JP2017145974A - 燃焼バーナ及び燃焼バーナのメンテナンス方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃焼バーナにおいて、耐久性の高さを維持しつつ、メンテナンスが容易とする。
【解決手段】固体燃料と空気とを混合した燃料ガスを吹き込み可能な燃料ノズルと、該燃料ノズルの外側から空気を吹き込み可能な燃焼用空気ノズルと、燃料ノズルの先端における軸心側に設けられる少なくとも1つの保炎器と、を備える。保炎器は、燃料ノズルの先端に配置され、燃料ノズルの先端に向かうにしたがって、幅が広くなる形状である保炎部材と、保炎部材の燃料ガスの流れ方向の上流側の延長線上に配置された板形状の整流板と、を有し、保炎部材は、幅が広くなる面に耐摩耗部材が配置され、整流板は、少なくとも一部に耐摩耗部材が配置されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、発電用または工場用などのために蒸気を生成するためのボイラに適用される燃焼バーナに関するものである。
例えば、従来の微粉炭焚きボイラは、中空形状をなして鉛直方向に設置される火炉を有し、この火炉壁に複数の燃焼バーナが周方向に沿って配設されると共に、上下方向に複数段にわたって配置されている。この燃焼バーナは、石炭が粉砕された微粉炭(燃料)と1次空気(空気)との混合気が供給されると共に、高温の燃焼用空気が供給され、この混合気と燃焼ガス燃焼用空気を火炉内に吹き込むことで火炎を形成し、この火炉内で燃焼可能となっている。そして、この火炉は、上部に煙道が連結され、この煙道に排ガスの熱を回収するための過熱器、再熱器、節炭器などが設けられており、火炉での燃焼により発生した排ガスと水との間で熱交換が行われ、蒸気を生成することができる。
ここで、微粉炭焚きのボイラの燃焼バーナは、燃料が固体であるため、燃料が流通する領域に配置されている部材に燃料が接触する。このため、燃料の通路等に摩耗が生じる恐れがある。これに対して、特許文献1には、通路や内部に配置された整流板を高クロム鋼で形成すること、また、セラミックスやサーメット等の硬質材料でライニングすることが記載されている。
特開2005−265354号公報
燃焼バーナは、耐摩耗部材を設けることで、耐久性を向上させることができる。燃焼バーナは、耐摩耗部材を設け、耐久性を向上させることで、部品の交換、補修等のメンテナンスの頻度を減らすことができるが、部品の交換、補修が生じる場合がある。この場合、耐摩耗部材が設けられていることで、メンテナンスが手間になる場合がある。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、耐久性の高さを維持しつつ、メンテナンスが容易となる燃焼バーナ及び燃焼バーナのメンテナンス方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の燃焼バーナは、固体燃料と空気とを混合した燃料ガスを吹き込み可能な燃料ノズルと、該燃料ノズルの外側から空気を吹き込み可能な燃焼用空気ノズルと、前記燃料ノズルの先端に向かうにしたがって、幅が広くなる拡幅部を有し、前記燃料ノズルの先端における軸心側に設けられる少なくとも1つの保炎器と、前記保炎器の前記燃料ガスの流れ方向の上流側の延長線上に配置された板形状の整流板と、を備え、前記保炎器は、幅が広くなる面に耐摩耗部材が配置され、前記整流板は、少なくとも一部に耐摩耗部材が配置されていることを特徴とする。
燃焼バーナは、保炎器の幅が広くなる部分と、整流板の少なくとも一部に耐摩耗部材を設けることで、摩耗しやすい部分を保護することができ、耐久性を高くすることができる。また、耐摩耗部材を選択的に配置することで、メンテナンス時に耐摩耗部材を設ける手間を少なくすることができ、メンテナンスしやすくすることができる。これにより、耐久性の高さを維持しつつ、メンテナンスが容易となる。
また、前記整流板は、前記保炎器と離間していることが好ましい。保炎器と整流板とを分離構造とすることで、それぞれの部品を別々に交換することができる。これによりメンテナンスを簡単にすることができる。
また、前記保炎器は、前記燃料ガスの流れ方向の上流側の端面を、前記燃料ガスの流れ方向に直交する面であることが好ましい。これにより、燃焼ガス中の固形物で保炎器の端面が削れにくくすることができ、保炎器の摩耗の発生を抑制できる。
また、前記整流板は、前記燃料ガスの流れ方向において、前記燃料ガスの流れ方向と平行な面の、前記燃料ガスの流れ方向の上流側の端部から全長の50%以下の範囲に前記耐摩耗部材が配置されていることが好ましい。これにより、摩耗しやすい部分に選択的に耐摩耗部材を配置することができ、耐摩耗処理を少なくすることができる。これにより、メンテナンスを簡単にすることができる。
また、前記整流板は、前記燃料ガスの流れ方向の上流側の端面に前記耐摩耗部材を配置されていることが好ましい。これにより、燃焼ガス中の固形物が接触しやすい部分を保護することができ、耐摩耗性を高くすることができる。
また、前記整流板は、前記燃料ガスの流れ方向の上流側の端面が、前記燃料ガスの流れ方向に直交する面であることが好ましい。これにより、燃焼ガス中の固形物で整流板の端面が削れにくくすることができ、保炎器の摩耗の発生を抑制できる。
また、前記燃料ノズルは、前記整流板と対面する位置に突起部を有し、前記整流板は、前記突起部と噛み合い、前記突起部の周囲を覆う凹部を有し、前記凹部で前記突起部を挟み、前記燃料ノズルに固定されることが好ましい。これにより、整流板で突起部を保護することができ、メンテナンス時に燃料ノズル側に固定された突起部の交換が生じることを抑制できる。これによりメンテナンス性を向上させることができる。
また、前記耐摩耗部材は、高クロム鋼で形成されることが好ましい。これにより、耐摩耗部材を整流板、保炎器に設置する際の作業量を低減することができ、メンテナンス性を高くすることができる。
また、前記耐摩耗部材は、金属にセラミックが埋め込まれた構造であることが好ましい。これにより、耐摩耗部材を整流板、保炎器に設置する際の作業量を低減することができ、メンテナンス性を高くすることができる。
