JP2017142307A - 露光装置、および物品の製造方法 - Google Patents

露光装置、および物品の製造方法 Download PDF

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泰智 吉岡
Yasutomo Yoshioka
泰智 吉岡
尚稔 根谷
Naotoshi Netani
尚稔 根谷
武人 川上
Taketo Kawakami
武人 川上
幹人 安齋
Masato Anzai
幹人 安齋
真則 日置
Masanori Hioki
真則 日置
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Abstract

【課題】原版と基板とのアライメントを高精度に行うために有利な露光装置を提供する。【解決手段】投影光学系を介して原版のパターンを基板上に転写する露光装置は、撮像素子および光学素子を有し、前記基板上のマークを前記投影光学系を介して前記原版上のマークともに前記撮像素子で検出する第1モード、または前記基板で反射されて前記撮像素子に入射する光の強度を前記第1モードより低減させた状態で前記原版上のマークを前記撮像素子で検出する第2モードで動作する検出部と、前記検出部による前記第1モードでの検出結果および前記第2モードでの検出結果に基づいて、前記原版と前記基板とのアライメントを制御する制御部と、を含み、前記検出部は、前記撮像素子と前記基板との間の光路上に前記光学素子を配置したり当該光路上から前記光学素子を外したりすることによって前記第1モードと前記第2モードとを切り替える。【選択図】図1

Description

本発明は、露光装置、および物品の製造方法に関する。
液晶パネルや有機ELパネル等のフラットパネルや、半導体デバイスの製造には、マスクなどの原版のパターンを、レジストが塗布されたガラスプレートやウェハなどの基板に転写する露光装置が用いられる。このような露光装置では、原版と基板とのアライメントを高精度かつ高速に行うことが求められている。特許文献1には、基板上のマークを投影光学系を介して原版上のマークとともに検出するアライメント検出部と、基板上のマークを投影光学系を介さずに検出するオフアクシス検出部とを有する露光装置が提案されている。特許文献1に記載された露光装置では、オフアクシス検出部において同時に検出することができるマークの数がアライメント検出部より多くなるようにオフアクシス検出部が構成される。そして、基板に設けられた複数のマークをオフアクシス検出部に検出させることにより、原版と基板とのアライメントを高精度かつ高速に行うことができる。
特開2015−198202号公報
露光装置では、露光光の影響により原版が熱変形しうるため、原版と基板とを高精度にアライメントするためには、原版上の複数のマークをアライメント検出部によりそれぞれ検出し、その検出結果から原版のパターン領域の形状を求めることが好ましい。このとき、基板で反射した光がアライメント検出部(撮像素子)に入射してしまうと、当該光がノイズとなり、原版上のマークを精度よく検出することが困難となりうる。
そこで、本発明は、原版と基板とのアライメントを高精度に行うために有利な露光装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての露光装置は、投影光学系を介して原版のパターンを基板上に転写する露光装置であって、撮像素子および光学素子を有し、前記基板上のマークを前記投影光学系を介して前記原版上のマークともに前記撮像素子で検出する第1モード、または前記基板で反射されて前記撮像素子に入射する光の強度を前記第1モードより低減させた状態で前記原版上のマークを前記撮像素子で検出する第2モードで動作する検出部と、前記検出部による前記第1モードでの検出結果および前記第2モードでの検出結果に基づいて、前記原版と前記基板とのアライメントを制御する制御部と、を含み、前記検出部は、前記撮像素子と前記基板との間の光路上に前記光学素子を配置したり当該光路上から前記光学素子を外したりすることによって前記第1モードと前記第2モードとを切り替える、ことを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の側面は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、例えば、原版と基板とのアライメントを高精度に行うために有利な露光装置を提供することを目的とする。
