JP2017147033A - バスバーモジュール及び配線モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、電池セルに対して温度センサが押し付けられた状態が解消されることを抑制することができる技術を提供することを目的とする。【解決手段】バスバーモジュール22は、隣接する電池セル12を電気的に接続すると共に隣接する前記電池セル12のうち少なくとも一方の温度を測定可能に前記電池セル12に取付けられる。バスバーモジュール22は、隣接する前記電池セル12を電気的に接続する接続部32を含む金属製のバスバー30と、測温素子42と、前記測温素子42を保持する本体部48と、前記バスバーモジュール22が前記電池セル12に取付けられた状態で前記本体部48を前記電池セル12に向けて押しつける付勢部50と、を含む温度センサ40と、前記付勢部50と前記接続部32との間に介在し、前記付勢部50の付勢力に係る応力を受ける金属製の支持部36と、を備える。【選択図】図2
Description
この発明は、温度センサを組電池に取付ける技術に関する。
ハイブリッド自動車又は電気自動車等には、複数の電池セルが電気的に直列に接続されることによって高い出力電圧を得ることができる組電池が搭載されることが多い。このような組電池に対して温度センサを取付ける技術が、例えば、特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載の温度センサ取付構造では、複数の電池セルを電気的に直列に接続するためのバスバーが樹脂製のモジュール本体に保持されている。そして、測温素子と弾性変形可能な係止部とが一体に設けられた温度センサが当該モジュール本体に取付けられている。この際、温度センサは、上記係止部が弾性変形した状態で取付けられることによって電池セルに押し付けられている。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、温度センサがモジュール本体に取付けられているため、係止部の弾性変形に係る応力を樹脂製のモジュール本体が受け続ける。このため、モジュール本体がクリープ変形してしまい、温度センサが電池セルに押し付けられている状態が解消される恐れがある。
そこで、本発明は、電池セルに対して温度センサが押し付けられた状態が解消されることを抑制することができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係るバスバーモジュールは、隣接する電池セルを電気的に接続すると共に隣接する前記電池セルのうち少なくとも一方の温度を測定可能に前記電池セルに取付けられるバスバーモジュールであって、隣接する前記電池セルを電気的に接続する接続部を含む金属製のバスバーと、測温素子と、前記測温素子を保持する本体部と、前記バスバーモジュールが前記電池セルに取付けられた状態で前記本体部を前記電池セルに向けて押しつける付勢部と、を含む温度センサと、前記付勢部と前記接続部との間に介在し、前記付勢部の付勢力に係る応力を受ける金属製の支持部と、を備える。
第2の態様に係るバスバーモジュールは、第1の態様に係るバスバーモジュールであって、前記接続部は、隣接する前記電池セルの各端子を結ぶ接続方向に延在し、前記支持部は、前記接続部に対して前記接続方向と交差する方向に位置するように前記バスバーと一体に設けられている。
第3の態様に係るバスバーモジュールは、第2の態様に係るバスバーモジュールであって、前記接続部と前記支持部とは段差を介して連結されている。
第4の態様に係る配線モジュールは、一列に並べられた複数の電池セルを電気的に接続する配線モジュールであって、複数の前記電池セルのうち互いに隣接する電池セルを電気的に接続する複数のバスバーと、複数の前記バスバーを複数の前記電池セルの配列に応じた配列で保持するケースと、を備え、複数の前記バスバーのうち少なくとも1つに第1から第3のいずれか1つの態様に係るバスバーモジュールが採用されている。
第1から第3の態様によると、付勢部の付勢力に係る応力が金属製の支持部又は支持部を介して金属製のバスバーにかかる。この際、当該応力により支持部又はバスバーにクリープ変形が生じたとしてもその変形量は樹脂の場合の変形量に比べて小さく抑えることができる。このため、電池セルに対して温度センサが押し付けられた状態が解消されることを抑制することができる。
特に、第2の態様によると、支持部がバスバーと一体に設けられているため、構成を簡略化することができる。この際、支持部が接続部に対して接続方向と交差する方向に位置するため、電流が流れることによる支持部の温度上昇を抑制することができる。
特に、第3の態様によると、温度センサが電池セルの上面に押し付けられる構成に対応しやすくなる。
第4の態様によると、複数の電池セルのうちの少なくとも1つに温度センサを押しつけつつ、複数の電池セルに複数のバスバーを一括して取付けることができる。この際、付勢部の付勢力に係る応力が金属製の支持部にかかることによって、当該応力により支持部にクリープ変形が生じたとしてもその変形量は樹脂の場合の変形量に比べて小さく抑えることができる。このため、電池セルに対して温度センサが押し付けられた状態が解消されることを抑制することができる。
