JP2017147794A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017147794A
JP2017147794A JP2016026311A JP2016026311A JP2017147794A JP 2017147794 A JP2017147794 A JP 2017147794A JP 2016026311 A JP2016026311 A JP 2016026311A JP 2016026311 A JP2016026311 A JP 2016026311A JP 2017147794 A JP2017147794 A JP 2017147794A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor element
resistance
resistor
sensor cell
resistance value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016026311A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6544260B2 (ja
Inventor
鈴木 啓介
Keisuke Suzuki
鈴木  啓介
浩志 瀧
Hiroshi Taki
浩志 瀧
水野 祥司
Shoji Mizuno
祥司 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2016026311A priority Critical patent/JP6544260B2/ja
Publication of JP2017147794A publication Critical patent/JP2017147794A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6544260B2 publication Critical patent/JP6544260B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Power Conversion In General (AREA)

Abstract

【課題】半導体素子を小型化できる電力変換装置を提供すること。
【解決手段】オンオフ動作する半導体素子2を備える。半導体素子2は、互いに並列接続された複数のセル4によって構成されている。複数のセル4のうち一部のセル4は、半導体素子2を流れる電流の一部を取り出して測定するためのセンサセル4sとされている。電力変換装置1は、抵抗測定部31と、温度算出部32とを備える。抵抗測定部31は、センサセル4sのオン抵抗Rxを測定する。温度算出部32は、オン抵抗Rxの測定値を用いて、半導体素子2の温度を算出するよう構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体素子を備える電力変換装置に関する。
直流電力と交流電力との間で電力変換を行う電力変換装置として、MOSFET等の半導体素子と、該半導体素子のオンオフ動作を制御する制御部とを備えるものが知られている(下記特許文献1参照)。上記半導体素子は、互いに並列接続し同時にオンオフ動作する複数のセルによって構成されている。上記複数のセルのうち一部のセルは、半導体素子全体を流れる電流の一部を取り出して測定するためのセンサセルとされている。
電力変換装置を稼働すると、半導体素子に電流が流れて発熱する。そのため上記電力変換装置は、半導体素子の温度を測定し、温度が高くなりすぎた場合等には、電流を制限するよう構成されている。半導体素子の温度を測定するため、半導体素子には、上記セルの他に感温ダイオードを形成してある。上記制御部は、この感温ダイオードの順方向電圧を測定し、その測定値を用いて、半導体素子の温度を算出している。
特開2005−168262号公報
しかしながら、上記電力変換装置は、半導体素子に感温ダイオードを形成してあるため、上記セルを形成できる面積が低減しやすい。そのため、充分な面積のセルを形成して、充分な量の電流を流せるようにしようとすると、半導体素子が大型化しやすい。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、半導体素子を小型化できる電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、オンオフ動作する半導体素子(2)を備える電力変換装置(1)であって、
上記半導体素子は、互いに並列接続した複数のセル(4)によって構成され、該複数のセルのうち一部の上記セルは、上記半導体素子を流れる電流の一部を取り出して測定するためのセンサセル(4s)とされており、
該センサセルのオン抵抗(Rx)を測定する抵抗測定部(31)と、
上記オン抵抗の測定値を用いて上記半導体素子の温度(T)を算出する温度算出部(32)とを備える、電力変換装置にある。
