JP2017148187A - 衣類処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用状況に応じて、安全性と利便性を両立可能な衣類処理装置を提供すること。
【解決手段】衣類処理装置が、開口部4を有する外箱と、開口部を開閉するドア2と、ドア2に回動可能に支持されたツメ部11と、ツメ部11を解除可能に係止する係止部と、ドアロックをツメ部11が係止部に係止されたロック状態と、ツメ部11の係止部に対する係止が解除されたアンロック状態とに切り替え可能なドアロック機構と、を備える。ツメ部11が、ツメ部11の係止部対する係止力がツメ部11の回動位置に応じて変化すると共に、ドアロック機構が、ツメ部11を複数の回動位置で保持する。
【選択図】図5

Description

この発明は、衣類処理装置に関する。
特許文献1に開示されている衣類処理装置は、開口部が形成された筺体と、開口部を閉塞する閉塞位置と開口部を開放する開放位置との間で回動する扉体と、扉体を閉塞位置でロックするロック機構とを備えている。そして、扉体には取手部が設けられており、扉体が閉塞位置から開放位置に回動するときの取手部の動きに連動して、閉塞位置における扉体に対するロックが、ロック機構によって解除されるようになっている。
特許5592179号公報
しかし、上記衣類処理装置では、扉体を閉塞位置でロックするか否かの設定しかできないため、衣類処理装置の使用状況によっては、その安全性と利便性を両立させることができない場合がある。
例えば、上記衣類処理装置では、洗濯運転中あるいは乾燥運転中に、扉体が開かないようにロック機構により扉体をロックすると、運転停止状態であっても取手部を操作してロック機構を解除しなければ扉体を開放することができない。この場合、衣類処理装置の安全性を確保することはできるが、利便性は悪くなる。
そこで、本発明の課題は、使用状況に応じて、安全性と利便性を両立可能な衣類処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の衣類処理装置は、
開口部を有する外箱と、
上記外箱に回動可能に取り付けられ、上記開口部を開閉するドアと、
上記ドアに回動可能に支持されたツメ部と、
上記外箱の上記開口部の周縁部に設けられ、上記ツメ部を解除可能に係止する係止部と、
上記ツメ部を回動させて、上記ツメ部が上記係止部に係止されたロック状態と、上記ツメ部の上記係止部に対する係止が解除されたアンロック状態とに切り替え可能なドアロック機構と、
を備え、
上記ツメ部が、上記ツメ部の上記係止部に対する係止力が上記ツメ部の回動位置に応じて変化するように設けられており、
上記ドアロック機構が、上記ツメ部を複数の回動位置で保持するように設けられていることを特徴としている。
本発明によれば、回動位置に応じて係止力が変化するツメ部を複数の回動位置で保持できる。これにより、ドアの保持力を容易に変更できるので、使用状況に応じて、衣類処理装置の安全性と利便性の両立を図ることができる。
本発明の第1実施形態の衣類処理装置の一例としてのドラム式洗濯乾燥機の斜視図である。 図1のドラム式洗濯乾燥機のドアを開けた状態の斜視図である。 図1のドラム式洗濯乾燥機のドアの裏面図である。 図1のドラム式洗濯乾燥機のドアの押さえ部材を外した状態の裏面図である。 図4の拡大図である。 図1のドラム式洗濯乾燥機のブロック図である。 図1のドラム式洗濯乾燥機の完全ロック状態を示す図1のA−A線に沿った断面図である。 図1のドラム式洗濯乾燥機の不完全ロック状態を示す図1のA−A線に沿った断面図である。 図1のドラム式洗濯乾燥機のアンロック状態を示す図1のA−A線に沿った断面図である。 本発明の第2実施形態のドラム式洗濯乾燥機のドアの押さえ部材を外した状態の裏面図である。 図10のドラム式洗濯乾燥機のアンロック状態を示す拡大図である。 