JP2017142335A - 光合分波素子及びアレイ導波路回折格子型光波長フィルタ - Google Patents

光合分波素子及びアレイ導波路回折格子型光波長フィルタ Download PDF

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秀彰 岡山
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Abstract

【課題】スラブ導波路と導波路構造体の接続部分で発生する放射損失を低減した光合分波素子を提供する。【解決手段】光合分波素子は、入力用導波路12、スラブ導波路11、及び、並列に設けられた複数の出力用導波路5をこの順に備え、入力用導波路12は、不等分2分岐素子50を備えており、入力された光を互いに異なる強度に2分岐してスラブ導波路11に送り、複数の出力用導波路5は、2分岐された光がスラブ導波路11内で互いに干渉した結果生成される、周期的に光強度が増減する光分布のピークに対応する位置に設けられる。【選択図】図1

Description

この発明は、波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplex)通信等において波長の異なる成分光の合分波に用いることのできる、光合分波素子と、この光合分波素子を備えるアレイ導波路回折格子型光波長フィルタに関する。
近年、加入者系光アクセスシステムとして、1つの局側終端装置(OLT:Optical Line Terminal)と、複数の加入者側終端装置(ONU:Optical Network Unit)を、光ファイバ及びスターカプラを介して接続し、1つのOLTを複数のONUが共有する、受動光ネットワーク(PON:Passive Optical Network)通信システムが主流となっている。この通信システムでは、OLTからONUへ向けた下り通信とONUからOLTに向けた上り通信とが相互に干渉し合わないように、下り通信に使われる光信号波長と上り通信に使われる光信号波長とを違えている。
加入者系光アクセスシステムについては、更に、通信に用いる波長の多重度を上げた波長分割多重方式PON(WDM−PON:Wavelength Division Multiplexed−PON)が検討されている。WDM−PONでは、OLTとONUに、複数の波長の光を合分波する光素子が必要となる。
このような光素子の一例として、アレイ導波路回折格子(AWG:Arrayed Waveguid Grating)がある。AWGは、入力導波路、入力側スラブ導波路、異なる光路長を有する複数のチャネル導波路を含むアレイ導波路、出力側スラブ導波路及び出力導波路が、同一の基板上に平板光導波路回路(PLC:Planar Lightwave Circuit)として形成される。しかし、コアとクラッドの屈折率差が小さい石英系光導波路では、湾曲光導波路の曲率半径を小さくすることが難しく、AWGを小型化できない。
そこで、シリコン(Si)を材料とするコアと、シリコンとの屈折率差が大きな酸化シリコン(SiO)を材料とするクラッドとを用いたシリコン細線導波路で、AWGを構成する例が報告されている(例えば、非特許文献1及び2参照)。シリコン細線導波路では、コアの屈折率がクラッドの屈折率よりも非常に大きい。このため、光の閉じ込めが強く、十分小さい曲率半径の湾曲光導波路を形成できる。また、シリコン電子デバイスの加工技術を利用して製造できるために、極めて微細なサブミクロンの断面構造を実現できる。これらのことから、シリコン細線導波路を用いることでAWGを小型化することができる。
しかし、シリコン細線導波路を用いるAWGでは、AWGを構成する入力側及び出力側のスラブ導波路とチャネル導波路との接続部分で無視できない大きさの放射損失が生じることが知られている。この放射損失を低減する手法の一つとして、AWGを構成する導波路をリブ導波路構造にすることが試みられている。しかしながら、リブ導波路構造を採用すると、湾曲導波路部分の曲率半径を大きくしないと、この部分で無視できない放射損失が生じる。そこで、特殊なリブ導波路を利用して放射損失を低減する試みがなされている(非特許文献3参照)。
また、特許文献1には、AWGを構成する入力側及び出力側のスラブ導波路とチャネル導波路の接続部分で発生する放射損失について、チャネル導波路を構成している複数のそれぞれの導波路で発生する放射損失を等しくするために、導波路モードカプラ(Waveguide mode coupler)を利用する構造が開示されている。
Wim Bogaerts, et al.,"Silicon−on−Insulator Spectral Filters Fabricated With CMOS Technology" ,IEEE Journal of Selected Topics in Quantum Electronics, vol.16,No.1,pp.33〜44(2010). Daoxin Dai et al.,"Ultrasmall Overlapped Arrayed−Waveguide Grating Based on Si Nanowire Waveguides for Dense Wavelength Division Demultiplexing",IEEE Journal of Selected Topics in Quantum Electronics, vol.12,No.6,pp.1301〜1305(2006). Jaegyu Park, et al.,"Improved performance of a silicon arrayed waveguide grating by reduction of higher order mode generation near the boundary of a star coupler" ,Proceedings of SPIE vol.9367,pp.936705−1〜6(2015).