上記電力変換装置は、センサセルのオン抵抗を測定する抵抗測定部と、その測定値を用いて半導体素子の温度を算出する温度算出部とを備える。
そのため、半導体素子を小型化することができる。すなわち、センサセルのオン抵抗と、半導体素子の温度との間には一定の関係がある。したがって、オン抵抗を測定すれば、この関係を利用して、半導体素子の温度を算出することができる。そのため、従来のように半導体素子に感温ダイオードを形成する必要がなくなり、半導体素子を小型化することが可能になる。
以上のごとく、本態様によれば、半導体素子を小型化できる電力変換装置を提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1における、電力変換装置の回路の一部。 半導体素子がオンしたときの、図1の等価回路図。 実施形態1における、センサセルの温度とオン抵抗との関係を表したグラフ。 実施形態1における、半導体素子の概念図。 実施形態1における、互いに並列接続された複数のセルの回路図。 実施形態1における、セルに加わる電圧と電流との関係を表したグラフ。 実施形態1における、半導体モジュールの概念図。 実施形態1における、電力変換装置の全体回路図。 実施形態1における、制御部に設けられたマイコンの概念図。 実施形態2における、電力変換装置の回路の一部。 半導体素子がオンしたときにおける、図10の等価回路図。 実施形態3における、電力変換装置の回路の一部。 半導体素子がオンしたときにおける、図12の等価回路図。 実施形態4における、電力変換装置の回路の一部。 半導体素子がオンしたときにおける、図14の等価回路図。 実施形態4における、半導体素子とスイッチとのタイミング図。 実施形態5における、電力変換装置の回路の一部。 半導体素子がオンしたときにおける、図17の等価回路図。 実施形態6における、電力変換装置の回路の一部。 半導体素子がオンしたときにおける、図19の等価回路図。 実施形態7における、半導体モジュールの平面図であって、図22のXXI矢視図。 図21のXXII-XXII断面図。
上記電力変換装置は、電気自動車やハイブリッド車等の車両に搭載するための、車載用電力変換装置とすることができる。
(実施形態1)
上記電力変換装置に係る実施形態について、図1〜図9を参照して説明する。図8に示すごとく、本形態の電力変換装置1は、オンオフ動作する半導体素子2を備える。
図4に示すごとく、半導体素子2は、互いに並列接続した複数のセル4によって構成されている。複数のセル4のうち一部のセル4は、半導体素子2を流れる電流の一部を取り出して測定するためのセンサセル4sとされている。
図1に示すごとく、電力変換装置1は、抵抗測定部31と、温度算出部32とを備える。抵抗測定部31は、センサセル4sのオン抵抗Rxを測定する。温度算出部32は、オン抵抗Rxの測定値を用いて、半導体素子2の温度を算出するよう構成されている。
本形態の電力変換装置1は、電気自動車やハイブリッド車等の車両に搭載するための、車載用電力変換装置である。図8に示すごとく、本形態の電力変換装置は、複数の半導体素子2を備える。これら複数の半導体素子2を用いて、インバータ回路100を構成してある。個々の半導体素子2は、半導体モジュール20(図7参照)内に封止されている。本形態の半導体素子2は、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)である。個々の半導体素子2は制御部3に電気接続している。電力変換装置1は、制御部3によって半導体素子2をオンオフ動作させ、これにより、直流電源81から供給される直流電力を交流電力に変換するよう構成されている。これによって、三相交流モータ82を駆動させ、上記車両を走行させている。
また、上述したように、半導体素子2は複数のセル4によって構成されている(図4、図5参照)。これら複数のセル4のうち一部のセル4を、上記センサセル4sとしてある。センサセル4sには、後述する第1抵抗器5aに接続した第1センサセル4saと、第2抵抗器5bに接続した第2センサセル4sbとがある。
図2に示すごとく、半導体素子2がオンした状態では、個々のセル4は抵抗とみなすことができる。個々のセル4に電流が流れると、セル4が発熱し、半導体素子2の温度が上昇する。
図3に示すごとく、オン抵抗Rxと温度Tとの間には、一定の関係がある。上記温度算出部32は、この関係を記憶しており、センサセル4sのオン抵抗Rxの測定値を用いて、半導体素子2の温度を算出する。
図2に示すごとく、上記抵抗測定部31と温度算出部32とは、制御部3に形成されている。制御部3は、温度算出部32によって算出した半導体素子2の温度が、予め定められた上限値を超えた場合には、例えば半導体素子2のデューティー比を低下させる等して、半導体素子2に流れる電流を制限するよう構成されている。
制御部3には、第1抵抗器5aと第2抵抗器5bとの2つの抵抗器5が設けられている。これら2つの抵抗器5a,5bは、互いに抵抗値が異なる。第1抵抗器5aは第1センサセル4saに直列接続され、第1分圧回路7aを構成している。また、第2抵抗器5bは第2センサセル4sbに直列接続され、第2分圧回路7bを構成している。第1抵抗器5aの温度係数と、第2抵抗器5bの温度係数とは、互いに等しい。
