JP6736435B2 - サービス管理システム、および利用券処理装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、サービス管理システム、および利用券処理装置に関する。
従来、利用券に印刷された利用日時等の効力情報をリーダライタによって読み取り、読み取った効力情報に基づいて、サービスの利用の可否等を管理するシステムが知られている。しかしながら、利用券に印刷された効力情報は、変更することができないため、例えば贈答用に利用券を贈った場合、利用者が利用日時を変更できないという不便が生じる。また、記憶部に効力情報を記憶したICカードを利用券として用いた場合には、記憶された効力情報を書き替えることで利用日時を変更することができるが、ICカードは高価なものであるため、贈答用あるいは使い捨てとして利用するのは適切でない。このように、従来の利用券は、利便性が不十分であった。
特開2010−267230号公報
本発明が解決しようとする課題は、サービス利用に用いられる媒体の利便性を向上させることができるサービス管理システム、および利用券処理装置を提供することである。
実施形態のサービス管理システムは、発行要求受付部と、発行部と、光学読取部と、システム側無線通信部と、利用開始情報書込部と、判定部とを持つ。発行要求受付部は、サービスを利用するための媒体の発行要求を受け付ける。発行部は、前記発行要求受付部により受け付けられた要求に対応する情報を含む画像が表示され、媒体側無線通信部と記憶部とを備える媒体を発行する。光学読取部は、前記発行部により発行された前記媒体に印刷された前記画像から、情報を光学的に読み取る。システム側無線通信部は、前記媒体側無線通信部と無線通信を行う。利用開始情報書込部は、少なくとも、前記システム側無線通信部と前記媒体との通信によって、前記媒体の記憶部に前記媒体の利用開始日時を示す利用開始情報が記憶されていないことが確認された場合に、前記システム側無線通信部を用いて、前記媒体の記憶部に前記利用開始情報を書き込む。判定部は、前記光学読取部により読み取られた情報と、前記システム側無線通信部により前記媒体の記憶部から読み出された前記利用開始情報とに基づいて、利用者が前記サービスを受けられるか否かを判定する。
実施形態のサービス管理システム1のシステム構成の一例を示す図。 実施形態は、利用券300の構成図である。 記憶部323に書き込まれる情報の一例を示す図。 発行機100の機能構成の一例を示す図。 料金テーブル152の一例を示す図。 実施形態の利用券処理装置200の外観構成図。 リーダライタユニット210の構成図。 実施形態の利用券処理装置200の機能構成図。 判定部262による判定処理の一例を示すフローチャート。 予約機としての利用券処理装置200Aの機能構成の一例を示す図。 利用券処理装置200Aにより、サービスの利用開始する予定の日時を利用券300に書き込む処理の一例を示すフローチャート。
以下、実施形態のサービス管理システム、および利用券処理装置を、図面を参照して説明する。
[システム構成]
図1は、実施形態のサービス管理システム1のシステム構成の一例を示す図である。サービス管理システム1は、例えば、発行機100と、少なくとも1つの利用券処理装置200とを備える。
発行機100は、サービスを利用するために使用される利用券300を発行する。サービスとは、例えば、テーマパークやゴルフ場の利用サービス、鉄道等の交通機関の利用サービス、映画館やスポーツ競技場、美術館、イベント会場等の施設の利用サービス等である。利用券300は、「媒体」の一例である。例えば、発行機100は、利用券300の発行要求を受け付け、受け付けられた要求に対応する情報を含む画像を利用券300に印刷して、利用券300を発行する。
例えば、利用券処理装置200−1は、利用券300によりサービスAの利用の許否を判定する。利用券処理装置200−2は、利用券300によりサービスBの利用の許否を判定する。なお、以下の説明において、利用券処理装置200−1、200−2、…は、それぞれ同様の構成とし、いずれの利用券処理装置であるかを区別しないときは、いずれの利用券処理装置であるかを示すハイフン以降の符号を省略し、「利用券処理装置200」と称して説明する。
