JP2006146359A - 個人認証装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 顔面認証用のカメラ10に接続された画像処理ユニット20と車両側コントローラ30の制御によって、顔面認証の一致度が予め設定された判定困難範囲(グレーゾーン)内である場合には、顔面認証とは異なる別認証を行う。別認証は、顔面認証と同じカメラ10により撮影された画像中の手画像のデータ(手の態様により決まる数)を読み取り、この手画像のデータと予め登録されたデータとを比較し、これらデータが一致していると、被認証者が本人であると判定するものとする。
【選択図】 図1
Description
顔面認証のメリットは、ユーザがカメラに顔を向けるだけで容易に認証が可能であることが最大のメリットで、これに対して、他のバイオメトリックス認証では以下のような問題がある。
まず、網膜パターン認証の場合、認証装置のカメラ部の極めて近くに目をもって行く必要があるため、装置の設置高さによっては、無理な姿勢を強いられることも考えられる。また、特定の人に合せた場合、体格の異なる人が使用する際には再調整を行う必要を生じる。
次に、指紋照合の場合、冬季において手袋をしている場合に外す必要がある。また、両手に荷物を持っている場合、一旦荷物を置く必要があり、雨天の場合に特に問題となる。
例えば、特許文献1には、顔面認証時に常に暗証番号の入力を求める顔形判別装置が記載されている。
また特許文献3には、顔面認証結果がNG(不認証)であった場合に、アクション番号とともに入力される顔表情変化を検出し、その変化とあらかじめ登録された変化とを比較して照合するID判別装置が開示されている。
まず、特許文献1や特許文献2の構成では、常に暗証番号の入力を求められるため、冗長であり、顔面認証の良さが失われるという問題があった。
というのは、常に顔による認証の信頼性が低いわけではなく、照合するために登録されている顔に関する情報と、承認のために撮影した画像から抽出した顔に関する情報が極めて高く一致した場合に、更に暗証番号などの重複した認証をすることは冗長と言える。また逆に、登録されている画像のいずれとも一致しない場合に、単純に暗証番号などの第二の認証を行うことは、むしろ、認証装置としての信頼性を低下させることとなる。つまり、暗証番号による認証のみを行っているのと同等であるため、第一の認証である顔認証の存在価値がないからである。
そこで本発明は、カメラによる顔面認証を基本とする個人認証装置であって、冗長な二重認証をともなうことなく、認証の容易性や信頼性が確保された個人認証装置を提供することを目的としている。
認証用顔面データを登録しておく顔面認証データ記憶手段と、
前記カメラにより撮影した前記画像から得られた顔面データと前記顔面認証データ記憶手段に登録された認証用顔面データとを比較して顔面認証(顔面の画像による個人認証)を行う顔面認証処理手段と、を備えた個人認証装置において、
前記顔面認証処理手段は、前記顔面認証の一致度が予め設定された判定困難範囲(即ちグレーゾーン)を超える場合には、被認証者が前記認証用顔面データに対応する本人であると判定し、前記一致度が前記判定困難範囲に達しない場合には、被認証者が前記認証用顔面データに対応する本人でないと判定し、
前記一致度が前記判定困難範囲内である場合には、被認証者に別認証を要求する報知を行なう別認証報知手段と、
この別認証報知手段による報知が行なわれた後に、前記別認証を行う別認証処理手段とを設けたものである。
即ち、顔面認証の一致度が判定困難範囲を超えたときには、別認証を行わずに認証合格と判定するため、ユーザは別認証のためのデータ入力をすることなく、極めて容易に認証を受けることができる。また、顔面認証の一致度が判定困難範囲に達しないときには、別認証を行わずに認証不合格と判定するため、別認証のみによって不正に認証を受けることが不可能となり、顔面認証の防犯性の高さが発揮できる。このため、顔面認証の存在価値が十分にあり、顔面認証の良さが最大限に発揮される(従来技術のように実質的に暗証番号入力のみと同等であるということには全くならない)。