抵抗測定部31は、第1分圧回路7aの分圧、すなわち第1抵抗器5aによる電圧降下VO1を測定する。また、第2分圧回路7bの分圧、すなわち第2抵抗器5bによる電圧降下VO2を測定する。そして、これら測定した2つの電圧降下VO1,VO2の測定値を用いて、オン抵抗Rxを算出している。
オン抵抗Rxの具体的な算出方法について説明する。第1センサセル4saの素子数をN1(本形態では2個)、第2センサセル4sbの素子数をN2(本形態では2個)とする。また、1個のセンサセル4sのオン抵抗をRxとする。このようにすると、並列接続された複数の第1センサセル4sa全体の抵抗値はRx/N1となり、並列接続された複数の第2センサセル4s全体の抵抗値はRx/N2となる。また、半導体素子2に加わる電圧をVds、第1抵抗器5aの抵抗値をR1とする。電圧降下VO1は、第1抵抗器5aによる分圧なので、
O1=R1/(Rx/N1+R1)Vds ・・・(1)
と表すことができる。同様に、第2抵抗器5bの抵抗値をR2とすると、第2抵抗器5bによる電圧降下VO2は、
O2=R2/(Rx/N2+R2)Vds ・・・(2)
と表すことができる。
上記数式(1)(2)から、
ds=(Rx/N1+R1)VO1/R1 ・・・(1)’
ds=(Rx/N2+R2)VO2/R2 ・・・(2)’
これらの式の右辺は互いに等しいので、
(Rx/N1+R1)VO1/R1=(Rx/N2+R2)VO2/R2
となる。この式を解くと、
x=(VO2-VO1){R1212/(R22O1-R11O2)} ・・・(3)
を導くことができる。この式を用いて、オン抵抗Rxを算出することができる。
一方、図2に示すごとく、本形態では、マイコン30を用いて抵抗測定部31及び温度算出部32を構成している。マイコン30は、図9に示すごとく、CPU33と、ROM34と、RAM35と、A/Dコンバータ36とを備える。A/Dコンバータ36は、電圧降下VO1,VO2を測定するために設けられている。ROM34は、プログラム34pを記憶している。CPU33がプログラム34pを読み出して実行することにより、本形態の抵抗測定部31及び温度算出部32が実現される。
次に、図7を用いて、上記半導体モジュール20の構造について説明する。本形態の半導体モジュール20は、半導体素子2を内蔵する本体部22と、該本体部22から突出したパワー端子21と、制御部3に接続する制御端子23とを備える。パワー端子21には、半導体素子2のソース電極に接続したソース端子21sと、ドレイン電極に接続したドレイン端子21dとがある。ドレイン端子21dは、全てのセル4のドレイン電極に電気接続している。ソース端子21sは、センサセル4s以外のセル4のソース電極に接続している。
また、制御端子23の一部は、センサセル4sに接続したセンサ用端子23sとなっている。センサ用端子23sは、センサセル4sのソース電極に接続している。このセンサ用端子23sを介して、センサセル4sと抵抗器5a,5bとを接続してある。
次に、本形態の作用効果について説明する。図1、図2に示すごとく、本形態の電力変換装置1は、センサセル4sのオン抵抗Rxを測定する抵抗測定部31と、その測定値を用いて半導体素子2の温度を算出する温度算出部32とを備える。
そのため、半導体素子2を小型化することができる。すなわち、センサセル4sのオン抵抗Rxと、半導体素子2の温度Tとの間には一定の関係(図3参照)がある。したがって、オン抵抗Rxを測定すれば、この関係を利用して、半導体素子2の温度を算出することができる。そのため、従来のように半導体素子2に感温ダイオードを形成する必要がなくなり、半導体素子2を小型化することが可能になる。
また、本形態では、半導体素子2に感温ダイオードを形成するための工程を行わなくてすむため、半導体素子2の製造工程数を低減でき、歩留まりを高めることが可能になる。そのため、半導体素子2の製造コストを低減することができる。
また、半導体素子2内には温度分布があるが、本形態ではセンサセル4sを用いて温度Tを求めているため、半導体素子2内の平均的な温度ではなく、半導体素子2内における、センサセル4sが形成された部位の温度Tを測定することができる。
また、本形態の電力変換装置1は、図2に示すごとく、互いに抵抗値が異なる、第1抵抗器5aと第2抵抗器5bとの2つの抵抗器5を備える。抵抗測定部31は、第1抵抗器5aによる電圧降下VO1と、第2抵抗器5bによる電圧降下VO2とを測定する。そして、これら2つの電圧降下VO1,VO2の測定値を用いて、オン抵抗Rxを算出するよう構成されている。
センサセル4sに加わる電圧と、センサセル4sを流れる電流と、センサセル4sのオン抵抗Rxとは、オームの法則を満たす。そのため、センサセル4sに加わる電圧と電流とを求めることができれば、オン抵抗Rxを算出することができる。つまり、オン抵抗Rxを算出する際に必要となる未知数は2つである。本形態では、上記2つの電圧降下VO1,VO2を測定しているため、回路方程式を2つ立てることができる。そのため、未知数が2つあっても、オン抵抗Rxを算出することができる。
