JP2021023557A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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Hirotaka Nogami
洋登 野上
小谷 直己
Naoki Kotani
直己 小谷
大亮 芳賀
Daisuke Haga
大亮 芳賀
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Abstract

【課題】蓋体を構成する部品の寸法ばらつきによらず、係止フックの位置を一定に保ち、フック受け手段から解除する力を一定に保つことができる、信頼性の高い洗濯機を提供する。【解決手段】筐体と、衣類を収容する内槽と、前記筐体と閉止位置から全開位置までの所定の角度を開閉自在に軸支され、衣類を出し入れする投入口を開閉する、前記筐体に設けられた蓋体7と、前記蓋体7を閉止位置でロックする蓋体係止手段と、を有し、前記蓋体係止手段は、支軸に揺動自在に軸支された係止フックと、前記係止フックと係合するフック受け手段と、を備え、前記係止フックの前記支軸に対して垂直方向に移動可能なフック軸支手段を有するドラム式洗濯機の構成とする。【選択図】図8

Description

本発明は、洗濯物を洗濯するドラム式洗濯機に関するものである。
ドラム式洗濯機は、水平、あるいは略水平に傾斜して配置された水槽内にドラムを回転自在に配置して、回転軸のまわりにドラムを回転駆動して衣類を洗濯、すすぎ、脱水、乾燥までを行うものである。ドラム式洗濯機は衣類の洗濯、すすぎ、脱水までを行う。
回転式のドラムの前面側には開閉式の蓋体をもうけ、洗濯前、ないし洗濯、ないし乾燥までが完了したのち衣類を出し入れする際にはこの蓋体を開いて衣類を出し入れする。そのためには洗濯または乾燥などの運転中に蓋体をロックする蓋ロック手段と、その蓋ロック手段を開放して蓋を開放するために蓋開放操作レバーなどを備えた蓋開放手段が設けられている。
特許文献1に記載された衣類処理装置(ドラム式洗濯乾燥機)は、「衣類を収容する槽と、前記槽を支持する筐体と、閉止位置から全開位置までの所定の角度を開閉自在に軸支され、衣類を出し入れする投入口を開閉する、前記筐体に設けられた蓋体と、前記蓋体を閉止位置でロックする蓋体係止手段と、を備え、前記蓋体係止手段は、前記蓋体に揺動自在に軸支された第一の係止フックと、前記蓋体に揺動自在に軸支された第二の係止フックと、前記第一の係止フックと係合する第一のフック受け手段と前記第二の係止フックと係合する第二のフック受け手段と、をさらに備え、前記蓋体を閉じた状態状態で前記蓋体に開き方向の力を加えた際に、前記第一の係止フックが前記第一のフック受け手段から解除される力は、前記第二の係止フックが前記第二のフック受け手段から解除される力より小、であることを特徴とする。(請求項1)」と開示されている。
特開2018−338号公報
特許文献1に開示された構成では、蓋体を構成する樹脂部品の寸法ばらつきの影響により、蓋体係止手段を構成する、係止フックの位置がずれ、フック受け手段から解除する力が一定に保つことができなくなる可能性がある。
本発明では、蓋体を構成する部品の寸法ばらつきによらず、係止フックの位置を一定に保ち、フック受け手段から解除する力を一定に保つことができる、信頼性の高い洗濯機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のドラム式洗濯機は、筐体と、衣類を収容する内槽と、前記筐体と閉止位置から全開位置までの所定の角度を開閉自在に軸支され、衣類を出し入れする投入口を開閉する、前記筐体に設けられた蓋体と、前記蓋体を閉止位置でロックする蓋体係止手段と、を有し、前記蓋体係止手段は、支軸に揺動自在に軸支された係止フックと、前記係止フックと係合するフック受け手段と、を備え、前記係止フックの前記支軸に対して垂直方向に移動可能なフック軸支手段を有する構成とする。
本発明によれば、蓋体を構成する樹脂部品の寸法ばらつきによらず、係止フックの位置を一定に保ち、フック受け手段から解除する力を一定に保つことができる、信頼性の高い洗濯機が提供できる。
