JP2017147170A - ワイヤハーネス - Google Patents
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Abstract
【課題】ツイストペア線のノイズ低減機能のばらつきを抑制する。
【解決手段】二本の電線1を螺旋状に撚り合せてなるツイストペア線TPと、このツイストペア線TPの端末にそれぞれ接続される端子金具2と、各電線1における端子金具2寄りの部位に装着され、電線1を螺旋状の撚り合せ形態に保持可能な螺旋溝Sを有するホルダHとを備える。端子金具2が電線1に接続される際に、一旦解かれた撚りを再度撚り戻した仮の状態で螺旋溝に沿わせれば、正規の螺旋状態に矯正される。
【選択図】図1
【解決手段】二本の電線1を螺旋状に撚り合せてなるツイストペア線TPと、このツイストペア線TPの端末にそれぞれ接続される端子金具2と、各電線1における端子金具2寄りの部位に装着され、電線1を螺旋状の撚り合せ形態に保持可能な螺旋溝Sを有するホルダHとを備える。端子金具2が電線1に接続される際に、一旦解かれた撚りを再度撚り戻した仮の状態で螺旋溝に沿わせれば、正規の螺旋状態に矯正される。
【選択図】図1
Description
本発明は、ワイヤハーネスに関するものである。
従来、自動車に搭載されるワイヤハーネスにおいて、ノイズの影響をできるだけ受けないようにすることを目的として、ツイストペア線が用いられることがある。そのような技術の一例として、下記特許文献1が知られている。
ツイストペア線は二本の電線を螺旋状に撚り合わせて構成したものであり、その端部には端子金具が接続されてコネクタ内に収容される。
ところで、ツイストペア線の端部に端子金具を接続する作業は次の工程を経ることが一般的である。まず、ツイストペア線が二本の電線を包囲するシースを有する形式のものである場合には、シースの端部を所定の長さ範囲に亘って剥ぎ取り、二本の電線を撚り合わせ状態のまま露出させる。このままでは、電線の端末同士の間の距離が近すぎて端子金具の圧着作業ができないため、一旦、露出部分の撚りを解いて電線同士を離間させることが行われる。この状態で個々の電線の端末に端子金具の接続がなされる。その後、撚りが解かれた領域を再び撚り合せる(撚り戻し)。撚りを解いたままでは、この領域でノイズの影響を受けやすくなってしまうからである。しかる後に、端子金具をコネクタ内に収容させれば作業が完了する。
しかし、上記した撚り戻し作業は手作業でなされることが多く、したがって撚り戻しされた後の両電線は正規の撚り合わせ状態からのばらつきが大きく、ノイズ低減機能がばらついてしまうことが懸念される、という問題点があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ノイズ低減機能のばらつきを抑制することができるワイヤハーネスを提供することを目的とする。
本発明のワイヤハーネスは、二本の電線を螺旋状に撚り合せてなるツイストペア線と、このツイストペア線の端末にそれぞれ接続される端子金具と、前記各電線における前記端子金具寄りの部位に装着され、前記電線を螺旋状の撚り合せ形態に保持可能な螺旋溝を有する形状保持部材と、を備えることを特徴とする。
ツイストペア線を構成する各電線の端末に端子金具をそれぞれ接続する際には、電線の端部の撚りを所定長さ範囲に亘って解いておく必要がある。これは、端子金具の接続作業のために、電線の端部同士を十分に離間させておく必要のためである。そして、端子金具の接続が完了した後には、再度、撚りを戻す作業がなされるが、この際に、例えば撚りのピッチがばらついてしまうことがあり、これが原因となってノイズ低減の機能にばらつきを生じてしまう虞がある。
その点、本発明によれば、撚りを戻し後の電線を、形状保持部材に予め形成された螺旋溝に沿って保持させれば、両電線を所定の螺旋形態に矯正することができる。したがって、ノイズ低減機能を安定的に確保することができる。
本発明における好ましい実施の形態を説明する。
(1)本発明のワイヤハーネスにおける前記形状保持部材は、長手方向に沿って分割され、かつ相互に合体可能となっており、前記螺旋溝は前記形状保持部材の分割面に分割された状態で凹設される構成とすることが好ましい。
このような構成によれば、形状保持部材が螺旋溝を含めて長手方向に沿って分割されているため、電線のうち撚り戻された領域の全体を、分割された一方の形状保持部材の螺旋溝(割り状態にある)に沿って一括してセットすることができる。この後、他方の分割された形状保持部材を合体させれば、所定の螺旋形態への矯正作業を簡単に行うことができる。
