JP2017146915A - ゲート装置、通行管理システム、端末、通行管理方法、および通行管理プログラム - Google Patents

ゲート装置、通行管理システム、端末、通行管理方法、および通行管理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2017146915A
JP2017146915A JP2016030101A JP2016030101A JP2017146915A JP 2017146915 A JP2017146915 A JP 2017146915A JP 2016030101 A JP2016030101 A JP 2016030101A JP 2016030101 A JP2016030101 A JP 2016030101A JP 2017146915 A JP2017146915 A JP 2017146915A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
terminal
wireless communication
unit
ticket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016030101A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6665574B2 (ja
Inventor
隆司 壷内
Takashi Tsubouchi
隆司 壷内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP2016030101A priority Critical patent/JP6665574B2/ja
Publication of JP2017146915A publication Critical patent/JP2017146915A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6665574B2 publication Critical patent/JP6665574B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)

Abstract

【課題】情報記号が示す情報によって、通路における利用者の通行を許可するかどうかを判定するシステムのセキュリティを低下させることなく、このシステムの構築にかかる費用を安価にする。【解決手段】読取部3a、3bは、携帯端末20の表示器22aに表示されている情報記号である2次元バーコードが示す第1の情報を光学的に読み取る。無線通信部4a、4bは、携帯端末20との間で無線通信を行い、当該携帯端末20から送信されてきた第1の情報に対応する第2の情報を受信する。制御部2は、読取部3a、3bが読み取った第1の情報と、無線通信部4a、4bが受信した第2の情報とを用いて、通路における通行者の通行を許可するかどうかを判定する。【選択図】図1

Description

この発明は、1次元バーコードや2次元バーコード等の情報記号が示す情報を用いて、通路における通行者の通行を管理する技術に関する。
従来、駅の改札口では、駅構内に入場する利用者や、駅構内から出場する利用者に対する改札処理を自動改札機で行っている。自動改札機は、利用者が所持している乗車券を受け付け、その乗車券に記録されている乗車券情報に基づいて、改札通路における利用者の通行を許可するかどうかを判定する。
特許文献1、2等には、乗車券情報を2次元バーコード(例えば、QRコード(登録商標))で記録した乗車券を受け付けて改札処理を行う改札システムが記載されている。乗車券情報を2次元バーコードで記録した乗車券は、コピーすることによって、簡単に複製(偽造)できる。また、乗車券情報を2次元バーコードで記録した乗車券は、公知の磁気券や非接触IC券のように、使い回しやキセル等にかかる不正使用を防止するための情報(入場情報や出場情報)を、改札処理時に記録することができない。
特許文献1は、発券した通行券(乗車券情報を2次元バーコードで記録した乗車券)の不正使用を防止するため、通行券の発券情報を中央管理装置(上位装置)で管理する構成である。また、自動改札機は、利用者の駅改札内への入場を許可すると、今回読み取った通行券情報を利用者が駅改札内へ入場したことを示す通行済情報として中央管理装置へ送信する。中央管理装置は、自動改札機から送信されてきた通行済情報を記憶する。また、中央管理装置は、同一の通行券について、通行済情報を重複して受信すると、当該通行券情報に含まれる通行券IDを通行済情報の有効区間内の自動改札機へ通行不可情報として送信する。自動改札機は、通行券を受け付けて通行の可否を判定するとき、中央管理装置から送信されてきている通行不可情報との照合を行い、利用者の通行の可否を判定する。
