JP2017143627A - 電力変換器の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブラックスタート時においても、コンデンサ電圧を維持できる電力変換器の制御装置を提供する。
【解決手段】変換器1におけるコンデンサ13cに必要な電圧を要求する指令値を出力するコンデンサ電圧制御部21と、コンデンサ電圧制御部21からの指令値が付加された電流指令値に基づいて、変換器1の交流側に必要な電圧を要求する指令値を出力する交流制御部22と、直流電流指令値が付加された循環電流指令値に基づいて、変換器1内部の循環電流に必要な電圧を要求する指令値であって、交流制御部22から出力される指令値に付加される指令値を出力する循環電流制御部23と、ブラックスタート指令の入力に応じて、循環電流指令値に付加される直流電流指令値を、コンデンサ電圧制御部21からの指令値に切り替える第1の切替部24を有する。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、交流系統と直流系統とを連系する電力変換器を制御する電力変換器の制御装置に関する。
近年、長距離送電や異系統連系を実現する手段として、高圧直流送電(以下、HVDC)への期待が高まっている。HVDCでは、送電損失の低減や、送電線路設備費の削減を実現することができる。特に、長距離送電においては、交流送電よりもコスト面で有利である。このため、HVDCは国内外で急速に普及している。
HVDCには、交流系統の電力を直流に変換する、もしくは、直流系統に流れる直流を交流へ変換するための電力変換器(以下、変換器とする)が採用されている。変換器としては、従来から、サイリスタを適用した他励式変換器が用いられていた。しかし、最近では、自励式電圧形変換器の適用が盛んに検討されている。自励式電圧形変換器は、他励式変換器と比較して、交流系統への依存度を低減することができ、設置面積の削減が可能である。
特に、スイッチング素子を多段としたマルチレベル変換器は、高電圧化と、出力電圧の正弦波化とを両立することが可能なので、実用化が進んでいる。その中でも、Modular Multilevel Converter(以下、MMCとする)は高い注目を集めている。MMCは、スイッチング素子及びコンデンサを含むチョッパ回路を、各アームに多段接続することによって高耐圧化を実現し、正弦波に近い交流電圧を出力するようになっている。
特許第4673428号公報
上記のようなMMCは、直流電力と交流電力を個別に制御できる。但し、HVDCとして使用する場合には、交流側の電力を正確に制御することはせず、直流電力指令として、上位系から来る融通電力を与えて制御する。一方、交流側からは、直流側から出力するために必要な電力が入力される必要がある。また、交流側の電力は、MMCにおけるコンデンサの電圧を制御するためにも使用する。このため、交流電力の指令値は、融通電力とコンデンサ電圧を制御するための電力の和となる。これにより、交流側と直流側の電力のバランスをとり、コンデンサ電圧の急激な上昇や低下を防止している。
しかし、ブラックスタート時には、MMCが出力する電力を決定する電圧は、負荷のみに依存することになる。ブラックスタートとは、交流系統が、発電機等の電源がなく、負荷だけで構成されている場合に、変換器から交流系統を立ち上げることをいう。例えば、停電時には、ブラックスタートとなる。通常時には、上記のように、交流側の電力を使うことにより、コンデンサ電圧の微妙な制御を行うことができた。ところが、ブラックスタートの場合には、交流側の電力が負荷に完全に依存してしまう。このため、コンデンサ電圧を制御する自由度がなくなってしまう。直流側の一定の指令値がある一方で、交流側は負荷によって電力が消費されてしまうことを考えると、コンデンサ電圧の維持ができなくなる。
本発明の実施形態は、ブラックスタート時においても、コンデンサ電圧を維持できる電力変換器の制御装置を提供することを目的とする。
