JP2017146652A - 情報処理装置、情報処理システム、制御方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】精算処理を適切に精算装置へ割り当てる。【解決手段】決定部12は、複数の精算装置30それぞれのユーザインタフェースの高さ方向の位置に基づいて、精算情報の割り当て先とする精算装置30を決定する。割当部13は、決定部12によって決定された精算装置30に対して精算情報を割り当てる。複数の精算装置30の中には、少なくとも、ユーザインタフェース32の高さ方向の位置が互いに異なる2つの精算装置30が含まれる。【選択図】図1

Description

本発明は、商品の精算に用いる装置に関する。
スーパーマーケット等の店舗におけるレジ端末(例えば POS(Point of Sales)レジスタ)では、(1)精算対象の商品を登録する処理(バーコードの読み取りなど)及び(2)登録された商品の精算を行う処理(代金の受け取りやおつりの返却など)という2つの処理が行われる。
このようなレジ端末の機能を2つの装置に分離するという運用方法がある。具体的には、(1)の処理を行う機能を商品登録装置に持たせ、(2)の処理を行う機能を精算装置に持たせる。
商品登録装置には、精算装置に対して、その商品登録装置によって登録された商品の精算処理を割り当てる機能を持つものがある。顧客は、商品登録装置を操作する店員から、どの精算装置に対して精算処理が割り当てられたのかを聞き、その精算装置へ移動して精算を行う。
商品登録装置が精算装置に精算処理を割り当てる技術として、例えば特許文献1や特許文献2が挙げられる。特許文献1は、精算処理の進捗が最も進んでいる精算装置に対して精算処理を割り当てる技術を開示している。特許文献2は、顧客の年齢と精算装置との距離に応じて、精算処理を割り当てる精算装置を決定する技術を開示している。
特開2014−220019号公報 特開2015−111472号公報 特許第5811295号
精算装置には、顧客とのやりとりのためのユーザインタフェースが備えられている。例えばユーザインタフェースは、代金の投入やおつりの排出に利用される釣り銭機である。そして、精算装置においてユーザインタフェースが設けられている位置の高さは、精算装置によって異なる場合がある。例えば特許文献3には、2つの精算装置が1つの架台によって保持されており、これらの精算装置に備えられているユーザインタフェースの高さ方向の位置が互いに異なることが開示されている。しかし特許文献1や特許文献2では、精算処理を割り当てる精算装置を決定する際、各精算装置においてユーザインタフェースが備えられている位置の高さが考慮されていない。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、精算処理を適切に精算装置へ割り当てる技術を提供することである。
本発明の第1の情報処理装置は、(1)複数の精算装置それぞれに備わっているユーザインタフェースの高さ方向の位置に基づいて、前記複数の精算装置の中から、精算対象として登録された商品の精算処理に関する精算情報の割り当て先とする精算装置を決定する決定手段と、(2)前記決定された精算装置に対して前記精算情報を割り当てる割当手段と、を有する。(3)前記複数の精算装置は第1の精算装置及び第2の精算装置を含む。(4)前記第1の精算装置に備わっているユーザインタフェースは、前記第2の精算装置に備わっているユーザインタフェースよりも高い位置にある。
本発明の第1の情報処理システムは、本発明の第1の情報処理装置、前記第1の精算装置、及び前記第2の精算装置を有する。
本発明の第1の制御方法は、コンピュータによって実行される。当該第1の制御方法は、(1)複数の精算装置それぞれに備わっているユーザインタフェースの高さ方向の位置に基づいて、前記複数の精算装置の中から、精算対象として登録された商品の精算処理に関する精算情報の割り当て先とする精算装置を決定する決定ステップと、(2)前記決定された精算装置に対して前記精算情報を割り当てる割当ステップと、を有する。(3)前記複数の精算装置は第1の精算装置及び第2の精算装置を含む。(4)前記第1の精算装置に備わっているユーザインタフェースは、前記第2の精算装置に備わっているユーザインタフェースよりも高い位置にある。
本発明の第1のプログラムは、本発明の第1の制御方法の各ステップをコンピュータに実行させる。
本発明の第2の情報処理装置は、(1)複数の精算装置それぞれについて、前記精算装置に備わっているユーザインタフェースの高さ方向の位置に関する情報を含む精算装置情報をディスプレイ装置に表示させる表示制御手段と、(2)前記複数の精算装置の中から、精算対象として登録された商品の精算処理に関する精算情報の割り当て先とする精算装置を選択する入力を取得する入力取得手段と、(3)前記入力により選択された精算装置へ前記精算情報を割り当てる割当手段と、を有する。(4)前記複数の精算装置は第1の精算装置及び第2の精算装置を含む。(5)前記第1の精算装置に備わっているユーザインタフェースは、前記第2の精算装置に備わっているユーザインタフェースよりも高い位置にある。
本発明の第2の情報処理システムは、本発明の第2の情報処理装置、前記第1の精算装置、及び前記第2の精算装置を有する。
本発明の第2の制御方法は、コンピュータによって実行される。当該第2の制御方法は、(1)複数の精算装置それぞれについて、前記精算装置に備わっているユーザインタフェースの高さ方向の位置に関する情報を含む精算装置情報をディスプレイ装置に表示させる表示制御ステップと、(2)前記複数の精算装置の中から、精算対象として登録された商品の精算処理に関する精算情報の割り当て先とする精算装置を選択する入力を取得する入力取得ステップと、(3)前記入力により選択された精算装置へ前記精算情報を割り当てる割当ステップと、を有する。(4)前記複数の精算装置は第1の精算装置及び第2の精算装置を含む。(5)前記第1の精算装置に備わっているユーザインタフェースは、前記第2の精算装置に備わっているユーザインタフェースよりも高い位置にある。
本発明の第2のプログラムは、本発明の第2の制御方法の各ステップをコンピュータに実行させる。
本発明によれば、精算処理を適切に精算装置へ割り当てる技術が提供される。
実施形態1の情報処理システムを例示するブロック図である。 実施形態1の情報処理システムによって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。 決定部及び割当部が商品登録装置の内部に実装される場合の情報処理システムを例示するブロック図である。 決定部及び割当部がサーバ装置の内部に実装される場合の情報処理システムを例示するブロック図である。 商品登録装置を実現する計算機のハードウエア構成を例示する図である。 精算装置を実現する計算機のハードウエア構成を例示する図である。 ユーザインタフェースが設置されている高さが互いに異なる2つの精算装置の第1の図(正面図)である。 ユーザインタフェースが設置されている高さが互いに異なる2つの精算装置の第1の図(平面図)である。 ユーザインタフェースが設置されている高さが互いに異なる2つの精算装置を例示する第2の図である。 サーバ装置を実現する計算機のハードウエア構成を例示する図である。 精算情報をテーブル形式で例示する図である。 精算装置が精算情報を取得する方法を例示する図である。 精算情報の割り当て先の精算装置がタッチパネルに表示される様子を例示する図である。 店舗における商品登録装置と精算装置のレイアウトを例示する第1の図である。 店舗における商品登録装置と精算装置のレイアウトを例示する第2の図である。 実施形態2の情報処理システムによって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。 実施形態3に係る情報処理システムを例示するブロック図である。 実施形態3の情報処理システムによって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。 実施形態4に係る情報処理システムを例示するブロック図である。 実施形態4のディスプレイ装置に表示される選択画面を例示する図である。 実施形態4の情報処理システムによって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。 実施形態5に係る情報処理システムを例示するブロック図である。 実施形態5のディスプレイ装置に表示される選択画面を例示する図である。 実施形態5の情報処理システムによって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。また各ブロック図において、特に説明がない限り、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく機能単位の構成を表している。
[実施形態1]
図1は、実施形態1の情報処理システム10を例示するブロック図である。情報処理システム10は、決定部12、割当部13、商品登録装置20、及び精算装置30を有する。
商品登録装置20は、商品を精算対象として登録する処理(以下、商品登録処理)に用いられる。商品登録装置20のユーザ(店員など)は、商品登録装置20を操作して、顧客が購入する各商品について商品登録処理を行う。この登録処理により、精算情報が生成される。精算情報は、精算対象として登録された商品の精算処理に関する情報(登録された商品のID(Identifier)などを示す情報)である。
精算装置30は、精算対象として登録された商品の精算処理に用いられる。具体的には、精算装置30は、精算情報を取得し、その精算情報を用いて精算処理を行う。精算処理には、例えば顧客に対して合計金額を提示する処理、顧客から代金を受け付ける処理、おつりの排出処理、レシートの発行処理などが含まれる。
ここで、精算装置30にはユーザインタフェース32が備えられている。ユーザインタフェース32には、例えば代金の投入や釣り銭の排出に用いられる釣り銭機などが含まれる。
情報処理システム10は精算装置30を複数有する。複数の精算装置30の中には、少なくとも、ユーザインタフェース32の高さ方向の位置が互いに異なる2つの精算装置30が含まれる。例えばユーザインタフェース32は、想定される利用者に適した位置に設けられる。ユーザインタフェース32の位置が相対的に低い精算装置30において想定される利用者は、例えば子供、老人、身長が低い人、又は車いすなどを使用している傷病者や障害者などである。一方、ユーザインタフェース32の位置が相対的に高い精算装置30において想定される利用者は、例えば上記以外の人(老人を除く成人など)である。ただし、ユーザインタフェース32を設ける位置は、必ずしも想定される利用者に適した位置に限定されない。