また、特許文献2は、発券した乗車券(乗車券情報を2次元バーコードで記録した乗車券)の不正使用を防止するため、発券した乗車券の使用状態(入場情報や出場情報等)を上位装置で管理する構成である。自動改札機は、改札処理時に、上位装置から該当する乗車券の使用状態を取得し、改札通路における利用者の通行を許可するかどうかを判定する。
特許文献1、2は、上述の構成により、乗車券情報を2次元バーコードで記録した乗車券の不正使用に対するセキュリティの低下を抑えている。
特開2011-175550号公報 特許第5811772号公報
しかしながら、特許文献1、2に記載された改札システムは、発券された乗車券を管理する上位装置を必要とする構成である。また、システムを適正に運用するには、上位装置と、自動改札機等の駅務機器とを比較的高速に通信できるネットワークで接続する必要がある。また、システムの信頼性を確保するには、上位装置や、ネットワーク等における障害の発生により、システムダウンするのを防止するためのバックアップ機能も必要になる。このようなことから、システムの構築にかかる費用が高いという問題があった。
この発明の目的は、情報記号が示す情報によって、通路における利用者の通行を許可するかどうかを判定するシステムのセキュリティを低下させることなく、このシステムの構築にかかる費用を安価にする技術を提供することにある。
この発明は、上記目的を達するため、以下のように構成している。
この発明にかかるゲート装置は、読取部が、端末の表示器に表示されている情報記号を光学的に読み取り、この情報記号が示す第1の情報を取得する。情報記号は、例えば1次元バーコードや2次元バーコードである。端末は、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、PDA等である。
また、ゲート側無線通信部は、端末との間で無線通信を行い、当該端末から送信されてきた第1の情報に対応する第2の情報を受信する。ゲート側無線通信部は、通信距離が十cm〜数mである近距離無線通信、例えばブルートゥース(登録商標)、で端末と通信する。
また、判定部は、読取部が読み取った第1の情報と、ゲート側無線通信部が受信した第2の情報とを用いて、通路における通行者の通行を許可するかどうかを判定する。
このように、判定部は、端末から取得した、書き換えできない情報記号が示す第1の情報と、書き換えできる第2の情報と、を照合するので、書き換えできない情報記号の不正使用に対するセキュリティの低下を抑えることができる。また、情報記号を管理する上位装置を必要としない構成であるので、システムの構築にかかる費用を安価にすることができる。
また、端末を識別する端末コードや、情報記号を識別する識別コードを、第1の情報、および第2の情報の双方に含ませてもよい。この場合、判定部は、第1の情報に含まれている端末コードと、第2の情報に含まれている端末コードとが一致していることや、第1の情報に含まれている識別コードと、第2の情報に含まれている識別コードとが一致していることを通路における通行者の通行を許可する条件として判定する構成にすればよい。
これにより、情報記号(第1の情報)が他の端末に不正にコピーされても、第1の情報に含まれている端末コードと、第2の情報に含まれている端末コードとが異なるので、不正にコピーされた情報記号の不正使用に対するセキュリティを確保することができる。
また、判定部が通路における通行者の通行を許可すると判定すると、ゲート側無線通信部が第2の情報の更新指示を端末に送信する構成にするのが好ましい。この場合、端末は、ゲート装置からの更新指示に応じて、第2の情報を更新すればよい。これにより、情報の書き換えが行える第2の情報に、情報記号の使用状態を含ませることができ、情報記号の使い回しや、キセル等にかかる不正使用に対するセキュリティを確保することができる。
また、端末は、情報記号を光学的に読み取るゲート装置の読取部の読取領域周辺に、端末本体が位置していることを検知する検知部を備え、この検知部が、ゲート装置の読取部の読取領域周辺に、端末本体が位置していることを検知すると、第2の情報を無線通信により送信する構成にしてもよい。例えば、ゲート側無線通信部のアンテナを、情報記号を光学的に読み取るゲート装置の読取部の読取領域周辺に配置する。端末の検知部は、端末側無線通信部における受信信号レベルにより、端末本体が読取部の読取エリア周辺に位置しているかどうかを検知する構成にすればよい。
これにより、端末は、ゲート装置が第1の情報を取得する直前に、第2の情報をゲート装置に送信できる。したがって、通路における利用者のスループットを低下させることなく、ゲート装置と端末との間における無線通信を適正に行うことができる。
