JP2017150306A - 過給機 - Google Patents

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Yusuke Isono
祐介 磯野
市川 清道
Kiyomichi Ichikawa
清道 市川
森 淳
Atsushi Mori
淳 森
小林 祐二
Yuji Kobayashi
祐二 小林
岩田 和明
Kazuaki Iwata
和明 岩田
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Abstract

【課題】バルブを作動させるシャフトなどの振動および振動による異音を抑制する。
【解決手段】過給機は、一端をタービンハウジング4内に位置させ、他端をタービンハウジング外部に位置させた状態で軸受孔に回転自在に挿通されたシャフト23と、シャフトの他端側が固定された本体部を有するリンク板20と、軸心をシャフトと平行にして設けられ、リンク板の本体部20cに形成されたリンク孔20aに回転自在に挿通されるピンロッド21と、を備え、ロッドがアクチュエータの動力を受けて移動すると、リンク板の作動によりシャフトおよびバルブが一体回転して流路が開閉され、リンク板の本体部には、少なくともリンク孔とシャフトの固定部(固定孔20b)との間に、リンク孔が開口する部分20eよりもシャフトおよびロッドの軸方向の厚みが大きい肉厚部20dが設けられている。
【選択図】図5

Description

本発明は、ハウジングの内部空間に開口する流路を開閉するバルブを備える過給機に関する。
従来、一端にタービンインペラが設けられ他端にコンプレッサインペラが設けられた回転軸が、ベアリングハウジングに回転自在に保持された過給機が知られている。こうした過給機をエンジンに接続し、エンジンから排出される排気ガスによってタービンインペラを回転させるとともに、このタービンインペラの回転によって、回転軸を介してコンプレッサインペラを回転させる。こうして、過給機は、コンプレッサインペラの回転に伴い空気を圧縮してエンジンに送出する。
例えば、特許文献1に記載の過給機では、タービンハウジングに導かれた排気ガスの一部を、タービンインペラに通じるタービンスクロール流路を通さずに、タービンインペラの下流にバイパスさせるためのバイパス流路が形成されている。そして、バイパス流路を開閉させるため、タービンハウジングの内外を貫通する軸受部を配置し、軸受部によってシャフトを軸支させる。タービンハウジング内には、シャフトに連結されたバルブが設けられており、アクチュエータの動力を受けてシャフトが回転すると、シャフトと一体となってバルブが作動し、このバルブの作動によってバイパス流路が開閉される。
特表2013−512373号公報
上記のバルブを作動させるための軸受部のように、過給機のハウジングの内外を貫通する軸受が設けられる場合、排気脈動などの影響により、軸受に軸支されるシャフトが軸方向に振動して騒音が生じる場合がある。
本発明の目的は、バルブを作動させるシャフトなどの振動および振動による異音を抑制することが可能となる過給機を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の過給機は、内部空間が内部に形成されたハウジングと、ハウジングに設けられ、ハウジング内外を貫通する軸受孔と、一端をハウジング内に位置させ、他端をハウジング外部に位置させた状態で軸受孔に回転自在に挿通されたシャフトと、シャフトの一端側に固定され、シャフトの回転に伴って内部空間に開口する流路を開閉するバルブと、ハウジング外に設けられ、シャフトの他端側が固定された本体部を有するリンク部材と、軸心をシャフトと平行にして設けられ、リンク部材の本体部に形成されたリンク孔に回転自在に挿通されるロッドと、を備え、ロッドがアクチュエータの動力を受けて移動すると、リンク部材の作動によりシャフトおよびバルブが一体回転して流路が開閉され、リンク部材の本体部には、少なくともリンク孔とシャフトの固定部との間に、リンク孔が開口する部分よりもシャフトおよびロッドの軸方向の厚みが大きい肉厚部が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、バルブを作動させるシャフトなどの振動および振動による異音を抑制することが可能となる。
