれた顔画像が記録されている。同様に、登録顔画像データ001−06,〜,001−15についても
わずかに異なる特定者の画像が記録されている。
また、特定者ID001には、特定画像データ101−01,101−02が関連付けされている(図4の符号353)。
当該特定画像データ101−01には、特定者ID001の手のサイン等が記録されている。
例えば、図5(a)に示すように、特定者ID001の特定画像データ353−101−01には、グッドを意味する手のサインの画像が記録され、図5(b)に示すように、特定者ID001の特定画像データ353−101−02には、ピースを意味する手のサインの画像が記録される。
(認証装置のフローチャート)
図6は、認証部100の動きの一例を説明するためのフローチャートである。
まず、認証部100は、撮像部410から撮像データを受信する(ステップS1)。そして、認証部100の顔認証部200は、撮像データが登録情報DB300に記録された登録画像データ350と一致するか否か(所定の同一性の範囲内にあるか否か)を判定する(ステップS2)。ここでステップS2における顔認証の処理について簡略に説明を行う。
(顔認証処理の概略)
認証部100の顔認証部200は、撮像部410から送られてくる撮像データを背景画像データと比較して輝度調整を行った後、撮像データと背景画像データとが一致する場合、何ら処理を行わない。
一方、撮像データが背景画像データと異なる場合、所定時間、パターン認識技術によりその撮像データから顔画像の検出を繰り返し試みる。
ここで、認証部100の顔認証部200は、所定時間の間、繰り返し顔画像の検出を実施し、登録された登録顔画像データ001−01,〜,100−15と比較を行う。以上のようにして、認証部100の顔認証部200は、顔認識処理を実施する。
上記のステップS2の処理において、撮像データが登録情報DB300に記録された登録画像データ350の登録顔画像データ352と一致すると判定した場合(ステップS2のYes)、認証部100は、報知部420に特定画像の提示を報知させる(ステップS3)。例えば、認証部100の指示に応じて報知部420は、表示部に『特定画像を提示してください』と表示させる。
ここで、通行者は、特定画像を提示する。そして、認証部100は、撮像部410から特定画像の撮像データを受信し、認証部100の特定画像認証部210は、特定画像の撮像データが登録情報DB300に記録された登録画像データ350の特定画像データ353と一致するか否かを判定する(ステップS4)。ここでステップS4における特定画像認証の処理について簡略に説明を行う。
(特定画像認証処理の概略)
認証部100の特定画像認証部210は、撮像部410から送られてくる撮像データを背景画像データと比較して輝度調整を行った後、撮像データと背景画像データとが一致する場合、何ら処理を行わない。
一方、撮像データが背景画像データと異なる場合、所定時間、パターン認識技術によりその撮像データから特定画像の形状の検出を繰り返し試みる。
ここで、認証部100の特定画像認証部210は、所定時間の間、繰り返し特定画像の形状の検出を実施し、登録された特定画像データ101−01,02と比較を行う。以上のようにして、認証部100の特定画像認証部210は、特定画像認識処理を実施する。
具体的に、認証部100の特定画像認証部210は、登録画像データ350の特定画像データ101−01,02のいずれか一方と一致するか否かの判定を行う。
ステップS4の処理において、認証部100の特定画像認証部210は、特定画像の撮像データが記録された特定画像データ101−01,02のいずれか一方と一致すると判定した場合(ステップS4のYes)、認証部100は、自動ドア開閉制御部450に自動ドア開動作の指示を行う(ステップS5)。
一方、ステップS2の処理およびステップS4の処理において登録情報DB300に記録されたデータと、一致しないと判定された場合、すなわち、例えば通行しようとしている人物が被介護者であり自動ドア400を通行させてはいけない場合、認証部100は、自動ドア開閉制御部450に自動ドア閉動作の指示を行う(ステップS6)。
なお、自動ドア400が閉の状態である場合には、閉状態を維持するよう指示を行う。
以上のように、認証部100においては、撮像された顔の画像データおよび登録情報DB300に記録された登録顔画像データ352の一致と、撮像された特定画像データおよび登録情報DB300に記録された特定画像データ353の一致とを確認するので、登録顔画像データ352のみの判定と比較して、顔認証処理の閾値(同一か否かを判断するための閾値)を上げることなく、かつ認証のためだけの特別な装置を用いることなく総合的にセキュリティレベルを上げることができる。そして、当該認証部100を用いたアクセスコントロールシステム500では、顔認証処理の閾値を上げることなく、総合的に特定
人物の認証レベルを上げて通行許可すべき人物の通行を許可することができる。
すなわち、第1の実施の形態においては、通行を許可すべき人物の顔の登録顔画像データ352が登録情報DB300に記録されている。したがって、通行を許可すべき人物の顔認証処理の閾値を上げると、本来通行を許可すべき人物が通れなくなるという問題があったが、第1の実施の形態にかかる認証部100においては、顔認証処理の閾値を上げずに複数の登録顔画像データ352に基づいて、顔認証処理を行い、その後、複数の特定画像データ353の認証を行うので、本来通行を許可すべき人物は、特定画像の認証により自動ドア400が開き、通行することができる。一方、本来通行を許可されていない人物
