JP2017146634A - サーバ装置 - Google Patents

Abstract

【課題】 ユーザ情報を集めることが容易になり、収集したユーザ情報に基づいて個々のユーザに応じた広告を行うことのできるサーバ装置を提供する。【解決手段】 サーバ装置は、ユーザ装置のユーザから提供されたユーザ情報に基づいて、ユーザのランキング付けを行う。サーバ装置は、ユーザ装置に表示させる広告対象の商品リストをユーザ装置へ送信し、ユーザ装置である商品がユーザ注目商品として選択されると、その注目商品データをユーザ装置から受信する。サーバ装置は、ユーザ注目商品のレシート画像データをユーザ装置から受信すると、レシート画像データに基づいてユーザ注目商品が購入されたか否かを判定し、購入されたと判定すると、ユーザのランキングに応じて当該ユーザにポイントを付与する処理を行う。また、ユーザ装置から現金化要求を受信したときに、ユーザに付与されたポイントを現金化する処理を行う。【選択図】 図１

Description

本発明は、インターネット広告システムに適用できるサーバ装置に関する。

従来から、インターネット上で商品広告を行うシステムが提案されている（例えば特許文献１など参照）。インターネット上で商品広告を行う手法として、すべてのユーザ（一般消費者）を対象にして広告を行う方法が考えられる。しかし、すべてのユーザを対象にした広告では、広告効果を高めるのに限界がある。一方、インターネット上で商品広告を行う他の手法として、個々のユーザを対象にして広告を行う方法が考えられる。個々のユーザを対象にした広告によれば、広告効果の向上が期待される。

特開２０１２−１６４１６５号公報

しかしながら、個々のユーザを対象にした広告を行うためには、個々のユーザからユーザ情報を収集する必要がある。ところが、従来のシステムでは、ユーザ情報を集めることが容易でないという問題があった。

本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、ユーザ情報を集めることが容易になり、収集したユーザ情報に基づいて個々のユーザに応じた広告を行うことのできるサーバ装置を提供することを目的とする。

本発明のサーバ装置は、ユーザ装置のユーザから提供されたユーザ情報に基づいて、前記ユーザのランキング付けを行うランキング処理部と、前記ユーザ装置に表示させる広告対象の商品リストのデータであるリストデータを、前記ユーザ装置へ送信するリストデータ送信部と、前記ユーザ装置で前記リストデータに基づいて表示された前記商品リストから一つの商品がユーザ注目商品として選択されたときに、当該ユーザ注目商品を示す注目商品データを前記ユーザ装置から受信する注目商品データ受信部と、前記ユーザ注目商品を購入したことを示すレシート画像データを、前記ユーザ装置から受信するレシート画像データ受信部と、前記レシート画像データに基づいて、前記ユーザ注目商品が購入されたか否かを判定する購入判定部と、前記ユーザ注目商品が購入されたと判定された場合に、前記ユーザのランキングに応じて、当該ユーザにポイントを付与するポイントバック処理を実行するポイントバック処理部と、前記ユーザ装置から現金化要求を受信したときに、前記ユーザに付与されたポイントを現金化する現金化処理を実行する現金化処理部と、を備えている。

この構成によれば、サーバ装置において、ユーザから提供されたユーザ情報に基づいて、ユーザのランキング付けが行われる。ユーザ装置にはリストデータが送信され、広告対象の商品リストが表示される。ユーザが商品リストからある商品（ユーザ注目商品）を選択すると、その商品を示す注目商品データがサーバ装置へ送られる。ユーザがその商品（ユーザ注目商品）を購入し、そのレシートの画像データをサーバ装置に送信すると、そのレシート画像データに基づいて購入判定が行われる。その結果、その商品が購入されたと判定された場合には、そのユーザのランキングに応じて、ユーザにポイントが付与される。さらに、ユーザからの現金化要求を受け付けると、そのユーザのポイントを現金化する処理が実行される。ユーザは、自己のランキングに応じてポイントバックを受けることができ、さらにそのポイントを現金化することもできるので、ユーザ情報を提供するモチベーションが高くなる。したがって、ユーザ情報を集めることが容易になり、収集したユーザ情報に基づいて個々のユーザに応じた広告を行うことが可能になる。

