JP2017146472A - カートリッジ、及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、安価な構成でローラの曲げ剛性を維持したまま、ローラの感光体に対する回転追従性を向上すること。
【解決手段】感光体と、前記感光体に作用し、芯金軸と前記芯金軸を被覆する被覆層とを有するローラと、前記ローラを回転可能に支持するローラ支持部と、前記ローラの長手方向に関して前記ローラの位置を規制する規制部と、を備えるカートリッジにおいて、前記芯金軸の両端のローラの回転軸線を中心として回転軸線の方向に延びる円筒形状の穴の内周面に設けられ、前記ローラ支持部に回転可能に支持される被支持部を備えている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電子写真感光体(感光体)と感光体に作用するローラを備えた画像形成装置、又は画像形成装置の装置本体に着脱可能なカートリッジに関する。
ここで、画像形成装置とは、電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するものである。そして、電子写真画像形成装置の例としては、例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えばレーザービームプリンタ、LEDプリンタ等)、フアクシミリ装置及びワードプロセッサ等が含まれる。
またプロセスカートリッジとは、感光体及び感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化し、画像形成装置の装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジである。装置本体とはプロセスカートリッジを除いた画像形成装置部分である。
記録媒体とは、画像形成装置によって画像が形成されるものであり、例えば、紙、OHTシート、布などが含まれる。また、電子黒板などの画像表示装置の画像表示部材なども含まれる。
従来、電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置と記す)においては、感光体及び感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化し、画像形成装置の装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。このプロセスカートリッジ方式によれば、画像形成装置のメンテナンスをサービスマンによらずに使用者自身で行うことができるので、格段に操作性を向上させることができる。そこで、このプロセスカートリッジ方式は、画像形成装置において広く用いられている。プロセスカートリッジは、像担持体である感光体ドラム(電子写真感光体ドラム)を有すると共にその感光体ドラムに電荷を付与する電圧印加装置と、感光体ドラムに作用するその他のプロセス手段を有する。そのほかのプロセス手段は一般的に、感光体ドラムに現像剤(以下、「トナー」と称す)を供給する現像手段、転写されずに感光体ドラム表面に残ったトナーを清掃するクリーニング手段である。
電圧印加装置における帯電手段として、導電ローラを用いたローラ帯電方式が近年広く用いられている。ローラ帯電方式では、導電性の弾性ローラである帯電ローラを感光体ドラムに付勢して当接させ、これに電圧を印加することによって感光体ドラム表面への帯電を行う。帯電ローラは芯金軸に、両端以外の長手全域を弾性層で被覆した形体が一般的であり、支持構成としては特許文献1のように芯金軸両端を支持部材によって回転可能に支持する方法が一般的に採用される。そして支持部材が感光体ドラムの径方向に移動可能にプロセスカートリッジの枠体に支持され、かつ圧縮コイルバネで感光体ドラムに向かって所定の押圧力で付勢されることで、帯電ローラが感光体ドラムの回転に従動して回転する構成になっている。
特開2013−109209号公報
しかしながら、近年の画像形成装置の高速化・小型化に伴い、感光体ドラムと帯電ローラの間でスリップが発生しやすくなる。スリップが起こると、帯電ローラがスリップした部分とスリップしなかった部分とで、感光体ドラムの帯電電位に差が生じ、それによって電子写真画像に横スジ状のムラが発生する場合がある。
その対策として、帯電ローラの芯金軸の径を細くすることで支持部材と芯金軸との摺擦トルクを下げることにより、感光体ドラムへの追従性を高めることができる。しかし、芯金軸径を細くするにつれ、帯電ローラの曲げ剛性が低下し、その結果、帯電ローラが感光体ドラムに長手全域が均一に当接しにくくなるという課題が生じる。