第1実施形態に係る露光装置の構成を示す概略図である。 マークおよびスコープの配置を示す図である。 アライメント検出部の構成を示す概略図である。 第1実施形態における原版と基板とのアライメント方法を示すフローチャートである。 基板側マークの配置・座標、および原版側マークの配置・座標を示す図である。 第2実施形態の露光装置を示す概略図である。 第2実施形態における原版と基板とのアライメント方法を示すフローチャートである。 板側マークの配置・座標、および原版側マークの配置・座標を示す図である。 第4実施形態のアライメント検出部の構成を示す概略図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、各図において、同一の部材ないし要素については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る露光装置100の構成について説明する。図1は、第1実施形態に係る露光装置100の構成を示す概略図である。露光装置100は、リソグラフィ装置として、例えば液晶表示デバイスや有機ELデバイスなどのフラットパネルの製造工程に使用されるものである。特に本実施形態では、露光装置100は、ステップ・アンド・スキャン方式にて、原版3(マスク)に形成されているパターンを、例えばガラスプレートなどの基板6に転写する走査型投影露光装置とする。露光装置100は、例えば、照明光学系1と、アライメント検出部2(第1検出部)と、原版ステージ4と、投影光学系5と、基板ステージ7と、オフアクシス検出部9(第2検出部)と、基準プレート10と、制御部11とを含みうる。なお、本実施形態では、鉛直方向であるZ方向に垂直な平面内において、露光時の原版3および基板6の走査方向をY方向とし、Y方向に直交する方向をX方向としている。
照明光学系1は、光源(不図示)を有し、スリット状(例えば円弧状)に成形された照明光を原版3に照射する。原版ステージ4は、原版3を保持し、少なくともY方向に移動可能に構成されうる。投影光学系5は、例えば、複数のミラーにより構成されたミラープロジェクション方式を採用し、原版3に形成されたパターンの像を、基板ステージにより保持された基板6に例えば等倍で投影する。基板ステージ7は、基板6を保持し、定盤8の上を、例えばX、Y、Z、ωx、ωy、ωzの6方向に移動可能に構成されうる。原版ステージ4に保持された原版3、および基板ステージ7に保持された基板6は、投影光学系5を介して光学的にほぼ共役な位置(投影光学系5の物体面および像面)にそれぞれ配置される。
ここで、基板上の複数のショット領域の各々に原版3のパターンを転写する際には、パターンが形成された原版3の領域(パターン領域)と複数のショット領域の各々とのアライメント(位置合わせ)が行われる。そのため、原版3および基板6には、複数のアライメントマークがそれぞれ設けられる。本実施形態の原版3には、図2(b)に示すように、6個のアライメントマーク(以下、原版側マーク311〜316)がパターン領域31に対して設けられている。また、本実施形態の基板6には、図2(a)に示すように、原版側マーク311〜316の位置に対応するように配置された6個のアライメントマーク(以下、基板側マーク)が複数のショット領域61〜64の各々に対して設けられている。例えば、ショット領域61に対しては基板側マーク611〜616が設けられ、ショット領域62に対しては基板側マーク621〜626が設けられうる。また、ショット領域63に対しては基板側マーク631〜636が設けられ、ショット領域64に対しては基板側マーク641〜646が設けられうる。
アライメント検出部2(第1検出部)は、照明光学系1と原版3との間に配置され、1つのマークを観察するための視野をそれぞれ有する(1つのマークをそれぞれ観察可能な)複数のスコープを含みうる。本実施形態のアライメント検出部2は、図2(c)に示すように、X方向に沿って配列した2つのスコープ2a、2bを含みうる。また、アライメント検出部2(各スコープ2a、2b)は、撮像素子と光学素子とを有し、第1モードまたは第2モードで動作する。第1モードは、基板側マークで反射された光を投影光学系5および原版3を介して撮像素子に入射させることにより基板側マークおよび原版側マークを撮像素子で検出するモードである。即ち、第1モードは、基板側マークを投影光学系5を介して原版側マークとともに撮像素子で検出するモードである。第2モードは、基板側マークで反射されて撮像素子に入射する光の強度を第1モードより低減させた状態で原版側マークを撮像素子で検出するモードである。そして、アライメント検出部2は、撮像素子と基板6との間の光路上に光学素子を配置したり当該光路上から光学素子を外したりすることによって第1モードと第2モードとを切り替えるように構成されている。アライメント検出部2の詳細な構成については後述する。
オフアクシス検出部9(第2検出部)は、投影光学系5と基板6(基板ステージ7)との間に配置され、1つの基板側マークを観察するための視野をそれぞれ有する(1つのマークをそれぞれ観察可能な)複数のスコープを含みうる。本実施形態のオフアクシス検出部9は、図2(d)に示すように、X方向に沿って配列した基板側マークの位置に対応するようにX方向に沿って配置された4つのスコープ9a〜9dを含みうる。そして、オフアクシス検出部9(各スコープ9a〜9d)は、投影光学系5を介さずに基板側マークを検出するように構成される。ここで、基板6に設けられる基板側マークの数は、原版3に設けられる原版側マークの数より通常多くなる。そのため、オフアクシス検出部9は、スコープの数がアライメント検出部2より多くなるように構成されることが好ましい。即ち、オフアクシス検出部9は、同時に検出可能な基板側マークの数がアライメント検出部2(第1モード)より多くなるように構成されることが好ましい。