また、本発明のサーバ装置は、前記ユーザ装置からクーポン化要求を受信したときに、前記ユーザに付与されたポイントを電子クーポン化するクーポン化処理を実行するクーポン化処理部を備えてもよい。

この構成によれば、ユーザからのクーポン化要求を受け付けると、そのユーザのポイントを電子クーポン化する処理が実行される。電子クーポンを用いると、インターネット上の購入サイト等で商品の購入または割引を受けることができる。ユーザは、自己のランキングに応じて付与されたポイントをクーポン化することもできるので、ユーザ情報を提供するモチベーションが高くなる。これにより、ユーザ情報を集めることが容易になり、収集したユーザ情報に基づいて個々のユーザに応じた広告を行うことが可能になる。

また、本発明のサーバ装置では、前記ユーザ情報には、前記ユーザのデモグラフィック情報、ビヘイビアー情報、サイコグラフィック情報、または、利用頻度情報が含まれてもよい。

この構成によれば、ユーザのデモグラフィック情報、ビヘイビアー情報、サイコグラフィック情報、または、利用頻度情報を集めることが容易になり、これらのデモグラフィック情報、ビヘイビアー情報、サイコグラフィック情報、または、利用頻度情報に基づいて個々のユーザに応じた広告を行うことが可能になる。

本発明のシステムは、ユーザ端末とサーバ装置を備えるシステムであって、前記サーバ装置は、前記ユーザ装置のユーザから提供されたユーザ情報に基づいて、前記ユーザのランキング付けを行うランキング処理部と、前記ユーザ装置に表示させる広告対象の商品リストのデータであるリストデータを、前記ユーザ装置へ送信するリストデータ送信部と、前記ユーザ装置で前記リストデータに基づいて表示された前記商品リストから一つの商品がユーザ注目商品として選択されたときに、当該ユーザ注目商品を示す注目商品データを前記ユーザ装置から受信する注目商品データ受信部と、前記ユーザ注目商品を購入したことを示すレシート画像データを、前記ユーザ装置から受信するレシート画像データ受信部と、前記レシート画像データに基づいて、前記ユーザ注目商品が購入されたか否かを判定する購入判定部と、前記ユーザ注目商品が購入されたと判定された場合に、前記ユーザのランキングに応じて、当該ユーザにポイントを付与するポイントバック処理を実行するポイントバック処理部と、前記ユーザ装置から現金化要求を受信したときに、前記ユーザに付与されたポイントを現金化する現金化処理を実行する現金化処理部と、を備えている。

このシステムによっても、上記のサーバ装置と同様に、ユーザは、自己のランキングに応じてポイントバックを受けることができ、さらにそのポイントを現金化することもできるので、ユーザ情報を提供するモチベーションが高くなる。したがって、ユーザ情報を集めることが容易になり、収集したユーザ情報に基づいて個々のユーザに応じた広告を行うことが可能になる。

本発明の方法は、サーバ装置で実行される方法であって、ユーザ装置のユーザから提供されたユーザ情報に基づいて、前記ユーザのランキング付けを行うステップと、前記ユーザ装置に表示させる広告対象の商品リストのデータであるリストデータを、前記ユーザ装置へ送信するステップと、前記ユーザ装置で前記リストデータに基づいて表示された前記商品リストから一つの商品がユーザ注目商品として選択されたときに、当該ユーザ注目商品を示す注目商品データを前記ユーザ装置から受信するステップと、前記ユーザ注目商品を購入したことを示すレシート画像データを、前記ユーザ装置から受信するステップと、前記レシート画像データに基づいて、前記ユーザ注目商品が購入されたか否かを判定するステップと、前記ユーザ注目商品が購入されたと判定された場合に、前記ユーザのランキングに応じて、当該ユーザにポイントを付与するポイントバック処理を実行するステップと、前記ユーザ装置から現金化要求を受信したときに、前記ユーザに付与されたポイントを現金化する現金化処理を実行するステップと、を含んでいる。