米国特許第6,442,308号明細書
しかしながら、上述の非特許文献3に開示されているリブ導波路は、浅いステップエッチング技術が使われており、製造プロセスに高い技術が要請される。
また、特許文献1に開示されたAWGでは、チャネル導波路における放射損失を等しくすることが実現されるが、放射損失そのものを低減するという課題は解決されていない。
そこで、この発明の発明者は、鋭意検討した結果、AWG型光波長フィルタの光合分波素子において、スラブ導波路への入力導波路を不等分2分岐又は不等分3分岐することによって、放射損失を低減できることを見出した。
この発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、この発明の目的は、スラブ導波路と、複数の基本伝搬モード導波路の集合である出力用導波路が接続された光合分波素子であって、スラブ導波路と出力用導波路の接続部分で発生する放射損失が低減された光合分波素子を提供することにある。また、この光合分波素子を、入力側及び出力側のスラブ導波路と複数のチャネル導波路との接合部分に採用したAWG型光波長フィルタを提供することにある。
上述した目的を達成するために、この発明の光合分波素子は、入力用導波路、スラブ導波路、及び、並列に設けられた複数の出力用導波路をこの順に備えて構成される。入力用導波路は、不等分2分岐素子を備えており、入力された光を互いに異なる強度に2分岐してスラブ導波路に送る。複数の出力用導波路は、2分岐された光がスラブ導波路内で互いに干渉した結果生成される、周期的に光強度が増減する光分布のピークに対応する位置に設けられる。
なお、入力用導波路が不等分3分岐素子を備え、入力された光を2種以上の強度に3分岐してスラブ導波路に送る構成にしても良い。
また、この発明のAWG型光波長フィルタは、入力導波路、入力側スラブ導波路、異なる光路長を有する複数のチャネル導波路を含むアレイ導波路、出力側スラブ導波路及び出力導波路がこの順に接続されて構成される。
入力導波路、入力側スラブ導波路、及び、チャネル導波路で構成される部分が、上述の光合分波素子である。
この発明の光合分波素子によれば、入力導波路とスラブ導波路とを接続する領域の構成が上述の特徴を有することから、スラブ導波路と出力用導波路との接続部分では、周期的に光強度が増減する光分布が生成される。従って、複数の出力用導波路を、光強度が大きい部分に設ければ、スラブ導波路と出力用導波路との接続部分で発生する放射損失を低減できる。
また、この発明のAWG型光波長フィルタによれば、入力導波路、入力側スラブ導波路及びチャネル導波路で構成される部分が、上述の光合分波素子を用いて形成されている。このため、両接続領域において発生する放射損失が低減されたAWG型光波長フィルタが実現される。
第1の光合分波素子の説明に供する図であり、第1の光合分波素子を構成する導波路コアの概略的構成図である。 第1の光合分波素子の動作の説明に供する図である。 第2の光合分波素子の説明に供する図であり、第2の光合分波素子を構成する導波路コアの概略的構成図である。 第2の光合分波素子の動作の説明に供する図である。 第1の変形例の説明に供する図である。 第1の変形例の動作についての説明に供する図であり、(A)はMMI導波路カプラにステップ部が形成されていない場合の導波光の伝搬の様子を示し、(B)はステップ部が形成されている場合の導波光の伝搬の様子を示している。 他の変形例の説明に供する図である。 AWG型光波長フィルタの説明に供する図である。
以下、図を参照して、この発明の実施の形態について説明するが、各構成要素の形状、大きさ及び配置関係については、この発明が理解できる程度に概略的に示したものに過ぎない。また、以下、この発明の好適な構成例につき説明するが、各構成要素の材質及び数値的条件などは、単なる好適例にすぎない。従って、この発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の構成の範囲を逸脱せずにこの発明の効果を達成できる多くの変更又は変形を行うことができる。
(第1の光合分波素子)
図1を参照して、この発明の光合分波素子の第1の実施形態(以下、第1の光合分波素子と称する。)につき説明する。 図1に示すように、第1の光合分波素子は、入力用導波路、スラブ導波路、及び、周期dで並列に設けられた複数の出力用導波路をこの順に備えている。