この発明によれば、情報記号が示す情報によって、通路における利用者の通行を許可するかどうかを判定するシステムのセキュリティを低下させることなく、このシステムの構築にかかる費用を安価にすることができる。
自動改札機の主要部の構成を示すブロック図である。 自動改札機を構成する一方の改札ユニットの外観を示す図である。 図2に示す破線で囲んだ領域の拡大図である。 携帯端末の主要部の構成を示すブロック図である。 乗車券情報を示す2次元バーコードが表示された携帯端末の表示器の画面例を示す図である。 自動改札機の動作を示すフローチャートである。 携帯端末の動作を示すフローチャートである。 受信電波強度と、距離との関係を示す図である。
以下、この発明の実施形態にかかる改札システムについて説明する。
この例にかかる改札システムは、自動改札機1と、携帯端末20とを備える。自動改札機1は、駅の改札口に設置される。携帯端末20は、駅構内に入場したり、駅構内から出場したりする利用者が所有する携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、PDA等の端末である。自動改札機1が、この発明で言うゲート装置に相当し、携帯端末20が、この発明で言う端末に相当する。
自動改札機1は、公知のように、駅構内に入場する利用者に対して改札処理を行う入場ユニット、駅構内から出場する利用者に対して改札処理を行う出場用ユニット、および利用者に対して改札処理を行わない中立ユニットのいずれか2つのユニット(異なるユニット)を対向させて配置し、両ユニット間に改札通路を形成したものである。入場ユニットと、出場ユニットとを対向配置させた自動改札機1の改札通路は、利用者が駅構内に入場する方向、および利用者が駅構内から出場する方向の双方向である。入場ユニットと、中立ユニットとを対向配置させた自動改札機1の改札通路は、利用者が駅構内に入場する方向の一方向である。出場ユニットと、中立ユニットとを対向配置させた自動改札機1の改札通路は、利用者が駅構内から出場する方向の一方向である。
ここでは、入場ユニットと、出場ユニットとを対向配置させ、改札通路における利用者の通行方向を双方向とした自動改札機1を例にして説明する。図1は、自動改札機の主要部の構成を示すブロック図である。図2は、自動改札機を構成する一方の改札ユニット(出場ユニット)の外観を示す図である。図3は、図2に示す破線で囲んだ領域の拡大図である。
自動改札機1は、制御部2と、読取部3a、3bと、無線通信部4a、4bと、表示部5a、5bと、利用者検知部6と、扉開閉部7と、を備えている。
制御部2は、自動改札機1本体各部の動作を制御する。制御部2が、この発明言う判定部に相当する構成を有する。制御部2は、CPU(コンピュータ)を備え、この発明にかかる通行管理方法を実行する。また、制御部2は、この発明にかかる通行管理プログラムを実行する。
読取部3a、3bは、2次元バーコード(例えばQRコード(登録商標))を光学的に読み取り、この2次元バーコードが示す乗車券情報を取得する。読取部3a、3bが、この発明で言う読取部に相当する。2次元バーコードが、この発明で言う情報記号に相当し、乗車券情報が、この発明で言う第1の情報に相当する。2次元バーコードが示す乗車券情報の詳細については、後述する。読取部3aは、出場ユニットに設けている。読取部3aが2次元バーコードを光学的に読み取る読取領域は、図3に示すように、駅構内から出場する利用者にとっての改札通路入口付近である。読取部3bは、入場ユニットに設けている。読取部3bが2次元バーコードを光学的に読み取る読取領域は、駅構内から入場する利用者にとっての改札通路入口付近である。
無線通信部4a、4bは、通信距離が十cm〜数mである近距離無線通信、例えばブルートゥース(登録商標)、で携帯端末20と通信する。無線通信部4aのアンテナ14aは、読取部3aの読取領域周辺に配置している(図3参照)。無線通信部4bのアンテナ14bは、読取部3bの読取領域周辺に配置している。無線通信部4a、4bが、この発明で言うゲート側無線通信部に相当する。
表示部5a、5bは、改札通路に進入した利用者に対するメッセージを出力する。表示部5aは、出場ユニットに取り付けた表示器15aにおけるメッセージの表示を制御する。表示器15aは、駅構内から出場する利用者にとっての改札通路出口側に取り付けている。表示部5bは、入場ユニットに取り付けた表示器15bにおけるメッセージの表示を制御する。表示器15aは、駅構内に入場する利用者にとっての改札通路出口側に取り付けている。
利用者検知部6は、改札通路における利用者の通行方向に沿って並べた複数のセンサにより、改札通路を通行している利用者の位置を検知する。