は、特定画像の認証を行うことができないため、自動ドア400が開かず、通行することができない。
また、図5に示すように、特定画像認証処理において、人物THのピースサインまたはグッドサインにより判定することができるので、ICカード等の認証のためだけの物品を別途所持する必要がない。
なお、第1の実施の形態においては、人物THのピースサインまたはグッドサインを特定画像データ353として記録することとしているが、これに限定されず、特別な顔の状態、笑い顔、目瞑り顔、足、おなか、ひじ等、任意の身体の画像であってもよい。
また、複数記録された中の1個の特定画像データ353と一致する場合に特定画像認証処理が一致したと判定させることとしたが、これに限定されず、複数の特定画像と一致する場合に、特定画像認証処理が一致したと判定させてもよい。この場合は、セキュリティレベルを更に高めることができる。
(第2の実施の形態)
続いて、本発明に係る第2の実施の形態について説明を行う。以下、第2の実施の形態において、主に、第1の実施の形態と異なる点について説明し、第1の実施の形態と同一の構成については、説明を繰り返さないものとする。
(登録情報DB)
図7は、登録情報DB300に記録された登録画像データ360の構成の他の例を示す模式図である。登録情報DB300は、予め図7に示す登録画像データ360を保持し、登録画像データテーブルとして記録する。
また、図8は、登録情報DB300に記録される共通特定画像データ363の一例を示す図である。
図7に示すように、登録画像データ360は、認証を行う特定者毎のデータからなる。本実施の形態においては、例えば、所定の施設において、100名の被介護者が存在した場合、各被介護者毎にID001,〜,ID100までのID番号が割り付けられる。
図7の特定者ID001のデータ361には、登録顔画像データ001−01,〜,001−15までが関連付けされている(図7の符号362)。
例えば、登録顔画像データ001−01には、特定者ID001の正面からの顔画像が記録されており、登録顔画像データ001−02には、特定者ID001の正面からすこし左にずれた顔画像が記録されており、登録顔画像データ001−03には、特定者ID001の正面からすこし右にずれた顔画像が記録されており、登録顔画像データ001−04には、特定者ID001の正面からすこし上にずれた顔画像が記録されており、登録顔画像データ001−05には、特定者ID001の正面からすこし下にずれた顔画像が記録されている。同様に、登録顔画像データ001−06,〜,001−15についても
わずかに異なる特定者の画像が記録されている。
また、図7に示すように、登録画像データ360には、共通特定画像データ363が関連付けされている。
当該共通特定画像データ363には、例えば、当該施設における従業員証または入館許可証等を予め撮像した画像データが記録されている。
(認証装置のフローチャート)
図8は、認証部100の動きの一例を説明するためのフローチャートである。
まず、認証部100は、撮像部410から撮像データを受信する(ステップS11)。そして、認証部100の顔認証部200は、撮像データが登録情報DB300に記録された登録画像データ360の登録顔画像データ362と一致するか否かを判定する(ステップS12)。
ステップS12の処理において、撮像データが登録情報DB300に記録された登録画像データ360と一致しないと判定した場合(ステップS12のNo)、認証部100は、報知部420に共通特定画像の提示を報知させる(ステップS13)。例えば、認証部100の指示に応じて報知部420は、LEDを数回点滅させる。
ここで、通行者は、共通特定画像を提示する。すなわち、通行者は、予め定められた物品(従業員証または入館許可証。これらは認証のためだけの物品ではなく、従業員証なら従業員であることを、入館許可証であれば入館を許可されたものであることを周囲の者に知らしめるものであり、人の目によるセキュリティ性を確保する役目もある。)またはハンドサイン等を撮像部410の前に提示する。
そして、認証部100は、撮像部410から共通特定画像の撮像データを受信し、認証部100の特定画像認証部210は、特定画像の撮像データが登録情報DB300に記録された登録画像データ360の共通特定画像データ363と一致するか否かを判定する(ステップS14)。
ステップS14の処理において、認証部100の特定画像認証部210は、共通特定画像の撮像データが記録された共通特定画像データ363と一致すると判定した場合(ステップS14のYes)、認証部100は、自動ドア開閉制御部450に自動ドア開動作の指示を行う(ステップS15)。
一方、ステップS12の処理において登録情報DB300に記録された登録顔画像データ362に一致すると判定された場合、または、ステップS14の処理において登録情報DB300に記録された共通特定画像データ363と一致しないと判定された場合は、すなわち、被介護者であり自動ドア400を通行させてはいけない場合に該当する。したがって、認証部100は、自動ドア開閉制御部450に自動ドア閉動作の指示を行う(ステップS16)。なお、自動ドア400が閉の状態である場合には、閉状態を維持するよう指示を行う。
以上のように、第2の実施の形態に係る認証部100においては、撮像された顔の画像データおよび登録情報DB300に記録された登録顔画像データ362が一致しないことと、撮像された共通特定画像データおよび登録情報DB300に記録された共通特定画像データ363の一致とを確認するので、顔画像データのみの判定と比較して、顔認証処理の閾値を上げることなく総合的に特定人物の認証レベルを上げることができる。