基準プレート10は、基板ステージ7に設けられ、図2(e)に示すように、オフアクシス検出部9における複数のスコープ9a〜9dの位置の基準となるように配置された複数の基準マーク10a〜10dを有する。基準プレート10の基準マーク10a〜10dをオフアクシス検出部9で検出する際には、基準プレート10(基準マーク10a〜10d)は、基板ステージ7を移動させることによりオフアクシス検出部9(複数のスコープ9a〜9d)の下方に配置される。
制御部11は、例えば、CPUやメモリを有するコンピュータなどによって構成され、露光装置100の各構成要素に回線を介して接続されて、プログラムなどに従って各構成要素の動作および調整などを制御しうる。例えば、制御部11は、アライメント検出部2およびオフアクシス検出部9による検出結果に基づいて、原版3と基板6との位置関係や原版3のパターン領域31の形状、基板6の各ショット領域61〜64の形状などの情報を求める。そして、制御部11は、当該情報に基づいて、原版3と基板6とのアライメントを制御しながら、例えば、原版ステージ4および基板ステージ7の移動速度および投影光学系5の投影倍率を制御しながら、基板6の走査露光を行う。このような走査露光を基板6の複数のショット領域の各々に対して行うことにより、原版3のパターンを基板6の各ショット領域に転写することができる。
このように構成された露光装置100では、露光光の影響により原版3が熱変形しうる。そのため、原版3と基板6とを高精度にアライメントするためには、アライメント検出部2により複数の原版側マークの各々を実際に検出し、その検出結果から原版3のパターン領域31の形状を求めることが好ましい。このとき、基板6(基板側マーク6)で反射した光がアライメント検出部2(撮像素子)に入射してしまうと、当該光がノイズとなり、複数の原版側マークの各々を精度よく検出することが困難となりうる。そこで、本実施形態のアライメント検出部2は、上述したように、第1モードまたは第2モードで動作するように構成される。
[アライメント検出部2の構成]
以下に、アライメント検出部2(スコープ2a、2b)の構成例について、図3を参照しながら説明する。図3は、アライメント検出部2(各スコープ2a、2b)の構成を示す概略図である。アライメント検出部2は、例えば、光源2aと、撮像素子2bと、偏光ビームスプリッタ2cと、第1波長板2d(1/4波長板)と、第2波長板2e(1/4波長板)とを含みうる。
光源2aは、露光光の波長と異なる波長を有する光を射出する。撮像素子2bは、例えば、CCDセンサやCMOSセンサなどのイメージセンサを含みうる。偏光ビームスプリッタ2cは、撮像素子2bと原版3との間に配置され、S偏光およびP偏光のうち一方を透過させて他方を反射させるように構成される。本実施形態の偏光ビームスプリッタ2cは、P偏光を透過させ、S偏光を反射させるように構成されうる。第1波長板2dは、モードを切り替えるための光学素子として用いられ、偏光ビームスプリッタ2cと原版3との間の光路上に配置されたり当該光路上から外されたりするように駆動部2fによって駆動される。第2波長板2eは、原版3と基板6との間の光路上に配置される。
このように構成されたアライメント検出部2は、第1モードでは偏光ビームスプリッタ2cと原版3との間の光路上から第1波長板2dを外し、第2モードでは当該光路上に第1波長板2dを配置する。これにより、第1モードと第2モードとを切り替えることができる。ここで、図3では、第2波長板2eは、投影光学系5の内部の光路上に配置されているが、それに限られるものではない。例えば、第2波長板2eは、原版3と投影光学系5との間の光路上、または投影光学系5と基板6との間の光路上に配置されてもよい。また、本実施形態の第2波長板2eは、アライメント検出部2の構成要素として用いられたが、それに限られるものではなく、例えば、投影光学系5の構成要素として用いてられてもよいし。個別の部品として用いられてもよい。
図3(a)は、第1モードで動作する際の(即ち、原版側マークと基板側マークとを同時に検出する際の)アライメント検出部2を示す図である。第1モードでは、図3(a)に示すように、偏光ビームスプリッタ2cと原版3との間の光路上から第1波長板2dが外される。光源2aから射出された光のうちS偏光は、偏光ビームスプリッタ2cで反射されて原版3(原版側マーク)に入射する。原版側マークで反射して偏光ビームスプリッタ2cに入射した光は、S偏光のままであるため、偏光ビームスプリッタ2cで反射されて撮像素子2bに入射しない。一方、原版側マークを透過した光は、第2波長板2eを透過して基板6(基板側マーク)に入射する。そして、基板側マークで反射された光は、第2波長板2eを再び透過することによりP偏光になるため、偏光ビームスプリッタ2cを透過して撮像素子2bに入射する。このとき、原版側マークは影として撮像素子2bに形成される。これにより、アライメント検出部2は、原版側マークと基板側マークとを同時に検出することができる。