この方法によっても、上記のサーバ装置と同様に、ユーザは、自己のランキングに応じてポイントバックを受けることができ、さらにそのポイントを現金化することもできるので、ユーザ情報を提供するモチベーションが高くなる。したがって、ユーザ情報を集めることが容易になり、収集したユーザ情報に基づいて個々のユーザに応じた広告を行うことが可能になる。

本発明のプログラムは、サーバ装置で実行されるプログラムであって、前記プログラムは、前記サーバ装置に、ユーザ装置のユーザから提供されたユーザ情報に基づいて、前記ユーザのランキング付けを行う処理と、前記ユーザ装置に表示させる広告対象の商品リストのデータであるリストデータを、前記ユーザ装置へ送信する処理と、前記ユーザ装置で前記リストデータに基づいて表示された前記商品リストから一つの商品がユーザ注目商品として選択されたときに、当該ユーザ注目商品を示す注目商品データを前記ユーザ装置から受信する処理と、前記ユーザ注目商品を購入したことを示すレシート画像データを、前記ユーザ装置から受信する処理と、前記レシート画像データに基づいて、前記ユーザ注目商品が購入されたか否かを判定する処理と、前記ユーザ注目商品が購入されたと判定された場合に、前記ユーザのランキングに応じて、当該ユーザにポイントを付与するポイントバック処理を実行する処理と、前記ユーザ装置から現金化要求を受信したときに、前記ユーザに付与されたポイントを現金化する現金化処理を実行する処理と、を実行させる。

このプログラムによっても、上記のサーバ装置と同様に、ユーザは、自己のランキングに応じてポイントバックを受けることができ、さらにそのポイントを現金化することもできるので、ユーザ情報を提供するモチベーションが高くなる。したがって、ユーザ情報を集めることが容易になり、収集したユーザ情報に基づいて個々のユーザに応じた広告を行うことが可能になる。

本発明によれば、ユーザから提供されるユーザ情報に基づいてランキング付けが行われ、そのランキングに応じてユーザにポイントが付与され、そのユーザのポイントを現金化することができるので、ユーザ情報を集めることが容易になり、収集したユーザ情報に基づいて個々のユーザに応じた広告を行うことが可能になる。

本発明の実施の形態におけるシステムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態における登録・広告閲覧処理を示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態におけるランキング処理を示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態における購入確認処理を示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態におけるキャッシュバック処理を示すシーケンス図である。

以下、本発明の実施の形態のサーバ装置について、図面を用いて説明する。本実施の形態では、インターネット上で商品広告を行うシステム（インターネット広告システム）等に用いられるサーバ装置の場合を例示する。

まず、本発明の実施の形態のシステムの構成を、図面を参照して説明する。図１は、本実施の形態のシステムの構成を示す図である。図１に示すように、本実施の形態のシステム１では、ユーザ端末２と、サーバ装置３と、クライアントサーバ４と、送金企業サーバ５とが、ネットワーク６を介して互いに通信可能に接続されている。ユーザ端末２は、ユーザ（例えば、会員や一般消費者など）が所持する端末装置であり、例えばスマートフォンやパーソナルコンピュータである。サーバ装置３は、システム運営者が管理するサーバである。クライアントサーバ４は、システム運営者のクライアント（例えば、広告提供企業）が管理するサーバである。送金企業サーバ５は、システム運営者と提携している送金企業が管理するサーバである。

つぎに、サーバ装置３の構成を図１を参照して説明する。図１に示すように、サーバ装置３は、登録処理部１０、記憶部１１、ランキング処理部１２、リストデータ送信部１３、注目商品データ受信部１４、レシート画像受信部１５、購入判定部１６、ポイントバック処理部１７、現金化処理部１８、クーポン化処理部１９を備えている。