過給機の概略断面図である。 タービンハウジングの外観図である。 取付板を説明するための説明図である。 取付板へのバルブの連結構造を説明するための説明図である。 リンク板の構造を説明するための説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、過給機Cの概略断面図である。以下では、図1に示す矢印L方向を過給機Cの左側とし、矢印R方向を過給機Cの右側として説明する。図1に示すように、過給機Cは、過給機本体1を備えて構成される。この過給機本体1は、ベアリングハウジング2と、ベアリングハウジング2の左側に締結機構3によって連結されるタービンハウジング4と、ベアリングハウジング2の右側に締結ボルト5によって連結されるコンプレッサハウジング6と、が一体化されて形成されている。
ベアリングハウジング2のタービンハウジング4近傍の外周面には、ベアリングハウジング2の径方向に突出する突起2aが設けられている。また、タービンハウジング4のベアリングハウジング2近傍の外周面には、タービンハウジング4の径方向に突出する突起4aが設けられている。ベアリングハウジング2とタービンハウジング4は、突起2a、4aを締結機構3によってバンド締結して固定される。締結機構3は、突起2a、4aを挟持する締結バンド(Gカップリング)で構成される。
ベアリングハウジング2には、過給機Cの左右方向に貫通する貫通孔2bが形成されており、この貫通孔2bに回転軸7が回転自在に軸支されている。回転軸7の左端部にはタービンインペラ8が一体的に固定されており、このタービンインペラ8がタービンハウジング4内に回転自在に収容されている。また、回転軸7の右端部にはコンプレッサインペラ9が一体的に固定されており、このコンプレッサインペラ9がコンプレッサハウジング6内に回転自在に収容されている。
コンプレッサハウジング6には、過給機Cの右側に開口するとともに不図示のエアクリーナに接続される吸気口10が形成されている。また、締結ボルト5によってベアリングハウジング2とコンプレッサハウジング6とが連結された状態では、これら両ハウジング2、6の対向面によって、空気を圧縮して昇圧するディフューザ流路11が形成される。このディフューザ流路11は、回転軸7(コンプレッサインペラ9)の径方向内側から外側に向けて環状に形成されており、上記の径方向内側において、コンプレッサインペラ9を介して吸気口10に連通している。
また、コンプレッサハウジング6には、ディフューザ流路11よりも回転軸7(コンプレッサインペラ9)の径方向外側に位置する環状のコンプレッサスクロール流路12が設けられている。コンプレッサスクロール流路12は、不図示のエンジンの吸気口と連通するとともに、ディフューザ流路11にも連通している。したがって、コンプレッサインペラ9が回転すると、吸気口10からコンプレッサハウジング6内に空気が吸気されるとともに、当該吸気された空気は、ディフューザ流路11およびコンプレッサスクロール流路12で昇圧されてエンジンの吸気口に導かれることとなる。
タービンハウジング4には、過給機Cの左側に開口するとともに不図示の排気ガス浄化装置に接続される吐出口13が形成されている。吐出口13を一端とするタービンハウジング4の内部空間Sには、後述するバルブ16が配されている。また、タービンハウジング4には、内部流路14と、この内部流路14よりも回転軸7(タービンインペラ8)の径方向外側に位置する環状のタービンスクロール流路15とが設けられている。タービンスクロール流路15は、不図示のエンジンの排気マニホールドから排出される排気ガスが導かれるガス流入口17(図2(b)参照)と連通するとともに、上記の内部流路14にも連通している。したがって、ガス流入口17からタービンスクロール流路15に導かれた排気ガスは、内部流路14、タービンインペラ8、および、内部空間Sを介して吐出口13に導かれるとともに、その流通過程においてタービンインペラ8を回転させることとなる。そして、上記のタービンインペラ8の回転力は、回転軸7を介してコンプレッサインペラ9に伝達されることとなり、コンプレッサインペラ9の回転力によって、上記のとおりに、排気ガスが昇圧されてエンジンの吸気口に導かれることとなる。