(2)また、前記分割面において分割された前記螺旋溝の途中には、螺旋のピッチ毎に突起が突出して形成され、前記突起は撚り戻された前記領域にある前記両電線の間に刺し込み可能としておくとよい。
このような構成によれば、撚り戻し状態にした両電線を分割された螺旋溝にセットする際に、両電線の間に突起を刺し込むようにすることで、螺旋溝に対する両電線の概略の位置決めができるため、螺旋溝へのセット作業を容易に行うことができる。
(3)さらに、前記形状保持部材の前端部には前記端子金具を保持して前記形状保持部材の一部と共にコネクタハウジング内へ収容される端子ホルダが設けられ、前記端子ホルダは長手方向に沿って分割され、かつその分割面には前記端子金具が嵌め入れられる収容凹部が凹設されるとともに、前記収容凹部には、前記端子金具が前記分割面側から嵌め入れられたときに前記端子金具と非弾性的に係止し、分割された前記端子ホルダが合体したときに前記端子金具を前記電線の延出方向に関して抜け止めした状態で保持する係止部が形成された構成としてもよい。
このような構成によれば、両電線を螺旋溝にセットする際に、端子金具も端子ホルダの一方の分割体の収容凹部に対し分割面側からセットされる。この後、形状保持部材及び他方の端子ホルダの分割体を整合させて合体がなされる。このとき、端子金具は収容凹部内の係止部に対して非弾性的に係止されている。仮に、端子ホルダが端子金具を後方から差し込むような形式である場合には、係止部は撓み可能で端子金具を弾性的に係止する構造となるが、そのような係止構造は係止部が撓み変形するための撓み空間が必要となるため、端子ホルダが大型化しやすい。その点、上記の端子ホルダは分割面側から端子金具をセットする形式であるため、係止部は撓み空間を必要としない非弾性的な係止構造でよいため、端子ホルダを小型化することができ、ひいてはコネクタハウジングの小型化も実現することができる。
次に、本発明のワイヤハーネスを具体化した実施例について、図面を参照しつつ説明する。
(1)本発明のワイヤハーネスにおける前記形状保持部材は、長手方向に沿って分割され、かつ相互に合体可能となっており、前記螺旋溝は前記形状保持部材の分割面に分割された状態で凹設される構成とすることが好ましい。
このような構成によれば、形状保持部材が螺旋溝を含めて長手方向に沿って分割されているため、電線のうち撚り戻された領域の全体を、分割された一方の形状保持部材の螺旋溝(割り状態にある)に沿って一括してセットすることができる。この後、他方の分割された形状保持部材を合体させれば、所定の螺旋形態への矯正作業を簡単に行うことができる。
(2)また、前記分割面において分割された前記螺旋溝の途中には、螺旋のピッチ毎に突起が突出して形成され、前記突起は撚り戻された前記領域にある前記両電線の間に刺し込み可能としておくとよい。
このような構成によれば、撚り戻し状態にした両電線を分割された螺旋溝にセットする際に、両電線の間に突起を刺し込むようにすることで、螺旋溝に対する両電線の概略の位置決めができるため、螺旋溝へのセット作業を容易に行うことができる。
(3)さらに、前記形状保持部材の前端部には前記端子金具を保持して前記形状保持部材の一部と共にコネクタハウジング内へ収容される端子ホルダが設けられ、前記端子ホルダは長手方向に沿って分割され、かつその分割面には前記端子金具が嵌め入れられる収容凹部が凹設されるとともに、前記収容凹部には、前記端子金具が前記分割面側から嵌め入れられたときに前記端子金具と非弾性的に係止し、分割された前記端子ホルダが合体したときに前記端子金具を前記電線の延出方向に関して抜け止めした状態で保持する係止部が形成された構成としてもよい。
このような構成によれば、両電線を螺旋溝にセットする際に、端子金具も端子ホルダの一方の分割体の収容凹部に対し分割面側からセットされる。この後、形状保持部材及び他方の端子ホルダの分割体を整合させて合体がなされる。このとき、端子金具は収容凹部内の係止部に対して非弾性的に係止されている。仮に、端子ホルダが端子金具を後方から差し込むような形式である場合には、係止部は撓み可能で端子金具を弾性的に係止する構造となるが、そのような係止構造は係止部が撓み変形するための撓み空間が必要となるため、端子ホルダが大型化しやすい。その点、上記の端子ホルダは分割面側から端子金具をセットする形式であるため、係止部は撓み空間を必要としない非弾性的な係止構造でよいため、端子ホルダを小型化することができ、ひいてはコネクタハウジングの小型化も実現することができる。