上記のような課題を解決するため、実施形態は、交流系統と直流系統とを連系する電力変換器を制御する制御装置であって、前記電力変換器におけるコンデンサに必要な電圧を要求する指令値を出力するコンデンサ電圧制御部と、前記コンデンサ電圧制御部からの指令値が付加された電流指令値に基づいて、前記電力変換器の交流側に必要な電圧を要求する指令値を出力する交流制御部と、直流電流指令値が付加された循環電流指令値に基づいて、前記電力変換器内部の循環電流に必要な電圧を要求する指令値であって、前記交流制御部から出力される指令値に付加される指令値を出力する循環電流制御部と、交流系統の電源がない状態で運転するブラックスタート指令の入力に応じて、前記循環電流指令値に付加される前記直流電流指令値を、前記コンデンサ電圧制御部からの指令値に切り替える第1の切替部と、を有する
実施形態の電力変換装置及びこれが適用される電力系統を示すブロック図 実施形態に用いられる変換器を示す回路図 制御装置の構成を示すブロック図 コンデンサ電圧制御部を示す制御ブロック線図 交流制御部を示す制御ブロック線図 循環電流制御部を示す制御ブロック線図
[第1の実施形態]
[構成]
本実施形態の構成を、図面を参照して説明する。
[電力系統]
本実施形態が適用される電力系統100は、図1に示すように、交流系統AS1、交流系統AS2、直流系統DS1の間で、直流と交流を相互に変換して電力を供給する系統である。交流系統AS1、AS2は、交流電力を供給する系統である。交流系統AS1及び交流系統AS2は、いずれも送電側、受電側となることができる。交流系統AS1、AS2を構成する要素としては、電源、負荷、交流送電線等がある。例えば、交流系統AS1、AS2を、三相又は単相の50Hz若しくは60Hzの電源、負荷及び交流送電線を備える構成とすることができる。直流系統DS1は、交流系統A1、AS2との間で、直流電力を供給する電力系統である。
[電力変換装置]
本実施形態の電力変換装置は、交流系統AS1、AS2と直流系統DS1との連系を行う装置である。電力変換装置は、図1に示すように、変換器1A、変換器1B、制御装置2A、制御装置2Bを有する。
(変換器)
変換器1A、1Bは、交流電力と直流電力とを相互に変換することにより、交流系統AS1、直流系統DS1、交流系統AS2を連係する。
変換器1Aは、交流系統AS1と直流系統DS1との間に接続されている。変換器1Bは、直流系統DS1と交流系統AS2との間に接続されている。変換器1A、1Bは、順変換器としても逆変換器としても機能する。つまり、電力変換装置100は、交流系統AS1と交流系統AS2との間で、双方向に電力を融通することができる。
順変換器は、交流電力を直流電力に変換する変換器である。逆変換器は、直流電力を交流電力に変換する変換器である。例えば、交流系統AS1を送電側、変換器1Aを順変換器として機能させる場合、変換器1Aは、交流系統AS1からの交流電力を、直流電力に変換して直流系統DS1に供給する。また、交流系統AS2を受電側、変換器1Bを逆変換器として機能させる場合、変換器1Bは、直流系統DS1からの直流電力を交流電力に変換して、交流系統AS2に供給する。
このような変換器1A、1Bの一例として、MMCである変換器1を、図2を参照して説明する。MMCは、三相に対応して並列に接続されたレグ11を有する。各レグ11は、正側と負側に直列に接続された単位アーム12a、12bを有する。
単位アーム12a、12bは、チョッパセル13を多段直列接続することにより構成されている。以下、チョッパセル13を単にセルと呼ぶ場合がある。チョッパセル13は、スイッチング素子13a、ダイオード13b、コンデンサ13cを有する単位変換器である。スイッチング素子13aは、自己消弧型の半導体素子である。例えば、スイッチング素子13aとしては、GTO、IGBT、IEGT等を用いることができる。スイッチング素子13aは、2個が直列に接続されている。なお、図示はしないが、各スイッチング素子13aには、自己消弧型素子をオン、オフさせる駆動回路及び電源が接続されている。
ダイオード13bは、還流ダイオードである。2個のダイオード13bが、各スイッチング素子13aにそれぞれ逆並列に接続されている。コンデンサ13cは、蓄積されたエネルギーを電圧として供給する電圧源である。コンデンサ13cは、直列に接続された2個のスイッチング素子13aに並列に接続される。各コンデンサ13cには、図示はしないが、それぞれの電圧を測定する電圧センサが設けられている。