図2は、タービンハウジング4の外観図であり、図2(a)には、タービンハウジング4の吐出口13を正面に捉えた図を示し、図2(b)には、タービンハウジング4の側面図を示す。ガス流入口17は、タービンハウジング4のうち、図2(b)中、大凡下側に開口している。ガス流入口17からタービンスクロール流路15に連通する流路は、タービンスクロール流路15より上流側で分岐している。また、図1に示すように、吐出口13が設けられる内部空間Sを形成するタービンハウジング4の壁面には、この分岐した流路であるバイパス流路18(流路)の出口端18aが形成されている。
そして、ガス流入口17から流入した排気ガスの一部は、バイパス流路18を介して、タービンインペラ8の下流にある内部空間Sにバイパス(流出)可能となっている。
バルブ16は、出口端18aの内径よりも外径の大きい弁体であって、バイパス流路18の出口端18aの周囲に形成されたシート面18bに当接することでバイパス流路18を閉じ、シート面18bから離隔することでバイパス流路18を開口する。
図2(b)に示すアクチュエータロッド19は、タービンハウジング4の外部に配され、一端が不図示のアクチュエータに固定されており、アクチュエータの動力によって軸方向に作動する。アクチュエータロッド19の他端には、アクチュエータロッド19の軸方向に直交する方向に突出するピンロッド21(ロッド)が固定されている。
リンク板20(リンク部材)は、板部材であってタービンハウジング4の外部に設けられる。リンク板20の一端には、リンク孔20aが形成されており、アクチュエータロッド19に固定されたピンロッド21が、リンク板20のリンク孔20aに、回転自在に挿通されている。
そのため、アクチュエータロッド19が、図2(b)中、矢印aの向きに作動すると、リンク板20は、図2(b)中、矢印bの向きに揺動し、アクチュエータロッド19が、図2(b)中、矢印cの向きに作動すると、リンク板20は、図2(b)中、矢印dの向きに揺動する。
また、図2(a)に示すように、タービンハウジング4には、タービンハウジング4の外部のアクチュエータロッド19側と、タービンハウジング4の内部空間Sとを貫通するハウジング孔4bが形成されている。そして、ハウジング孔4bに軸受部22が圧入されている。
軸受部22は、円筒状の部材で構成されており、一端から他端まで貫通する軸受孔22aにシャフト23が挿通される。また、軸受部22の一端は、内部空間Sに面するタービンハウジング4の内壁から突出する突出部22bとなっている。軸受部22の他端は、タービンハウジング4の外部に突出している。
このように、軸受部22の一端がタービンハウジング4の内部空間Sに突出し、軸受部22の他端がタービンハウジング4の外部に突出していることから、軸受部22の軸受孔22aは、タービンハウジング4の内外を貫通していることとなる。
シャフト23は、一端を軸受部22よりもタービンハウジング4の内部空間S側に突出させ、内部空間Sに位置させた状態で、軸受孔22aに回転自在に軸支されている。また、シャフト23の他端は、タービンハウジング4および軸受部22よりも、タービンハウジング4の外側に突出しており、リンク板20のうち、リンク孔20aよりも他端側(図2(b)中、大凡下側)に設けられた固定孔20bに挿通された状態で、リンク板20と溶接されている。
取付板24は、バルブ16とシャフト23を連結させるための板部材であって、一端側にバルブ16が設けられ、他端側にシャフト23が溶接されている。取付板24とバルブ16、シャフト23の連結構造については後に詳述する。
取付板24によって連結されたバルブ16とシャフト23は、シャフト23の回転方向に一体回転する。その結果、ピンロッド21がアクチュエータの動力を受けて軸心に直交する方向(図2(b)中、矢印a、cの向き)に移動すると、リンク板20の作動(図2(b)中、矢印b、dの向き)に伴って、シャフト23およびバルブ16が一体回転する。こうして、バルブ16がバイパス流路18の出口端18aを開閉することとなる。
図3は、取付板24を説明するための説明図であり、図3(a)には、取付板24の斜視図を示し、図3(b)には、取付板24の側面図を示し、図3(c)には、取付板24の上面図を示す。