そして、当該認証部100を用いたアクセスコントロールシステム500では、顔認証処理の閾値を上げることなく、総合的にセキュリティレベルを上げて通行許可すべき人物の通行を許可することができる。
すなわち、第2の実施の形態においては、通行を許可しない人物の顔の登録顔画像データ362が登録情報DB300に記録されている。したがって、顔認証処理の閾値を上げると、本来通行を許可しない人物が顔認証処理で一致しないと判定され、自動ドア400を通行でき、逆に閾値を下げると、本来通行を許可すべき人物が顔認証処理で一致すると判定され、自動ドア400を通行できないという問題があったが、第2の実施の形態に係る認証部100においては、顔認証処理の閾値を上げずに複数の登録顔画像データ362に基づいて、顔認証処理を行い、その後、共通特定画像データ363の認証を行うので、
本来通行を許可すべき人物は、共通特定画像データ363の認証により自動ドア400が開き、通行することができる。一方、本来通行を許可されていない人物は、共通特定画像データ363の認証を行うことができないため、自動ドア400が開かず、通行することができない。
なお、上記第1および第2の実施の形態において、認証部100は、マイクロコンピュータからなることとしているが、これに限定されず、シーケンサまたはパーソナルコンピュータ、これらの組み合わせであってもよい。また、駆動部451は、ベルトドライブ方式であることとしているが、これに限定されず、リニア駆動方式であってもよい。
また、撮像部410は、CCDイメージセンサカメラからなることとしているが、これに限定されず、CMOSカメラであってもよく、さらに夜間用カメラであってもよく、他の任意の装置、例えば、夜間用照明を備えたカメラであってもよい。
さらに、撮像部410は、カメラ内蔵型タッチセンサに内蔵させることとしたが、これに限定されず、自動ドア400の無目近傍に設けてもよく、他の任意の位置に設けてもよい。
また、本実施の形態においては、両開きの自動ドア400を例示したが、これに限定されず、他の任意の開閉装置、例えば、引き戸であってもよく、開き戸等にも適用することができる。また、電気錠が設けられていても良い。更に、自動ドアの代わりに、手動のドアと電気錠との組み合わせで、ドアを開動作可能としたり、不能としたりしても良い。
本発明においては、登録顔画像データ352,362が顔画像データに相当し、特定画像データ353、共通特定画像データ363が特定画像データに相当し、登録情報DB300が記録部に相当し、認証部100、顔認証部200、特定画像認証部210が認証部に相当し、撮像部410が撮像部に相当し、報知部420が報知部に相当し、自動ドア400が自動ドアに相当し、アクセスコントロールシステム500がアクセスコントロールシステムに相当する。
本発明の好ましい一実施の形態は上記の通りであるが、本発明はそれだけに制限されない。本発明の精神と範囲から逸脱することのない様々な実施形態が他になされることは理解されよう。さらに、本実施形態において、本発明の構成による作用および効果を述べているが、これら作用および効果は、一例であり、本発明を限定するものではない。
100 認証部
200 顔認証部
210 特定画像認証部
300 登録情報DB
352,362 登録顔画像データ
353 特定画像データ
363 共通特定画像データ
400 自動ドア
410 撮像部
420 報知部
500 アクセスコントロールシステム

Claims (4)

  1. 予め人の顔を撮像した顔画像データおよび予め前記顔画像データとは異なるものを撮像した特定画像データを記録する記録部と、
    撮像装置により撮像された通行者の画像データに基づいて認証を行う認証部とを備え、
    前記認証部は、
    前記記録部に記録された顔画像データと、前記撮像部により撮像された通行者の顔の画像データとを比較し、
    通行可と判断されるとき、更に前記記録部に記録された特定画像データと、前記撮像部により追加撮像された画像データとが所定の同一性の範囲にある場合にのみ通行者の通行を許可するように構成されたことを特徴とするアクセスコントロールシステム。
  2. 通行者に報知を行う報知部をさらに備え、
    前記認証部は、
    前記記録部に記録された顔画像データと、前記撮像部により撮像された通行者の顔の画像データとを比較し、通行可と判断されるとき、
    前記報知部により特定画像データを撮像しようとしていることを報知させ、
    当該報知後に、前記追加撮像することを特徴とする請求項1記載のアクセスコントロールシステム。
  3. 前記記録部は、前記特定画像データを複数記録保持し、
    前記認証部は、前記追加撮像された1つの画像データと前記記録部に複数記録された特定画像データのうちいずれか1つとが、所定の同一性の範囲にある場合にのみ通行者の通行を許可するように構成されたことを特徴とする、請求項1または2に記載のアクセスコントロールシステム。
  4. 前記記録部は、前記特定画像データを複数記録保持し、
    前記認証部は、前記追加撮像された複数の画像データと前記記録部に複数記録された特定画像データの全部とが、所定の同一性の範囲にある場合にのみ通行者の通行を許可するように構成されたことを特徴とする、請求項1または2に記載のアクセスコントロールシステム。
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