登録処理部１０は、会員登録を行うための機能を備えている。例えば、登録処理部１０は、ユーザ端末２に規約情報を送信し、その応答として、ユーザ端末２から各種の登録情報を受信する機能を備えている。登録処理部１０は、ユーザ端末２から受信した登録情報に基づいて会員登録を行う。会員登録されたユーザの登録情報は、記憶部１１に記憶される。登録情報には、ユーザのデモグラフィック情報（例えば、生年月日、性別、住所などの情報）が含まれる。

記憶部１１には、ユーザ情報のほか、各種のデータが記憶される。また、この記憶部１１には、サーバ装置３が備える各種の機能を実現するためのプログラムも記憶されている。

ランキング処理部１２は、ユーザから提供されたユーザ情報に基づいて、ユーザのランキング付けを行う機能を備えている。ユーザ情報には、上記のデモグラフィック情報のほかに、例えば、ビヘイビアー情報（例えば、店舗やネットでの購入履歴などの情報）、サイコグラフィック情報（例えば、アンケート回答率などの情報）、利用頻度情報（例えば、ポイントバック獲得の程度など）などが含まれる。デモグラフィック情報は、会員登録時のほかに、追加依頼のアンケート回答から得ることができる。ビヘイビアー情報は、購入確認時に得られるほか、追加依頼のアンケート回答からも得ることができる。サイコグラフィック情報は、追加依頼のアンケート回答時に得ることができる。利用頻度情報は、ポイントバック処理時に得られた情報を統計的に処理することで得ることができる。

ランキング処理部１２は、例えば「プラチナ、ゴールド、シルバー、スタンダード」の４段階のランキング付けを行う。例えば、デモグラフィック情報について追加依頼のアンケート回答率が８０％以上であり、ビヘイビアー情報について店舗での購入履歴の提供頻度が毎週でありかつネットでの購買履歴の提供があり、サイコグラフィック情報について追加依頼のアンケート回答率が８０％以上であり、利用頻度情報について毎月のポイントバック獲得が所定の第１基準ポイント以上である場合には、そのユーザを「プラチナ」にランキング付けする。

また、ランキング処理部１２は、例えば、デモグラフィック情報について追加依頼のアンケート回答率が６０％以上であり、ビヘイビアー情報について店舗での購入履歴の提供頻度が毎月であり、サイコグラフィック情報について追加依頼のアンケート回答率が６０％以上であり、利用頻度情報について毎月のポイントバック獲得が所定の第２基準ポイント（第１基準ポイントより低い）以上である場合には、そのユーザを「ゴールド」にランキング付けする。

また、ランキング処理部１２は、例えば、デモグラフィック情報について追加依頼のアンケート回答率が４０％以上であり、ビヘイビアー情報について店舗での購入履歴の提供があり、サイコグラフィック情報について追加依頼のアンケート回答率が４０％以上であり、利用頻度情報について毎月のポイントバック獲得が所定の第３基準ポイント（第２基準ポイントより低い）以上である場合には、そのユーザを「シルバー」にランキング付けする。

そして、ランキング処理部１２は、上記の「プラチナ、ゴールド、シルバー」のいずれの条件も満たさないユーザを「スタンダード」にランキング付けする。ランキング処理部１２は、上記のようにしてユーザごとに付与したランキングの情報を、記憶部１１に記憶する。

リストデータ送信部１３は、ユーザ端末２に表示させる広告対象の商品リストのデータ（リストデータ）を、ユーザ端末２へ送信する機能を備えている。広告対象の商品リストのデータは、クライアントサーバ４から広告宣伝情報として受信し、記憶部１１に記憶される。リストデータ送信部１３は、記憶部１１に記憶された広告宣伝情報に基づいて、ユーザ端末２に表示させる広告対象の商品リストのデータ（リストデータ）を作成し、ユーザ端末２へ送信する。リストデータ送信部１３は、クライアントサーバ４から受信した広告宣伝情報に含まれる広告対象のすべての商品から、ユーザ情報に基づいて、そのユーザに提供する商品のデータを選択してもよい。

