JP2017144190A - メダル類の研磨装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 メダル類を一対の回転ブラシのブラシ毛先端間にメダル類を通過させてメダル類の表面を清掃・研磨する技術において、回転ブラシのブラシ毛同士の接触によって又は金属のメダル類とブラシ毛との接触によってブラシ毛及びメダル類に静電気が帯電して、ブラシ毛でメダルから剥離・分離したゴミ等がブラシ毛又はメダル類に再付着してメダル類の清掃・研磨力を低下させることを抑える。【解決手段】 上下対の回転ブラシ21〜24を納めたケーシングの上方から、陰イオンを回転ブラシに向けて放出するイオン放出管142を設け、又回転ブラシ22,24の下方位置に回転ブラシ21〜24で剥離・分離したゴミ等を負圧にして空気とともに吸引する吸引装置12の吸引口121を設け、又ケーシングの上方に通気スリット101又は送気ファン123を設け、陰イオンで回転ブラシのブラシ毛及びメダル類の帯電を中和する。【選択図】図1

Description

本発明は、遊技機に使用される1.6mm程の厚みのメダル又は硬貨のメダル類の表面を回転ブラシで清掃・研磨して、その表面に付着したゴミ・汚れ・微細片を剥離・分離して、これらを負圧で吸引して排除するメダル類の研磨装置に関する。
メダル類の研磨装置として、メダル類の搬送路の上下に回転ブラシを対向配置し、各回転ブラシの弾性ある樹脂製のブラシ毛をメダル類の上面・下面と接触させて、メダル類の表面にブラシ毛の回転とブラシ毛の弾性によってブラシ毛先端部を撓うように当てて擦って表面に付着したゴミ・汚れ・微細片(以下、ゴミ類と総称する)を表面から剥離し、又これらを分離回収するメダル類の研磨装置は現在パチンコ店等の遊技店で使用メダルの研磨装置として広く使用されている。この先行技術は、特許文献1で示されている。
更に、上記の回転ブラシで剥離・分離されたゴミ・汚れ・微細片を負圧吸引装置で吸引してフィルターで捕捉して排除できるようにした技術も公知で、例えば特許文献2で示されている。
遊技機に使用されるメダルは1.6mm程の厚みがあり、その上面・下面には店名のマークの文字・記号等が刻設されている。硬貨も表面に文字・記号・図形が刻設されている。
メダルの表面には文字・記号・図形の刻みの微細な凹凸があり、ここに手汗・ゴミ類が付着して清掃を難しくしている。この点は、本出願人は対向するブラシ毛の回転軌跡の重なりの深さ(ブラシ毛の交差の長さ)を適切にすることで解消して、高い掻出力・剥離力を得ることができた。
しかしながら、回転ブラシが金属製のメダル類の表面に接触・摩擦すると、及びブラシ毛同士が接触・摩擦すると、ブラシ毛及びメダル類に静電気が発生する。これがブラシ毛で剥離・分離したゴミ類を静電気によってブラシ毛・メダル類の表面に再付着して、又は分離が静電気によって妨げられてブラシ毛に付着したままとなり、回転ブラシの周囲空間に飛散せず、空気圧の負圧によってこれらゴミ類を吸引移動できず、ゴミ類の吸引捕集が難しくなり、又その結果としてメダル類の表面にゴミ類が付着したまま送り出されて、ゴミ類の清掃・研磨が不充分となるという問題点があった。
特開2011−67257号公報 特開平11−207016号公報
本発明が解決しようとする課題は、回転ブラシ毛によって掻き出された又は剥離されたゴミ類がブラシ毛・メダル類の静電気によって捕捉されてブラシ毛・メダル類に付着したままあるいは再付着して回転ブラシの外周空間に飛散・放散されず負圧吸引によって吸引されなくなるのを防止し、回転ブラシで掻き出し、剥離・分離したゴミ類を負圧吸引装置で確実に捕捉し、排除できるようにすることにある。
かかる課題を解決した本発明の構成は、
1) メダル又はコインのメダル類の搬送路に沿って、搬送されるメダル類の上面又は下面の表面に接触してメダル類の表面を清掃する一対の対向した回転ブラシを1組又は複数組列設するとともに、前記回転ブラシの先端のメダル類がない場合の回転軌跡が所要の深さで互に重なるように近接し、且つ各回転ブラシの回転方向を接触するメダル類が搬送方向に送られるように互に逆方向に回転させる回動手段と、回転ブラシでメダル類の表面から剥離・分離したゴミ・汚れ又は微細片を負圧で吸引する吸引装置とを備えたメダル類の研磨装置に於いて、
吸引装置の吸引口がある側と搬送路を挟んで反対側となる位置から回転ブラシのブラシ毛に向って陰イオンを放出するイオン放出装置を設けたことを特徴とする、メダル類の研磨装置
2) 対向した回転ブラシを収めるケーシングの天井面で前記イオン放出装置の陰イオンの放出口の上方位置に外気を取り込む通気口を設けた、前記1)記載のメダル類の研磨装置
3) イオン放出装置の陰イオンの放出口の近くに回転ブラシに向って大気の空気を送り込む送気ファンを設けた、前記1)記載のメダル類の研磨装置
4) 回転ブラシの先端の回転軌跡の重なり部分の深さδを2.0〜5.0mmとした、前記1)〜3)いずれか記載のメダル類の研磨装置