また、前記保炎器と前記整流板の少なくとも一方は、前記燃料ノズルに露出して配置された永久磁石を有する構造ことが好ましい。これにより、外部から永久磁石の磁力を確認することで、磁石の摩耗状態を検出でき、磁石の摩耗状態から、整流板、保炎器の摩耗状態を検出することができる。摩耗状態を検出しやすくできることで、メンテナンスを適切に行うことができる。
また、前記保炎器は、水平方向に沿って鉛直方向に所定隙間をもって平行をなす2つの第1保炎部材と、鉛直方向に沿って水平方向に所定隙間をもって平行をなす2つの第2保炎部材とが交差するように配置されることが好ましい。これにより、火炎を燃料ノズルの内部より確実に形成することができ、メンテナンス性、耐摩耗性に優れた燃焼バーナとすることができる。
上記の目的を達成するための本発明の燃焼バーナのメンテナンス方法は、燃焼バーナのメンテナンス方法固体燃料と空気とを混合した燃料ガスを吹き込み可能な燃料ノズルと、該燃料ノズルの外側から空気を吹き込み可能な燃焼用空気ノズルと、前記燃料ノズルの先端に向かうにしたがって、幅が広くなる拡幅部を有し、前記燃料ノズルの先端における軸心側に設けられる少なくとも1つの保炎器と、前記保炎器の前記燃料ガスの流れ方向の上流側の延長線上に配置された板形状の整流板と、を備える燃焼バーナのメンテナンス方法であって、前記保炎器を、前記拡幅部に耐摩耗部材が配置された保炎器に交換するステップと、前記整流板を、少なくとも一部に耐摩耗部材が配置されている整流板に交換するステップと、を有することを特徴とする。
燃焼バーナをメンテナンスで、保炎器の幅が広くなる部分に耐摩耗部材を設ける保炎器と、少なくとも一部に耐摩耗部材を設ける整流板に交換することで、燃料バーナの摩耗しやすい部分を保護することができ、耐久性を高くすることができる。また、耐摩耗部材を選択的に配置することで、メンテナンス時に耐摩耗部材を設ける手間を少なくすることができ、メンテナンスしやすくすることができる。これにより、耐久性の高さを維持しつつ、メンテナンスが容易となる。
本発明によれば、保炎部材の幅が広くなる部分と、整流板の少なくとも一部に耐摩耗部材を設けることで、摩耗しやすい部分を保護することができ、耐久性を高くすることができる。また、耐摩耗部材を選択的に配置することで、メンテナンス時に耐摩耗部材を設ける手間を少なくすることができ、メンテナンスしやすくすることができる。これにより、耐久性の高さを維持しつつ、メンテナンスが容易となる。
図1は、本実施形態の燃焼バーナが適用された微粉炭焚きボイラを表す概略構成図である。 図2は、本実施形態の微粉炭焚きボイラにおける燃焼バーナを表す平面図である。 図3は、本実施形態に係る燃焼バーナを示す正面図である。 図4は、本実施形態の燃焼バーナを示すA−A線断面図である。 図5は、本実施形態の燃焼バーナを示すB−B線断面図である。 図6は、保炎部材及び整流板の概略構成を示す模式図である。 図7は、保炎部材及び整流板の変形例の概略構成を示す模式図である。 図8は、他の実施形態の燃焼バーナの概略構成を示す模式図である。 図9は、図8に示す燃焼バーナの整流板と燃焼ノズルの連結部を拡大して示す模式図である。 図10は、他の実施形態の燃焼バーナを示す断面図である。 図11は、他の実施形態の燃焼バーナを示す断面図である。 図12は、保炎部材及び整流板の概略構成を示す模式図である。 図13は、整流板の変形例の概略構成を示す模式図である。 図14は、他の実施形態の燃焼バーナの概略構成を示す模式図である。
以下に添付図面を参照して、本発明の燃焼バーナの好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
図1は、本実施形態の燃焼バーナが適用された微粉炭焚きボイラを表す概略構成図である。図2は、本実施形態の微粉炭焚きボイラにおける燃焼バーナを表す平面図である。図3は、本実施形態に係る燃焼バーナを表す正面図である。図4は、本実施形態の燃焼バーナを示すA−A線断面図である。図5は、本実施形態の燃焼バーナを示すB−B線断面図である。図6は、保炎部材及び整流板の概略構成を示す模式図である。
本実施形態の燃焼バーナが適用された微粉炭焚きボイラは、石炭を粉砕した微粉炭を固体燃料として用い、この微粉炭を燃焼バーナにより燃焼させ、この燃焼により発生した熱を回収することが可能なボイラである。
この本実施形態において、図1に示すように、微粉炭焚きボイラ10は、コンベンショナルボイラであって、火炉11と燃焼装置12と煙道13を有している。火炉11は、四角筒の中空形状をなして鉛直方向に沿って設置され、この火炉11を構成する火炉壁の下部に燃焼装置12が設けられている。
燃焼装置12は、火炉壁に装着された複数の燃焼バーナ21,22,23,24,25を有している。本実施形態にて、この燃焼バーナ21,22,23,24,25は、周方向に沿って4個均等間隔で配設されたものが1セットとして、鉛直方向に沿って5セット、つまり、5段配置されている。
そして、各燃焼バーナ21,22,23,24,25は、微粉炭供給管26,27,28,29,30を介して微粉炭機(ミル)31,32,33,34,35に連結されている。この微粉炭機31,32,33,34,35は、図示しないが、ハウジング内に鉛直方向に沿った回転軸心をもって粉砕テーブルが駆動回転可能に支持され、この粉砕テーブルの上方に対向して複数の粉砕ローラが粉砕テーブルの回転に連動して回転可能に支持されて構成されている。従って、石炭が複数の粉砕ローラと粉砕テーブルとの間に投入されると、ここで所定の大きさまで粉砕され、搬送空気(空気)により分級された微粉炭が微粉炭供給管26,27,28,29,30から燃焼バーナ21,22,23,24,25に供給される。
また、火炉11は、各燃焼バーナ21,22,23,24,25の装着位置に風箱36が設けられており、この風箱36に空気ダクト37の一端部が連結されており、この空気ダクト37は、他端部に送風機38が装着されている。更に、火炉11は、各燃焼バーナ21,22,23,24,25の装着位置より上方にアディショナル空気ノズル39が設けられており、このアディショナル空気ノズル39に空気ダクト37から分岐した分岐空気ダクト40の端部が連結されている。従って、送風機38により送られた燃焼用空気(燃料ガス燃焼用空気,2次空気)を、空気ダクト37から風箱36に供給し、この風箱36から各燃焼バーナ21,22,23,24,25に供給することができると共に、送風機38により送られた燃焼用空気(追加空気)を分岐空気ダクト40からアディショナル空気ノズル39に供給することができる。