図3(b)は、第2モードで動作する際の(即ち、原版側マークを検出する際の)アライメント検出部2を示す図である。第2モードでは、図3(b)に示すように、偏光ビームスプリッタ2cと原版3との間の光路上に第1波長板2dが配置される。光源2aから射出された光のうちS偏光は、偏光ビームスプリッタ2cで反射され、第1波長板2dを透過して原版3(原版側マーク)に入射する。原版側マークで反射した光は、再び第1波長板2dを透過することによりP偏光になるため、偏光ビームスプリッタ2cを透過して撮像素子2bに入射する。一方、原版側マークを透過した光は、第2波長板2eを透過して基板6(基板側マーク)に入射する。そして、基板側マークで反射された光は、第2波長板2eおよび第1波長板2dを再び透過することによりS偏光になるため、偏光ビームスプリッタ2cで反射されて撮像素子2bには入射しない。これにより、アライメント検出部2は、基板6で反射して撮像素子2bに入射する光の強度を低減した状態で原版側マークを検出することができる。
[原版と基板とのアライメントについて]
次に、第1実施形態の露光装置100における原版3と基板6とのアライメント方法について、図4および図5を参照しながら説明する。図4は、第1実施形態における原版3と基板6とのアライメント方法を示すフローチャートである。図5は、基板側マークの配置・座標、および原版側マークの配置・座標を示す図である。
S11では、制御部11は、オフアクシス検出部9の下に基準プレート10が配置されるように基板ステージ7を移動させ、オフアクシス検出部9(各スコープ9a〜9d)に基準プレート10の複数の基準マーク10a〜10dの位置(座標)を検出させる。そして、制御部11は、オフアクシス検出部9の検出結果から、オフアクシス検出部9の各スコープ9a〜9dと基準プレート10の各基準マーク10a〜10dとの相対位置(XY方向)を示す情報を求める。これにより、制御部11は、求めた情報に基づいて、オフアクシス検出部9の検出結果を補正するための補正値、具体的には、オフアクシス検出部9の複数のスコープ間における基板側マークの位置の検出結果のずれを補正するための補正値を求めることができる。
S12では、制御部11は、複数の基板側マークのうち選択された基板側マークの位置(座標)を、当該選択された基板側マークに対応する原版側マークを介して第1モードでアライメント検出部2に検出させる。S12の工程で検出させる基板側マークは、アライメント検出部2による1回の検出処理で検出することができるように、アライメント検出部2に設けられたスコープの数および配置に応じて選択されることが、スループットの点で好ましい。
例えば、制御部11は、基板6に設けられた複数の基板側マークのうち、ショット領域61に対して設けられ且つX方向に配列した2つの基板側マーク611、614を選択する。そして、制御部11は、基板側マーク611の位置を原版側マーク311を介してアライメント検出部2のスコープ2aに検出させ、基板側マーク614の位置を原版側マーク314を介してアライメント検出部2のスコープ2bに検出させる。これにより、制御部11は、原版3(原版側マーク311、314)と基板6(基板側マーク611、614)との位置関係を示す情報(第1情報)を求めることができる。S12の工程は、例えば、1枚の基板6について少なくとも1回行われればよいが、それに限られるものではなく、例えば、各ショット領域について1回ずつ行われてもよい。
ここで、S12の工程におけるアライメント検出部2の検出結果を(AX,AY)と表す。AXは、アライメント検出部2により第1モードで検出されたマークのX方向の位置(座標)を示し、AYは、アライメント検出部2により第1モードで検出されたマークのY方向の位置(座標)を示している。Pは、S12の工程において選択された基板側マークの番号を示している。上述の例では、スコープ2aによる第1モードでの検出結果は(AX611,AY611)、スコープ2bによる第1モードでの検出結果は(AX614,AY614)と表されうる。
S13では、制御部11は、原版3に設けられた複数の原版側マークの各々の位置(座標)を、アライメント検出部2に第2モードで検出させる。例えば、制御部11は、原版側マーク311、314がアライメント検出部2のスコープ2a、2bの視野にそれぞれ収まるように原版ステージ4を移動させ、スコープ2a、2bに原版側マーク311、314の位置を検出させる。同様に、制御部11は、原版ステージ4をY方向にステップ移動させて原版側マーク312、315の位置をスコープ2a、2bに検出させる。さらに、原版ステージ4をY方向にステップ移動させて原版側マーク313、316の位置をスコープ2a、2bに検出させる。これにより、制御部11は、原版3に設けられた複数の原版側マークの各々の位置を得ることができる。S13の工程は、基板6を交換している間において行われてもよい。また、S14では、制御部11は、S13で得られた各原版側マークの位置の検出結果に基づいて、パターン領域31の形状を示す情報(第2情報)を求める。
ここで、S13の工程におけるアライメント検出部2の検出結果を(MX,MY)と表す。MXは、アライメント検出部2により第2モードで検出された原版側マークのX方向の位置(座標)を示し、MYは、アライメント検出部2により第2モードで検出された原版側マークのY方向の位置(座標)を示している。Qは、原版側マークの番号を示している。例えば、各原版側マーク311〜316の検出結果は、(MX311,MY311)、(MX312,MY312)、(MX313,MY313)、(MX314,MY314)、(MX315,MY315)、(MX316,MY316)と表されうる。
