JP2016130955A - 利用券、および発券機 - Google Patents

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Abstract

【課題】不正使用を抑制することができる利用券、および発券機を提供することである。【解決手段】実施形態の利用券は、表示面を有する。表示面には、当該利用券の効力を示す効力情報と当該利用券の識別情報とがエンコードされた表示オブジェクトが表示される。また、実施形態の利用券は、アンテナと、チップとを持つ。アンテナは、外部装置と無線通信するためのアンテナである。チップは、前記表示オブジェクトにエンコードされた当該利用券の識別情報と照合可能な情報を記憶した記憶部を含み、前記記憶部により記憶された情報を、前記アンテナを用いて外部装置に送信する送信部を有する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、利用券、および発券機に関する。
従来、鉄道やバス等の交通機関、イベント会場等を利用するための利用券として、磁気券やIC券の他、紙媒体に利用内容が印刷された紙券等が知られている。紙媒体に印刷された紙券は、コピーによる不正使用に対して脆弱な一面がある。しかしながら、従来の技術では、利用券における不正使用の抑制効果が十分でない場合があった。
特開2005−338908号公報
本発明が解決しようとする課題は、不正使用を抑制することができる利用券、および発券機を提供することである。
実施形態の利用券は、表示面を有する。表示面には、当該利用券の効力を示す効力情報と当該利用券の識別情報とがエンコードされた表示オブジェクトが表示される。また、実施形態の利用券は、アンテナと、チップとを持つ。アンテナは、外部装置と無線通信するためのアンテナである。チップは、前記表示オブジェクトにエンコードされた当該利用券の識別情報と照合可能な情報を記憶した記憶部を含み、前記記憶部により記憶された情報を、前記アンテナを用いて外部装置に送信する送信部を有する。
実施形態の乗車券100の構成図。 記憶部123に書き込まれる情報の一例を示す図。 乗車券100に対応可能なリーダライタ200の構成図。 実施形態のリーダライタ200と、交通系のICカードに対するリーダライタ20が設けられた自動改札機1の外観構成図。 実施形態の自動改札機1の機能構成図。 交通系のICカードと、乗車券100の双方に対応可能なリーダライタ200Aの構成図。 交通系のICカードと、乗車券100の双方に対応可能なリーダライタ200Bの構成図。 乗車券100を発行する発券機300の構成図。 実施形態の発券機300により実行される処理の流れの一例を示すフローチャート。 実施形態の発券機300により実行される処理の流れの他の例を示すフローチャート。
以下、実施形態の利用券、および発券機を、図面を参照して説明する。以下の実施形態では、利用券は、鉄道で使用される乗車券であるものとして説明するが、利用券は、イベント会場等で使用される入場券、その他の券であってもよい。
[乗車券]
図1は、実施形態の乗車券100の構成図である。乗車券100は、例えば、二次元コード115が印刷された表示面110Aを有する紙基材110と、紙基材110に漉き込まれたチップ120およびアンテナ130とを備える。
二次元コード115は、「表示オブジェクト」の一例である。二次元コード115には、この乗車券100の効力を示す効力情報と、乗車券100の識別情報(以下、コード側乗車券ID)とがエンコードされている。エンコードとは、情報を、符号化、記号化、その他の手法により、人が内容を直接的に認識できない状態に変換することをいう。また、効力情報とは、例えば以下のような情報であり、乗車権100の利用可能な範囲を規定する情報である。なお、二次元コードに代えて、バーコードその他の、情報がエンコードされた任意の種類の表示オブジェクトが印刷されてもよい。
(1)利用可能な区間および日付
例:A駅〜B駅までの区間を、12/1〜12/31まで利用可能
(2)運賃上限および利用可能な日付
例:運賃500円までの区間を、12/1〜12/31まで利用可能
また、この乗車券100は、1回の乗車についての効力のみ有する通常券であってもよいし、利用日において何度も利用可能な1日乗車券や、沿線の店で使用できる食事券付き乗車券などの企画券であってもよい。こうした利用回数に関する情報も効力情報に含まれてよい。
チップ120は、例えば、パッシブタイプのIC(Integrated Circuit)チップであり、RFID(Radio Frequency Identifier)技術によって、後述するリーダライタ200との間で情報を送受信する。チップ120は、RF回路121、制御回路122、記憶部123などを備える。チップ120による処理は、リーダライタ200からアンテナ130を介して受信したコマンドに応答するコマンドレスポンス方式で行われる。
