JP2017150683A - 加湿装置のカバー係止機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】 操作部に設置されたカバーが開放時に傾斜しない加湿装置のカバー係止機構を提供する。
【解決手段】 前面パネル37の開口38にカバー39を設置し器具本体1に取り付ける時、器具本体1内に取り付けられた板バネ66の自由端69がカバー39のカバー端面72と当接するように設置することで、カバー39を開放した時、L字角73が板バネ66の自由端69によりパネル端面70側へ付勢されることで、カバー端面72がパネル端面70へ押圧されるため、カバー39を開放した時、カバー端面72とは逆の端部側がカバー39の重みで傾斜することがなく、カバー39をスムーズに開閉することが可能となった。
【選択図】 図7

Description

この発明は、操作部に設置された回動可能な加湿装置のカバー係止機構に関するものである。
従来、この種のものでは、器具本体の前面パネルに形成された開口と対向する位置に運転の開始や停止を操作するスイッチや各種設定変更スイッチを備えた操作部が備えられ、前記開口には、当該操作部上にあり現在の設定値を表示する表示面以外の各種スイッチが設置された箇所について閉止時には操作不能となるよう覆い隠し、鍵で施錠して開放不可能な状態にできるカバーを後付で設置することで、装置が駆動中に子供等が操作部上の各種スイッチを勝手に設定変更する悪戯を防止するものがあった。(例えば、特許文献1)
意匠登録第1529111号公報
しかし、この従来のものでは、カバーの端部に形成されたツメを前面パネルの開口側方に形成されたツメ穴に挿入してカバーが回動可能となるように支持する構成であり、後付するカバーの設置が容易となるよう、ツメ穴の口径は余裕を持ってツメよりも大きくなるように形成されている。
よって、器具本体の設定変更をするために鍵を解錠してカバーを開放した時、カバーの自重によりツメが形成されている端部とは逆側の端部が傾き、カバーの開放がし難く使用感が低下していたことから、改善の余地があった。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1では、器具本体と、当該器具本体の前面に設置された前面パネルと、前記器具本体内で前記前面パネルに形成された開口と対向する位置にあり各種設定が可能なスイッチを備えた操作部と、前記開口の側方端部にあり前記前面パネルと直交するように立設されたパネル端面と、当該パネル端面を貫通するように形成されたツメ穴と、当該ツメ穴に挿入されるツメにより回動して前記操作部のスイッチが閉止時に操作不能な状態となるように設置されたカバーと、前記操作部のスイッチで設定された内容に基づき制御する制御部とを備え、
前記パネル端面と隣接し前記カバーの一部を構成するカバー端面に対して、前記パネル端面方向へ付勢するバネを設置したことを特徴とする。
また、請求項2では、前記バネは、前記カバーが開放された時、前記前面パネルと前記カバー端面とで成す開放角度が所定値未満の時は前記カバーが開放する方向へ付勢し、前記開放角度が所定値を超える時は前記カバーが閉止する方向へ付勢するように設置されたことを特徴とする。
また、請求項3では、前記器具本体内には、加湿空気を発生させる加湿空気発生手段と、当該加湿空気発生手段で発生した加湿空気を送風する送風ファンとが備えられ、
前記加湿空気発生手段は、前記器具本体内に設置され水を貯水する貯水室に設置され回転することで水を吸い上げる回転体と、当該回転体に設置され吸い上げた水を破砕しミストを発生させる多孔部と、前記回転体を回転駆動させるミストモータとで構成されることを特徴とする。
この発明によれば、パネル端面と隣接しカバーの一部を構成するカバー端面に対して、パネル端面方向へ付勢するバネを設置したので、操作部上のスイッチを操作するためカバーを開放した時、カバー端面がバネとパネル端面とに挟持された状態となるため、ツメと逆側に位置するカバーの端部が傾くことがなく、カバーの開放をスムーズに実施することが可能となり使用感の低下を防止することができる。