また、本形態では、第1センサセル4saと第2センサセル4sbとを、半導体素子2内において互いに隣り合う位置に形成してある。
半導体素子2内には温度分布があるが、2種類のセンサセル4sa,4sbを互いに隣り合う位置に形成することにより、これらのセンサセル4sa,4sbの温度を、互いに殆ど等しくすることができる。そのため、センサセル4sa,4sbの温度を正確に測定することが可能になる。
また、本形態では、第1抵抗器5aの温度係数と、第2抵抗器5bの温度係数とを、互いに等しくしてある。
そのため、抵抗器5a,5bの周囲に設けられた他の電子部品や、半導体素子2等から伝わる熱によって、抵抗器5a,5bの温度が変化した場合でも、これらの抵抗器5a,5bの、温度による抵抗値の変化の影響を小さくすることができる。
また、本形態では、半導体素子2としてMOSFETを用いている。MOSFETは、図6に示すごとく、半導体素子2に加わる電圧Vdsと、電流Iとが略比例関係になる特性がある。つまり、電圧Vdsが変化しても、オン抵抗Rxは略一定である。そのため、オン抵抗Rxを測定しやすい。
以上のごとく、本形態によれば、半導体素子を小型化できる電力変換装置を提供することができる。
以下の実施形態においては、図面に用いた符号のうち、実施形態1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施形態1と同様の構成要素等を表す。
(実施形態2)
本形態は、第1抵抗器5aの抵抗値R1を変更すると共に、オン抵抗Rxを算出するための数式を変更した例である。図10、図11に示すごとく、本形態では、第1抵抗器5aの抵抗値R1を、オン抵抗Rxよりも充分大きくしてある。このようにすると、第1抵抗器5aによる電圧降下VO1は、半導体素子2に加わる電圧Vdsと殆ど等しくなる。
O1≒Vds ・・・(4)
第2抵抗器5bの電圧降下VO2は、実施形態1と同様に、
O2=R2/(Rx/N2+R2)Vds ・・・(2)
と表すことができる。上記数式(2)、(4)から、
O2=R2/(Rx/N2+R2)VO1
となる。この数式を変形することにより、下記数式を得ることができる。
x=N22(VO1-VO2)/VO2 ・・・(5)
この数式を用いてオン抵抗Rxを算出し、半導体素子2の温度Tを求めることができる。
本形態の作用効果について説明する。本形態では、上記数式(5)を用いてオン抵抗Rxを算出することができる。この数式(5)は、実施形態1の数式(3)よりも簡素である。そのため、オン抵抗Rxをより短時間で算出することができる。
その他、実施形態1と同様の構成および作用効果を備える。
(実施形態3)
本形態は、電力変換装置1の回路構成を変更した例である。図12、図13に示すごとく、本形態の電力変換装置1は、第1抵抗器5aと第2抵抗器5bとの2つの抵抗器5と、オペアンプ10とを備える。また、図13に示すごとく、2つの抵抗器5a,5bは、それぞれセンサセル4sに直列に接続している。第1抵抗器5aとオペアンプ10とによって電流測定回路70が構成されている。第1抵抗器5aは、オペアンプ10の反転入力端子11と出力端子13との間に接続している。オペアンプ10の非反転入力端子12は接地されている。
本形態における、センサセル4sのオン抵抗Rxの算出方法について説明する。センサセル4s以外のセル4の数をN、第1センサセル4saの数をN1(本形態では2個)、半導体素子2のドレイン-ソース間を流れる電流(センサセル4sは除く)をId、第1センサセル4sa及び抵抗器5aを流れる電流をIOとすると、
O=Id1/N
となる。また、反転入力端子11の電位は、オペアンプ10の特性であるバーチャルショートにより、0Vに保持される。そのため、抵抗測定部31によって測定されるオペアンプ10の出力は、第1抵抗器5aによる電圧降下VO1となる。
−VO1=IO1=Id(N1/N)R1
これから、半導体素子2の電流Idは、
d=−VO1N/(R11) ・・・(6)
となる。
一方、半導体素子2全体の抵抗値は、Rx/Nとなる。そのため、半導体素子2に加わる電圧Vdsは、
ds=Rx/NId
として表すことができる。
また、第2センサセル4sbのセル数をN2(本形態では2個)とする。第2抵抗器5bによる電圧降下VO2は、Vdsを第2抵抗器5bによって分圧した値なので、
O2=Vds2/(Rx/N2+R2
=Rx/NId2/(RX/N2+R2
として、電圧降下VO2を表すことができる。
したがって、Rxは、
x=NR2O2/{R2d―(N/N2)VO2
と表すことができる。この数式に上記数式(6)を代入すると、
x=-VO21212/(VO122+VO211
となる。この数式を用いてRxを算出し、半導体素子2の温度Tを求めることができる。
その他、実施形態1と同様の構成および作用効果を備える。
(実施形態4)
本形態は、電力変換装置1の回路構成を変更した例である。本形態では図14、図15に示すごとく、センサセル4sに可変抵抗器6を直列接続してある。可変抵抗器6は、第1抵抗器5aと第2抵抗器5bとの2個の抵抗器5を備える。これら2個の抵抗器5は、互いに直列に接続されている。第2抵抗器5bには、スイッチ60が並列接続している。