5) メダル類の前記搬送路に沿って設けられた対向した前記回転ブラシの送出側位置にメダル類の前記搬送路の搬送方向からの外れを規制する一対のメダルガイドを設けた、前記1)〜4)いずれか記載のメダル類の研磨装置
6) 対向する回転ブラシが前記搬送路に沿って複数組あり、対向する回転ブラシの組間に設けられた前記メダルガイドの搬送路の搬送方向と直交する前端に沿って前方の回転ブラシのブラシ毛の回転軌跡内に挿入されるように前方に向って前端から突出した前方突出部を所定間隔でもって複数設け、又前記メダルガイドの後端に沿って後方の回転ブラシのブラシ毛の回転軌跡内に挿入されるように後端から後方に向って突出した後方突出部を所定間隔でもって複数設け、メダルガイドの前後端の前方突出部と後方突出部とが前後の回転ブラシのブラシ毛と接触してブラシ毛に付着したゴミ・汚れ又は微細片を削ぎ取り且つブラシ毛に振動を与えてゴミ・汚れ又は微細片の分離・剥離を高めたことを特徴とする、前記5)記載のメダル類の研磨装置
7) 前記前方突出部及び後方突出部の形状が三角形状である、前記6)記載のメダル類の研磨装置
8) メダル類の前記搬送路の最下流に位置する対向する回転ブラシの送出側に設けたメダル類の排出方向を誘導する対向した一対の排出シュートを設け、同排出シュートのシュート前端から前記最下流の回転ブラシのブラシ毛の先端の回転軌跡内まで挿入するように前記前端の一部を所定間隔で延伸させたシュート延伸部を複数設けた、前記1)〜7)いずれか記載のメダル類の研磨装置
9) 回転ブラシのブラシ毛の先端部に接触してブラシ毛先端部を砥石研磨する砥石板を弾支した、前記1)〜8)いずれか記載のメダル類の研磨装置
にある。
回転ブラシ毛がメダル類(通常金属製)の表面と接触してブラシ毛がメダル表面を擦ると静電気が発生し、これが剥離したゴミ・汚れ・微細片をブラシ毛やメダル類に再付着させて、空気吸引によってこれらを吸引できにくくし、ゴミ等の除去を阻害していた。
本発明で、回転ブラシに向けて陰イオンを放出する陰イオン放出装置を有し、放出される陰イオンでイオン力でブラシ毛に付着しているゴミ・汚れ・微細片をイオン(静電気)の中和を行ってブラシ毛・メダル類の表面からの分離を良好にでき、よってこれらの負圧吸引・捕捉を確実にしている。
又、陰イオンを回転ブラシに向けて放出しても、負圧吸引装置の負圧吸引力は弱く、回転ブラシへ陰イオンを誘導できない場合があった。そして、回転ブラシのブラシ毛の回転で回転ブラシ毛の外周空気を上方へ吹き上げ、又は外周で回転流を生起して、吹上げ空気流及び回転ブラシの外側の回転空気流によって陰イオンがその空気流とともに運動し、陰イオンは回転ブラシ方向に向かわずに回転ブラシのブラシ毛内部及びブラシ毛に挟まれたメダル類にまで到達しにくくなり、陰イオンによる中和作用が不充分となって、ゴミ類のブラシ毛・メダル類の付着を解消しにくいものであった。
この点、空気送り込みファンを備えた本発明では、放出された陰イオンを空気送り込みファンでもって回転ブラシに向けて送気された強制空気流によって陰イオンを強制的に回転ブラシ・メダル類へ送り届けることができ、中和を確実にしてゴミ類の吸引排除を高める。
図1は実施例1の全体構造を示す構造説明図である。 図2は実施例1の分解斜視図である。 図3は実施例1の回転ブラシの回動手段を示す説明図である。 図4は実施例1のメダル研磨状態を示す説明図である。 図5は実施例1の回転ブラシの側面図である。 図6は実施例1の回転ブラシの正面図である。 図7は実施例1の回転ブラシのブラシ毛の先端部の重なりを示す説明図である。 図8は実施例1の回転ブラシのブラシ毛によるメダル研磨の状態を示す説明図である。 図9は実施例1で使用したメダル汚れの検査器具の構造の説明図である。 図10は実施例1でのメダル汚れ検査器具によって汚れ検査体の汚れとその評価を示す説明図である。 図11は実施例2の全体構造を示す構造説明図である。 図12は実施例2のメダルガイドと排出シュートの配置とそれらの回転ブラシの回転軌跡への挿入状態を示す説明図である。 図13は実施例2のメダルガイド及び排出シュートの形状を示す拡大斜視図である。 図14は実施例2のメダルガイド及び排出シュートの突出部と延伸部を示す拡大断面図である。 図15は実施例2の下側回転ブラシと対向したメダルガイドと排出シュートの配置を示す説明図である。 図16は実施例2のメダルガイド板・メダルガイド及び排出シュートの突出部・延伸部の他の形態例を示す斜視図である。 図17は砥石板を使用した実施例3の全体構造を示す構造説明図である。 図18は実施例3の砥石板の弾支構造を示す説明図である。 図19は実施例3のブラシ研磨状態を示す説明図である。 図20は実施例3のメダル研磨状態の説明図である。 図21はイオン放出装置に送気ファンを取付けた実施例4の全体構造を示す説明図である。 図22は実施例4の分解斜視図である。 図23は実施例4の動作状態を示す説明図である。