S15では、制御部11は、基板6に設けられた複数の基板側マークの各々の位置(座標)をオフアクシス検出部9に検出させる。例えば、制御部11は、オフアクシス検出部のスコープ9a〜9dの配置に対応するようにX方向に配列した4つの基板側マーク611、614、621、624が、スコープ9a〜9dの視野にそれぞれ収まるように基板ステージ7を移動させる。そして、制御部11は、スコープ9a〜9dに基板側マーク611、614、621、624の位置を検出させる。次いで、制御部11は、基板ステージ7をY方向にステップ移動させてスコープ9a〜9dに基板側マーク612、615、622、625の位置を検出させる。このように基板ステージ7をステップ移動させてスコープ9a〜9dに基板側マークの位置を検出させる工程が繰り返される。また、制御部11は、オフアクシス検出部9の検出結果を、S11の工程で求めた補正値によって補正する。以下では、「オフアクシス検出部9の検出結果」を、S11の工程で求めた補正値によって補正した後の値と定義する。
ここで、S15の工程におけるオフアクシス検出部9の検出結果を(OX,OY)と表す。OXは、オフアクシス検出部9により検出された基板側マークのX方向の位置(座標)を示し、OYは、オフアクシス検出部9により検出された基板側マークのY方向の位置(座標)を示している。Rは、基板側マークの番号を示している。例えば、基板側マーク611〜616の検出結果は、(OX611,OY611)、(OX612,OY612)、(OX613,OY613)、(OX614,OY614)、(OX615,OY615)、(OX616,OY616)と表されうる。
本実施形態では、S15の工程が、S13の工程の後に行われているが、それに限られるものではない。本実施形態のアライメント検出部2は、第2モードにおいて、基板側マークで反射されて撮像素子2bに入射する光の光量が、原版側マークで反射されて撮像素子2bに入射する光の光量より小さくなるように構成されている。即ち、本実施形態のアライメント検出部2は、第2モードにおいて原版側マークを検出している際に、基板側マークの影響が小さくなるように構成されている。そのため、アライメント検出部2により第2モードで原版側マークを検出することと並行して、オフアクシス検出部9により基板側マークの検出を行うことができる。つまり、S15の工程を、S13の工程と並行して行うことができる。なお、S15の工程が、S13の工程の前に行われてもよい。
S16では、制御部11は、S12での検出結果およびS15での検出結果に基づいて、アライメント検出部2の検出結果とオフアクシス検出部9の検出結果とのずれを示す情報(以下、第1ずれ情報)を求める。例えば、S12でアライメント検出部2によって検出された基板側マーク611、614の位置は、S14においてオフアクシス検出部9によっても検出される。即ち、アライメント検出部2とオフアクシス検出部9において、共通の基板側マークの位置が検出されることとなる。そのため、制御部11は、アライメント検出部2およびオフアクシス検出部9の各々において共通の基板側マークの位置を検出した結果に基づいて、第1ずれ情報を求めることができる。第1ずれ情報は、X方向については(AX−OX)、Y方向については(AY−OY)で表されうる。OXは、S12の工程において選択された基板側マークのX方向の位置(座標)をS15の工程でオフアクシス検出部9により検出した結果を示している。また、OYは、S12の工程において選択された基板側マークのY方向の位置(座標)をS15の工程でオフアクシス検出部9により検出した結果を示している。
S17では、制御部11は、S15で得られた各基板側マークの位置の検出結果を、S16で求めた第1ずれ情報によって補正する。これにより、制御部11は、オフアクシス検出部9により検出された基板側マークの位置(座標)をアライメント検出部2における基準座標で表すことができる。また、S18では、制御部11は、各基板側マークの位置の検出結果を補正した値に基づいて、各ショット領域61〜64の形状を示す情報(第3情報)を求める。
S19では、制御部11は、S14で求めたパターン領域31の形状を示す情報、およびS18で求めた各ショット領域61〜64の形状を示す情報に基づいて、基板6を露光する際の原版3と基板6とのアライメントを制御する。例えば、制御部11は、それらの情報に基づいて、基板6の各ショット領域61〜64に原版3のパターン領域が重なり合うように各ショット領域を走査露光する際の原版ステージ4と基板ステージ7との相対速度、および投影光学系5の投影倍率を求める。そして、制御部11は、各ショット領域61〜64を走査露光する際、求めた相対速度および投影倍率に基づいて原版ステージ4、基板ステージ7および投影光学系5を制御することにより原版3と基板6とのアライメントを制御する。