{実施形態}
以下、実施形態に係るバスバーモジュール及びこれを備える配線モジュールについて具体的に説明する前に、組電池の概要について図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、実施形態に係る組電池10を示す斜視図である。図2は、実施形態に係る組電池10を示す分解斜視図である。
以下、実施形態に係るバスバーモジュール及びこれを備える配線モジュールについて具体的に説明する前に、組電池の概要について図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、実施形態に係る組電池10を示す斜視図である。図2は、実施形態に係る組電池10を示す分解斜視図である。
<組電池>
組電池10は、一列に配列された複数の電池セル12を備える。なお、図1においては、9個の電池セル12を備える組電池10が例示されているが、組電池10が備える電池セル12の個数はこれに限らない。また、組電池10は、一列に配列された複数の電池セル12のセットを複数列分備える場合もある。
組電池10は、一列に配列された複数の電池セル12を備える。なお、図1においては、9個の電池セル12を備える組電池10が例示されているが、組電池10が備える電池セル12の個数はこれに限らない。また、組電池10は、一列に配列された複数の電池セル12のセットを複数列分備える場合もある。
複数の電池セル12は、電池セルケース(図示省略)内において、一定方向に沿って配列される。より詳細には、電池セル12は、一対の正端子14aおよび負端子14bが突設された電極形成面を有する。以下では、当該電極形成面を電池セル12の上面と呼ぶことがある。複数の電池セル12は、電池セル12ケース60内において、その電極形成面を上に向けて配列される。さらに、複数の電池セル12は、隣接する電池セル12の正端子14aと負端子14bとが交互に位置するように配列される。したがって、複数の電池セル12の配列方向に沿って形成される2個の端子列14cのそれぞれにおいては、正端子14aと負端子14bとが交互に並ぶことになる。
隣接する電池セル12の間には樹脂等により形成されたセパレータ(図示省略)が配置され、複数の電池セル12は、電池セルケース内に配列された状態において、互いの側面が密着しないように微小な隙間をおいて配列される。隣接する電池セル12の間に微小な隙間が形成されることによって、各電池セル12の放熱性を最低限確保することができる。
当該電池セル12を直列に接続するために組電池10は、配線モジュール20を備えている。配線モジュール20は、各端子列14cに取付けられる。
<配線モジュール>
ここで、配線モジュール20について、図1及び図2に加えて図3を参照しつつ説明する。図3は、実施形態に係る配線モジュール20を示す平面図である。
ここで、配線モジュール20について、図1及び図2に加えて図3を参照しつつ説明する。図3は、実施形態に係る配線モジュール20を示す平面図である。
配線モジュール20は、バスバー30とケース60とを備える。配線モジュール20は、絶縁性材料で形成されるケース60に、複数個のバスバー30が収容された構成となっている。バスバー30とは、導電性材料で形成される板状の部材であり、電池セル12の端子14を接続するものである。具体的には、ここでは、複数の電池セル12を直列に接続した際に、両端に位置する一対の正端子14a及び負端子14bを除く中間の端子14がそれぞれバスバー30で接続されている。ここでは、端子14は、電池セル12の上面に突設されているため、バスバー30には、当該端子14を挿通させるための貫通孔32hが2個形成されている。
ケース60は、複数のバスバー30を複数の電池セル12の配列に応じた配列で保持する。ここでは、複数の電池セル12の端子列14cが2列に並んでいるため、ケース60は、バスバー30を2列に収容している。このときバスバー30は、それぞれの列において2つの貫通孔32hを結ぶ方向に沿って1列に並んでいる。より具体的には、ケース60は、バスバー30の列をそれぞれ収容する2つの収容部62と、2つの収容部62の一端側を連結する連結部68とを含む。2つの収容部62のうち中間部分よりも他端側は間隔が空いている。なお、ケース60は、収容部62ごとに別体で形成されていることも考えられる。
ここでは、収容部62には、バスバー30のうちの後述する接続部32を収める収容凹部62hが形成されている。また、収容部62は、接続部32と一体に形成された後述する支持部36を支持可能に形成されている。このとき収容部62のうち支持部36を支持する部分には、支持部36の貫通孔36hに挿入された温度センサ40が挿入される貫通孔64hが形成されている。貫通孔64hは支持部36の貫通孔36hよりも縦方向及び横方向に大きい方形状に形成されている。このため、温度センサ40が取付けられた状態で後述する付勢部50及び張出部52がケース60と干渉することが抑制されている。