注目商品データ受信部１４は、ユーザ端末２でリストデータに基づいて表示された商品リストから一つの商品（ユーザ注目商品）がユーザによって選択されたときに、その選択された商品を示すデータ（注目商品データ）をユーザ端末２から受信する機能を備えている。ユーザが複数の商品を選択した場合には、注目商品データに複数の商品（ユーザ注目商品）のデータが含まれてもよい。注目商品データ受信部１４は、ユーザ端末２から受信した注目商品データを記憶部１１に記憶する。

レシート画像データ受信部は、ユーザ注目商品を購入したことを示すレシート画像データを、ユーザ端末２から受信する機能を備えている。ユーザは、ユーザ注目商品を購入すると、そのレシートの画像をユーザ端末２のカメラ機能を用いて撮影し、ユーザ端末２のデータ送信機能を用いてそのレシートの画像データ（レシート画像データ）をサーバ装置３に送信する。レシート画像データ受信部は、ユーザ端末２から受信したレシート画像データを記憶部１１に記憶する。

購入判定部１６は、記憶部１１に記憶されているレシート画像データに基づいて、ユーザ注目商品が購入されたか否かを判定する。例えば、購入判定部１６は、記憶部１１に記憶されているレシート画像データから、ＯＣＲ処理などを実行することにより、レシート情報（購入履歴に関する情報）を読み取る処理を行う。そして、そのレシート情報に基づいて、不正行為（例えば、以前のレシートをコピーして再送する行為など）の有無を確認し、さらに、そのレシート情報から、その商品が、ユーザに提供した広告対象の商品リストに含まれているユーザ注目商品であるか否かの判定を行う。

ポイントバック処理部１７は、購入判定部１６によってユーザ注目商品が購入されたと判定された場合に、ユーザのランキングに応じて、ユーザにポイントを付与するポイントバック処理を実行する機能を備えている。例えば、ポイントバック処理部１７は、ユーザのランキングが「プラチナ」である場合には、そのユーザに付与するポイントを＋２０％する。また、ポイントバック処理部１７は、ユーザのランキングが「ゴールド」である場合には、そのユーザに付与するポイントを＋１０％する。また、ポイントバック処理部１７は、ユーザのランキングが「シルバー」である場合には、そのユーザに付与するポイントを＋５％する。ポイントバック処理部１７は、ユーザのランキングが「スタンダード」である場合には、そのユーザに付与するポイントを増やす処理は行わない。

つまり、例えば、ある商品を購入したことによって、ユーザに１００ポイントのポイントバック処理を行う場合、「プラチナ」のユーザには１２０ポイントが付与され、「ゴールド」のユーザには１１０ポイントが付与され、「シルバー」のユーザには１０５ポイントが付与され、「スタンダード」のユーザには１００ポイントが付与される。

現金化処理部１８は、ユーザ端末２から現金化要求を受信したときに、ユーザに付与されたポイントを現金化する処理を実行する機能を備えている。例えば、現金化処理部１８は、ユーザからの現金化要求を受信すると、そのユーザへの現金送金に用いるための送金用データ（送金口座や送金金額などの情報が含まれる）を作成し、送金企業サーバ５へ送信する。送金企業サーバ５は、この送金用データに基づいて、ユーザへの現金送金のための処理を行う。

クーポン化処理部１９は、ユーザ端末２からクーポン化要求を受信したときに、ユーザに付与されたポイントを電子クーポン化するクーポン化処理を実行する機能を備えている。例えば、クーポン化処理部１９は、ユーザからのクーポン化要求を受信すると、電子クーポン情報を作成し、ユーザ端末２へ送信する。電子クーポン情報は、例えば、インターネット上の購入サイト等で商品の購入または割引を受けるための情報である。あるいは、電子クーポン情報は、例えば、店舗で商品の購入または割引を受けるときに提示すべき画像データでもよい。