本発明の第一実施形態に係る洗濯乾燥機の蓋体が閉じた状態の斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る洗濯乾燥機のA−A断面図を示す。 本発明の第一実施形態に係る洗濯乾燥機の蓋体が開いた状態の斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る洗濯乾燥機の部分斜視図であり、蓋体の回転支点の構成を示す分解斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る洗濯乾燥機の蓋体係止手段の構成を示す図である。 図1のB−B断面を示す図である。 図1のB−B断面を示し、操作ハンドルを操作した状態を示す図である。 図4におけるK部の拡大部分の斜視図である。 図4におけるK部の拡大部分の斜視図であり、操作ハンドルを操作した状態を示す図である。 本発明の第一実施形態に係る洗濯乾燥機のフック軸支手段の構成を示す図である。 図8−9のE−E断面を示す図である。 図8−9の他のE−E断面を示す図である。 図8−9の他のE−E断面を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面により説明する。
図1から図4は、本発明の第一実施形態の係るもので、図1、図3、図4は洗濯乾燥機の斜視図、図2は図1におけるA−A断面図を示し、説明のための水受け槽である円筒状の水槽3と回転ドラム11の一部を仮想的に破断して図示している。
また、以下の説明において、上下左右前後の方向は図1中に示す上下左右前後の方向を基準とする。
図1は蓋体7を閉じた状態であり、図3と図4は蓋体7を開いて投入口8から衣類6を出し入れする際の状態である。本実施形態においても蓋体7は正面からみて円形である。
<本体側概略構成>
ベース1には、ばねと減衰とを備えた支持手段2を介して外槽である水槽3が弾性支持されている。ベース1の上部には鋼板と樹脂成形品で組み合わされて構成された外枠4(筐体)が載せられて洗濯乾燥機本体5となしている。外枠4の正面には衣類6を出し入れするドアである蓋体7と前面カバー9が設けられている。
<水槽>
水槽3の内部には衣類6を入れて洗濯、脱水を行う円筒状の回転する内槽の回転ドラム11が設けられ、回転ドラム11の前端側には内部に同心に設けた複数の層に流体を閉じ込めた流体バランサ12が設けられて、回転ドラム11と一体に回転することで衣類6のアンバランスによる回転ドラム11の振動を低減する構成である。回転ドラム11は、側壁に遠心脱水用の多数の小孔(図示せず)を有し、ドラムモータ13によって回転する。
<排水弁>
水槽3の底面には排水弁14を介して排水管15が接続されており、水槽3内の洗濯水を排水できる。水槽3には乾燥風路16が接続されており、水槽3内の湿り空気を排出して、図示しない例えばヒータ96や送風手段97を備えた乾燥手段によって乾燥させる。
<給水電磁弁>
洗濯乾燥機本体5の背面近傍の上面には、給水栓17が設けられており、水道管を接続して洗濯乾燥機本体5に対して給水を行う。
洗剤投入口19に投入された粉末洗剤、柔軟剤、ないし液体洗剤を水槽3内に供給する際には、給水電磁弁18を開くことで、給水栓17から、給水電磁弁18と洗剤投入口19とを接続した給水管20を経由して、水道水を給水して洗剤を溶かし、水槽3と接続された洗剤供給管21を経由して水槽3の内部に供給される。
<操作パネル>
外枠4の上面の前面側の一部は例えば電源のオンオフや洗濯、乾燥などの運転コースを選択するスイッチや表示類が設けられた操作パネル22であり、他の一部は開閉可能に設けられた洗剤投入口19である。
その構成は従来からある洗濯機ないし洗濯乾燥機と同様なので、詳細な説明は省略する。
<蓋ヒンジ>
蓋体7は蓋周囲分割面23の一部を分割して設けられた所謂ヒンジである蓋支点手段24のまわりに回転自在に軸支されており、例えば90°程度開放できる構成である。
蓋支点手段24は洗濯乾燥機本体5に設けられたヒンジブラケット25の円筒状をなしたヒンジピン26と、蓋体7に設けたピン受け穴27と嵌合するよう組み付けることで、蓋体3は回転自在に軸支される。
<蓋体構成>