又、本発明では請求項5〜9に示すような対向するメダルガイドを有する形態、同メダルガイドと排出シュートに前方・後方の突出部又は延伸部を設ける形態、ブラシ毛の先端部を研磨する砥石板を設ける形態は、本発明の基本の請求項1〜3記載の発明に上記形態構造の組み合せを付加することもでき、より発明の研磨効果を高めることができる。
陰イオン放出装置から放出される陰イオンとしては、微粒子水にマイナス(負)イオンを帯電させた陰イオン粒子としたもののイオン物質が主に選択される。
又、本発明で放出された陰イオンを回転ブラシ及びメダルまで送る力は、イオン放出初速度の外に、負圧吸引装置によって生起される吸引される空気流及び送気ファンによって発生させた回転ブラシ方向の強制空気流の空気力による方法がある。
以下、本発明の実施例1〜4について図面に基づいて説明する。
図1〜20に示される実施例1,2,3は陰イオン放出装置を設けた上方ケーシング10に通気スリット10を設け、吸引装置12が作動すると発生する負圧によって上方ケーシングの通気スリット10から大気を上下のケーシング10,11内の空間に導入して回転ブラシ2〜2へ向う下向きの空気流を生起し、放出した陰イオンがその空気流にのせて回転ブラシ2〜2,メダルmの方へ送る。これらにある静電気を中和させ、ゴミ類の静電気によるブラシ毛4〜4,メダルmに付着する力を失わせ、ゴミ類のブラシ毛4〜4,メダルmの表面からの剥離・分離を確実にし、負圧吸引で確実にゴミ類を吸引して排除できるようにした。
図21〜23で示される実施例4は請求項2の発明の実施例であり、陰イオン放出装置から放出された陰イオンが回転ブラシ2〜2の回転によって発生する回転空気流で回転ブラシ内部に進入することを阻止することに対し、回転ブラシ・メダルへの強い空気流を送気ファン40で強制的に発生させて、放出された陰イオンを確実に回転ブラシ2〜2のブラシ毛全体まで及びメダル表面まで送り出すようにして、中和力を高めた例である。
以下、本発明の実施例として、図1〜10に示す実施例1と、図11〜16に示す実施例2と、図17〜20に示す実施例3と、図21〜23に示す請求項2の発明の実施例である実施例4とを図面に基づいて説明する。
いずれの実施例も、遊技店で使用する直径25mmで厚み1.6mm程のメダルを対象とする研磨装置で、メダルの表面(上面,下面)には店名、店名を示す図形・記号・マークが刻印されていて、1mm以下の微小な凹凸が形成されている。
図1〜10に示す実施例1は、負圧空気で通気スリット10から外気を取り込んで下向き空気流を発生させる例である。請求項1,3,4,5,6,7の発明の実施例であって、本発明の基本的な実施例であり、突出部・延伸部がない上下に対向するメダルガイドと、上下に対向する排出シュートを有し、又微粒子水にマイナス(負)イオンを帯電させた陰イオンを放出する陰イオン放出装置を備えた例で、上下対向した回転ブラシの重なり部分の深さδは2.0〜4.0mmの寸法のもので、比較対照として回転ブラシの重なり部分の深さ2.0mmより小さい場合と4.0mmより大きく超えた回転ブラシを用意し、汚れの除去の深さδの寸法の影響の比較試験を行った例である。研磨後のメダルの汚れの検査は図9に示す検査器具を使用し、図10に示すような汚れ検査体の汚れを目視で評価した例である。
図11〜16に示す実施例2では、実施例1において対向した各メダルガイドに三角形状の前方・後方の突出部を設け、又対向した排出シュートの前端に延伸部を設けた請求項5,6を引用した請求項7の発明の実施例である。
図17〜20に示す実施例3では、前記実施例1において回転ブラシのブラシ毛の先端を尖鋭にする砥石板を各回転ブラシに対し、ブラシ毛先端が接触するように弾支した実施例である。
図21〜23に示す実施例4は、請求項3の発明の実施例で実施例1において陰イオン放出装置に近接して放出した陰イオンを送風ファンの空気流によって回転ブラシの方向に強制送りし、イオンによる中和を確実にするため、及びゴミ・汚れ・微細片が下方の吸引方向に送り易くするために、送風ファンを回転ブラシの上方の上方ケーシングに設けた例である。
尚、本発明は実施例1〜4の例示の組み合せ構成に限るものでなく、それ以外に請求項2〜9の特徴的構成の種々の組み合せでも含むものである。
以下、実施例1〜4の図面の符号について説明する。
は実施例1のメダル類の研磨装置、Gは実施例2のメダル類の研磨装置、Gは実施例3のメダル類の研磨装置、Gは実施例4のメダル類の研磨装置を示す。mはメダル、δは対向する回転ブラシ(2,2),(2,2)のブラシ毛(4,4),ブラシ毛(4,4)の重なり部分の深さの長さを示す。