並列に接続された各レグ11の正側と負側の端子は、直流系統DS1に接続される直流端子15である。各レグ11における正側と負側の単位アーム12a、12bは、バッファリアクトル14を介して接続されている。正側と負側のバッファリアクトル14の中点からは、変圧器16を介して、各相の交流端子17が引き出され、交流系統AS1又はAS2に接続されている。
さらに、3相のバッファリアクトル14と単位アーム12a、12bとの間には、それぞれ1つずつ、合計6つの電流センサ18が設けられている。これらの6つの電流センサ18により、以下に述べる各種の測定値が得られる。例えば、これらの電流センサ18の測定値を合計すると、単位アーム12a、12bを貫通して流れる循環電流の成分となる。この循環電流のゼロ相として、直流電流を定義することができる。
つまり、3相の循環電流のうち、3つ同相で流れている0相分は、変換器1内を循環せずに直流側に出ていく。より具体的には、循環電流のR相、S相、T相をαβ0変換することで、変換器1内部を循環するα相とβ相と、0相分が分離する。この0相分が、外部に供給される直流電流成分である。
なお、単位アーム12a、12bは、それぞれN個のチョッパセル13を直列に接続すればよい。上記は、N=2の例であるが、N≧1であればよい。また、変圧器16のリアクタンス成分を利用して、バッファリアクトル14を削減する回路構成としてもよい。
以上のような変換器1A、1Bは、制御装置2A、2Bからの指令値に応じて、制御回路が生成する制御信号に応じて、駆動回路が各スイッチング素子13aがオンオフすることにより動作する。
[制御装置]
変換器1A、1Bには、それぞれ制御装置2A、2Bが接続されている。制御装置2A、2Bは、変換器1A、1Bの運転を制御する装置である。本実施形態の説明では、変換器1A、1Bを区別しない場合には変換器1とする。また、制御装置2A、2Bを区別しない場合には、制御装置2とする。
制御装置2は、図1及び図3に示すように、コンデンサ電圧制御部21、交流制御部22、循環電流制御部23、第1の切替部24、第2の切替部25、第3の切替部26を有する。
コンデンサ電圧制御部21は、変換器1におけるコンデンサ13cに必要な電圧を要求する指令値を出力する。交流制御部22は、コンデンサ電圧制御部21からの指令値が付加された電流指令値に基づいて、変換器1の交流側に必要な電圧を要求する指令値を出力する。
循環電流制御部23は、直流電流指令値が付加された循環電流指令値に基づいて、変換器1内部の循環電流に必要な電圧を要求する指令値であって、交流制御部22から出力される指令値に付加される指令値を出力する。循環電流は、主にコンデンサ電圧の均一化を図るために、各レグ11を循環する電流である。ここでいう循環電流には、外部に出て行かずに滞留する成分も、直流側に出て行く成分も含まれる。
第1の切替部24は、ブラックスタート指令の入力に応じて、循環電流指令値に付加される直流電流指令値を、コンデンサ電圧制御部21からの指令値に切り替える。第2の切替部25は、コンデンサ電圧制御部21からの指令値に付加する電力を、ブラックスタート指令の入力に応じて、直流電力から交流電力に切り替える。第3の切替部26は、交流制御部22からの指令値の出力を、所定の交流電圧の指令値に切り替える。
以下、上記の各部の詳細を説明する。なお、以下の各部におけるゲインは、偏差に対するPID制御を行い、電流指令値、電圧指令値の相互変換等をする制御ブロックである。また、制御装置2に入力される各種の測定値は、電流センサ18、コンデンサ13cの電圧センサ、系統に設置されたセンサ等からの電圧値、電流値及びこれらの値からの演算により求める。さらに、各種の指令値等を決定し、制御装置2に入力する上位の管理システムを上位系と呼ぶ。測定値の演算又は測定値に基づく指令値の演算は、制御装置2の外部で演算してもよいし、制御装置2内部の演算部が演算してもよい。つまり、上位系等の外部で演算された値を用いるか、制御装置2の内部で演算された値を用いるかは自由である。
(コンデンサ電圧制御部)