図3に示すように、取付板24は、本体部24aの一端に円筒状の円筒部24bが形成されている。円筒部24bには、シャフト23が挿通される挿通孔24cが設けられている。この円筒部24bには、挿通孔24cの径方向に貫通する露出孔24dが形成され、挿通孔24cにシャフト23が挿通されると、露出孔24dを介して、シャフト23の一部が露出する構成となっている。そして、シャフト23を挿通孔24cに挿通した状態で、露出孔24dを介してシャフト23と取付板24の円筒部24bが溶接される。
また、取付板24の本体部24aには、挿通孔24cの中心軸方向に直交する方向に貫通する本体孔24eが設けられており、本体孔24eを介して、取付板24とバルブ16が連結される。
図4は、取付板24へのバルブ16の連結構造を説明するための説明図であり、取付板24とバルブ16が連結された状態で、取付板24を側面から捉えた図を示す。図4に示すように、バルブ16の本体部16aには、突起部16bが形成されている。突起部16bは、上記のシート面18bと当接する当接面16cの反対側から、当接面16cの面方向と直交する方向に突出する。なお、突起部16bは、本体部16aと一体形成されてもよいし、別部材の突起部16bを本体部16aに溶接などで固定してもよい。
取付板24の本体部24aを、バルブ16の本体部16aおよび座金25で挟んだ状態で、バルブ16の突起部16bを、取付板24の本体孔24eおよび座金25に挿通し、座金25から突出した突起部16bの先端を加圧変形させてかしめることで、取付板24とバルブ16が連結されている。
ところで、シャフト23の回転移動を阻害しないように、シャフト23の径方向や軸方向には隙間が形成されている。そのため、排気脈動などの影響により、シャフト23が軸方向や径方向に振動して騒音が生じる場合がある。そこで、本実施形態のリンク板20は、このような振動を抑えるための構造が備えられている。
図5は、リンク板20の構造を説明するための説明図であり、図5(a)には、図2(b)におけるV(a)−V(a)線断面を示し、図5(b)には、図5(a)におけるV(b)矢視図を示す。理解を容易とするため、図5(a)では、リンク板20、ピンロッド21、シャフト23、軸受部22、および、タービンハウジング4の一部を示し、図5(b)では、リンク板20およびシャフト23のみを示す。
図5(a)、(b)に示すように、リンク板20の本体部20cには、上記のリンク孔20aおよび固定孔20bが設けられている。リンク孔20aと固定孔20bは、それぞれ、シャフト23の軸方向に平行に本体部20cを貫通している。
図5(a)に示すように、タービンハウジング4の外部(図5(a)中、右側)に突出するシャフト23の端部には、軸受部22に挿通されている部位よりも外径が小径となる小径部23aが形成されている。小径部23aは、リンク板20の本体部20cに形成された固定孔20bに挿通されて固定されている。
また、上記のように、ピンロッド21は、リンク孔20aに回転自在に挿通されている。このとき、ピンロッド21は、軸心をシャフト23と平行にして配置されている。
そして、リンク板20の本体部20cには、肉厚部20dが設けられている。肉厚部20dは、リンク板20の本体部20cのうち、リンク孔20aが開口する部分を除く部位に形成されている。ここでは、本体部20cのうち、リンク孔20aの周囲の所定範囲以外のすべての部位が、肉厚部20dとなっている。
肉厚部20dは、リンク孔20aが開口する部分20eよりもシャフト23およびピンロッド21の軸方向(図5(a)中、左右方向)の厚みが大きい。
肉厚部20dを設けることで、リンク板20の重量が増加し、リンク板20自体や、リンク板20に固定されたシャフト23、取付板24、バルブ16などの振動が抑制され、振動に伴う異音を抑制することが可能となる。
また、リンク孔20aの周囲の肉厚を厚くすると、リンク孔20aが軸方向に長くなって、リンク孔20aとピンロッド21の摺動抵抗が増加する傾向にある。本実施形態では、リンク孔20aの周囲の肉厚を厚くしないことによって、摺動抵抗の増加によるリンク板20の作動性の低下を抑制することが可能となる。なお、他の部材と干渉しない範囲で、リンク板20をシャフト23の径方向にも大型化することで、一層、重量の増加による振動抑制効果を高めることができる。