利用券処理装置200は、例えば、サービスを提供する施設等へ入場するための入場口等に設置される。利用券処理装置200は、利用券300の情報を読み取り、読み取った情報に基づいて、利用者が対象のサービスを受けられるか否かを判定する。
サービス管理システム1において、発行機100によって利用券300を発行する発行要求者と、発行された利用券300によってサービスを利用する利用者とは、同一人物であってもよいし、異なる人物であってもよい。例えば、上記の発行要求者は、他人への贈答用に利用券300に発行してもよく、利用者は、贈答された利用券300によってサービスを利用してもよい。
[利用券(媒体)]
まず、利用券300について説明する。図2は、実施形態は、利用券300の構成図である。利用券300は、例えば、二次元コード315が印刷された表示面310Aを有する紙基材310と、紙基材310に漉き込まれたチップ320およびアンテナ330とを備える。チップ320およびアンテナ330は、「媒体側無線通信部」の一例である。
二次元コード315は、画像の一例である。二次元コード315は、例えばQRコード(登録商標)である。二次元コード315には、少なくとも、利用券300の識別情報(以下、「利用券ID」と称する)がエンコードされている。利用券IDは、例えば、EPC(Electronic Product Code)等のコード体系で表現される。エンコードとは、情報を、符号化、記号化、その他の手法により、人が内容を直接的に認識できない状態に変換することをいう。
また、二次元コード315には、上述した利用券IDだけでなく、利用券300による効力情報が含まれていてもよい。効力情報とは、例えば以下のような情報であり、利用券300の利用可能な有効範囲を規定する情報である。なお、二次元コードに代えて、バーコードその他の、情報がエンコードされた任意の種類の画像が印刷されてもよい。
(1)券種、利用可能なサービスおよび日付
例:当日券であり、サービスAを、12/1〜12/31まで利用可能
(2)券種、利用可能な期間
例:当日券であり、利用開始日時から5時間が経過するまで、12/1〜12/31まで利用可能
(3)券種、利用開始条件、および利用可能な日付
例:企画券であり、購入から3ヶ月間有効、利用開始から当日限り利用可能
チップ320は、例えば、パッシブタイプのIC(Integrated Circuit)チップであり、RFID(Radio Frequency Identifier)技術によって、利用券処理装置側のリーダライタユニット(後述)との間で情報を送受信する。チップ320は、例えば、RF回路321、制御回路322、記憶部323等を備える。チップ320による処理は、リーダライタユニットからアンテナ330を介して受信したコマンドに応答するコマンドレスポンス方式で行われる。
RF回路321は、リーダライタユニットが発信する電波から駆動用電力を取りだす整流回路、リーダライタユニットが発信する電波に重畳された信号(例えばコマンド)を取りだすデコーダ等を含む。制御回路322は、例えば論理回路によって構成される。制御回路322は、RF回路321によって取り出されたコマンドの内容に応じて、リーダライタユニットから指示されたデータを記憶部323に書き込んだり、記憶部323から読み出したデータを、アンテナ330を介してリーダライタユニットに送信したりする処理を行う。
記憶部323は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の読み書き可能な不揮発性記憶媒体を含む。記憶部323には、利用券300の利用記録が、リーダライタユニットによって書き込まれてよい。記憶部323には、例えば、二次元コード315にエンコードされた利用券IDと照合可能な情報(以下、「チップ側ID」と称する)が、発券段階から記憶されていてもよい。利用券300の利用記録とは、例えば、利用開始日時等の利用開始情報である。チップ側IDは、例えば、EPC等のコード体系で表現される。
図3は、記憶部323に書き込まれる情報の一例を示す図である。記憶部323には、図示するようにチップ側IDおよび利用開始情報等の情報が記憶される。利用開始情報とは、サービスの利用を開始した日時、または、サービスの利用を開始する予定の日時が含まれる。また、日時とは、日付のみの情報でも、時刻のみの情報でも、日付プラス時刻の情報でもよい。チップ320が保持する情報のうち、チップ側IDについては、ROM(Read Only Memory)等の書き換え不能な不揮発性記憶媒体に書き込まれてもよい。