以上のように構成されたシステム１について、図面を参照してその動作を説明する。

図２は、本実施の形態のシステム１における登録・広告閲覧処理を示すシーケンス図である。図２に示すように、登録・広告閲覧処理を行う場合には、まず、サーバ装置３からユーザ端末２へ規約情報が送信される（Ｓ１０）。ユーザ端末２で規約情報の確認・合意の操作および登録情報の入力が行われると、ユーザ端末２からサーバ装置３へ登録情報が送信される（Ｓ１１）。サーバ装置３では会員登録の処理が行われ、ユーザ端末２から受信した登録情報が記憶部１１に記憶される（Ｓ１２）。クライアントサーバ４からサーバ装置３へ広告宣伝情報が送信されると（Ｓ１３）、サーバ装置３では広告宣伝登録の処理が行われ、クライアントサーバ４から受信した広告宣伝情報が記憶部１１に記憶される（Ｓ１４）。サーバ装置３からユーザ端末２へ広告宣伝情報が送信され（Ｓ１５）、ユーザ端末２では商品選択や広告閲覧などの処理が行われると（Ｓ１６）、ユーザ端末２からサーバ装置３へ閲覧完了情報が送信される（Ｓ１７）。サーバ装置３では、ユーザ端末２から閲覧完了情報を受信すると、閲覧完了登録の処理が行われる（Ｓ１７）。

図３は、本実施の形態のシステム１におけるランキング処理を示すシーケンス図である。図３に示すように、ランキング処理を行う場合には、まず、サーバ装置３で追加依頼データ（追加依頼のアンケートのデータ）の登録が行われる（Ｓ２０）。サーバ装置３からユーザ端末２へ追加依頼データが送信され（Ｓ２１）、ユーザ端末２で追加入力データ（アンケートの回答データ）の入力が行われると（Ｓ２２）、その追加入力データがユーザ端末２からサーバ装置３へ送信される（Ｓ２３）。サーバ装置３では、このようにして取得した追加入力データや会員登録時に取得した登録情報（記憶部１１に記憶されている）などのユーザ情報に基づいて、そのユーザのランキング付けが実行される（Ｓ２４）。

図４は、本実施の形態のシステム１における購入確認処理を示すシーケンス図である。図４に示すように、購入確認処理を行う場合には、まず、ユーザは、ユーザ端末２を用いて、ユーザが購入した商品のバーコードを撮影する（Ｓ３０）。これにより、その商品がユーザ注目商品であるか否かの確認処理が行われる。ユーザが、ユーザ端末２を用いて、その商品のレシートを撮影すると（Ｓ３１）、そのレシートの画像データ（レシート画像データ）がサーバ装置３へ送信される（Ｓ３２）。サーバ装置３では、ユーザ端末２から受信したレシート画像データからレシート情報を読み取る処理が実行され（Ｓ３３）、読み取ったレシート情報に基づいて不正行為（例えば、以前のレシートをコピーして再送する行為など）の有無が確認される（Ｓ３４）。そして、そのレシート情報から、その商品（ユーザが購入した商品）が、ユーザに提供した広告対象の商品リストに含まれているユーザ注目商品であるか否かの判定が行われる（Ｓ３５）。

図５は、本実施の形態におけるキャッシュバック処理を示すシーケンス図である。
図５に示すように、キャッシュバック処理を行う場合には、まず、サーバ装置３で、ユーザのランキングに基づいて、そのユーザに付与するポイントが計算される（Ｓ４０）。そして、計算された付与ポイント（ユーザに付与するポイント）の情報がサーバ装置３からユーザ端末２へ送信される（Ｓ４１）。ユーザ端末２でユーザによる現金化依頼操作が行われると（Ｓ４２）、ユーザ端末２からサーバ装置３へ現金化要求が送信され（Ｓ４３）、サーバ装置３で送金用データ（送金口座や送金金額などの情報が含まれる）が作成される（Ｓ４４）。そして、サーバ装置３から送金企業サーバ５へ送金用データが送信されると（Ｓ４５）、送金企業サーバ５で送金処理が実行される（Ｓ４６）。