図10のドラム式洗濯乾燥機の不完全ロック状態を示す拡大図である。 図10のドラム式洗濯乾燥機の完全ロック状態を示す拡大図である。 本発明の第3実施形態のドラム式洗濯乾燥機のドアの押さえ部材を外した状態の裏面図である。 図14のドラム式洗濯乾燥機のラッチ機構を説明するための図である。 図15に続く、図14のドラム式洗濯乾燥機のラッチ機構を説明するための図である。 図16に続く、図14のドラム式洗濯乾燥機のラッチ機構を説明するための図である。 図17に続く、図14のドラム式洗濯乾燥機のラッチ機構を説明するための図である。
以下、本発明を図示の実施形態により詳細に説明する。なお、以下の説明では、図面に表された構成を説明するうえで、「上」、「下」、「左」、「右」等の方向を示す用語、及びそれらを含む別の用語を使用するが、それらの用語を使用する目的は図面を通じて実施形態の理解を容易にするためである。したがって、それらの用語は本発明の実施形態が実際に使用されるときの方向を示すものとは限らないし、それらの用語によって特許請求の範囲に記載された発明の技術的範囲が限定的に解釈されるべきでない。
(第1実施形態)
第1実施形態のドラム式洗濯乾燥機は、図1に示すように、前面に開口部4を有する外箱1と、開口部4(図2に示す)を開閉する円盤形状のドア2と、外箱1内に配置された洗濯槽(図示せず)と、その洗濯槽内に回動可能に配置された回転ドラム3(図2に示す)とを備える。
外箱1の前面の右上側には、運転動作を選択して指示入力すると共に運転状態を表示する操作パネル6を設けている。また、外箱1の前面の左上側には、洗剤ケース61を装着し、外箱1の前面の左下側に糸くずフィルタ装置62を装着している。
外箱1の天面の左後側には、給水ホース接続口7と風呂水吸水口8とを設けている。また、外箱1の天面の右後側には、乾燥フィルタ装置9を装着している。
外箱1の一方の側面には、排水ホース接続口63が設けられている。また、ドア2の外縁側には、ドアハンドル10が取り付けられている。
図2に示すように、ドア2が、ドア取付金具20と外箱1側のヒンジ部30とを介して、外箱1の開口部4に取り付けられている。ヒンジ部30は、外箱1の開口部4の左側に設けられ、ドア2を回動可能に支持している。なお、外箱1の開口部4の内縁側には、環状の枠部材5が取り付けられている。
ドア2の外縁側かつドアハンドル10の下側には、ツメ部11が設けられている。このツメ部11は、ドア2に回動可能に支持されている。また、外箱1の開口部4の右側には、係止ユニット40が設けられている。
なお、ヒンジ部30を外箱1の開口部4の右側に設け、係止ユニット40を外箱1の開口部4の左側に設けてもよい。
外箱1内に配置された洗濯槽(図示せず)および回転ドラム3は、外箱1の前面側に開口を有し、外箱1の開口部4を介して回転ドラム3内に洗濯物(図示せず)を出し入れできるようになっている。また、洗濯槽は、ドア2により開口部4を閉じた状態にすることで、水密および気密が保たれるように設けられている。
また、上記ドラム式洗濯乾燥機は、外箱1内の背面側下部に配置された乾燥用のヒートポンプユニット92(図6に示す)と、このヒートポンプユニット92を介して洗濯槽内の空気を循環させるための循環経路(図示せず)とを備えている。
上記ドラム式洗濯乾燥機では、ユーザが、操作パネル6を介して、運転コースあるいは各工程の時間などを設定し入力すると、制御装置100(図6に示す)が、設定された情報に基づいて、例えば洗濯から乾燥までの一連の動作を実行する。
ドア2は、図3に示すように、環状の支持枠21と、この環状の支持枠21の内側に取り付けられた円錐台形状のガラス製の窓部材22と、環状の支持枠21の正面視右側(図3では左側)に取り付けられたカバー部材23と、環状の支持枠21の正面視左側(図3では右側)に取り付けられた接続部材24と、環状の支持枠21の裏面側に取り付けられた環状の押さえ部材25とを有している。接続部材24には、図2に示すドア取付金具20を介してヒンジ部30が接続されている。