図中1はメダルmの搬送路、2,2,2,2は互に上下に対向した外径38mm程の回転ブラシ、3,3,3,3は各回転ブラシ2,2,2,2の回転軸、4,4,4,4は各回転ブラシ2,2,2,2のナイロン製ブラシ毛、5,5は対向して設けたメダルガイド、511,512はメダルガイド5の前端,後端、521,522はメダルガイド5の前端,後端、611,612は同メダルガイド5の前端511又は後端512から3mm程突出させた前方突出部,後方突出部、621,622はメダルガイド5の前端521又は後端522から突出させた前方突出部,後方突出部、7,7は回転ブラシ2,2の後方に設けた上下対向させた排出シュート、711,721は排出シュート7の前端,排出シュート7の前端、8は同排出シュート7の前端711から回転ブラシ2,2のブラシ毛の回転軌跡内へ延伸した延伸部、8は同排出シュート7の前端721から回転ブラシ2のブラシ毛の回転軌跡内に挿入するように延伸させた延伸部である。
又、9〜9は回転ブラシ2〜2の回動機構の構成部分であり、9,9,9,9は各回転軸3,3,3,3の軸端に取付けた連動ギアであり、上下の連動ギア(9,9),(9,9)は互に噛合している。9,9は回転軸3,3に軸着したタイミングベルト用歯車、9は回転ブラシ2,2,2,2を回動させるモータ、9は同モータの出力軸に軸着したタイミングベルト用歯車、9は歯車9,9,9を連動させる伝動用タイミングベルトである。10は回転ブラシがある研磨部を形成する上方ケーシング、10は上方ケーシングの天井部に設けた通気スリット、11は回転ブラシがある研磨部を形成する下方ケーシング、12は吸引装置、12は吸引装置の下方ケーシング11の底面に設けた吸引口、12は吸引口12に接続された吸引管、12は吸引管12の途中に設けた負圧を発生させる送気ファン、12は送気ファン12の前の吸引管12の内部に設けたゴミ・汚れ・微細片を捕捉するフィルター袋、13は吸引管12に接続された空気を大気に放出する排気管、14は微粒子水に負の電荷が帯電された陰イオンを放出する陰イオン放出装置、14は同陰イオン放出装置の陰イオンを発生させ且つ陰イオンのイオン濃度(負の電荷量値)を回転ブラシの静電気の帯電量に応じて調整できる陰イオン発生部、14は陰イオン発生部14で発生させた陰イオンを上方ケーシング10内に放出するイオン放出管、20はメダルmを一次的に清掃・研磨する水平回転式一次研磨部、21は同一次研磨部の回転盤、21は回転盤21の外周部に環状に垂直なブラシ毛を植毛した環状の回転ブラシ部、21は回転盤21の円形の中央部、22は回転盤21の回転軸、23は同回転軸22の下部に取付けたベルト車、24は回転盤21を回動させるモータ、25は同モータの出力軸に軸着したベルト車、26はベルト車23,25を伝動させる伝動ベルト、27は一次研磨部のケーシング、27は上方から落下させるメダルmの投入口、27は環状の回転ブラシ部21上のメダルmを搬送路1へ吐出する吐出口、27は吐出口27の上下を規制するメダルガイド板、27は同メダルガイド板27の前端から回転ブラシ2,2に向けて三角形状に延伸した延伸部、28は回転盤21の環状ブラシ部21の上方のケーシングの一部に下方に向けてブラシ毛を植毛した固定環状ブラシ部である。
30は回転ブラシ2,2,2,2のブラシ毛4,4,4,4の先端を尖鋭にする砥石板、30はその接触面の砥石層、30は砥石板を支持する進退軸、30は砥石板30を回転ブラシの方向に付勢するスプリング、30は砥石板30の取付固定板、40は陰イオン放出管14の近くの上方ケーシング10に設けた陰イオンを回転ブラシ方向に誘導する送気ファンである。50は汚れの検査器具、51は同検査器具50の下枠、52は同下枠に蝶着した上枠、52は上枠52と下枠51との蝶着部、52は上枠52と下枠51の閉状態をロックできる開閉ロックバンドである。53は15mm×50mm×6mmのスポンジ製の細長の汚れ検査体、54は同汚れ検査体を動かないように拘束する汚れ検査体固定片、54は拘束片、55は汚れ検査体の上面に研磨されたメダルmを押圧して回転させるゴム製の回転加圧部、56は同回転加圧部を下端に取付け、上枠52に回転自在に軸支されたメダル回転操作軸、57は同メダル回転操作軸56の軸頭に取付けたハンドル、58は回転加圧部を下方に付勢するスプリングである。
(実施例1の構造)
図1〜10に示す実施例1は本発明の基本的な構造であって、上下一対の対向した回転ブラシ2,2と対向した回転ブラシ2,2との2組の間の搬送路1を挟むように水平な上下対向したメダルガイド5,5及び上下対向した排出シュート7,7を設け、又上下対向した回転ブラシ(2,2),(2,2)の回転ブラシの重なり部分の長さδを0,1.0,2.0,3.0,4.0mm,4.0mm以上にブラシ毛4〜4の長さを変えることで調整可能として、長さδの研磨力への影響を試験できるようにしている。この実施例1のメダルガイド5,5,排出シュート7,7には前方突出部611,後方突出部及び延伸部8,8は有していない。又、回転ブラシ2,2,2,2を囲む下方ケーシング11と上方ケーシング10の研磨空間の上方から陰イオン発生部14で発生させた陰イオンを下方の回転ブラシ2,2,2,2の方向に放出している。