そのため、燃焼装置12にて、各燃焼バーナ21,22,23,24,25は、微粉炭と空気とを混合した微粉燃料混合気(燃料ガス)を火炉11内に吹き込み可能であると共に、燃焼ガス燃焼用空気、2次空気を火炉11内に吹き込み可能となっており、図示しない点火トーチにより微粉燃料混合気に点火することで、火炎を形成することができる。
なお、一般的に、ボイラの起動時には、各燃焼バーナ21,22,23,24,25は、油燃料を火炉11内に噴射して火炎を形成している。或いは、起動用の油焚きバーナにより火炎を形成したのち、通常運転時には該油焚きバーナから燃焼用空気を供給する。
火炉11は、上部に煙道13が連結されており、この煙道13に、対流伝熱部として排ガスの熱を回収するための過熱器(スーパーヒータ)41,42、再熱器43,44、節炭器(エコノマイザ)45,46,47が設けられており、火炉11での燃焼で発生した排ガスと水との間で熱交換が行われる。
煙道13は、その下流側に熱交換を行った排ガスが排出される排ガス管48が連結されている。この排ガス管48は、空気ダクト37との間にエアヒータ49が設けられ、空気ダクト37を流れる空気と、排ガス管48を流れる排ガスとの間で熱交換を行い、燃焼バーナ21,22,23,24,25に供給する燃焼用空気を昇温することができる。
従って、微粉炭機31,32,33,34,35が駆動すると、生成された微粉炭が搬送用空気と共に微粉炭供給管26,27,28,29,30を通して燃焼バーナ21,22,23,24,25に供給される。また、加熱された燃焼用空気が空気ダクト37から風箱36を介して各燃焼バーナ21,22,23,24,25に供給されると共に、分岐空気ダクト40からアディショナル空気ノズル39に供給される。すると、燃焼バーナ21,22,23,24,25は、微粉炭と搬送用空気とが混合した微粉燃料混合気を火炉11に吹き込むと共に燃焼用空気を火炉11に吹き込み、このときに着火することで火炎を形成することができる。また、アディショナル空気ノズル39は、追加空気を火炉11に吹き込み、燃焼制御を行うことができる。この火炉11では、微粉燃料混合気と燃焼用空気とが燃焼して火炎が生じ、この火炉11内の下部で火炎が生じると、燃焼ガス(排ガス)がこの火炉11内を上昇し、煙道13に排出される。
即ち、燃焼バーナ21,22,23,24,25は、微粉炭混合気と燃焼用空気(燃焼ガス燃焼用空気/2次空気)を火炉11における燃焼領域に吹き込み、このときに着火することで燃焼領域に火炎旋回流が形成される。そして、この火炎旋回流は、旋回しながら上昇して還元領域に至る。アディショナル空気ノズル39は、追加空気を火炉11における還元領域の上方に吹き込む。この火炉11では、空気の供給量が微粉炭の供給量に対して理論空気量未満となるように設定されることで、内部が還元雰囲気に保持される。そして、微粉炭の燃焼により発生したNOxが火炉11で還元され、その後、追加空気(アディショナルエア)が供給されることで微粉炭の酸化燃焼が完結され、微粉炭の燃焼によるNOxの発生量が低減される。
ここで、燃焼装置12について詳細に説明するが、この燃焼装置12を構成する各燃焼バーナ21,22,23,24,25は、ほぼ同様の構成をなしていることから、最上段に位置する燃焼バーナ21についてのみ説明する。
燃焼バーナ21は、図2に示すように、火炉11における4つの壁面に設けられる燃焼バーナ21a,21b,21c,21dから構成されている。各燃焼バーナ21a,21b,21c,21dは、微粉炭供給管26から分岐した各分岐管26a,26b,26c,26dが連結されると共に、空気ダクト37から分岐した各分岐管37a,37b,37c,37dが連結されている。
従って、火炉11の各壁面にある各燃焼バーナ21a,21b,21c,21dは、火炉11に対して、微粉炭と搬送用空気が混合した微粉燃料混合気を吹き込むと共に、その微粉燃料混合気の外側に燃焼用空気を吹き込む。そして、各燃焼バーナ21a,21b,21c,21dからの微粉燃料混合気に着火することで、4つの火炎F1,F2,F3,F4を形成することができ、この火炎F1,F2,F3,F4は、火炉11の上方から見て(図2にて)反時計周り方向に旋回する火炎旋回流となる。
このように構成された燃焼バーナ21(21a,21b,21c,21d)にて、図3、図4及び図5に示すように、中心側から燃料ノズル51と、燃焼用空気ノズル52と、2次空気ノズル53とが設けられると共に、保炎器54及び整流器55が設けられている。燃料ノズル51は、微粉炭(固体燃料)と搬送用空気(1次空気)とを混合した燃料ガス(微粉燃料混合気、1次空気)を吹き込み可能なものである燃焼用空気ノズル52は、燃料ノズル51の外側に配置され、燃料ノズル51から噴射された燃料ガスの外周側に燃焼用空気(燃焼用空気、2次空気)を吹き込み可能なものである。2次空気ノズル53は、燃焼用空気ノズル52の外側でかつ、燃焼用空気ノズル52の鉛直方向上側となる位置と、燃焼用空気ノズル52の外側でかつ、燃焼用空気ノズル52の鉛直方向下側となる位置に配置されている。この場合、鉛直方向とは、鉛直な方向に対して微小角度だけずれた方向も含むものである。2次空気ノズル53は、燃焼用空気ノズル52の外側でかつ、水平方向に隣接する位置には配置されていない。2次空気ノズル53は、燃焼用空気ノズル52から噴射された燃焼ガス燃焼用空気の外周側に2次空気(AUX)を吹き込み可能なものである。また、2次空気ノズル53は、燃焼用空気ノズル52の外側でかつ、水平方向に隣接する位置に配置してもよい。また、2次空気ノズル53は、燃焼用空気ノズル52の外側でかつ、水平方向に隣接する位置に配置し、鉛直方向に隣接する位置には配置しなくてもよい。2次空気ノズル53は、燃焼用空気ノズル52の外側の全周に設けてもよい。2次空気ノズル53は、ダンパ開度調整機構などを設けることで、2次空気の噴出量を調整可能としてもよい。