環状の支持枠21の正面視右側(図3では左側)には、ドアハンドル10とツメ部11とが設けられている。ドアハンドル10は、ドア2に固定されている。また、ツメ部11は、後述する外箱1の係止部41a(図2に示す)に係止可能な位置に、ドア2の裏面から突出するように設けられている。
図4,図5に示すように、環状の支持枠21の裏面のドアハンドル10の下側には、ツメ部11を回動可能に支持している軸14と、ドアハンドル10と軸14の間に配置されたドアロックモータ50とが設けられている。ドアロックモータ50は、連結部50aを介して軸14の一端に連結されている。なお、ドアロックモータ50と連結部50aとでドアロック機構を構成している。
図6に示すように、ツメ部11は、軸14を中心に回動可能に支持されている基部11aと、この基部11aから係止ユニット40に向かって延びるアーム部11bと、このアーム部11bの先端から径方向外側に向かって屈曲する鉤部11cとを有している。この鉤部11cの先端には、湾曲面11dが設けられている。
また、鉤部11cには、摺接面11eが設けられている。この摺接面11eは、平坦面であり、ツメ部11が係止部41aに係止するときに、係止部41aと接触し、その接触面積が、ツメ部11の回動位置に応じて変化するように配置されている。すなわち、ツメ部11の係止部41aに対する係止は、摺接面11eを介して行われる。
なお、ツメ部11は、図6に示す位置(以下、ロック位置という)と、図9に示す位置(以下、アンロック位置という)との間で回動する。ツメ部11の係止部41aに対する係止力は、ツメ部11がロック位置に位置しているときが最も高く、ロック位置からアンロック位置に回動するに従って低くなり、アンロック位置でゼロになる。すなわち、ツメ部11の係止部41aに対する係止力は、ツメ部11の回動位置に応じて変化するようになっている。
また、図6に示すように、係止ユニット40は、ハウジング41と、このハウジング41内に収納されたスライド部42とで構成されている。
ハウジング41は、ドア2を閉じた状態でツメ部11に対向する箇所に、挿入口43が設けられている。また、この挿入口43の径方向外側の縁部分に係止部41aが設けられ、係止部41aの挿入口43の縁に、テーパー面41bが設けられている。係止部41aは、ドア2により開口部4が閉じられた状態でツメ部11を係止できるように形成されている。
スライド部42は、ハウジング41内で、ドア2の径方向(図6の左右方向)に沿ってスライド可能に収納されている。このスライド部42には、ツメ部11の鉤部11cが没入する凹部42aが設けられている。
ドア2を閉じていくと、ツメ部11の鉤部11cの湾曲面11dが、ハウジング41のテーパー面41bに当接し、径方向内側(図10の左方向)に向かって押される。これにより、ツメ部11が反時計回りに回動し、スライド部42の凹部42a内にツメ部11の鉤部11cが没入するようになっている。
図6に示すように、制御装置100は、演算等を行うCPU、洗濯/乾燥運転の実行等に必要なプログラムあるいはデータ等を記憶しておくROMおよびRAM等を備えており、操作パネル6、および、各種センサ91からの信号に基づいて、操作パネル6、ヒートポンプユニット92、駆動ユニット93、給水弁94、および、ドアロックモータ50等を制御する。
また、制御装置100には、モータ制御部の一例のドアロックモータ制御部101が設けられている。このドアロックモータ制御部101は、操作パネル6、および、温度センサ、扉開閉センサ、重量センサ等の各種センサ91からの信号等に基づいて上記ドラム式洗濯乾燥機の使用状況を判定すると共に、判定された使用状況に応じてドアロックモータ50を制御し、ツメ部11を所定の回動位置で保持する。