回転ブラシ2〜2の回転は、モータ9を作動させてタイミングベルト9を送って歯車9,9を回動させ、その回転軸3,3に軸着した下方の連動ギア9,9を回動し、同連動ギアに噛み合っている上方の連動ギア9,9を回動させることで、回転軸3〜3を回転させ、同回転軸に軸着した回転ブラシ2〜2を上下互に逆方向でメダルmの送る方向に回転させるようにしている。
更に、実施例1では上記対向した回転ブラシ2〜2による研磨の前に、水平な回転盤21へ使用済みメダルmを投入し、外周部分の上下面の回転ブラシ部21と固定環状ブラシ部28によって、メダルmの1次研磨を行うようにしている。
(実施例1の動作)
使用されて汚れたメダルmは、水平回転式一次研磨部20の投入口27へ投入されて回転盤21の円状の中央部21上へ落下される。同中央部21へ落下したメダルmは回転盤21の高速回転による遠心力を受け、回転盤21の外周方向に回転しながら移動し、回転ブラシ部21と上方の固定環状ブラシ部28との間の上下のブラシ先端間に進入し、回転力と遠心力と上下のブラシ毛による抵抗とから螺旋状に外周方向に移動し、回転盤の外周枠に到って、同外周枠に沿って回転してその吐出口27から上下対向のメダルガイド板27に案内されて搬送路1へ移動していく。このメダルmの回転ブラシ部21と固定環状ブラシ部28との間のブラシ毛によってメダルmは清掃・研磨され、一次清掃と研磨がなされて吐出口27から搬送路1へ送られていく。
搬送路1へ送られたメダルmは上下対向の回転ブラシ2,2のブラシ毛4,4の重なり部分の中間の搬送路1に沿って送られる(図7参照)。メダルmの上面に回転ブラシ2のブラシ毛4の先端部が刺し込むように且つ若干撓った状態で接触する(図8参照)。このような状態で回転するブラシ毛4は搬送路1に沿って所要速度で移動しているメダルmの表面を清掃と研磨を行う。ブラシ毛の毛先端がメダルmの微細な凹凸の平面・それらの隅部に刺し込んで、これらに付着しているゴミ・汚れ・微細片をその回転力・弾性力又はメダル移動速度でもって掻き出し、外方へ飛散させる。メダルmの裏面(下面)も下方の回転ブラシ2によって同様にメダル裏面をブラシ毛4によって清掃・研磨する。又、メダルmは回転ブラシ2,2のブラシ毛4,4の回転力とブラシ摩擦力によって図中左方向の搬送方向へ送り出される。
回転ブラシ2,2を通過したメダルmは回転ブラシ2,2からの力で上方向又は下方向に移動方向が変られる場合が発生しても、上下一対のメダルガイド5,5によってメダルmが搬送路1から上方向に飛び出し、又は下方への落下方向になるのを規制し、搬送路1に沿ってメダルmを送るようにする。
これらのメダルガイド5,5で規制されて搬送方向に送られると、次の組の回転ブラシ2,2のブラシ毛4,4の中間位置へ送り込まれ、前記同様に同ブラシ毛4,4によってメダルmの表面(上面)・裏面(下面)を清掃・研磨する。この2組目の回転ブラシ2,2で清掃・研磨されると、排出シュート7,7に規制されて排出される。
これら回転ブラシ(2,2),(2,2)のナイロン製のブラシ毛同志の摩擦によって、及びブラシ毛4,4,4,4と金属製メダルmとの摩擦によって静電気が発生しがちであるが、本願陰イオン放出装置14の陰イオン発生部で発生した陰イオンがイオン放出管14から回転ブラシ2〜2及びメダルmに向けて放出されることで、ブラシ毛4〜4及びメダルmに発生した静電気を陰イオンによって中和して、ゴミ・汚れ・微細片・粉が静電気によってブラシ毛4〜4及びメダルmに付着したままになること及び再付着することを抑止し、ゴミ・汚れ・微細片・粉の空中への飛散、ブラシ毛・メダルmからの剥離することを促す。これによって、吸引装置12によって確実に吸引・除去ができるようになる。
このように、回転ブラシ2〜2でメダルmの表面・凹凸の隅・凹部の底面に付着したゴミ・汚れ・微細片・粉等をブラシ毛4〜4によって剥離・分離し、空気中へ飛散させる。
そして、状態で吸引装置12を作動させる。送気ファン12によって吸引管12を介して吸引口に負圧を発生し、空気とともに空気中に飛散されたゴミ・汚れ・微細片・粉を吸引口12へ吸引し、吸引管12を介して送り、フィルター袋12で捕捉して多く貯れば袋ごと排出させて、清浄化された空気のみ放出させるようにしている。
尚、上方ケーシング10の天井面には通気スリット10を設けていて、吸引口12からの吸引して空気を排出する分、この通気スリット10から室内の空気を導入している。この通気スリット10からの空気流で陰イオンは回転ブラシ2〜2へ移動して、静電気の中和を確実にしている。
対向する回転ブラシ毛の重なり部分の長さδによる清掃・研磨力の影響の試験について説明する。実施例1の回転ブラシ(2,2),(2,2)とのブラシ毛の重なり部分の長さδを0.0,1.0,2.0,3.0,4.0mmと設定を変えて、排出シュート7,7を介して研磨したメダルmの汚れ具合を検査して評価するようにした。同じような汚れ方をした使用済みのメダルmの10枚を同じ長さδの設定の0.0,1.0,2.0,3.0,4.0mmの長さで研磨してワイピングレベル評価の検査器具50での検査の為に使用した。各δの長さでの10枚の研磨したメダルmをスポンジ状の小さな細長の直方体の汚れ検査体53上に置いてメダルmを回転させてメダルmに付着した汚れを汚れ検査体53に擦りつけ、5種類のδの長さでの汚れ検査体53の汚れ具合を目視で評価して、メダルmの清掃・研磨されているレベルを評価した。評価レベルは下記表1のようにして5段階目視評価を行った。