RF回路121は、リーダライタ200が発信する電波から駆動用電力を取りだす整流回路、リーダライタ200が発信する電波から信号(コマンド)を取りだすデコーダなどを含む。制御回路122は、例えば論理回路によって構成される。制御回路122は、RF回路121によって取りだされたコマンドの内容に応じて、リーダライタ200から指示されたデータを記憶部123に書き込んだり、記憶部123から読み出したデータを、アンテナ130を介してリーダライタ200に送信したりする処理を行う。
記憶部123は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)などの読書き可能な不揮発性記憶媒体を含む。記憶部123には、例えば、二次元コード115にエンコードされたコード側乗車券IDと照合可能な情報(以下、チップ側乗車券ID)が、発券段階から記憶されている。また、記憶部123には、乗車券100の利用記録が、リーダライタ200によって書き込まれる。乗車券100の利用記録とは、例えば、入場駅、入場日時などの情報である。図2は、記憶部123に書き込まれる情報の一例を示す図である。なお、チップ側乗車券IDについては、ROM(Read Only Memory)等の書き換え不能な不揮発性記憶媒体に書き込まれてもよい。
ここで、チップ側乗車券IDがコード側乗車券IDと照合可能な情報であるためには、例えば、(1)両者が完全一致すること、(2)両者が部分一致すること、(3)一方または双方を所定のアルゴリズムで演算処理または復号処理すると、他方と完全一致または部分一致すること、(4)一方または双方を鍵として暗号処理すると、他方と完全一致または部分一致することなど、一方に基づいて他方の正当性を検証可能とするための種々の条件を満たせばよい。
アンテナ130を用いたリーダライタ200との通信は、例えば、900[MHz]帯や2.45[GHz]帯などのUHF(Ultra High Frequency)帯を用いて行われる。このUHF帯は、交通系のICカードが通信に使用する13.56[MHz]とは異なるものであるため、自動改札機1に内蔵されるリーダライタ200と乗車券100の通信が、交通系のICカードと自動改札機1の通信との間で干渉を起こすのを防止することができる。なお、交通系のICカードが通信に使用する通信帯域と異なるものであれば、UHF帯以外の通信帯域が使用されてもよい。交通系のICカードは、文字通りカード状に形成されたものと、携帯電話などの電子デバイスに内蔵されたものとの双方を含んでよい。また、アンテナ130を用いたリーダライタ200との通信は、交通系のICカードが通信に使用する13.56[MHz]を用いて行われてもよい。
[リーダライタ、自動改札機]
図3は、乗車券100に対応可能なリーダライタ200の構成図である。リーダライタ200は、アンテナ210と、通信制御部220と、カメラ230と、ライト240と、タイミング制御部250とを備える。リーダライタ200は、乗車券100に給電すると共に、乗車券100と無線通信を行う。前述したように、この無線通信は、例えば、900[MHz]帯や2.45[GHz]帯などのUHF帯を用いて行われる。なお、UHF帯ではなく、交通系のICカードが通信に使用する通信帯域と異なるものであれば、他の通信帯域が使用されてもよい。また、この無線通信は、アンテナ130を用いたリーダライタ200との通信は、交通系のICカードが通信に使用する13.56[MHz]を用いて行われてもよい。
リーダライタ200の通信制御部220は、アンテナ210を用いて乗車券100に読出コマンドを送信することで、乗車券100から、チップ側乗車券IDや利用記録などの情報を取得し、取得した情報自動改札機1に出力する。また、リーダライタ200は、上位装置から指示された情報を含む書込コマンドを、アンテナ210を用いて乗車券100に送信することで、乗車券100の記憶部123に情報を書き込む。この情報は、例えば、乗車券100の利用記録を含む。
リーダライタ200は、通信可能範囲が10[cm]程度になるように、アンテナ210の出力が設定されている。これによって、リーダライタ200と、乗車券100以外のRFIDタグ等との間で通信が成立するのを抑制することができる。UHF帯を利用した通常の通信では、数[m]程度の通信が可能であるが、本実施形態のリーダライタ200では、自動改札機1における使用態様(利用者が乗車券100をリーダライタ200に翳す、或いはタッチする)に合わせた通信可能範囲としている。これによって、本来の用途である、自動改札機1の改札処理に用いられる情報以外の情報がリーダライタ200に混入することを抑制することができ、スムーズな改札処理を実現することができる。