筐体である外枠4と閉止位置から全開位置までの所定の角度を開閉自在に軸支され、衣類を出し入れする投入口を開閉する、外枠4に設けられた蓋体7の蓋支点手段24の対面側には、蓋体係止手段28が設けられており、蓋体7を閉じ位置でロックおよびロック解除する、蓋体7に隣接して配置された2つの係止フック29a、29bと、さらに、係止フック29aのロックを外すよう作用する操作ハンドル30が設けられている。蓋体7の裏面側は、蓋体7を閉じた際に、投入口8の内周に沿って設けられたゴム製のシールパッキンであるベローズ31(図6)と全周にわたって接触して水封しつつ閉止する、内側に凸したドアガラス32が設けられている。さらに蓋周囲分割面23の一部であって操作ハンドル30の近傍は操作凹部33として手指を挿入しやすく、操作ハンドル30が操作しやすい構成としており、その詳細については後述する。
図4は、蓋体7を外枠4から取り外して示した分解斜視図である。図4(A)は蓋体3、図4(B)は洗濯乾燥機本体5の投入口8近傍のみを示す部分斜視図である。
蓋体7は前面を構成する円形のドアカバー36と、外周を前記ドアカバー36と略同一径とし蓋体7の背面をなすリング状の第一のフタフレーム35と、第一のフタフレーム35の内周部から背面に向けて突出したドアガラス32と、蓋体7の開き動作の際に操作する操作ハンドル30と、蓋体7を閉止した際にはロックされ、操作ハンドル30の操作と連動してロック解除される係止フック29a、29bを備えた蓋体係止手段28を設けた。また、洗濯工程や脱水工程などの運転中に係止フック29a、29bが開かないようロックするロック機能を少なくとも備えた係止フック制御手段38をさらに備えている。
<ベローズ>
水槽3のドアガラス32と近接した側には柔軟なゴムなどで作られたリング状のベローズ31が設けられ、ベローズ31の内周はドアガラス32と接するよう構成することで水封を保って密閉する。
<フック受け手段>
洗濯乾燥機本体5または係止フック制御手段38には、係止フック29a、29bとそれぞれ噛み合って蓋体7をロックするフック受け手段37a、37bが設けられて蓋体係止手段28をなし、蓋体7をロックすることによってドアガラス32とベローズ31とを確実に密着させて水漏れの発生を防止するとともに、洗濯工程、あるいは乾燥工程中で回転ドラム11が回転中に蓋体7が開かないように確実に保持している。
<2つの係止フック>
先に説明したように、蓋体7には先端を鉤ツメ形状とした2つの係止フック29a、29bと操作ハンドル30が設けられている。第一の係止フック29a(以下、鈍角フックと称することがある)はフック部の角度が90゜より大きな鈍角をなしており、第二の係止フック29b(以下、鋭角フックと称することがある)はフック部の角度が90゜より小なる鋭角をなしており、鈍角フック29aと鋭角フック29bとは隣接して配置されている。
<鈍角フック>
鈍角フックである第一の係止フック29aの構成の一例を図5(a)により説明すると、第二の支軸41のまわりに揺動自在に支持された第一の係止フック29a先端のフック部が第一のフック受け手段37aと係合する部分(係止面と称することがある)と、第二の支軸41とを結んだ第一のフック角度α1が直角よりも大なる鈍角となっており、一例として第一のフック角度α1=105゜程度である。
<鋭角フック>
鋭角フックである第二の係止フック29bの構成の一例を図5(b)により説明すると、第二の支軸41のまわりに揺動自在に支持された第二の係止フック29b先端のフック部が第二のフック受け手段37bと係合する部分(係止面と称することがある)と、第二の支軸41とを結んだ第一のフック角度α2が直角よりも小なる鋭角となっており、一例として第二のフック角度α2=88゜程度である。
<フック角度の大小2種>
すなわち、2つの係止フックを設け、第一の係止フック(鈍角フック)29aの第一のフック角度α1は第二の係止フック(鋭角フック)29bの第二のフック角度α2より大であり、さらに第一の係止フック29aのフック部の第一のフック角度α1は直角より大なる鈍角であり、第二の係止フック29bのフック部の第二のフック角度α2は直角より小なる鋭角としている。
<係止フック状態の定義>
本実施形態における第一の係止フック29a、第二の係止フック29bの状態ないし動作を、下記のように表記するものとする。
1.開放状態:蓋体7が開いており、第一の係止フック29aはネジリバネ42aの力によって閉じ位置にあり、第二の係止フック29bは、復帰ばね42bの力によって開き位置にある状態。
2.閉止状態:蓋体7は閉じられ、第一の係止フック29aが閉位置で第一のフック受け手段37aと係合して蓋体7を閉止し、第二の係止フック29bは開位置で第二のフック受け手段37bから離反した状態。