配線モジュール20が端子列14cに取付けられた状態において、端子列14cに配列された各端子14が、ケース60に収容されたバスバー30に形成された各貫通孔32hに挿通される。バスバー30の2個の貫通孔32hのそれぞれに、端子列14cにおいて隣接する一方の電池セル12の正端子14aと他方の電池セル12の負端子14bとがそれぞれ挿通されることによって、当該隣接する正端子14a及び負端子14b、つまり、隣接する電池セル12が電気的に接続されることになる。
このように、各端子列14cに配線モジュール20が取付けられることによって、電池セルケース内に配置された複数の電池セル12が電気的に直列に接続されることになる。
この際、上記バスバー30の少なくとも一つは、温度センサ40が取付けられてバスバーモジュール22をなしている。
<バスバーモジュール>
次に、バスバーモジュール22について図1乃至図3に加えて、図4乃至図7を参照しつつ説明する。図4は、実施形態に係るバスバーモジュール22を示す斜視図である。図5は、実施形態に係るバスバーモジュール22を示す側面図である。図6は、実施形態に係るバスバーモジュール22を示す分解斜視図である。図7は、バスバーモジュール22が電池セル12に取付けられた状態を示す概略断面図である。
次に、バスバーモジュール22について図1乃至図3に加えて、図4乃至図7を参照しつつ説明する。図4は、実施形態に係るバスバーモジュール22を示す斜視図である。図5は、実施形態に係るバスバーモジュール22を示す側面図である。図6は、実施形態に係るバスバーモジュール22を示す分解斜視図である。図7は、バスバーモジュール22が電池セル12に取付けられた状態を示す概略断面図である。
バスバーモジュール22は、バスバー30と支持部36と温度センサ40とを含む。
バスバー30は、金属を材料として形成され、隣接する電池セル12を接続する部材である。バスバー30は、隣接する電池セル12を電気的に接続する接続部32を含む。ここでは、接続部32は、隣接する電池セル12の各端子14を結ぶ接続方向に延在する部分である。接続部32は平板状に形成されている。接続部32には、バスバー30の両主面30a、30bを貫通する態様で2つの貫通孔32hが形成されている。当該2つの貫通孔32hには、隣り合う一方の電池セル12の正端子14aと他方の電池セル12の負端子14bとがそれぞれ挿通されている。従って、電流は、当該2つの貫通孔32hの周縁とその間の部分に主に流れる。
支持部36は、金属を材料として形成され、接続部32と温度センサ40の後述する付勢部50との間に介在する部分である。支持部36は、付勢部50の付勢力に係る応力を受ける部分である。ここでは、支持部36がバスバー30と一体に設けられている例で説明する。支持部36は、接続部32に対して接続方向と交差する方向に位置するように接続部32の側方に連なっている。ここでは、接続部32と支持部36とは段差34を介して連結されている。ここでは、段差34は、当該バスバーモジュール22が電池セル12に取付けられた状態で、接続部32に対して支持部36を電池セル12から離れる方向に位置させるように設けられている。ここでは、段差34を構成する部分は、接続部32の主面に直行するように広がる平板状に形成されている。また、支持部36は、接続部32の主面と平行に広がる平板状に形成されている。従って、ここでは、段差34を構成する部分と支持部36とは側面視L字状に形成されている。支持部36には温度センサ40を取付けるための貫通孔36hが形成されている。支持部36は、当該貫通孔36hに挿入された温度センサ40を支持している。ここでは、貫通孔36hには1つの温度センサ40が挿入、支持されている。温度センサ40は、当該温度センサ40の取付対象であるバスバー30によって接続される隣り合う電池セル12のうちの一方の温度を測定する。このため、貫通孔36hは、支持部36において接続方向に沿って一方側に寄った位置、つまり、温度センサ40が測定する電池セル12がある側の位置に形成されている。
温度センサ40は、そのセンシング面に当接した物体の温度を検出する部材である。温度センサ40は、組電池10を構成する複数の電池セル12のうち、特定の電池セル12(以下、対象電池セル12tという)に当接して、当該対象電池セル12tの温度を検出する。ここでは、温度センサ40は、対象電池セル12tの上面に当接するように支持部36に支持されて、対象電池セル12tの上面の温度を検出する。具体的には、温度センサ40は、測温素子42と、成形体46とを含む。
測温素子42は、温度検出用の素子であり、例えばサーミスタにより構成される。測温素子42と接続される導線44は、端子列14cに取り付けられた配線モジュール20に沿って外部の回路まで導かれて、当該回路と接続される。これによって、測温素子42からの信号が、導線44を介して外部の回路に入力されることになる。
成形体46は、例えば、樹脂材料をインモールド成形することにより形成され、その内部に測温素子42が収容(樹脂モールド)される。成形体46は、本体部48と、付勢部50と、張出部52とを備える。