情報処理システム10は、ユーザインタフェース32の高さ方向の位置を考慮し、商品登録装置20で生成された精算情報をいずれかの精算装置30へ割り当てる。そのために情報処理システム10は、決定部12及び割当部13を有する。決定部12は、上述した複数の精算装置30それぞれのユーザインタフェースの高さ方向の位置に基づいて、精算情報の割り当て先とする精算装置30を決定する。割当部13は、決定部12によって決定された精算装置30に対して精算情報を割り当てる。
精算情報が割り当てられた精算装置30は、その精算情報を取得する。顧客は、その精算情報が割り当てられた精算装置30のところまで移動し、その精算装置30において代金の支払いなどを行う。
子供、老人又は傷病者などにとっては、ユーザインタフェース32の位置が高い精算装置30よりも、ユーザインタフェース32の位置が低い精算装置30の方が利用しやすい。ユーザインタフェース32の位置が高いと、ユーザインタフェース32の操作(代金の投入やおつりの取り出しなど)に時間がかかったり、ユーザインタフェース32を操作するための踏み台などが必要になったりする。また、ユーザインタフェース32の位置が高いと、子供などが自分でユーザインタフェース32を操作することができず、店員が呼び出されることもある。その結果、店舗の運営に要するコストが高くなったり、一人の顧客によって精算装置30が利用される時間が長くなったりするため、店舗を効率よく運用することができない。
本実施形態の情報処理システム10によれば、各精算装置30においてユーザインタフェース32が備えられている位置の高さを考慮して、精算情報を割り当てる精算装置30が決定される。よって、ユーザインタフェース32が備えられている位置の高さを考慮せずに精算情報の割り当て先とする精算装置30を決定する場合と比較し、ユーザインタフェース32の位置が低い精算装置30を好むと考えられる顧客が、ユーザインタフェース32の位置が低い精算装置30を利用できる蓋然性が高くなる。よって、店舗の運営に要するコストが高くなることを防いだり、一人の顧客によって精算装置30が利用される時間が長くなることを防いだりすることができるため、店舗の運用効率が高くなる。
以下、本実施形態についてさらに詳細を述べる。
<処理の流れ>
図2は、実施形態1の情報処理システム10によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。決定部12は、各精算装置30のユーザインタフェース32の高さ方向の位置に基づいて、精算情報の割り当て先とする精算装置30を決定する(S102)。割当部13は、決定された精算装置30へ精算情報を割り当てる(S104)。
<情報処理システム10の実装方法>
情報処理システム10が有する各機能構成部(本実施形態では決定部12及び割当部13)は、1つ又は複数の情報処理装置によって実装される。例えばこれらの機能構成部の全てが、商品登録装置20の内部に実装される。図3は、情報処理システム10が有する各機能構成部が商品登録装置20の内部に実装される場合の情報処理システム10を例示するブロック図である。
また、情報処理システム10が、商品登録装置20及び精算装置30とそれぞれ通信可能に接続されているサーバ装置50を有するとする。この場合、情報処理システム10が有する各機能構成部は、サーバ装置50の内部に実装されてもよい。図4は、情報処理システム10が有する各機能構成部がサーバ装置50の内部に実装される場合の情報処理システム10を例示するブロック図である。なお、サーバ装置50は、店舗の内部に設置されていてもよいし、店舗の外部に設置されていてもよい。
また、情報処理システム10が有する各機能構成部のいずれかを商品登録装置20の内部に実装し、残りの機能構成部をサーバ装置50の内部に実装してもよい(図示せず)。
なお後述する各実施形態においても、ここで説明した実装方法と同様の方法により、情報処理システム10が有する各機能構成部が実装される。
<商品登録装置20を実現するハードウエアの例>
商品登録装置20の各機能構成部は、各機能構成部を実現するハードウエア(例:ハードワイヤードされた電子回路など)で実現されてもよいし、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせ(例:電子回路とそれを制御するプログラムの組み合わせなど)で実現されてもよい。
図5は、商品登録装置20を実現する計算機200のハードウエア構成を例示する図である。この計算機200は、レジ端末用途に設計された専用装置を用いて実装されてもよいし、PC(Personal Computer)や携帯端末などの汎用装置を用いて実装されてもよい。
計算機200は、バス202、プロセッサ204、メモリ206、ストレージ208、入出力インタフェース210、及びネットワークインタフェース212を有する。バス202は、プロセッサ204、メモリ206、ストレージ208、入出力インタフェース210、及びネットワークインタフェース212が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。ただし、プロセッサ204などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。プロセッサ204は、CPU (Central Processing Unit) や GPU (Graphics Processing Unit) などの演算処理装置である。メモリ206は、RAM (Random Access Memory) や ROM (Read Only Memory) などのメモリである。ストレージ208は、ハードディスク、SSD (Solid State Drive)、又はメモリカードなどの記憶装置である。また、ストレージ208は、RAM や ROM などのメモリであってもよい。
入出力インタフェース210は、計算機200と入出力デバイスとを接続するためのインタフェースである。図5では、タッチパネル214及びリーダ216が入出力インタフェース210に接続されている。タッチパネル214は、計算機200を操作するための入力を受け付ける。例えばタッチパネル214は、商品のIDや金額を手動で入力するために利用される。さらにタッチパネル214は、精算対象として登録された商品に関する情報など、種々の情報を表示する。リーダ216は精算対象の商品を登録するために利用される種々のリーダである。例えばリーダ216は、バーコードリーダや、商品を画像認識によって認識するためのカメラである。なお計算機200には、キーボードなど、タッチパネル214以外の入力インタフェースが接続されていてもよい。
ネットワークインタフェース212は、計算機200を外部の装置と通信可能に接続するためのインタフェースである。ネットワークインタフェース212は、有線回線と接続するためのネットワークインタフェースでもよいし、無線回線と接続するためのネットワークインタフェースでもよい。例えば商品登録装置20を実現する計算機200は、ネットワークを介して精算装置30を実現する計算機(後述の計算機300)やサーバ装置50を実現する計算機(後述の計算機400)と接続される。
ストレージ208は商品登録装置20の各機能を実現するプログラムモジュールを記憶している。プロセッサ204は、これら各プログラムモジュールを実行することで、そのプログラムモジュールに対応する各機能を実現する。
計算機200のハードウエア構成は図5に示した構成に限定されない。例えば、各プログラムモジュールはメモリ206に格納されてもよい。この場合、計算機200は、ストレージ208を備えていなくてもよい。
<精算装置30を実現するハードウエアの例>
図6は、精算装置30を実現する計算機300のハードウエア構成を例示する図である。この計算機300は、レジ端末用途に設計された専用装置を用いて実装されてもよいし、PC や携帯端末などの汎用装置を用いて実装されてもよい。
計算機300は、バス302、プロセッサ304、メモリ306、ストレージ308、入出力インタフェース310、及びネットワークインタフェース312を有する。バス302、プロセッサ304、メモリ306、ストレージ308、入出力インタフェース310、及びネットワークインタフェース312が有する機能はそれぞれ、前述したバス202、プロセッサ204、メモリ206、ストレージ208、入出力インタフェース210、及びネットワークインタフェース212が有する機能と同様である。
計算機300のハードウエア構成は図6に示した構成に限定されない。例えば、各プログラムモジュールはメモリ306に格納されてもよい。この場合、計算機300は、ストレージ308を備えていなくてもよい。
図6において、入出力インタフェース310にはユーザインタフェース32が接続されている。前述したように、情報処理システム10に含まれる複数の精算装置30の中には、少なくとも、ユーザインタフェース32の高さ方向の位置が互いに異なる2つの精算装置30が含まれる。以下、ユーザインタフェース32の高さ方向の位置が互いに異なる複数の精算装置30について例示する。
<<精算装置30の例1>>
図7及び図8は、ユーザインタフェース32が設置されている高さが互いに異なる2つの精算装置30を例示する第1の図である。図7は、2つの精算装置の正面図である。図8は、精算装置30の平面図である。図7に示した精算装置30−1と精算装置30−2は、平面視した場合の構成が共通している。そのため、図8には精算装置30を1つ図示している。以下、精算装置30−1と精算装置30−2に共通している構成を説明する際には、適宜「−1」や「−2」を省略して表記する。例えば、硬貨用釣り銭機320−1と硬貨用釣り銭機320−2を総称して、硬貨用釣り銭機320と表記する。
精算装置30−1はユーザインタフェース32−1を有し、精算装置30−2はユーザインタフェース32−2を有する。ユーザインタフェース32−1は架台500−1によって保持されており、ユーザインタフェース32−2は架台500−2によって保持されている。ユーザインタフェース32−1の高さ方向の位置は架台500の下端から h1 であり、ユーザインタフェース32−2の高さ方向の位置は架台500の下端から h2 である。そして h1 は h2 より大きい。つまり、精算装置30−1においてユーザインタフェース32−1が設けられている高さ方向の位置は、精算装置30−2においてユーザインタフェース32−2が設けられている高さ方向の位置より高い。
ユーザインタフェース32は、硬貨用釣り銭機320、紙幣用釣り銭機330、及びカード精算用処理部340を有している。硬貨用釣り銭機320は、硬貨投入口321、硬貨リジェクト口322、及び硬貨出金口323を有する。硬貨投入口321は、精算のために入金される硬貨を受け容れる。硬貨リジェクト口322は、硬貨投入口321に投入された硬貨のうち、傷、変形又は認識エラー等のために金種判別できなかった硬貨を排出する。硬貨出金口323は硬貨の釣銭を排出する。