次に、本発明のワイヤハーネスを具体化した実施例について、図面を参照しつつ説明する。
<実施例1>
(ツイストペア線TPと端子金具2)
まず、ツイストペア線TPを構成する各電線1に端子金具2を接続する作業を、図1の(A)〜(D)の各図によって説明する。
(ツイストペア線TPと端子金具2)
まず、ツイストペア線TPを構成する各電線1に端子金具2を接続する作業を、図1の(A)〜(D)の各図によって説明する。
図1(A)に示された本実施例1に係るツイストペア線TPは、2本の電線1と、両電線1を包囲する絶縁材よりなるシース3とを備えている。また、両電線1は、芯線4とこの芯線4に対する被覆となる内被5とを備えている。両電線1は、全長に亘って螺旋状に撚り合われている。
図1(B)に示すように、ツイストペア線TPの端部は所定の長さ範囲に亘ってシース3が剥ぎ取られて、螺旋状に撚り合わされている2本の電線1が露出される。また、両電線1の端末部は内被5が剥ぎ取られ、芯線4が露出される。この過程で、シース3の端末部にはかしめリング6の取り付けがなされる。かしめリング6は例えば、金属製であり、直径方向に一対のかしめ部6Aを張り出すようにしてシース3に対するかしめ付けがなされる。これは、シース3は両電線1との間に隙間があるため、シース3が電線1との間で相対的に引っ張られると、シース3のみが電線1からずれ動いてしまう虞があるため、これを回避すべくシース3と両電線1とを一体化しておくためになされる作業である。
次に、図1(C)に示されるように、両電線1のうちシース3から露出された部分では撚りが解かれ、電線1同士が十分に離間された状態とされる。この状態で、両電線1の端末部に端子金具2の接続がなされる。実施例1に係る端子金具2は雌端子金具であり、雄端子金具との接続のための角筒部2Aと、その後部に連続する電線接続部2Bとからなっている。両電線1に対する端子金具2の接続は図示しない圧着装置によってなされる。
こうして端子金具2の接続がなされたら、続いて図1(D)に示すように、両電線1はシース3から露出された領域において、撚り戻しの作業がなされる。この作業では、シース3内の螺旋ピッチと概ね等しいピッチとなる程度にしておくとよい。
(ホルダH)
本実施例1のホルダH(本発明の形状保持部材)は長手方向に沿った分割面により上下に二分割されている。その結果、ホルダHはそれぞれ半割体としてのアッパホルダ7とロアホルダ8とから構成されている。これらのアッパホルダ7とロアホルダ8とを合体させる方向は図示上下方向である。
本実施例1のホルダH(本発明の形状保持部材)は長手方向に沿った分割面により上下に二分割されている。その結果、ホルダHはそれぞれ半割体としてのアッパホルダ7とロアホルダ8とから構成されている。これらのアッパホルダ7とロアホルダ8とを合体させる方向は図示上下方向である。
(アッパホルダ7)
図1(D)、図2に基づきアッパホルダ7から説明する。アッパホルダ7は合成樹脂材によって一体に形成され、板状に形成された基部9を有している。基部9には、その内面側(分割面側)を凹ませた形態のアッパ側収容溝10が形成されている。このアッパ側収容溝10は、アッパ・ロアの両ホルダ7,8が合体されたときに、ロアホルダ8側に形成されたロア側収容溝11と整合して螺旋形態にある両電線1を長手方向に沿って適合した状態で収容する螺旋溝Sを構成する。但し、本実施例1においては、ホルダH内に形成される螺旋溝Sのピッチは、シース3の剥ぎ取りがなされなかった部分における両電線1の螺旋ピッチとほぼ等しいか、やや短めとなるように設定されている。
図1(D)、図2に基づきアッパホルダ7から説明する。アッパホルダ7は合成樹脂材によって一体に形成され、板状に形成された基部9を有している。基部9には、その内面側(分割面側)を凹ませた形態のアッパ側収容溝10が形成されている。このアッパ側収容溝10は、アッパ・ロアの両ホルダ7,8が合体されたときに、ロアホルダ8側に形成されたロア側収容溝11と整合して螺旋形態にある両電線1を長手方向に沿って適合した状態で収容する螺旋溝Sを構成する。但し、本実施例1においては、ホルダH内に形成される螺旋溝Sのピッチは、シース3の剥ぎ取りがなされなかった部分における両電線1の螺旋ピッチとほぼ等しいか、やや短めとなるように設定されている。