また、バネは、カバーが開放された時、前面パネルとカバーとで成す開放角度が所定値未満の時はカバーが開放する方向へ付勢し、開放角度が所定値を超える時はカバーが閉止する方向へ付勢するように設置されたので、使用者がカバーを開閉した時、それぞれの方向に対してバネの力が加わり開閉動作がアシストされるため、使用感が向上する。
また、器具本体内には、加湿空気を発生させる加湿空気発生手段と、当該加湿空気発生手段で発生した加湿空気を送風する送風ファンとが備えられ、加湿空気発生手段は、器具本体内に設置され水を貯水する貯水室に設置され回転することで水を吸い上げる回転体と、当該回転体に設置され吸い上げた水を破砕しミストを発生させる多孔部と、回転体を回転駆動させるミストモータとで構成されるので、貯水室内で回転体により吸い上げられた水が多孔部で破砕され、ナノメートルサイズのミストとマイナスイオンとを効率よく多量に発生させることができる。
この発明の一実施形態の外観を説明する斜視図 同実施形態の概略構成図 同実施形態の分解斜視図 同実施形態の制御ブロック図 同実施形態の操作部を説明する図 同実施形態のカバー構造を説明する図 同実施形態のカバー閉止時を説明する図 同実施形態のカバー開放時におけるL字角の位置を説明する図 同実施形態のカバーを開放した時の位置を説明する図 同実施形態のカバーを開放した時の位置を説明する図
次に、この発明の一実施形態における加湿装置を図に基づいて説明する。
1は略箱状で各種パネルに四方が覆われた器具本体、2は当該器具本体1上部に形成されルーバー3が設置された送風口、4は複数のスイッチが備えられ各種操作指令を行う操作部、5は前記器具本体1正面中央部に形成され前記器具本体1内に空気を取り込む吸い込み口、6は前記器具本体1下部に設置され取っ手を引くことで内部に設置された排水タンク7の取り出しを可能とする排水タンク収納扉、8は当該排水タンク収納扉6の横にあり内部に設置された給水タンク9の給水口を収納する給水口扉、10は当該給水口扉8の下部に形成され前記給水タンク9内に残存する水量を目視可能な水位窓、11は前記器具本体1底部に設置され前記器具本体1の移動を可能とするタイヤ部である。
12は器具本体1内に設置され所定量の水を貯水する貯水室であり、この貯水室12内には水に下端を水没させ駆動軸に軸支された筒状の回転体13が備えられている。
前記回転体13は、中空逆円錐形で上方に向かって径が徐々に拡大するものであり、駆動軸に接続され回転体13を回転駆動させるミストモータ14を駆動させ、回転体13が回転することによる回転の遠心力で貯水室12内の水を汲み上げ、回転体13の外壁および内壁を伝わせて水を押し上げて、回転体13の外壁を伝わせて押し上げた水を周囲に飛散させると共に、回転体13の内壁を伝わせて押し上げた水を回転体13の上端に形成された複数の図示しない飛散口から周囲に飛散させる。
15は回転体13の上部外周に所定間隔を離間させて位置し、回転体13と共に回転する円筒状の多孔体で、当該多孔体15には、その全周壁に多数のスリットや金網やパンチングメタル等から成る多孔部16が設置されており、前記回転体13、前記ミストモータ14、前記多孔部16で加湿空気発生手段が構成されている。
また、前記回転体13の回転による遠心力で貯水室12内の水を汲み上げると共に空気を飛散させ、多孔部16を通過した水滴が破砕されることで、水の粒子を微細化してナノメートル(nm)サイズのミストが生成すると共に、水の粒子の微細化によるレナード効果でマイナスイオンを多量に発生させるものである。
17は所定の回転数で駆動することで空気を流動させる送風ファンであり、器具本体1の正面に形成された吸い込み口5から吸い込んだ室内空気を吹き出して、貯水室12と送風通路18とを通過させて送風口2から送風することで、貯水室12内で発生したナノミストとマイナスイオンとを含んだ加湿空気を室内へ供給する。