燃焼バーナ21の燃料ノズル51と、燃焼用空気ノズル52と、角度調整部80と、角度調整部80に摺動自在の状態で接続されている管路部82とを有する。角度調整部80は、燃焼バーナ21の燃料ノズル51と、燃焼用空気ノズル52と、の先端であり、管路部82に対して設定された方向に移動可能な状態で支持されている。角度調整部80が移動可能な方向は、特に限定されず、火炉11の軸方向(鉛直方向)に移動可能でも、火炉11の断面方向(水平方向)に移動可能でもよい。燃焼バーナ21は、角度調整部80の向きを調整することで、微粉炭と搬送用空気が混合した微粉燃料混合気を吹き込む方向を調整する。また、角度調整部80は、管路部82に対して移動する支点を含む基部84と基部84の先端側、つまり、炉内側の端部となる先端部86と、を有する。先端部86は、基部84にねじ等の締結冶具で固定されている。なお、先端部86は、溶接により固定されてもよい。
管路部82は、角度調整部80と接続されており、燃料ノズル51と、燃焼用空気ノズル52と、2次空気ノズル53のそれぞれに対応した管路が形成され、角度調整部80の各部に微粉炭と空気を混合した燃料ガス、燃焼ガス燃焼用空気を供給する。管路部82は、長尺な管状構造をなす。燃焼バーナ21は、2次空気ノズル53にも角度調整部を設け、燃料ノズル51と燃焼用空気ノズル52と一体で管路部82の軸方向に対する角度を変更できる構造としてもよい。また、燃焼バーナ21は、2次空気ノズル53を固定し、管路部82の軸方向に対する角度を変更できない構造としてもよい。また、本実施形態では、角度調整部80を設けたが、燃料ガス、燃焼ガス燃焼用空気を噴射する先端部86を固定し、管路部82に対して移動しない構造としてもよい。
燃料ノズル51は、先端側の部分、つまり角度調整部80に対応する部分が、直管であり、微粉燃料混合気を吹き込む方向に直交する断面(開口)の面積(開口面積)が一定となる。燃焼用空気ノズル52は、先端側の部分、つまり角度調整部80に対応する部分が、先端に向かうにしたがって絞られた形状であり、微粉燃料混合気を吹き込む方向に直交する断面(開口)の面積が先端に向かうにしたがって小さくなる。つまり、燃焼用空気ノズル52は、先端に向かうにしたがって、外側の面で囲われた面の面積が、燃料ガスの流れ方向上流端部に対して小さくなる形状である。2次空気ノズル53は、先端側の部分、つまり角度調整部80に対応する部分が、先端に向かうにしたがって絞られた形状であり、微粉燃料混合気を吹き込む方向に直交する断面(開口)の面積が先端に向かうにしたがって小さくなる。
なお、燃料ノズル51、燃焼用空気ノズル52の開口の形状は、真四角に限らず、矩形や円形でもよく、この場合、角部に曲率をつけた形状としてもよい。角部に曲率をつけた管状構造、あるいは円筒構造とすることで、ノズルの強度を向上することができる。
保炎器54は、燃料ノズル51内であって、燃料ガスの吹き込み方向の下流側で、且つ、軸中心側に配置されることで、燃料ガスの着火用及び保炎用として機能するものである。保炎器54は、角度調整部80の先端部86に固定されている。この保炎器54は、水平方向に沿う第1保炎部材61,62と、鉛直方向(上下方向)に沿う第2保炎部材63,64,65,66とを十字形状をなすように配置した、所謂、ダブルクロススプリット構造をなすものである。各第1保炎部材61,62及び第2保炎部材63,64,65,66は、燃料ガスの流れ方向の下流側に向かうにしたがって、幅が広くなる拡幅部を有する。本実施形態の第1保炎部材61,62及び第2保炎部材63,64,65,66は、断面が二等辺三角形状をなし、燃料ガスの流れ方向の下流側に向かって幅が広くなり、前端がこの燃料ガスの流れ方向に直交する平面となっている。
整流器55は、燃料ノズル51内であって、燃料ガス流れ方向において、保炎器54よりも上流側に配置されている。また、整流器55は、角度調整部80の基部84に固定されている。整流器55は、燃料ガス流れ方向において、保炎器54と離れて配置されている。整流器55は、燃料ノズル51内を流れる燃料ガスの流れを整流する。整流器55は、水平方向に沿う第1整流板71,72と、鉛直方向(上下方向)に沿う第2整流板73,74,75,76とを有する。
第1整流板71,72と、第2整流板73,74,75,76とは、基本的に、厚さが一定の板形状である。第1整流板71,72と、第2整流板73,74,75,76とは、十字形状をなすように配置されている。第1整流板71は、燃料ガスの流れ方向において、第1保炎部材61の延長線と重なる位置に配置されている。同様に、第1整流板72は、燃料ガスの流れ方向において、第1保炎部材62の延長線と重なる位置に配置されている。同様に、第2整流板73は、燃料ガスの流れ方向において、第2保炎部材63の延長線と重なる位置に配置されている。同様に、第2整流板74は、燃料ガスの流れ方向において、第2保炎部材64の延長線と重なる位置に配置されている。同様に、第2整流板75は、燃料ガスの流れ方向において、第2保炎部材65の延長線と重なる位置に配置されている。同様に、第2整流板76は、燃料ガスの流れ方向において、第2保炎部材66の延長線と重なる位置に配置されている。
次に、図6を用いて、保炎器54及び整流器55の構造について説明する。図6では、保炎器54及び整流器55のうち、第1保炎部材61と第1整流板71とについて説明するが、他の保炎部材、整流板も同様の構造である。図6に示すように、第1保炎部材61と第1整流板71とは、表面に耐摩耗部材が配置されている。第1保炎部材61は、母材92と、母材92の表面に配置された耐摩耗部材94と、を有する。母材92は、二等辺三角形形状であり、拡幅する面である二等辺三角形の対称な面93を有する。耐摩耗部材94は、面93の全域に配置されている。第1整流板71は、母材102と、母材102の表面に配置された耐摩耗部材104と、を有する。母材102は、板部材であり、燃料ガスの流れ方向の上流側の端部105が、上流側の凸となる三角形形状となる。つまり、端部105は、上流側に向かうにしたがって幅が狭くなる形状である。耐摩耗部材104は、母材102の排ガス流れ方向に沿った面103、つまり面積が最も大きい面の全域に配置されている。また、耐摩耗部材106は、端部105の全域に配置されている。