紙幣用釣り銭機330は紙幣入出金口331を有する。紙幣入出金口331は、紙幣の入金の受け容れと、紙幣の釣銭(釣札ともいう)の排出とを行う。
カード精算用処理部340は、カード挿入口341及び入力操作部342を有する。カード挿入口341にはカードが挿入される。入力操作部342は、暗証番号等の入力操作を受け付けるテンキーなどで構成される。
ディスプレイ装置350はタッチパネル352を備える。タッチパネル352は、精算金額などの種々の情報の表示や、ユーザによる操作を受け付ける機能を有する。レシートプリンタ360は、レシートを発行する。
精算装置30−1及び精算装置30−2を実現するための計算機300の設置場所は任意である。例えば精算装置30−1を実現する計算機300−1と精算装置30−2を実現する計算機300−2がそれぞれ、架台500−1及び架台500−2に搭載される。また例えば、精算装置30−1を実現する計算機300−1と精算装置30−2を実現する計算機300−2がそれぞれ、架台500から離れた場所(店舗の事務所内など)に設置される。この場合、各計算機300は、ユーザインタフェース32やディスプレイ装置350と通信可能に接続されている。なお、1つの計算機300を用いて複数の精算装置30を実現してもよい。
<<精算装置30の例2>>
図9は、ユーザインタフェース32が設置されている高さが互いに異なる2つの精算装置30を例示する第2の図である。図7及び図8に示した精算装置30の場合、2つの精算装置30が互いに異なる架台500によって保持されている。一方、図9では、ユーザインタフェース32が設置されている高さが互いに異なる2つの精算装置30が、1つの架台500によって保持されている。具体的には、架台500の1つの側面にユーザインタフェース32−1が設けられており、架台500の別の側面にユーザインタフェース32−2が設けられている。そして、図7の場合と同様に、ユーザインタフェース32−1の高さ方向の位置 h1 は、ユーザインタフェース32−2の高さ方向の位置 h2 よりも高くなっている。なお、ユーザインタフェース32が有する各構成部の機能は、図7のユーザインタフェース32と同様である。
図9においても、図7の場合と同様に、精算装置30−1と精算装置30−2を実現する計算機を設ける場所は任意である。
なお、図9に示す精算装置30のさらに具体的な説明は、例えば特許文献3に開示されている。
<サーバ装置50を実現するハードウエアの例>
図10は、サーバ装置50を実現する計算機400のハードウエア構成を例示する図である。この計算機400は、PC や携帯端末など、種々の計算機を用いて実装される。
計算機400は、バス402、プロセッサ404、メモリ406、ストレージ408、入出力インタフェース410、及びネットワークインタフェース412を有する。バス402、プロセッサ404、メモリ406、ストレージ408、入出力インタフェース410、及びネットワークインタフェース412が有する機能はそれぞれ、前述したバス202、プロセッサ204、メモリ206、ストレージ208、入出力インタフェース210、及びネットワークインタフェース212が有する機能と同様である。
計算機400のハードウエア構成は図10に示した構成に限定されない。例えば、各プログラムモジュールはメモリ406に格納されてもよい。この場合、計算機400は、ストレージ408を備えていなくてもよい。
<精算情報の割り当て先とする精算装置30を決定する方法>
決定部12は、精算装置30に設けられたユーザインタフェース32の高さ方向の位置に基づいて、精算情報を割り当てる精算装置30を決定する。例えば決定部12は、ユーザインタフェース32が設けられている位置が低い精算装置30ほど優先的に精算情報の割り当て先となるように、精算情報の割り当て先とする精算装置30を決定する。以下、精算装置30の決定方法を具体的に説明する。
<<方法1>>
決定部12は、新たに割り当てられる精算情報に基づいて精算処理を実行できる精算装置30(以下、待機中の精算装置30)のうち、ユーザインタフェース32が設けられている位置が最も低い精算装置30を、精算情報の割り当て先として決定する。
待機中の精算装置30に含まれない精算装置30は、使用中の精算装置30とオフラインの精算装置30に大別される。使用中の精算装置30は、別の精算情報に基づいて精算処理を実行している精算装置30(他の顧客によって使用されている精算装置30)を意味する。オフラインの精算装置30は、待機中の精算装置30ではなく、なおかつ使用中の精算装置30でもない精算装置30である。例えばオフラインの精算装置30は、起動されていない精算装置30、メンテナンス中の精算装置30(例えば釣り銭の回収や補充が行われている精算装置30)、又は外部との間のネットワークが何らかの理由で切断されており、精算情報を取得できない精算装置30などである。
<<方法2>>
決定部12は、待機中の精算装置30及び使用中の精算装置30の中から、ユーザインタフェース32が設けられている位置が最も低い精算装置30を、精算処理の割り当て先として決定する。この際、「使用中の精算装置30」には、使用中の精算装置30が全て含まれてもよいし、使用中の精算装置30であって所定条件を満たすもののみが含まれてもよい。この所定条件は、例えば「現在実行している精算処理が短い時間で終了すると予測される」という条件である。例えばこの所定条件は、1)現在の精算処理で利用されている精算情報が割り当てられてから所定時間以上が経過していること、2)顧客が精算装置30を操作し始めてから所定時間以上が経過していること、3)又は精算処理の進捗度合いが所定値以上であることによって満たされる。精算処理の進捗度合いは、例えば精算処理が複数のフェーズで構成される場合に、現在どのフェーズが実行されているかによって定まる。精算処理のフェーズは、例えば支払い方法を選択するフェーズ、支払いを受け付けるフェーズ、及びおつりを排出するフェーズなどを含む。「精算処理の進捗度合いが所定値以上」という条件は、例えば「精算処理のフェーズが、おつりを排出するフェーズ以降である」といった条件である。
なお、上述した所定条件、所定時間、又は所定値などを示す情報はそれぞれ、決定部12に予め設定されていてもよいし、決定部12からアクセス可能な記憶装置に記憶されていてもよい。
<<方法3>>
決定部12は、待機中の精算装置30があれば待機中の精算装置30のいずれかを精算情報の割り当て先として決定し、待機中の精算装置30がなければ使用中の精算装置30のいずれかを精算情報の割り当て先として決定する。待機中の精算装置30がある場合、例えば決定部12は、ユーザインタフェース32が設けられている位置が最も低い待機中の精算装置30を、精算情報の割り当て先として決定する。一方、待機中の精算装置30がない場合、例えば決定部12は、ユーザインタフェース32が設けられている位置が最も低い使用中の精算装置30を、精算情報の割り当て先として決定する。この際、「使用中の精算装置30」には、使用中の精算装置30が全て含まれてもよいし、使用中の精算装置30であって前述した所定の条件を満たすもののみが含まれてもよい。
決定部12が精算装置30を決定するその他の方法については、後述する他の実施形態でさらに説明する。
<精算装置30に関する情報を把握する方法>
精算情報の割り当て先とする精算装置30を決定するために、決定部12は、精算装置30に関する情報(以下、精算装置情報)を取得する。精算装置情報は、ユーザインタフェース32が設けられている位置の高さ、精算装置30の状態(待機中、使用中、又はオフラインなど)を示す。また精算情報は、精算装置30によって現在処理されている精算情報がその精算装置30に送信された時刻、顧客が精算装置30を操作し始めた時刻、又は精算装置30における精算処理の進捗度合いなどを示してもよい。
決定部12が精算装置情報を取得する方法は任意である。例えば決定部12は、各精算装置30から精算装置情報を取得する。この場合、精算装置情報は精算装置30によって生成される。また例えば、各精算装置30の精算装置情報は、各精算装置30を外部の装置(以下、監視装置)から監視することで生成されてもよい。監視装置は、例えば商品登録装置20やサーバ装置50である。監視装置は、各精算装置30の精算装置情報を生成して記憶装置に記憶する。また監視装置は、この記憶装置に記憶されている精算装置情報の更新を行う。決定部12は、精算装置30のIDを示すリクエストを監視装置に対して送信することで、そのIDで特定される精算装置30の精算装置情報を取得する。
監視装置が精算装置情報の生成や更新を行う方法は任意である。例えば精算装置30に、待機中、使用中、及びオフラインのいずれかの状態から別の状態へ変化した場合に、監視装置に対してメッセージを送信する機能を持たせる。監視装置は、このメッセージを精算装置30から受信することで、その精算装置30の精算装置情報を更新する。なお、監視装置は、そのメッセージの送信元である精算装置30についての精算装置情報が記憶装置に記憶されていない場合、その精算装置30の精算装置情報を新たに生成する。また例えば、精算装置情報の生成や更新は、監視装置が各精算装置30をポーリングすることで行われてもよい。
なお、このように或る装置から別の装置の状態を監視する方法には、既存の種々の技術を利用できる。そのため、監視装置が精算装置情報の生成や更新を行う他の方法についての説明は省略する。
<商品の登録処理について>
商品登録装置20を用いて精算対象の商品を登録する処理には、様々な既知の技術を利用できる。例えば商品登録装置20は、商品に付されたバーコードなどのシンボルを読み取ることで、その商品を精算対象として登録する。
1つの精算処理における精算対象には、複数の商品が含まれうる。例えば商品登録装置20は、精算対象の登録処理の開始を指示する操作を受け付けた後、精算対象の登録処理の終了を指示する操作を受け付けるまでの間に登録された1つ又は複数の商品を、1つの精算処理における精算対象として登録する。ある精算処理に関する精算情報は、その精算処理の対象として登録された各商品のID(Identifier)などを示す。また精算情報は、取引番号、各商品の金額、及び合計金額などをさらに示してもよい。
図11は、精算情報をテーブル形式で例示する図である。図11に示す精算情報を、精算情報600と表記する。精算情報600は、精算情報ID602及び商品リスト604という2つの列を有する。精算情報ID602は、精算情報の識別子を示す。商品リスト604は、精算対象として登録された商品IDのリストである。商品ID606は、精算対象として登録された商品の識別子である。