扉開閉部7は、利用者に対して改札通路の通行を許可しない場合に、当該利用者の出口側に位置する扉7a、7bを閉する。扉開閉部7は、駅構内から出場する利用者に対して改札通路の通行を許可しない場合に、扉7aを閉する。また、扉開閉部7は、駅構内に入場する利用者に対して改札通路の通行を許可しない場合に、扉7bを閉する。
なお、詳細については後述するが、この発明で言う判定部は、制御部2が備える。
図4は、携帯端末の主要部の構成を示すブロック図である。図5は、乗車券情報を示す2次元バーコードを表示させた携帯端末の表示器の画面例を示す図である。携帯端末20は、制御部21と、表示部22と、無線通信部23と、乗車券情報記憶部24と、端末ID記憶部25と、を備える。
なお、図4では、図示していないが、携帯端末20は、携帯電話機能、カメラ機能等にかかる構成を備えていてもよい。
制御部21は、携帯端末20本体各部の動作を制御する。制御部21が、この発明で言う検知部に相当する構成を有する。
表示部22は、乗車券情報を示す2次元バーコードを表示器22aに表示する。
無線通信部23は、通信距離が十cm〜数mである近距離無線通信、例えばブルートゥース(登録商標)、で自動改札機1と通信する。この無線通信部23が、この発明で言う端末側無線通信部に相当する。
乗車券情報記憶部24は、乗車券の発券情報と、券利用情報とを対応づけて記憶する。発券情報は、表示部22が表示器22aに表示する画面の画像データである。表示部22が発券情報に基づいて表示器22aに表示する画面には、図5に示すように、2次元バーコードと、券種、発行駅、発行金額、発行日を示す文字とが含まれている。この2次元バーコードが示す情報(この発明で言う、第1の情報に相当する。)には、券種、発行駅、発行金額、発行日等の情報に加えて、この2次元バーコードを識別する識別コードを示す情報と、この2次元バーコードにかかる乗車券を発券した携帯端末20を識別する端末コードを示す情報が含まれている。上述したように、2次元バーコードが示す情報が、ここで言う乗車券情報である。
なお、発券情報は、1次元バーコード等の他の情報記号で、乗車券情報を示すものであってもよい。
また、券利用情報は、対応する発券情報の2次元バーコードを識別する識別コードと、入場駅、入場日時、出場駅、出場日時等を示す乗車券の利用状態を示す利用情報が含まれている。入場駅や、入場日時にかかるデータは、乗車券が駅構内への入場にかかる改札処理で使用されていないとき、未入場を示す。出場駅や、出場日時にかかるデータは、乗車券が駅構内からの出場にかかる改札処理で使用されていないとき、未出場を示す。
なお、券利用情報には、券種、発行駅、発行金額、発行日等の情報が含まれていてもよい。また、上述した2次元バーコードを識別する識別コードは、乗車券を識別する券識別コードであってもよい。券利用情報には、携帯端末20を識別する端末コードを示す情報が含まれていない。
端末ID記憶部25は、携帯端末20を一意的に識別する端末コードを記憶する。端末ID記憶部25は、携帯端末20本体取り付けたSIMカードであってもよいし、制御部21に設けられた不揮発性メモリであってもよい。
乗車券情報記憶部24に記憶している券利用情報と、端末ID記憶部25に記憶している端末コードとを含む情報が、この発明で言う第2の情報に相当する。
以下、この例にかかる改札システムの動作について説明する。
まず、利用者は、所有する携帯端末20を用いて、図示していない券売機等で乗車券を購入する。乗車券の購入時、携帯端末20は端末コードを券売機等に送信する。券売機等は、受信した携帯端末20の端末コード、および利用者の選択した券種、発行金額に応じて、乗車券の発券情報と、券利用情報とを生成し、これを携帯端末20に送信する。携帯端末20は、券売機等から受信した乗車券の発券情報、および券利用情報を乗車券情報記憶部24に記憶する。
この時点において、携帯端末20が乗車券情報記憶部24に記憶した券利用情報は、入場駅、および入場日時にかかるデータが未入場であり、出場駅、および出場日時にかかるデータが未出場である。また、発券情報の2次元バーコードには、乗車券を購入する際に用いられた携帯端末20の端末コードを示す情報、および、この2次元バーコードを一意的に識別する識別コードを示す情報が含まれている。2次元バーコードを識別する識別コードは、券利用情報にも含まれている。
図6は、自動改札機の動作を示すフローチャートである。図7は、携帯端末の動作を示すフローチャートである。
自動改札機1は、無線通信部4a、4bが一定時間間隔で任意の携帯端末20に対してポーリングを行っている。無線通信部4a、4bは、アンテナ14a、14bから送出される電波の強度が予め定められた強度になるように、ポーリングを行っている。
また、利用者は、改札通路に進入する前に、携帯端末20を操作して、乗車券情報記憶部24に記憶している発券情報に基づく画面を表示器22aに表示させている(図5参照)。