母材92、102は、例えば、SUS等の鉄を主成分とする金属で形成することができる。耐摩耗部材94、104は、母材92、102よりも耐摩耗性が高い材料であり、セラミックス、高クロム鋼、金属にセラミックを埋め込んだ複合材等を用いることができる。耐摩耗部材94、104を例えばセラミックスとした場合、母材92、102の表面にセラミックの板材を貼り付けて、固定することで、母材92、102の表面に配置することができる。また、耐摩耗部材94、104を例えば高クロム鋼とした場合、母材92、102に板状の高クロム鋼を電着するまたは溶接で固定することで、母材92、102の表面に配置することができる。
燃料ノズル51及び燃焼用空気ノズル52は、長尺な管状構造を有し、燃料ノズル51は、矩形状の開口部であり、燃焼用空気ノズル52は、矩形リング状の開口部である。したがって、燃料ノズル51と燃焼用空気ノズル52とは、二重管構造となっている。燃料ノズル51及び燃焼用空気ノズル52の鉛直方向の上側と下側に、2次空気ノズル53が配置されている。その結果、燃料ノズル51の開口部の外側に燃焼用空気ノズル52が配設され、この燃焼用空気ノズル52の外側に2次空気ノズル53が配設されることとなる。
これらのノズル51,52,53は、開口部が同一面上に揃えられて配置されている。また、保炎器54は、燃料ノズル51の内壁面、または、燃料ガスが流れる流路の上流側から図示しない板材により支持されている。また、燃料ノズル51は、内部にこの保炎器54としての第1保炎部材61,62、第2保炎部材63,64,65,66及び整流器55としての第1整流板71,72、第2整流板73,74,75,76が配置されていることから、燃料ガスの流路が15個に分割されることとなる。そして、保炎器54は、前端部に向かうにしたがって幅が広がった拡幅形状であり、前端面が開口部と同一面上に揃えられている。また、整流器55は、板形状であり、角度調整部80に沿った向きに延在している。
従って、この燃焼バーナ21では、微粉炭と空気とを混合した燃料ガスが燃料ノズル51から炉内に吹き込まれると共に、その外側にて燃焼ガス燃焼用空気が燃焼用空気ノズル52から炉内に吹き込まれ、その外側にて2次空気が2次空気ノズル53から炉内に吹き込まれる。燃料ノズル51を流れる燃料ガスは、整流器55で角度調整部80の角度に沿った方向の流れに整流される。整流器55で整流され炉内に吹き込まれる燃料ガスは、燃料ノズル51の開口部にて、保炎器54により分岐されて着火され、燃焼して燃焼ガスとなる。また、この燃料ガスの外周に燃焼ガス燃焼用空気が吹き込まれることで、燃料ガスの燃焼が促進される。また、燃焼火炎の外周に、2次空気が吹き込まれることで、燃焼ガス燃焼用空気と2次空気の割合を調整し、最適な燃焼を得ることができる。
そして、この燃焼バーナ21では、保炎器54がスプリット形状をなすので、燃料ガスが燃料ノズル51の開口部にて保炎器54により分岐され、このとき、保炎器54が燃料ノズル51の開口部の中央領域に配置され、この中央領域にて、燃料ガスの着火及び保炎が行われる。これにより、燃焼火炎の内部保炎(燃料ノズル51の開口部の中央領域における保炎)が実現される。
そのため、燃焼火炎の外部保炎が行われる構成と比較して、燃焼火炎の外周部が低温となり、また、火炎内部から酸素が消費されるために低酸素となることから、燃焼ガス燃焼用空気により高酸素雰囲気下にある燃焼火炎の外周部の温度を低くでき、燃焼火炎の外周部におけるNOx発生量が低減される。
ここで、燃焼バーナ21では、内部保炎する構成が採用されるため、燃料ガス及び燃焼用空気(燃焼ガス燃焼用空気及び2次空気)が直進流として供給されることが好ましい。即ち、燃料ノズル51、燃焼用空気ノズル52、2次空気ノズル53が、燃料ガス、燃焼ガス燃焼用空気、2次空気を旋回させることなくバーナ軸心方向に直進流として供給する構造を有することが好ましい。この燃料ガス、燃焼ガス燃焼用空気、2次空気が直進流として噴射されて燃焼火炎が形成されるため、燃焼火炎を内部保炎する構成において、燃焼火炎内のガス循環が抑制される。これにより燃焼火炎の外周部が低温のまま維持され、燃焼ガス燃焼用空気との混合によるNOx発生量が低減される。以上より、燃焼バーナ21は、燃料ガス流内側の流速を低減し、燃料ガス流外側の流速を燃焼用空気ノズルと略同等として外周での着火を抑制できる適正な流れを実現することができる。これにより、燃料ガスの内側から相対的に早く着火を生じさせる内部保炎性能を向上でき、燃料ガスと燃焼ガス燃焼用空気との境界の高温高酸素領域を抑制し、NOxを低減することができる。
燃焼バーナ21は、燃料ノズル51の内部に配置される保炎器54及び整流器55に耐摩耗部材104を設けることで、保炎器54及び整流器55に燃焼ガス中の固形分が接触した場合の表面の摩耗を低減することができる。また、耐摩耗部材92を第1保炎部材61の面93に設け、耐摩耗部材104、106を第1整流板71の面103、端部105に選択的に配置することで、摩耗が生じやすい部分に選択的に耐摩耗部材を配置することができる。具体的には、耐摩耗部材94は、拡幅するため、固形分が接触しやすい面93の摩耗を抑制することができる。耐摩耗部材104は、角度調整部80の角度が管路部82に傾斜した場合に固形分が接触しやすい面103の摩耗を抑制することができる。耐摩耗部材106は、端部であり、固形分が接触しやすい端部105の摩耗を抑制することができる。
また、本実施形態の燃焼バーナ21は、保炎器54と整流器55とを離間して配置することで、保炎器54と整流器55を別々にメンテナンスすることができる。つまり、保炎器54のみを交換することができ、整流器55のみを交換することができる。一例としては、燃焼バーナ21は、整流器55を燃焼バーナ21内に配置した状態のまま、燃焼バーナ21の先端部分のみを切断、固定治具で取り外すことで、保炎器54のみを交換することができる。また、保炎器54を燃焼バーナ21内に配置した状態のまま、整流器54の溶接部分を切断することで、整流器54のみを交換することができる。これにより、交換が必要な部分を選択的に交換することができ、メンテナンス時に交換する部分を少なくすることができ、メンテナンス性を向上できる。交換する部分を少なくできることで、交換部品の重量も少なくすることができる。また、燃焼バーナ21は、先端部86が基部84と別体であるため、保炎器54と整流器55とを別体とすることで、先端部86と先端部86に固定された保炎器54のみを一体で交換することも可能となる。これにより、先端部86のみを交換できるためメンテナンスをしやすくすることができる。