また、リーダライタ200のカメラ230は、利用者によって翳された乗車券100(特に二次元コード115)を撮像する。ライト240は、カメラ230が撮像動作を行う際に、乗車券100に光を照射する。リーダライタ200のアンテナ210は、例えば、カメラ230の光軸230Aを囲むように巻き回される。なお、リーダライタ200のアンテナ210がカメラ230の光軸230Aを囲むように巻き回されることは、あくまで一例であり、これに限定されない。カメラ230により撮像された画像のデータは、例えば自動改札機1に出力される。また、カメラ230により撮像された画像は、リーダライタ200内でデコード処理が行われ、デコード処理によって取りだされた情報が自動改札機1に出力されるようにしてもよい。カメラ230は、可視光を撮像するカメラであってもよいし、赤外光を撮像するカメラであってもよい。
リーダライタ200は、アンテナ210を用いた通信と、カメラ230を用いた撮像とを、ほぼ同じタイミングで行う。このタイミング同期は、タイミング制御部250によって制御される。タイミング制御部250は、例えば、通信制御部220がポーリングのための電波をアンテナ210に送信させ、これに対する応答(レスポンス)を受信したときに、カメラ230を作動させる。なお、タイミング制御部250の機能は通信制御部220またはカメラ230に内蔵されてもよいし、自動改札機1側の機能であってもよい。
リーダライタ200は、例えば、自動改札機1において、交通系ICカードに対するリーダライタとは別体として設けられる。図4は、実施形態のリーダライタ200と、交通系のICカードに対するリーダライタ20が設けられた自動改札機1の外観構成図である。自動改札機1は、図中A方向への利用者の通過を制御する。自動改札機1は、各種情報を表示する表示部30、扉部40等を備える。図4では、リーダライタ200がリーダライタ20よりも手前側に設けられるように示したが、これに限定されるものではない。また、図4では図示を省略したが、自動改札機1は、乗車券100および交通系のICカードに加えて、磁気券を処理可能なものであってもよい。
また、図5は、実施形態の自動改札機1の機能構成図である。自動改札機1は、制御部50を備える。制御部50は、例えば、デコード部51、エンコード部52と、SF(Stored Fare)処理部53と、デコード部54と、エンコード部55と、画像処理部56と、照合部57と、乗車券処理部58とを備える。これらの機能部は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサがプログラムメモリに格納されたプログラムを実行することにより機能するソフトウェア機能部である。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア機能部であってもよい。また、デコード部51とエンコード部52は、リーダライタ20の内蔵コンピュータにより実現される機能であってもよく、デコード部54およびエンコード部55と、画像処理部56とのうち一方または双方は、リーダライタ200の内蔵コンピュータにより実現される機能であってもよい。
デコード部51は、リーダライタ20が交通系のICカードから読み取った情報をデコードし、SF処理部53に出力する。エンコード部52は、SF処理部53により指示された情報をエンコードし、リーダライタ20に出力する。リーダライタ20は、エンコード部52から入力された情報を交通系のICカードに書き込む。
SF処理部53は、交通系のICカードが保持する電子マネーのチャージ残高に基づく運賃収受を行う。SF処理部53は、交通系のICカードが入場条件または出場条件を満たす場合に、扉部40を開放状態に制御して利用者を通過させ、入場条件または出場条件を満たさない場合に、扉部40を閉止状態に制御して利用者の通行を禁止する。また、SF処理部53は、利用者の通過の可否に応じた画像を表示部30に表示させる。
デコード部54は、リーダライタ200が乗車券100から読み取った情報をデコードし、照合部57に出力する。エンコード部55は、乗車券処理部58により指示された情報をエンコードし、リーダライタ200に出力する。リーダライタ200は、エンコード部55から入力された情報を乗車券100に書き込む。画像処理部56は、リーダライタ200のカメラによって撮像された画像を解析し、二次元コード115にエンコードされた情報を解読して照合部57に出力する。照合部57は、乗車券100から取得されるチップ側乗車券IDとコード側乗車券IDとを比較し、乗車券100が正当なものであるか否かを判定する。乗車券処理部58は、照合部57により乗車券100が正当なものであると判定された場合に、乗車券100から取得される効力情報と利用記録を参照し、乗車券100が入場条件または出場条件を満たすか否かを判定する。乗車券処理部58は、乗車券100が入場条件または出場条件を満たす場合に、扉部40を開放状態に制御して利用者を通過させ、入場条件または出場条件を満たさない場合に、扉部40を閉止状態に制御して利用者の通行を禁止する。