精算情報は、商品登録装置20によって生成されてもよいし、サーバ装置50によって生成されてもよい。後者の場合、サーバ装置50は、精算対象として登録すべき各商品に関する情報(例えば、商品登録装置20のリーダ216によって読み取られた各商品のID)を商品登録装置20から取得することで、精算情報を生成する。
<精算情報を割り当てる方法>
割当部13は、決定部12によって精算情報の割り当て先として決定された精算装置30に、精算情報を割り当てる。ここで、「精算装置30に精算情報を割り当てる」という処理は、その精算装置30によってその精算情報に基づく精算処理が行われるようにする任意の処理である。例えば、割当部13は、精算情報の割り当て先とする精算装置30へ精算情報を送信することで、精算装置30へ精算情報を割り当てる。この場合、精算装置30は、受信した精算情報に基づく精算処理を行う。また例えば割当部13は、精算情報と、その精算情報の割り当て先とする精算装置30とを関連付けた情報を生成することにより、精算装置30に対して精算情報を割り当ててもよい。この場合、精算装置30は、その精算装置30と関連付けられた精算情報を取得することにより、その精算情報に基づく精算処理を行う。精算情報と精算装置30とを関連付けた情報は、商品登録装置20、精算装置30、又はサーバ装置50によってアクセス可能な記憶装置に記憶される。
<精算装置30が精算情報を取得する方法>
精算装置30は、自身に割り当てられた精算情報を取得する。精算装置30は、商品登録装置20から精算情報を取得してもよいし、サーバ装置50から精算情報を取得してもよい。図12は、精算装置30が精算情報を取得する方法を例示する図である。
図12(a)において、精算装置30は、商品登録装置20から精算情報を取得している。また、図12(b)において、精算装置30は、商品登録装置20からサーバ装置50へ送信された精算情報を、サーバ装置50から取得している。図12(a)及び図12(b)のケースでは、商品登録装置20によって精算情報が生成される。
一方、図12(c)において、精算装置30は、サーバ装置50によって生成された精算情報をサーバ装置50から取得している。この場合、サーバ装置50は、精算対象として登録すべき各商品に関する情報(例えば商品登録装置20のリーダによって読み取られた各商品のID)を商品登録装置20から取得することで、精算情報を生成する。
なお図12(a)から(c)において、精算装置30による精算情報の取得は、精算装置30が、商品登録装置20やサーバ装置50に対して精算情報の送信を要求することで行われてもよいし、商品登録装置20やサーバ装置50が主体的に精算装置30に対して精算情報を送信することで行われてもよい。
<精算情報が割り当てられた精算装置30を把握する方法>
顧客や店員は、どの精算装置30に対して精算情報が割り当てられたかを把握する必要がある。精算情報が割り当てられた精算装置30を把握する方法は様々である。例えば割当部13は、商品登録装置20に設けられているタッチパネルに、精算情報が割り当てられた精算装置30を特定する情報(精算装置30のIDや精算装置30が設置されている場所など)を出力する。このタッチパネルは、店員によって閲覧されるタッチパネルであってもよいし、顧客によって閲覧されるタッチパネルであってもよい。図13は、精算情報の割り当て先の精算装置30がタッチパネルに表示される様子を例示する図である。図13では、3番の精算装置30に精算情報が割り当てられている。
また割当部13は、精算情報が割り当てられた精算装置30を特定する情報を、音声で出力してもよい。また、顧客が所有する携帯端末が情報処理システム10と通信可能に接続されている場合、割当部13は、精算情報が割り当てられた精算装置30を特定する情報を、その携帯端末に対して出力してもよい。
精算情報が割り当てられた第1精算装置30を特定する情報を顧客の携帯端末などに出力する場合、割当部13がその送信先を特定する方法は様々である。例えば顧客が店舗において会員登録をしている場合、会員情報がメールアドレスを含むようにしておく。この場合、例えば割当部13は、顧客が提示した会員カードなどを読み取ることで、その顧客の会員情報に含まれるメールアドレスを取得する。そして、割当部13は、取得したメールアドレスを宛先として、精算情報のIDを送信する。
また例えば、顧客が、店舗等から提供される専用のアプリケーションを予め携帯端末にインストールしておく。このアプリケーションは、情報処理システム10と無線通信の接続を確立する機能を備える。割当部13は、接続が確立されたアプリケーションに対して精算情報のIDを送信する。
<店舗のレイアウトの例>
図14は、店舗における商品登録装置20と精算装置30のレイアウトを例示する第1の図である。図14では、1つの架台500によって1つの精算装置30が保持されている(図7及び図8を用いて説明した精算装置30)。「高」と表示されている精算装置30に設けられているユーザインタフェース32の高さ方向の位置は、「低」と表示されている精算装置30に設けられているユーザインタフェース32の高さ方向の位置よりも高い。
店員70は、顧客60から買い物カゴを受け取り、買い物カゴに入っている各商品をバーコードリーダなどで読み取ることで、各商品を精算対象として登録する。その後、決定部12が精算情報を割り当てる精算装置30を決定し、割当部13が精算情報の割り当てを行う。その結果、例えば商品登録装置20が有するタッチパネル214に、どの精算装置30に対して精算情報が割り当てられたかが表示される。その表示を見た店員70は、利用すべき精算装置30(精算情報が割り当てられた精算装置30)を顧客60へ伝える。顧客60は、店員70から聞いた精算装置30へ向かい、精算処理を行う。
図15は、店舗における商品登録装置20と精算装置30のレイアウトを例示する第2の図である。図15では、1つの架台500によって2つの精算装置30が保持されている(図9を用いて説明した精算装置30)。例えば、精算装置30−1と精算装置30−2は1つの架台500によって保持されている。
[実施形態2]
実施形態2の情報処理システム10は、実施形態1の情報処理システム10と同様に図1で表される。下記で説明する点を除き、実施形態2の情報処理システム10は、実施形態1の情報処理システム10と同様の機能を有する。
実施形態2の決定部12は属性情報を取得して、精算装置30の決定に利用する。属性情報は顧客の属性を示す。具体的には、決定部12は、取得した属性情報が、ユーザインタフェース32の位置が低い精算装置30を割り当てるべき顧客(子供、老人、身長が低い人、又は傷病者や障害者など)を表している場合、ユーザインタフェース32の位置が低い精算装置30ほど優先的に精算情報の割り当て先となるように、精算情報の割り当て先とする精算装置30を決定する。なお、ユーザインタフェース32の位置が低い精算装置30ほど優先的に精算情報の割り当て先とする具体的な方法は、実施形態1で説明した通りである。以下、ユーザインタフェース32の位置が低い精算装置30を割り当てるべき顧客を「優先顧客」と表記する。
<属性情報の内容>
属性情報は、顧客が優先顧客であるか否かを判別できる任意の情報である。例えば属性情報は、顧客の年齢や身長を示す情報である。また例えば、属性情報は、傷病や障害の有無などを示す情報であってもよい。また例えば、属性情報は、顧客が優先顧客であるか否かを直接的に示す情報(顧客が優先顧客であるか否かを示すフラグなど)である。
なお、属性情報に示される顧客の年齢は、実年齢であってもよいし、推定年齢であってもよい。また、顧客の年齢を示す情報は、顧客の年齢をおおまかに示す情報であってもよい。顧客の年齢をおおまかに示す情報は、例えば10代や20代などの概数を示す情報や、子供、大人又は老人などの区分を示す情報である。
同様に、属性情報に示される顧客の身長は、実際の身長であってもよいし、推定身長であってもよい。また、顧客の身長を示す情報は、顧客の身長をおおまかに示す情報であってもよい。顧客の身長をおおまかに示す情報は、例えば 160cm 台や 170cm 台などの概数である。
<属性情報の取得方法>
決定部12は、任意の方法で属性情報を取得する。例えば決定部12は、店員や顧客によって入力される属性情報を取得する。店員は、顧客から聞いた属性を入力してもよいし、顧客を見て予想した属性を入力してもよい。また属性情報は、顧客によって入力されてもよい。
店員が属性情報を入力する場合、店員はタッチパネル214などを利用して属性情報を入力する。顧客が属性情報を入力する場合、店員によって操作されるタッチパネル214とは別に、顧客によって操作可能なタッチパネルを別途商品登録装置20に設けることが好ましい。
また決定部12は、顧客の会員情報から抽出される属性情報を取得してもよい。例えば決定部12は、顧客が提示する会員カードやクレジットカードを用いて会員情報を取得する。なお、会員カードやクレジットカードを用いて会員情報を取得する方法には、既知の技術を利用できる。
また、顧客が有する携帯端末が情報処理システム10と通信可能に接続されている場合、決定部12は、顧客の携帯端末から顧客の属性情報を取得してもよい。この場合、属性情報は、その携帯端末に対して顧客によって入力されてもよいし、その携帯端末に予め記憶されていてもよい。
<優先顧客であるか否かの判定方法>
決定部12は、属性情報に示される種々の情報に基づいて、顧客が優先顧客であるか否かを判定する。例えば決定部12は、属性情報に示される顧客の年齢が所定値(例えば12歳)以下である場合、顧客が優先顧客(子供)であると判定する。同様に、決定部12は、属性情報に示される顧客の年齢が所定値(例えば60歳)以上である場合、顧客が優先顧客(老人)であると判定する。また決定部12は、属性情報に示される顧客の身長が所定値(例えば 150cm)以下である場合、顧客が優先顧客(身長が低い人)であると判定する。また決定部12は、属性情報によって顧客に傷病若しくは傷害があることが示されている場合、顧客が優先顧客(傷病者又は障害者)であると判定する。また決定部12は、属性情報によって顧客が優先顧客であることが直接的に示されている場合、顧客が優先顧客であると判定する。
<顧客が優先顧客でない場合>
属性情報によって示される顧客が優先顧客でない場合、精算情報の割り当て先とする精算装置30を決定する方法は様々である。例えば決定部12は、精算情報の割り当て先とする精算装置30を、待機中の精算装置30の中からランダムに決定する。また例えば決定部12は、待機中の精算装置30のうち、ユーザインタフェース32の位置が最も低い精算装置30ではないもの(例えばユーザインタフェース32の位置が最も高い精算装置30)を、精算情報の割り当て先として決定する。