発行機100は、上述した二次元コード315に効力情報をエンコードしない場合には、その効力情報を、記憶部323に記憶させてもよい。すなわち、二次元コード315に、チップIDとの照合のために用いられる利用券IDのみをエンコードしておくことで、二次元コード315の情報量を少なくすることができる。そのため、二次元コードのセルを粗くすることができ、印刷コストを削減することができる。更に、印刷された二次元コード315に効力情報を含めないことで、利用券300を再利用する場合にも、二次元コード315をそのまま用いることができるため、利用券300の再利用時のコスト負担を軽減することができる。
アンテナ330を用いたリーダライタユニットとの通信は、例えば、900[MHz]帯や2.45[GHz]帯等のUHF(Ultra-High Frequency)帯を用いて行われる。また、この通信は、13.56[MHz]を用いて行われてもよい。
[発行機]
次に、実施形態における発行機100について説明する。図4は、発行機100の機能構成の一例を示す図である。発行機100は、例えば、表示部110と、発行要求受付部120と、精算処理部130と、発行部140と、記憶部150とを備える。これらの機能部は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサがプログラムメモリに格納されたプログラムを実行することにより機能するソフトウェア機能部である。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等のハードウェア機能部であってもよい。
表示部110は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)表示装置等である。表示部110は、目的のサービスに対応する利用券300を発行するための画面等を表示する。
発行要求受付部120は、例えば、操作ボタン等である。また、発行要求受付部120は、表示部110が図示しない接触検知機構が重畳して設けられたタッチパネル式表示装置である場合に、表示部110と一体に設けられてもよい。発行要求受付部120は、利用券300の発行要求を受け付ける。
精算処理部130は、発行要求されたサービスの識別情報に基づいて、記憶部150に記憶された料金テーブル152を参照し、識別情報に対応する料金情報を取得する。図5は、料金テーブル152の一例を示す図である。料金テーブル152は、サービス識別情報に、料金が対応付けられた情報である。精算処理部130は、料金テーブル152から取得した料金を表示部110に表示させる。
発行機100には、例えば、図示しない紙幣投入口、硬貨投入口、および釣銭排出口が設けられている。紙幣投入口には、利用券300を購入するための紙幣が投入される。硬貨投入口には、利用券300を購入するための硬貨が投入される。釣銭排出口からは、釣銭のうち硬貨が排出される。また、発行機100には、電子マネーをチャージ可能なICカード或いはクレジットカードと通信可能なリーダライタが設けられてもよい。
精算処理部130は、要求指示のあったサービスの利用料金と、紙幣投入口および硬貨投入口から導入された紙幣や硬貨の合計金額とを比較し、合計金額が、サービス利用料金以上である場合に、発行部140に利用券300を発行させる。また、精算処理部130は、釣銭がある場合には、釣銭排出口から釣銭を排出する。なお、釣銭のうち紙幣は、紙幣投入口から排出される。
発行部140は、精算処理部130により精算が完了し、発行指示のあった利用券300を発行する。例えば、発行部140は、発行要求受付部120により受け付けられた要求に対応する情報(例えば、利用券IDおよび効力情報)を含む二次元コード315を、チップ320を備える利用券300に印刷して、図示しない利用券排出口より利用券300を排出することで、利用券300を発行する。これに代えて、発行部140は、例えば、予めサービス内容別の二次元コード315が印刷された複数種類の利用券300のうち、発行要求受付部120により受け付けられた要求に対応するものを選択して発行してもよい。なお、上述したように、効力情報は、二次元コード315にエンコードされるのではなく、記憶部323に記憶されてもよい。