ここで、燃焼バーナ21は、製造時に本実施形態の構造としてもよいが、メンテナンス時に本実施形態の構造としてもよい。例えば、保炎器54と整流板55が本実施形態とは異なる形状の燃焼バーナのメンテナンス時に、保炎器を拡幅部に耐摩耗部材が配置された保炎器54に交換し、整流板を少なくとも一部に耐摩耗部材が配置されている整流板55に交換してもよい。なお、本実施形態の燃焼バーナ21のメンテナンス時も同様に、保炎器を拡幅部に耐摩耗部材が配置された保炎器54に交換し、整流板を少なくとも一部に耐摩耗部材が配置されている整流板55に交換する。
このように、燃焼バーナをメンテナンスで、保炎器の幅が広くなる部分に耐摩耗部材を設ける保炎器と、少なくとも一部に耐摩耗部材を設ける整流板に交換することで、燃料バーナの摩耗しやすい部分を保護することができ、燃焼バーナの耐久性を高くすることができる。また、耐摩耗部材を選択的に配置することで、メンテナンス時に耐摩耗部材を設ける手間を少なくすることができ、メンテナンスしやすくすることができる。これにより、耐久性の高さを維持しつつ、メンテナンスが容易となる。
また、燃焼バーナ21は、保炎器54と整流器55とを離間して配置することで、保炎器54と整流器55とを一体とした場合よりも整流器55の配置領域を小さくすることができる。これにより、耐摩耗部材を設ける領域を少なくすることができる。
ここで、本実施形態の保炎器は、三角形断面形状としたが設けたが、この形状に限定されるものではなく四角形状でもよい。また、上記実施形態では、燃焼バーナ21の断面形状を四角としたが、円形でもよいし、他の多角形でもよい。
図7は、保炎部材及び整流板の変形例の概略構成を示す模式図である。図7に示す第1保炎部材61aと第1整流板71aとは、表面に耐摩耗部材が配置されている。第1保炎部材61aは、燃料ガスの流れ方向の下流側の面と上流側の面が上底と下底となる台形形状である。つまり、二等辺三角形の頂点側の一部を、底面と平行な面(燃料ガスの流れ方向に直交する平面)で切り取った形状である。第1保炎部材61aは、面93aに耐摩耗部材が形成され、面95には耐摩耗部材が形成されていない。なお、面95に耐摩耗部材を設けてもよい。
第1整流板71aは、母材102の後端(排ガスの流れ方向の上流側の端部)である端部105aが、燃料ガスの流れ方向に直交する平面となっている。第1整流板71aは、面105aに耐摩耗部材106aが配置されている。耐摩耗部材106aは、棒状の形状とし、母材102に貼りつけることができる。
第1保炎部材61aは、整流器55側の端部を燃料ガスの流れ方向に直交する平面とすることで、第1保炎部材61aと接触して向きが変わり、他の部分と接触する固形物を減少させることができる。これにより、保炎器54と接触する固形物を少なくすることができ、耐摩耗性を高くすることができる。
また、第1整流板71aは、整流器55側の端部を燃料ガスの流れ方向に直交する平面とすることで、固形物が端部の表面をこするように接触することを抑制でき、端部の摩耗を低減することができる。また、第1整流板71aは、端部105aを平面とすることで、端部105aに接触した固形物を、端部105a減速した後、燃料ガスの流れ方向に沿って移動させることができる。つまり、第1整流板71aは、端部105aを平面とすることで、第1整流板71aの端部105aと接触した固形物の進行方向の向きが変わり、第1整流板71aと対面する位置に配置された他の部分に向けて固形物が移動することを抑制することができる。言い換えると、第1整流板71aは、端部105aに接触した固形物が、速度を維持した状態で移動する向きが変わり、端部105aに接触した後、他の部分にも接触することを抑制できる。これにより、端部105aに接触した固形物が他の部分に接触することを減少させることができる。これにより、保炎器54と接触する固形物を少なくすることができ、耐摩耗性を高くすることができる。
また、図7では、第1保炎部材61aと第1整流板71aを備えたが、第1整流板71aを備えず、第1保炎部材61aのみを備える構造としてもよい。第1整流板71aを設けないことで、メンテナンスの対象の部品を少なくすることができる。
図8は、他の実施形態の燃焼バーナの概略構成を示す模式図である。図9は、図8に示す燃焼バーナの整流板と燃焼ノズルの連結部を拡大して示す模式図である。図8及び図9に示す燃焼バーナ21aは、第1保炎部材61bと、第1整流板71bと、を有する。第1保炎部材61bは、第1保炎部材61と同様の構造である。第1整流板71bは、水平方向の端部、燃料ガスのながれ方向に直交する方向の端部が燃料ノズル51に固定されている。第1整流板71bと燃料ノズル51とは、支持機構120で連結している。第1整流板71bは、母材102bと母材102bの両面に配置された耐摩耗部材104bと、を有する。母材102bは、2つの耐摩耗部材104bで挟まれている。第1整流板71bは、水平方向において、母材102bよりも2つの耐摩耗部材104bが燃料ノズル51側に突出している。これにより、第1整流板71bは、水平方向の端部に、母材102bと2つの耐摩耗部材104bとで囲まれた凹部122が形成される。燃料ノズル51は、凹部122に対応する位置に突起部124が設けられている。
支持機構120は、凹部122の2つの耐摩耗部材104bの間に突起部124が配置されることで、燃料ノズル51に対して、第1整流板71bが支持される。第1整流板71bは、さらに溶接やねじ止め等で、燃料ノズル51に固定される。
燃焼バーナ21aは、支持機構120を、耐摩耗部材104bで燃料ノズル51の突起部124を挟みこむ構造とすることで、燃料ノズル51に設けられた突起部124を耐摩耗部材104bで覆うことができる。これにより、突起部124が燃料ノズル51の内部に露出しない状態とすることができ、突起部124が劣化することを抑制できる。これにより、突起部124の劣化を防止できることで、耐摩耗部材104bの交換時に突起部124をそのまま使用することができ、メンテナンスを簡単にすることができる。また、突起部124を隠れる形状とすることで、突起部124を摩耗から保護するための加工が不要となる。これにより、耐摩耗処理をする対象の領域を減らすことができ、メンテナンスを簡単にすることができる。