駅構内に入場する利用者は、改札通路に進入するとき、所持している携帯端末20の表示器22aの画面を、読取部3bの読取領域に近づける。また、駅構内から出場する利用者は、改札通路に進入するとき、所持している携帯端末20の表示器22aの画面を、読取部3aの読取領域に近づける。上述したように、読取部3a、3bの読取領域周辺に、アンテナ14a、14bを配置している。利用者が、携帯端末20を読取部3a、3bの読取領域に近づけると、携帯端末20は、アンテナ14a、14bに近づく。携帯端末20は、アンテナ14a、14bに近づくにつれて、無線通信部23で受信している電波(アンテナ14a、14bから送出されている電波)の強度が大きくなる。図8は、携帯端末と自動改札機のアンテナとの距離と、携帯端末で受信される電波の強度の関係を示す図である。
携帯端末20は、制御部21が、無線通信部23で受信している電波の強度が予め定められた閾値Tth(例えば、読取部3a、3bからL=約50cm位置の電波強度)よりも大きいと判定すると、無線通信部23において、乗車券情報記憶部24に記憶している券利用情報、および端末ID記憶部25に記憶している端末コードを送信する(s21、s22)。すなわち、携帯端末20は、アンテナ14a、14bとの距離がLより短くなると、無線通信部23において、乗車券情報記憶部24に記憶している券利用情報、および端末ID記憶部25に記憶している端末コードを送信する。s21では、携帯端末20本体が読取部3a、3bの読取領域周辺に位置しているかどうかを検知している。s21が、この発明で言う検知部に相当する構成である。すなわち、制御部21が、この発明で言う検知部にかかる構成を備える。
自動改札機1は、携帯端末20から送信された券利用情報、および端末コードを受信すると(s1)、読取部3a、3bで2次元バーコードの読み取りを行う(s2)。s2では、自動改札機1は、利用者が読取部3a、3bの読取領域に翳した携帯端末20の表示器22aに表示されている2次元バーコードを光学的に読み取り、この2次元バーコードが示す乗車券情報を取得する。s1では、無線通信部4a、4bの両方で、携帯端末20が送信した券利用情報、および端末コードを受信することもあるが、s2で2次元バーコードを読み取るのは、読取部3a、3bの一方である。したがって、自動改札機1は、s2で2次元バーコードを読み取った読取部3a、3bによって、利用者が駅構内に入場するのか、駅構内から出場するのかを判定することができる。
自動改札機1は、s1で受信した券利用情報に含まれている識別コードと、s2で取得した乗車券情報に含まれている識別コードとが一致しているかどうかを判定する(s3)。s3では、s1で受信した券利用情報と、s2で取得した乗車券情報とが同じ乗車券にかかる情報であるかどうかを判定している。自動改札機1は、s3で識別コードが一致していないと判定すると、改札通路における利用者の通行を許可しないと判断し、当該利用者にとっての改札通路出口側に位置する扉7a、7bを閉する(s9)。
自動改札機1は、このs3にかかる判定を行うことで、改札処理時に、異なる乗車券の発券情報と、券利用情報とが組み合わせて使用されても、改札通路における利用者の通行を許可しない。したがって、異なる乗車券の発券情報と、券利用情報とを組み合わせて使用する、乗車券の使い回しや、キセル等の不正使用が防止できる。
また、自動改札機1は、s3で識別コードが一致していると判定すると、s1で券利用情報とともに受信した端末コードと、s2で取得した乗車券情報に含まれている端末コードとが一致しているかどうかを判定する(s4)。s4では、乗車券を購入するときに使用された携帯端末20(乗車券を発券した携帯端末20)と、今回の改札処理で使用されている携帯端末20とが、同じであるかどうかを判定している。自動改札機1は、s4で端末コードが一致していないと判定すると、改札通路における利用者の通行を許可しないと判断し、当該利用者にとっての改札通路出口側に位置する扉7a、7bを閉する(s9)。
自動改札機1は、このs4にかかる判定を行うことで、乗車券を購入するときに使用した携帯端末20に記憶された発券情報、および券利用情報が別の携帯端末20にコピーされ、改札処理時に、この別の携帯端末20でコピーした発券情報、および券利用情報が使用されても、改札通路における利用者の通行を許可しない。したがって、発券情報、および券利用情報を別の携帯端末20にコピーして使用する、乗車券の使い回し等の不正使用が防止できる。
自動改札機1は、s4で、端末コードが一致していると判定すると、s1で受信した券利用情報を用いて、利用状態が適正であるかどうかを判定する(s5)。s5では、駅構内に入場する利用者であれば、券利用情報が、未入場、未出場を示していれば、利用状態が適正であると判定し、駅構内から出場する利用者であれば、券利用情報が、入場済、未出場を示していれば、利用状態が適正であると判定する。自動改札機1は、s5で利用状態が適正でないと判定すると、s9で当該利用者にとっての改札通路出口側に位置する扉7a、7bを閉する。このs5にかかる判定を行うことで、乗車券の使い回しや、キセル等の不正使用が防止できる。