Figure 2017144190
(汚れ検査の器具の説明)
メダルを研磨した後のメダル表面に残留したゴミ・汚れ・微細片の付着状態を検査する器具として、図9,10に示す検査器具50と、メダルの表面に付着した汚れ等をメダル表面から拭き取ってその拭き取った汚れの具合からメダルの残留汚れを検定するスポンジ製の汚れ検査体53を使用する。図10にワイピングレベル評価の汚れ検査体53の汚れ具合の評価レベル1〜5とその汚れ具合を示している。
検査器具50は図9に示すように小型の器具で金属性の下枠51の一端に上枠52を蝶着部52で開閉自在とし、それをロックできる開閉ロックバンド52で閉状態に保持できるようになっている。
この下枠51には、細長のスポンジ製の汚れ検査体53の左右と前後が動かないように拘束する汚れ検査体固定片54を設けている。又、汚れ検査体53の上面中央に載せて検査するメダルが左右にスライドせず水平回転可能に保持する左右の拘束片54を有している。
又、この上枠52の中央にはメダル回転操作軸56が上枠52の面に直角に貫通するように設けられ、同メダル回転操作軸56の軸下端にはゴム製の回転加圧部55が固着され、同回転加圧部55と上枠52の天井面との間にはスプリング58が設けられている。更に、メダル回転操作軸56の上端の軸頭にはメダル回転操作軸56を回動させるハンドル57が取付けられている。又、上枠52の下面から垂設された一対の汚れ検査体押圧片(図示せず)がある。
(汚れ検査の器具による汚れ検査方法について)
まず、下枠51の中央にある汚れ検査体固定片54内側に細長の15mm×50mm×厚み6mmのスポンジ製の新品の汚れ検査体53をセットする。セットされた汚れ検査体53の上に汚れ検査するメダルmを載せて拘束片54で左右移動を止める。このようにして、上枠52を閉じて開閉ロックバンド52で閉じた状態で保持する。この状態で前後左右対向して設けた汚れ検査体固定片54と拘束片54で拘束し、上枠52から垂設した汚れ検査体押圧片(図示せず)でスポンジ製汚れ検査体の前後左右を押えて汚れ検査体53を動かないようにしている。そして、検査するメダルをこの上に載せる。
次に、メダル回転操作軸56の軸頭のハンドル57を手で押し下げてメダルmを汚れ検査体53に押し付けるようにしてハンドル57を回動させると、ゴム製の回転加圧部55がメダルmを汚れ検査体53に押し付け、それを回転することで回転するメダルmの下面の汚れが汚れ検査体53に移って汚れ検査体53の表面を汚す。ハンドル57を所定回数廻してメダルを回転させる。これを同じ長さδで研磨された10枚のメダルmで繰り返して、汚れ検査体53に研磨された後のメダルmの汚れを移して目視で汚れ検査体53の最終の汚れ状態を観測することで、本発明のメダル研磨装置の研磨性能を確認した。
本発明では、同じ程度の汚れたメダルmを回転ブラシ2〜2のブラシ毛の重なりの長さδを0.0〜4.0mmの1.0mm単位で調整して、各δの長さで研磨した10枚のメダルmを上記汚れの検査器具50で汚れ検査体53に汚れを作ってそれらを目視で比較して、長さδと汚れ除去の関係を測定した。汚れを表1の如くレベル1〜5に分けて目視でしかもそのレベルを複数人の目視検査人で評価し、その平均値で汚れ具合を評価した。
上記実施例1のメダル類の研磨装置でもって、上記ブラシ毛の重なり部分の長さδに対する汚れの評価は、結果として下記表2の如くなった。
Figure 2017144190
このように、実施例1では回転ブラシ2〜2の重なり部の長さδ(ラップ代)が、2.0〜4.0mmにおいてはレベル3の「有る程度汚れが除去されている」の評価からレベル1の「ほとんど汚れが除去されている」評価に近いレベル2の「かなり汚れが除去されている」の評価であり、δが5.0でも汚れの除去の連続性があると思われるのでδが2.0mm相当のレベルと推定でき、レベル3より良いと推定され、汚れ除去が良好と判断された。特に、δの長さが3.0〜4.0mmではレベル1に近いレベル2程であり、汚れの除去が優れていたことが分った。
(実施例2)
図11〜16に示す実施例2は、実施例1において対向した上下の一対の各メダルガイド5,5の前端511及び後端512から対向している回転ブラシ2,2,2,2に向って三角形状の前方突出部611と後方突出部612を張り出している。その前方・後方の突出部611,612の張り出しの長さtは前端511,後端512から3mm程である。又、上下一対の排出シュート7,7にも延伸の長さtが3mmである三角形状の延伸部8,8を回転ブラシ2,2に向けて排出シュート7,7の前端711,721から延伸させた例である。他の構造は実施例1と同じである。