図10は、他の実施形態の燃焼バーナを示す断面図である。図11は、他の実施形態の燃焼バーナを示すB−B線断面図である。図12は、保炎部材及び整流板の概略構成を示す模式図である。図12では、保炎器54a及び整流器55aのうち、第1保炎部材61cと第1整流板71cのみを示しているが、他の保炎部材、整流板も同様の構造である。図10から図12に示す燃焼バーナ21bは、保炎器54aと、整流器55aと、を有する。燃焼バーナ21bは、保炎器54aと、整流器55a以外は燃焼バーナ21と同様の構造である。また、保炎器54a、整流器55aについても保炎器54、整流器55と異なる点について重点的に説明する。
燃焼バーナ21bは、保炎器54aと整流器55aとが一体で形成されている。保炎器54aは、水平方向に沿う第1保炎部材61c,62cと、鉛直方向(上下方向)に沿う第2保炎部材63c,64c,65c,66cとが十字形状をなすように配置されている。各第1保炎部材61c,62c及び第2保炎部材63c,64c,65c,66cは、燃料ガスの流れ方向の下流側に向かうにしたがって、幅が広くなる拡幅形状である。
整流器55aは、水平方向に沿う第1整流板71c,72cと、鉛直方向(上下方向)に沿う第2整流板73c,74c,75c,76cと、を有する。第1整流板71c,72cと、鉛直方向(上下方向)に沿う第2整流板73c,74c,75c,76cとは、排ガス流れ方向の下流側の端部が、延長線上に配置された第1保炎部材61c,62c及び第2保炎部材63c,64c,65c,66cのそれぞれに固定されている。
保炎器54a及び整流器55aの構造について説明する。図10から図12に示すように、整流器55aの整流板、図12では、第1整流板71cは、耐摩耗部材104cが、燃料ガスの流れ方向と平行な面において上流側の一部に設けられている。つまり、第1整流板71cは、燃料ガスの流れ方向と平行な面の下流側(保炎器54a側)の一部の面107に母材102cが露出した領域が設けられている。母材102cは、面107と面103cとに段差が設けられており、面107と、耐摩耗部材104cの表面との段差が少ない形状、好ましくは、面107と、耐摩耗部材104cの表面とが同一平面となる形状である。これにより、整流板が燃料ガスを整流する効果をより高くすることができる。
第1整流板71cは、燃料ガスの流れ方向の長さ(全長)をLとし、耐摩耗部材104cの長さ(上流側の端部から耐摩耗部材104cが設けられている領域の下流側の端部までの長さ)をLとした場合、L/L≦50%とすることが好ましい。例えば、L/Lは、1/3とすることが好ましい。また、耐摩耗部材104cは、パネル上の板材150を母材102cに張り付けている。板材150は、硬化肉盛プレート、つまり、高クロム鋼等の耐摩耗性が母材よりも高い金属を肉盛溶接で溶接したプレートである。このように、板材150を用いることで、セラミック製の板状部材を用いる場合よりも、1つの板材でより大きい面積を覆うことができ、耐摩耗部材をより短時間で母材102に固定することが可能となる。
燃焼バーナ21bは、整流板に耐摩耗部材を設ける領域を燃料ガスの流れ方向の上流側の一部とすることで、つまり、下流側には耐摩耗部材を設けないことで、摩耗対策を行う領域を少なくすることができる。摩耗対策を行う領域を少なくすることで、メンテナンス時に整流板を交換する場合も、整流板に施工する摩耗対策の処理を少なくすることができる。これにより、メンテナンス時の作業を低減できるため、メンテナンスを簡単にすることができる。また、整流板は、上流側に比べ下流側が摩耗しにくい。そのため、下流側には耐摩耗部材を設けない構造としても、整流板の全体の耐摩耗性の低下を抑制することができ、長時間使用することができる。
本実施形態では、保炎器54aと整流器55aとが連結した構造としたが、上述した実施形態のように、保炎器54aと整流器55aとを離して配置してもよい。保炎器54aと整流器55aとを離して配置することで、上述した効果を得ることができる。
図13は、整流板の変形例の概略構成を示す模式図である。図13に示す整流板171は、母材102と耐摩耗部材173と、を有する。耐摩耗部材173は、突起状の金属部176の周囲にセラミック部175を埋め込んだ構造である。耐摩耗部材173は鋳造等により突起状の金属部176が設けられた構造物を製造する。製造した金属部176を有する構造物の表面に、セラミック部175を埋め込むことで製造することができる。このようにセラミックスと金属、例えば高クロム鋼を混在させた構造とすることでも耐摩耗性を高くすることができる。
図14は、他の実施形態の燃焼バーナの概略構成を示す模式図である。図14に示す第1整流板71dは、厚み方向の全域に延在する永久磁石180が配置されている。また、第1保炎部材61dは、厚み方向の全域に延在する永久磁石181が配置されている。図14に示す燃焼バーナは、第1整流板71dと第1保炎部材61dとは、磁石180、181を厚み方向の全域に配置することで、磁石180、181が燃焼ガスに含まれる固形部で摩耗する状態となる。
図14に示す燃焼バーナは、燃焼用空気ノズル52または2次空気ノズル53外側に磁力検出部182を配置し、磁石180、181の磁力を検出することで、磁石180、181が摩耗することで変化する磁力を検出することができる。これにより、燃焼バーナは、磁石180、181を設けることで、保炎器、整流板が配置されている領域での磁石180、181の摩耗を燃料ノズル51の外から検出することができる。また、磁石180、181の摩耗と、第1整流板71dと第1保炎部材61dとの摩耗の相関関係を取得しておくことで、第1整流板71dと第1保炎部材61dの摩耗状態を検出することができる。このように摩耗状態を外部から検出できることで、メンテナンスの要否を簡単に判断することができ、適切なタイミングでメンテナンスができる。メンテナンスを適切な時期にできることで、不要なメンテナンスの発生を抑制できるため、メンテナンス作業を簡単にすることができる。例えば、摩耗量を検出して、所定値以上の摩耗、具体的には、次回の定検まで耐えうる厚さ未満があれば、計測した部品を交換し、所定値未満の摩耗の場合、交換を行わないことで、部品の交換を効率よく実施することができる。また、磁力検出部182は、常に燃焼バーナに設置する必要はなく、点検時等に設置し、計測を行うこともできる。