入力用導波路12は、不等分2分岐素子50を備えており、入力された光を互いに異なる強度に2分岐する。不等分2分岐素子50は、MMIカプラなど従来公知の任意好適な技術を用いて構成することができる。
2分岐された光はスラブ導波路11に送られる。2分岐された光は、それぞれスラブ導波路11内で回折により広がり、互いに干渉する。この結果、スラブ導波路11と出力用導波路5との接続部分では、周期的に光強度が増減する光分布62が生成される。
従って、複数の出力用導波路5を、光強度のピークの部分に設ければ、スラブ導波路11と出力用導波路5との接続部分で発生する放射損失を低減できる。
出力用導波路5の分布と一致する干渉パターンを発生させる条件を説明する。ここでは、出力用導波路5には、図中左から右に向かって番号qを付す。中央に配置された出力用導波路5の番号qを0とする。中央に配置された出力用導波路5と、スラブ導波路11との接続箇所をアレイ中心点60oとする。また、2分岐された入力用導波路12と、スラブ導波路11との接続箇所を入力端14a、14bで示す。
ここで、スラブ導波路11の入力用導波路12側の端部であり、入力端14a、14bのそれぞれから等距離の端部14cと、アレイ中心点60oを結ぶ光路の長さを基準光路長とする。また、アレイ中心点60oから入力端14a、14bを見た角度を2Θiとする。波数をkとし、スラブ導波路11の屈折率をnとするとき、第qの出力用導波路5のスラブ導波路11との接続箇所から、入力端14a、14bまでの光路長は、基準光路長に対して、近似的にそれぞれqkdsinΘi、−qkdsinΘiとなることが知られている。従って、入力端14a、14bまでの光路長差は、2qkdsinΘiとなる。
出力用導波路5との接続部分で光強度が最大になるような周期で干渉が起きるためには、一つ違うqの値で位相が2πだけ異なるようにする必要がある。従って、2π=2qkdsinΘi、すなわち、λ=2ndsinΘiが成立している必要がある。
次に、入力端14a、14bそれぞれに入力された光が、出力用導波路5で発生させる光について説明する。出力特性は、以下の式(1)で表すことができる。
Figure 2017142335
ここで、θはksinΘiである。また、a、bは入力端14a、14bにおける強度の比である。
式(1)から、出力用導波路5で発生させる光の強度は、以下の式(2)で与えられる。
Figure 2017142335
a=0、すなわち、2分岐されず、一方からのみ入力される場合は、|I|=1と一定となる。
また、a=b=1/21/2、すなわち、等分された場合は、|I|=cos(2θq)となり、qの値に応じて振れ幅が1と最大になる。
これに対し、0<a<1/21/2、すなわち、不等分2分岐の場合は、|I|=4a(1−a1/2/[1+2a(1−a1/2]となり、aの値に応じて、振れ幅を所望の値に設定することができる。aの値と振れ幅の関係を図2に示す。図2では、横軸にaの値を取って示し、縦軸に振れ幅を取って示している。
(第2の光合分波素子)
図3を参照して、この発明の光合分波素子の第2の実施形態(以下、第2の光合分波素子と称する。)につき説明する。
第2の光合分波素子は、入力用導波路12が、不等分3分岐素子52を備えており、入力された光を3分岐する点が、第1の光合分波素子と異なっている。それ以外の部分は、第1の合分波素子と同様に構成できるので重複する説明を省略することもある。3分岐された光はスラブ導波路11に送られる。不等分3分岐素子52は、不等分2分岐素子50と同様に、MMIカプラなど任意好適な従来公知の構成にすることができる。
3分岐された光は、それぞれスラブ導波路11内で回折により広がり、互いに干渉する。この結果、スラブ導波路11と出力用導波路5との接続部分では、周期的に光強度が増減する光分布62が生成される。
複数の出力用導波路5を、光強度が大きい部分に設ければ、スラブ導波路11と出力用導波路5との接続部分で発生する放射損失を低減できる。