例えば、基板側マークとそれに対応する原版側マークとの間の位置ずれ(補正すべき位置ずれ)は、式(1)および式(2)によって求められうる。そして、制御部は、この位置ずれが目標値(例えば零)になるように、原版ステージ4と基板ステージ7との相対速度、および投影光学系5の投影倍率を求める。ここで、式(1)は、X方向における位置ずれΔXを求めるための式であり、式(2)は、Y方向における位置ずれΔYを求めるための式である。MXおよびMYはそれぞれ、S12の工程において選択された基板側マークに対応する原版側マークのY方向の位置(座標)を、S13の工程でアライメント検出部2により第2モードで検出した結果を示している。また、式(1)の(AX−OX)、および式(2)の(AY−OY)はそれぞれ、S16の工程で求めた第1ずれ情報を示している。式(1)の(MX−MX)、および式(2)の(MY−MY)は、位置ずれを求めるべき原版側マークと、S12の工程において選択された原版側マークとの間の距離(第2ずれ情報)を示している。
ΔX=OX+(AX−OX)+(MX−MX) ・・・(1)
ΔY=OY+(AY−OY)+(MY−MY) ・・・(2)
上述したように、第1実施形態の露光装置100では、アライメント検出部2は、原版側マークおよび基板側マークを検出する第1モード、または原版側マークを検出する第2モードで動作するように構成される。これにより、露光装置100は、アライメント検出部2により複数の原版側マークの各々を実際に検出する際に、基板6からの光の影響を低減することができ、原版3のパターン領域31の形状を精度よく求めることができる。よって、原版3と基板6とのアライメントを高精度に行うことができる(即ち、重ね合わせ精度を向上させることができる)。ここで、第1実施形態では、S15の工程において、各基板側マークの位置をオフアクシス検出部9によって検出したが、それに限られるものではなく、例えば、露光装置100の外部装置によって各基板側マークの位置を検出した結果を取得してもよい。
<第2実施形態>
本発明に係る第2実施形態の露光装置200について、図6を参照しながら説明する。図6は、第2実施形態に係る露光装置200を示す概略図である。第2実施形態の露光装置200は、第1実施形態の露光装置100と比べて、基準プレート10が設けられておらず、且つオフアクシス検出部9の構成が異なる。第2実施形態の露光装置200におけるオフアクシス検出部9は、図2(f)に示すように、各ショット領域61〜64の四隅に配置された基板側マークの位置に対応するように配置された4つのスコープ9e〜9hを含みうる。そして、露光装置200は、各ショット領域に対して設けられた6個の基板側マークのうち、オフアクシス検出部9が四隅の基板側マークを、アライメント検出部2がY方向中央の基板側マークを同時に検出することができるように構成される。例えば、ショット領域61に注目すると、露光装置200は、オフアクシス検出部9が四隅の基板側マーク611、613、614、616を、アライメント検出部2がY方向中央の基板側マーク612、615を同時に検出することができるように構成される。
このように構成された露光装置200における原版3と基板6とのアライメント方法について、図7および図8を参照しながら説明する。図7は、第2実施形態における原版3と基板6とのアライメント方法を示すフローチャートである。図8は、基板側マークの配置・座標、および原版側マークの配置・座標を示す図である。
S21では、制御部11は、原版3に設けられた複数の原版側マークの各々の位置(座標)を、アライメント検出部2に第2モードで検出させる。この工程は、図4のフローチャートにおけるS13の工程と同様であり、例えば、基板6を交換している間において行われうる。S21の工程におけるアライメント検出部2の検出結果を(MX,MY)と表す。また、S22では、制御部11は、S21で得られた各原版側マークの位置の検出結果に基づいて、パターン領域31の形状を示す情報(第2情報)を求める。
S23では、制御部11は、1つのショット領域に対して設けられた6個の基板側マークのうち、四隅の基板側マークの位置をオフアクシス検出部9に検出させ、Y方向中央の基板側マークの位置をアライメント検出部2に第1モードで検出させる。例えば、ショット領域61では、制御部11は、ショット領域61の四隅に設けられた基板側マーク611、613、614、616の位置をオフアクシス検出部9に検出させる。また、制御部11は、ショット領域61のY方向中央に設けられた基板側マーク612、615の位置をアライメント検出部2に検出させる。制御部11は、アライメント検出部2の検出結果から、原版3と基板6との位置関係を示す情報(第1情報)を求めることができる。S23の工程におけるアライメント検出部2の検出結果を(AX,AY)と表し、オフアクシス検出部9の検出結果を(OX,OY)と表す。
S24では、制御部11は、基板上の全てのショット領域について、アライメント検出部2およびオフアクシス検出部9による基板側マークの位置の検出を行ったか否かを判断する。全てのショット領域について基板側マークの位置の検出を行っていない場合はS23を繰り返す。一方で、全てのショット領域について基板側マークの位置の検出を行った場合はS25に進む。
S25では、制御部11は、S23の工程においてアライメント検出部2による位置の検出が行われた基板側マークのうち、選択された基板側マーク(例えば、基板側マーク612、615)の位置をオフアクシス検出部9に検出させる。例えば、制御部11は、オフアクシス検出部9のスコープ9e、9gに基板側マーク612、615の位置を検出させる。その後、制御部11は、基板ステージ7をY方向にステップ移動させ、オフアクシス検出部9のスコープ9f、9hに基板側マーク612、615の位置を検出させる。S25の工程におけるオフアクシス検出部9の検出結果を(O,O)と表す。Cが1のときは、オフアクシス検出部9のスコープ9e、9gの検出結果を表し、Cが2のときは、オフアクシス検出部9のスコープ9f、9hの検出結果を表している。