本体部48は、測温素子42を保持する部分である。本体部48は、対象電池セル12tの上面に当接される。本体部48は、直方体状に形成されている。測温素子42は、本体部48の先端部付近に収容されており、本体部48の先端面48aに接触した対象物の温度を検出する。つまり、本体部48の先端面48aは、温度センサ40のセンシング面を構成する。
付勢部50は、バスバーモジュール22が電池セル12に取付けられた状態で本体部48を電池セル12に向けて押しつける部分である。付勢部50は、本体部48の後端部側に形成されている。付勢部50は、本体部48の一対の側面48bから反対向きに延びるように一対形成されている。各付勢部50は、2つの平板状部分50a、50bが本体部48の先端面48a側で交差する態様で、正面視略V字状に形成されている。つまり、各付勢部50は、本体部48の側面48bから離れつつ先端面48aに近づくように斜め下方に延びたのち、本体部48の側面48b及び先端面48aから離れるように斜め上方に延びるような形状に形成されている。一対の付勢部50の先端の間隔は、支持部36の貫通孔36hの間隔よりも大きく形成されている。このため、温度センサ40が貫通孔36hに挿入されると、付勢部50の先端がバスバー30の一方主面30a(電池セル12側を向く主面)のうち貫通孔36hの周縁に引っ掛かり、挿入方向一方側に抜けることが抑制される。
張出部52は、温度センサ40が貫通孔36hから挿入方向他方側に抜けるのを防ぐ部分である。張出部52は、本体部48のうち付勢部50よりも後端部側に形成されている。張出部52は、付勢部50が突設されている側面48bと同じ一対の側面48bから反対向きに延びるように一対形成されている。つまり、一対の張出部52は、本体部48において一対の付勢部50よりも後端側で一対の付勢部50と対向するように形成されている。各張出部52は、本体部48の側面48b及び先端面48aから離れるように斜め上方に延びたのち本体部48の側面48bから離れるように先端面48aと平行に延びるような形状に形成されている。一対の張出部52の先端の間隔は、貫通孔36hの幅寸法よりも大きく設定されている。このため、温度センサ40が貫通孔36hに挿入されると、張出部52の先端がバスバー30の他方主面30bのうち貫通孔36hの周縁に引っ掛かる。
<支持部への温度センサの取付>
ここで、支持部36への温度センサ40の取付構造及び動作について説明する。ここでは、一対の付勢部50が、その先端の間隔が狭まるように弾性変形可能に形成されていることにより、温度センサ40を貫通孔36hに挿入し支持部36に取付けることが可能になる。
ここで、支持部36への温度センサ40の取付構造及び動作について説明する。ここでは、一対の付勢部50が、その先端の間隔が狭まるように弾性変形可能に形成されていることにより、温度センサ40を貫通孔36hに挿入し支持部36に取付けることが可能になる。
より詳細には、温度センサ40が貫通孔36hに挿入される際に、本体部48の先端面48a側から挿入される。温度センサ40が貫通孔36hに挿入されていくと、やがてV字状の付勢部50のうち先端側の平板状部分50bにおける本体部48の先端面48a側を向く外面がバスバー30の他方主面30bのうち貫通孔36hの周縁に当接する。この状態で、さらに温度センサ40を貫通孔36hに挿入させようとすると、一対の付勢部50が、貫通孔36hの周縁に押圧される。これにより、一対の付勢部50の先端同士の間隔が狭まるように弾性変形しつつ温度センサ40が貫通孔36hを進んでいく。そして、一対の付勢部50の先端が貫通孔36hを通過すると、一対の付勢部50が弾性復帰し、各先端がバスバー30の一方主面30aのうち貫通孔36hの周縁に引っ掛かる。この時、バスバー30の他方主面30bのうち貫通孔36hの周縁には張出部52が引っ掛かる。この状態を以て、温度センサ40が支持部36に取付けられた状態となる。
<電池セルへのバスバーモジュールの取付>
次に、電池セル12へのバスバーモジュール22の取付構造及び動作について説明する。ここでは、一対の付勢部50がその先端が本体部48の先端面48a側に近づくように弾性変形可能に形成されていることにより、バスバーモジュール22が電池セル12に取付けられた状態で本体部48を電池セル12に向けて押しつけることが可能になる。
次に、電池セル12へのバスバーモジュール22の取付構造及び動作について説明する。ここでは、一対の付勢部50がその先端が本体部48の先端面48a側に近づくように弾性変形可能に形成されていることにより、バスバーモジュール22が電池セル12に取付けられた状態で本体部48を電池セル12に向けて押しつけることが可能になる。