自動改札機1は、s5で利用状態が適正であると判定すると、利用区間が適正であるかどうかを判定する(s6)。s6では、乗り越し等による料金不足が生じていないかどうかを判定している。自動改札機1は、s6で利用区間が適正でないと判定すると、s9で当該利用者にとっての改札通路出口側に位置する扉7a、7bを閉する。このs6にかかる判定を行うことで、乗り越し等にかかる利用者に対する改札処理が適正に行える。
また、自動改札機1は、s6で利用区間が適正であると判定すると、当該利用者にとっての改札通路の出口側に位置する扉7a、7bを開する(s7)。また、自動改札機1は、無線通信部4a、4bにおいて、券利用情報の更新指示を携帯端末20に送信し(s8)、s1に戻る。s8では、今回の改札処理が駅構内に入場する利用者に対する改札処理であった場合、券利用情報の入場駅を自動改札機1が設置されている駅、入場日時を現在の日時に更新させる更新指示を携帯端末20に送信する。この更新指示では、券利用情報の出場駅、および出場日時については、更新を指示しない。また、今回の改札処理が駅構内から出場する利用者に対する改札処理であった場合、券利用情報の出場駅を自動改札機1が設置されている駅、出場日時を現在の日時に更新させる更新指示を携帯端末20に送信する。この更新指示では、券利用情報の入場駅、および入場日時については、更新を指示しない。また、今回の改札処理が駅構内から出場する利用者に対する改札処理であった場合、発券情報、および券利用情報の削除指示を、更新指示として携帯端末20に送信するようにしてもよい。
携帯端末20は、無線通信部23において、券利用情報の更新指示を受信すると(s23)、受信した更新指示に基づいて、乗車券情報記憶部24に記憶している券利用情報を更新する(s24)。
このように、自動改札機1は、2次元バーコードが示す情報に含まれている端末コードと、携帯端末20から送信されてきた端末コードと、の一致を条件にして、改札通路における利用者の通行可否を判定する。したがって、携帯端末20間で発券情報の不正なコピーや、発券情報に基づいて表示される2次元バーコードがコピーされても、端末コードが一致しないので、発券情報の不正コピーに対するセキュリティを低下させることがない。
また、改札通路の通行を許可したときに、携帯端末20に利用情報を更新させるので、使い回しや、キセル等に対するセキュリティの低下も抑えられる。
さらに、この例にかかる改札システムは、発券した乗車券を管理するサーバ等の上位装置を必要としないので、システムの構築が安価に行える。
なお、s3〜s6にかかる判定は、上述した順番に関わらず、どのような順番で行ってもよい。
また、本願発明は、上述した駅の改札口に設置した自動改札機が、利用者に対して改札処理を行う改札システムに限らず、例えばテーマパークや有料施設等の出入り口に設置したゲート装置で入出場者の通行を制限するシステムや、セキュリティエリアへの出入り口に設置したゲート装置で入出場者の通行を制限するシステムにも適用可能である。
1…自動改札機
2…制御部
3a、3b…読取部
4a、4b…無線通信部
5a、5b…表示部
6…利用者検知部
7…扉開閉部
7a、7b…扉
14a、14b…アンテナ
15a、15b…表示器
20…携帯端末
21…制御部
22…表示部
22a…表示器
23…無線通信部
24…乗車券情報記憶部
25…端末ID記憶部

Claims (12)

  1. 端末の表示器に表示されている情報記号を光学的に読み取り、この情報記号が示す第1の情報を取得する読取部と、
    前記端末との間で無線通信を行い、当該端末から送信されてきた前記第1の情報に対応する第2の情報を受信するゲート側無線通信部と、
    前記読取部が取得した前記第1の情報と、前記ゲート側無線通信部が受信した前記第2の情報とを用いて、通路における通行者の通行を許可するかどうかを判定する判定部と、を備えたゲート装置。
  2. 前記第1の情報は、前記端末を識別する端末コードを含み、
    前記第2の情報は、前記端末を識別する前記端末コードを含み、
    前記判定部は、前記第1の情報に含まれている前記端末コードと、前記第2の情報に含まれている前記端末コードと、が一致しているかどうかにより、前記通路における通行者の通行を許可するかどうかを判定する、請求項1に記載のゲート装置。
  3. 前記第1の情報は、前記情報記号を識別する識別コードを含み、
    前記第2の情報は、前記情報記号を識別する前記識別コードを含み、