このように、実施例2ではメダルガイド5,5の3mmの前方突出部611,後方突出部612及び排出シュート7,7の前端711,721から3mm程延長させた延伸部8,8を回転ブラシ2,2,2,2のブラシ毛4,4,4,4の回転軌跡内に挿入している(図12,14参照)。
実施例2では、ブラシ毛4〜4の先端部はメダルガイド5,5の前方・後方突出部611,612,621,622又は延伸部8,8と接触する。
これによって、ブラシ毛4〜4の先端部はこれら前方・後方突出部611,612,621,622又は延伸部8,8との接触して、ブラシ毛4〜4の先端部に付着したゴミ・汚れ・微細片はこれら突出部611,612,621,622と延伸部8,8によって強制的に剥がされてブラシ毛4〜4から分離する。
又、ブラシ毛4〜4は三角形状をした前方・後方突出部611,612,621,622によって又は延伸部8,8によって回転ブラシ2〜2の回転軸3〜3の軸方向にブラシ毛を分けてブラシ毛4〜4を軸方向に振動させ、これによってブラシ毛4〜4に付着したゴミ・汚れ・微細片を振って空気中へ分離・放出させる。又、軸方向に振動するブラシ毛4〜4によってメダルm表面を軸方向の研磨力を与える。ゴミ等を回転方向の前後ばかりでなくこれと直角の軸方向へも掻き出し、撥き出しもなされ、ゴミ等の空気中への分離・放出を効果的にする。尚、空気中に分離・放出したゴミ等は実施例1と同じように吸引装置12によって空気とともに吸引口12へ吸引されて排除される。
又、図16には実施例2の他の形態例を示している。この図16の例では、上流側の上対対にある各メダルガイド板27の後端にも回転ブラシ2,2の回転軌跡内に挿入する三角形状に突出した延伸部27を設けている。更に、メダルガイド板27の延伸部27と排出シュート7,7の三角形状の延伸部8,8の長手方向に沿ってのピッチ間隔は短い。メダルガイド5,5に突出した前方突出部611,621,後方突出部612,622の長手方向に沿ってのピッチ間隔は長くなっていて、延伸部8,8,27のものの約2倍のピッチ間隔にしている。
この図16の例では、前記図12〜15の実施例2の構造の効果に加え、回転ブラシ2,2のブラシ毛4,4はメダルガイド板27の延伸部27と接触して、ブラシ毛4,4に付着しているゴミ・汚れ・微粒子片等を掻き離して分離し、又ブラシ毛4,4と延伸部27との接触によってブラシ毛4,4に振動を与えてゴミ等の付着物の分離・空気中への放出効果を高めていて、ゴミ等の回収を効果的にし、再付着を少なくしている。
更に、図16の例ではメダルガイド板27の三角形状の延伸部27及び排出シュート7,7の三角形状の延伸部8,8のピッチは短く、その中間にあるメダルガイド5,5の前方・後方の三角形状の突出部611,612,621,622のピッチは長く、前記延伸部27,8,8の2倍の長さのピッチ(間隔)があるので、回転ブラシ2,2,2,2のブラシ毛4〜4の延伸部8,8,27との接触位置と突出部611,612,621,622との接触位置が異なっているので、回転ブラシのブラシ毛を片寄ることなく隈なく接触し、しかもブラシ毛の回転ブラシの回転軸方向への異なった周波数の振動が発生して変動することとなり、上記のブラシ毛と延伸部8,8,27と突出部611,612,621,622との接触による剥離・分離効果を更に高めるようになっている。
(実施例3)
図17〜20に示す実施例3は、実施例1において回転ブラシ2〜2のブラシ毛4〜4の先端を砥石板30の砥石層と接触させてブラシ毛4〜4の先端を尖鋭にして、微細なメダル表面の凹凸に対して刺し込むようにして、ゴミ等の掻き出し力・凹部の隅のゴミ等の掻き出しを効果的にする。この砥石板30は回転ブラシ2〜2方向へスプリング30で付勢されることで、砥石によるブラシ先研磨を確実にして、ブラシ毛4〜4の研磨力を高く維持することができる例である。
この構造は、実施例1の他の実施例2にも適用できる。
(実施例4)
図21〜23に示す実施例4は、実施例1と同じく陰イオン放出装置14を使用しているが、実施例4では陰イオン放出装置14のイオン放出管14から放出される陰イオンを上方ケーシング10に取付けた2台の送気ファンで発生させる空気流によって回転ブラシ2〜2へ強制的に送って、ブラシ毛4〜4及びメダルmへ陰イオンを確実に送りつけて、ブラシ毛4〜4及びメダルmを隈なく中和し、又摩擦で発生する静電気を確実に中和し、静電気でゴミ・汚れ・微細片がブラシ毛・メダルm表面に付着することを強く抑止し、ゴミ等が空気中に放出・飛散し易くするとともに、ゴミ等を送気ファン40の空気流でゴミ等を吸引口12へ誘導し、ゴミ等の吸引・排除を確実にする例である。
尚、実施例4のメダルガイド5,5には実施例1の前方・後方突出部611,612及び排出シュート7,7、メダルガイド板27には延伸部8,8,27はないが、実施例2の如くメダルガイド5,5及び排出シュート7,7、メダルガイド板27に前方・後方突出部611,612,延伸部8,8,27を設けることもできる。及び、実施例3の砥石を回転ブラシ毛の先端部と接触させる組み合せでも有効である。