より詳細には、自然状態における付勢部50の先端から本体部48の先端面48aを含む平面までの寸法は、バスバーモジュール22が電池セル12に取付けられた後の状態におけるバスバー30の一方主面30aのうちの支持部36の部分から電池セル12の上面のうち本体部48の先端面48aが当接する面までの寸法よりも大きく設定され、差が生じている。従って、バスバーモジュール22が電池セル12に取付けられると、付勢部50の先端が支持部36によって電池セル12側に押されると共に、本体部48の先端面48aが電池セル12の上面によって支持部36側に押される。これにより、一対の付勢部50がその先端が本体部48の先端面48a側に上記差の分だけ近づくように弾性変形する。なお、図7では、弾性変形前の付勢部50が仮想線(二点鎖線)で示されている。このとき、本体部48は、バスバー30に対して他方主面30b側に上記差の分だけ押し上げられる。付勢部50がこのように弾性変形した状態で取付けられることにより、付勢部50は、本体部48を電池セル12の上面に押し付けるように付勢する。このとき、当該付勢部50の付勢力に係る応力は付勢部50の先端から貫通孔36hの周縁に上向きの力として作用する。この際、当該応力の一部は、支持部36を通じて接続部32のうち電池セル12の端子14に接続されている部分にかかることが考えられる。従って、当該応力を受ける支持部36及び接続部32がいずれも金属製であるため、当該応力によりクリープ現象が生じたとしてもその変形量は、応力を樹脂が受ける場合に比べて小さく抑えることができる。これにより、温度センサ40が付勢部50によって電池セル12に押し付けられる状態が、その応力によって生じるクリープ変形によって解消されてしまうことを抑制することができる。
なお、バスバーモジュール22が電池セル12に取付けられて付勢部50の先端が本体部48の先端面48a側に近づくように弾性変形する際、一対の付勢部50は、先端同士の間隔が広がるように弾性変形する。これにより、付勢部50は、貫通孔36hから抜けにくくなる。また、付勢部50及び張出部52は、バスバーモジュール22が電池セル12に取付けられた状態で、貫通孔36hの周縁を挟持する部分でもあり、温度センサを支持部36に取付けるための取付部を兼ねている。
このようなバスバーモジュール22よると、付勢部50の付勢力に係る応力が金属製の支持部36又は支持部36を介して金属製の接続部32にかかる。この際、当該応力により支持部36又は接続部32にクリープ変形が生じたとしてもその変形量は樹脂の場合の変形量に比べて小さく抑えることができる。このため、電池セル12に対して温度センサ40が押し付けられた状態が解消されることを抑制することができる。
また、支持部36がバスバー30と一体に設けられているため、構成を簡略化することができる。この際、支持部36が接続部32に対して接続方向と交差する方向に位置するため、電流が流れることによる支持部36の温度上昇を抑制することができる。
また、支持部36が接続部32と段差34を介して連結されているため、温度センサ40が電池セル12の上面に押し付けられる構成に対応しやすくなる。
また、このような配線モジュール20によると、複数の電池セル12のうちの少なくとも1つに温度センサ40を押しつけつつ、複数の電池セル12に複数のバスバー30を一括して取付けることができる。
{変形例}
実施形態において、支持部36がバスバー30と一体に設けられているものとして説明したが、このことは必須ではない。例えば、支持部がバスバーとは別体で構成されていてもよい。この場合、支持部は、接続部32に取り付くための取付部を備えており、温度センサ40を支持した状態で温度センサ40ごと接続部32に取付けられていることも考えられる。
実施形態において、支持部36がバスバー30と一体に設けられているものとして説明したが、このことは必須ではない。例えば、支持部がバスバーとは別体で構成されていてもよい。この場合、支持部は、接続部32に取り付くための取付部を備えており、温度センサ40を支持した状態で温度センサ40ごと接続部32に取付けられていることも考えられる。
また、実施形態において、支持部36が段差34を介して接続部32と連結されているものとして説明したが、このことは必須ではない。電池セル側に段差が設けられ、接続部32と支持部36とが1つの平面に収まっていることも考えられる。
また、実施形態において、付勢部50が本体部48と一体に成形されているものとして説明したが、このことは必須ではない。付勢部は、本体部とは別部材として設けられていてもよい。
また、実施形態において、組電池10に取付けられる温度センサ40が1つである例で説明したが、このことは必須ではない。組電池には、複数の温度センサ40が取付けられてもよい。例えば、電池セル12の配列方向に沿って所定個おきの電池セル12のそれぞれについて温度センサ40が取付けられていてもよい。
また、実施形態において、温度センサ40が取付けられないバスバー30も温度センサ40が取付けられるバスバー30と同様の形状に形成されているものとして説明したが、このことは必須ではない。温度センサ40が取付けられないバスバーは、接続部32のみで構成される長方形板状に形成されていてもよい。
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせることができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 組電池
12 電池セル
14 端子
20 配線モジュール
22 バスバーモジュール
30 バスバー
32 接続部
32h 貫通孔
34 段差
36 支持部
36h 貫通孔
40 温度センサ
42 測温素子
48 本体部
