JP2017146484A - 羽根ユニット並びにこれを備える撮像装置及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】羽根ユニット100、200は、開口111を有する地板110と、開口111の少なくとも一部を開閉する羽根部材130a、130b、130cと、移動することによって羽根部材130a、130b、130cを駆動する第1駆動部と、第1駆動部の移動を許容又は規制するストッパ176と、を備える。ストッパ176は、第1駆動部が移動する軌跡上に位置し、開口111が開放された状態における第1駆動部の位置と開口111が閉鎖された状態における第1駆動部の位置とを結ぶ直線に沿った第1方向に対して垂直に交差して、第1駆動部の移動を規制し、第1駆動部が移動する軌跡上から離脱して第1駆動部の移動を許容する。
【選択図】図2
Description
また、ヨークとロータとの間の磁気的吸引力をより大きくした場合には、電磁アクチュエータの駆動力もより大きくする必要があり、励磁用のコイルへの通電時の消費電力、すなわち電磁アクチュエータの消費電力が大きくなる。
開口を有する地板と、
前記開口の少なくとも一部を開閉する羽根部材と、
移動することによって前記羽根部材を駆動する第1駆動部と、
前記第1駆動部の移動を許容又は規制するストッパと、を備え、
前記ストッパは、前記第1駆動部が移動する軌跡上に位置し、前記開口が開放された状態における前記第1駆動部の位置と前記開口が閉鎖された状態における前記第1駆動部の位置とを結ぶ直線に沿った第1方向に対して垂直に交差して、前記第1駆動部の移動を規制し、前記第1駆動部が移動する軌跡上から離脱して前記第1駆動部の移動を許容する。
(3)上記(1)、(2)において、前記ストッパは、前記第1方向への移動が規制されてもよい。
第1回転子を有し、前記第1駆動部を前記第1回転子の回転軸を中心に往復回転させる第1電磁アクチュエータと、
第2回転子を有し、前記ストッパを駆動する第2駆動部を前記第2回転子の回転軸を中心に往復回転させる第2電磁アクチュエータと、を備えてもよい。
この構成により、第1駆動部を駆動する電磁アクチュエータとストッパを駆動する電磁アクチュエータとが個別に設けられるので、それぞれの電磁アクチュエータにおける磁気的吸引力を大きくする必要がなく、電磁アクチュエータの駆動力を小さくすることができ、電磁アクチュエータの消費電力を抑制できる。
前記第1駆動部は、前記第1方向に垂直な方向を中心に往復し、
前記第2駆動部は、前記第1方向を中心に往復してもよい。
この構成により、羽根部材を駆動する第1駆動部とストッパを駆動する第2駆動部とが、互いに直交する方向を中心に往復するので、第1駆動部が向かう方向と同じ方向に振動等が加わった場合であっても、第1駆動部の移動を規制し羽根部材の位置を維持できる。
図1〜図9を参照して、本発明の実施の形態に係る撮像装置10を説明する。
なお、理解を容易にするために、撮像装置10の撮像方向をZ軸方向とし、Z軸に垂直な方向をX軸方向、X軸とZ軸に垂直な方向をY軸方向として説明する。また、撮像方向側を正面側、撮像方向と反対側を背面側として説明する。
撮像レンズ12には、撮像対象からの赤外線が入射し、撮像対象の赤外線像が撮像素子14に結像する。撮像レンズ12は、シリコン、ゲルマニウム、フッ化カルシウム等の赤外線が透過する材料から構成される。
撮像素子14は、撮像レンズ12によって結像した撮像対象の赤外線像を撮像する。また、撮像素子14は、撮像した赤外線画像を表す画像データをコントロール部16に出力する。撮像素子14は、例えば、pn接合ダイオードから成る感温素子やチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等から成る焦電素子を備えた非冷却型赤外線撮像素子である。
本実施の形態において、羽根ユニット100は、撮像レンズ12を透過した赤外線を通過させ、又は遮蔽するシャッタであり、後述する羽根部材130a、130b、130cが、赤外線画像の撮像ムラを補正するための均一な温度を有する面として用いられる。
なお、赤外線画像の撮像ムラの補正と羽根ユニット100との関連については、後述する。
羽根ユニット100は、図2に示すように、地板110と、羽根部材130a、130b、130cと、連結レバー140と、第1アクチュエータ150と、第2アクチュエータ160と、制御部材170とを備える。羽根ユニット100は、さらに、中間板120と、補助地板125とを備える。
羽根ユニット100は、略矩形の地板110の長手方向をX軸方向に、短手方向をY軸方向にして、撮像装置10に配置される。
地板110は、金属、合成樹脂等から略矩形の平板状に形成される。地板110は、略中央に、撮像レンズ12を透過した撮像対象からの赤外線が通過する長方形の開口111を有する。