このような本実施の形態のサーバ装置３によれば、サーバ装置３において、ユーザから提供されたユーザ情報に基づいて、ユーザのランキング付けが行われる。ユーザ端末２にはリストデータが送信され、広告対象の商品リストが表示される。ユーザが商品リストからある商品（ユーザ注目商品）を選択すると、その商品を示す注目商品データがサーバ装置３へ送られる。ユーザがその商品（ユーザ注目商品）を購入し、そのレシートの画像データをサーバ装置３に送信すると、そのレシート画像データに基づいて購入判定が行われる。その結果、その商品が購入されたと判定された場合には、そのユーザのランキングに応じて、ユーザにポイントが付与される。さらに、ユーザからの現金化要求を受け付けると、そのユーザのポイントを現金化する処理が実行される。ユーザは、自己のランキングに応じてポイントバックを受けることができ、さらにそのポイントを現金化することもできるので、ユーザ情報を提供するモチベーションが高くなる。したがって、ユーザ情報を集めることが容易になり、収集したユーザ情報に基づいて個々のユーザに応じた広告を行うことが可能になる。

また、本実施の形態では、ユーザからのクーポン化要求を受け付けると、そのユーザのポイントを電子クーポン化する処理が実行される。電子クーポンを用いると、インターネット上の購入サイト等で商品の購入または割引を受けることができる。ユーザは、自己のランキングに応じて付与されたポイントをクーポン化することもできるので、ユーザ情報を提供するモチベーションが高くなる。これにより、ユーザ情報を集めることが容易になり、収集したユーザ情報に基づいて個々のユーザに応じた広告を行うことが可能になる。

また、本実施の形態では、ユーザのデモグラフィック情報、ビヘイビアー情報、サイコグラフィック情報、または、利用頻度情報を集めることが容易になり、これらのデモグラフィック情報、ビヘイビアー情報、サイコグラフィック情報、または、利用頻度情報に基づいて個々のユーザに応じた広告を行うことが可能になる。

以上、本発明の実施の形態を例示により説明したが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではなく、請求項に記載された範囲内において目的に応じて変更・変形することが可能である。

以上のように、本発明にかかるサーバ装置は、ユーザ情報を集めることが容易になり、収集したユーザ情報に基づいて個々のユーザに応じた広告を行うことができるという効果を有し、インターネット広告システム等に適用され、有用である。

１ システム
２ ユーザ端末
３ サーバ装置
４ クライアントサーバ
５ 送金企業サーバ
６ ネットワーク
１０ 登録処理部
１１ 記憶部
１２ ランキング処理部
１３ リストデータ送信部
１４ 注目商品データ受信部
１５ レシート画像受信部
１６ 購入判定部
１７ ポイントバック処理部
１８ 現金化処理部
１９ クーポン化処理部

Claims (6)