図2に示すように、アッパ側収容溝10は、両電線1のうちシース3が剥ぎ取られた部分の長さとほぼ等しい長さをもって形成されている。このアッパ側収容溝10の深さは、撚り戻しによって螺旋形態とされた状態にある両電線1の略半分の高さを収容しうる深さをもって形成されている。アッパ側収容溝10は、平面視で位相が180度ずれた2つの波条曲線が組み合わさった形態であり、その二つの波状曲線の山と谷が重なる部位の中央には突起12が突出形成されている。各突起12は前後方向に長い薄板状に形成されている。各突起12のうち、前後両端部に位置するものは、これらの間に位置する各突起12の約半分の前後長さに形成されている。より詳細には、各突起12は前後方向の中央部が厚く、端部側に行くにつれて徐々に薄くなるように形成されるとともに、それぞれは基部9の分割面より突出する高さに設定されている。
基部9の両側面には左右一対の窪み部13が所定長さ範囲に亘って設けられている。窪み部13が設けられた領域は、基部9が左右方向に関して幅狭となっている。両窪み部13における前後の端面には、前後一対の連結突起14が対向するようにして突出形成されている。
基部9の後部における左右方向の両端部からは、後方に向けて左右一対の延出部15が延出している。両延出部15と基部9との間には左右一対の段差部16が設けられており、図3に示すように、両段差部16にはかしめリング6のかしめ部6Aが係止可能である。延出部において、段差部の後部には一対の起立片17が立ち上がり形成されている。また、延出部15の底面には後端側へ開放されたスリット18が貫通して形成されている。
図2等に示すように、基部9の前部にはアッパ側端子ホルダ19が連続して形成されている。アッパ側端子ホルダ19の分割面は基部9の分割面より一段高くなるようにして形成されている。アッパ側端子ホルダ19の分割面には両端子金具2を嵌め入れる一対の収容凹部20が凹設されている。両収容凹部20は前後方向に沿って並列して設けられ、両収容凹部20の間には仕切り片21が形成されている。両収容凹部20の深さは端子金具2が嵌め入れられたときに、端子金具2の上面側が僅かに分割面から突出する程度に設定されている。
また、収容凹部20の前端部はアッパ側端子ホルダ19の前壁19Aを貫通し、アッパ・ロアの両端子ホルダ19,22が合体したときには、図5に示すように、端子挿通孔23の全周分が形成されるようになっている。さらに、両収容凹部20の内部であって前後方向の中央部には端子金具2の角筒部2Aの後端に係止する係止突部24がそれぞれ形成されている。端子金具2が両収容凹部20に嵌め入れられるときには、端子金具2の角筒部2Aの前端側は前壁の内側に突き当たって前止まりがなされ、角筒部2Aの後端部が係止突部24に係止することで、端子金具2は前後方向に位置決めされる。
図1(D)に示すように、アッパ側端子ホルダ19の上面であって前後方向の後部側には、ロック受け部26が突出形成されている。図8に示すように、端末モジュールMが正規にコネクタハウジング25内に収容されたときに、コネクタハウジング25の弾性抜止片27に係止して端末モジュールMを抜け止め状態に保持する。ロック受け部26の前面は後方へ向けて上り勾配となっており、後面は略鉛直に切り立つように形成されている。
(ロアホルダ8)
ロアホルダ8も合成樹脂材によって一体に形成されている。ロアホルダ8は平板状の台板部28を有している。アッパ・ロアの両ホルダ7,8の合体時には、台板部28はアッパホルダ7の基部9を覆うようにして対向する。
ロアホルダ8も合成樹脂材によって一体に形成されている。ロアホルダ8は平板状の台板部28を有している。アッパ・ロアの両ホルダ7,8の合体時には、台板部28はアッパホルダ7の基部9を覆うようにして対向する。
台板部28には、その内面側(分割面側)を凹ませた形態のロア側収容溝11が形成されている。図1(D)に示すように、ロア側収容溝11は、アッパ・ロアの両ホルダ7,8の合体時において、アッパ・ロアの両収容溝10,11が整合して、撚り戻しによって概略の螺旋形態にある両電線1を正規の螺旋形態に矯正することができる。但し、ロア側収容溝11には、アッパホルダ7に設けられていた突起12は設けられていない。
台板部28の幅方向(左右方向)の両側縁には同縁に沿って一対の側壁29が立設されている。両側壁29は台板部28の前後長より短めに形成され、かつ両側壁29は外方へ向けて拡開するような弾性変形が許容され、アッパ・ロアの両ホルダ7,8の合体時にはアッパホルダ7の両窪み部13に適合し両窪み部13の側面を外側から密着して挟みながら嵌り込むことができるよう形成されている。