なお、図3においては、理解を容易にするために、地板110と羽根部材130a、130b、130cと連結レバー140と後述する第1アクチュエータ150の駆動ピン154と後述する第2アクチュエータ160の駆動ピン164のみを示している。
また、凹部114の長辺部114aには、X軸方向に沿って、2つの突起部116a、116bが設けられる。突起部116a、116bは、後述する制御部材170の長孔174を挿通し、制御部材170をX軸方向に移動可能に掛止する。
図2に示すように、中間板120は、地板110の正面側に配置され、羽根部材130aを収容する羽根室を地板110と共に画定する。また、補助地板125は、中間板120の正面側に配置され、羽根部材130b、130cと連結レバー140とを収容する羽根室を中間板120と共に画定する。
以下では、理解を容易にするために、シャッタとしての開口を地板110の開口111として説明する。
以下では、理解を容易にするために、第1アクチュエータ150の駆動ピン154は地板110の長孔115bを往復走行するものとして、説明する。
以下では、理解を容易にするために、連結レバー140の連結ピン146は補助地板125の長孔128bを往復走行するものとして、説明する。
羽根部材130a、130b、130cと連結レバー140は、例えば、アルミニウム等の金属から構成される。羽根部材130aは地板110と中間板120とが画定する羽根室に収納され、羽根部材130b、130cと連結レバー140は中間板120と補助地板125とが画定する羽根室に収納される。
連結レバー140は、羽根部材130b、130cと第1アクチュエータ150の駆動ピン154とを連結する。
羽根部材130aの孔132aには、地板110の軸112aが挿入され、羽根部材130aは軸112aを支軸として回転する。
第1アクチュエータ150の駆動ピン154が、背面側から見て、時計回りに回転し、地板110の長孔115bの+Y側の端部から−Y側の端部に走行した場合には、羽根部材130aは、地板110の開口111を閉鎖する位置から開放する位置へ時計回りに回転する。一方、第1アクチュエータ150の駆動ピン154が、背面側から見て、反時計回りに回転し、地板110の長孔115bの−Y側の端部から+Y側の端部に走行した場合には、羽根部材130aは、地板110の開口111を開放する位置から閉鎖する位置へ反時計回りに回転する。
第1アクチュエータ150の駆動ピン154が、背面側から見て、時計回りに回転し、地板110の長孔115bの+Y側の端部から−Y側の端部に走行した場合には、連結レバー140は反時計回りに回転し、連結レバー140の連結ピン146は補助地板125の長孔128bの+X側の端部から−X側の端部へ走行する。一方、第1アクチュエータ150の駆動ピン154が、背面側から見て、反時計回りに回転し、地板110の長孔115bの−Y側の端部から+Y側の端部に走行した場合には、連結レバー140は時計回りに回転し、連結レバー140の連結ピン146は補助地板125の長孔128bの−X側の端部から+X側の端部へ走行する。
羽根部材130bの孔132bには、中間板120の孔122bを挿通した地板110の軸112bが挿入され、羽根部材130bは軸112bを支軸として回転する。
第1アクチュエータ150の駆動ピン154の背面側から見て時計回りの回転によって、連結レバー140の連結ピン146が、反時計回りに回転し、補助地板125の長孔128bの+X側の端部から−X側の端部へ走行した場合には、羽根部材130bは、地板110の開口111を閉鎖する位置から開放する位置へ時計回りに回転する。一方、第1アクチュエータ150の駆動ピン154の背面側から見て反時計回りの回転によって、連結レバー140の連結ピン146が、時計回りに回転し、補助地板125の長孔128bの−X側の端部から+X側の端部へ走行した場合には、羽根部材130bは、地板110の開口111を開放する位置から閉鎖する位置へ反時計回りに回転する。
すなわち、羽根部材130bは、連結レバー140を介して、第1アクチュエータ150の駆動ピン154が、背面側から見て、時計回りに回転した場合には、地板110の開口111を閉鎖する位置から開放する位置へ時計回りに回転し、第1アクチュエータ150の駆動ピン154が、背面側から見て、反時計回りに回転した場合には、地板110の開口111を開放する位置から閉鎖する位置へ反時計回りに回転する。
羽根部材130cの孔132cには、中間板120の孔122cを挿通した地板110の軸112cが挿入され、羽根部材130cは軸112cを支軸として回転する。
したがって、羽根部材130cは、羽根部材130bと同様に、連結レバー140を介して、第1アクチュエータ150の駆動ピン154が、背面側から見て、時計回りに回転した場合には、地板110の開口111を閉鎖する位置から開放する位置へ時計回りに回転し、第1アクチュエータ150の駆動ピン154が、背面側から見て、反時計回りに回転した場合には、地板110の開口111を開放する位置から閉鎖する位置へ反時計回りに回転する。
