JP2017150594A - 密封構造 - Google Patents

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真利 関
勝好 佐久間
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Abstract

【課題】密封性を向上させ、かつ、流体圧力が低い状態においても封止機能を発揮させることのできる密封構造を提供する。【解決手段】ハウジング400における軸300が挿通される軸孔の内周面に対して密着する無端状かつゴム状弾性体製の第1シールリング100と、第1シールリング100における軸線方向の両側に配置される、無端状かつ樹脂製の一対の第2シールリング200と、を備え、密封装置10を介して軸線方向の両側の流体圧力の差圧がない状態では、第1シールリング100による弾性反発力によって、一対の第2シールリング200は、環状溝310の両側壁面に対してそれぞれ密着する。【選択図】図5

Description

本発明は、軸とハウジングの軸孔との間の環状隙間を封止する密封構造に関する。
自動車用のAutomatic Transmission(AT)やContinuously Variable Transmission(CVT)においては、油圧を保持させるために、相対的に回転する軸とハウジングとの間の環状隙間を封止する樹脂製のシールリングが設けられている。図9及び図10を参照して、従来例に係るシールリングについて説明する。図9は従来例に係るシールリングにおける油圧を保持していない状態を示す模式的断面図である。図10は従来例に係るシールリングにおける油圧を保持している状態を示す模式的断面図である。従来例に係るシールリング500の場合、軸300の外周に設けられた環状溝310に装着され、軸300が挿通されるハウジング400の軸孔の内周面と環状溝310の側壁面のそれぞれに摺動自在に接触することで、軸300とハウジング400の軸孔との間の環状隙間を封止するように構成される。
上記のような用途で用いられるシールリング500においては、摺動トルクを十分に低くすることが要求される。そのため、シールリング500の外周面の周長はハウジング400の軸孔の内周面の周長よりも短く構成されており、締め代を持たないように構成されている。したがって、自動車のエンジンがかかり油圧が高くなっている状態においては、シールリング500が油圧により拡径し、軸孔の内周面と環状溝310の側壁面に密着して十分に油圧を保持する機能を発揮する(図10参照)。これに対して、エンジンの停止により油圧がかからない状態においてはシールリング500が軸孔の内周面や環状溝310の側壁面から離れた状態となるように構成されている(図9参照)。
ここで、シールリング500には、環状溝310への装着性を高めるために、周方向の1箇所に合口部が設けられることが多い。合口部の構造として、熱膨張収縮によっても安定した密封性を発揮する特殊ステップカットが知られている(特許文献1参照)。しかしながら、特殊ステップカットでも、密封対象流体の漏れを確実に防止できる訳ではなく、更なる密封性の向上が求められている。
また、上記のように構成されたシールリング500の場合、油圧がかからない状態では封止機能を発揮しない。そのため、ATやCVTのように油圧ポンプによって圧送される油により変速制御が行われる構成においては、油圧ポンプが停止した無負荷状態(例えば、アイドリングストップ時)では、シールリング500がシールしていた油がシールされずにオイルパンに戻って、シールリング500の近傍の油がなくなってしまう。従って、この状態からエンジンを始動(再始動)させると、シールリング500の近傍には油がなく潤滑のない状態で作動が開始され、応答性や作動性が低下するおそれがあるため、改善の余地がある。
また、ゴム状弾性体製のシールリング(OリングやDリング等)においては、樹脂製のシールリングに比べて、密封性に優れている。しかしながら、ゴム状弾性体製のシールリングの場合には、摺動摩耗し易いという短所がある。
特開2002−372154号公報 実開昭52−42962号公報
本発明の目的は、密封性を向上させ、かつ、流体圧力が低い状態においても封止機能を発揮させることのできる密封構造を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
すなわち、本発明の密封構造は、
相対的に回転する軸及びハウジングと、
前記軸の外周に設けられた環状溝に装着され、前記軸とハウジングとの間の環状隙間を封止して、流体圧力が変化するように構成された密封対象領域の流体圧力を保持する密封装置と、
を備える密封構造であって、
前記密封装置は、
前記ハウジングにおける前記軸が挿通される軸孔の内周面に対して密着する無端状かつゴム状弾性体製の第1シールリングと、
第1シールリングにおける軸線方向の両側に配置される、無端状かつ樹脂製の一対の第2シールリングと、
を備え、
前記密封装置を介して軸線方向の両側の流体圧力の差圧がない状態では、第1シールリングによる弾性反発力によって、一対の第2シールリングは、前記環状溝の両側壁面に対してそれぞれ密着すると共に、