コンデンサ電圧制御部21は、図4に示すように、各セルのコンデンサ電圧指令値と全セルのコンデンサ平均電圧との偏差をとり、ゲインにおいてPID制御により、偏差に応じた電流指令値を生成する。コンデンサ電圧指令値は、上位系から入力される。コンデンサ平均電圧は、コンデンサ13cの電圧センサからの測定値に基づいて演算により求める。
通常時は、変換器1から直流側に出力する電力に相当するエネルギーを、交流の指令値に含めるために、コンデンサ電圧制御部21からの電流指令値に、当該電力を換算した直流電流値を付加して、フィードフォワードさせる。つまり、直流送電において供給している電力は、コンデンサ13cのエネルギーとは別に、変換器1が融通している電力である。この融通電力分を合わせた電流指令値が、以下に述べる交流有効電流指令値となる(図3、図5参照)。
(交流制御部)
交流制御部22は、図5に示すように、有効電流と無効電流に分けて制御する。この有効電流、無効電流は、三相をdq変換した場合のd軸成分、q軸成分に相当するものと考える。つまり、交流制御部22は、交流有効電流指令値と交流有効電流との偏差をとり、ゲインにおいて偏差に応じた電圧指令値を生成する。交流有効電流は、電流センサ18からの測定値から求める。
また、交流制御部22は、交流無効電流指令値と交流無効電流との偏差をとり、ゲインにおいて偏差に応じた電圧指令値を生成する。交流無効電流指令値は、上位系から入力される。交流無効電流は、電流センサ18からの測定値から求める。
さらに、交流制御部22においては、有効成分と無効成分のそれぞれにゲインの一種であるωLをかけて、有効成分と無効成分とが、一方を変更しても他方に影響を与えない非干渉となるようにする。
このような交流制御部22からの電圧指令値には、図3に示すように、交流側の系統からの交流電圧測定値、循環電流制御部23からの電圧指令値が付加されて、変換器1への指令値として出力される。
(循環電流制御部)
循環電流制御部23の零(0)相分は、図6に示すように、直流電流指令値と直流電流との偏差をとり、ゲインにおいて偏差に応じた電圧指令値を生成する。さらに、この電圧指令値には、直流電圧指令値が付加される。直流電流指令値は、上位系から入力される指令値である。この直流電流指令値には、後述するように循環電流指令値が付加されている。循環電流指令値は、後述するように、測定値からαβ0変換により得られた0相分に相当する指令値である。直流電圧指令値は、上位系から入力される指令値である。循環電流制御部23の出力は、交流制御部22の出力に付加される。
さらに、循環電流制御部23は、リミッタ23a及び設定部23bを有する。リミッタ23aは、循環電流指令値の変動幅を規定する。設定部23bは、リミッタ23aに、上位系から入力されたリミッタ値を設定する。
設定部23bは、直流系統DS1の両端に設置された一対の変換器1A、1Bのうち、ブラックスタート指令を受けている側の変換器1Aを、電流制御端とするリミッタ値を設定し、他方の電力変換器1Bを、電圧制御端とするリミッタ値を設定する。
電流制御端とするリミッタ値は、0でない値であり、電圧制御端とするリミッタ値は、0である。リミッタ値が0でない場合には、入力された値に変動幅があり、その上限下限が規定される。リミッタ値が0の場合には、直流電圧指令値がそのまま出力される。電流制御端、電圧制御端については、後述する。
循環電流指令値は、相間バランス制御操作量と、PN間バランス制御操作量に基づいて、αβ0変換することにより得られる0相分である。相間バランス制御操作量は、三相のコンデンサ電圧のバランスをとる電圧に相当する電流値である。PN間バランス制御操作量は、正側と負側の単位アーム12a、12bにおけるコンデンサ電圧のバランスをとるための電圧に相当する電流値である。相間バランス制御操作量、PN間バランス制御操作量は、コンデンサ13cの電圧センサからの測定値から演算により求める。
αβ0変換は、α相及びβ相の2相成分(三相二相変換)と、0相成分に変換する処理である。この0相成分は、循環電流指令値として、直流電流指令値に付加される。なお、α相成分、β相成分も演算に用いられる場合があるが、本実施形態の原理的な説明には必ずしも必要ないため、その演算の説明は省略する。