記憶部150は、例えば、ROM、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SDカード等の不揮発性の記憶媒体と、RAM(Random Access Memory)、レジスタ等の揮発性の記憶媒体とによって実現される。
[利用券処理装置]
次に、実施形態における利用券処理装置200について説明する。図6は、実施形態の利用券処理装置200の外観構成図である。利用券処理装置200は、図中奥行き方向への利用者の通過を制御することで、利用者が対象のサービスを受けられるか否かを管理する。図中の利用券処理装置200は、サービスを提供する施設等に入場する際に通過する入場ゲート装置である。利用券処理装置200は、例えば、上述したリーダライタユニット210と、表示部220と、音声出力部230と、アーム部240とを備える。
図7は、リーダライタユニット210の構成図である。リーダライタユニット210は、例えば、アンテナ211と、通信制御部212と、カメラ213と、一以上のライト214と、タイミング制御部215とを備える。リーダライタユニット210は、利用券300に給電するとともに、利用券300と無線通信を行う。カメラ213と後述する画像処理部256とを合わせたものは、「光学読取部」の一例である。アンテナ211および通信制御部212は、「システム側無線通信部」の一例である。
アンテナ211は、例えば、カメラ213の光軸230Aを囲むように巻き回される。なお、リーダライタユニット210のアンテナ211がカメラ213の光軸230Aを囲むように巻き回されることは、あくまで一例であり、これに限定されない。
リーダライタユニット210のカメラ213は、利用者によって翳された利用券300に付された画像(例えば、二次元コード315)を撮像する。ライト214は、カメラ213が撮像動作を行う際に、利用券300に光を照射する。
カメラ213により撮像された画像は、後述する利用券処理装置200の制御部250に出力される。カメラ213は、可視光を撮像するカメラであってもよいし、赤外光を撮像するカメラであってもよい。なお、カメラ213に代えて、バーコードリーダのように受光素子と増幅器等を備えてもよい。
リーダライタユニット210は、アンテナ211を用いた通信と、カメラ213を用いた撮像とを、ほぼ同じタイミングで(同期して)行ってもよい。このタイミング同期は、タイミング制御部215によって制御される。タイミング制御部215は、例えば、通信制御部212がポーリングのための電波をアンテナ211に送信させ、これに対する応答(レスポンス)を受信したときに、カメラ213を作動させて撮像を行わせる。なお、タイミング制御部215の機能は、通信制御部212またはカメラ213に内蔵されてもよいし、利用券処理装置200側の機能であってもよい。
表示部220は、例えば、LCDや有機EL表示装置等である。表示部220は、利用券処理装置200の処理モードに基づいて、利用券300から得られる情報を表示する。また、表示部220は、利用者の通過の可否に応じた画像を表示する。
音声出力部230は、例えば、スピーカである。音声出力部230は、利用券処理装置200の処理モードに対応する音声等を出力する。また、音声出力部230は、利用券処理装置200が利用者の通過を禁止する場合に、警報または利用者に対する指示内容等を音声出力する。
アーム部240は、図示しないアクチュエータによって回転駆動され、利用券処理装置200の通路を開放状態にしたり、閉止状態にする。これにより、利用券処理装置200は、利用者の通行を許可したり、禁止したりすることができる。
図8は、実施形態の利用券処理装置200の機能構成図である。利用券処理装置200は、例えば、図6に示す構成の他、制御部250を備える。
制御部250は、例えば、デコード部252と、エンコード部254と、画像処理部256と、処理部260とを備える。これらの機能部は、例えばCPU等のプロセッサがプログラムメモリに格納されたプログラムを実行することにより機能するソフトウェア機能部である。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSIやASIC等のハードウェア機能部であってもよい。また、デコード部252と、エンコード部254と、画像処理部256とのうち一部または全部は、リーダライタユニット210の内蔵コンピュータにより実現される機能であってもよい。