前記密封装置を介して軸線方向の両側の流体圧力の差圧が発生した状態では、高圧側から低圧側に向かう流体圧力によって、一対の第2シールリングのうち高圧側の第2シールリングは前記環状溝の側壁面から離れ、低圧側の第2シールリングは前記環状溝の側壁面に対して摺動自在に密着することを特徴とする。
本発明によれば、第1シールリング及び第2シールリングは無端状であるため、合口部を有するシールリングの場合のように、合口部から密封対象流体が漏れてしまうといった問題はない。そして、密封装置を介して軸線方向の両側の流体圧力の差圧がない状態では、第1シールリングによる弾性反発力によって、一対の第2シールリングは、環状溝の両側壁面に対してそれぞれ密着している。これにより、差圧が生じていない状態においても、密封機能が発揮されるため、密封対象領域の流体圧力が高まりだした直後から流体圧力を保持させることができる。また、軸とハウジングが相対的に回転した状態においては、樹脂製の第2シールリングと環状溝の側壁面との間で摺動する。従って、ゴム状弾性体製の第1シールリングが摺動によって摩耗してしまうことも抑制することができる。
第1シールリングの径方向外側は、径方向外側に向かうにつれて軸線方向の幅が狭くなるように構成されているとよい。
これにより、第1シールリングが、第2シールリングと軸孔との間の隙間にはみ出してしまうことを抑制することができる。
第1シールリングと一対の第2シールリングとの間で摺動しないように位置決めがなされているとよい。
これにより、第1シールリングが第2シールリングとの間で摺動してしまうことによる摺動摩耗を抑制することができる。
以上説明したように、本発明によれば、密封性を向上させ、かつ、流体圧力が低い状態においても封止機能を発揮させることができる。
図1は本発明の実施例に係る第1シールリングの側面図である。 図2は本発明の実施例に係る第1シールリングの模式的断面図である。 図3は本発明の実施例に係る第2シールリングの側面図である。 図4は本発明の実施例に係る第2シールリングの模式的断面図である。 図5は本発明の実施例に係る密封構造の使用時の状態を示す模式的断面図である。 図6は本発明の実施例に係る密封構造の使用時の状態を示す模式的断面図である。 図7は本発明の実施例に係る第1シールリングの変形例1を示す模式的断面図である。 図8は本発明の実施例に係る第1シールリングの変形例2を示す模式的断面図である。 図9は従来例に係るシールリングの使用時の状態を示す模式的断面図である。 図10は従来例に係るシールリングの使用時の状態を示す模式的断面図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。なお、本実施例に係る密封構造は、自動車用のATやCVTなどの変速機において、油圧を保持させるために、相対的に回転する軸とハウジングとの間の環状隙間を封止する用途に用いられるものである。また、以下の説明において、「高圧側」とは、密封装置の両側に差圧が生じた際に高圧となる側を意味し、「低圧側」とは、密封装置の両側に差圧が生じた際に低圧となる側を意味する。
(実施例)
図1〜図8を参照して、本発明の実施例に係る密封構造について説明する。図1は本発明の実施例に係る第1シールリングの側面図である。図2は本発明の実施例に係る第1シールリングの模式的断面図である。なお、図2は図1中のAA断面図である。図3は本発明の実施例に係る第2シールリングの側面図である。図4は本発明の実施例に係る第2シールリングの模式的断面図である。なお、図4は図3中のBB断面図である。図5及び図6は本発明の実施例に係る密封構造の使用時の状態を示す模式的断面図である。なお、図5及び図6において、第1シールリングについては図1中のAA断面図に相当し、第2シールリングについては図3中のBB断面図に相当する。図7は本発明の実施例に係る第1シールリングの変形例1を示す模式的断面図である。図8は本発明の実施例に係る第1シールリングの変形例2を示す模式的断面図である。
<密封構造の構成>
本発明の実施例に係る密封構造の構成について説明する。本実施例に係る密封構造は、相対的に回転する軸300及びハウジング400と、軸300とハウジング400(ハウジング400における軸300が挿通される軸孔の内周面)との間の環状隙間を封止する密封装置10とから構成される。本実施例に係る密封装置10は、軸300の外周に設け
られた環状溝310に装着され、相対的に回転する軸300とハウジング400との間の環状隙間を封止する。これにより、密封装置10は、流体圧力(本実施例では油圧)が変化するように構成された密封対象領域の流体圧力を保持する。ここで、本実施例においては、図5及び図6中の右側の領域の流体圧力が変化するように構成されており、密封装置10は図中右側の密封対象領域の流体圧力を保持する役割を担っている。なお、自動車のエンジンが停止した状態においては、密封対象領域の流体圧力は低く、無負荷の状態となっており、エンジンをかけると密封対象領域の流体圧力は高くなる。