3.ハンドル操作状態:操作ハンドル30を操作して第一の係止フック29aを閉位置から開位置に移動し、蓋体7が開放可能な状態。
4.ロック動作:係止フック制御手段38を動作して、第二の係止フック29bを開位置から閉位置に移動して第二のフック受け手段37bに係合する動作。
5.ロック状態:第一の係止フック29aが第一のフック受け手段37aと係合し、第二の係止フック29bが第二のフック受け手段37bと係合して蓋体7を閉止している状態。
6.ロック解除動作:係止フック制御手段38を動作して、第二の係止フック29bを第二のフック受け手段37bから離反する動作。
7.強制解除動作:ロック状態から、強制解除ひも48を引くことで閉止状態に移行する動作。
<操作ハンドル>
次に、蓋体7の開き動作の際に操作する操作ハンドル30と、操作ハンドル30の操作と連動して「開放動作」を行う第一の係止フック29a、第二の係止フック29bの構成について、図1から図12を用いて説明する。
<操作ハンドル凹部形状>
図1および図3、図4において、蓋周囲分割面23の操作ハンドル30と隣接した部分は奥側に向けて凹んだ操作凹部33となっており、その操作凹部33は投入口8の近傍まで延伸されている。
図6と図7により操作ハンドル30と操作凹部33の構成の詳細について説明する。図6と図7とは、図1におけるB−B断面図であり、蓋体7を閉じた際の操作ハンドル30部分の断面構成を図示している。
図6は操作ハンドル30を操作して蓋体7を開放しようとして、操作ハンドル30の奥面側すなわち図示下方にまで操作凹部33に手指を挿入した状態を示す。
<フタ操作ハンドル>
次に、図7に示すように操作ハンドル30を前方に引くことにより、操作ハンドル30は前方に移動して、操作ハンドル30と連動して後述するように第一の係止フック29aは閉位置から開位置に移動して第一のフック受け手段37aから離反して「閉止状態」から「ハンドル操作状態」となり、蓋体7を開放できる状態となる。
次に、図8から図13を用いて、図6と図7で説明した操作ハンドル30の動作と連動した第一の係止フック29a、第二の係止フック29bの構成と動作、フック軸支手段44について説明する。図8と図9は蓋体7の構成の一部を示す部分斜視図で図4(A)におけるK部の拡大図であって、第一のフタフレーム35を取り外した状態で操作ハンドル30と第一の係止フック29a、第二の係止フック29bとフック軸支手段44の構成の詳細を示す。
図10はフック軸支手段の単品図を示す。
図11から図13は図8ないし図9のE−E方向の断面図であり、図1のE−E断面と同一箇所の断面図を示す。
操作ハンドル30は図4(A)にも示すように、概ね蓋体7の外周と同心のリング形状の一部分をなし、蓋体7の裏面側および円筒形状の側面の外側に沿って設けられ、第一の支軸39によって揺動自在に軸支されている。
その半径方向の断面形状は図6ないし図7に示される。第一の係止フック29a、第二の係止フック29bは蓋支点手段24に対して蓋体7の対面側にあり、蓋支点手段24の回動軸であるヒンジピン26ないしピン受け穴27で構成される回転軸に直交した蓋体7の最大直径部を含んだ面内に設けられる。
操作ハンドル30の一端は第一の係止フック29aに向けて近接するよう延伸されて係止フック操作部40をなす。
第一の係止フック29aは第一のフタフレーム35に対して第一の係止フック29aが閉位置にある「閉止状態」から、操作ハンドル30を操作した際の「ハンドル操作状態」における開位置との間で、第二の支軸41のまわりに揺動自在に軸支されている。第二の支軸41にはネジリバネ42aが同軸に設けられており、第一の係止フック29aと係止フック制御手段38に設けられた第一のフック受け手段37aとを噛み合わせて蓋体7を閉止位置でロックする方向に付勢している。係止フック操作部40が第一の係止フック29aの一部を延伸した受け部43に作用することで、「閉止状態」から操作ハンドル30を操作すると、第一の係止フック29aが開いた「ハンドル操作状態」とすることができる。
<鋭角フック>
次に、第二の係止フック29bの構成について図8から図11を用いて説明する。