なお、本発明の好ましい態様として、別認証用データを登録しておく別認証データ記憶手段を備え、前記別認証が、前記カメラにより撮影された画像中に含まれる手画像のデータを読み取り、この手画像のデータと前記別認証データ記憶手段に登録された別認証用データとを比較し、これらデータが一致していると、被認証者が前記認証用顔面データに対応する本人であると判定し、前記手画像のデータが読み取れないか前記データが一致していないと、被認証者が前記認証用顔面データに対応する本人でないと判定する態様であってもよい。この態様によれば、別認証が、顔面認証用のカメラに手画像を入力することによる手画像のデータに基づいて行われるものであり、基本の認証と別認証で同じ入力手段(カメラ)を用いるため、費用、設置場所などに無駄がなく、大型化やコスト増をともなうこともない。
また、上記数のデータは、原理的には一桁の数でもよいが、高い防犯性を確保するためには、被認証者一人に対して所定の順番で複数設定され、被認証者固有の暗証番号を構成している態様が好ましい。
本例は、車両のユーザ(被認証者)の個人認証を行なう個人認証装置を含むスマートエントリシステムであり、図1〜図8により説明する。図1は、個人認証装置を含むシステム構成を示すブロック図である。図2〜5は、システムの機能や動作を示すPAD(問題分析図)である。図6〜8は、手画像として入力する手の態様例を示す図である。なお、スマートエントリシステムは、キーレスエントリーシステムの発展型であり、リモコン操作をしなくても個人認証した上で自動解錠や自動施錠を行うシステムである。そして本例は、施錠されている車両に乗り込もうとしている人を、基本的に顔面認証により個人認証し、登録されている人だと認証された場合に、自動解錠するシステムである。
ここで、カメラ10と画像処理ユニット20と車両側コントローラ30は、本発明の個人認証装置を構成する。また、画像処理ユニット20と車両側コントローラ30は、本発明の顔面認証処理手段や別認証処理手段を構成する。また、画像処理ユニット20や車両側コントローラ30と例えば表示装置4は、本発明の別認証報知手段を構成する。
また、スマートエントリコントローラ3は、例えば次のようなスマートエントリのための機能を有するコントローラである。即ち、近接センサ2が検出信号(トリガ信号)を出力すると、ユーザが携帯する携帯機に対してリクエスト信号を送信し、この返信として携帯機から送信されたデータ中の暗証コードを予め登録されたものと比較して、一致すれば適正な携帯機を持つ適正なユーザであるとして、解錠装置1を駆動して車両のドアを自動解錠する制御を実行する機能を有していてもよい。但し本システムでは、カメラ10等よりなる個人認証装置によって、携帯機を持たないユーザもエントリ可能である。
また画像処理ユニット20は、マイクロコンピュータ(以下、マイコンという)を構成するCPU21、ROM22、及びRAM23と、記憶手段24と、カメラインターフェース25とを備える。記憶手段24は、読み出し書き込み消去可能な不揮発性の記憶手段(例えば、EEPROMなどの半導体メモリ又はハードディスク)よりなり、本発明の顔面認証データ記憶手段と別認証データ記憶手段に相当する。この記憶手段24には、予めその車両の各ユーザの顔面画像を少なくとも1枚登録しておく。カメラインターフェース25は、カメラ10と上記マイコン間の信号の入出力を行なう回路である。
また車両側コントローラ30は、マイコンを構成するCPU31、ROM32、及びRAM33を備える。この車両側コントローラ30のマイコンと、画像処理ユニット20のマイコンは、コマンド(指令)やデータの授受が可能となるように接続されている。
画像処理ユニット20は、起動すると、図2(a)に示すように、まずステップS1で、車両側コントローラ30からの信号を監視し、車両側コントローラ30から顔面認証処理を指令するコマンドが入力されると、ステップS2に進んで顔面認証処理を行い、車両側コントローラ30から暗証番号入力処理を指令するコマンドが入力されると、ステップS3に進んで暗証番号入力処理を実行する。なお、省エネ(バッテリ消耗抑制)の観点から、上記指令がいずれも入力されない状態では、画像処理ユニット20はいずれの処理も実行せずに待機し、カメラ10による撮影を行わない。