デコード部252は、リーダライタユニット210が利用券300のチップ320から読み取った情報をデコードし、デコードされた情報を処理部260に出力する。
エンコード部254は、処理部260により書き込み指示された情報をエンコードし、リーダライタユニット210に出力する。リーダライタユニット210は、エンコード部254から入力された情報を利用券300のチップ320に書き込む。
画像処理部256は、リーダライタユニット210のカメラ213によって撮像された画像を解析し、利用券300の二次元コード315にエンコードされた情報を復号し、復号した情報(例えば、利用券IDおよび効力情報)を処理部260に出力する。より具体的には、画像処理部256は、画像を二値化して得られる配列情報を復号(デコード)し、利用券IDや効力情報等を含む電子情報を取得する。
処理部260は、例えば、利用開始情報書込部261と、判定部262とを備える。利用開始情報書込部261は、少なくとも、リーダライタユニット210と利用券300との通信によって、利用券300の記憶部323に、利用券300の利用開始情報が記憶されていないことが確認された場合に、利用券300の記憶部323に利用開始情報を書き込む。
判定部262は、リーダライタユニット210により読み取られた情報と、利用券300の記憶部323から読み出された利用開始情報とに基づいて、利用者が対象のサービスを受けられるか否かを判定する。
図9は、判定部262による判定処理の一例を示すフローチャートである。まず、判定部262は、画像処理部256により利用券300の画像から読み出された利用券IDを取得する(ステップS100)。次に、判定部262は、デコード部252により利用券300の記憶部323から読み出されたチップ側IDを取得する(ステップS102)。
次に、判定部262は、利用券IDとチップ側IDとが合致するか否かを判定する(ステップS104)。ここで、「ID同士が合致する」とは、例えば、これらが部分一致または全部一致し、或いは所定の手法で変換した結果が部分一致または全部一致することをいう。ID同士が合致した場合、判定部262は、利用券300の記憶部323に利用開始情報が記憶されているか否かを判定する(ステップS106)。
また、利用券300の記憶部323に利用開始情報が記憶されていない場合、判定部262は、現在の日付と効力情報とを比較し、現在の日時が利用可能な期間内であるか否かを判定する(ステップS108)。利用可能な期間とは、効力情報にサービス可能期間が設定されている場合、そのサービス可能期間である。
現在の日時が利用可能な期間内である場合、利用開始情報書込部261は、利用券300の記憶部323に、利用開始情報として、利用開始日時を書き込む(ステップS110)。この場合、判定部262は、利用者がサービスを利用可能であると判定し(ステップS112)、アーム部240を開放状態に制御して利用者を通過させる(ステップS114)。
一方、現在の日時が利用可能な期間内でない場合、判定部262は、エラー情報を出力する制御を行う(ステップS116)。ここでのエラー情報を出力するとは、例えば、通過できない旨を示す情報を表示部220に出力させたり、警告音等を音声出力部230から出力させたりすることである。そして、判定部262は、利用者がサービスを利用できないと判定し(ステップS118)、アーム部240を閉止状態に制御して利用者の通行を禁止する処理を行う(ステップS120)。このような処理が行われるのは、例えば、期限切れ、或いはイベント等がまだ開催されていない状態である場合である。
ステップS106において、利用券300の記憶部323に利用開始情報が記憶されていると判定された場合、判定部262は、現在の日時が、利用開始情報から決定される実際の利用可能期間と合致するか否かを判定する(ステップS122)。ここでの「合致する」とは、例えば、効力情報の示す利用可能期間(当日限り/開始から1週間等)と、利用開始情報の示す日時とに基づいて決定される実際の利用可能期間に、現在の日時が含まれることをいう。