出力用導波路5の分布と一致する干渉パターンを発生させる条件を説明する。中央に配置された出力用導波路5と、スラブ導波路11との接続箇所をアレイ中心点60oとする。また、3分岐された入力用導波路12と、スラブ導波路11との接続箇所を入力端14a、14c、14bで示す。なお、入力端14cと、入力端14a、14bのそれぞれとの距離は、互いに等しい。
第2の光合分波素子においても、出力用導波路5の接続部分で光強度がピークを有するような周期で干渉が起きるためには、λ=2ndsinΘiが成立している必要がある。
次に、入力端14a、14c、14bそれぞれに入力された光が、出力用導波路5で発生させる光について説明する。出力特性は、以下の式(3)で表すことができる。
Figure 2017142335
ここで、aは入力端14cにおける強度、bは入力端14a、14bにおける強度の割合を示している。この例では、入力端14a、14bにおける強度は互いに等しい。この場合、a+2b=1を満たす。
式(3)から、出力用導波路5で発生させる光の強度は、以下の式(4)で与えられる。
Figure 2017142335
a=0のとき、|I|=1と一定となる。a=2bの場合は、振れ幅が1と最大になる。これ以外の場合は、|I|=8a(1−a1/2/{2−a+4a[(1−a)/2]1/2}となり、aの値に応じて、振れ幅を所望の値に設定することができる。aの値と振れ幅の関係を図4に示す。図4では、横軸にaの値を取って示し、縦軸に振れ幅を取って示している。
上述の通り、第1の光合分波素子及び第2の光合分波素子によれば、周期的に光強度が増減する光分布が生成され、その光強度の大きさを、不等分2分岐素子又は不等分3分岐素子での強度比により定めることができる。その結果、用途に応じた設計の自由度が増す。
(第1の変形例)
上述の第1の光合分波素子及び第2の光合分波素子の実施に当たり、隣接する出力用導波路5の間に漏れる光による損失を減らすために、出力用導波路5とスラブ導波路11との接続部分を特別な構成にするのが良い。
図5を参照して、出力用導波路5とスラブ導波路11との接続部分の構成を説明する。図5(A)は、第1の変形例を構成する導波路コアの平面パターンの概略的構成を示す図である。図5(B)は、図5(A)のI−Iで示す位置で導波方向に垂直な断面で切断した概略的断面図である。また、図5(C)は、図5(A)のII−IIで示す位置で導波方向に垂直な断面で切断した概略的断面図である。
第1の変形例では、スラブ導波路11と出力用導波路5の間に導波路構造体4を備えている。導波路構造体4は、スラブ導波路11との接続位置から、MMI(Multimode Interference)導波路カプラ14、幅狭導波路19、第1テーパ導波路15、幅広導波路16及び第2テーパ導波路17が、導波方向に沿ってこの順に接続されて構成されている。
図5(A)及び(B)に示すように、幅狭導波路19、第1テーパ導波路15、幅広導波路16及び第2テーパ導波路17を構成する導波路コアはクラッド層2に囲まれて、基板1上に形成されている。そして、その導波方向に垂直に切断した断面形状は長方形である。
また、図5(A)及び(C)に示すように、MMI導波路カプラ14の導波方向に沿った両側の領域である左側導波路領域L及び右側導波路領域Rには、MMI導波路カプラ14の厚みより薄い厚さDのステップ部18が形成されている。MMI導波路カプラ14を構成する導波路コア及びステップ部18を構成する導波路コアは、クラッド層2に上下方向に挟まれて、基板1上に一体として形成されている。
ステップ部18は、導波路構造体4の全体にわたっていても良いが、その場合には、導波路への光の閉じ込めが弱くなるため、導波路の曲率半径を大きくとる必要がある。この結果、素子サイズが大きくなってしまう。従って、ステップ部18は、MMI導波路カプラ14の部分にのみ設けるのが良い。この構成例では、ステップ部18とMMI導波路カプラ14のスラブ導波路11との接続箇所からの距離は等しく設計している。なお、ステップ部18は、幅狭導波路19の部分に設けられていなければよく、ステップ部18のスラブ導波路11との接続箇所からの距離が、MMI導波路カプラ14のスラブ導波路11との接続箇所からの距離よりもやや短くても良い。
図5(B)及び(C)に示す基板1はシリコン基板を利用し、クラッド層2は酸化シリコンを材料とするのが好適である。また、導波路構造体4及びMMI導波路カプラ14を構成する導波路コアは、シリコンを材料とするのが好適である。