両側壁29の前後両端縁には前後一対の連結凹所30が凹み形成されている。各連結凹所30は半円状に凹み形成され、アッパホルダ7とロアホルダ8との合体時には、アッパホルダ7の各連結突起14がロアホルダ8の対応する連結凹所30に嵌り合う。これによって、アッパ・ロアの両ホルダ7,8が分離不能に連結されるとともに、左右方向及び前後方向への位置決めも併せてなされる。
台板部28における後端部であって左右方向両端部には、後方へ向けて左右一対の張り出し片31が延出形成されている。図5に示すように、アッパ・ロアの両ホルダ7,8が合体したときには、両張り出し片31はアッパホルダ7の段差部16との間にかしめリング6のかしめ部6Aを挟持するとともに、両張り出し片31の後端面がアッパホルダ7の起立片17の前端面にほぼ突き当てられるようになっている。
一方、台板部28の前部にはロア側端子ホルダ22が連続して形成されている。ロア側端子ホルダ22の分割面は台板部28の分割面より僅かに高くなるようにして形成されている。ロア側端子ホルダ22の分割面には両端子金具2を嵌め入れる一対の収容凹所32が凹設されている。両収容凹所32は前後方向に沿って並列して設けられ、両収容凹所32の間には仕切り片33が形成されている。
なお、ロア側端子ホルダ22の前壁部には端子挿通孔23の周りに形成されて相手端子の誘い込みを行う誘導壁の一部が形成されている。
図6、図8等に示すように、ロアホルダ8におけるロア側端子ホルダ22の下面には、規制突起34が突出形成されている。規制突起34はロア側端子ホルダ22の長手方向及び左右方向の中央部に配されている。アッパ・ロアの両ホルダ7,8が合体されたときには、規制突起34は前後方向に関してロック受け部26とほぼ同位置に配されている。規制突起34の左右方向の幅はロック受け部26よりも狭い設定となっている。また、規制突起34の前面は鉛直方向に切り立っているが、後面は前方に向かう下り勾配が設定されている。さらに、図5に示す端末モジュールM(ホルダHに端子金具2が組込まれたもの)がコネクタハウジング25内に正規位置まで挿入されると、図8に示すように、規制突起34の前面がコネクタハウジング25のストッパ35に突き当たって前止まりがなされるようになっている。
(コネクタハウジング25)
コネクタハウジング25は、合成樹脂製である。図7、8に示すように、コネクタハウジング25の内部には、端末モジュールMを収容するための収容空間36が形成されている。収容空間36は、コネクタハウジング25を前後方向に貫通した形態である。収容空間36内には、その上面に沿って前方へ片持ち状に延出した形態の弾性抜止片27が形成されている。弾性抜止片27は、上下方向(収容空間36に対する端末モジュールMの挿入方向と交差する方向)へ弾性撓み可能である。収容空間36内には、その下面から上方へ突出した形態の前記ストッパ35が形成されている。
コネクタハウジング25は、合成樹脂製である。図7、8に示すように、コネクタハウジング25の内部には、端末モジュールMを収容するための収容空間36が形成されている。収容空間36は、コネクタハウジング25を前後方向に貫通した形態である。収容空間36内には、その上面に沿って前方へ片持ち状に延出した形態の弾性抜止片27が形成されている。弾性抜止片27は、上下方向(収容空間36に対する端末モジュールMの挿入方向と交差する方向)へ弾性撓み可能である。収容空間36内には、その下面から上方へ突出した形態の前記ストッパ35が形成されている。
次に、上記のように構成された実施例1の作用効果を説明する。ツイストペア線TPに端子金具2を接続する場合には、図1(A)〜(D)に示す工程を経るが、前述の繰り返しになるために、説明は簡略に留める。
まず、ツイストペア線TPのシース3の端部を所定長さ範囲に亘って剥ぎ取るとともに、端末部分の内被5を剥がして芯線4を露出させておく(図1(A)、(B)参照)。併せて、シース3の端部にかしめリング6をかしめ付けてシース3と内部の電線1との間のずれ止めを行っておく。
次に、シース3が剥ぎ取られた部分の電線1の撚りを解いて電線1の先端部同士を互いに引き離しておく。この状態で、両電線1の端末に端子金具2が圧着される(図1(C)参照)。
端子金具2の取付けが完了したら、撚りが解かれた部分を再度撚り合わせ、両電線1を螺旋形態にしておく(撚り戻し 図1(D)参照)。但し、このとき螺旋形態にある電線1は、シース3内の電線の撚りピッチと概ね等しいが、必ずしも均一なピッチとなっていないことがある。