例えば、洗濯/乾燥運転が行われている場合、ドアロックモータ制御部101は、ドアロックモータ50を制御して、ツメ部11を図6に示すロック位置に回動させて、ドアロックをロック状態にする。ツメ部11は、ドアロックモータ制御部101によって、洗濯/乾燥運転が停止するまでロック位置で保持される。このロック位置では、ツメ部11の摺接面11eの全体が係止部41aと接触した状態で、ツメ部11が係止部41aに係止される。
また、洗濯/乾燥運転が行われていないが、回転ドラム3内に洗濯物が投入されている場合、ドアロックモータ制御部101は、ドアロックモータ50を制御して、ツメ部11を図8に示す位置(以下、中間ロック位置という)に回動させて、ドアロックを中間ロック状態にする。ツメ部11は、ドアロックモータ制御部101によって、洗濯/乾燥運転が行われるか、回転ドラム3内の洗濯物が取り出されるまで、中間ロック位置で保持される。この中間ロック位置では、ツメ部11の摺接面11eの一部が係止部41aと接触した状態で、ツメ部11が係止部41aに係止される。
また、洗濯/乾燥運転が行われておらず、また、回転ドラム3内に洗濯物も投入されていない場合、ドアロックモータ制御部101は、ドアロックモータ50を制御して、ツメ部11を図9に示すアンロック位置に回動させて、ドアロックをアンロック状態にする。ツメ部11は、ドアロックモータ制御部101によって、回転ドラム3内に洗濯物が投入され、ドア2が閉じられるまで、図9に示す位置で保持される。
なお、ドアロックモータ制御部101は、制御装置100が所定のプログラムを実行することにより実現される機能である。
このように、上記ドラム式洗濯乾燥機によれば、回動位置に応じて係止力が変化するツメ部11を複数の回動位置で保持できる。これにより、ドア2の保持力を容易に変更できるので、使用状況に応じて、ドラム式洗濯乾燥機の安全性と利便性の両立を図ることができる。
また、ツメ部11の回動および保持がドアロックモータ50の制御により行われるので、ツメ部11の回動位置の変更が容易になる。このため、ドア2の保持力を容易に変更することができ、ドラム式洗濯乾燥機の利便性を向上させることができる。
さらに、ドアロックモータ制御部101によって、ツメ部11がドラム式洗濯乾燥機の使用状況に応じた回動位置で保持されるように、ドアロックモータ50が制御される。このため、特別な操作を行うことなく、ドラム式洗濯乾燥機の使用状況に応じてドアの保持力を変更することができ、ドラム式洗濯乾燥機の利便性を向上させることができる。
また、ドアロックモータ50をドア2に設けているので、ドアロックモータ50を組み込むためのスペースに対する制限が、外箱1の内部に設ける場合と比べて少なくなる。このため、ドラム式洗濯乾燥機の設計の自由度を高めることができる。
なお、ドアロック機構は、ドアロックモータ50と連結部10cとで構成する場合に限らず、ツメ部を電動で回動させて、ドアロックをロック状態またはアンロック状態にすることができるものであれば、任意の構造を採用することができる。
また、ドアロックモータ50は、ドアロックモータ制御部101により制御される場合に限らない。例えば、ドアロックモータをオンオフするための機械的なスイッチを設けて、このスイッチによりドアロックモータを制御してもよい。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態の衣類処理装置の一例のドラム式洗濯乾燥機は、図10に示すように、操作部の一例のドアハンドル10が回動可能に設けられ、その回動操作によりツメ部11が回動すると共に、ツメ部11が係止部41aに係止するように付勢するバネ部の一例の第2コイルバネ16と、ツメ部11を複数の回動位置で保持可能なスイッチ51とで、ドアロック機構を構成している点で、第1実施形態のドラム式洗濯乾燥機と異なっている。
なお、この第2実施形態では、第1実施形態と同一部分に同一参照番号を付して説明を省略し、第1実施形態と異なる点について説明する。