なお、リーダライタ200は、交通系のICカードと、乗車券100の双方と通信可能な一体型のリーダライタであってもよい。図6は、交通系のICカードと、乗車券100の双方に対応可能なリーダライタ200Aの構成図である。リーダライタ200Aは、例えば、乗車券100と通信するためのアンテナ210−1および第1の通信制御部220−1と、交通系のICカードと通信するためのアンテナ210−2および第2の通信制御部220−2とを備える。第1の通信制御部220−1と第2の通信制御部220−2は、別体のハードウェアであってもよいし、一部または全部のハードウェアが共通化され、それぞれ独自のソフトウェア構成を有するものであってもよい。また、リーダライタ200Aは、図5におけるデコード部51、エンコード部52、デコード部54、およびエンコード部55に相当する機能部を内蔵してもよい。
アンテナ210−1および第1の通信制御部220−1は、UHF帯など、交通系のICカードが通信に使用する13.56[MHz]とは異なる通信帯域で、乗車券100と通信する。アンテナ210−2および第2の通信制御部220−2は、13.56[MHz]で交通系のICカードと通信する。リーダライタ200は、交通系のICカードから取得した情報と、乗車券100から取得した情報とを区別可能な態様で制御部50に出力する。なお、図6に示す構成において、アンテナ210−1とアンテナ210−2が同心状に設けられることは、あくまで一例であり、これに限定されない。また、アンテナ210−1および第1の通信制御部220−1は、交通系のICカードが通信に使用する13.56[MHz]を用いて、乗車券100と通信してもよい。
また、図6に示す構成において、第1の通信制御部220−1と第2の通信制御部220−2が共通のアンテナを使用するようにしてもよい。図7は、交通系のICカードと、乗車券100の双方に対応可能なリーダライタ200Bの構成図である。この場合、第1の通信制御部220−1が乗車券100に対応した通信帯域で通信するようにアンテナ210を制御する時間帯と、第2の通信制御部220−2が交通系のICカードに対応した通信帯域で通信するようにアンテナ210を制御する時間帯とが交互に切り替わるように制御される。
図6および図7に示したいずれの態様においても、交通系のICカードとの通信と、乗車券100との通信とが干渉することは好ましくない。この点本実施形態のリーダライタ200、200A、200Bは、交通系のICカードが通信に使用する13.56[MHz]とは異なる通信帯域で、乗車券100と通信するため、通信干渉が生じるのを抑制することができる。
実施形態の乗車券100は、二次元コード115にエンコードされたコード側乗車券IDと照合可能なチップ側乗車券IDをチップ120の記憶部123に記憶しているため、自動改札機1においてチップ側乗車券IDとコード側乗車券IDとの照合処理が可能となる。この結果、二次元コード115をコピーすることによる不正使用がなされるのを抑制することができる。
また、実施形態の乗車券100は、二次元コード115に効力情報をエンコードし、チップ120の記憶部123には、チップ側乗車券IDと利用記録を記憶させるため、効力情報を含めたすべての情報をチップ120の記憶部123に記憶させる場合に比して、記憶部123に必要な記憶領域を低減することができる。この結果、より安価にチップ120を製造することができる。
また、実施形態のリーダライタ200、200A、200Bは、交通系のICカードが通信に使用する13.56[MHz]とは異なる通信帯域で、乗車券100と通信するため、交通系のICカードが並行して使用される環境下において、通信干渉が生じるのを抑制することができる。
[発券機]
以下、乗車券100を発行する発券機について説明する。図8は、乗車券100を発行する発券機300の構成図である。発券機300は、例えば、操作・表示部310と、金銭収受部320と、リーダライタ330と、制御部340と、供給部350と、搬送部360と、内部リーダライタ370と、二次元コード印刷部380と、乗車券搬出部390とを備える。