そこで、本発明の目的は、帯電ローラの曲げ剛性を維持しつつ感光体ドラムに対する回転追従性を向上する構成を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の代表的な構成は、感光体と、前記感光体に作用し、芯金軸と前記芯金軸を被覆する被覆層とを有するローラと、前記ローラを回転可能に支持するローラ支持部と、前記ローラの長手方向に関して前記ローラの位置を規制する規制部と、を備えるカートリッジにおいて、前記芯金軸の両端のローラの回転軸線を中心として回転軸線の方向に延びる円筒形状の穴の内周面に設けられ、前記ローラ支持部に回転可能に支持される被支持部を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、安価な構成でローラの曲げ剛性を確保したまま、ローラの感光体への回転追従性を向上することができる。
実施例1に係る電子写真画像形成装置を説明する図である。 実施例1に係るプロセスカートリッジの横断面図である。 (a)は実施例1に係るクリーニングユニットの正面図、(b)は実施例1に係る帯電ローラ支持部の断面図である。 実施例1に係るクリーニングユニットの側面図である。 (a)は実施例1〜3に係る帯電ローラに作用する力を模式的に示した図、(b)は従来構成に係る帯電ローラに作用する力を模式的に示した図である。 (a)は実施例2に係る帯電ローラ支持部の断面図、(b)は実施例2に係るクリーニングユニットの側面図である。 (a)は実施例3に係る帯電ローラ支持部の断面図、(b)は実施例3に係るクリーニングユニットの側面図である。 (a)は実施例4に係るクリーニングユニットの正面図、(b)は実施例4に係る帯電ローラ支持部の断面図である。 実施例4に係るクリーニングユニットの側面図である。 実施例4、5に係る帯電ローラに作用する力を模式的に示した図である。 実施例5に係る帯電ローラ支持部の断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
〔実施例1〕
(画像形成装置の構成)
図1は、本実施例に係る電圧印加装置を備えた画像形成装置を示す概略構成図である。画像形成装置は、像担持体(被帯電体)としての感光体ドラム1を備えている。感光体ドラム1の周囲には帯電ローラ2、露光装置103、現像ローラ5、転写ローラ104、クリーニングブレード6が配設されている。像担持体としての感光体ドラム1と、像担持体に作用するプロセス手段としての帯電ローラ2、現像ローラ5及びクリーニングブレード6は、プロセスカートリッジ7として一体化されており、画像形成装置の装置本体100に着脱自在に装着されている。また、装置本体100内には、定着装置106、転写材(紙やシートなどの記録媒体)Pの給送手段としての給送ローラ105及び装置の電気的制御を行うための不図示の電装基板が設けられている。
帯電手段としての帯電ローラ2は、感光体ドラム1表面に所定の押圧力で当接して回転駆動され、帯電バイアス電源(不図示)から帯電ローラ2に対して所定の帯電バイアスを印加して、感光体ドラム1を所定の極性、電位に帯電処理する。現像手段としての現像ローラ5は、トナー収容部31cに収容されているトナーを、感光体ドラム1への当接位置である現像位置まで担持する。そして、感光体ドラム1上に形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー像として現像(可視化)する。現像ローラ5には現像バイアス電源(不図示)から所定の現像バイアスが印加される。転写手段としての転写ローラ104は、感光体ドラム1表面に所定の押圧力で当接して回転駆動され、転写バイアス電源(不図示)から転写ローラ104に対して所定の帯電バイアスを印加する。そして転写ローラ104と感光体ドラム1間の転写ニップに搬送される被転写体としての転写材Pに感光体ドラム1表面のトナー像を転写する。トナー像を転写された転写材Pは定着装置106に搬送され、そこで所定の圧と熱を加えられることによりトナー像が定着される。その後、転写材Pは排出ローラ107にて装置本体100より外に排出される。そしてクリーニング手段としてのクリーニングブレード6は、転写後の感光体ドラム1表面に残った転写残トナーを除去して廃トナー収容部21cに回収する。以下同様にして上記のプロセスを繰り返す。
(プロセスカートリッジの構成)
次にプロセスカートリッジ7の構成について図2をもとに説明する。図2はプロセスカートリッジの断面図である。
プロセスカートリッジ7は、大別して、クリーニングユニット9と現像ユニット4からなる。クリーニングユニット9は、感光体ドラム1、クリーニングブレード6および帯電ローラ2が、クリーニング枠体21に保持されてユニット化されたものである。また、クリーニング枠体21には廃トナー収容部21cが形成されている。一方、現像ユニット4は、現像ローラ5と現像ブレード12が現像枠体31に保持されてユニット化されたものである。また、現像枠体31にはトナー収容部31cが形成されている。現像ユニット4は、長手両端に設けられた不図示の支持部にてクリーニングユニット9に揺動可能に支持されている。そして、現像ユニット4は不図示の加圧バネにより、現像ローラ5が感光体ドラム1に当接する方向に不図示の支持部を中心に回動付勢されている。
プロセスカートリッジ7の長手一端には、装置本体100に設けられた不図示の駆動付与部に係合する駆動入力部が設けられており、感光体ドラム1および現像ローラ5に回転駆動力を伝達する。
(クリーニングユニットの構成)