1. ユーザ装置のユーザから提供されたユーザ情報に基づいて、前記ユーザのランキング付けを行うランキング処理部と、
   前記ユーザ装置に表示させる広告対象の商品リストのデータであるリストデータを、前記ユーザ装置へ送信するリストデータ送信部と、
   前記ユーザ装置で前記リストデータに基づいて表示された前記商品リストから一つの商品がユーザ注目商品として選択されたときに、当該ユーザ注目商品を示す注目商品データを前記ユーザ装置から受信する注目商品データ受信部と、
   前記ユーザ注目商品を購入したことを示すレシート画像データを、前記ユーザ装置から受信するレシート画像データ受信部と、
   前記レシート画像データに基づいて、前記ユーザ注目商品が購入されたか否かを判定する購入判定部と、
   前記ユーザ注目商品が購入されたと判定された場合に、前記ユーザのランキングに応じて、当該ユーザにポイントを付与するポイントバック処理を実行するポイントバック処理部と、
   前記ユーザ装置から現金化要求を受信したときに、前記ユーザに付与されたポイントを現金化する現金化処理を実行する現金化処理部と、
   を備えることを特徴とするサーバ装置。
2. 前記ユーザ装置からクーポン化要求を受信したときに、前記ユーザに付与されたポイントを電子クーポン化するクーポン化処理を実行するクーポン化処理部を備える、請求項１に記載のサーバ装置。
3. 前記ユーザ情報には、前記ユーザのデモグラフィック情報、ビヘイビアー情報、サイコグラフィック情報、または、利用頻度情報が含まれる、請求項１または請求項２に記載のサーバ装置。
4. ユーザ端末とサーバ装置を備えるシステムであって、
   前記サーバ装置は、
   前記ユーザ装置のユーザから提供されたユーザ情報に基づいて、前記ユーザのランキング付けを行うランキング処理部と、
   前記ユーザ装置に表示させる広告対象の商品リストのデータであるリストデータを、前記ユーザ装置へ送信するリストデータ送信部と、
   前記ユーザ装置で前記リストデータに基づいて表示された前記商品リストから一つの商品がユーザ注目商品として選択されたときに、当該ユーザ注目商品を示す注目商品データを前記ユーザ装置から受信する注目商品データ受信部と、
   前記ユーザ注目商品を購入したことを示すレシート画像データを、前記ユーザ装置から受信するレシート画像データ受信部と、
   前記レシート画像データに基づいて、前記ユーザ注目商品が購入されたか否かを判定する購入判定部と、
   前記ユーザ注目商品が購入されたと判定された場合に、前記ユーザのランキングに応じて、当該ユーザにポイントを付与するポイントバック処理を実行するポイントバック処理部と、
   前記ユーザ装置から現金化要求を受信したときに、前記ユーザに付与されたポイントを現金化する現金化処理を実行する現金化処理部と、
   を備えることを特徴とするシステム。
5. サーバ装置で実行される方法であって、
   ユーザ装置のユーザから提供されたユーザ情報に基づいて、前記ユーザのランキング付けを行うステップと、
   前記ユーザ装置に表示させる広告対象の商品リストのデータであるリストデータを、前記ユーザ装置へ送信するステップと、
   前記ユーザ装置で前記リストデータに基づいて表示された前記商品リストから一つの商品がユーザ注目商品として選択されたときに、当該ユーザ注目商品を示す注目商品データを前記ユーザ装置から受信するステップと、
   前記ユーザ注目商品を購入したことを示すレシート画像データを、前記ユーザ装置から受信するステップと、
   前記レシート画像データに基づいて、前記ユーザ注目商品が購入されたか否かを判定するステップと、
   前記ユーザ注目商品が購入されたと判定された場合に、前記ユーザのランキングに応じて、当該ユーザにポイントを付与するポイントバック処理を実行するステップと、
   前記ユーザ装置から現金化要求を受信したときに、前記ユーザに付与されたポイントを現金化する現金化処理を実行するステップと、
   を含むことを特徴とする方法。
6. サーバ装置で実行されるプログラムであって、
   前記プログラムは、前記サーバ装置に、
   ユーザ装置のユーザから提供されたユーザ情報に基づいて、前記ユーザのランキング付けを行う処理と、
   前記ユーザ装置に表示させる広告対象の商品リストのデータであるリストデータを、前記ユーザ装置へ送信する処理と、
   前記ユーザ装置で前記リストデータに基づいて表示された前記商品リストから一つの商品がユーザ注目商品として選択されたときに、当該ユーザ注目商品を示す注目商品データを前記ユーザ装置から受信する処理と、
   前記ユーザ注目商品を購入したことを示すレシート画像データを、前記ユーザ装置から受信する処理と、
   前記レシート画像データに基づいて、前記ユーザ注目商品が購入されたか否かを判定する処理と、
   前記ユーザ注目商品が購入されたと判定された場合に、前記ユーザのランキングに応じて、当該ユーザにポイントを付与するポイントバック処理を実行する処理と、
   前記ユーザ装置から現金化要求を受信したときに、前記ユーザに付与されたポイントを現金化する現金化処理を実行する処理と、
   を実行させることを特徴とするプログラム。

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