幅狭導波路19のMMI導波路カプラ14との接続位置における幅は、MMI導波路カプラ14を導波する光が集光する幅程度にするのが良く、例えば、800nmに設定される。また、幅狭導波路19の第1テーパ導波路15との接続位置における幅は、シングルモードとなる幅程度にするのが良く、例えば、300〜500nmに設定される。
この光合分波素子をAWG型光波長フィルタに用いる場合、導波路構造体4は、一方の端部でスラブ導波路11に接続され、他方の端部で出力用導波路としてのチャネル導波路に接続される。このチャネル導波路におけるモード変換が生じるのを防ぐためにチャネル導波路の幅は、シングルモードとなる幅程度にするのが良く、例えば、300〜500nmに設定される。
また、この導波路構造体4において、幅誤差により生じる位相誤差を抑えるために、幅広導波路16が設けられている。幅広導波路16と幅狭導波路19との接続領域、及び、幅広導波路16と出力用導波路5との接続領域には、この部分での放射損失を抑えるために、それぞれ第1テーパ導波路15及び第2テーパ導波路17が設けられている。
第1テーパ導波路15は、幅狭導波路19から幅広導波路16へ向かうにつれて幅が広くなるテーパ形状である。また、第2テーパ導波路17は、幅広導波路16から出力用導波路5へ向かうにつれて幅が狭くなるテーパ形状である。
なお、導波路構造体4における位相誤差を考慮する必要が無い場合は、第1テーパ導波路15、幅広導波路16及び第2テーパ導波路17を備えない構成にしても良い。
(第1の変形例の動作)
図6を参照して、MMI導波路カプラ14と幅狭導波路19における導波光の伝搬形態について説明する。図6(A)は、MMI導波路カプラ14にステップ部18が形成されていない構造における導波光の伝搬の様子を示している。また、図6(B)は、MMI導波路カプラ14にステップ部18が形成された第1の変形例の構造における導波光の伝搬の様子を示している。
図6(A)及び(B)では、スラブ導波路11、MMI導波路カプラ14、及び幅狭導波路19を伝搬する導波光伝搬形態を、光電場強度の分布を示す曲線21〜24によって示している。これらの曲線21〜24は、光電場強度0を底辺(L−0)にして、光電場強度の大きさに比例してL−0から離れるように描いてある。曲線21は、スラブ導波路11を伝搬する導波光の強度分布を示している。スラブ導波路11を伝搬する導波光は球面波であるが局所的にみると平面波とみなせるので、曲線21はほぼ直線で示されている。このため、曲線21に対しては、光電場強度の最小値を示す底辺(L−0)を省略してある。
ステップ部18が形成されていない場合は、図6(A)に示すように、MMI導波路カプラ14を伝搬する導波光は、曲線22で示す形態の伝搬光となる。一方ステップ部18が形成されている場合は、図6(B)に示すように、MMI導波路カプラ14を伝搬する導波光は、曲線24で示す形態の伝搬光となる。
MMI導波路カプラ14を伝搬光が伝搬している間に伝搬モードが変換され、幅狭導波路19に等強度曲線23に示す形態の伝搬モードで入力される。等強度曲線23で示される導波光は、幅狭導波路19を基本伝搬モードで伝搬する。
導波路構造体4は、スラブ導波路11の出力端に並列されて複数設置される。そのため、隣接する導波路構造体4を構成するMMI導波路カプラ14も一定の隙間をあけて隣接して配置されることになる。この隣接するMMI導波路カプラ14の隙間Gの部分を隣接間ギャップ14gとする。
スラブ導波路11の伝搬光はMMI導波路カプラ14に入力されると、隣接間ギャップ14gから漏れ出し放射損失となる。MMI導波路カプラ14の導波光は、伝搬モードが変換されて幅狭導波路19に入力されるが、幅狭導波路19に入力される伝搬光のエネルギーには、MMI導波路カプラ14を伝搬中に隣接間ギャップ14gに漏れ出るエネルギー成分も一部含まれる。
隣接間ギャップ14gでは光電場強度が弱くなっているため、隣接間ギャップ14gにおける曲線22gは、底辺(L−0)に近い位置にある。これは、スラブ伝搬光21とモード形状のミスマッチが大きくなり、隣接間ギャップ14gに漏れ出る伝搬光が多く、ここで発生する放射損失が大きいことを意味している。