また決定部12は、精算情報の割り当て先とする精算装置30を、待機中の精算装置30及び使用中の精算装置30の中から決定してもよい。この際、「使用中の精算装置30」には、使用中の精算装置30の全てが含まれてもよいし、前述した所定の条件を満たす精算装置30のみが含まれてもよい。また決定部12は、待機中の精算装置30があれば、待機中の精算装置30の中から精算情報の割り当て先とする精算装置30を決定し、待機中の精算装置30が無ければ、使用中の精算装置30の中から精算情報の割り当て先とする精算装置30を決定してもよい。
<処理の流れ>
図16は、実施形態2の情報処理システム10によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。決定部12は顧客の属性情報を取得する(S202)。決定部12は、顧客が優先顧客であるか否かを判定する(S204)。顧客が優先顧客である場合(S204:YES)、決定部12は、ユーザインタフェース32の位置が低い精算装置30を優先して、精算情報を割り当てる精算装置30を決定する(S206)。一方、顧客が優先顧客でない場合(S204:NO)、決定部12は任意の方法で精算情報を割り当てる精算装置30を決定する(S208)。
S206又はS208が実行された後、割当部13は、決定された精算装置30へ精算情報を割り当てる(S210)。
<ハードウエア構成例>
実施形態2の商品登録装置20、精算装置30、及びサーバ装置50を実現する計算機のハードウエア構成は、実施形態1と同様に、例えば図5、図6、及び図10などによって表される。ただし、本実施形態の決定部12や割当部13を実現する計算機(商品登録装置20を実現する計算機200又はサーバ装置50を実現する計算機400)のストレージには、本実施形態の決定部12や割当部13を実現するプログラムモジュールが記憶される。
本実施形態の情報処理システム10によれば、ユーザインタフェース32が設けられている位置の高さが低い精算装置30を割り当てるべき顧客(子供や老人など)についての精算情報が、ユーザインタフェース32が設けられている位置の高さが低い精算装置30に対して優先的に割り当てられる。よって、顧客にとって情報処理システム10の利便性が向上する。
<変形例>
本実施形態の決定部12は、前述した精算装置30の決定方法に代えて、又は前述した精算装置30の決定方法と併せて、「属性情報によって表される属性を持つ顧客が、ユーザインタフェース32の位置が高い精算装置30を割り当てるべき顧客である場合、ユーザインタフェース32の位置が高い精算装置30ほど優先的に精算情報の割り当て先となるように、精算情報の割り当て先を決定する」という方法で精算装置30を決定してもよい。ユーザインタフェース32の位置が高い精算装置30を割り当てるべき顧客は、例えば、身長が高い顧客(身長が 170cm 以上の顧客など)や若い成人の顧客(年齢が 20 歳台又は 30 歳代の顧客など)である。また、ユーザインタフェース32の位置が高い精算装置30を割り当てるべき顧客は、前述した優先顧客ではない全ての顧客であってもよい。
決定部12がこのような方法で精算情報の割り当て先とする精算装置30を決定する場合、属性情報は、ユーザインタフェース32の位置が高い精算装置30を割り当てるべき顧客であるか否かを特定できる情報を示す。例えば属性情報は、顧客の年齢や身長を示す。また例えば、属性情報は、ユーザインタフェース32の位置が高い精算装置30を割り当てるべき顧客であるか否かを直接的に示す情報(ユーザインタフェース32の位置が高い精算装置30を割り当てるべき顧客であるか否かを表すフラグなど)を示してもよい。
なお、「ユーザインタフェース32の位置が高い精算装置30を割り当てるべき顧客であるか否か」を決定部12が判定する方法は、顧客が優先顧客であるか否かを判定する方法と同様である。例えば決定部12は、顧客の身長が所定値以上である場合、ユーザインタフェース32の位置が高い精算装置30を割り当てるべき顧客であると判定する。
身長が高い顧客などにとっては、ユーザインタフェース32の位置が低い精算装置30は利用しづらい場合もある。そこで、決定部12は、顧客がユーザインタフェース32の位置が高い精算装置30を割り当てるべき顧客である場合、ユーザインタフェース32の位置が高い精算装置30に対して精算情報を優先的に割り当てる。これにより、身長が高い顧客などが、ユーザインタフェース32の位置が高い精算装置30を利用できる蓋然性が高くなる。よって、このような顧客にとって、情報処理システム10の利便性が向上する。
[実施形態3]
図17は、実施形態3に係る情報処理システム10を例示するブロック図である。下記で説明する点を除き、実施形態3の情報処理システム10は、実施形態2の商品登録装置20と同様の機能を有する。
実施形態3の商品登録装置20は推奨度算出部14を有する。推奨度算出部14は、顧客の属性、ユーザインタフェース32が設けられている高さ、及びその商品登録装置20と各精算装置30との間の距離を用いて、各精算装置30の推奨度を算出する。精算装置30の推奨度は、その精算装置30に対して精算情報を割り当てることを推奨する度合いを示す。実施形態3の決定部12は、算出された推奨度を用いて、精算情報の割り当て先とする精算装置30を決定する。例えば決定部12は、推奨度が最も高い精算装置30を、精算情報の割り当て先として決定する。
精算装置30の推奨度は、属性情報によって表される顧客が優先顧客である場合、精算装置30に設けられているユーザインタフェース32の高さ方向の位置が低いほど大きい値となる。また、精算装置30の推奨度は、属性情報によって表される顧客が、顧客が利用している商品登録装置20に近い精算装置30を利用させるべき顧客である場合、精算装置30と、顧客が利用している商品登録装置20との間の距離が短いほど大きい値となる。ここで、商品登録装置20から近い精算装置30を利用させるべき顧客は、例えば老人、傷病者又は障害者などである。なお、商品登録装置20から近い精算装置30を利用させるべき顧客に当てはまる条件は、優先顧客に当てはまる条件と同一であってもよいし、異なっていてもよい。
決定部12が精算装置30の推奨度を算出する方法は様々である。例えば決定部12は、以下の数式(1)を用いて推奨度を算出する。
Figure 2017146652
i は商品登録装置20のIDであり、j は精算装置30のIDである。c は属性情報である。以下、IDが i の商品登録装置20を商品登録装置20−iと表記し、IDが j の精算装置30を精算装置30−jと表記する。r(i,j,c) は、顧客が商品登録装置20−iを利用しており、なおかつ顧客の属性情報が c である場合における、精算装置30−jの推奨度を表す。
rh(j, c) は、精算装置30−jにおいてユーザインタフェース32が設けられている位置の高さ及び顧客の属性情報に基づいて算出される推奨度である。rd(i, j, c) は、商品登録装置20−iと精算装置30−jとの距離及び顧客の属性情報に基づいて算出される推奨度である。
属性情報によって示される顧客が優先顧客である場合、rh(j, c) は、精算装置30−jに設けられているユーザインタフェース32の高さ方向の位置が低いほど、大きい値を出力する。
一方、属性情報によって示される顧客が優先顧客でない場合に rh(j, c) がどのような値を出力するかは、様々である。例えばこの場合、rh(j, c) は所定の定数を出力する。また例えばこの場合、rh(j, c) は、精算装置30−jに設けられているユーザインタフェース32の高さ方向の位置が高いほど、大きい値を出力する。
属性情報によって示される顧客が、商品登録装置20から近い精算装置30を利用させるべき顧客である場合、rd(i, j, c) は、商品登録装置20−iと精算装置30−jとの間の距離が短いほど、大きい値を出力する。
一方、属性情報によって示される顧客が、商品登録装置20から近い精算装置30を利用させるべき顧客ではない場合に、rd(i, j, c) がどのような値を出力するかは、様々である。例えばこの場合、rd(i, j, c) は所定の定数を出力する。また例えばこの場合、rd(i, j, c) は、商品登録装置20−iと精算装置30−jとの間の距離が長いほど、大きい値を出力する。
決定部12は、属性情報を用いて、顧客が商品登録装置20から近い精算装置30を利用させるべき顧客であるか否かを判定する。その方法は、顧客が優先顧客であるか否かを判定する方法と同様である。例えば決定部12は、顧客の年齢を示す顧客情報を用いて、顧客が老人であるか否かを判定する。また例えば、決定部12は、顧客の傷病や傷害の有無を示す情報を用いて、顧客が傷病者又は障害者であるか否かを判定する。
<処理の流れ>
図18は、実施形態3の情報処理システム10によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。推奨度算出部14は、顧客の属性情報を取得する(S302)。推奨度算出部14は、各精算装置30の推奨度を算出する(S304)。決定部12は、各精算装置30の推奨度に基づいて、精算情報の割り当て先とする精算装置30を決定する(S306)。割当部13は、決定された精算装置30へ精算情報を割り当てる(S308)。
<ハードウエア構成例>
実施形態3の商品登録装置20、精算装置30、及びサーバ装置50を実現する計算機のハードウエア構成は、実施形態1と同様に、例えば図5、図6、及び図10などによって表される。ただし、本実施形態の情報処理システム10の各機能構成部を実現する計算機(商品登録装置20を実現する計算機200又はサーバ装置50を実現する計算機400)のストレージには、本実施形態の情報処理システム10の各機能構成部を実現するプログラムモジュールが記憶される。
本実施形態の情報処理システム10は、精算装置30においてユーザインタフェース32が設けられている位置の高さを考慮して、精算情報の割り当て先とする精算装置30を決定する。こうすることで、実施形態1や2で説明した効果と同様の効果が得られる。
さらに、本実施形態の情報処理システム10は、商品登録装置20と精算装置30との間の距離を考慮して、精算情報の割り当て先とする精算装置30を決定する。ここで、老人や傷病者などは、その他の顧客と比べ、商品登録装置20から精算装置30まで移動するために長い時間を要すると考えられる。そのため、商品登録装置20から近い精算装置30を優先的に老人や傷病者に利用させることで、精算装置30を顧客に効率よく利用させることができる。よって、店舗の運用効率が高くなる。また、老人や傷病者は、商品登録装置20から近い精算装置30を好むと考えられる。そこで、商品登録装置20から近い精算装置30を優先的に老人や傷病者に利用させることで、これらの顧客にとって情報処理システム10の利便性が高くなる。
<変形例1>