(第1の切替部)
第1の切替部24は、スイッチ24a、24bを有する。スイッチ24aは、上位系からのブラックスタート指令に基づいて、コンデンサ電圧制御部21からの電流指令値の出力先を、交流制御部22から循環電流制御部23に切り替える。スイッチ24bは、スイッチ24aの切り替えとともに、循環電流制御部23へ入力される直流電流指令値を、コンデンサ電圧制御部21からの電流指令値へ切り替える。
(第2の切替部)
第2の切替部25は、ブラックスタート指令の入力に応じて、コンデンサ電圧制御部21からの出力にフィードフォワードさせる電力を、直流電力から交流電力に切り替えるスイッチである。この直流電力は、電流センサ18からの測定値と、上位系からの直流電圧指令値により求める。この直流電圧指令値は、循環電流制御部23に入力される直流電圧指令値と同じである。交流電力は、電流センサ18からの測定値と、上位系からの交流電圧の指令値により求める。なお、ここでフィードフォワードさせる電力は、電力を電流の次元に換算した値である。
(第3の切替部)
第3の切替部26は、スイッチ26a、26bを有する。スイッチ26aは、ブラックスタート指令の入力に応じて、交流制御部22からの出力を0に切り替える。スイッチ26bは、変換器1への指令値に付加される交流電圧測定値を、所定の交流電圧の指令値に切り替える。つまり、ブラックスタート時は、測定により系統電圧が得られないので、例えば、通常の系統電圧を、固定の交流電圧指令値として用いる。なお、所定の交流電圧を所定の傾きで増加させてもよい。
[作用]
以上のような本実施形態の作用を説明する。なお、以下の説明では、変換器1Aが送電側の順変換器、変換器1Bが受電側の逆変換器として機能する場合であり、特に、順変換器である変換器1Aを制御する例とする。また、通常時とは、交流系統AS1における電源からの交流電力を変換器1Aが直流電力に変換して直流系統DS1に供給し、この直流電力を変換器1Bが交流電力に変換して交流系統AS2に供給している状態をいう。
(通常時)
通常時は、コンデンサ電圧制御部21は、全セルのコンデンサ平均電圧と、各セルのコンデンサ電圧指令値の偏差から、現状のコンデンサ電圧として必要な電圧を求め、電流指令値に換算して出力する。例えば、コンデンサ平均電圧が、コンデンサ電圧指令値よりも低い場合には電圧を高くし、コンデンサ電圧指令値よりも高い場合には電圧を下げるように、電流指令値を出力する。
この電流指令値には、直流電力から換算した電流値がフィードフォワードされ、交流有効電流指令値として、交流側制御部22に入力される。つまり、コンデンサ13cの制御電流と融通電力である直流側のエネルギーとの和で、交流側の有効電力を決める。
交流制御部22は、交流有効電流指令値及び交流無効電流指令値に基づいて、変換器1に要求する有効電流及び無効電流に相当する交流電圧指令値を出力する。この交流電圧指令値には、系統から得た交流電圧測定値が付加され、さらに、後述の循環電流制御部23からの電圧指令値が付加され、変換器1に対する電圧指令値として出力される。つまり、系統電圧に、コンデンサ13cに必要な電圧、循環電流に必要な電圧を要求する指令値を付加して、電圧指令値とする。
循環電流制御部23は、上記のように循環電流指令値を付加した直流電流指令値と、測定された直流電流との偏差から、必要な電圧指令値を求め、さらに、上位系からの直流電圧指令値を合わせた電圧指令値を出力する。
ここで、HDVCで送電端と受電端に使用されている変換器1A、1Bは、電圧を決めている電圧制御端、電流を決めている電流制御端のいずれかになる。通常は、送電端が電圧制御端となり、電圧一定の制御をする。そして、受電端は電流制御端となり、電圧を可変として電流を制御する。これにより、受電端は、ある範囲内で、流したい電流が得られる指令値を生成して、電圧を自由に動かすことができる。このような電圧制御端と電流制御端の2台の変換器1A、1Bにおける動作点は、電圧制御端の一定の電圧と、電流制御端の変動する電圧との交差点となる。いずれの電圧も自由に変動することになると、動作点が定まらなくなるためである。