ここで、隣接するMMI導波路カプラ14の隙間である隣接間ギャップ14gにおける固有の光電場強度を、ステップ部18が形成されていない場合(曲線22g)と形成されている場合(曲線24g)とで比較すると、ステップ部18が形成されている場合の方が強いことがわかる。
MMI導波路カプラ14の導波光が、伝搬モードが変換されて幅狭導波路19に入力されるとき、隣接間ギャップ14gにおける光電場強度が強いほど、スラブ伝搬光21とモードマッチングする割合が大きくなり、幅狭導波路19に入力される伝搬光のエネルギーも大きくなる。すなわち、ステップ部18が形成されている場合、隣接間ギャップ14gにおける光電場強度が、ステップ部18が形成されていない場合より強い。この隣接間ギャップ14gにおける光は、図6(B)に矢印25で示すように、伝播中にMMI導波路カプラ14に吸い込まれる。その結果、ステップ部18を設けることにより、幅狭導波路19に入力される伝搬光の光電場強度が強くなる。
以上、スラブ導波路11から導波路構造体4に向けて導波光が進行し、スラブ導波路11に入力された導波光が、複数の導波路構造体4に分波される場合(光分波器として利用される場合)を説明した。逆に、複数の導波路構造体4を伝搬して、スラブ導波路11に合波される場合(光合波器として利用される場合)は、分波される場合とは逆の過程が起き、幅狭導波路19を伝搬する基本伝搬モードの伝搬光がMMI導波路カプラ14とスラブ導波路11の接続位置で、等強度曲線24で表される伝搬モードに変換されて、スラブ導波路11を伝搬する等強度曲線21で表される伝搬モードとカップリングする。したがって、光合波器として利用される場合にも、ステップ部18を備える構成のほうが好ましいことがわかる。
(他の変形例)
図7を参照して、他の変形例につき説明する。図7(A)は、第2の変形例を構成する導波路コアの平面パターンの概略的構成を示す図である。
第2の変形例は、MMI導波路カプラ14と、幅狭導波路19の間に、MMI幅変化部14pとして、第1MMIテーパ部14p1及び第2MMIテーパ部14p2が導波方向に沿ってこの順に接続されて構成されている点が、第1の変形例と異なっている。その他の部分は、第1の変形例と同様に構成できるので、重複する説明を省略することもある。なお、MMI幅変化部14pを含めてMMI導波路カプラと称することもある。
発明者らの検討によると、第2の変形例は、MMI幅変化部14pを備えることで、MMI導波路カプラ14の幅を大きくしたときの過剰損失を、第1の変形例よりも小さくすることができる。
第2MMIテーパ部14p2のテーパ角は、第1MMIテーパ部14p1のテーパ角よりも大きい。また、第2MMIテーパ部14p2と幅狭導波路19の接続位置における、両者の幅は等しい。一方、図7(A)では、MMI導波路カプラ14と第1MMIテーパ部14p1の接続位置における両者の幅は、等しく示されているが、必ずしも同一である必要はない。
なお、第1MMIテーパ部14p1及び第2MMIテーパ部14p2のテーパ角や長さについては、シミュレーション等により、より良い特性を得られる設計にすればよい。また、ステップ部18を第1MMIテーパ部14p1の途中まで設けても良い。
ここでは、MMI導波路カプラ14と幅狭導波路19の間に、MMI幅変化部14pとして、第1MMIテーパ部14p1及び第2MMIテーパ部14p2を備える構成例を説明したが、これに限定されない。MMI幅変化部14pをパラボラ型の構造にするなど、曲線的に幅が変化する構造にしても良い。
図7(B)は、第3の変形例を構成する導波路コアの平面パターンの概略的構成を示す図である。
第3の変形例では、幅狭導波路19を備えず、MMI導波路カプラ14と第1テーパ導波路15が直接接続されている。この場合、ステップ部18は幅広導波路16の途中まで設けられている。このようにステップ部18を幅広導波路16まで設ける構成としても、MMI導波路カプラ14間のギャップGでの損失を抑制することができる。なお、ステップ部18を幅広導波路16の全体にわたって設けても良い。
図7(C)は、第4の変形例を構成する導波路コアの平面パターンの概略的構成を示す図である。
第3の変形例では、ステップ部18が徐々になくなる構成としているが、第4の変形例では、ステップ部18がステップ状になくなる構成としている。他の部分は、第3の変形例と同様なので、説明を省略する。