ここで、磁石181,182は、第1整流板71dと第1保炎部材61dの摩耗が少ない部分、例えば、第1整流板71dの第1保炎部材61d側の部分、第1整流板71dの傾斜面等に設けることが好ましい。
ここで、本実施形態の燃焼バーナ21は、燃料ガスの流れ方向において、保炎器54の下流側の端部を燃料ノズル51の下流側の端部、つまり開口と重なる位置としたが、これに限定されない。燃焼バーナ21は、保炎器54が燃料ノズル51の先端に配置されていればよい。ここで、燃焼バーナ21の先端には、燃焼ノズル51の最先端面に加え、燃料ノズル51のノズル内部の保炎可能で炉内からの輻射により焼損しない範囲を含む。燃焼バーナ21は、本実施形態のように、角度調整部80を備える場合、保炎器54を角度調整部80の内部に配置することが好ましい。
また、本実施形態の燃焼バーナ21は、耐摩耗部材を保炎部材、整流板の対面する2つの面に設けたが、一方の面のみに設けてもよい。例えば、角度調整部80がない構造で、かつ、燃焼バーナ21が、管路部82に対して傾斜して配置されている構造である場合、管路部82の軸とのなす角が180°よりも小さい側の面に耐摩耗部材を設けてもよい。
燃焼用燃料として微粉炭を例に説明してきたが、本発明は微粉炭(固体燃料)に限定されるものではなく、固体を含む燃料であればよく、バイオマス、残渣物、石油コークス、等の燃料、或いはこれら燃料の2種以上の混焼でもよい。
また、上述した各実施形態では、燃焼装置12として、火炉11の壁面に設けられる4つの各燃焼バーナ21,22,23,24,25を鉛直方向に沿って5段配置して構成したが、この構成に限定されるものではない。即ち、燃焼バーナを壁面に配置せずにコーナーに配置してもよい。また、燃焼装置は、旋回燃焼方式に限らず、燃焼バーナを一つの壁面に配置したフロント燃焼方式、燃焼バーナを二つの壁面に対向配置した対向燃焼方式としてもよい。
10 微粉炭焚きボイラ
11 火炉
21,22,23,24,25 燃焼バーナ
51 燃料ノズル
52 燃焼用空気ノズル
53 2次空気ノズル
54 保炎器
61,62,63,64,65,66 保炎部材
71,72,73,74,75,76 整流板
80 角度調整部
82 管路部

Claims (12)

  1. 固体燃料と空気とを混合した燃料ガスを吹き込み可能な燃料ノズルと、
    該燃料ノズルの外側から空気を吹き込み可能な燃焼用空気ノズルと、
    前記燃料ノズルの先端に向かうにしたがって、幅が広くなる拡幅部を有し、前記燃料ノズルの先端における軸心側に設けられる少なくとも1つの保炎器と、
    前記保炎器の前記燃料ガスの流れ方向の上流側の延長線上に配置された板形状の整流板と、を備え、
    前記保炎器は、前記拡幅部に耐摩耗部材が配置され、
    前記整流板は、少なくとも一部に耐摩耗部材が配置されていることを特徴とする燃焼バーナ。
  2. 前記整流板は、前記保炎器と燃料ガスの流れ方向で離間していることを特徴とする請求項1に記載の燃焼バーナ。
  3. 前記保炎器は、前記燃料ガスの流れ方向の上流側の端面が、前記燃料ガスの流れ方向に直交する面であることを特徴とする請求項2に記載の燃焼バーナ。
  4. 前記整流板は、前記燃料ガスの流れ方向において、前記燃料ガスの流れ方向と平行な面の、前記燃料ガスの流れ方向の上流側の端部から少なくとも整流板の全長の50%以下の範囲に前記耐摩耗部材が配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の燃焼バーナ。
  5. 前記整流板は、前記燃料ガスの流れ方向の上流側の端面に前記耐摩耗部材が配置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の燃焼バーナ。
  6. 前記整流板は、前記燃料ガスの流れ方向の上流側の端面が、前記燃料ガスの流れ方向に直交する面であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の燃焼バーナ。
  7. 前記燃料ノズルは、前記整流板と対面する位置に突起部を有し、
    前記整流板は、前記突起部の周囲を覆う凹部を有し、
    前記凹部と前記突起部で挟持されることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の燃焼バーナ。
  8. 前記耐摩耗部材は、高クロム鋼で形成されることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の燃焼バーナ。
  9. 前記耐摩耗部材は、金属部材にセラミックが埋め込まれた構造であることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の燃焼バーナ。
  10. 前記保炎器と前記整流板の少なくとも一方は、前記燃料ノズルに向かって露出して配置された永久磁石を有することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の燃焼バーナ。
  11. 前記保炎器は、水平方向に沿って鉛直方向に所定隙間をもって平行をなす少なくとも2つの第1保炎部材と、鉛直方向に沿って水平方向に所定隙間をもって平行をなす少なくとも2つの第2保炎部材の少なくとも一方を有することを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の燃焼バーナ。
  12. 固体燃料と空気とを混合した燃料ガスを吹き込み可能な燃料ノズルと、該燃料ノズルの外側から空気を吹き込み可能な燃焼用空気ノズルと、前記燃料ノズルの先端に向かうにしたがって、幅が広くなる拡幅部を有し、前記燃料ノズルの先端における軸心側に設けられる少なくとも1つの保炎器と、前記保炎器の前記燃料ガスの流れ方向の上流側の延長線上に配置された板形状の整流板と、を備える燃焼バーナのメンテナンス方法であって、
    前記保炎器を、前記拡幅部に耐摩耗部材が配置された保炎器に交換するステップと、
    前記整流板を、少なくとも一部に耐摩耗部材が配置されている整流板に交換するステップと、を有することを特徴とする燃焼バーナのメンテナンス方法。
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