実施形態3の決定部12は、ユーザインタフェース32が設けられている高さ方向の位置に基づいて算出される推奨度(例えば数式(1)における rh(j, c))を精算装置30の推奨度として算出し、精算装置30と商品登録装置20との間の距離を考慮しなくてもよい。この場合の情報処理システム10によれば、実施形態2の情報処理システム10と同様の効果を得られる。
<変形例2>
属性情報とユーザインタフェース32が設けられている位置の高さに基づいて算出される推奨度(例えば数式(1)における rh(j, c))の算出方法は、上述した算出方法と併せて、又は上述した算出方法に代えて、「属性情報によって示される顧客が、ユーザインタフェース32の位置が高い精算装置30を割り当てるべき顧客である場合に、ユーザインタフェース32の位置が高い精算装置30ほど推奨度が高くなる」という方法であってもよい。例えば数式(1)の rh(j, c) は、属性情報によって示される顧客が、ユーザインタフェース32の位置が高い精算装置30を割り当てるべき顧客である場合、精算装置30−jに設けられているユーザインタフェース32の高さ方向の位置が高いほど、大きい値を出力する。こうすることで、実施形態2の情報処理システム10の変形例と同様の効果を得られる。
[実施形態4]
図19は、実施形態4に係る情報処理システム10を例示するブロック図である。実施形態4の情報処理システム10は、表示制御部15、入力取得部16及び割当部17を有する。
表示制御部15は、各精算装置30の状態を示す情報(精算装置情報)をディスプレイ装置40に表示させる。入力取得部16は、精算情報の割り当て先とする精算装置30を選択する入力を取得する。割当部17は、選択された精算装置30へ精算情報を割り当てる。
ディスプレイ装置40は、商品登録装置20を操作する店員や顧客が閲覧可能なディスプレイ装置40である。例えばディスプレイ装置40は、図3におけるタッチパネル214である。
<ディスプレイ装置40に表示される情報について>
表示制御部15によってディスプレイ装置40に表示される情報は、実施形態1で説明した精算装置情報に含まれる全ての情報であってもよいし、精算装置情報に含まれる一部の情報であってもよい。ただし、ディスプレイ装置40に表示される情報は、少なくとも、精算装置30に設けられているユーザインタフェース32の高さ方向に位置に関する情報を含む。
図20は、ディスプレイ装置40に表示される選択画面100を例示する図である。精算装置エリア80は、対応する精算装置30の精算装置情報に示されている情報などを表示する表示領域である。具体的には、精算装置エリア80には、精算装置30の名前(精算装置1など)、精算装置30の状態(待機中、使用中、又はオフラインなど)、ユーザインタフェース32が設けられている位置の高さ、精算装置30に対して直近の精算情報が送信された時刻、及び送信ボタン90が示されている。
なお、ユーザインタフェース32が設けられている位置の高さは、3段階のレベルで示されている。斜線が付されている星の数が、その精算装置30についてのレベルを示す。ユーザインタフェース32が設けられている位置の高さに関する情報は、斜線が付されている星の数が多いほど、ユーザインタフェース32が設けられている位置の高さが高いことを示す。
ここで、ユーザインタフェース32が設けられている位置の高さを示す方法は、図20に示すような多段階のレベルで示す方法に限定されない。例えば表示制御部15は、精算装置エリア80内に、ユーザインタフェース32が設けられている位置の高さの実測値や仕様値を表示させてもよい。また例えば、表示制御部15は、ユーザインタフェース32が設けられている位置の高さを示す情報を精算装置エリア80に含める代わりに、ユーザインタフェース32が設けられている位置が低い精算装置30から順に精算装置エリア80を表示させてもよい。
ある精算装置30の精算装置エリア80の中にある送信ボタン90は、その精算装置30に対して精算情報を割り当てるために店員等が押すボタンである。送信ボタン90が押されると、入力取得部16は、どの送信ボタン90が押されたかを示す入力を取得する。
ある精算装置30に対して精算情報を割り当てることができる場合、その精算装置30に対応する送信ボタン90は enable(押下可能)となっている。一方、ある精算装置30に対して精算情報を割り当てることができない場合、その精算装置30に対応する送信ボタン90は disable(押下不可能)となっている。図20において、送信ボタン90の枠が実線である場合、その送信ボタン90は enable である。一方、送信ボタン90の枠が点線である場合、その送信ボタン90は disable である。
<強調表示について>
表示制御部15は、ユーザインタフェース32が設けられている位置が低い精算装置30の精算装置情報を強調表示してもよい。例えば表示制御部15は、ユーザインタフェース32が設けられている位置の高さが所定条件を満たす精算装置30の精算装置情報を、その他の精算装置30の精算装置情報よりも強調して表示させる。この所定の条件は、例えば前述した星で表される高さのレベルが星1つであるという条件である。この所定条件は、予め表示制御部15に設定されていてもよいし、表示制御部15からアクセス可能な記憶装置に記憶されていてもよい。
ここで、表示制御部15が行う強調表示の方法は様々である。例えば表示制御部15は、上記所定条件を満たす精算装置30に対応する精算装置エリア80に、所定の文字列や画像を表示させる。例えば図20では、ユーザインタフェース32が設けられている位置の高さのレベルが星1つである各精算装置30について、精算装置エリア80の中に「推奨」という文字列が表示されている。表示される文字列や画像に関する情報は、表示制御部15に予め設定されていてもよいし、表示制御部15からアクセス可能な記憶装置に記憶されていてもよい。
また例えば、表示制御部15は、上記所定条件を満たす精算装置30の精算装置情報について、精算装置情報の表示を大きくしたり、精算装置情報の表示の背景色を目立つ色(例えば赤色など)にしたりしてもよい。例えば選択画面100において、表示制御部15は、前述した星で表される高さのレベルが星1つである精算装置30について、精算装置エリア80を大きく表示したり、精算装置エリア80の背景色を目立つ色にする。強調する精算装置エリア80の大きさや背景色に関する情報は、表示制御部15に予め設定されていてもよいし、表示制御部15からアクセス可能な記憶装置に記憶されていてもよい。
また例えば、表示制御部15は、強調する精算装置情報がより前の順位で表示されるように、精算装置情報の表示順を決定してもよい。例えば選択画面100において、表示制御部15は、精算装置エリア80を、対応する精算装置30においてユーザインタフェース32が設けられている位置が低い順に表示させる。なお、選択画面100における順位は、例えば1行目左、1行目右、2行目左、2行目右、3行目左・・・という順に高いものとする。
また、表示制御部15は、上記所定条件を満たす精算装置30に関する精算装置情報のみを選択画面100上に表示してもよい。
なお、表示制御部15がどの方法を用いて強調表示を行うかを示す情報は、表示制御部15に予め設定されていてもよいし、表示制御部15からアクセス可能な記憶装置に記憶されていてもよい。
<入力取得部16による入力の取得>
入力取得部16は、精算装置30を選択する入力を取得する。ユーザは、商品登録装置20に接続されている種々の入力インタフェースを介して、ディスプレイ装置40に表示された精算装置情報の内の1つを選択する。
例えばディスプレイ装置40がタッチパネル214を備えており、表示制御部15が、そのタッチパネル214に、図20で例示した選択画面100を表示させるとする。この場合、ユーザは、いずれかの送信ボタン90を押下する。入力取得部16は、どの送信ボタン90が押されたかを示す情報を取得する。そして、入力取得部16は、押下された送信ボタン90に対応する精算装置30が、ユーザによって選択された精算装置30であることを把握する。
なお、入力取得部16が取得する入力は、タッチパネルの押下に限定されない。例えばユーザは、キーボードを用いて、精算装置30のIDを入力してもよい。この場合、入力取得部16は、入力された精算装置30のIDを取得する。
図21は、実施形態4の情報処理システム10によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。表示制御部15は、各精算装置30の精算装置情報をディスプレイ装置40に表示させる(S402)。入力取得部16は、精算情報の割り当て先とする精算装置30を選択する入力を取得する(S404)。割当部17は、入力により選択された精算装置30へ精算情報を割り当てる(S406)。
<ハードウエア構成例>
実施形態4の商品登録装置20、精算装置30、及びサーバ装置50を実現する計算機のハードウエア構成は、実施形態1と同様に、例えば図5、図6、及び図10などによって表される。ただし、本実施形態の情報処理システム10の各機能構成部を実現する計算機(商品登録装置20を実現する計算機200又はサーバ装置50を実現する計算機400)のストレージには、本実施形態の情報処理システム10の各機能構成部を実現するプログラムモジュールが記憶される。なお、図5の商品登録装置20では、タッチパネル214が、本実施形態のディスプレイ装置40に相当する。
本実施形態の情報処理システム10によれば、精算装置30におけるユーザインタフェース32の位置の高さなどを示す精算装置情報が、ディスプレイ装置40に表示される。店員等は、この精算装置情報を見て、どの精算装置30に対して精算情報を割り当てるかを選択する。こうすることで、店員等の判断により、ユーザインタフェース32の位置が低い精算装置30を利用させるべき顧客に対して、ユーザインタフェース32の位置が低い精算装置30をできる限り利用させたり、ユーザインタフェース32の位置が高い精算装置30を利用させるべき顧客に、ユーザインタフェース32の位置が高い精算装置30をできる限り利用させることができる。よって、前述した各実施形態で説明したように、店舗を効率よく運用したり、顧客にとっての情報処理システム10の利便性を高めたりすることができる。
[実施形態5]
図22は、実施形態5に係る情報処理システム10を例示するブロック図である。下記で説明する点を除き、実施形態5の情報処理システム10は、実施形態4の情報処理システム10と同様の機能を有する。
実施形態5の情報処理システム10は、推奨度算出部14を有する。推奨度算出部14は、各精算装置30について、実施形態3で説明した推奨度(数式(1)における r(i, j, c) など)を算出する。ただし、推奨度算出部14が算出する推奨度は、顧客の属性情報及びユーザインタフェース32の高さ方向の位置に基づいて算出される推奨度(数式(1)における rh(j, c) など)や、顧客の属性情報及び商品登録装置20と精算装置30との間の距離に基づいて算出される推奨度(数式(1)における rd(i, j, c))であってもよい。