そして、本実施例に係る密封装置10は、無端状かつゴム状弾性体製の第1シールリング100と、無端状かつ樹脂製の一対の第2シールリング200とから構成される。第1シールリング100の材料の一例として、アクリルゴム(ACM)、フッ素ゴム(FKM)、水素化ニトリルゴム(HNBR)、ニトリルゴム(NBR)、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、シリコーンゴム(VMQ)、フロロシリコーンゴム(FVMQ)、クロロプレンゴム(CR)、ブチルゴム(IIR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ウレタンゴム(AU)を挙げることができる。また、第2シールリング100の材料の一例として、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)を挙げることができる。
本実施例に係る第1シールリング100は、断面形状がD形状のDリングを採用している。この第1シールリング100においては、軸線方向の長さXが径方向の長さYよりも大きくなるように設計されている(図2参照)。これにより、流体圧力を受けた際に、受圧面積が軸線方向よりも径方向の方が大きくなる。そして、第1シールリング100の外径は、ハウジング400における軸孔の内径よりも大きく設計されている。これにより、第1シールリング100の外周面は軸孔の内周面に対して密着する。また、第1シールリング100の内径は、軸300に設けられた環状溝310の溝底面の外径よりも大きく設計されている。これにより、第1シールリング100と環状溝310の溝底面との間には環状の隙間が形成される。
本実施例に係る第2シールリング200は、断面形状が矩形のシールリングを採用している。そして、一対の第2シールリング200は、第1シールリング100における軸線方向の両側に配置される(図5及び図6参照)。また、第2シールリング200の外径は、軸300の外径よりも大きく、かつハウジング400における軸孔の内径よりも小さく設計されている。これにより、第1シールリング100が第2シールリング200とハウジング400の軸孔との間の隙間にはみ出してしまうことを抑制しつつ、第2シールリング200とハウジング400の軸孔の内周面との間には隙間が形成される。また、第2シールリング200の内径は、軸300に設けられた環状溝310の溝底面の外径よりも大きく設計されている。これにより、第2シールリング200と環状溝310の溝底面との間には環状の隙間が形成される。なお、本実施例においては、第2シールリング200の内径と第1シールリング100の内径は同一となるように設計されている。
また、軸300に設けられた環状溝310の溝幅は、外力を受けていない状態における密封装置10の軸線方向の幅よりも狭くなるように設計されている。つまり、第2シールリング200の軸線方向の長さをX1(図4参照)とすると、環状溝310の溝幅は、X+2X1よりも狭くなるように設計されている。
<密封装置の使用時のメカニズム>
特に、図5及び図6を参照して、本実施例に係る密封装置10の使用時のメカニズムについて説明する。図5はエンジンが停止され、密封装置10を介して、左側の領域の流体圧力と右側の領域の流体圧力との差圧がない状態を示している。図6はエンジンがかかり、密封装置10を介して、左側の領域に比べて右側の領域の流体圧力の方が高くなった状
態を示している。
密封装置10を介して軸線方向の両側の流体圧力の差圧がない状態では、第1シールリング100による弾性反発力によって、一対の第2シールリング200は、環状溝310の両側壁面に対してそれぞれ密着する(図5参照)。従って、エンジンが停止して、密封装置10を介して両側の差圧がない状態(無負荷状態)においても、軸300とハウジング400との間の環状隙間が封止された状態が維持される(図5参照)。
また、密封装置10を介して軸線方向の両側の流体圧力の差圧が発生した状態では、高圧側(H)から低圧側(L)に向かう流体圧力によって、高圧側(H)の第2シールリング200は環状溝310の側壁面から離れ、低圧側(L)の第2シールリング200は環状溝310の側壁面に対して摺動自在に密着する(図6参照)。従って、エンジンがかかり、密封装置10を介して、左側の領域に比べて右側の領域の流体圧力の方が高くなった状態においては、第1シールリング100とハウジング400の軸孔の内周面との間では密着した状態が維持され、第2シールリング200と環状溝310における低圧側(L)の側壁面との間で密着した状態が維持される。また、軸300とハウジング400が相対的に回転している際には、第1シールリング100は軸孔の内周面に対して密着した状態が維持され、第2シールリング200と環状溝310の低圧側(L)の側壁面との間で摺動する。
<本実施例に係る密封構造の優れた点>
本実施例に係る密封構造によれば、第1シールリング100及び第2シールリング200は無端状であるため、合口部を有するシールリングの場合のように、合口部から密封対象流体が漏れてしまうといった問題はない。そして、密封装置10を介して軸線方向の両側の流体圧力の差圧がない状態では、第1シールリング100による弾性反発力によって、一対の第2シールリング200は、環状溝310の両側壁面に対してそれぞれ密着している。これにより、差圧が生じていない状態においても、密封機能が発揮されるため、密封対象領域の流体圧力が高まりだした直後から流体圧力を保持させることができる。