本発明は、遊技店に使うメダルを中心に説明したが、自動販売機に使用した硬貨や、交通機関使用の為のキップ購入のキップ発行機で使用された硬貨の研磨・清掃にも使用できる。
,G,G,G 実施例1,2,3,4のメダル類の研磨装置
m メダル
δ 回転ブラシの重なり部分の長さ
t 前方・後方突出部又は延伸部の長さ
1 搬送路
,2,2,2 回転ブラシ
,3,3,3 回転軸
,4,4,4 ブラシ毛
,5 メダルガイド
11 前端
12 後端
11,621 前方突出部
12,622 後方突出部
,7 排出シュート
11,721 前端
,8 延伸部
,9,9,9 連動ギア
,9 歯車
モータ
歯車
タイミングベルト
10 上方ケーシング
10 通気スリット
11 下方ケーシング
12 吸引装置
12 吸引口
12 吸引管
12 送気ファン
12 フィルター袋
13 排気管
14 陰イオン放出装置
14 陰イオン発生部
14 イオン放出管
20 水平回転式一次研磨部
21 回転盤
21 回転ブラシ部
21 中央部
22 回転軸
23,25 ベルト車
24 モータ
26 伝動ベルト
27 ケーシング
27 投入口
27 吐出口
27 メダルガイド板
27 延伸部
28 固定環状ブラシ部
30 砥石板
30 砥石層
30 進退軸
30 スプリング
30 取付固定板
40 送気ファン
50 検査器具
51 下枠
52 上枠
52 上枠52を下枠51に蝶着する蝶番
52 開閉ロックバンド
53 汚れ検査体
54 汚れ検査体固定片
54 拘束片
55 回転加圧部
56 メダル回転操作軸
57 ハンドル
58 スプリング

Claims (9)

  1. メダル又はコインのメダル類の搬送路に沿って、搬送されるメダル類の上面又は下面の表面に接触してメダル類の表面を清掃する一対の対向した回転ブラシを1組又は複数組列設するとともに、前記回転ブラシの先端のメダル類がない場合の回転軌跡が所要の深さで互に重なるように近接し、且つ各回転ブラシの回転方向を接触するメダル類が搬送方向に送られるように互に逆方向に回転させる回動手段と、回転ブラシでメダル類の表面から剥離・分離したゴミ・汚れ又は微細片を負圧で吸引する吸引装置とを備えたメダル類の研磨装置に於いて、
    吸引装置の吸引口がある側と搬送路を挟んで反対側となる位置から回転ブラシのブラシ毛に向って陰イオンを放出するイオン放出装置を設けたことを特徴とする、メダル類の研磨装置。
  2. 対向した回転ブラシを収めるケーシングの天井面で前記イオン放出装置の陰イオンの放出口の上方位置に外気を取り込む通気口を設けた、請求項1記載のメダル類の研磨装置。
  3. イオン放出装置の陰イオンの放出口の近くに回転ブラシに向って大気の空気を送り込む送気ファンを設けた、請求項1記載のメダル類の研磨装置。
  4. 回転ブラシの先端の回転軌跡の重なり部分の深さδを2.0〜5.0mmとした、請求項1〜3いずれか記載のメダル類の研磨装置。
  5. メダル類の前記搬送路に沿って設けられた対向した前記回転ブラシの送出側位置にメダル類の前記搬送路の搬送方向からの外れを規制する一対のメダルガイドを設けた、請求項1〜4いずれか記載のメダル類の研磨装置。
  6. 対向する回転ブラシが前記搬送路に沿って複数組あり、対向する回転ブラシの組間に設けられた前記メダルガイドの搬送路の搬送方向と直交する前端に沿って前方の回転ブラシのブラシ毛の回転軌跡内に挿入されるように前方に向って前端から突出した前方突出部を所定間隔でもって複数設け、又前記メダルガイドの後端に沿って後方の回転ブラシのブラシ毛の回転軌跡内に挿入されるように後端から後方に向って突出した後方突出部を所定間隔でもって複数設け、メダルガイドの前後端の前方突出部と後方突出部とが前後の回転ブラシのブラシ毛と接触してブラシ毛に付着したゴミ・汚れ又は微細片を削ぎ取り且つブラシ毛に振動を与えてゴミ・汚れ又は微細片の分離・剥離を高めたことを特徴とする、請求項5記載のメダル類の研磨装置。
  7. 前記前方突出部及び後方突出部の形状が三角形状である、請求項6記載のメダル類の研磨装置。
  8. メダル類の前記搬送路の最下流に位置する対向する回転ブラシの送出側に設けたメダル類の排出方向を誘導する対向した一対の排出シュートを設け、同排出シュートのシュート前端から前記最下流の回転ブラシのブラシ毛の先端の回転軌跡内まで挿入するように前記前端の一部を所定間隔で延伸させたシュート延伸部を複数設けた、請求項1〜7いずれか記載のメダル類の研磨装置。
  9. 回転ブラシのブラシ毛の先端部に接触してブラシ毛先端部を砥石研磨する砥石板を弾支した、請求項1〜8いずれか記載のメダル類の研磨装置。
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