なお、第1〜4の変形例は、第1及び第2の光合分波素子のいずれにも適用できる。
(光合分波素子の製造方法)
図1、3、5及び7に示す光合分波素子を構成する導波路コアパターン構造体は、例えば、SOI(Silicon on Insulator)基板を入手して、以下の工程によって形成できる。
先ず、SOI基板の酸化シリコン層上に形成されているシリコン層に対して、導波路コアとなる部分(導波路コアパターン構造体)を残してドライエッチング等を行い、他の部分のシリコン層を取り除く。なお、図5、7を参照して説明したようなステップ部18を備える構成については、2回のエッチング工程で形成することができる。
次に、ドライエッチング等の処理で残された導波路コアパターン構造体を取り囲む酸化シリコン層を、化学気相成長(CVD:Chemical Vapor Deposition)法等によって形成する。このようにして、光合分波素子を構成する導波路コアと、その周囲のクラッド層とが形成される。
このように、この発明の光合分波素子は、SOI基板を用いて周知のエッチング処理、CVD法等によって形成することが可能であるので、量産性に優れ低コストで簡便に形成することが可能である。
(アレイ導波路回折格子型光波長フィルタ)
図8を参照して、この発明のAWG型光波長フィルタの実施形態につき説明する。この発明のAWG型光波長フィルタは、入力導波路12、入力側スラブ導波路11a、異なる光路長を有する複数のチャネル導波路で構成されるアレイ導波路30、出力側スラブ導波路11b及び出力導波路13を備え、この順に接続されて構成されている。
出力導波路13は複数本の導波路をアレイ状にして構成されている。すなわち、図8に示すAWG型光波長フィルタは、入力導波路12に入力された入力光が波長ごとに分波されて出力導波路13から出力される構成の光波長フィルタである。
アレイ導波路30を構成する複数のチャネル導波路のそれぞれは、入力側曲線導波路5a、第1直線導波路6、第1曲線導波路7、第2直線導波路8、第2曲線導波路9、第3直線導波路10、出力側曲線導波路5bがこの順に接続されている。
入力導波路12、入力側スラブ導波路11a及び入力側曲線導波路5aは、上述の第1又は第2の光合分波素子を用いて形成されている。第1又は第2の光合分波素子の入力用導波路12、スラブ導波路11、及び、出力用導波路5が、それぞれ、AWG型光波長フィルタの入力導波路12、入力側スラブ導波路11a、及び、入力側曲線導波路5aに対応する。
入力光は、入力導波路12から入力側スラブ導波路11aに入力され、出力光は出力側スラブ導波路11bから出力導波路13を介して外部に出力される。入力側スラブ導波路11aと出力側スラブ導波路11bは、入力側スラブ導波路11aの対称中心軸S1と出力側スラブ導波路11bの対称中心軸S2とが互いに平行となるように配置されている。
アレイ導波路30を構成する複数のチャネル導波路のそれぞれにおいて、対となる入力側曲線導波路5aと出力側曲線導波路5bの互いの曲げ部分の曲率半径は等しく設定されている。これは曲率半径が異なると等価屈折率も異なり、位相誤差が発生する原因となるからである。
アレイ導波路30を構成する複数のチャネル導波路ごとに、第1曲線導波路7及び第2曲線導波路9は同一構造にして、この曲線導波路部分で位相誤差が発生しないように考慮されている。また、第1直線導波路6、第2直線導波路8、第3直線導波路10は、この直線導波路部分で発生する位相誤差がAWG型光波長フィルタの特性に与える効果を小さくするため、導波路幅を0.7〜1μmの範囲に設定する。
一方、入力側曲線導波路5a、出力側曲線導波路5b、第1曲線導波路7及び第2曲線導波路9の導波路幅は、この導波路部分で伝搬モードの変換が生じないように、基本伝搬モードが保証される300〜500nmに設定する。なお、直線導波路部分と曲線導波路部分を接合する結合領域は、両者の導波路幅の差を滑らかに解消するように幅テーパ導波路を用いる。
また、第2直線導波路8はアレイ導波路30の中心に配置され、第1直線導波路6と第3直線導波路10は、第2直線導波路8に対して対称の関係となる位置に配置される。第1曲線導波路7と第2曲線導波路9も、第2直線導波路8に対して対称の関係となる位置に配置される。