可変抵抗器6は、第1抵抗値RAと第2抵抗値RBとの間で抵抗値を切替可能に構成されている。第1抵抗値RAは、スイッチ60をオンしたときにおける抵抗値であり、第2抵抗値RBは、スイッチ60をオフしたときにおける抵抗値である。図16に示すごとく、本形態では、半導体素子2をオンしているときにスイッチ60を少なくとも1回、オンオフ動作させる。
図15に示すごとく、2個の抵抗器5a,5bは直列に接続しているため、スイッチ60をオンしたときの抵抗値、すなわち第1抵抗値RAは、R1となる。また、スイッチをオフしたときの抵抗値、すなわち第2抵抗値RBは、R1+R2となる。
次に、本形態における、センサセル4sのオン抵抗Rxの算出方法について説明する。本形態では、まず、半導体素子2をオンしているときに、スイッチ60をオンし、可変抵抗器6の抵抗値を第1抵抗値RAにする。そして、この状態で、可変抵抗器6による電圧降下VO1を測定する。ここで、センサセル4sの素子数をN1(本形態では2個)、半導体素子2に加わる電圧をVdsとすると、電圧降下VO1は、可変抵抗器6による分圧なので、
O1=RA/(Rx/N1+RA)Vds
=R1/(RX/N1+R1)Vds ・・・(7)
として表すことができる。
その後、スイッチ60をオフし、可変抵抗器6の抵抗値を第2抵抗値RBにする。そして、この状態で、可変抵抗器6による電圧降下VO2を測定する。
O2=RB/(Rx/N1+RB)Vds
=(R1+R2)/(Rx/N1+R1+R2)Vds ・・・(8)
上記数式(7)、(8)から、オン抵抗Rxは、
x=R1(R1+R2)(VO2−VO1)N1/{VO1(R1+R2)−VO21
として表すことができる。このオン抵抗Rxを用いて、半導体素子2の温度Tを求めることができる。
本形態の作用効果について説明する。実施形態1〜3のように、2個の抵抗器5a,5bを設け、各抵抗器5a,5bを別々のセンサセル4sa,4sbに接続する場合は、半導体モジュール20に、これらを接続するためのセンサ用端子23sを2本形成する必要がある。これに対して、本形態のようにセンサセル4sを可変抵抗器6に接続すれば、センサ用端子23sの数を一本にすることが可能になる。そのため、半導体モジュール20の製造コストを低減できる。
また、実施形態1〜3では、少なくとも2個のセンサセル4sが必要になるが、本形態では、センサセル4sの数を1個にすることができる。
その他、実施形態1と同様の構成および作用効果を備える。
(実施形態5)
本形態は、可変抵抗器6の構成を変更した例である。図17、図18に示すごとく、本形態では実施形態4と同様に、センサセル4sに可変抵抗器6を直列に接続してある。
可変抵抗器6は、第1抵抗器5aと第2抵抗器5bとの2個の抵抗器5を備える。これら2個の抵抗器5a,5bは、互いに並列に接続している。第2抵抗器5bに、スイッチ60が直列接続している。可変抵抗器6は、抵抗値を、第1抵抗値RAと第2抵抗値RBとの間で切り替え可能に構成されている。第1抵抗値RAは、スイッチ60をオンしたときにおける抵抗値であり、第2抵抗値RBは、スイッチ60をオフしたときにおける抵抗値である。
図18に示すごとく、第1抵抗器5aと第2抵抗器5bとは並列に接続しているため、スイッチ60をオンしたときの抵抗値、すなわち第1抵抗値RAは、
A=R12/(R1+R2
となる。また、スイッチ60をオフしたときの抵抗値、すなわち第2抵抗値RBは、
B=R1
となる。
次に、本形態における、センサセル4sのオン抵抗Rxの測定方法について説明する。本形態では、半導体素子2をオンしているときに、スイッチ60をオンオフ動作させ、可変抵抗器6の抵抗値を切り替える。そして、可変抵抗器6による電圧降下VO1,VO2を測定する。
センサセル4sのセル数をN1とする。電圧降下VOは、可変抵抗器6による分圧である。そのため、スイッチ60をオンしたときにおける、可変抵抗器6の電圧降下VO1は、
O1=RA{RX/N1+RA}Vds
=R12/(R1+R2)/{RX/N1+R12/(R1+R2)}Vds
と表すことができる。同様に、スイッチ60をオフしたときにおける、可変抵抗器6の電圧降下VO2は、
O2=R1/(Rx/N1+R1)Vds
として表すことができる。これらの式から、センサセル4sのオン抵抗Rxは、
x=R12(VO1−VO2)N1/{R2O2−(R1+R2)VO1
となる。この式を用いてオン抵抗Rxを算出し、半導体素子2の温度を測定することができる。
その他、実施形態4と同様の構成および作用効果を備える。
(実施形態6)
本形態は、電力変換装置1の回路構成を変更した例である。本形態では図19、図20に示すごとく、実施形態4と同様に、センサセル4sに可変抵抗器6を直列に接続してある。
可変抵抗器6は、抵抗器5とスイッチ60とを備える。抵抗器5とスイッチ60とは直列に接続されている。可変抵抗器6は、抵抗値を第1抵抗値RAと第2抵抗値RBとの間で切替可能に構成されている。第1抵抗値RAは、スイッチ60をオンしたときにおける抵抗値であり、第2抵抗値RBは、スイッチ60をオフしたときにおける抵抗値である。