次にクリーニングユニット9の構成について図3、図4をもとに説明する。図3(a)はクリーニングユニット9の正面図、図3(b)は帯電ローラ2の支持部の断面図あり、図4はクリーニングユニット9の側面図である。
クリーニング枠体21は、図3(a)に示すように、感光体ドラム1の長手両端部を回転可能に支持している。感光体ドラム1の長手一端には駆動入力部1aが設けられており、装置本体100に設けられた不図示の駆動付与部と係合して感光体ドラム1および現像ローラ5に駆動力が伝達される。駆動入力部1aは装置本体100からの駆動力を受ける駆動力受け部である。そして、駆動入力部1aと反対側の側面に、画像形成装置の装置本体100の不図示の給電部と接触する給電部材43が設けられている。
帯電ローラ2は中空の芯金軸2bに、両端を除く長手全域を被覆する被覆層としての導電性の弾性層2aと、芯金軸2bの両端に取り付けられた樹脂から成る端部部材(以降「キャップ2c」と呼ぶ)を有している。芯金軸2bはステンレス鋼板をプレス加工により円筒形状に成形したものである。芯金軸2bの両端のキャップ2c,2cのうち、給電部材43が設けられている側のキャップ2c(図3(a)左側)は導電性を有する樹脂から成る。
(帯電ローラの支持構成)
以降、帯電ローラ2の支持構成について図3(b)をもとに説明する。なお、帯電ローラの支持構成は、図3(a)に示すように、帯電ローラ2の軸線方向(長手方向)の両側において、軸方向中央を中心に左右対称に構成されている。そのため、同等の機能を有する部材、部位には同一の符号を付している。また図3(b)では、帯電ローラの支持構成として、駆動入力側(駆動入力部1aが設けられている側)を例示しており、図示していない給電側(給電部材43が設けられている側)も同様に構成されている。なお、帯電ローラの軸線方向(回転軸方向)と長手方向は平行である。
キャップ2cは、図3(b)に示すように中空の円筒形状で、外周が芯金軸2bの内周と嵌合して固定されている。一方、クリーニング枠体21の側面には、帯電ローラ2を支持するローラ支持部材42が揺動可能に支持されている。帯電ローラ2の両端を支持するローラ支持部材42,42のうち、給電部材43が設けられている側のローラ支持部材42(図3(a)左側)は導電性を有する樹脂から成る。ローラ支持部材42は、揺動中心の穴42c、ローラ支持部42b、および揺動中心の穴42cからローラ支持部42bまでの間をつなぐ腕部42aから構成されている。クリーニング枠体21の側面に設けられたボス21fにローラ支持部材42の穴42cが回転可能に係合している。ローラ支持部42bは長手中央に向かって突出したボス形状を有する。また、ローラ支持部材42はローラ支持部42b付近を加圧バネ44で感光体ドラム1に向かう方向に付勢されている。加圧バネ44は圧縮コイルバネから成る。クリーニング枠体21の側面に、加圧バネ44の座面21gが形成され、加圧バネ44を支持している。キャップ2cには穴2gが設けられており、ローラ支持部42bがキャップ2cの穴2gの内周面である被支持部2eに係合している。穴2gは、回転軸線の方向に関して帯電ローラ2の両端部に配置されて、帯電ローラ2の回転軸線を中心として回転軸線の方向に延びる円筒形状の穴である。被支持部2eの内径はローラ支持部42bの外径よりもわずかに大きく設定している。
以上のように、帯電ローラ2を感光体ドラム1の方向へ付勢する付勢手段41を、弾性部である加圧バネ44と、ローラ支持部材42(揺動可能な腕部42aと、ローラ支持部42b)により構成する。このように構成することで、帯電ローラ2は加圧バネ44によって被支持部2eが感光体ドラム1の軸中心に向かって付勢され、なおかつ回転可能に支持される。
加圧バネ44の付勢力は帯電ローラ2が感光体ドラム1に当接した状態で500gfの付勢力を発生するように設定している。本実施例では弾性部の一例として圧縮コイルばねを例示しているが、圧縮コイルばねに限定するものではなく、所望の付勢力を発生させることができればいかなる構成でも構わない。
また、駆動入力部1a側の付勢手段41、ボス21fおよび座面21gは、反対側(給電部材43側)の付勢手段41、ボス21fおよび座面21gに対し、感光体ドラム1の軸中心を回転中心として、感光体ドラム1の回転方向上流側に所定の角度(ここでは1.2°)回転させた位置に配置している。すなわち感光体ドラム1の回転軸に対して帯電ローラ2の回転軸は、駆動入力部1a側の軸端が給電部材43側の軸端より感光体ドラム1の回転方向上流側に位置するように傾けられている。そうすることで、感光体ドラム1が回転を始めると、帯電ローラ2は駆動入力部1a側(図3(a)右側)に斜行し、ローラ支持部材42の内側面42dに帯電ローラ2の側端面2fが当接して長手方向に位置決めされる。すなわち、ローラ支持部材の内側面42dが規制面(規制部)、帯電ローラ2の側端面2fが被規制面としてそれぞれ作用する。
また、給電部材43の一端を給電部材43側(図3(a)左側)の加圧バネ44と座面21gとの間に設けている。加圧バネ44は鉄系の鋼材から成り、導電性を有している。また、芯金軸2bは前述したようにステンレス鋼板から成り、同じく導電性を有している。すなわち、以上のように構成することで、画像形成装置の装置本体100の不図示の給電部から、給電部材43、加圧バネ44、ローラ支持部材42、キャップ2cを経由して帯電ローラ2に所望の電圧が印加される。