操作・表示部310は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electroluminescence)表示装置などの表示装置に、接触検知機構が重畳して設けられたタッチパネル式ディスプレイ装置である。乗車券100の購入者は、操作・表示部310を操作することで、所望の効力情報を有する乗車券100を購入することができる。なお、タッチパネル式の操作・表示部に代えて、機械的なスイッチを含む操作・表示部が設けられてもよい。
金銭収受部320およびリーダライタ330は、利用者から乗車券100の料金を収受するために設けられる。金銭収受部320は、利用者によって投入された紙幣や硬貨をカウントし、乗車券100の代金を超過した場合には釣銭として利用者に返却する。リーダライタ330は、利用者によって提示された交通系のICカードが保有する電子マネーから、乗車券100の代金を差し引く処理を行う。
制御部340は、CPUなどのプロセッサを備え、発券機300の各部を制御する。供給部350は、搬送部360に乗車券100の紙基材110(チップ120およびアンテナ130が漉き込まれ、二次元コードが未だ印刷されていないもの)を供給する。搬送部360が紙基材110を搬送するのに応じて、内部リーダライタ370が紙基材110内のチップ120と通信を行い、二次元コード印刷部380が二次元コード115を印刷する。こうして作成された乗車券100は、乗車券搬出部390によって、装置の筐体外部に搬出され、利用者に届けられる。
二次元コード115が印刷される前の紙基材110が有するチップ120は、既にチップ側乗車券IDが記憶されている場合と、チップ側乗車券IDが記憶されておらず、発券機300にて書き込む必要がある場合とが有り得る。以下、これらの双方について処理の内容を説明する。
図9は、実施形態の発券機300により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。本フローチャートは、紙基材110が有するチップ120にチップ側乗車券IDが記憶されている場合の処理の流れを示している。
まず、発券機300は、利用者によって購入される乗車券100の内容が確定するまで待機する(ステップS100)。乗車券100の内容が確定すると、供給部350は、紙基材110を一つ搬送部360に送出し、搬送を開始させる(ステップS102)。
次に、内部リーダライタ370が、紙基材110のチップ120からチップ側乗車券IDを読み取る(ステップS104)。次に、制御部340が、読み取られたチップ側乗車券IDで照合可能なコード側乗車券IDと、確定した乗車券100の内容に対応する効力情報とをエンコードした二次元コード115を生成する(ステップS106)。そして、二次元コード印刷部380が、ステップS106で生成された二次元コード115を紙基材110に印刷し(ステップS108)、乗車券100が作成される。作成された乗車券100は、乗車券搬出部390によって搬出される(ステップS110)。なお、図9のフローチャートを実行する場合、内部リーダライタ370に代えて、チップ120から情報の読み取りのみ可能なリーダ装置が使用されてもよい。
図10は、実施形態の発券機300により実行される処理の流れの他の例を示すフローチャートである。本フローチャートは、紙基材110が有するチップ120にチップ側乗車券IDが記憶されていない場合の処理の流れを示している。
まず、発券機300は、利用者によって購入される乗車券100の内容が確定するまで待機する(ステップS200)。乗車券100の内容が確定すると、供給部350は、紙基材110を一つ搬送部360に送出し、搬送を開始させる(ステップS202)。
次に、制御部340が、チップ側乗車券IDを決定する(ステップS204)。この決定処理の内容について特段の制限は存在しないが、制御部340は、例えば発券機300毎に割り当てられた数字の範囲内で、一連番号を付与するようにしてよい。
次に、内部リーダライタ370が、紙基材110のチップ120の記憶部123に、チップ側乗車券IDを書き込む(ステップS206)。次に、制御部340が、ステップS204で決定したチップ側乗車券IDで照合可能なコード側乗車券IDと、確定した乗車券100の内容に対応する効力情報とをエンコードした二次元コード115を生成する(ステップS208)。そして、二次元コード印刷部380が、ステップS208で生成された二次元コード115を紙基材110に印刷し(ステップS210)、乗車券100が作成される。作成された乗車券100は、乗車券搬出部390によって搬出される(ステップS212)。なお、図10のフローチャートを実行する場合、内部リーダライタ370に代えて、チップ120への情報の書き込みのみ可能なライタ装置が使用されてもよい。