S26では、制御部11は、選択された基板側マークについてのS23での検出結果およびS25での検出結果に基づいて、アライメント検出部2の検出結果とオフアクシス検出部9の検出結果とのずれを示す情報(以下、第1ずれ情報)を求める。S27では、S23〜S24で得られたオフアクシス検出部9による各基板側マークの位置の検出結果を、S26で求めた第1ずれ情報によって補正する。これにより、制御部11は、オフアクシス検出部9により検出された基板側マークの位置(座標)をアライメント検出部2における基準座標で表すことができる。また、S28では、制御部11は、アライメント検出部2による基板側マークの位置の検出結果、およびオフアクシス検出部9による基板側マークの位置の検出結果(補正後)に基づいて、各ショット領域61〜64の形状を示す情報(第3情報)を求める。
S29では、制御部11は、S22で求めたパターン領域31の形状を示す情報、およびS28で求めた各ショット領域61〜64の形状を示す情報に基づいて、基板6を露光する際の原版3と基板6とのアライメントを制御する。この工程は、図4のフローチャートにおけるS18の工程と同様である。
例えば、基板側マークとそれに対応する原版側マークとの間の位置ずれ(補正すべき位置ずれ)は、式(3)および式(4)によって求められうる。そして、制御部は、この位置ずれが目標値(例えば零)になるように、原版ステージ4と基板ステージ7との相対速度、および投影光学系5の投影倍率を求める。ここで、式(3)は、X方向における位置ずれΔXを求めるための式であり、式(4)は、Y方向における位置ずれΔYを求めるための式である。MXおよびMYはそれぞれ、選択された基板側マークに対応する原版側マークのY方向の位置(座標)をアライメント検出部2により第2モードで検出した結果を示している。また、式(3)の(AX−O)、および式(4)の(AY−O)はそれぞれ、S26の工程で求めた第1ずれ情報を示している。式(3)の(MX−MX)、および式(4)の(MY−MY)は、位置ずれを求めるべき原版側マークと、S25の工程において選択された原版側マークとの間の距離(第2ずれ情報)を示している。
ΔX=OX+(AX−O)+(MX−MX) ・・・(3)
ΔY=OY+(AY−O)+(MY−MY) ・・・(4)
(但し、アライメント検出部2によって検出された基板側マークの場合は、OX=O、OY=Oとする。)
上述したように、第2実施形態の露光装置200では、各ショット領域に設けられた複数の基板側マークのうち四隅の基板側マークを検出するようにオフアクシス検出部9が構成される。このように構成された露光装置200においても、第1実施形態の露光装置100と同様に、原版3のパターン領域31の形状を精度よく求めることができる。よって、原版3と基板6とのアライメントを高精度に行うことができる(即ち、重ね合わせ精度を向上させることができる)。
<第3実施形態>
第3実施形態では、アライメント検出部2の他の構成例について説明する。第1および第2実施形態のアライメント検出部2では、偏光ビームスプリッタ2cと原版3との間の光路上に配置したり当該光路上から外したりするように第1波長板2dを駆動させた。しかしながら、それに限られるものではなく、例えば、偏光ビームスプリッタ2cと原版3との間の光路上に第1波長板2dを配置した状態で、原版3と基板6との間の光路上に配置したり当該光路上から外したりするように第2波長板2eを駆動させてもよい。即ち、モードを切り替えるための光学素子として、第2波長板2eを用いてもよい。このように構成されたアライメント検出部2は、原版3と基板6との間の光路上に第2波長板2eを配置したときに第1モードとして動作し、当該光路上から第2波長板2eを外したときに第2モードとして動作しうる。
<第4実施形態>
第4実施形態では、アライメント検出部2の他の構成例について説明する。第4実施形態のアライメント検出部2は、モードを切り替えるための光学素子として、光を遮断する遮光板2gを用いる。図9は、第4実施形態のアライメント検出部2の構成を示す概略図である。第4実施形態のアライメント検出部2は、例えば、光源2aと、撮像素子2bと、ハーフミラー2hと、遮光板2gとを含みうる。遮光板2gは、原版3と基板6との間の光路上に配置されたり当該光路上から外されたりするように駆動部2iによって駆動される。そして、アライメント検出部2は、原版3と基板との間の光路上から遮光板2gを外したときに第1モードとして動作し、当該光路上に遮光板2gを配置したときに第2モードとして動作する。
<物品の製造方法の実施形態>