図10に示すように、第2実施形態のドラム式洗濯乾燥機では、ドアハンドル10が、周方向に突出する軸部10aと、この軸部10aよりも径方向内側に設けられたアーム10cとを有している。また、環状の支持枠21の裏面には、軸受部12が設けられており、ドアハンドル10の軸部10aが軸Zを中心に回動可能に支持されている。
環状の支持枠21の裏面のドアハンドル10の下側には、シーソー部13が傾動可能に設けられている。このシーソー部13は、その一端がドアハンドル10の下側のアーム10cに、他端がツメ部11の基部11aに位置するように配置されている。また、シーソー部13の長手方向の略中央には、シーソー部13を付勢する第2コイルバネ16が設けられている。この第2コイルバネ16の付勢力により、シーソー部13は、下側の端部が環状の支持枠21の裏面から離間する方向に押し上げられ、上側の端部が下側のアーム10cを押圧する方向に押し下げられている。
また、ツメ部11を支持する軸14には、第1コイルバネ15が巻き付けられている。この第1コイルバネ15によりツメ部11が径方向外側に向かって付勢され、ツメ部11の係止部41aに対する係止が行われるようになっている。また、ドアハンドル10を操作していない状態では、ツメ部11は、第1コイルバネ15の付勢力により図6に示すロック位置で保持される。
ドアハンドル10を操作する(図10の紙面に垂直な方向の下向きに引く)と、ドアハンドル10の下側のアーム10cが環状の支持枠21の裏面から離間して、シーソー部13の上側の端部を持ち上げる。これにより、シーソー部13の下側の端部がツメ部11の基部11aを押さえつけ、ロック位置にあるツメ部11が、第1コイルバネ15の付勢力に抗して図9に示すアンロック位置まで回動する。これにより、ツメ部11の係止部41aに対する係止が解除されるようになっている。
シーソー部13の径方向外側には、スイッチ51が設けられている。このスイッチ51は、その一部が環状の支持枠21から径方向外側に突出すると共に、径方向内側に突出するツメ受部52が設けられている。このツメ受部52は、環状の支持枠21の裏面から見て、スイッチ51の周方向(図10の上下方向)の略中央から上端に向かって傾斜する傾斜面を有している。
また、このスイッチ51は、周方向に沿ってスライド移動可能であると共に、スライド移動可能範囲の上限位置(図11に示す)、中間位置(図12に示す)、および、下限位置(図13に示す)で保持され、第1コイルバネ15の付勢力よりも大きい力を加えなければ移動しないように設けられている。
スイッチ51が上限位置にある場合、図11に示すように、ツメ部11を回動させても、スイッチ51とツメ部11とが接触することがない。すなわち、ドアハンドル10を操作して、ツメ部11をアンロック位置に回動させた状態で、スイッチ51を上限位置から変更することなく、ドアハンドル10の操作を解除すると、ツメ部11は、第1コイルバネ15の付勢力によってロック位置まで回動し、ロック位置で保持される。
スイッチ51が中間位置にある場合、図12に示すように、スイッチ51のツメ受部52の周方向の下側部分とツメ部11の基部11aとが接触し、ツメ部11の回動が規制される。すなわち、ドアハンドル10を操作して、ツメ部11をアンロック位置に回動させ、スイッチ51を上限位置から中間位置に移動させた状態で、ドアハンドル10の操作を解除すると、ツメ部11は、第2コイルバネ16の付勢力によってロック位置に向かって回動し、図8に示す中間ロック位置でスイッチ51のツメ受部52と接触し、回動を停止する。中間位置にあるスイッチ51は第1コイルバネ15の付勢力では移動しないため、ツメ部11が、中間ロック位置で保持される。