続いて、端末モジュールMの製造工程がなされる。このときには、アッパホルダ7を、その分割面側が上方を向くように反転姿勢とされる。そして、まずは、ツイストペア線TPのうち端子金具2部分をアッパ側端子ホルダ19の収容凹部20に適合して嵌め入れる。この際には、端子金具2は底面側が上面を向いた姿勢で収容凹部20に嵌め入れられる。嵌め入れられた端子金具2は、詳細には図示されないが、角筒部2Aの前端面が前壁部19Aに当接し、角筒部2Aの後端部が係止突部24に係止しているため、前後に位置決めされた状態となっている。
続いて、電線1のうち螺旋形態に撚り戻しがなされた領域をアッパ側収容溝10に嵌め入れる。この際には、螺旋の各ピッチ毎に両電線1間に各突起12を刺し込みながら、両電線1をアッパ側収容溝10に概ね沿わせた状態で緩く嵌め入れておく。この状態で。ツイストペア線TPを把持して後方へ引っ張る。すると、両電線1はアッパ側収容溝10内において螺旋が絞られるように変位し、その結果、両電線1はアッパ側収容溝10の全長に沿って適合して嵌め入れられる。かくして、両電線1が撚り戻された領域はアッパ側収容溝10の溝形状に倣う形態に矯正される。このとき、シース3の端末部は延出部13の起立片17の間に挟まれた状態となり、かつ、かしめリング6のかしめ部6Aは段差部16にそれぞれ係止される。
次に、アッパホルダ7に対しロアホルダ8を合体させる作業がなされる。合体状態では、アッパホルダ7の窪み部13がロアホルダ8の両側壁29の間に挟まれるとともに、各連結突起14が対応する連結凹所30に嵌合する。これにより、アッパホルダ7とロアホルダ8とが、前後方向、左右方向及び上下方向への相対変位を規制された位置決め状態となり、合体状態に保持される。
この合体状態では、アッパホルダ7側のアッパ側収容溝10とロアホルダ8側のロア側収容溝11とによって螺旋溝Sが形成され、アッパホルダ7によって所定の螺旋形態に矯正された領域全体が螺旋溝Sに沿って収容される。また、合体状態では、同時にアッパ側端子ホルダ19の収容凹部20とロア側端子ホルダ22の収容凹所32とが整合するため、両端子金具2もホルダH内に収容される。
こうして組み立てられた端末モジュールMは、コネクタハウジング10の後方から収容空間36内に挿入される。挿入過程では、弾性抜止片27がアッパホルダ7と干渉して上方へ弾性変位する。端末モジュールMが正規位置まで挿入されると、規制突起34の前面がコネクタハウジング1のストッパ35に突き当たって前止まりがなされる。これと同時に、弾性抜止片27が弾性復帰してロック受け部26に対し後方から係止する。こうして、端末モジュールMがコネクタハウジング25内において前後に位置決めされた状態で収容される。
本実施例1の効果は次の通りである。
ツイストペア線TPの両電線1に対する撚り戻しの作業を行っても、アッパホルダ7によって所定の螺旋形態、例えば均一の所定ピッチに矯正され、その後ロアホルダ8と合体することでシース3内の電線1の螺旋形態とほぼ同様の螺旋形態を得ることができる。したがって、ノイズの低減機能のばらつきを抑制し、所期の機能を発揮することができる。
ツイストペア線TPの両電線1に対する撚り戻しの作業を行っても、アッパホルダ7によって所定の螺旋形態、例えば均一の所定ピッチに矯正され、その後ロアホルダ8と合体することでシース3内の電線1の螺旋形態とほぼ同様の螺旋形態を得ることができる。したがって、ノイズの低減機能のばらつきを抑制し、所期の機能を発揮することができる。
また、実施例1ではホルダHを上下に分割するようにしたため、電線1の収容作業、及び螺旋形態の矯正作業を円滑かつ簡単に行うことができる。さらに、アッパホルダ7には螺旋ピッチ毎に複数の突起12を配置して、両電線1の間に刺し込むことで、アッパ側収容溝10に対する電線1の位置決めがなされるようにしたため、アッパホルダ7への電線1の仮セットを円滑に行うことができる。
また、端子ホルダ19,22も上下に分割して、端子金具2をアッパホルダ7の両収容凹部20に対して分割面側から嵌め入れることができるようにしたため、端子金具2を収容凹部20内の係止突部24に対して非弾性的に係止させることができる。仮に、端子ホルダ19,22が分割されずに端子金具2を後方から差し込むような構造である場合には、端子金具2に対する抜け止めの構造は、撓みを伴う弾性係止構造となる。しかし、そのような係止構造は撓み空間が必要となるため、端子ホルダ19,22が大型化しやすい。その点、本実施例1の端子ホルダ19は端子金具2を非弾性的に係止させる方式であるため、端子ホルタ19内に撓み空間を必要としない分、端子ホルダ19,22を小型化することができ、ひいてはコネクタハウジング1の小型化も実現することができる、という効果が得られる。