現在の日時が、利用開始情報から決定される実際の利用可能期間と合致する場合、判定部262は、利用者がサービスを利用可能であると判定し(ステップS112)、アーム部240を開放状態に制御して利用者を通過させる(ステップS114)。
一方、現在の日時が利用開始情報から決定される実際の利用可能期間と合致しない場合、判定部262は、ステップS116からS120の処理を行う。このような処理が行われるのは、例えば、既に利用券300によりサービスの利用が開始された後で、且つ期限切れの状態である場合である。
なお、判定部262は、ステップS104の処理において、利用券IDとチップ側IDとが合致しないと判定された場合、チップ320の記憶部323が改ざんされた可能性があるため、ステップS116からS120の処理を行う。これにより、本フローチャートの1ルーチンの処理が終了する。
なお、実施形態の利用券処理装置200は、上述した入場ゲート装置としての機能ではなく、例えば、サービスの利用を開始する予定の日時を利用券300に記憶させておく予約機の機能を備えていてもよい。図10は、予約機としての利用券処理装置200Aの機能構成の一例を示す図である。なお、入場ゲート装置と予約機の双方の機能を有する装置が構成されてもよい。
利用券処理装置200Aは、利用券処理装置200と比して、入力部270を備え、且つアーム部240がないことを除き、利用券処理装置200と同様の機能を備える。そのため、以下では、同様の機能に対する具体的な説明を省略し、予約機としての処理の内容について説明する。
入力部270は、利用券300の利用者による指示の入力を受け付ける。利用者による指示とは、例えば、サービスの利用開始する予定の日時の書き込み指示または変更指示である。また、入力部270は、利用者による、サービスの利用開始する予定の日時の入力を受け付ける。
利用開始情報書込部261は、入力部270により受け付けたサービスの利用開始する予定の日時を、利用券300の記憶部323に書き込む。また、利用開始情報書込部261は、入力部270により、サービスの利用開始する予定の日時の変更指示を受け付けた場合には、既に利用券300の記憶部323に記憶されたサービスの利用開始する予定の日時を、入力部270により新たに入力されたサービスの利用開始する予定の日時に変更する。
図11は、利用券処理装置200Aにより、サービスの利用開始する予定の日時を利用券300に書き込む処理の一例を示すフローチャートである。なお、図11に示すステップS200〜ステップS206の処理は、図9に示すステップS100〜ステップS106の処理と同様の処理であるため、ここでの具体的な説明は省略する。
ステップS206の処理において、利用券300の記憶部323に利用開始する予定の日時が記憶されていない場合、判定部262は、入力部270により利用者からサービスの利用開始する予定の日時を受け付ける(ステップS208)。
次に、判定部262は、受け付けた利用開始する予定の日時が、利用可能な期間内であるか否かを判定する(ステップS210)。利用開始する予定の日時が、利用可能な期間内である場合、利用開始情報書込部261は、利用券300の記憶部323に、利用開始情報として、利用開始する予定の日時を書き込む(ステップS212)。
一方、利用開始する予定の日時が利用可能な期間内でない場合、判定部262は、エラー情報を出力する制御を行う(ステップS214)。ここでのエラー情報を出力するとは、例えば、利用券300の記憶部323に、利用開始する予定の日時が書き込めない旨を示す情報を表示部220に出力させたり、警告音等を音声出力部230から出力させたりすることである。
ステップS206の処理において、利用券300の記憶部323に利用開始する予定の日時が記憶されている場合、判定部262は、入力部270により利用開始情報の変更指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS216)。利用開始情報の変更指示を受け付けた場合、判定部262は、ステップS208からステップS212の処理を行う。
一方、変更指示を受け付けていない場合、判定部262は、その旨を示すエラー情報を出力する(ステップS214)。
なお、判定部262は、ステップS204の処理において、利用券IDとチップ側IDとが合致しないと判定された場合、チップ320の記憶部323が改ざんされた可能性があるため、ステップS214の処理を行う。これにより、本フローチャートの1ルーチンの処理が終了する。図11に示す処理により、利用券300の記憶部323に利用者がサービスを利用したい予定の日時を利用券300に記憶させておくことができる。