実施形態5の表示制御部15は、算出された推奨度に基づいて、各精算装置30の精算装置情報をディスプレイ装置40に表示させる。
図23は、実施形態5においてディスプレイ装置40に表示される選択画面100を例示する図である。図23の精算装置エリア80には、図20の精算装置エリア80に含まれている情報に加え、このディスプレイ装置40が接続されている商品登録装置20からの距離が含まれている。
なお、商品登録装置20からの距離は、ユーザインタフェース32が設けられている位置の高さと同様に、3段階のレベルで示されている。商品登録装置20からの距離に関する情報は、斜線が付されている星の数が多いほど、商品登録装置20との間の距離が長いことを示す。
<強調表示について>
表示制御部15は、推奨度が高い精算装置30の精算装置情報を強調表示する。例えば表示制御部15は、推奨度が所定値以上である精算装置30を、その他の精算装置30よりも強調して表示させる。この所定値は、予め表示制御部15に設定されていてもよいし、表示制御部15からアクセス可能な記憶装置に記憶されていてもよい。
ここで、表示制御部15が行う強調表示の方法は様々である。例えば表示制御部15は、推奨度が所定値以上の精算装置30に対応する精算装置エリア80に、所定の文字列や画像を表示させる。例えば図23では、推奨度が所定値以上の精算装置30に対応する精算装置エリア80に、「推奨」という文字列が表示されている。表示される文字列や画像に関する情報は、表示制御部15に予め設定されていてもよいし、表示制御部15からアクセス可能な記憶装置に記憶されていてもよい。
また例えば、表示制御部15は、強調する精算装置情報の表示を大きくしたり、強調する精算装置情報の表示の背景色を目立つ色(例えば赤色など)にしたりする。例えば図23の選択画面100において、表示制御部15は、強調する精算装置エリア80を大きく表示したり、強調する精算装置エリア80の背景色を目立つ色にする。強調する精算装置エリア80の大きさや背景色に関する情報は、表示制御部15に予め設定されていてもよいし、表示制御部15からアクセス可能な記憶装置に記憶されていてもよい。
また例えば、表示制御部15は、強調する精算装置情報がより前の順位で表示されるように、精算装置情報の表示順を決定してもよい。例えば図23の選択画面100において、表示制御部15は、強調する精算装置エリア80を、強調しない精算装置エリア80よりも上に表示させる。
また、表示制御部15は、推奨度が所定値以上の精算装置30に関する精算装置情報のみを選択画面100上に表示してもよい。
なお、表示制御部15がどの方法を用いて強調表示を行うかを示す情報は、表示制御部15に予め設定されていてもよいし、表示制御部15からアクセス可能な記憶装置に記憶されていてもよい。
<処理の流れ>
図24は、実施形態5の情報処理システム10によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。推奨度算出部14は、顧客の属性情報を取得する(S502)。推奨度算出部14は、各精算装置30の推奨度を算出する(S504)。表示制御部15は、算出された推奨度に基づいて、各精算装置30の精算装置情報をディスプレイ装置40に表示させる(S506)。入力取得部16は、精算情報の割り当て先とする精算装置30を選択する入力を取得する(S508)。割当部17は、入力により選択された精算装置30へ精算情報を割り当てる(S510)。
<ハードウエア構成例>
実施形態5の商品登録装置20、精算装置30、及びサーバ装置50を実現する計算機のハードウエア構成は実施形態4と同様である。ただし、本実施形態の情報処理システム10の各機能構成部を実現する計算機(商品登録装置20を実現する計算機200又はサーバ装置50を実現する計算機400)のストレージには、本実施形態の情報処理システム10の各機能構成部を実現するプログラムモジュールが記憶される。
本実施形態の情報処理システム10によれば、各精算装置30の推奨度が算出され、その推奨度に基づく表示(前述した種々の強調表示)が行われる。これにより、店員等は、ユーザインタフェース32の位置が低い精算装置30を利用させるべき顧客に対して、ユーザインタフェース32の位置が低い精算装置30をできる限り利用させたり、ユーザインタフェース32の位置が高い精算装置30を利用させるべき顧客に、ユーザインタフェース32の位置が高い精算装置30をできる限り利用させたりするための操作を、容易に行うことができる。よって、店員等にとっての情報処理システム10の利便性が高くなる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記各実施形態の組み合わせ、又は上記以外の様々な構成を採用することもできる。
以下、参考形態の例を付記する。
1. 複数の精算装置それぞれに備わっているユーザインタフェースの高さ方向の位置に基づいて、前記複数の精算装置の中から、精算対象として登録された商品の精算処理に関する精算情報の割り当て先とする精算装置を決定する決定手段と、
前記決定された精算装置に対して前記精算情報を割り当てる割当手段と、を有し、
前記複数の精算装置は第1の精算装置及び第2の精算装置を含み、
前記第1の精算装置に備わっているユーザインタフェースは、前記第2の精算装置に備わっているユーザインタフェースよりも高い位置にある、情報処理装置。
2. 前記決定手段は、顧客の属性を示す属性情報を取得し、さらに前記取得された顧客の属性を用いて、前記精算情報の割り当て先とする精算装置を決定する、1.に記載の情報処理装置。
3. 前記決定手段は、前記取得された属性情報によって表される属性を持つ顧客が、ユーザインタフェースの位置が低い精算装置を割り当てるべき顧客である場合、前記第1の精算装置よりも前記第2の精算装置が優先的に精算情報の割り当て先となるように、精算情報の割り当て先とする精算装置を決定する、2.に記載の情報処理装置。
4. 前記決定手段は、前記取得された属性情報が、ユーザインタフェースの位置が低い精算装置を割り当てるべき顧客であることを示す場合、顧客に使用されていない前記精算装置の中から、ユーザインタフェースの位置が最も低い精算装置を、精算情報の割り当て先として決定する、2.に記載の情報処理装置。
5. ユーザインタフェースの位置が低い精算装置を割り当てるべき顧客は、子供、老人、傷病者又は障害者である、3.又は4.に記載の情報処理装置。
6. 前記取得された属性情報及び当該情報処理装置と各前記精算装置との距離を用いて、各前記精算装置について、精算情報の割り当て先とする推奨度を算出する推奨度算出手段を有し、
前記決定手段は、前記推奨度が最も高い精算装置に前記精算情報を割り当てる、2.に記載の情報処理装置。
7. 前記第1の精算装置と前記第2の精算装置は1つの保持部材に保持されている、1.乃至6.いずれか一つに記載の情報処理装置。
8. 1.乃至7.いずれか一つに記載の情報処理装置、第1の精算装置、及び第2の精算装置を有する情報処理システム。
9. コンピュータによって実行される制御方法であって、
複数の精算装置それぞれに備わっているユーザインタフェースの高さ方向の位置に基づいて、前記複数の精算装置の中から、精算対象として登録された商品の精算処理に関する精算情報の割り当て先とする精算装置を決定する決定ステップと、
前記決定された精算装置に対して前記精算情報を割り当てる割当ステップと、を有し、
前記複数の精算装置は第1の精算装置及び第2の精算装置を含み、
前記第1の精算装置に備わっているユーザインタフェースは、前記第2の精算装置に備わっているユーザインタフェースよりも高い位置にある、制御方法。
10. 前記決定ステップにおいて、顧客の属性を示す属性情報を取得し、さらに前記取得された顧客の属性を用いて、前記精算情報の割り当て先とする精算装置を決定する、9.に記載の制御方法。
11. 前記決定ステップにおいて、前記取得された属性情報によって表される属性を持つ顧客が、ユーザインタフェースの位置が低い精算装置を割り当てるべき顧客である場合、前記第1の精算装置よりも前記第2の精算装置が優先的に精算情報の割り当て先となるように、精算情報の割り当て先とする精算装置を決定する、10.に記載の制御方法。
12. 前記決定ステップにおいて、前記取得された属性情報が、ユーザインタフェースの位置が低い精算装置を割り当てるべき顧客であることを示す場合、顧客に使用されていない前記精算装置の中から、ユーザインタフェースの位置が最も低い精算装置を、精算情報の割り当て先として決定する、10.に記載の制御方法。
13. ユーザインタフェースの位置が低い精算装置を割り当てるべき顧客は、子供、老人、傷病者又は障害者である、11.又は12.に記載の制御方法。
14. 前記取得された属性情報及び前記コンピュータと各前記精算装置との距離を用いて、各前記精算装置について、精算情報の割り当て先とする推奨度を算出する推奨度算出ステップを有し、
前記決定ステップにおいて、前記推奨度が最も高い精算装置に前記精算情報を割り当てる、10.に記載の制御方法。
15. 前記第1の精算装置と前記第2の精算装置は1つの保持部材に保持されている、9.乃至14.いずれか一つに記載の制御方法。
16. 9.乃至15.いずれか一つに記載の制御方法が有する各ステップをコンピュータに実行させるプログラム。
17. 複数の精算装置それぞれについて、前記精算装置に備わっているユーザインタフェースの高さ方向の位置に関する情報を含む精算装置情報をディスプレイ装置に表示させる表示制御手段と、
前記複数の精算装置の中から、精算対象として登録された商品の精算処理に関する精算情報の割り当て先とする精算装置を選択する入力を取得する入力取得手段と、
前記入力により選択された精算装置へ前記精算情報を割り当てる割当手段と、
を有し、
前記複数の精算装置は第1の精算装置及び第2の精算装置を含み、
前記第1の精算装置に備わっているユーザインタフェースは、前記第2の精算装置に備わっているユーザインタフェースよりも高い位置にある、情報処理装置。
18. 複数の精算装置それぞれに備わっているユーザインタフェースの高さ方向の位置に基づき、前記複数の精算装置それぞれについて、精算対象として登録された商品の精算処理に関する精算情報の割り当て先とする推奨度を算出する推奨度算出手段を有し、
前記表示制御手段は、前記算出された推奨度に基づいて、前記ディスプレイ装置に前記精算装置情報を表示させる、17.に記載の情報処理装置。
19. 前記表示制御手段は、前記推奨度が高い精算装置に関する前記精算装置情報を強調表示させる、18.に記載の情報処理装置。
20. 前記推奨度算出手段は、
顧客の属性を示す属性情報を取得し、