18は貯水室12内に設置され貯水を加熱する加熱ヒータであり、貯水室12の外壁に設置され貯水温度を検知する貯水温度センサ19で検知される温度が所定温度となるよう、ON/OFF状態を適宜切り替える。
20は貯水室12内に設置されフロートの上下により水位を検知する水位センサであり、貯水室12内の水位が低下して所定水位以下になったらOFF信号を出力し、水位が上昇して所定水位以上になったらON信号を出力し、更に水位が上昇して貯水室12内が満水となったら満水信号を出力する。
21は一端が貯水室12に接続し他端が給水タンク9の底部に所定のクリアランスを設けて設置された給水管であり、当該給水管21の配管途中には、給水タンク9内の水を貯水室12内まで流動させる給水ポンプ22と、給水管21内を流動する水の流量を検知する流量センサ23とが設置されている。
24は一端が貯水室12の底部に接続し他端が排水タンク7の排水流入口25上部に設置された排水管であり、当該排水管24の配管途中には、電磁弁を開閉して貯水室12内の水の排水を制御する排水弁26が備えれている。
27は送風口2の壁面に設置され室内へ向けて送風される加湿空気の温度を検知する送風温度センサ、28は送風ファン17の近傍に設置され吸い込み口5から吸い込まれた室内空気の温度を検知する吸気温度センサ、29は前記吸気温度センサ28の近傍に設置され器具本体1が設置された室内の湿度を検知する湿度センサであり、各センサで検知された温度や湿度に基づいてミストモータ14や送風ファン17の回転数を変化させ、加熱ヒータ18のON/OFF状態を切り替える。
30は送風通路18内に設置されたフィルターであり、貯水室12内で発生したナノミストとマイナスイオンとを含む加湿空気中の大粒の水滴を補水し、送風口2まで到達させないようにすることで、送風口2付近や器具本体1の設置面が濡れることを防止する。
31は一端が貯水室12の壁面に接続され他端が給水タンク9の給水流入口32上部に設置されたオーバーフロー管であり、万一水位センサ20が故障して満水検知ができなかった時、給水ポンプ22が駆動し続けて貯水室12内への給水が停止せずとも、オーバーフロー管31を通じて給水タンク9内へ水を戻すことができるため、貯水室12から水が溢れ出すことを確実に防止することができる。
33は排水タンク7内に設置され排水タンク7内の水位の上昇と共に浮きが上昇する排水フロート、34は当該排水フロート33の上端に設置された磁石、35は当該磁石34と対向する位置に設置され磁力の有無でON/OFF状態を判定する近接センサであり、排水タンク7内の水が増えることで排水フロート33が上昇することに伴い、磁石34の設置箇所が徐々に低下して近接センサ35から徐々に離れて近接センサ35で検知可能な磁力が弱まり、排水タンク7が満水近くになると近接センサ35が磁力を検知できなくなってOFF信号を出力し、排水弁26を閉止することで排水タンク7から水が漏れ出す事態を確実に防止する。
36はルーバー3の図示しない支軸と接続してルーバー3を所定角度まで回動させるルーバーモータであり、ミスト運転の開始時や停止時にルーバー3を所定の角度まで回動させる。
37は器具本体1の前面上部を覆うように設置された前面パネルであり、当該前面パネル37には、器具本体1の前面から操作部4が視認可能となるよう前記前面パネル37を貫通して成形された開口38が形成されており、当該開口38上には、前記前面パネル37の正面視前後方向へ一端側を支点に回動可能で、閉止時に操作部4上に備えられた各種スイッチを覆い隠し操作不能な状態にするカバー39が設置される。