(帯電ローラの回転動作)
次に帯電ローラの回転動作について図5をもとに本実施例の構成と比較例の構成(従来構成)とを対比して説明する。図5(a)は本実施例での帯電ローラ2にかかる力を模式的に示した図であり、図5(b)は比較例での帯電ローラ2にかかる力を模式的に示した図である。図中の実線矢印は帯電ローラ2にかかる力を示し、点線矢印は帯電ローラ2以外の部品に係る力を示している。なお、帯電ローラ2には重力が作用しているが、本実施例と比較例で等しく作用し、かつ作用効果は重力方向によらないため省略している。
比較例では図5(b)に示すとおり、帯電ローラ102は中実の芯金軸102bの両端を樹脂から成るローラ支持部材142によって外周支持されている。さらにローラ支持部材142はクリーニング枠体の支持部121bによって感光体ドラム1の径方向に移動可能に支持され、かつ加圧バネ141で感光体ドラム1の方向に付勢されている。以降の説明で、帯電ローラ2が感光体ドラム1に向かう方向を矢印uで表し、矢印uに対し垂直で感光体ドラム1の回転方向下流側に向かう方向を矢印vで表す。
帯電ローラ2は感光体ドラム1に対しスリップすることなく従動回転することが要求される。帯電ローラ2の矢印u方向に作用する力は、加圧バネ44、141が感光体ドラム1の方向に付勢する付勢力Fと、感光体ドラム1が付勢力Fに抗して帯電ローラ2を支持する抗力F'がある。両者はつりあっているので、以下の式1となる。
F=F' …(式1)
また、矢印v方向に作用する力は、感光体ドラム1が帯電ローラ2の弾性層2a表面において感光体ドラム1の回転方向に引っ張られる摩擦力T1と、帯電ローラ2の被支持部2e、102eにおいて回転を妨げる摩擦力T2がそれぞれの構成で存在する。比較例の場合、被支持部102eは芯金軸102bの外周であり、本実施例での被支持部2eはキャップ2cの内周である。摩擦力は垂直抗力に比例するので、それぞれ以下の式2、式3となる。
T1=μ1・F …(式2)
T2=μ2・F …(式3)
ここで、μ1は感光体ドラム1の表面と帯電ローラ2の弾性層2a表面との摩擦係数である。またμ2は、比較例ではローラ支持部材142と被支持部である芯金軸102bの外周との摩擦係数であり、本実施例ではローラ支持部42bと被支持部2eとの摩擦係数である。しかし、材料を適宜選択すれば両者の摩擦係数を等しくすることは可能であるので、ここでは両構成で等しいものと仮定する。帯電ローラ2を感光体ドラム1に追従回転させるためには、帯電ローラ2の軸中心のモーメントの釣り合いで、感光体ドラム1に追従する方向(図中反時計回り)のモーメントが被支持部の摩擦負荷モーメント(図中時計回り)により大きいことが必要である。すなわち、以下の式4となる。
R・T1>r・T2 …(式4)
ここで、Rは帯電ローラの弾性層2a、102aの半径、rは被支持部2e、102eの半径である。上記式4に上記式1〜式3を代入して整理すると、以下の式5となる。
μ1・R>μ2・r …(式5)
このことから、感光体ドラム1に対する回転追従性を向上するには、帯電ローラの弾性層2aの半径Rを大きくするか、被支持部の半径rを小さくすることが有効であることが分かる。帯電ローラの弾性層2aの半径R、すなわち最外径を大きくすることは、プロセスカートリッジの大型化や帯電ローラのコストアップにつながるために望ましくない。追従性を向上するには被支持部の半径rを小さくすることが望ましい。帯電ローラ2の曲げ剛性を確保するために、芯金軸2bの外径はある程度の太さを確保する必要があるが、本実施例の構成にすることによって、被支持部2eの半径rを小さく設定できる。そのため、感光体ドラム1に対する回転追従性を比較例と比べて向上させることができる。
(帯電ローラの並進動作)
本実施例の構成にすることで、感光体ドラム1に対して、矢印u方向の並進追従性を向上させることもできる。以下に説明する。比較例では図5(b)に示すように、帯電ローラ102には、矢印v方向に摩擦力T1と摩擦力T2と、矢印vの反対方向にローラ支持部材142が芯金軸102bを支持する力T4が作用し、つりあっている。すなわち、以下の式6となる。
T4=T1+T2 …(式6)
したがって、クリーニング枠体の支持部121bは、ローラ支持部材142をT4の力で支持している。そうすると、ローラ支持部材142には、矢印u方向または逆方向に垂直抗力T4に比例した摩擦力W1が発生する。摩擦係数をμ3で表すと、摩擦力W1は、以下の式7(式6を代入)となる。
W1=±μ3・T4
=±μ3(T1+T2) …(式7)
一方、本実施例では、図5(a)に示すように、帯電ローラ2には、矢印v方向に摩擦力T1、矢印vの反対方向に摩擦力T2と、ローラ支持部材42が帯電ローラ2を支持する力T3が作用し、つりあっている。すなわち、以下の式8となる。
T3=T1−T2 …(式8)