スイッチ60をオンしたときの抵抗値、すなわち第1抵抗値RAは、
A=R1
となる。また、スイッチ60をオフしたときの抵抗値、すなわち第2抵抗値RBは、
B=∞
となる。
次に、本形態における、センサセル4sのオン抵抗Rxの算出方法について説明する。本形態では、半導体素子2をオンしているときにスイッチ60をオンオフし、可変抵抗器6の抵抗値を切り替えて、可変抵抗器6による電圧降下VO1、VO2を測定する。ここで、センサセル4sの素子数をN1(本形態では2個)とする。電圧降下VOは、可変抵抗器6の分圧であるため、スイッチ60をオンしたときの電圧降下VO1は、
O1=RA/(Rx/N1+RA)Vds
=R1/(Rx/N1+R1)Vds
となる。同様に、スイッチ60をオフしたときの電圧降下VO2は、
O2=Vds
となる。これらの式から、オン抵抗Rxは、
x=N11(VO2/VO1
として表すことができる。この式を用いてオン抵抗Rxを算出し、半導体素子2の温度Tを求めることができる。
その他、実施形態1と同様の構成および作用効果を備える。
(実施形態7)
本形態は、半導体素子2の構成を変更した例である。図21、図22に示すごとく、本形態の半導体素子2は、実施形態1と同様に、半導体モジュール20に内蔵されている。半導体モジュール20は、半導体素子2を内蔵する本体部22と、該本体部22から突出するパワー端子21とを備える。パワー端子21には、半導体素子2のドレイン電極Dに電気接続したドレイン端子21dと、ソース電極Sに電気接続したソース端子21sとがある。
半導体素子2は、互いに並列に接続した複数のセル4によって構成されている。これら複数のセル4の一部を、センサセル4sとしてある。センサセル4sには、上記第1抵抗器5aに接続される第1センサセル4saと、上記第2抵抗器5bに接続される第2センサセル4sbとがある。
図21に示すごとく、本形態では、第1センサセル4saと第2センサセル4sbとによってセンサセル群40を構成してある。また、本形態では、第1センサセル群40aと第2センサセル群40bとの、2個のセンサセル群40を形成してある。1つのセンサセル群40を構成する2種類のセンサセル4sa,4sbは、互いに隣り合っている。これら2種類のセンサセル4sa,4sbを用いて、半導体素子2内における、上記センサセル4sa,4sbを設けた部位の温度Tを測定するよう構成されている。
2つのパワー端子21d,21sのいずれに対しても、第1センサセル群40aは相対的に近い位置に形成され、第2センサセル群40bは相対的に遠い位置に形成されている。また、第1センサセル群40aは、半導体素子2の周縁部に形成され、第2センサセル群40bは、半導体素子2の中央に形成されている。
図22に示すごとく、ドレイン端子21dは、ドレイン側放熱板211に接続している。ドレイン側放熱板211は、セル4のドレイン電極Dに接続している。センサセル4sのソース電極Sは、センサ用端子23sに接続している。センサセル4s以外のセル4のソース電極Sは、上記ソース端子21sに電気接続している。
本発明の作用効果について説明する。電力変換装置1の使用条件によっては、パワー端子21近傍のセル4が発熱しやすくなったり、半導体素子2の中央に設けられたセル4が発熱しやすくなったりする。そのため、上記2種類のセンサセル群40a,40bを形成することにより、より高温になりやすいセンサセル4sの温度を測定することが可能になる。
すなわち、電力変換装置1を使用すると、半導体素子2の中心部に熱がこもりやすく、温度が上がりやすい。温度が上昇した中心部のセル4はオン抵抗が高くなるため、電流は温度の低い周囲のセル4に流れやすくなる。さらに、パワー端子21からの距離が短い方が、放熱板等の電気抵抗が小さいため、より電流が流れやすくなる。また、電流の高周波成分は、複数のセル4のうち、パワー端子21との間に寄生するインダクタンスが小さいセル4に流れやすい。そのため、動作条件によってはパワー端子21近傍のセル4に電流が流れやすくなり、このセル4が発熱しやすくなる。
また、高周波成分が少ない場合は、電流は、第1センサセル群40aと第2センサセル群40bとを均等に流れる。しかし、第2センサセル群40bは半導体素子2の中央に形成されているため、第2センサセル群40bの方が、第1センサセル群40aよりも熱がこもりやすくなる。
このように、電力変換装置1の使用条件によっては、パワー端子21近傍のセル4が発熱しやすくなったり、半導体素子2の中央に形成されたセル4が発熱しやすくなったりする。したがって、上記2種類のセンサセル群40a,40bを形成することにより、より高温になりやすいセンサセル4sの温度を測定することが可能になる。そのため、半導体素子2を高温から保護しやすくなる。
なお、本形態では第1センサセル群40aを、ソース端子21sよりもドレイン端子21dに近い位置に形成したが、ソース端子21sに近い位置に形成してもよい。