第1アクチュエータ150は、羽根部材130a、130b、130cと連結レバー140の駆動源であり、図4に示すように、地板110における凹部114の長辺部114aの−Y側の領域に設けられる。
駆動アーム153の駆動ピン154が、背面側から見て、時計回りに回転し、地板110の長孔115bの+Y側の端部から−Y側の端部に走行した場合には、羽根部材130a、130b、130cは、時計回りに回転し地板110の開口111を開放する。駆動アーム153の駆動ピン154が、背面側から見て、反時計回りに回転し、地板110の長孔115bの−Y側の端部から+Y側の端部に走行した場合には、羽根部材130a、130b、130cは、反時計回りに回転し地板110の開口111を閉鎖する。
なお、駆動アーム153の駆動ピン154は、ボビン156に設けられた図示しない開口部の側壁に当接して回転を停止する。
第2アクチュエータ160は、制御部材170の駆動源であり、図4に示すように、地板110における第1アクチュエータ150の−X側に設けられる。
第2アクチュエータ160は、図2、図4に示すように、回転子162と、回転子162の回転軸上に取り付けられた駆動アーム163と、回転子162を収納するボビン166と、コイル167と、円筒状のヨーク168とを備える。第2アクチュエータ160は、コントロール部16からの駆動信号を受信して作動する。
ここでは、第2アクチュエータ160の駆動アーム163についてのみ説明する。
駆動アーム163の駆動ピン164は、後述する制御部材170の長孔172を挿通し、回転子162の回転軸を中心に往復回転することによって、制御部材170をX軸方向に往復移動する。
さらに、駆動アーム163の駆動ピン164は、地板110の長孔115aに挿入され、長孔115aを往復走行する。なお、駆動アーム163の駆動ピン164は、ボビン166に設けられた図示しない開口部の側壁に当接して回転を停止する。
制御部材170は、第2アクチュエータ160の駆動ピン164の往復回転によって、X軸方向に往復移動し、後述する制御部材170のストッパ176が第1アクチュエータ150の駆動ピン154の移動を許容又は規制する。
制御部材170は、金属又は樹脂から構成され、図2に示すように、長辺部170aと短辺部分170bからなる略L字形の平板に形成される。
制御部材170は、地板110の凹部114に取り付けられる。
地板110の突起部116a、116bがX軸方向に沿って設けられているので、制御部材170は、X軸方向に移動可能となっている。また、制御部材170のストッパ176は、X軸方向に延び、X軸方向に移動可能となっている。さらに、制御部材170と制御部材170のストッパ176は、長孔172がX軸方向に沿って設けられている突起部116a、116bに挿通されているので、Y軸方向への移動は規制されている。
第2アクチュエータ160の駆動ピン164が、背面側から見て、地板110の長孔115aの−X側の端部から+X側の端部に時計回りに回転する場合には、制御部材170と制御部材170のストッパ176は+X方向に移動する。また、第2アクチュエータ160の駆動ピン164が、背面側から見て、地板110の長孔115aの+X側の端部から−X側の端部に時計回りに回転する場合には、制御部材170と制御部材170のストッパ176は−X方向に移動する。
この場合、制御部材170のストッパ176はX軸方向に延びるので、ストッパ176は、図6、図7に示すように、第1アクチュエータ150の駆動ピン154が向かう+Y方向又は−Y方向に対して、垂直に交差する。
また、第1アクチュエータ150の駆動ピン154は、円弧状で、円弧の+Y側の端部と−Y側の端部とを結ぶ直線がY軸に沿う地板110の長孔115bを走行するので、X軸方向の振動等が加わった場合も、ストッパ176は、駆動ピン154の回転を規制し、羽根部材130a、130b、130cの位置を維持できる。
コントロール部16は、例えば、1つ又は複数のCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、汎用メモリ等から構成され、羽根ユニット100の制御や赤外線画像の撮像ムラの補正等を行う。
赤外線撮像装置では、筐体から赤外線撮像素子に伝導する熱や赤外線撮像素子の発熱等によって、均一な温度の撮像対象を撮像した場合であっても、撮像した赤外線画像にムラが生じる(いわゆる、シェーディングと呼ばれる現象)。
そこで、本実施の形態では、コントロール部16は、羽根ユニット100の羽根部材130a、130b、130cによって地板110の開口111を閉鎖し、均一な温度面として羽根部材130a、130b、130cの赤外線画像を撮像素子14で撮像する。コントロール部16は、撮像した羽根部材130a、130b、130cの赤外線画像を表す画像データを、補正データとして汎用メモリに記憶する。コントロール部16は、撮像素子14が撮像した撮像対象の赤外線画像を表す画像データから、汎用メモリに記憶した補正データを、対応する画素毎に減算して、撮像対象の赤外線画像の撮像ムラを補正する。