    前記判定部は、前記第1の情報に含まれている前記識別コードと、前記第2の情報に含まれている前記識別コードと、が一致しているかどうかにより、前記通路における通行者の通行を許可するかどうかを判定する、請求項1、または2に記載のゲート装置。
  4. 前記第2の情報は、前記通路の通行における前記情報記号の利用状態を含み、
    前記ゲート側無線通信部は、前記判定部が通路における通行者の通行を許可すると判定すると、前記第2の情報の更新指示を前記端末に送信する、請求項1〜3のいずれかに記載のゲート装置。
  5. 前記ゲート側無線通信部は、アンテナを、前記情報記号を光学的に読み取る前記読取部の読取領域周辺に配置している、請求項1〜4のいずれかに記載のゲート装置。
  6. 請求項1〜3のいずれかに記載したゲート装置と、前記端末と、を有し、
    前記端末は、
    前記第1の情報を示す前記情報記号を前記表示器に表示する表示部と、
    前記第2の情報を無線通信により送信する端末側無線通信部と、を備える、
    通行管理システム。
  7. 前記第2の情報は、前記通路の通行における前記情報記号の利用状態を含み、
    前記ゲート装置の前記ゲート側無線通信部は、前記判定部が通路における通行者の通行を許可すると判定すると、前記第2の情報の更新指示を前記端末に送信し、
    前記端末は、前記ゲート装置から送信されてきた前記第2の情報の更新指示を前記端末側無線通信部で受信すると、前記第2の情報を更新する更新部を備えている、
    請求項6に記載の通行管理システム。
  8. 前記端末は、前記情報記号を光学的に読み取る前記ゲート装置の前記読取部の読取領域周辺に、端末本体が位置していることを検知する検知部を備え、
    前記端末側無線通信部は、前記検知部が、前記ゲート装置の前記読取部の読取領域周辺に、端末本体が位置していることを検知すると、前記第2の情報を無線通信により送信する、
    請求項6、または7に記載の通行管理システム。
  9. 前記ゲート装置の前記ゲート側無線通信部は、アンテナを、前記情報記号を光学的に読み取る前記読取部の読取領域周辺に配置し、
    前記端末の検知部は、前記端末側無線通信部における受信信号レベルにより、前記ゲート装置の前記読取部の読取領域周辺に、端末本体が位置しているかどうかを検知する、
    請求項8に記載の通行管理システム。
  10. 第1の情報を示す情報記号を表示する表示部と、
    前記第1の情報に対応する第2の情報を無線通信により送信する端末側無線通信部と、
    本体が前記表示部に表示した前記情報記号から前記第1の情報が光学的に読み取られる読取エリア周辺に位置していることを検知する検知部を備え、
    前記端末側無線通信部は、前記検知部によって、本体が前記読取部の前記読取エリア周辺に位置していることが検知されたときに、前記第2の情報を無線通信により送信する、端末。
  11. 読取部において、端末の表示器に表示されている情報記号を光学的に読み取り、この情報記号が示す第1の情報を取得する第1のステップと、
    ゲート側無線通信部において、前記端末との間で無線通信を行い、当該端末から送信されてきた前記第1の情報に対応する第2の情報を受信する第2のステップと、
    前記第1のステップで取得した前記第1の情報と、前記第2のステップで受信した前記第2の情報とを用いて、通路における通行者の通行を許可するかどうかを判定する判定ステップと、を備えた通行管理方法。
  12. 読取部において、端末の表示器に表示されている情報記号を光学的に読み取り、この情報記号が示す第1の情報を取得する第1のステップと、
    ゲート側無線通信部において、前記端末との間で無線通信を行い、当該端末から送信されてきた前記第1の情報に対応する第2の情報を受信する第2のステップと、
    前記第1のステップで取得した前記第1の情報と、前記第2のステップで受信した前記第2の情報とを用いて、通路における通行者の通行を許可するかどうかを判定する判定ステップと、をコンピュータに実行させる通行管理プログラム。
JP2016030101A 2016-02-19 2016-02-19 ゲート装置、通行管理システム、端末、通行管理方法、および通行管理プログラム Active JP6665574B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016030101A JP6665574B2 (ja) 2016-02-19 2016-02-19 ゲート装置、通行管理システム、端末、通行管理方法、および通行管理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016030101A JP6665574B2 (ja) 2016-02-19 2016-02-19 ゲート装置、通行管理システム、端末、通行管理方法、および通行管理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017146915A true JP2017146915A (ja) 2017-08-24