スイッチ51が下限位置にある場合、図13に示すように、スイッチ51のツメ受部52の周方向の上側部分とツメ部11の基部11aとが接触し、ツメ部11の回動範囲が規制される。すなわち、ドアハンドル10を操作して、ツメ部11をアンロック位置に回動させた状態で、スイッチ51を上限位置または中間位置から上限位置に移動させた状態で、ドアハンドル10の操作を解除すると、ツメ部11は、図9に示す中間ロック位置でスイッチ51のツメ受部52に接触するため、回動することができない。アンロック位置にあるスイッチ51は第1コイルバネ15の付勢力では移動しないため、ツメ部11が、アンロック位置で保持される。
このように、ツメ部11の回動位置がスイッチ51により調節されるので、例えば、ドアロック機構が浸水したとしても、正常にドアロックをロック状態あるいはアンロック状態に切り替えることができる。このため、ドラム式洗濯乾燥機の安全性を向上させることができる。
なお、スイッチ51は、第2実施形態に限らず、ツメ部11を複数の回動位置で保持できるものであれば、任意の形状および構造を採用することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態の衣類処理装置の一例のドラム式洗濯乾燥機は、図14に示すように、ドアロック機構を第1コイルバネ15と、ツメ部11をアンロック状態で保持可能なラッチ機構とで構成している点で、第2実施形態のドラム式洗濯乾燥機と異なっている。
なお、この第3実施形態では、第1,第2実施形態と同一部分に同一参照番号を付して説明を省略し、第2実施形態と異なる点について説明する。
図14に示すように、第3実施形態のドラム式洗濯乾燥機では、ツメ部11の基部11aの軸14方向の面に設けられた摺動溝部71と、この摺動溝部71内をスライド移動可能に配置され、ツメ部11の基部11aの軸14方向の面から突出しているラッチ軸部72と、ラッチ軸部72を覆うカバー80とが設けられている。また、カバー80には、ラッチ軸部72の先端が挿入されるラッチ溝部81(図18に示す)が設けられている。
なお、摺動溝部71、ラッチ軸部72、および、ラッチ溝部81で、ラッチ機構を構成している。
続いて、図14〜図18を参照して、ラッチ機構の動作について説明する。
ドアハンドル10の操作が行われていない状態では、ツメ部11は、図14に示すように、ロック位置に位置しており、ラッチ軸部72は、図18に示すラッチ溝部81の“IV”で示す位置に位置している。
図15に示すように、ドアハンドル10を操作して、ツメ部11をアンロック位置まで回動させると、ラッチ軸部72が、図18に示すラッチ溝部81の“IV”で示す位置から“I”で示す位置に移動する。
ツメ部11が図15に示すアンロック位置にある状態で、ドアハンドル10の操作を解除すると、ラッチ軸部72が、図18に示すラッチ溝部81の“I”で示す位置から“II”で示す位置に移動する。ラッチ軸部72が“II”で示す位置に位置している状態では、ツメ部11は、ラッチ溝部81の形状により、ロック位置に向かって回動できないようになっている。すなわち、ドアハンドル10を操作してツメ部11をロック位置からアンロック位置に回動させた後、ドアハンドル10の操作を解除すると、ツメ部11は、図16に示すように、アンロック位置で保持される。
ツメ部11が図16に示すアンロック位置で保持されている状態で、ドアハンドル10を操作すると、ツメ部11は、図17に示すように、アンロック位置よりも径方向内側(図17の左側)の位置(以下、保持解除位置という)まで回動し、アンロック位置での保持が解除される。このとき、ラッチ軸部72は、図18に示すラッチ溝部81の“II”で示す位置から“III”で示す位置に移動する。
ツメ部11が図17に示す保持解除位置にある状態で、ドアハンドル10の操作を解除すると、ラッチ軸部72が、図18に示すラッチ溝部81の“III”で示す位置から“IV”で示す位置に移動し、ツメ部11が、保持解除位置からロック位置に回動する。