前記操作部4には、運転開始及び停止を指示する運転スイッチ40と、ミストモータ14の回転数を所定値だけ低下させて運転音の低下を図る静音運転を実行するひかえめスイッチ41と、加湿空気を室内に供給するミスト運転の開始あるいは停止のタイマー運転の実施有無を設定するタイマー入/切スイッチ42と、現在時刻の設定を行う時計合せスイッチ43と、加湿空気を室内に供給するミスト運転の開始時刻や停止時刻を設定するタイマー合せスイッチ44と、室内へ供給する加湿空気量を3段階の加湿レベルから選択する加湿スイッチ45と、室内へ供給する加湿空気の風量を3段階の風量レベルから選択する風量スイッチ46と、前記加湿スイッチ45や前記風量スイッチ46で設定された加湿レベルや風量レベルを表示するレベル表示部47と、当該レベル表示部47での表示項目を加湿、風量レベルから湿度、現在時刻等に変化させる表示切り替えスイッチ48と、スイッチを3秒押しすると排水弁26を開放して貯水室12内の水を強制的に排水する排水スイッチ49と、運転停止以外の操作を禁止するチャイルドロックスイッチ50とが備えられている。
また、前記操作部4には各スイッチに対応したランプが備えられており、前記運転スイッチ40が操作されたら点灯する運転ランプ51と、前記タイマー入/切スイッチ42が操作されタイマー入り制御かタイマー切り制御かのいずれかで設定されたモードのランプを点灯させるタイマーランプ52と、前記レベル表示部47で表示する検知湿度や現在時刻の午前、午後の項目に応じて該当する所定のランプが点灯する表示項目ランプ53と、前記排水スイッチ49が操作され排水弁26が開放されたら点灯する排水ランプ54と、前記チャイルドロックスイッチ50が操作されチャイルドロックが設定された時に点灯するチャイルドロックランプ55とが備えられている。
なお、前記カバー39が閉止した時は、レベル表示部47、タイマーランプ52、表示項目ランプ53、排水ランプ54及びチャイルドロックランプ55で構成される表示面56のみがカバー39の表示窓62から見える状態になり、運転スイッチ40やタイマー入り/切りスイッチ42等の各種スイッチが覆い隠された状態となることから、加湿装置が運転している最中に子供が各種スイッチを勝手に操作する悪戯を防止することができる。
57は各センサで検知された検知値や操作部4上に備えられた各スイッチでの設定内容に基づき運転内容や弁の開閉を制御するマイコンで構成された制御部であり、ミストモータ14を所定の回転数で駆動させるミストモータ制御手段58と、送風ファン17を所定の回転数で駆動させる送風ファン制御手段59と、加熱ヒータ18のON/OFF状態を変化させて貯水室12内の水温を制御する加熱ヒータ制御手段60と、特定の動作開始時から経過した時間をカウントする計時手段61とが備えられている。
次に、前面パネル37の開口38に設置されたカバー39の係止機構について詳述する。
まず、図6で示すようにカバー39には、カバー39が閉止した時に操作部4上の表示面56が目視可能となるよう開口した表示窓62と、カバー39の正面視右側にありカバー39が回動して開放することが不可能となるよう鍵63で施錠することができるシリンダー64と、カバー39の正面視左側面にありカバー39の後方側へ向けてカバー39と直交するように立設されたカバー端面72と、当該カバー端面72からカバー39と平行な方向へ直角に曲げられた角部であるL字角73と、当該L字角と接続しカバー39の開閉時に回動する支点となりカバー39を支持するツメ65とが形成されている。
また、カバー39を開口38に設置する時は、器具本体1から前面パネル37を取り外し、器具本体1内の前面パネル37の後方にある操作部4が取り付けられた操作部取り付け板74上で操作部4の側方端面である操作部端面4aから約1cm離れた位置に対し、一端がビス67により固定された固定端68となる板バネ66を取り付ける。
当該板バネ66は、前記操作部取り付け板74と平行して隣接しながら前記固定端68から前記操作部端面4a方向へ伸び、前記操作部端面4aと突き当たる手前で器具本体1の前方側へ曲がり、前記操作部端面4aと平行した形で隣接しながら器具本体1の前方側へ伸び、前記操作部端面4aの前方側端面から更に前方側へ突き出す自由端69が形成されるように取り付けられており、平面視略L字状となっている。