図8に示すAWG型光波長フィルタによれば、入力導波路12、入力側スラブ導波路11a及び入力側曲線導波路5aは、図1又は図2を参照して説明した第1又は第2の光合分波素子を用いて形成されている。このため、両接続領域において発生する放射損失が低減されるので、全体として放射損失が低減されたAWG型光波長フィルタが実現される。
さらに、入力側スラブ導波路11aと第1曲線導波路5aの間に、図5〜7を参照して説明した第1〜4の変形例が備える導波路構造体を設けると、放射損失のさらなる低減が期待できる。なお、第1〜4の変形例が備える導波路構造体は、出力側スラブ導波路11bと出力側曲線導波路5bとの間にも、設けることができる。
1 基板
2 クラッド層
4 導波路構造体
5 出力用導波路
5a 入力側曲線導波路
5b 出力側曲線導波路
6 第1直線導波路
7 第1曲線導波路
8 第2直線導波路
9 第2曲線導波路
10 第3直線導波路
11 スラブ導波路
11a 入力側スラブ導波路
11b 出力側スラブ導波路
12 入力導波路(入力用導波路)
13 出力導波路
14 MMI導波路カプラ
15 第1テーパ導波路
16 幅広導波路
17 第2テーパ導波路
18 ステップ部
19 幅狭導波路
30 アレイ導波路
50 不等分2分岐素子
52 不等分3分岐素子
L 左側導波路領域
R 右側導波路領域

Claims (6)

  1. 入力用導波路、スラブ導波路、及び、並列に設けられた複数の出力用導波路をこの順に備え、
    前記入力用導波路は、不等分2分岐素子を備えており、入力された光を互いに異なる強度に2分岐して前記スラブ導波路に送り、
    前記複数の出力用導波路は、前記2分岐された光が前記スラブ導波路内で互いに干渉した結果生成される、周期的に光強度が増減する光分布のピークに対応する位置に設けられる
    ことを特徴とする光合分波素子
  2. 入力用導波路、スラブ導波路、及び、並列に設けられた複数の出力用導波路をこの順に備え、
    前記入力用導波路は、不等分3分岐素子を備えており、入力された光を2種以上の強度に3分岐して前記スラブ導波路に送り、
    前記複数の出力用導波路は、前記3分岐された光が前記スラブ導波路内で互いに干渉した結果生成される、周期的に光強度が増減する光分布のピークに対応する位置に設けられる
    ことを特徴とする光合分波素子
  3. 前記スラブ導波路と前記出力用導波路の間に導波路構造体を備え、
    前記導波路構造体は、前記スラブ導波路との接続位置から、多モード干渉(MMI:Multi−Mode Interference)導波路カプラ及び幅狭導波路が導波方向に沿ってこの順に接続されて形成され、
    前記MMI導波路カプラの、導波方向に沿った両側にステップ部が形成されており、
    前記ステップ部の厚みが、前記MMI導波路カプラの厚みより薄い
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光合分波素子。
  4. 当該光合分波素子を構成する導波路コアがシリコンを材料として形成され、
    当該光合分波素子を構成する導波路コアを取り囲むクラッド層は酸化シリコンを材料として形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光合分波素子。
  5. 入力導波路、入力側スラブ導波路、異なる光路長を有する複数のチャネル導波路を含むアレイ導波路、出力側スラブ導波路及び出力導波路がこの順に接続されて構成され、
    前記入力導波路、前記入力側スラブ導波路、及び、前記チャネル導波路で構成される部分が、請求項1〜4のいずれか一項に記載の光合分波素子である
    ことを特徴とするアレイ導波路回折格子型光波長フィルタ。
  6. 前記複数のチャネル導波路の各々は、
    入力側曲線導波路、第1直線導波路、第1曲線導波路、第2直線導波路、第2曲線導波路、第3直線導波路及び出力側曲線導波路を備え、この順に接続されて構成される
    ことを特徴とする請求項5に記載のアレイ導波路回折格子型光波長フィルタ。
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