例えば、上記のように、変換器1Aが送電端の順変換器、変換器1Bが受電端の逆変換器であるとする。送電端の制御装置2Aの設定部23bは、リミッタ23aに0を設定している。このため、直流電圧指令値がそのまま出力されるので、電圧一定になる。これにより、変換器1Aは、電圧を固定する電圧制御端として機能する。
一方、受電端の制御装置2Bの設定部23bは、リミッタ23aに0でない値を設定している。このため、直流電圧指令値に許容される変動幅がある。この直流電圧指令値が、状況に応じて変動幅の範囲で変化することにより、変換器1Bは、電流を変化させる電流制御端として機能する。
上記のように出力された交流電圧指令値に基づいて、変換器1Aにおける制御回路によりスイッチング素子13aの制御信号が生成されて、駆動回路が各スイッチング素子13aをオンオフさせることにより、変換器1Aの出力が制御される。
(ブラックスタート時)
ブラックスタート時には、ブラックスタート指令が上位系から入力される。すると、第1の切替部24のスイッチ24aは、コンデンサ電圧制御部21の出力先を、交流制御部22から切り離す。これとともに、スイッチ24bは、直流側の循環電流制御部23に入力される直流電圧指令値を、コンデンサ電圧制御部21の指令値に切り替える。
通常時には、系統電圧が存在するため、上記のように、系統電圧と変換器1Aが出す電流により電力を生成して出力することができる。しかし、ブラックスタート時には、交流側の電源がなく、電流は負荷にのみ依存することになる。
そこで、コンデンサ電圧制御部21の出力先を切り替えることにより、循環電流指令値に付加される指令値を、コンデンサ電圧制御部21の電流指令値とする。つまり、コンデンサ13cが必要とする電圧を、交流側の交流有効電流指令値に含めて交流側制御部22から要求して得るのではなく、直流側の循環電流指令値に含めて循環電流制御部23から要求して得るように変更する。
また、ブラックスタート指令を受けて、第2の切替部25は、コンデンサ電圧制御部21から出力される電流指令値に付加される電流値を、交流電力から換算した電流値へ切り替える。つまり、ブラックスタート時は、直流側で指令値を制御することになるので、今度は、交流電力をあらかじめ付加してフィードフォワードする。
この交流電力における交流電圧は、後述する固定の電圧指令値である。この電圧指令値は、系統からの交流電圧測定値に替えて、電圧指令値に付加される値である。この交流電力における交流電流は、電流センサ18からの測定値である。
また、ブラックスタート指令を受けて、第3の切替部26のスイッチ26aは、交流電流制御をOFFにするために、交流制御部22の出力側を0に切り替える。これとともに、スイッチ26bは、系統からの交流電圧測定値から、固定の交流電圧指令値を出力するように切り替える。
つまり、ブラックスタート時には、系統に電圧がないため、系統からの交流電圧測定値を入力して電流を制御することができない。変換器1Aが出した電圧と、負荷抵抗やインダクタンスのインピーダンスによって電流が決まってしまう。そこで、交流制御部22からの指令値を、固定の交流電圧指令値に切り替える。例えば、交流100Vを出したい場合には、交流100Vの指令値を出す。なお、切り替え時から、交流電圧を所定の傾きで徐々に増加させて、所望の値の指令値となるようにしてもよい。
さらに、交流系統AS1がブラックスタートとなった場合、リミッタ値の設定を変える。例えば、交流系統AS1の電源がなくなって、送電端の変換器1Aがブラックスタートする場合、ブラックスタート指令を受けた制御装置2Aでは、設定部23bが、上位系からのリミッタ値として0でない値を設定する。これにより、通常時とは異なり、変換器1Aは、電流を変化させる電流制御端として機能する。
一方、受電端の変換器1Bの制御装置2Bでは、設定部23bが、上位系からのリミッタ値として0を設定する。これにより、通常時とは異なり、変換器1Bは、電圧を固定する電圧制御端として機能する。
以上の切り替え動作により、循環電流制御部23は、コンデンサ電圧制御部21からの指令値に循環電流指令値を付加した直流電流指令値と、測定された直流電流との偏差から、必要な電圧指令値を求め、さらに、上位系からの直流電圧指令値を合わせた電圧指令値を出力する。