48a 先端面
50 付勢部
52 張出部
60 ケース
62 収容部
62h 収容凹部
64h 貫通孔
12 電池セル
14 端子
20 配線モジュール
22 バスバーモジュール
30 バスバー
32 接続部
32h 貫通孔
34 段差
36 支持部
36h 貫通孔
40 温度センサ
42 測温素子
48 本体部
48a 先端面
50 付勢部
52 張出部
60 ケース
62 収容部
62h 収容凹部
64h 貫通孔
Claims (4)
- 隣接する電池セルを電気的に接続すると共に隣接する前記電池セルのうち少なくとも一方の温度を測定可能に前記電池セルに取付けられるバスバーモジュールであって、
隣接する前記電池セルを電気的に接続する接続部を含む金属製のバスバーと、
測温素子と、前記測温素子を保持する本体部と、前記バスバーモジュールが前記電池セルに取付けられた状態で前記本体部を前記電池セルに向けて押しつける付勢部と、を含む温度センサと、
前記付勢部と前記接続部との間に介在し、前記付勢部の付勢力に係る応力を受ける金属製の支持部と、
を備える、バスバーモジュール。 - 請求項1に記載のバスバーモジュールであって、
前記接続部は、隣接する前記電池セルの各端子を結ぶ接続方向に延在し、
前記支持部は、前記接続部に対して前記接続方向と交差する方向に位置するように前記バスバーと一体に設けられている、バスバーモジュール。 - 請求項2に記載のバスバーモジュールであって、
前記接続部と前記支持部とは段差を介して連結されている、バスバーモジュール。 - 一列に並べられた複数の電池セルを電気的に接続する配線モジュールであって、
複数の前記電池セルのうち互いに隣接する電池セルを電気的に接続する複数のバスバーと、
複数の前記バスバーを複数の前記電池セルの配列に応じた配列で保持するケースと、
を備え、
複数の前記バスバーのうち少なくとも1つに請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のバスバーモジュールが採用されている、配線モジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016025697A JP2017147033A (ja) | 2016-02-15 | 2016-02-15 | バスバーモジュール及び配線モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016025697A JP2017147033A (ja) | 2016-02-15 | 2016-02-15 | バスバーモジュール及び配線モジュール |
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JP2017147033A true JP2017147033A (ja) | 2017-08-24 |
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ID=59682352
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2017147033A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019049671A1 (ja) * | 2017-09-05 | 2019-03-14 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | サーミスタの取付け構造 |
JP2020016489A (ja) * | 2018-07-24 | 2020-01-30 | 矢崎総業株式会社 | 温度センサの取付構造 |
JP2021128010A (ja) * | 2020-02-12 | 2021-09-02 | 三菱マテリアル株式会社 | バスバーモジュール |
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2016
- 2016-02-15 JP JP2016025697A patent/JP2017147033A/ja active Pending
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WO2019049671A1 (ja) * | 2017-09-05 | 2019-03-14 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | サーミスタの取付け構造 |
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JP2021128010A (ja) * | 2020-02-12 | 2021-09-02 | 三菱マテリアル株式会社 | バスバーモジュール |
JP7434984B2 (ja) | 2020-02-12 | 2024-02-21 | 三菱マテリアル株式会社 | バスバーモジュール |
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