なお、コントロール部16は、例えば、撮像ムラを補正した赤外線画像を表す画像データを図示しないディスプレイに出力し、ディスプレイに撮像ムラを補正した赤外線画像を表示させる。
図4、図5、図8、図9を参照して、羽根ユニット100の動作を説明する。
例えば、初期状態を、図4に示すように、羽根部材130a、130b、130cが地板110の開口111を開放し、制御部材170のストッパ176が地板110の長孔115b上に位置し、第1アクチュエータ150の駆動ピン154の回転を規制している状態とする。
初期状態では、羽根部材130a、130b、130cが地板110の開口111を開放しているので、第1アクチュエータ150の駆動ピン154は、地板110の長孔115bの−Y側の端部に位置している。また、制御部材170のストッパ176が第1アクチュエータ150の駆動ピン154の回転を規制しているので、第2アクチュエータ160の駆動ピン164は、地板110の長孔115aの−X側の端部に位置している。
次に、撮像装置10が、動画の赤外線画像を撮像する動作について説明する。
例えば、コントロール部16が動画を撮像する指示を受けた場合、コントロール部16は、第1アクチュエータ150と第2アクチュエータ160に駆動信号を送信する。これにより、コントロール部16は、羽根ユニット100を、図5に示すように、羽根部材130a、130b、130cが地板110の開口111を閉鎖し、制御部材170のストッパ176が第1アクチュエータ150の駆動ピン154の回転を規制した状態とする。
この場合、羽根ユニット100は、羽根部材130a、130b、130cが地板110の開口111を閉鎖した状態で、羽根部材130a、130b、130cの位置を維持できるので、撮像装置10が振動、衝撃等を受けた場合であっても、羽根ユニット100は羽根部材130a、130b、130cから撮像レンズ12を透過した赤外線が漏れること等を防ぐことができる。したがって、撮像装置10は良好な補正データを取得できる。
この場合、羽根ユニット100は、羽根部材130a、130b、130cが地板110の開口111を開放した状態で、羽根部材130a、130b、130cの位置を維持できるので、撮像装置10が振動、衝撃等を受けた場合であっても、羽根ユニット100は羽根部材130a、130b、130cの映り込みや撮像素子14に入射する光量の低下等を防ぐことができる。したがって、撮像装置10は撮像対象の赤外線画像を表す良好な画像データを取得できる。
コントロール部16は、撮像対象の赤外線画像の撮像を再開し、新たに記憶させた補正データから撮像された赤外線画像の撮像ムラを補正し、ディスプレイに撮像ムラを補正した赤外線画像を表示させる。
これにより、例えば、撮像装置10の周囲環境が変化し撮像素子10に伝導する熱等が変化した場合であっても、撮像装置10は高精度で撮像ムラを補正できる。
羽根ユニット100は、制御部材170のストッパ176のY軸方向への移動が規制されているので、Y軸方向に振動等が加わった場合であっても、制御部材170のストッパ176は移動せず、第1アクチュエータ150の駆動ピン154の回転をさらに規制し、羽根部材130a、130b、130cの位置を維持できる。
図2〜図10を参照して、本実施の形態に係る撮像装置20について説明する。
実施の形態1においては、撮像装置10は赤外線画像を撮像したが、撮像される画像は赤外線画像に限られない。
羽根ユニット200は、実施の形態1における羽根ユニット100の羽根部材130a、130b、130cと連結レバー140とが、アルミニウム等の金属に代えて、PET(Polyethylene Terephthalate)樹脂等の合成樹脂から構成される点が、羽根ユニット100と異なる。
その他の構成、動作は、図2〜図7に示すように、実施の形態1における羽根ユニット100と同様である。
コントロール部26は、実施の形態1におけるコントロール部16と同様に、1つ又は複数のCPU、ROM、汎用メモリ等から構成される。
撮像装置20が撮像を待機している状態では、コントロール部26は撮像素子24で撮像されている可視光画像を表す画像データを図示しないディスプレイに出力し、ディスプレイに可視光画像を表示させており、使用者が撮像対象を連続的に視認可能な状態(すなわちライブビュー状態)となっている。
この場合、羽根ユニット200は、図4に示すように、羽根部材130a、130b、130cが地板110の開口111を開放し、制御部材170のストッパ176が第1アクチュエータ150の駆動ピン154の回転を規制している初期状態にある。
次いで、コントロール部26が第1アクチュエータ150に駆動信号を送信し、羽根部材130a、130b、130cを反時計回りに回転させ、羽根部材130a、130b、130cに地板110の開口111を閉鎖させる。