前記取得された属性情報が、ユーザインタフェースの位置が低い精算装置を割り当てるべき顧客であることを示す場合、ユーザインタフェースの位置が低い精算装置ほど前記推奨度を高くする、18.又は19.に記載の情報処理装置。
21. ユーザインタフェースの位置が低い精算装置を割り当てるべき顧客は、子供、老人、傷病者、又は障害者である、20.に記載の情報処理装置。
22. 前記第1の精算装置と前記第2の精算装置は1つの保持部材に保持されている、17.乃至21.いずれか一つに記載の情報処理装置。
23. 17.乃至22.いずれか一つに記載の情報処理装置、第1の精算装置、及び第2の精算装置を有する情報処理システム。
24. コンピュータによって実行される制御方法であって、
複数の精算装置それぞれについて、前記精算装置に備わっているユーザインタフェースの高さ方向の位置に関する情報を含む精算装置情報をディスプレイ装置に表示させる表示制御ステップと、
前記複数の精算装置の中から、精算対象として登録された商品の精算処理に関する精算情報の割り当て先とする精算装置を選択する入力を取得する入力取得ステップと、
前記入力により選択された精算装置へ前記精算情報を割り当てる割当ステップと、
を有し、
前記複数の精算装置は第1の精算装置及び第2の精算装置を含み、
前記第1の精算装置に備わっているユーザインタフェースは、前記第2の精算装置に備わっているユーザインタフェースよりも高い位置にある、制御方法。
25. 複数の精算装置それぞれに備わっているユーザインタフェースの高さ方向の位置に基づき、前記複数の精算装置それぞれについて、精算対象として登録された商品の精算処理に関する精算情報の割り当て先とする推奨度を算出する推奨度算出ステップを有し、
前記表示制御ステップは、前記算出された推奨度に基づいて、前記ディスプレイ装置に前記精算装置情報を表示させる、24.に記載の制御方法。
26. 前記表示制御ステップは、前記推奨度が高い精算装置に関する前記精算装置情報を強調表示させる、25.に記載の制御方法。
27. 前記推奨度算出ステップは、
顧客の属性を示す属性情報を取得し、
前記取得された属性情報が、ユーザインタフェースの位置が低い精算装置を割り当てるべき顧客であることを示す場合、ユーザインタフェースの位置が低い精算装置ほど前記推奨度を高くする、25.又は26.に記載の制御方法。
28. ユーザインタフェースの位置が低い精算装置を割り当てるべき顧客は、子供、老人、傷病者、又は障害者である、27.に記載の制御方法。
29. 前記第1の精算装置と前記第2の精算装置は1つの保持部材に保持されている、24.乃至28.いずれか一つに記載の制御方法。
30. 24.乃至29.いずれか一つに記載の制御方法が有する各ステップをコンピュータに実行させるプログラム。
10 情報処理システム
20 商品登録装置
22 決定部
23 割当部
24 推奨度算出部
25 表示制御部
26 入力取得部
27 割当部
30 精算装置
32 ユーザインタフェース
40 ディスプレイ装置
50 サーバ装置
60 顧客
70 店員
80 精算装置エリア
90 送信ボタン
100 選択画面
200 計算機
202 バス
204 プロセッサ
206 メモリ
208 ストレージ
210 入出力インタフェース
212 ネットワークインタフェース
214 タッチパネル
216 リーダ
300 計算機
302 バス
304 プロセッサ
306 メモリ
308 ストレージ
310 入出力インタフェース
312 ネットワークインタフェース
320 硬貨用釣り銭機
321 硬貨投入口
322 硬貨リジェクト口
323 硬貨出金口
330 紙幣用釣り銭機
331 紙幣入出金口
340 カード精算用処理部
341 カード挿入口
342 入力操作部
350 ディスプレイ装置
352 タッチパネル
360 レシートプリンタ
400 計算機
402 バス
404 プロセッサ
406 メモリ
408 ストレージ
410 入出力インタフェース
412 ネットワークインタフェース
500 架台
600 精算情報
602 精算装置ID
604 商品リスト
606 商品ID

Claims (19)

  1. 複数の精算装置それぞれに備わっているユーザインタフェースの高さ方向の位置に基づいて、前記複数の精算装置の中から、精算対象として登録された商品の精算処理に関する精算情報の割り当て先とする精算装置を決定する決定手段と、
    前記決定された精算装置に対して前記精算情報を割り当てる割当手段と、を有し、
    前記複数の精算装置は第1の精算装置及び第2の精算装置を含み、
    前記第1の精算装置に備わっているユーザインタフェースは、前記第2の精算装置に備わっているユーザインタフェースよりも高い位置にある、情報処理装置。
  2. 前記決定手段は、顧客の属性を示す属性情報を取得し、さらに前記取得された顧客の属性を用いて、前記精算情報の割り当て先とする精算装置を決定する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記決定手段は、前記取得された属性情報によって表される属性を持つ顧客が、ユーザインタフェースの位置が低い精算装置を割り当てるべき顧客である場合、前記第1の精算装置よりも前記第2の精算装置が優先的に精算情報の割り当て先となるように、精算情報の割り当て先とする精算装置を決定する、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記決定手段は、前記取得された属性情報が、ユーザインタフェースの位置が低い精算装置を割り当てるべき顧客であることを示す場合、顧客に使用されていない前記精算装置の中から、ユーザインタフェースの位置が最も低い精算装置を、精算情報の割り当て先として決定する、請求項2に記載の情報処理装置。
  5. ユーザインタフェースの位置が低い精算装置を割り当てるべき顧客は、子供、老人、傷病者又は障害者である、請求項3又は4に記載の情報処理装置。
  6. 前記取得された属性情報及び当該情報処理装置と各前記精算装置との距離を用いて、各前記精算装置について、精算情報の割り当て先とする推奨度を算出する推奨度算出手段を有し、
    前記決定手段は、前記推奨度が最も高い精算装置に前記精算情報を割り当てる、請求項2に記載の情報処理装置。
  7. 前記第1の精算装置と前記第2の精算装置は1つの保持部材に保持されている、請求項1乃至6いずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 請求項1乃至7いずれか一項に記載の情報処理装置、第1の精算装置、及び第2の精算装置を有する情報処理システム。
  9. コンピュータによって実行される制御方法であって、
    複数の精算装置それぞれに備わっているユーザインタフェースの高さ方向の位置に基づいて、前記複数の精算装置の中から、精算対象として登録された商品の精算処理に関する精算情報の割り当て先とする精算装置を決定する決定ステップと、
    前記決定された精算装置に対して前記精算情報を割り当てる割当ステップと、を有し、
    前記複数の精算装置は第1の精算装置及び第2の精算装置を含み、
    前記第1の精算装置に備わっているユーザインタフェースは、前記第2の精算装置に備わっているユーザインタフェースよりも高い位置にある、制御方法。
  10. 請求項9に記載の制御方法が有する各ステップをコンピュータに実行させるプログラム。
  11. 複数の精算装置それぞれについて、前記精算装置に備わっているユーザインタフェースの高さ方向の位置に関する情報を含む精算装置情報をディスプレイ装置に表示させる表示制御手段と、
    前記複数の精算装置の中から、精算対象として登録された商品の精算処理に関する精算情報の割り当て先とする精算装置を選択する入力を取得する入力取得手段と、
    前記入力により選択された精算装置へ前記精算情報を割り当てる割当手段と、
    を有し、
    前記複数の精算装置は第1の精算装置及び第2の精算装置を含み、
    前記第1の精算装置に備わっているユーザインタフェースは、前記第2の精算装置に備わっているユーザインタフェースよりも高い位置にある、情報処理装置。
  12. 複数の精算装置それぞれに備わっているユーザインタフェースの高さ方向の位置に基づき、前記複数の精算装置それぞれについて、精算対象として登録された商品の精算処理に関する精算情報の割り当て先とする推奨度を算出する推奨度算出手段を有し、
    前記表示制御手段は、前記算出された推奨度に基づいて、前記ディスプレイ装置に前記精算装置情報を表示させる、請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記表示制御手段は、前記推奨度が高い精算装置に関する前記精算装置情報を強調表示させる、請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記推奨度算出手段は、
    顧客の属性を示す属性情報を取得し、
    前記取得された属性情報が、ユーザインタフェースの位置が低い精算装置を割り当てるべき顧客であることを示す場合、ユーザインタフェースの位置が低い精算装置ほど前記推奨度を高くする、請求項12又は13に記載の情報処理装置。
  15. ユーザインタフェースの位置が低い精算装置を割り当てるべき顧客は、子供、老人、傷病者、又は障害者である、請求項14に記載の情報処理装置。
  16. 前記第1の精算装置と前記第2の精算装置は1つの保持部材に保持されている、請求項11乃至15いずれか一項に記載の情報処理装置。
  17. 請求項11乃至16いずれか一項に記載の情報処理装置、第1の精算装置、及び第2の精算装置を有する情報処理システム。
  18. コンピュータによって実行される制御方法であって、
    複数の精算装置それぞれについて、前記精算装置に備わっているユーザインタフェースの高さ方向の位置に関する情報を含む精算装置情報をディスプレイ装置に表示させる表示制御ステップと、
    前記複数の精算装置の中から、精算対象として登録された商品の精算処理に関する精算情報の割り当て先とする精算装置を選択する入力を取得する入力取得ステップと、
    前記入力により選択された精算装置へ前記精算情報を割り当てる割当ステップと、
    を有し、
    前記複数の精算装置は第1の精算装置及び第2の精算装置を含み、
    前記第1の精算装置に備わっているユーザインタフェースは、前記第2の精算装置に備わっているユーザインタフェースよりも高い位置にある、制御方法。
  19. 請求項18に記載の制御方法が有する各ステップをコンピュータに実行させるプログラム。
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