ボス21fにはT3と同じ大きさで反対方向の力T3'がかかる。ボス21fと穴42cとの間の摩擦係数をμ4で表すと、帯電ローラ2が矢印u方向に揺動する時、ボス21fのローラ支持部材42の支持部sにおいて、矢印u方向に以下の摩擦力W2が発生する。すなわち、以下の式9(式8を代入)となる。
W2=±μ4・T3'
=±μ4(T1−T2) …(式9)
帯電ローラ2での付勢力Fに抗する矢印u方向の摩擦力W3は、ローラ支持部材42のレバー比より、穴42cの中心からローラ支持部42bの中心までの距離をL1と、穴42cの中心から支持部sまでの距離をL2とすると、以下の式10(式9を代入)となる。
W3=±L2/L1・W2
=±L2/L1・μ4(T1−T2) …(式10)
距離L2に比べて距離L1は十分大きいため、レバレッジ効果により摩擦力W3は摩擦力W2に比べて著しく小さくなる。帯電ローラ2の矢印u方向の摩擦力を比較する。摩擦係数μ3とμ4は材料を適宜選択すれば両者の摩擦係数を等しくすることは可能であるので、ここではμ3=μ4と仮定する。すると、比較例の摩擦力W1に対し、本実施例の摩擦力W3は著しく小さくなることが式7と式10を比較して明らかである。換言すると、比較例では、摩擦力W1が矢印v方向の摩擦力T1とT2の和に比例するのに対し、本実施例では、摩擦力W3は矢印v方向の摩擦力T1とT2の差に比例し、なおかつレバレッジ効果により、著しく抑えられるのである。矢印u方向の摩擦力が低いということはすなわち、感光体ドラム1に対する矢印u方向の並進追従性が向上することに他ならない。近年の画像形成装置の高速化に伴い、感光体ドラム1の微小な半径の変化にも帯電ローラ2が確実に並進追従することが望まれているが、本実施例のとおり構成することによって高速化に対応することがより容易になる。
帯電ローラ2が感光体ドラム1を常にムラなく一様に帯電するためには、スリップせず常に従動回転する、すなわち回転追従性が優れていると同時に、感光体ドラム1から離間することなくニップを常に一定に保つ、すなわち並進追従性が優れている必要がある。一方でも損なうと、常にムラなく一様に帯電することができないので、これらの両方を同時に一定レベル以上にすることに大きな意味がある。
以上説明したように、本実施例によれば、帯電ローラ2の所望の曲げ剛性を維持したまま帯電ローラ2の感光体ドラム1への回転追従性、及び並進追従性を同時に向上することができる。その結果、高品位な電子写真画像を安定的に提供することができる。また、同時に給電部材43側のキャップ2cとローラ支持部42bとの摺擦速度が下がることにより、摺擦部の電気抵抗の変化を抑えることができる。そのことも高品位な電子写真画像の安定的な提供に資する。
〔実施例2〕
実施例2に係る構成について、図6をもとに説明する。図6(a)は帯電ローラ支持部の断面図であり、図6(b)はクリーニングユニット9の側面図である。
実施例1では付勢手段41を、加圧バネ44とローラ支持部材42で構成しているが、本実施例では付勢手段41を弾性を有する一部品で構成している。付勢手段41を、弾性を有するバネ線材で形成しており、一端41dをクリーニング枠体21の側面に設けた固定穴21hに固定させている。付勢手段41の一端41dは固定穴21hに対し回転方向、抜け方向(軸方向)ともに固定されている。ローラ支持部である付勢手段41の反対側の一端41bは、腕部41aより長手中央に向かって90度屈曲している。一端41bは帯電ローラ2の穴2gの内周面である被支持部2eに係合している。被支持部2eの内径は付勢手段41の線径よりもわずかに大きく設定している。そして帯電ローラ2が感光体ドラム1に当接している状態で、腕部41aがたわんで所望の付勢力(ここでは500gf)を発生させるように付勢手段41を配置する。
このように付勢手段41を、弾性部であって揺動可能な腕部41aと、ローラ支持部である一端41bを有する一部品で構成することで、実施例1で得られる効果を発揮しつつ、さらに実施例1の構成と比べて部品を削減することができる。
〔実施例3〕
実施例3に係る構成について、図7をもとに説明する。図7(a)は帯電ローラ支持部の断面図であり、図7(b)はクリーニングユニット9の側面図である。
実施例2では付勢手段41を、弾性を有する一部材としてバネ線材で構成しているが、本実施例では、付勢手段を特にねじりコイルばねで構成している。
付勢手段41は、巻線部41eがクリーニング枠体21の側面に設けられたバネ係合ボス21aに係合して係止されている。ローラ支持部である付勢手段41の一端41bは、腕部41aより巻線軸と平行な方向に90度屈曲しており、長手中央に向かって伸びている。バネ係合ボス21aは、腕部41aが帯電ローラ2を感光体ドラム1の軸中心に向かって付勢する位置に設けられている。ローラ支持部である付勢手段41の一端41bは、帯電ローラ2の穴2gの内周面である被支持部2eに係合している。被支持部2eの内径は付勢手段41の線径よりもわずかに大きく設定している。そして帯電ローラ2が感光体ドラム1に当接している状態で、巻線部41eが弾性変形して所望の付勢力(ここでは500gf)を発生させるように付勢手段41を配置する。また、付勢手段41の一端41bと反対側の一端41cはクリーニング枠体21に設けられた係止部21eに係止されている。