羽根部材130a、130b、130cが、図9に示すように、地板110の開口111を閉鎖した後、コントロール部26が第2アクチュエータ160に駆動信号を送信し、制御部材170のストッパ176を−X方向に移動させる。これにより、羽根ユニット200は、制御部材170のストッパ176が、図5に示すように、第1アクチュエータ150の駆動ピン154の回転を規制した状態となる。
さらに、第1アクチュエータ150の駆動ピン154は、円弧状に限らず、Y軸方向に沿って移動してもよい。第2アクチュエータ160の駆動ピン164は、円弧状に限らず、X軸方向に沿って移動してもよい。第1アクチュエータ150の駆動ピン154が走行する長孔115b、123a、128aと第2アクチュエータ160の駆動ピン164が走行する長孔115aは、円弧状に限らず、直線状であってもよい。
12、22 撮像レンズ
14、24 撮像素子
16、26 コントロール部
30 電子機器
100、200 羽根ユニット
110 地板
111、121、126 開口
112a、112b、112c、112d、 軸
114 凹部
114a 長辺部
114b 短辺部
115a、115b 長孔
116a、116b 突起部
120 中間板
122a、122b、122c、122d 孔
123a、123b 長孔
125 補助地板
127a、127b、127c、127d 孔
128a、128b 長孔
130a、130b、130c 羽根部材
132a、132b、132c 孔
134a、134b、134c 長孔
140 連結レバー
142 孔
144 長孔
146 連結ピン
150 第1アクチュエータ
152、162 回転子
152a、162a 回転子の軸
153、163 駆動アーム
154、164 駆動ピン
156、166 ボビン
157、167 コイル
158、168 ヨーク
160 第2アクチュエータ
170 制御部材
170a 長辺部
170b 短辺部
172、174 長孔
176 ストッパ
L1、L2 位置
M 直線
Claims (7)
- 開口を有する地板と、
前記開口の少なくとも一部を開閉する羽根部材と、
移動することによって前記羽根部材を駆動する第1駆動部と、
前記第1駆動部の移動を許容又は規制するストッパと、を備え、
前記ストッパは、前記第1駆動部が移動する軌跡上に位置し、前記開口が開放された状態における前記第1駆動部の位置と前記開口が閉鎖された状態における前記第1駆動部の位置とを結ぶ直線に沿った第1方向に対して垂直に交差して、前記第1駆動部の移動を規制し、前記第1駆動部が移動する軌跡上から離脱して前記第1駆動部の移動を許容する、
羽根ユニット。 - 前記ストッパは、前記第1方向に垂直な方向に移動する、
請求項1に記載の羽根ユニット。 - 前記ストッパは、前記第1方向への移動が規制されている、
請求項1又は2に記載の羽根ユニット。 - 第1回転子を有し、前記第1駆動部を前記第1回転子の回転軸を中心に往復回転させる第1電磁アクチュエータと、
第2回転子を有し、前記ストッパを駆動する第2駆動部を前記第2回転子の回転軸を中心に往復回転させる第2電磁アクチュエータと、を備える、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の羽根ユニット。 - 前記第1駆動部は、前記第1方向に垂直な方向を中心に往復し、
前記第2駆動部は、前記第1方向を中心に往復する、
請求項4に記載の羽根ユニット。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の羽根ユニットを備える、撮像装置。
- 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の羽根ユニットを備える、電子機器。
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JP2016028708A JP6823931B2 (ja) | 2016-02-18 | 2016-02-18 | 羽根ユニット並びにこれを備える撮像装置及び電子機器 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11852954B2 (en) | 2020-09-23 | 2023-12-26 | Nidec Copal Corporation | Blade open-close device and electronic device |
-
2016
- 2016-02-18 JP JP2016028708A patent/JP6823931B2/ja active Active
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JP6823931B2 (ja) | 2021-02-03 |
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