その他、実施形態1と同様の構成および作用効果を備える。
1 電力変換装置
2 半導体素子
3 制御部
31 抵抗測定部
32 算出部
4 セル
4s センサセル
x (センサセルの)オン抵抗
T (センサセルの)温度

Claims (6)

  1. オンオフ動作する半導体素子(2)を備える電力変換装置(1)であって、
    上記半導体素子は、互いに並列接続した複数のセル(4)によって構成され、該複数のセルのうち一部の上記セルは、上記半導体素子を流れる電流の一部を取り出して測定するためのセンサセル(4s)とされており、
    該センサセルのオン抵抗(Rx)を測定する抵抗測定部(31)と、
    上記オン抵抗の測定値を用いて上記半導体素子の温度(T)を算出する温度算出部(32)とを備える、電力変換装置。
  2. 互いに抵抗値が異なる、第1抵抗器(5a)と第2抵抗器(5b)との2つの抵抗器(5)を備え、上記センサセルには、上記第1抵抗器に直列接続した第1センサセル(4sa)と、上記第2抵抗器に直列接続した第2センサセル(4sb)とがあり、上記抵抗測定部は、上記第1抵抗器による電圧降下(VO1)と、上記第2抵抗器による電圧降下(VO2)とを測定し、これら2つの電圧降下の測定値を用いて上記オン抵抗を算出するよう構成されている、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 上記第1センサセルと上記第2センサセルとは、上記半導体素子内において互いに隣り合う位置に形成されている、請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 上記第1抵抗器の温度係数と、上記第2抵抗器の温度係数とは互いに等しい、請求項2又は請求項3に記載の電力変換装置。
  5. 第1抵抗値(RA)と第2抵抗値(RB)との間で抵抗値を切替可能な可変抵抗器(6)が上記センサセルに直列接続しており、上記抵抗測定部は、上記可変抵抗器の抵抗値を上記第1抵抗値にした状態で、上記可変抵抗器による電圧降下を測定すると共に、上記可変抵抗器の抵抗値を上記第2抵抗値にした状態で、上記可変抵抗器による電圧降下を測定し、これら2つの電圧降下の測定値を用いて上記オン抵抗を算出するよう構成されている、請求項1に記載の電力変換装置。
  6. 上記半導体素子はMOSFETである、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の電力変換装置。
JP2016026311A 2016-02-15 2016-02-15 電力変換装置 Active JP6544260B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016026311A JP6544260B2 (ja) 2016-02-15 2016-02-15 電力変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016026311A JP6544260B2 (ja) 2016-02-15 2016-02-15 電力変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017147794A true JP2017147794A (ja) 2017-08-24
JP6544260B2 JP6544260B2 (ja) 2019-07-17

Family

ID=59680965

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016026311A Active JP6544260B2 (ja) 2016-02-15 2016-02-15 電力変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6544260B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06164344A (ja) * 1992-11-25 1994-06-10 Fuji Electric Co Ltd 半導体装置
JP2000299625A (ja) * 1999-02-14 2000-10-24 Yazaki Corp 微少電流検出装置
JP2001308329A (ja) * 2000-04-25 2001-11-02 Hitachi Ltd 半導体装置及びその製造方法、ならびにその特性評価方法
JP2001345686A (ja) * 2000-06-05 2001-12-14 Nissan Motor Co Ltd 電流検出回路
WO2012029652A1 (ja) * 2010-09-03 2012-03-08 三菱電機株式会社 半導体装置
JP2014168341A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Jtekt Corp モータ制御装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06164344A (ja) * 1992-11-25 1994-06-10 Fuji Electric Co Ltd 半導体装置