即ち、まずステップS4で、カメラ10による撮影を行い、得られた画像中の顔領域を検出して、ステップS5に進む。なお、顔領域が検出できない場合には、認証不成立の信号を車両側コントローラ30に送信し、この顔面認証処理を終了する。次にステップS5では、器官抽出(顔領域中の目や鼻の部分の抽出)を行い、次いでステップS6では、器官抽出結果に基づいて顔画像の特徴点を顔面データとして求める。なお、この特徴抽出に必要な顔領域の検出、器官抽出、特徴点の算出などの処理としては、周知の方法(一般的なパターンマッチング法、グラフを用いる方法など)が使用できるので、説明を省略する。
次いでステップS8では、上記一致度が所定のしきい値を越えたもののうち、最も一致度が高い認証用顔面データに対応する個人を特定する。次にステップS9で、その一致度とその個人(車に乗り込もうとする者)の情報を車両側コントローラ30に返信し、その後顔面認証処理を終了してステップS1に戻る。なお、上記一致度が所定のしきい値を越えるものがなかった場合には、認証不成立の信号を車両側コントローラ30に返信する。
処理が開始されると、まずステップS11で、暗証番号入力開始であることを被認証者に報知するために、例えば表示装置4を用いて暗証番号入力開始であることを示す文字表示などを実行する。なお、この報知方法としては、音や光など方法を特に制限されるものではなく、暗証番号入力開始であることが伝えられればそれで足りる。例えば、駐車中に稼働している防犯装置のLED(図示省略)の点滅を、暗証番号入力である旨を伝える特定のパターンで点滅させても良い。
その後、ステップS13では、数値バッファが−1になるまで、ステップS14〜S20を繰り返し実行する。即ち、ステップS20の処理が終了すると、数値バッファの数値を読み取り、数値バッファの値が−1ならステップS13を終了し、数値バッファの値が−1でない場合にはステップS14に戻って処理を繰り返す。
次にステップS15では、カメラ10による撮影動作(静止画をキャプチャする動作)を実行し、その後のステップS16で、前述の報知動作(手画像の入力タイミングを知らせる動作)を停止する(例えば、前記LEDを消灯させる)。なお、カメラ10による撮影は、前述の報知動作(例えば、前記LEDの点灯)を開始した後、所定の時間間隔(被認証者が所定の態様で手をカメラに向ける動作が確実に完了するのを待つための十分な時間)をおいて行うことが望ましい。
次にステップS18では、図4に示すステップS21〜S24の手画像の検出及び読み取り処理(後述する)を2回繰り返した後、ステップS19に進む。なお、2回繰り返すのは、両手による暗証番号のデータ入力を可能とするためである。
次にステップS19では、数値バッファの値を読み取り、数値バッファの値が0以上なら図4に示すステップS25を実行した後にステップS20に進み、数値バッファの値が0未満ならステップS25を実行しないでステップS20に進む。
そしてステップS20では、手画像の入力(暗証番号1桁分の入力)が終了したことを被認証者に報知して所定時間待機するために、例えば前記LEDを所定時間だけ点灯又は点滅させる。なお、この報知方法も、音や光など方法を特に制限されるものではない。
また、前記終了マークに対応する手のパターン例としては、例えば親指だけを伸ばした態様があり得る。
なお、図6(b)に示す態様(親指と小指を伸ばした態様)は、通常使用しない手のパターンであるが、前記データが2である場合の手のパターンとしてもよいし、前記終了マークに対応する手のパターンとしてもよい。
また本例において、手画像のデータは、上述したように手の態様により決まる数のデータであり、被認証者一人に対して所定の順番で複数設定され、被認証者固有の暗証番号を構成している。例えば、ユーザ甲は「1423」、ユーザ乙は「21543」といったように、複数桁の暗証番号が各ユーザについて設定される。そして、これら暗証番号は、別認証用データとして予め別認証データ記憶手段(この場合、記憶手段24)にユーザ毎に登録されている。