<実施例2>
図9は本発明の実施例2を示している。実施例2においてはツイストペア線TP1がシース3を持たない形式である。また、シース3を持たないことから、シース3と両電線1とのずれ止めを図る必要もないため、実施例1で用いられていたかしめリング6も装着されない。
図9は本発明の実施例2を示している。実施例2においてはツイストペア線TP1がシース3を持たない形式である。また、シース3を持たないことから、シース3と両電線1とのずれ止めを図る必要もないため、実施例1で用いられていたかしめリング6も装着されない。
図9はそのようなツイストペア線TP1をアッパホルダ7にセットした状態を示しているが、他の構成は実施例1と同様であるため、これ以上の図示はしない。実施例2においても、実施例1と同様の作用効果を奏することができる。
<実施例3>
図10及び図11は本発明の実施例3を示している。実施例1では、ホルダHを構成するアッパ・ロアの両ホルダを異なる構成としたが、実施例3においては、同一構成にて合体可能としたものである。すなわち、一種類の分割ホルダ50を共用してこれらを前後逆にして組み合わせることによってホルダH1を形成するようにしたものである。加えて、実施例3では、各分割ホルダ50は端子金具を収容する端子ホルダを備えない構成としている。
図10及び図11は本発明の実施例3を示している。実施例1では、ホルダHを構成するアッパ・ロアの両ホルダを異なる構成としたが、実施例3においては、同一構成にて合体可能としたものである。すなわち、一種類の分割ホルダ50を共用してこれらを前後逆にして組み合わせることによってホルダH1を形成するようにしたものである。加えて、実施例3では、各分割ホルダ50は端子金具を収容する端子ホルダを備えない構成としている。
各分割ホルダ50の分割面には螺旋形態にある2本の電線1の上半分あるいは下半分を収容する螺旋凹部51が凹設されており、両分割ホルダが合体すると螺旋溝Sを形成し、撚り戻しの領域における電線を螺旋形態に沿って収容することができる。分割ホルダ50の前後両端部は対称形状の電線導出部52が前後一対、形成されている。
分割ホルダ50において、前後の電線導出部52に挟まれた領域の前半分であって、左右両側部には窪み部53が形成されて幅狭となっている。両窪み部53の前後両端面には連結突起14が突出形成されている。前後の電線導出部52に挟まれた領域の後半分には、一対の側壁54が起立して形成されている。
両側壁54は、両分割ホルダ50の合体時に、対応する窪み部53に適合して嵌まり込むことができるように形成されている。両側壁54の先端側であって、前後両側縁には連結凹所30が切欠き形成されている。両分割ホルダ50の対向状態で組み合されるときには、各連結突起14が対応する連結凹所30に嵌まり込んで係止可能となる。これによって、両分割ホルダ50は図11に示すような合体状態に保持される。
他の構成は実施例1と同様であり、実施例1と同様の作用効果を発揮することができる。実施例3では、実施例1の作用効果に加え、ホルダH1が一種類の分割ホルダ50にて構成されている。したがって、コスト的に有利であり、ホルダを上下区別することなく電線1のセットができるため、作業上も有利となる。
なお、実施例3のホルダH1は、図11に示すように、ツイストペア線TPの途中の撚り戻し領域を矯正する場合に有効であるが、端子ホルダを別途に設けて、これら別体の端子ホルダを分割ホルダ50の端部に後付けするようにすれば、実施例1と同様、端子金具2が接続された電線の端末部に適用することも可能となる。
<実施例4>
図12は本発明の実施例4を示している。既述した各実施例のホルダはいずれも上下に分割された構成であったが、本実施例4に係るホルダH2は分割されることなく、螺旋形態の2本の電線1を正規の状態に矯正して保持できるようにしたものである。
図12は本発明の実施例4を示している。既述した各実施例のホルダはいずれも上下に分割された構成であったが、本実施例4に係るホルダH2は分割されることなく、螺旋形態の2本の電線1を正規の状態に矯正して保持できるようにしたものである。
実施例4に係るホルダH2の外面には螺旋状に二条の電線保持溝60が並列状態で凹設され、それぞれは全長に亘って外面側へほぼ同方向を向いて開口して電線1が嵌め入れ可能となっている。また、両電線保持溝60の開口部には、前後方向に関して適当間隔毎に撓み可能な抜け止め片61が形成されている。