前記板バネ66の固定端68をビス67により操作部取り付け板74に設置したら、開口38の側方端面にあり前面パネル37と直交するように器具本体1の内部方向へ立設した前面パネル37の端部であるパネル端面70上に形成したツメ穴71内に、当該ツメ穴71の口径より小さなツメ65を挿入することで開口38上にカバー39が設置される。
そして、カバー39が開口38に設置された状態の前面パネル37を器具本体1の前面に取り付けると、図7で示すように、前記操作部端面4aの前方側端面から更に前方側へ突き出した板バネ66の自由端69が操作部端面4aと対向するカバー39のカバー端面72に当接して、自由端69によりカバー端面72がパネル端面70方向へ付勢された状態となる。
このように、カバー端面72が板バネ66の自由端69により付勢された状態となることで、使用者がカバー端面72とは逆側の端面を持って器具本体1の前方側へカバー39を回動させて操作部4を開放する時、カバー端面72が板バネ66の自由端69によってパネル端面70方向へ付勢されているため、ツメ65が形成されていないカバー39の正面視右側が自重により傾くことを防止することができる。
そして、操作部4上のスイッチを操作するためカバー39を開放すると、カバー端面72が回動することで板バネ66の自由端69が変形し、カバー端面72とツメ65とを接続するL字角73の位置が変化することで、カバー39の開閉のいずれかに作用するかが決まる。
すなわち、図8で示すように、カバー39が閉止した状態から回動して全開した状態になる時、L字角73は半円状の軌跡を描き、板バネ66の自由端69がL字角73をパネル端面70方向へ付勢しているので、L字角73が軌跡の頂点に位置する(2)の状態(前面パネル37とカバー端面72とで成す角度である開放角度が45°の状態)よりもカバー39が閉止しL字角73が軌跡の一端側に位置する(1)の側にあるか、カバー39が全開しL字角73が軌跡の他端側に位置する(3)の側にあるかで、カバー39を開放する方向に作用するかカバー39を閉止する方向に作用するかが決まる。
よって、L字角73の軌跡の頂点である(2)の状態からカバー39が閉止された状態の(1)の間にL字角73が位置すると、板バネ66の自由端69によりL字角73は軌跡の一端側へ向けて回動するため、カバー39は閉止した状態へ向けて回動する。
また、L字角73の軌跡の頂点である(2)の状態からカバー39が全開状態の(3)の間にカバー39が位置すると、板バネ66の自由端69によってL字角73には軌跡の他端側へ向けて回動するため、カバー39は全開した状態へ向けて回動する。
よって、図9で示すように、前面パネル37とカバー端面72とで成す角度である開放角度XがL字角73が軌跡の頂点となった時の開放角度である所定値の45°を超えた状態の時は、自由端69によってL字角73がカバー39を閉止した状態の時の位置へ付勢されるため、カバー39を閉止する動作がアシストされる。
また、図10で示すように、前記開放角度XがL字角73が軌跡の頂点となった時の開放角度である所定値の45°未満の状態の時は、自由端69によってL字角73がカバー39を全開にした状態の時の位置へ付勢されるため、カバー39を開放する動作がアシストされる。
以上のように、前面パネル37の開口38にカバー39を設置し器具本体1に取り付ける時、器具本体1内の操作部取り付け板74に取り付けられた板バネ66の自由端69がカバー39のカバー端面72をパネル端面70側へ付勢するように設置することで、カバー39を開放した時、カバー端面72とツメ65とを接続するL字角73が板バネ66の自由端69によりパネル端面70側へ付勢されることで、カバー端面72がパネル端面70へ付勢されるため、カバー端面72とは逆の端部側がカバー39の重みで傾斜することがなく、カバー39をスムーズに開閉することが可能となった。