JP2000299625A (ja) * 1999-02-14 2000-10-24 Yazaki Corp 微少電流検出装置
JP2001308329A (ja) * 2000-04-25 2001-11-02 Hitachi Ltd 半導体装置及びその製造方法、ならびにその特性評価方法
JP2001345686A (ja) * 2000-06-05 2001-12-14 Nissan Motor Co Ltd 電流検出回路
WO2012029652A1 (ja) * 2010-09-03 2012-03-08 三菱電機株式会社 半導体装置
JPWO2012029652A1 (ja) * 2010-09-03 2013-10-28 三菱電機株式会社 半導体装置
JP2014168341A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Jtekt Corp モータ制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6544260B2 (ja) 2019-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8570700B2 (en) Protection apparatus for load circuit
US20130214804A1 (en) Current sensor
US7579900B2 (en) Operation and circuitry of a power conversion and control circuit
JP5417440B2 (ja) 半導体装置
JP3599575B2 (ja) 電圧駆動型半導体装置の温度検出回路とそれを用いる駆動装置及び電圧駆動型半導体装置
JP6276905B2 (ja) 縦型半導体装置の性能を精確に強化するための装置アーキテクチャおよび方法
CN110967549B (zh) 电流采样方法和电流采样电路
US20120268146A1 (en) Voltage detector
US8129789B2 (en) Current control using thermally matched resistors
CN110168328B (zh) 用于确定至少一个电子开关元件的温度的方法和电子组件
Wang et al. SiC device junction temperature online monitoring
US11728748B2 (en) Power module for operating an electric vehicle drive with improved temperature determination of the power semiconductors
JP2017147794A (ja) 電力変換装置
US10859600B2 (en) Current measuring device
JP2013003080A (ja) 電気抵抗の計測装置
JP2008004833A (ja) 電流検出装置及びこれを使用した電力供給装置
TWI721045B (zh) 包含一基材及一第一溫度測量元件的半導體構件以及測定流經一半導體構件之電流的方法以及車輛用的控制單元
US10802053B2 (en) Configuration of integrated current flow sensor
JP2015230232A (ja) 空気流量測定装置
US10103622B2 (en) Switching module
JP5821817B2 (ja) 電流検出回路及び電力供給制御装置
JP2005197104A (ja) ヒューズ装置
CN112752959A (zh) 功率半导体开关元件的温度测量
JP6794841B2 (ja) 電力変換装置、及びその製造方法
US9093900B2 (en) Measuring current in a power regulator system

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190319

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190322

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190508

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190521

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190603

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6544260

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250