次いでステップS23では、ステップS21で検出されたパターンが前記終了マークに対応するパターンであったか否か判定する。そして、前記終了マークでない場合にはそのままステップS24に進み、前記終了マークであった場合には、数値バッファに−1を上書きした後に、ステップS18の繰返しループを抜けてステップS18を終了し、ステップS19に進む。
なお、ステップS24が終了し、ステップS21からこのステップS24までの処理を2回繰返している場合には、ステップS18を終了してステップS19に進み、2回繰返していない場合には、ステップS21に戻って処理を繰返す。
この様な構成としたのは、入力した暗証番号が「0123」であった場合に、数値として処理を行うと、先頭の「0」が省略され「123」と認識されることの対策である。
また、画像処理ユニット20は、ステップS13を終了すると、読み取った暗証番号(暗証番号バッファの数字例のデータ)を車両側コントローラ30に送信した後に、暗証番号入力処理を終了する。
車両側コントローラ30は、起動すると、まずステップS31で、エンジンが停止中であるか否か判定し、エンジンが停止中であると、以降の処理(ステップS32)を繰り返し、エンジンが停止中でなければ、以降の処理を実行しない。本例は、車両に乗り込もうとしている人を認証する装置であるので、エンジンが停止した状態で必要に応じて個人認証を行えば十分であるからである。
次にステップS34では、指令した顔面認証の結果(画像処理ユニット20から前述のステップS9の処理により送信される認証の一致度と個人の情報)を受信する処理を実行した後に、画像処理ユニット20から送信された顔面認証の一致度を読み取る。
また、前記一致度が前記判定困難範囲に達しない場合(例えば90%に達しない場合)や、指令した顔面認証の結果が受信できない場合(認証不成立の信号を受信した場合)には、被認証者が顔面認証で判定された本人でない、或いは適正なユーザ本人でないと判定し、画像処理ユニットを停止して、エンジンが停止中であればステップS32に戻り、エンジンが停止中でなければステップS31に戻ってエンジンが停止するまで処理を終了する。また、前記一致度が前記判定困難範囲内である場合には、前記顔面認証とは異なる別認証が必要と判定して、ステップS36に進む。
またステップS36では、暗証番号入力処理を指令するコマンドを画像処理ユニット20に送信し、ステップS37に進む。なお、上記指令を受信した画像処理ユニット20は、既述した図3,4の処理を実行する。
そしてステップS39では、今回の顔面認証処理により得られた顔面データを、特定された個人に対応する他の認証用顔面データ(認証用顔面データにバリエーションを持たせるためのデータ)として記憶手段24に登録する。なお、上記顔面データは、直ちに登録する構成ではなく、登録候補として蓄積しておき、認証装置の管理者などによって候補画像から取捨選択して登録する構成としても良い。
ステップS39を経ると、画像処理ユニットを停止して、エンジンが停止中であればステップS32に戻り、エンジンが停止中でなければステップS31に戻ってエンジンが停止するまで処理を終了する。
本装置によれば、基本の認証方法(即ちステップS4〜S9の顔面認証)では信頼性が十分でない時(顔面認証の一致度が例えば90〜98%の判定困難範囲内にあるとき)にのみ、別認証(ステップS36、S37やステップS11〜S25の手画像による認証)を行うこととなり(ステップS34やS36等参照)、冗長性が無く、容易性とともに十分な信頼性を確保できる。
しかも本装置は、別認証が、顔面認証用のカメラ10に手画像を入力することによる手画像のデータに基づいて行われるものであり、基本の認証と別認証で同じ入力手段(カメラ10)を用いるため、費用、設置場所などに無駄がなく、大型化やコスト増をともなうこともない。
また、上記数のデータは、被認証者一人に対して所定の順番で複数設定され、被認証者固有の暗証番号を構成している。このため、別認証単独でも通常の暗証番号と同程度の高い防犯性を確保でき、別認証と顔面認証との組み合わせによって、別認証が行われる場合の信頼も高く確保できる。別認証が行われて最終的に認証合格となるためには、その前提として顔面認証の結果がグレーゾーンに到達している必要があり、かつ、別認証における複数の数の列よりなる暗証番号が登録されたものに一致する必要があるからである。