また、カバー39の開放時においては、前面パネル37とカバー端面72とで成す開放角度がL字角73が軌跡の頂点となる位置における開放角度を超えると、カバー39が板バネ66によって開放する方向へ付勢されるため、カバー39の開放作業を使用者が力を掛けずに実施することができ、使用感が向上する。
また、カバー39の閉止時においては、前面パネル37とカバー端面72とで成す開放角度がL字角73が軌跡の頂点となる位置における開放角度未満になると、カバー39が板バネ66によって閉止する方向へ付勢されるため、カバー39の閉止作業を使用者が力を掛けずに実施することができ、使用感が向上する。
また、板バネ66は、ビス67で固定された固定端68付近に器具本体1の内部に形成された小孔75と係合する凸部76が形成されたことで、カバー39の開閉動作により板バネ66に対して鉛直方向へ力が加わっても、前記凸部76が前記小孔75と係合していることで鉛直方向への動作を防止し、板バネ66がビス67を支点に回転することを防止している。
また、カバー39のカバー端面72は板バネ66の自由端69により、常時パネル端面70方向へ付勢された状態なので、カバー39の開閉時に器具本体1内に設置されたミストモータ14や送風ファン17等の駆動部品が駆動して振動が発生しても、板バネ66の付勢力によりカバー39が固定されているため、カバー39に揺れが生じる等の影響がなく使用感が阻害されない。
なお、本実施形態では加湿装置の操作部4に後付で設置されるカバー39の係止機構について説明したが、これに限らず、給湯装置や暖房装置等の筐体上に設置されたカバー39についても適用可能な構造であり、加湿装置に限定される内容を意図したものではない。
また、本実施形態における構成や制御内容は一例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図しておらず、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 器具本体
4 操作部
13 回転体(加湿空気発生手段)
14 ミストモータ(加湿空気発生手段)
16 多孔部(加湿空気発生手段)
17 送風ファン
37 前面パネル
39 カバー
57 制御部
65 ツメ
66 板バネ
70 パネル端面
71 ツメ穴
72 カバー端面

Claims (3)

  1. 器具本体と、当該器具本体の前面に設置された前面パネルと、前記器具本体内で前記前面パネルに形成された開口と対向する位置にあり各種設定が可能なスイッチを備えた操作部と、前記開口の側方端部にあり前記前面パネルと直交するように立設されたパネル端面と、当該パネル端面を貫通するように形成されたツメ穴と、当該ツメ穴に挿入されるツメにより回動して前記操作部のスイッチが閉止時に操作不能な状態となるように設置されたカバーと、前記操作部のスイッチで設定された内容に基づき制御する制御部とを備え、
    前記パネル端面と隣接し前記カバーの一部を構成するカバー端面に対して、前記パネル端面方向へ付勢するバネを設置したことを特徴とする加湿装置のカバー係止機構。
  2. 前記バネは、前記カバーが開放された時、前記前面パネルと前記カバー端面とで成す開放角度が所定値未満の時は前記カバーが開放する方向へ付勢し、前記開放角度が所定値を超える時は前記カバーが閉止する方向へ付勢するように設置されたことを特徴とする請求項1記載の加湿装置のカバー係止機構。
  3. 前記器具本体内には、加湿空気を発生させる加湿空気発生手段と、当該加湿空気発生手段で発生した加湿空気を送風する送風ファンとが備えられ、
    前記加湿空気発生手段は、前記器具本体内に設置され水を貯水する貯水室に設置され回転することで水を吸い上げる回転体と、当該回転体に設置され吸い上げた水を破砕しミストを発生させる多孔部と、前記回転体を回転駆動させるミストモータとで構成されることを特徴とする請求項1または2記載の加湿装置のカバー係止機構。
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