上記のように構成された実施例4では、ホルダH2が分割されず一体構成に係るものであるため、ワイヤハーネス全体の部品点数を削減することができる。
<実施例5>
図13は変発明の実施例5を示している。実施例5に係るホルダH3は実施例4と同様、分割されることなく一体に構成されたものである。ホルダH3の外面には二条の電線保持溝70が螺旋状をなして凹設されており、両電線保持溝70は互いに反対向きに開口して形成されている。両電線保持溝70の開口縁は拡開方向へ撓み可能に形成され、電線1を全長に亘って内部に収容させることができる。電線1が内部に収容されると弾性復帰して電線1の抜け止めがなされるようになっている。
図13は変発明の実施例5を示している。実施例5に係るホルダH3は実施例4と同様、分割されることなく一体に構成されたものである。ホルダH3の外面には二条の電線保持溝70が螺旋状をなして凹設されており、両電線保持溝70は互いに反対向きに開口して形成されている。両電線保持溝70の開口縁は拡開方向へ撓み可能に形成され、電線1を全長に亘って内部に収容させることができる。電線1が内部に収容されると弾性復帰して電線1の抜け止めがなされるようになっている。
上記のように構成された実施例5においても、実施例4と同様の効果を得ることができる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、電線に雌端子金具を接続したが、雄端子金具を接続しても良い。
(2)ツイストペア線は編組線を備えてシールド機能を有する形式のものとしてもよい。そのときには、端子金具も編組線に接続されるシールドシェルを備える形式のものを用いるとよい。このような形式のものにおいては、ホルダが誘電体として機能する。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、電線に雌端子金具を接続したが、雄端子金具を接続しても良い。
(2)ツイストペア線は編組線を備えてシールド機能を有する形式のものとしてもよい。そのときには、端子金具も編組線に接続されるシールドシェルを備える形式のものを用いるとよい。このような形式のものにおいては、ホルダが誘電体として機能する。
1…電線
2…端子金具
10…アッパ側収容溝(分割された螺旋溝)
11…ロア側収容溝(分割された螺旋溝)
19…アッパ側端子ホルダ(分割された端子ホルダ)
20…収容凹部
22…ロア側端子ホルダ(分割された端子ホルダ)
24…係止突部(係止部)
25…コネクタハウジング
TP…ツイストペア線
H、H1、H2、H3…ホルダ
S…螺旋溝
2…端子金具
10…アッパ側収容溝(分割された螺旋溝)
11…ロア側収容溝(分割された螺旋溝)
19…アッパ側端子ホルダ(分割された端子ホルダ)
20…収容凹部
22…ロア側端子ホルダ(分割された端子ホルダ)
24…係止突部(係止部)
25…コネクタハウジング
TP…ツイストペア線
H、H1、H2、H3…ホルダ
S…螺旋溝
Claims (4)
- 二本の電線を螺旋状に撚り合せてなるツイストペア線と、
このツイストペア線の端末にそれぞれ接続される端子金具と、
前記各電線における前記端子金具寄りの部位に装着され、前記電線を螺旋状の撚り合せ形態に保持可能な螺旋溝を有する形状保持部材と、
を備えることを特徴とするワイヤハーネス。 - 前記形状保持部材は長手方向に沿って分割され、かつ相互に合体可能となっており、前記螺旋溝は前記形状保持部材の分割面に分割された状態で凹設されていることを特徴とする請求項1記載のワイヤハーネス。
- 前記分割面において分割された前記螺旋溝の途中には、螺旋のピッチ毎に突起が突出して形成され、前記突起は撚り戻された前記両電線の間に刺し込み可能であることを特徴とする請求項2記載のワイヤハーネス。
- 前記形状保持部材の前端部には前記端子金具を保持して前記形状保持部材の一部と共にコネクタハウジング内へ収容される端子ホルダが設けられ、
前記端子ホルダは長手方向に沿って分割され、かつその分割面には前記端子金具が嵌め入れられる収容凹部が凹設されるとともに、前記収容凹部には、前記端子金具が前記分割面側から嵌め入れられたときに前記端子金具と非弾性的に係止し、分割された前記端子ホルダが合体したときに前記端子金具を前記電線の延出方向に関して抜け止めした状態で保持する係止部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
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