このように、ラッチ機構を用いることで、簡単な構成で、ツメ部11をアンロック位置で保持できるので、ドアロックをアンロック状態で保持できる。
なお、ラッチ機構は、第3実施形態に限らず、ドアロックをアンロック状態で保持できるものであれば、任意の形状および構造を採用することができる。
(その他の実施形態)
第1〜第3実施形態では、衣類処理装置としてのドラム式洗濯乾燥機について説明したが、これに限らず、ドラム式洗濯機やドラム式乾燥機あるいはドラム式でない構成の洗濯機や乾燥機などの衣類処理装置にこの発明を適用してもよい。
本発明および実施形態を纏めると、次のようになる。
本発明の衣類処理装置は、
開口部4を有する外箱1と、
上記外箱1に回動可能に取り付けられ、上記開口部4を開閉するドア2と、
上記ドア2に回動可能に支持されたツメ部11と、
上記外箱1の上記開口部4の周縁部に設けられ、上記ツメ部11を解除可能に係止する係止部41aと、
上記ツメ部11を回動させて、ドアロックを上記ツメ部11が上記係止部41aに係止されたロック状態と、上記ツメ部11の上記係止部41aに対する係止が解除されたアンロック状態とに切り替え可能なドアロック機構と、
を備え、
上記ツメ部11が、上記ツメ部11の上記係止部41aに対する係止力が上記ツメ部11の回動位置に応じて変化するように設けられており、
上記ドアロック機構が、上記ツメ部11を複数の回動位置で保持するように設けられていることを特徴としている。
本発明の衣類処理装置によれば、回動位置に応じて係止力が変化するツメ部11を複数の回動位置で保持できる。これにより、ドア2の保持力を容易に変更できるので、使用状況に応じて、衣類処理装置の安全性と利便性の両立を図ることができる。
また、一実施形態の衣類処理装置では、
上記ドアロック機構がモータ50を有し、
上記ツメ部11の回動および所定の回動位置での保持が、上記モータ50を制御することにより行われる。
上記実施形態によれば、ツメ部11の回動および保持がモータ50の制御により行われるので、ツメ部11の回動位置の変更および調節が容易になる。このため、ドア2の保持力を容易に変更および調節することができ、衣類処理装置の利便性を向上させることができる。
また、一実施形態の衣類処理装置では、
使用状況に応じた所定の回動位置で上記ツメ部11が保持されるように、上記モータ50を制御するモータ制御部101をさらに備えている。
上記実施形態によれば、モータ制御部101によって、ツメ部11が衣類処理装置の使用状況に応じた回動位置で保持されるように、モータ50が制御される。このため、特別な操作を行うことなく、衣類処理装置の使用状況に応じてドア2の保持力を変更することができ、衣類処理装置の利便性を向上させることができる。
また、一実施形態の衣類処理装置では、
上記ドア2に設けられ、操作により上記ツメ部11を回動させる操作部10をさらに備え、
上記ドアロック機構が、
上記ドア2により上記開口部4が閉じられた状態で上記ツメ部11が上記係止部41aに係止するように、上記ツメ部11を付勢するバネ部15と、
上記ツメ部11を複数の回動位置で保持可能なスイッチ51と、
を有する。
上記実施形態によれば、ツメ部11の回動位置がスイッチ51により調節されるので、例えば、ドアロック機構が浸水したとしても、正常にドアロックをロック状態あるいはアンロック状態に切り替えることができる。このため、衣類処理装置の安全性を向上させることができる。
また、一実施形態の衣類処理装置では、
上記ドア2に設けられ、操作により上記ツメ部11を回動させる操作部10をさらに備え、
上記ドアロック機構が、
上記ドア2により上記開口部4が閉じられた状態で上記ツメ部11が上記係止部41aに係止するように、上記ツメ部11を付勢するバネ部15と、
ドアロックを少なくとも上記アンロック状態で保持可能なラッチ機構をさらに有する。
上記実施形態によれば、簡単な構成で、ドアロックをアンロック状態で保持できる。