第二の係止フック29bは第一の係止フック29aに隣接して、第一の係止フック29aに対して操作ハンドル30とは反対側に設けられ、第二の支軸41のまわりに回動可能に軸支されている。第二の支軸41にはネジリバネ42bが同軸に設けられており、第二の係止フック29bを開く方向、すなわち係止フック制御手段38に設けられた第二のフック受け手段37bから離反する方向に付勢している。
図8と図11は図5(a)と同様に第一の係止フック29aは閉止位置にあって第一のフック受け手段37aと係合して蓋体7が閉止した「閉止状態」を示す。このとき第二の係止フック29bは開位置にある。
<フック軸支手段>
フック軸支手段44は、支軸を軸支する複数の軸穴と、複数の溝と、を備える。具体的には、第一の係止フック29aと第二の係止フック29bの支軸41はフック軸支手段44によって第一の軸穴47a、第二の軸穴47b、第三の軸穴47cで軸支されており、フック軸支手段44には第一の溝45aと第二の溝45bが備わっている。第一の溝45aと第二の溝45bを材料がポリプロピレンの第一のフタフレーム35に付いている第一の穴46a、第二の46bに合わせて、ねじ締めすることで第一のフタフレーム35と長溝形状を持つ金属材料のフック軸支手段44を固定することができる。ポリプロピレンの成形品は比較的寸法ばらつきが大きいことを特徴とする。
フック軸支手段44は、係止フックの支軸に対して垂直方向に移動可能である、つまり、長溝である第一の溝45aと長溝である第二の溝45bは第二の支軸41と垂直の方向に移動させることで、フック軸支手段44と第一のフタフレーム35を固定する位置を微調整でき、第一の係止フック29aと第二の係止フック29bの位置を微調整できる。固定部は長穴形状でも位置調整可能だが、長溝形状のほうが必要面積が狭くて済む。
<フタ開・解除動作>
衣類6の出し入れの際に蓋体7を「閉止状態」から開く際には、図6から図7に示すように操作ハンドル30を操作する。
図9と図11は図7と同様に操作ハンドル30が操作されて、操作ハンドル30の一端に設けられた係止フック操作部40が作用した状態を示している。
図9、図11に示すように係止フック操作部40は第一の係止フック29aの一端である受け部43を後方に押して第一の係止フック29aを矢印方向、すなわち開く方向に回動して、「ハンドル操作状態」とする。さらに操作ハンドル30部を手前側に引けば、第一の係止フック29aと第一のフック受け手段37aとの係合は解除されたままなので、図12に示すように蓋体7を手前に開くことができる。
<フタ閉じ状態>
蓋体7を閉じた際には、第一の係止フック29aはネジリバネ42aによる閉じ方向の力によって、閉位置で第一のフック受け手段37aと噛合って蓋体7を閉止した「閉止状態」となる。このとき第二の係止フック29bは復帰ばね42bの力によって開き位置にあり、第二のフック受け手段37bには作用しない。
<鈍角ロックによる内側からの開き力>
「閉止状態」において、蓋体7を内側から開く力について説明する。「閉止状態」においては図5(a)に示すように、第一の係止フック29aが第一のフック受け手段37aに係止された状態である。この状態で蓋体7の内側から開く力が加わると、第二の支軸41から前方に向けて矢印の向きに力が加わる。第一の係止フック29aの第一のフック受け手段37aとの係止面から、第二の支軸41とを結んだフック部の第二のフック角度α2は例えば105゜程度の鈍角だから、前方への力が加わると第一の係止フック29aを開く方向の回転力を生じる構成である。
すなわち所定以上の力が前方に向けて加わって、第一の係止フック29aを開く方向の力がネジリバネ42aによる閉じ方向の力より大となると、第一の係止フック29aは回転して第一のフック受け手段37aとの係止が外れて蓋体7が開放される。
第一の係止フック29aの第一のフック角度α1を大きくすれば第一の係止フック29aは外れやすくなるので、より小さな力でも内側から開くことができる。すなわち第一のフック角度α1を適宜選択することによって蓋体7を内側から開く力を適宜設定できる。この力は、例えば70N以下に設定することができる。
<鋭角フックによるロック状態>
次に、「ロック状態」について説明すると、図5(b)に示すように鋭角フック29bが閉位置となって第二のフック受け手段37bと係合された状態である。