このように付勢手段41をねじりコイルばねで構成することによって、実施例1で得られる効果を発揮しつつ、さらに実施例2の構成と比べて巻線部を設けたことでバネ定数を下げることができる。そのため、使用時に発生するバネ力の製造ばらつきを大幅に抑制することができる。そして付勢力をさらに安定させることができる。
〔実施例4〕
実施例4に係る構成について、図8、図9をもとに説明する。図8(a)はクリーニングユニット9の正面図、図8(b)は帯電ローラ支持部の断面図である。図9はクリーニングユニット9の側面図である。
実施例3では付勢手段41としてねじりコイルばねを用いているが、特に線径が細い場合、サイズを小さくできる半面、帯電ローラ2の支持部である一端41bのたわみが大きくなり、帯電ローラ2の感光体ドラム1の周方向の位置が不安定になる懸念がある。本実施例では、上記懸念に鑑みて一端41bのたわみを軽減可能な構成を示す。特に記載が無い箇所に関しては実施例3の構成に準ずる。
図8(b)に示すように、ローラ支持部である付勢手段41の一端41bは、腕部41aより巻線軸と平行な方向(軸方向)に90度屈曲しており、クリーニング枠体21に設けられた長穴21bを貫通して長手中央に向かって伸びている。そして腕部41aの先端付近が前述の帯電ローラ2の穴2gの内周面である被支持部2eに係合している。長穴21bは図9に示すように、長穴の短手は付勢手段41の線径よりもわずかに大きく、長穴の長手は腕部41aの回転軌跡に沿って長く伸びている。
このように構成することで、長穴21bが腕部41aと一端41bとの曲げ根元を支持することで、帯電ローラ2の感光体ドラム1の円周方向の変動を規制し、帯電ローラ2の位置を安定化することができる。
(帯電ローラの並進動作)
本実施例の構成においては、帯電ローラ2の感光体ドラム1に対する並進追従性のメカニズムが、実施例1〜3の構成と異なるため以下に説明する。なお、帯電ローラ2の感光体ドラム1に対する回転追従性のメカニズムは実施例1〜4の構成と同じであるため、説明を省略する。以下、図5(b)および図10をもとに比較例(従来構成)と本実施例の構成とを対比して説明する。図5(b)は比較例での帯電ローラ2にかかる力を模式的に示した図であり、図10は本実施例での帯電ローラ2にかかる力を模式的に示した図である。図中の実線矢印は帯電ローラ2にかかる力を示し、点線矢印は帯電ローラ2以外の部品に係る力を示している。なお、帯電ローラ2には重力が作用しているが、比較例と本実施例で等しく作用し、かつ作用効果は重力方向によらないため省略している。
本実施例では、図10に示すように、帯電ローラ2には、矢印v方向に摩擦力T1、矢印vの反対方向に摩擦力T2と、付勢手段41が帯電ローラ2を支持する力T3が作用し、つりあっている。すなわち、以下の式11となる。
T3=T1−T2 …(式11)
ローラ支持部である付勢手段41の一端41bが矢印v方向の力を受けてたわむと、長穴21bに当接する。そして長穴21bは一端41bを力T3で支持する。そうすると、一端41bと長穴21bとの間には、矢印u方向または逆方向に、垂直抗力T3に比例した摩擦力W4が発生する。摩擦係数をμ5で表すと、摩擦力W4は、以下の式12(式11を代入)となる。
W4=±μ5・T3
=±μ5(T1−T2) …(式12)
帯電ローラ2の矢印u方向の摩擦力を比較する。比較例の摩擦力W1は式7に示されるように力T1とT2の和に比例するのに対し、本実施例での摩擦力W4は、式12に示されるように力T1とT2の差に比例する。摩擦係数μ3とμ5は材料を適宜選択すれば両者の摩擦係数を等しくすることは可能であるので、ここではμ3=μ5と仮定する。すると、比較例の摩擦力W1に対し、本実施例の摩擦力W4は小さくなることが明らかである。矢印u方向の摩擦力が低いということは、すなわち感光体ドラム1に対する矢印u方向の並進追従性が向上することに他ならない。
以上のように、ローラ支持部である一端41bを支持する長穴21bをクリーニング枠体21に設けることによって、実施例1で得られる効果を発揮しつつ、さらに帯電ローラ2の位置の安定性が向上する。これにより、感光体ドラムの帯電ムラを抑制することができ、より高品位な画像の形成が実現できる。
〔実施例5〕
実施例5に係る構成について、図11をもとに説明する。図11は帯電ローラ支持部の断面図である。
本実施例では、図11に示すように、帯電ローラ2の軸端にキャップ2cを設けずに、直接付勢手段41を帯電ローラ2に当接させる構成としている。
本実施例では、帯電ローラ2の芯金軸2bは中実の金属軸で、両端に軸方向の端部から中央側に向けて凹状の凹部2mを設けている。凹部2mの奥側に内径を入口側よりも一段細くした穴2gを設け、この穴2gの内周面に被支持部2eを設けている。被支持部2eの内径は、ねじりコイルばねから成る付勢手段41の線径よりもわずかに大きく設定している。被支持部2eの内周面は付勢手段41が摺擦して削れないように、表面粗さを細かく仕上げている。付勢手段41のクリーニング枠体21への取り付けは、実施例4と同様、バネ係合ボス21aに巻線部41eを係合し、ローラ支持部である一端41bを長穴21bに貫通させている。