上述した実施形態により、例えば、サービス管理システム1で利用される利用券300を、テーマパーク等の入場に対する贈答用の利用券として用いることができる。この場合、発行要求者は、発行機100により利用日がフリーの状態(サービスによっては制限付きの場合もある)で利用券300を購入する。贈答用の利用券300を受け取った利用者は、テーマパーク等に設置された利用券処理装置200に、この利用券300を提示し、利用開始日時を利用券300に記憶させることで、テーマパークに入場することができる。また、本実施形態では、利用券処理装置200Aにより、利用開始日時として、サービスの利用開始する予定の日時を利用券300の記憶部323に記憶させておくことで、利用券300を用いたサービスの利用予約を行うことができる。更に、上述した利用券300は、ICカードに比して安価であるため、上述した贈答用の利用券300として好適に利用することができる。
また、上述した実施形態では、利用券300の記憶部323に、サービスの利用開始日時だけではなく、サービスに含まれる各種イベントに関する利用開始日時を書き込んでもよい。これにより、利用者は、例えば、テーマパークの入場ゲートに利用券300を提示して、テーマパーク内に入場できるとともに、テーマパーク内の各アトラクションの入場ゲートに利用券300を提示して、予約したアトラクションを利用することができる。
また、上述した実施形態により発行される利用券300を利用することで、例えばゴルフ練習場等の時間従量制のサービスを利用する場合、入場口に設置された利用券処理装置200に、この利用券300を提示し、利用開始日時を利用券300に記憶させることで、利用開始時間を管理することができる。この場合、出場時に、この利用券300の記憶部323に記憶された利用開始時間を読み取ることで、利用開始日時を基準にした料金の精算等を行うことができる。また、利用券300に上述した利用券300を繰り返し利用する場合に、利用回数または精算料金に合わせたポイントを記憶部323に記憶させることで、ポイントの貯蓄や、貯蓄されたポイントを用いた精算処理等を行うことができる。
以上説明した少なくとも一つの実施形態によれば、サービスを利用するための利用券300の発行要求を受け付ける発行要求受付部120と、発行要求受付部120により受け付けられた要求に対応する情報を含む画像が表示され、チップ320およびアンテナ330と、記憶部323とを備える利用券300を発行する発行部140と、発行部140により発行された利用券300に表示された画像から、情報を光学的に読み取る1以上のカメラ213および画像処理部256と、チップ320およびアンテナ330と、無線通信を行う1以上のアンテナ211および通信制御部212と、少なくとも、アンテナ211および通信制御部212と、利用券300との通信によって、利用券300の記憶部323に、利用券300の利用開始日時を示す利用開始情報が記憶されていないことが確認された場合に、アンテナ211および通信制御部212を用いて、利用券300の記憶部323に利用開始情報を書き込む利用開始情報書込部261と、カメラ213および画像処理部256とにより読み取られた情報と、アンテナ211および通信制御部212により利用券300の記憶部323から読み出された利用開始情報とに基づいて、利用者がサービスを受けられるか否かを判定する判定部262とを持つことにより、サービス利用に用いられる媒体の利便性を向上させることができる。
上記説明した実施形態は、以下のように表現することができる。
サービスを利用するための媒体の発行要求を受け付ける発行要求受付部と、
前記発行要求受付部により受け付けられた要求に対応する情報を含む画像が表示され、媒体側無線通信部と記憶部とを備える媒体を発行する発行部と、
カメラと画像処理装置とを有し、前記発行部により発行された前記媒体に表示された前記画像における配列によってエンコードされた情報を光学的に読み取る1以上の光学読取部と、
アンテナを有し、前記アンテナにより前記媒体側無線通信部と無線通信を行う1以上のシステム側無線通信部と、
