JP2017142289A - 撮像装置、及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】環境温度の変化やミラーユニットの動作回数に影響を受けることなく、略一定の視野率を得る撮像装置を提供する。【解決手段】撮像装置は、ミラーダウン位置で撮影光学系を通過した被写体光束を反射してファインダ光学系4に導き、ミラーアップ位置で撮像素子33に導くミラーユニット500と、ファインダ光学系に導かれた被写体光束を測光する測光手段23と、ミラーユニットをミラーダウン位置とミラーアップ位置との間で移動させるモータと、撮像素子33から取得した第1被写体像と測光手段23から取得した第2被写体像とがずれているか否かを判断する判断手段100と、第1被写体像と第2被写体像とのずれ量を算出する画像比較部301と、第1被写体像と第2被写体像とがずれている場合に、画像比較部301により算出されたずれ量に基づいてモータを制御して第1被写体像と第2被写体像とが一致するミラーダウン位置に移動させる。【選択図】図1

Description

本発明は、一眼レフカメラ等の撮像装置に関し、特にミラーユニットの動作を制御する技術に関する。
一眼レフカメラ等の撮像装置に搭載されるミラーユニットは、ファインダ観察時に、撮影光路内に進入して撮影光学系を通過した被写体光束をファインダ光学系に導き、撮影時に、撮影光路から退避して撮影光学系を通過した被写体光束を撮像素子に導く。
このようなミラーユニットでは、光学ファインダの観察エリアを決定する視野枠と撮像素子の撮像エリアを決定する撮像枠とを略一致させるため、高精度な位置調整が行われている。
従来、視野枠と撮像枠との相対位置を一定に保つために、ミラーユニットがミラーダウン位置にあるときのミラーの角度を高精度に位置決めする位置決め手段を設けた撮像装置が提案されている(特許文献1)。
特開平5−11340号公報
しかし、上記特許文献1では、環境温度の変化に起因するミラー及びミラーホルダの膨張/収縮やミラーユニットの動作回数が増えることで経時的に発生するミラーホルダの削れ等の影響により、ミラーの角度が変化する可能性がある。
ミラーの角度が変化すると、図8に示すように、視野枠701と撮像枠700との一致率(視野率)が変化し、撮影者がファインダで観察した画像(図8(b))と撮影者が撮影した画像(図8(a))とがずれてしまう問題が生じる。
そこで、本発明は、環境温度の変化やミラーユニットの動作回数に影響を受けることなく、略一定の視野率を得ることができる撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、ファインダ観察時に撮影光路に進入するミラーダウン位置に移動して撮影光学系を通過した被写体光束をファインダ光学系に導き、撮影時に前記撮影光路から退避するミラーアップ位置に移動して前記撮影光学系を通過した被写体光束を撮像素子に導くミラーユニットと、前記ファインダ光学系に導かれた被写体光束を測光する測光手段と、前記ミラーユニットを前記ミラーダウン位置と前記ミラーアップ位置との間で移動させる駆動手段と、前記撮像素子から取得した被写体像と前記測光手段から取得した被写体像とがずれているか否かを判断する判断手段と、前記撮像素子から取得した被写体像と前記測光手段から取得した被写体像とを比較して画像のずれ量を算出する画像比較手段と、前記判断手段により、前記撮像素子から取得した被写体像と前記測光手段から取得した被写体像とがずれていると判断された場合に、前記画像比較手段により算出された前記ずれ量に基づいて前記駆動手段を制御して前記撮像素子から取得した被写体像と前記測光手段から取得した被写体像とが一致する前記ミラーダウン位置に前記ミラーユニットを移動させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、環境温度の変化やミラーユニットの動作回数に影響を受けることなく、略一定の視野率を得ることができる撮像装置を提供することが可能となる。
本発明の撮像装置の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラのシステム構成を示すブロック図である。 (a)はミラーユニットがミラーダウン位置にあるときのカメラの概略側断面図、(b)はミラーユニットがミラーアップ位置にあるときのカメラの概略側断面図である。 ミラーユニットの分解斜視図である。 ミラーユニットの動作を説明する概略図である。 撮像枠、視野枠、測光枠、及び撮像測光枠の関係を説明する図である。 カメラの動作を説明するフローチャート図である。 図6のステップS606における撮影シーケンスを説明するフローチャート図である。 従来例において、視野枠と撮像枠との関係を説明する図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態の一例を説明する。
図1は、本発明の撮像装置の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラのシステム構成を示すブロック図である。
本実施形態のデジタル一眼レフカメラ(以下、カメラという。)は、図1に示すように、カメラ本体1に交換式のレンズユニット210がマウント接点部21を介して着脱可能に装着されている。