また、一実施形態の衣類処理装置では、
上記ドアロック機構が、上記ドアに設けられている。
上記実施形態によれば、ドアロック機構を組み込むためのスペースに対する制限が、外箱1の内部に設ける場合と比べて少なくなる。このため、衣類処理装置の設計の自由度を高めることができる。
上記実施形態で述べた構成要素は、適宜、組み合わせてもよく、また、適宜、選択、置換、あるいは、削除してもよいのは、勿論である。
1 外箱
2 ドア
3 回転ドラム
4 開口部
5 環状の枠部材
6 操作パネル
7 給水ホース接続口
8 風呂水吸水口
9 乾燥フィルタ装置
10 ドアハンドル
10a 軸部
11 ツメ部
11a 基部
11b アーム部
11c 鉤部
11d 湾曲面
11e 摺接面
12 軸受部
13 シーソー部
14 軸
15 第1コイルバネ
16 第2コイルバネ
20 ドア取付金具
21 環状の支持枠
22 窓部材
23 カバー部材
24 接続部材
25 環状の押さえ部材
26 前面カバー
30 ヒンジ部
40 係止ユニット
41 ハウジング
41a 係止部
41b テーパー面
42 スライド部
42a 凹部
43 挿入口
50 ドアロックモータ
50a 連結部
51 スイッチ
52 ツメ受部
61 洗剤ケース
62 糸くずフィルタ装置
63 排水ホース接続口
71 摺動溝部
72 ラッチ軸部
80 カバー
81 ラッチ軸部
91 センサ
92 ヒートポンプユニット
93 駆動ユニット
94 給水弁
100 制御装置
101 ドアロックモータ制御部

Claims (5)

  1. 開口部を有する外箱と、
    上記外箱に回動可能に取り付けられ、上記開口部を開閉するドアと、
    上記ドアに回動可能に支持されたツメ部と、
    上記外箱の上記開口部の周縁部に設けられ、上記ツメ部を解除可能に係止する係止部と、
    上記ツメ部を回動させて、ドアロックを上記ツメ部が上記係止部に係止されたロック状態と、上記ツメ部の上記係止部に対する係止が解除されたアンロック状態とに切り替え可能なドアロック機構と、
    を備え、
    上記ツメ部が、上記ツメ部の上記係止部に対する係止力が上記ツメ部の回動位置に応じて変化するように設けられており、
    上記ドアロック機構が、上記ツメ部を複数の回動位置で保持するように設けられていることを特徴とする衣類処理装置。
  2. 請求項1に記載の衣類処理装置において
    上記ドアロック機構がモータを有し、
    上記ツメ部の回動および所定の回動位置での保持が、上記モータを制御することにより行われることを特徴とする衣類処理装置。
  3. 請求項1に記載の衣類処理装置において、
    上記ドアに設けられ、操作により上記ツメ部を回動させる操作部をさらに備え、
    上記ドアロック機構が、
    上記ドアにより上記開口部が閉じられた状態で上記ツメ部が上記係止部に係止するように、上記ツメ部を付勢するバネ部と、
    上記ツメ部を複数の回動位置で保持可能なスイッチと、
    を有することを特徴とする衣類処理装置。
  4. 請求項1に記載の衣類処理装置において、
    上記ドアに設けられ、操作により上記ツメ部を回動させる操作部をさらに備え、
    上記ドアロック機構が、
    上記ドアにより上記開口部が閉じられた状態で上記ツメ部が上記係止部に係止するように、上記ツメ部を付勢するバネ部と、
    ドアロックを少なくとも上記アンロック状態で保持可能なラッチ機構をさらに有することを特徴とする衣類処理装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の衣類処理装置において、
    上記ドアロック機構が、上記ドアに設けられていることを特徴とする衣類処理装置。
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