本発明の実施形態における物品の製造方法は、例えば、半導体デバイス等の電子デバイスや微細構造を有する素子等の物品を製造するのに好適である。本実施形態の物品の製造方法は、基板に塗布された感光剤に上記の露光装置を用いて潜像パターンを形成する工程(基板を露光する工程)と、かかる工程で潜像パターンが形成された基板を現像する工程とを含む。更に、かかる製造方法は、他の周知の工程(酸化、成膜、蒸着、ドーピング、平坦化、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージング等)を含む。本実施形態の物品の製造方法は、従来の方法に比べて、物品の性能・品質・生産性・生産コストの少なくとも1つにおいて有利である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
1:照明光学系、2:アライメント検出部、3:原版、4:原版ステージ、5:投影光学系、6:基板、7:基板ステージ、9:オフアクシス検出部、11:制御部

Claims (11)

  1. 投影光学系を介して原版のパターンを基板上に転写する露光装置であって、
    撮像素子および光学素子を有し、前記基板上のマークを前記投影光学系を介して前記原版上のマークともに前記撮像素子で検出する第1モード、または前記基板で反射されて前記撮像素子に入射する光の強度を前記第1モードより低減させた状態で前記原版上のマークを前記撮像素子で検出する第2モードで動作する検出部と、
    前記検出部による前記第1モードでの検出結果および前記第2モードでの検出結果に基づいて、前記原版と前記基板とのアライメントを制御する制御部と、
    を含み、
    前記検出部は、前記撮像素子と前記基板との間の光路上に前記光学素子を配置したり当該光路上から前記光学素子を外したりすることによって前記第1モードと前記第2モードとを切り替える、ことを特徴とする露光装置。
  2. 前記検出部は、
    前記撮像素子と前記原版との間の光路上に配置された偏光ビームスプリッタと、前記光学素子としての第1波長板と、前記原版と前記基板との間の光路上に配置された第2波長板とを含み、
    前記第1モードでは、前記偏光ビームスプリッタと前記原版との間の光路上から前記第1波長板を外し、前記第2モードでは、前記偏光ビームスプリッタと前記原版との間の光路上に前記第1波長板を配置する、ことを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 前記検出部は、
    前記撮像素子と前記原版との間の光路上に配置された偏光ビームスプリッタと、前記偏光ビームスプリッタと前記原版との間の光路上に配置された第1波長板と、前記光学素子としての第2波長板とを含み、
    前記第1モードでは、前記原版と前記基板との間の光路上に前記第2波長板を配置し、前記第2モードでは、前記原版と前記基板との間の光路上から前記第2波長板を外す、ことを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  4. 前記検出部は、光を遮断する遮光板を前記光学素子として含み、前記第1モードでは、前記原版と前記基板との間の光路上から前記遮光板を外し、前記第2モードでは、前記原版と前記基板との間の光路上に前記遮光板を配置する、ことを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  5. 前記制御部は、前記検出部に前記第1モードでの検出を行わせることにより前記原版と前記基板との位置関係を示す第1情報を求め、前記検出部に前記第2モードでの検出を行わせることにより前記原版のパターンの形状を示す第2情報を求め、前記第1情報および前記第2情報に基づいて前記アライメントを制御する、ことを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の露光装置。
  6. 前記投影光学系を介さずに前記基板上のマークを検出する第2検出部を更に含み、
    前記制御部は、前記第2検出部に検出を行わせることにより前記基板上のショット領域の形状を示す第3情報を求め、前記第3情報にも基づいて前記アライメントを制御する、ことを特徴とする請求項5に記載の露光装置。
  7. 前記基板を保持して移動可能な基板ステージと、前記基板ステージに設けられた基準マークとを更に含み、
    前記制御部は、前記基準マークを前記第2検出部に検出させることにより得られた前記第2検出部と前記基板ステージとの位置関係にも基づいて前記アライメントを制御する、ことを特徴とする請求項6に記載の露光装置。
  8. 前記第2検出部は、同時に検出可能な前記基板上のマークの数が前記検出部の前記第1モードより多くなるように構成されている、ことを特徴とする請求項6又は7に記載の露光装置。
  9. 前記制御部は、前記検出部による前記第2モードでの検出と、前記第2検出部による検出とが並行に行われるように前記検出部および前記第2検出部を制御する、ことを特徴とする請求項6乃至8のうちいずれか1項に記載の露光装置。
  10. 前記制御部は、前記基板を交換している間において、前記検出部に前記第2モードで前記原版上のマークを検出させる、ことを特徴とする請求項1乃至8のうちいずれか1項に記載の露光装置。
  11. 請求項1乃至10のうちいずれか1項に記載の露光装置を用いて基板を露光する工程と、
    前記工程で露光された前記基板を現像する工程と、
    を含むことを特徴とする物品の製造方法。
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