この電圧指令値に、固定の交流電圧指令値を付加したものが、変換器1Aへの電圧指令値として出力される。このような交流電圧指令値に基づいて、変換器1Aにおける制御回路によりスイッチング素子13aの制御信号が生成されて、駆動回路が各スイッチング素子13aをオンオフさせることにより、変換器1Aの出力が制御される。
[効果]
以上のような本実施形態は、交流系統AS1、AS2と直流系統DS1とを連系する変換器1を制御する制御装置2であって、変換器1におけるコンデンサ13cに必要な電圧を要求する指令値を出力するコンデンサ電圧制御部21と、コンデンサ電圧制御部21からの指令値が付加された電流指令値に基づいて、変換器1の交流側に必要な電圧を要求する指令値を出力する交流制御部22と、直流電流指令値が付加された循環電流指令値に基づいて、変換器1内部の循環電流に必要な電圧を要求する指令値であって、交流制御部22から出力される指令値に付加される指令値を出力する循環電流制御部23とを有する。
そして、本実施形態は、交流系統AS1の電源がない状態で運転するブラックスタート指令の入力に応じて、循環電流指令値に付加される直流電流指令値を、コンデンサ電圧制御部21からの指令値に切り替える第1の切替部24を有する。
このため、ブラックスタート時において、交流側の制御から、直流側の制御に切り替えることにより、コンデンサ電圧を維持することができる。
また、本実施形態は、変換器1が出力する電力を得るために、コンデンサ電圧制御部21からの指令値に付加する電力を、ブラックスタート指令の入力に応じて、直流電力から交流電力に切り替える第2の切替部25を有する。
このため、コンデンサ電圧制御部21からの指令値に、変換器1が得るべき交流電力を含めて、循環電流制御部23に要求することができる。
また、本実施形態は、交流制御部22からの指令値の出力を、所定の交流電圧の指令値に切り替える第3の切替部26を有する。
このため、ブラックスタートのために得られない系統電圧の代わりとして、所定の交流電圧を得て、運転を継続することができる。
また、所定の交流電圧を所定の傾きで増加させることにより、ブラックスタート時に傾きを持ってソフトスタートさせることができ、突入電流を防止できる。
循環電流制御部23は、循環電流指令値の変動幅を規定するリミッタ23aと、
リミッタ23aにリミッタ値を設定する設定部23bとを有する。そして、設定部23bは、直流系統DS1の両端に設置された一対の変換器1A、1Bのうち、ブラックスタート指令を受けている側の変換器1Aを、電流制御端とするリミッタ値を設定し、他方の変換器1Bを、電圧制御端とするリミッタ値を設定する。
交流系統AS1の電源がない状況では、受電端側で要求される電力を自由に供給することはできない。このため、受電端側を電圧制御端とし、送電端側を電流制御端とすることにより、ブラックスタートとなった送電端側で電流を制御できる。しかも、電圧制御端と電流制御端の切り替えを、直流側の情報のみで行うことができる。
[他の実施形態]
本実施形態は上記の態様に限定されるものではない。
(1)上記の態様では、ブラックスタート時に第3の切替部26が切り替える所定の交流電圧指令値を、固定の交流電圧指令値とした。但し、この所定の交流電圧指令値にスロープゲインをかけるスロープゲイン部を設けてもよい。スロープゲインは、流れている電流に合わせて電圧指令値を補正する処理である。つまり、所定の交流電圧の指令値を、電流センサ18により測定された交流電流×スロープゲインで演算した電圧で補正する。
単に固定値の交流電圧指令値とすると、負荷によって電力が変化するので、負荷が重い場合には、必要以上に大きな電流を流してしまう可能性がある。そこで、スロープゲインを用いて、電流センサ18に測定された電流に応じて、電流を抑えた交流電圧指令値となるように調節する。適用のゲイン、インピーダンスをかけることにより、余分な電流となる分を、電圧指令値から減ずることにより、負荷が重い場合でも、電流を抑えることができる。