以上のように、帯電ローラ2の芯金軸2bで被支持部2eを形成することによって、実施例1で得られる効果を発揮しつつ、さらにキャップ2cに相当する部材がないぶん製造コストを下げられる。
〔他の実施例〕
なお、前述した実施例では、本発明の電圧印加装置をプロセスカートリッジに組み込んだ例を示したが、これに限るわけではない。例えば、本発明の電圧印加装置を、カートリッジ方式を採用しない画像形成装置に組み込んでもよい。また、帯電ローラと付勢部材が設けられた枠体のみの最小単位でプロセスカートリッジまたは画像形成性装置の装置本体に着脱可能に構成されていてもよい。
また前述した実施例では、被帯電体を帯電するローラとして帯電ローラ2を例示したが、これに限定されるものではなく、たとえば転写ローラ104や現像ローラ5に適用しても同様の効果を発揮する。
また前述した実施例では、感光体ドラム1からトナー像が転写される被転写体としての転写材Pは、紙やシートなどの記録媒体である場合の例を説明した。しかし、被転写体は感光体ドラム1からトナー像が転写される中間転写ベルトなどの無端状のベルトであってもよい。
また前述した実施例では、プロセスカートリッジを1つ使用しているが、この使用個数は限定されるものではなく、必要に応じて適宜設定すれば良い。
また前述した実施例では、画像形成装置の装置本体に対して着脱自在なプロセスカートリッジとして、感光体ドラムと、該感光体ドラムに作用するプロセス手段としての帯電手段,現像手段,クリーニング手段を一体に有するプロセスカートリッジを例示した。しかし、これに限定されるものではなく、感光体ドラムの他に、帯電手段、現像手段、クリーニング手段のうち、いずれか1つを一体に有するプロセスカートリッジであっても良い。
また前述した実施例では、画像形成装置としてプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置であってもよい。これらの画像形成装置における電圧印加装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
1 …感光体ドラム
1a …駆動入力部
2 …帯電ローラ
2a …弾性層
2b …芯金軸
2c …キャップ
2e …被支持部
2g …穴
2m …凹部
7 …プロセスカートリッジ
9 …クリーニングユニット
21 …クリーニング枠体
21a …バネ係合ボス
21b …長穴
21f …ボス
21g …座面
21h …固定穴
41 …付勢手段
41a …腕部
41b …一端(ローラ支持部)
41e …巻線部
42 …ローラ支持部材
42a …腕部
42b …ローラ支持部
42c …穴
43 …給電部材
44 …加圧バネ
100 …装置本体

Claims (26)

  1. 感光体と、前記感光体に作用し、芯金軸と前記芯金軸を被覆する被覆層とを有するローラと、前記ローラを回転可能に支持するローラ支持部と、前記ローラの長手方向に関して前記ローラの位置を規制する規制部と、を備えるカートリッジにおいて、
    前記芯金軸の両端のローラの回転軸線を中心として回転軸線の方向に延びる円筒形状の穴の内周面に設けられ、前記ローラ支持部に回転可能に支持される被支持部を備えていることを特徴とするカートリッジ。
  2. 前記芯金軸は、中空の軸であり、
    前記芯金軸の両端に嵌合して固定される端部部材を有し、前記端部部材に前記被支持部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ。
  3. 前記芯金軸は、中実の軸であり、
    前記芯金軸の両端に軸方向の端部から中央側に向けて凹状の凹部を設け、
    前記被支持部は、前記凹部の軸方向の中央側に端部よりも内径を細くした穴に設け、前記穴の内周面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ。
  4. 前記ローラを前記感光体に向けて付勢する付勢手段を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  5. 前記付勢手段は、弾性を有する一部材で構成されていることをと特徴とする請求項4に記載のカートリッジ。
  6. 前記付勢手段は、ねじりコイルばねであることを特徴とする請求項4に記載のカートリッジ。
  7. 前記ローラ支持部は、前記ローラの軸方向に設けられており、
    前記ローラ支持部を前記軸方向に貫通させ、前記ローラの前記感光体の周方向の変動を規制する穴を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のカートリッジ。
  8. 給電部から給電を受ける給電部材を有し、
    前記給電部材は、前記付勢手段に接触しており、前記付勢手段を通して前記ローラに電圧が印加されることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載のカートリッジ。