つまり、アイドリングストップ機能を有するエンジンにおいては、エンジン停止状態からアクセルが踏み込まれることでエンジンが始動することによって、密封対象領域側の油圧が高まりだした直後から油圧を保持させることができる。ここで、一般的には、樹脂製のシールリングの場合、流体の漏れを抑制する機能はあまり発揮されない。しかしながら、本実施例に係る密封装置10においては、無負荷状態においても、軸300とハウジング400との間の環状隙間が封止された状態が維持されるため、流体の漏れを十分抑制する機能が発揮される。そのため、エンジンが停止することでポンプなどによる作用が停止した後も、しばらくの間差圧が生じた状態を維持させることが可能となる。従って、アイドリングストップ機能を有するエンジンにおいて、エンジンの停止状態がそれほど長くない場合には、差圧が生じた状態を維持できるので、エンジンを再始動させた際に、その直後から好適に流体圧力を保持させることができる。
また、本実施例に係る密封装置10においては、軸300とハウジング400が相対的に回転した状態においては、樹脂製の第2シールリング200と環状溝310の側壁面との間で摺動する。従って、ゴム状弾性体製の第1シールリング100が摺動によって摩耗してしまうことも抑制することができる。なお、上記の通り、第1シールリング100においては、流体圧力を受けた際に、受圧面積が軸線方向よりも径方向の方が大きくなっている。また、ゴム状弾性体製の第1シールリング100の方が、樹脂製の第2シールリング200よりも摩擦抵抗が高い。これらのことが相俟って、第1シールリング100とハウジング400の軸孔内周面との間で摺動してしまうことを抑制し、第2シールリング200と環状溝310の側壁面との間で摺動させることが可能となる。
また、上記の構成により、第1シールリング100と第2シールリング200との間で摺動してしまうことも抑制することもできる。ただし、第1シールリング100と第2シールリング200との間で摺動してしまうことをより確実に抑制するために、第1シールリング100と一対の第2シールリング200とを位置決めさせるのが望ましい。位置決めの方法については、特に限定されるものではない。例えば、第1シールリング100と一対の第2シールリング200とをそれぞれ接着等により固定させることもできる。また、第1シールリング100と第2シールリング200のうちの一方に嵌合凸部を設け、他方に嵌合凹部を設けることで、嵌合凹部に嵌合凸部を嵌合させることもできる。これにより、第1シールリング100と第2シールリング200とを径方向と周方向の双方に対して位置決めさせることもできる。
また、上記実施例においては、第1シールリング100がDリングの場合を示した。しかしながら、本発明においては、第1シールリングはDリングに限定されることはない。ただし、第1シールリングの径方向外側は、径方向外側に向かうにつれて軸線方向の幅が狭くなるように構成されているのが望ましい。これにより、第1シールリングが、第2シールリング200と軸孔との間の隙間にはみ出してしまうことを抑制することができる。例えば、図7に示す変形例1に係る第1シールリング100aのように、断面形状において、径方向内側が矩形で、径方向外側が半円形のシールリングを採用することもできる。また、図8に示す変形例2に係る第1シールリング100bのように、断面形状が台形のシールリングを採用することもできる。
10 密封装置
100,100a,100b 第1シールリング
200 第2シールリング
300 軸
310 環状溝
400 ハウジング

Claims (3)

  1. 相対的に回転する軸及びハウジングと、
    前記軸の外周に設けられた環状溝に装着され、前記軸とハウジングとの間の環状隙間を封止して、流体圧力が変化するように構成された密封対象領域の流体圧力を保持する密封装置と、
    を備える密封構造であって、
    前記密封装置は、
    前記ハウジングにおける前記軸が挿通される軸孔の内周面に対して密着する無端状かつゴム状弾性体製の第1シールリングと、
    第1シールリングにおける軸線方向の両側に配置される、無端状かつ樹脂製の一対の第2シールリングと、
    を備え、
    前記密封装置を介して軸線方向の両側の流体圧力の差圧がない状態では、第1シールリングによる弾性反発力によって、一対の第2シールリングは、前記環状溝の両側壁面に対してそれぞれ密着すると共に、
    前記密封装置を介して軸線方向の両側の流体圧力の差圧が発生した状態では、高圧側から低圧側に向かう流体圧力によって、一対の第2シールリングのうち高圧側の第2シールリングは前記環状溝の側壁面から離れ、低圧側の第2シールリングは前記環状溝の側壁面に対して摺動自在に密着することを特徴とする密封構造。
  2. 第1シールリングの径方向外側は、径方向外側に向かうにつれて軸線方向の幅が狭くなるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の密封構造。
  3. 第1シールリングと一対の第2シールリングとの間で摺動しないように位置決めがなされていることを特徴とする請求項1または2に記載の密封構造。
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