少なくとも、前記システム側無線通信部と前記媒体との通信によって、前記媒体の記憶部に前記媒体の利用開始日時を示す利用開始情報が記憶されていないことが確認された場合に、前記システム側無線通信部を用いて、前記媒体の記憶部に前記利用開始情報を書き込む利用開始情報書込部と、
前記光学読取部により読み取られた情報と、前記システム側無線通信部により前記媒体の記憶部から読み出された前記利用開始情報とに基づいて、利用者が前記サービスを受けられるか否かを判定する判定部と、
を備えるサービス管理システム。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…サービス管理システム、100…発行機、110、220…表示部、120…発行要求受付部、130…精算処理部、140…発行部、150、323…記憶部、200、200A…利用券処理装置、210…リーダライタユニット、211、330…アンテナ、212…通信制御部、213…カメラ、214…ライト、215…タイミング制御部、230…音声出力部、240…アーム部、250…制御部、252…デコード部、254…エンコード部、256…画像処理部、260…処理部、261…利用開始情報書込部、262…判定部、270…入力部、300…利用券、315…二次元コード、320…チップ、321…RF回路、322…制御回路

Claims (6)

  1. サービスを利用するための媒体の発行要求を受け付ける発行要求受付部と、
    前記発行要求受付部により受け付けられた要求に対応する情報を含む画像が表示され、媒体側無線通信部と記憶部とを備える媒体を発行する発行部と、
    前記発行部により発行された前記媒体に表示された前記画像から、情報を光学的に読み取る1以上の光学読取部と、
    前記媒体側無線通信部と無線通信を行う1以上のシステム側無線通信部と、
    少なくとも、前記システム側無線通信部と前記媒体との通信によって、前記媒体の記憶部に前記媒体の利用開始日時を示す利用開始情報が記憶されていないことが確認された場合に、前記システム側無線通信部を用いて、前記媒体の記憶部に前記利用開始情報を書き込む利用開始情報書込部と、
    前記光学読取部により読み取られた情報と、前記システム側無線通信部により前記媒体の記憶部から読み出された前記利用開始情報とに基づいて、利用者が前記サービスを受けられるか否かを判定する判定部と、
    を備えるサービス管理システム。
  2. 前記判定部は、
    前記媒体の記憶部から読み出された情報に、前記媒体の記憶部に前記媒体の利用開始情報が記憶されていないことが確認された場合に、利用者が前記サービスを受けられると判定する、
    請求項1に記載のサービス管理システム。
  3. 前記利用開始情報には、前記サービスの利用を開始した日時、または、前記サービスの利用開始する予定の日時が含まれる、
    請求項1または2に記載のサービス管理システム。
  4. 前記判定部は、
    前記利用開始情報の示す利用開始日時が現在の日時と合致している場合に、前記利用者が前記サービスを受けられると判定する、
    請求項1から3のうち、いずれか1項に記載のサービス管理システム。
  5. 前記利用者からの指示および前記利用開始情報の入力を受け付ける入力部を更に備え、
    前記利用開始情報書込部は、
    前記入力部により前記利用開始情報の変更指示を受け付けた場合に、前記媒体の記憶部に記憶された利用開始情報を、前記入力部により入力を受け付けた利用開始情報に変更する、
    請求項1から4のうち、いずれか1項に記載のサービス管理システム。
  6. 媒体側無線通信部と記憶部とを備え、光学的に読み取り可能な情報を含む画像が表示された媒体と無線通信を行うシステム側無線通信部と、
    前記媒体に表示された前記画像から、情報を光学的に読み取る光学読取部と、
    前記システム側無線通信部と前記媒体との通信によって、前記媒体の記憶部に前記媒体の利用開始日時を表す利用開始情報が記憶されていないことが確認された場合に、前記光学読取部による読み取り結果に基づいて、前記システム側無線通信部を用いて、前記媒体の記憶部に前記利用開始情報を書き込む利用開始情報書込部と、
    を備える利用券処理装置。
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