  9. 前記給電部材は、前記長手方向に関して、前記感光体に駆動力を入力される側とは反対側に設けられていることを特徴とする請求項8に記載のカートリッジ。
  10. 前記ローラは、前記感光体の軸を中心として、前記感光体に前記駆動力を入力される側が、前記給電部材が設けられている側に対し、前記感光体の回転方向上流側に位置するよう、前記感光体の軸に対して前記ローラの回転軸が傾けられていることを特徴とする請求項9に記載のカートリッジ。
  11. 前記ローラは前記感光体を帯電する帯電ローラであることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  12. 前記ローラは前記感光体にトナーを付着させる現像ローラであることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  13. 前記ローラは前記感光体に形成されたトナー像を被転写体に転写させる転写ローラであることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  14. 感光体と、前記感光体に作用し、中空の芯金軸と前記芯金軸を被覆する被覆層とを有するローラと、前記ローラを回転可能に支持するローラ支持部と、前記ローラの長手方向に関して前記ローラの位置を規制する規制部と、を備え、記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
    前記芯金軸の両端のローラの回転軸線を中心として回転軸線の方向に延びる円筒形状の穴の内周面に設けられ、前記ローラ支持部に回転可能に支持される被支持部を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  15. 前記芯金軸は、中空の軸であり、
    前記芯金軸の両端に嵌合して固定される端部部材を有し、前記端部部材に前記被支持部を設けたことを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 前記芯金軸は、中実の軸であり、
    前記芯金軸の両端に軸方向の端部から中央側に向けて凹状の凹部を設け、
    前記被支持部は、前記凹部の軸方向の中央側に端部よりも内径を細くした穴に設け、前記穴の内周面に設けられていることを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
  17. 前記ローラを前記感光体に向けて付勢する付勢手段を有することを特徴とする請求項14乃至16のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  18. 前記付勢手段は、弾性を有する一部材で構成されていることをと特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 前記付勢手段は、ねじりコイルばねであることを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  20. 前記ローラ支持部は、前記ローラの軸方向に設けられており、
    前記ローラ支持部を前記軸方向に貫通させ、前記ローラの前記感光体の周方向の変動を規制する穴を有することを特徴とする請求項14乃至19のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  21. 給電部から給電を受ける給電部材を有し、
    前記給電部材は、前記付勢手段に接触しており、前記付勢手段を通して前記ローラに電圧が印加されることを特徴とする請求項17乃至20のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  22. 前記給電部材は、前記長手方向に関して、前記感光体に駆動力を入力される側とは反対側に設けられていることを特徴とする請求項21に記載の画像形成装置。
  23. 前記ローラは、前記感光体の軸を中心として、前記感光体に前記駆動力を入力される側が、前記給電部材が設けられている側に対し、前記感光体の回転方向上流側に位置するよう、前記感光体の軸に対して前記ローラの回転軸が傾けられていることを特徴とする請求項22に記載の画像形成装置。
  24. 前記ローラは前記感光体を帯電する帯電ローラであることを特徴とする請求項14乃至23のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  25. 前記ローラは前記感光体にトナーを付着させる現像ローラであることを特徴とする請求項14乃至23のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  26. 前記ローラは前記感光体に形成されたトナー像を被転写体に転写させる転写ローラであることを特徴とする請求項14乃至23のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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