第二の係止フック29bの第二のフック受け手段37bとの係止面から、第二の支軸41とを結んだ第一のフック角度α1は例えば88゜程度の鋭角としている。したがって、蓋体7の内側から開く力が前方へ加わっても、第二の係止フック29bは第二のフック受け手段37bに対して、さらに閉じる方向の力が生じるので、外れることなく確実に蓋体7を閉じた「ロック状態」を維持する。すなわち、洗濯工程ないし乾燥工程で運転中であって、衣類6や高圧の温風によって蓋体7が受ける内側から開く力に対しても、確実に蓋体7を閉じた状態を維持して水漏れや温風のもれを防止し、さらに蓋体7が運転中に不意に開くことを防止できる構成である。
この内側から開く力は、例えば300N以上に設定することができる。
<2つのフックによる閉じ力の大小>
すなわち、本実施形態においては、2つの係止フック(第一の係止フック29a、第二の係止フック29b)を設け、蓋体7を閉じて第一の係止フック29aが作用した状態で、第一の係止フック29aが解除されるまでの蓋体7を内側から押す力よりも、蓋体7を閉じて第二の係止フック29bが作用した状態で、第二の係止フック29bが解除されるまでの蓋体7を内側から押す力の方が大、となるようにしている。
1 ベース
2 支持手段
3 水槽
4 外枠
5 洗濯乾燥機本体
6 衣類
7 蓋体
8 投入口
9 前面カバー
10 背面カバー
11 回転ドラム
12 流体バランサ
13 ドラムモータ
18 給水電磁弁
19 洗剤投入口
20 給水管
21 洗剤供給管
22 操作パネル
23 蓋周囲分割面
24 蓋支点手段
25 ヒンジブラケット
26 ヒンジピン
27 ピン受け穴
28 蓋体係止手段
29a 第一の係止フック
29b 第二の係止フック
30 操作ハンドル
31 ベローズ
32 ドアガラス
33 操作凹部
35 第一のフタフレーム
36 ドアカバー
37a 第一のフック受け手段
37b 第二のフック受け手段
38 係止フック制御手段
39 第一の支軸
40 係止フック操作部
41 第二の支軸
42a ネジリバネ
42b 復帰ばね
43 受け部
44 フック軸支手段
45a 第一の長溝
45b 第二の長溝
46a 第一の穴
46b 第二の穴
47a 第一の軸穴
47b 第二の軸穴
47c 第三の軸穴

Claims (6)

  1. 筐体と、
    衣類を収容する内槽と、
    前記筐体と閉止位置から全開位置までの所定の角度を開閉自在に軸支され、衣類を出し入れする投入口を開閉する、前記筐体に設けられた蓋体と、
    前記蓋体を閉止位置でロックする蓋体係止手段と、を有し、
    前記蓋体係止手段は、
    支軸に揺動自在に軸支された係止フックと、
    前記係止フックと係合するフック受け手段と、を備え、
    前記係止フックの前記支軸に対して垂直方向に移動可能なフック軸支手段を有するドラム式洗濯機。
  2. 請求項1記載のドラム式洗濯機であって、
    前記係止フックは、
    フック部の角度が90°より大きい角度である第一の係止フックと、
    フック部の角度が90°より小さい角度である第二の係止フックと、
    を有するドラム式洗濯機。
  3. 請求項2記載のドラム式洗濯機であって、
    前記フック受け手段は、
    前記第一の係止フックと係合する第一のフック受け手段と、
    前記第二の係止フックと係合する第二のフック受け手段と、
    を有するドラム式洗濯機。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のドラム式洗濯機であって、
    前記フック軸支手段は、金属材料で構成されたドラム式洗濯機。
  5. 請求項4記載のドラム式洗濯機であって、
    前記蓋体は、前面に構成するドアカバーと、背面を構成するフタフレームと、を有し、
    前記フック軸支手段は、複数の溝、を有し、
    前記複数の溝と前記フタフレームの穴を合わせて締結することで、前記フック軸支手段と前記フタフレームを固定する、ドラム式洗濯機。
  6. 請求項5記載のドラム式洗濯機であって、
    前記フック軸支手段の前記複数の溝は、長い溝、又は溝ではなく長穴形状である、ドラム式洗濯機。
JP2019144149A 2019-08-06 2019-08-06 ドラム式洗濯機 Pending JP2021023557A (ja)

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