また本例では、別認証が実行された場合(顔面認証結果がグレーゾーンの場合)に顔面認証により得られた顔面データを、特定された個人に対応する他の認証用顔面データ(認証用顔面データにバリエーションを持たせるためのデータ)として記憶手段24に登録する。このため、次回からの顔面認証の信頼性がより高まることになり、ユーザが使い込むと、顔面認証の信頼性が益々増加する利点が得られる。
例えば、上記形態例では、一度の顔面認証に対して手画像による暗証番号の入力を1回だけ行う構成であるが、手画像による暗証番号の入力を、認証されるまで複数回(例えば最大3回)実行可能としてもよい。そしてこの場合、手画像による暗証番号の入力(不認証)が所定回数以上実行されると、不正の恐れがあるとして、一定時間顔面認証を停止する、警報音等を出力する、或いは撮影した顔画像を設定された送信先に送信するといった動作を実行する構成としてもよい。
また、制御系の構成や処理機能の分担は、図1及び図2〜5に示したものに限られないこともいうまでもない。例えば、図1に示す構成において、図2〜5に示した制御処理を、画像処理ユニット20が全て行う態様(車両側コントローラ30が、車載機器からの信号の伝達と、認証結果に基づくドアの解錠などの制御処理を行うだけの態様)であってもよい。或いは、車両側コントローラが無い構成もあり得ることはいうまでもない。
また本発明は、車両のエントリシステムに限らず、個人認証が必要な各種のシステムに適用可能であることはいうまでもない。
また、本発明の別認証は、手画像によるものに限られず、音声認識やキーボードからのキー入力によるものであってもよい。
10 カメラ
20 画像処理ユニット(顔面認証処理手段、別認証報知手段、別認証処理手段)
24 記憶手段(顔面認証データ記憶手段、別認証データ記憶手段)
30 車両コントローラ(顔面認証処理手段、別認証報知手段、別認証処理手段)
Claims (4)
- 認証を受ける被認証者の顔を含む画像を撮影可能なカメラと、
認証用顔面データを登録しておく顔面認証データ記憶手段と、
前記カメラにより撮影した前記画像から得られた顔面データと前記顔面認証データ記憶手段に登録された認証用顔面データとを比較して顔面認証を行う顔面認証処理手段と、を備えた個人認証装置において、
前記顔面認証処理手段は、前記顔面認証の一致度が予め設定された判定困難範囲を超える場合には、被認証者が前記認証用顔面データに対応する本人であると判定し、前記一致度が前記判定困難範囲に達しない場合には、被認証者が前記認証用顔面データに対応する本人でないと判定し、
前記一致度が前記判定困難範囲内である場合には、被認証者に別認証を要求する報知を行なう別認証報知手段と、
この別認証報知手段による報知が行なわれた後に、前記別認証を行う別認証処理手段とを設けたことを特徴とする個人認証装置。 - 別認証用データを登録しておく別認証データ記憶手段を備え、
前記別認証は、
前記カメラにより撮影された画像中に含まれる手画像のデータを読み取り、この手画像のデータと前記別認証データ記憶手段に登録された別認証用データとを比較し、これらデータが一致していると、被認証者が前記認証用顔面データに対応する本人であると判定し、前記手画像のデータが読み取れないか前記データが一致していないと、被認証者が前記認証用顔面データに対応する本人でないと判定するものであることを特徴とする請求項1に記載の個人認証装置。 - 前記手画像のデータは、手の態様により決まる数のデータであり、前記別認証用データも、これに対応した数のデータであることを特徴とする請求項2に記載の個人認証装置。
- 前記数のデータは、被認証者一人に対して所定の順番で複数設定され、被認証者固有の暗証番号を構成していることを特徴とする請求項3に記載の個人認証装置。
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