(2)制御装置2は、CPUを含むコンピュータを所定のプログラムで制御することによって実現できる。この場合のプログラムは、コンピュータのハードウェアを物理的に活用することで、上記のような各部の処理を実現するものである。ハードウェアで処理する範囲、プログラムを含むソフトウェアで処理する範囲をどのように設定するかは、特定の態様には限定されない。制御装置2A、2Bを共通のコンピュータにより実現したシステムとして構成することもできる。図4〜6の制御ブロック線図も一例であり、上記の制御装置2の各部の機能を実現できる構成であればよい。
また、図示はしないが、制御装置2は、測定値、指令値等、上記の各部の処理に必要な情報を記憶する記憶部を有する。外部から入力されて一時的に記憶される情報や各部の間で処理タイミングの相違を吸収してやり取りされる情報の記憶領域も、記憶部として捉えることができる。
例えば、図3のブロック図におけるαβ0変換を行う処理部は、制御装置2の内部に備えるαβ0変換部であってもよいし、外部でαβ0変換処理を行う演算部であってもよい。外部で演算されて入力された結果は、一時的に記憶部に記憶され、循環電流制御部23に入力される。
(3)本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1、1A、1B 変換器
2、2A、2B 制御装置
11 レグ
12a、12b 単位アーム
13 チョッパセル
13a スイッチング素子
13b ダイオード
13c コンデンサ
14 バッファリアクトル
15 直流端子
16 変圧器
17 交流端子
18 電流センサ
21 コンデンサ電圧制御部
22 交流制御部
23 循環電流制御部
23a リミッタ
23b 設定部
24 第1の切替部
24a、24b、25a、25b スイッチ
25 第2の切替部
26 第3の切替部
100 電力系統
AS1、AS2 交流系統
DS1 直流系統

Claims (6)

  1. 交流系統と直流系統とを連系する電力変換器を制御する制御装置であって、
    前記電力変換器におけるコンデンサに必要な電圧を要求する指令値を出力するコンデンサ電圧制御部と、
    前記コンデンサ電圧制御部からの指令値が付加された電流指令値に基づいて、前記電力変換器の交流側に必要な電圧を要求する指令値を出力する交流制御部と、
    直流電流指令値が付加された循環電流指令値に基づいて、前記電力変換器内部の循環電流に必要な電圧を要求する指令値であって、前記交流制御部から出力される指令値に付加される指令値を出力する循環電流制御部と、
    交流系統の電源がない状態で運転するブラックスタート指令の入力に応じて、前記循環電流指令値に付加される前記直流電流指令値を、前記コンデンサ電圧制御部からの指令値に切り替える第1の切替部と、
    を有することを特徴とする電力変換器の制御装置。
  2. 前記電力変換器が出力する電力を得るために、前記コンデンサ電圧制御部からの指令値に付加する電力を、ブラックスタート指令の入力に応じて、直流電力から交流電力に切り替える第2の切替部を有することを特徴とする請求項1記載の電力変換器の制御装置。
  3. 前記交流制御部からの指令値の出力を、所定の交流電圧の指令値に切り替える第3の切替部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電力変換器の制御装置。
  4. 前記所定の交流電圧を所定の傾きで増加させることを特徴とする請求項3に記載の電力変換器の制御装置。
  5. 前記所定の交流電圧の指令値を、交流電流にスロープゲインを乗じた電圧で補正することを特徴とする請求項3又は請求項4記載の電力変換器の制御装置。
  6. 前記循環電流制御部は、
    前記循環電流指令値の変動幅を規定するリミッタと、
    前記リミッタにリミッタ値を設定する設定部とを有し、
    前記設定部は、直流系統の両端に設置された一対の電力変換器のうち、ブラックスタート指令を受けている側の電力変換器を、電流制御端とするリミッタ値を設定し、他方の電力変換器を、電圧制御端とするリミッタ値を設定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電力変換器の制御装置。
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