上述した実施形態では、肉厚部20dは、リンク孔20aの周囲の所定範囲外のすべての部位に亘って形成されている場合について説明した。しかし、肉厚部20dは、少なくとも、固定孔20b(リンク板20の本体部20cにおけるシャフト23の固定部)と、リンク孔20aとの間に形成されていればよい。ただし、肉厚部20dを、リンク孔20aの周囲の所定範囲外のすべての部位に亘って形成することで、リンク板20の重量をさらに増すことができ、振動抑制効果を一層高めることが可能となる。
また、肉厚部20dをリンク孔20aの周囲まで、リンク板20の全体に亘って形成してもよい。
また、上述した実施形態では、シャフト23の他端(小径部23a)がリンク板20のリンク孔20aに挿通されて、シャフト23とリンク板20が固定される場合について説明したが、リンク板20のリンク孔20aは必須の構成ではない。例えば、シャフト23の軸方向の他端側の端面がリンク板20に当接して、当接部分が溶接などで固定されていてもよい。
上述した実施形態では、バイパス流路18の出口端18aを開閉するバルブ16を作動させるためのリンク板20について説明したが、他のバルブを作動させるためのリンク板に適用してもよい。
具体的には、例えば、コンプレッサハウジング6に設けられ吸気流路をバイパスさせるバイパス流路を開閉するためのリンク板であってもよい。
また、過給機が、ツインスクロール型過給機である場合、一方のタービンスクロール流路に流入する排気ガスと、他方のタービンスクロール流路に流入する排気ガスとの流量を調整するためのリンク板であってもよい。
また、エンジンの排気マニホールドに低圧段と高圧段の過給機が直列に接続される直列型の多段式過給機や、エンジンの排気マニホールドに複数の過給機が並列に接続される並列型の多段式過給機を構成する、1つの過給機の場合、当該過給機のタービンハウジングに流入する排気ガスの流量を調整するためのリンク板に適用してもよい。
また、上述した実施形態では、タービンハウジング4にハウジング孔4bが設けられ、ハウジング孔4bに軸受部22が挿通される構成について説明した。しかし、軸受部22を設けずに、ハウジング孔4bに直接、シャフト23を挿通させ、ハウジング孔4bを軸受部22として機能させてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、ハウジングの内部空間に開口する流路を開閉するバルブを備える過給機に利用することができる。
C 過給機
S 内部空間
4 タービンハウジング(ハウジングの一例)
16 バルブ
18 バイパス流路(流路)
20 リンク板(リンク部材)
20a リンク孔
20b 固定孔(固定部)
20c 本体部
20d 肉厚部
21 ピンロッド(ロッド)
22a 軸受孔
23 シャフト

Claims (1)

  1. 内部空間が内部に形成されたハウジングと、
    前記ハウジングに設けられ、該ハウジング内外を貫通する軸受孔と、
    一端を前記ハウジング内に位置させ、他端を該ハウジング外部に位置させた状態で前記軸受孔に回転自在に挿通されたシャフトと、
    前記シャフトの一端側に固定され、該シャフトの回転に伴って前記内部空間に開口する流路を開閉するバルブと、
    前記ハウジング外に設けられ、前記シャフトの他端側が固定された本体部を有するリンク部材と、
    軸心を前記シャフトと平行にして設けられ、前記リンク部材の本体部に形成されたリンク孔に回転自在に挿通されるロッドと、
    を備え、
    前記ロッドがアクチュエータの動力を受けて移動すると、前記リンク部材の作動により前記シャフトおよび前記バルブが一体回転して前記流路が開閉される過給機であって、
    前記リンク部材の本体部には、少なくとも前記リンク孔と前記シャフトの固定部との間に、該リンク孔が開口する部分よりも該シャフトおよび該ロッドの軸方向の厚みが大きい肉厚部が設けられていることを特徴とする過給機。
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