JP6665574B2 JP6665574B2 (ja) 2020-03-13

Family

ID=59680797

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016030101A Active JP6665574B2 (ja) 2016-02-19 2016-02-19 ゲート装置、通行管理システム、端末、通行管理方法、および通行管理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6665574B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021179919A (ja) * 2020-05-15 2021-11-18 株式会社東芝 駅務機器および駅務システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021179919A (ja) * 2020-05-15 2021-11-18 株式会社東芝 駅務機器および駅務システム
JP7293164B2 (ja) 2020-05-15 2023-06-19 株式会社東芝 駅務機器および駅務システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6665574B2 (ja) 2020-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102254357B1 (ko) 이동 단말기의 카드 에뮬레이션에 기초한 신용 결제 방법 및 장치
JP5547881B2 (ja) 入退室管理システムおよび入退室管理方法
CN106464724B (zh) 运输系统用户检查
JP2003196686A (ja) 通行制御装置
JP6479483B2 (ja) リーダライタ
JP5868467B2 (ja) 電子カードを複数管理するシステムおよび方法
JP5455464B2 (ja) 駅務システム、発行機、管理サーバ、入札機及び自動改札機
JP6665574B2 (ja) ゲート装置、通行管理システム、端末、通行管理方法、および通行管理プログラム
JP2006195803A (ja) 処理未了の記録媒体検知装置
JP6652600B2 (ja) 利用券処理装置、自動改札機、および処理機
JP5857566B2 (ja) 管理サーバ、および駅務システム
JP2006268853A (ja) 通行制御システム、および通行制御装置
US20220351211A1 (en) Fraud detection system, fraud detection device, fraud detection method, and program
JP5359157B2 (ja) 自動改札システム、自動改札方法、携帯端末、およびそのコンピュータプログラム
JP4961916B2 (ja) 管理サーバ
JP2016130955A (ja) 利用券、および発券機
JP6400502B2 (ja) 利用券処理装置、および発券機
WO2017159598A1 (ja) 改札管理装置、および自動改札機システム
JP6984236B2 (ja) 適正判定ユニット、判定装置、不正使用管理システム、自動改札機、改札システム、適正判定方法、および適正判定プログラム
JP6790188B2 (ja) 利用券
JP6730471B2 (ja) 利用券、および発券機
JP7074098B2 (ja) 決済システム、通行制御システム、決済方法、及びプログラム
JP2018045552A (ja) 駅務機器、およびプログラム
JP5806579B2 (ja) スマートフォン及びそれを用いた自動改札機又はこれらを用いた自動改札システム
JP5175080B2 (ja) 非接触型ic、改札装置、非接触型icカード、携帯端末、支払処理方法及び支払処理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191023

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191023

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6665574

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150