以上説明した実施形態の乗車券100によれば、二次元コード115にエンコードされたコード側乗車券IDと照合可能なチップ側乗車券IDをチップ120の記憶部123に記憶しているため、自動改札機1においてチップ側乗車券IDとコード側乗車券IDとの照合処理が可能となる。この結果、二次元コード115をコピーすることによる不正使用がなされるのを抑制することができる。
また、実施形態の乗車券100によれば、二次元コード115に効力情報をエンコードし、チップ120の記憶部123には、チップ側乗車券IDと利用記録を記憶させるため、効力情報を含めたすべての情報をチップ120の記憶部123に記憶させる場合に比して、記憶部123に必要な記憶領域を低減することができる。この結果、より安価にチップ120を製造することができる。
また、実施形態のリーダライタ200、200A、200Bによれば、交通系のICカードが通信に使用する13.56[MHz]とは異なる通信帯域で、乗車券100と通信するため、通信干渉が生じるのを抑制することができる。
また、実施形態の発券機300によれば、上記のような効果を奏する乗車券100を作成し、発券することができる。
なお、上記実施形態において、乗車券100は、紙基材110によって形成されるものとしたが、これに限定されず、例えば、プラスチック基材などの他の材質によって形成されてもよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、利用券の効力を示す効力情報と利用券の識別情報とがエンコードされた表示オブジェクトを表示する表示面と、外部装置と無線通信するためのアンテナと、表示オブジェクトにエンコードされた利用券の識別情報と照合可能な情報を記憶した記憶部を有し、記憶部により記憶された情報を、アンテナを用いて外部装置に送信するチップとを持つことにより、不正使用を抑制することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…自動改札機、100…乗車券、110…紙基材、110A…表示面、120…チップ、121…RF回路、122…制御回路、123…記憶部、130…アンテナ、200、200A、200B…リーダライタ、210、210−1、210−2…アンテナ、220…通信制御部、220−1…第1の通信制御部、220−2…第2の通信制御部、230…カメラ、240…ライト、300…発券機、310…操作・表示部、320…金銭収受部、330…リーダライタ、340…制御部、350…供給部、360…搬送部、370…内部リーダライタ、380…二次元コード印刷部、390…乗車券搬出部

Claims (7)

  1. 利用券であって、
    当該利用券の効力を示す効力情報と当該利用券の識別情報とがエンコードされた表示オブジェクトが表示された表示面を有し、
    外部装置と無線通信するためのアンテナと、
    前記表示オブジェクトにエンコードされた当該利用券の識別情報と照合可能な情報を記憶した記憶部を含み、前記記憶部により記憶された情報を、前記アンテナを用いて外部装置に送信する送信部を有するチップと、
    を備える利用券。
  2. 前記記憶部は、読書き可能な記憶媒体を含み、前記記憶部には、当該利用券の利用記録が外部装置によって書き込まれる、
    請求項1記載の利用券。
  3. 前記表示面は、紙基材の一面であり、
    前記チップおよび前記アンテナは、前記紙基材に漉き込まれる、
    請求項1または2記載の利用券。
  4. 前記チップは、前記アンテナを介して、交通系のICカードと異なる通信帯域で通信する、
    請求項1から3のうちいずれか1項記載の利用券。
  5. 請求項1から4のうちいずれか1項記載の利用券を発行する発券機。
  6. 前記利用券の基材に印刷する印刷部と、
    前記利用券の記憶部から前記照合可能な情報を読み取る読取部と、
    前記読取部によって読み取られた情報によって照合可能な識別情報と前記効力情報とをエンコードした表示オブジェクトを生成し、前記生成した表示オブジェクトを前記利用券の基材に印刷するように前記印刷部を制御する制御部と、
    を備える請求項5記載の発券機。
  7. 前記利用券の基材に印刷する印刷部と、
    前記利用券の記憶部に情報を書き込む書込部と、
    前記利用券の記憶部に書き込むべき情報を決定し、前記決定した情報を前記利用券の記憶部に書き込むように前記書込部を制御すると共に、前記決定した情報によって照合可能な識別情報と前記効力情報とをエンコードした表示オブジェクトを生成し、前記生成した表示オブジェクトを前記利用券の基材に印刷するように前記印刷部を制御する制御部と、
    を備える請求項5記載の発券機。
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