まず、カメラ本体1について説明する。図1において、マイクロコンピュータ100(以下、MPU100という)は、カメラ全体の制御を司る。MPU100には、ミラー駆動回路101、焦点検出回路102、シャッタ駆動回路103、映像信号処理回路104、スイッチセンス回路105、画像比較部301、初期位置記録部305、及びファインダ光学系4の測光回路24が接続されている。また、MPU100には、表示駆動回路107、電源供給回路110、バッテリチェック回路108、回数記録部302、温度センサ303、及び加速度センサ304も接続されている。これらの回路等は、MPU100の制御により動作する。
ミラーユニット500は、ハーフミラーで構成されたメインミラー501、及びサブミラー503を有し、撮影時に撮影光路から退避する位置(ミラーアップ位置)に移動し、ファインダ観察時に撮影光路内に進入する位置(ミラーダウン位置)に移動する。
メインミラー501は、ミラーユニット500のミラーダウン位置でレンズユニット210の撮影光学系を構成する撮影レンズ200を通過した被写体光束を反射してファインダ光学系4へ導くとともに、被写体光束の一部を透過させてサブミラー503に導く。
サブミラー503は、ミラーダウン位置でメインミラー501を透過した被写体光束を反射して焦点検出ユニット31へ導く。また、ミラーユニット500のミラーアップ位置では、撮影レンズ200を通過した被写体光束は、撮像素子33に導かれる。
ファインダ光学系4に導かれた被写体光束は、ペンタプリズム22へ導かれる。ペンタプリズム22は、メインミラー501によって反射された撮影光束を正立正像に変換して反射する光学部材である。ユーザは、ペンタプリズム22を介して接眼レンズ18から被写体像を観察することができる。また、ペンタプリズム22は、被写体光束の一部を測光センサ23にも導く。
測光センサ23は、CCDセンサやCMOSセンサ等が用いられ、撮影光束の一部を観察面上の各エリアに対応して分割された受光素子で受光して映像信号を測光回路24を介して映像信号処理回路104に送る。測光回路24は、測光センサ23の出力値に基づき、観察面上の各エリアの輝度信号に変換し、MPU100に出力する。MPU100は、測光回路24から出力された輝度信号に基づき、露出値を算出する。
ミラー駆動回路101は、ミラーユニット500をミラーアップ位置(図2(b)参照)とミラーダウン位置(図2(a)参照)との間で駆動させるための信号をMPU100に送る。
焦点検出ユニット31は、不図示の結像面近傍に配置されたフィールドレンズ、反射ミラー、2次結像レンズ、絞り、複数のCCDセンサ等から成るラインセンサ等から構成されている。焦点検出ユニット31から出力された信号は、焦点検出回路102へ供給され、被写体の像信号に換算された後、MPU100へ送信される。MPU100は、供給された被写体の像信号に基づいて、位相差検出法による焦点検出演算を行う。
そして、MPU100は、デフォーカス量及びデフォーカス方向を算出し、算出結果に基づき、レンズユニット210のレンズ制御回路201及びAF駆動回路202を介して撮影レンズ200のフォーカスレンズを合焦位置まで駆動する。
機械式のフォーカルプレーンシャッタ106は、ファインダ観察時には、撮像素子33に導かれる被写体光束を遮り、また、撮像時には、レリーズ信号に応じて、不図示の先羽根群と後羽根群が走行する時間差により所望の露光時間を得るように動作する。フォーカルプレーンシャッタ106は、MPU100の指令によりシャッタ駆動回路103によって制御される。
撮像素子ユニット114は、撮像素子33、積層型の圧電素子112及び光学ローパスフィルタ113等により構成される。撮像素子33には、本実施形態では、CMOSセンサが用いられるが、CCDセンサやCIDセンサ等を用いてもよい。クランプ/CDS(相関二重サンプリング)回路34は、A/D変換する前の基本的なアナログ処理を行うとともに、クランプレベルの変更も可能である。AGC(自動利得調整装置)35は、A/D変換する前の基本的なアナログ処理を行うとともに、AGC基本レベルの変更も可能である。A/D変換器36は、撮像素子33から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。
赤外線カットフィルタ32は、略矩形状に形成され、撮像素子33に入射する被写体光束の不要な赤外光をカットする。赤外線カットフィルタ32は、異物の付着を防止するために、導電性物質で表面が覆われている。光学ローパスフィルタ113は、水晶からなる複屈折板及び位相板を複数枚貼り合わせて積層し、更に赤外線カットフィルタを貼り合わせて構成される。
回数記録部302は、ミラーユニット500の駆動回数をカウントし、駆動回数が予め定めた回数になった場合、MPU100に対してミラーユニット500の角度を補正するように信号を送る。温度センサ303は、カメラ内部の温度が低温側閾値以下又は低温側閾値よりも高温の高温側閾値以上になった場合、MPU100に対してミラーユニット500の角度を補正するように信号を送る。加速度センサ304は、カメラにかかる加速度を計測し、落下等によりカメラに対して所定値以上の急激な加速度が作用した場合、MPU100に対してミラーユニット500の角度を補正するように信号を送る。
映像信号処理回路104は、測光センサ23から出力された画像、及び撮像素子33から出力された画像をMPU100を介して画像比較部301に送信する。画像比較部301は、MPU100の指示により、測光センサ23からの画像と撮像素子33からの画像とを比較演算して画像のずれ量を算出し、算出結果をMPU100に送信する。
また、映像信号処理回路104は、デジタル画像データに対してガンマ/ニー処理、フィルタ処理、モニタ表示用の情報合成処理など、ハードウエアによる画像処理全般を実行する。映像信号処理回路104から出力されたモニタ表示用のカラー画像データは、モニタ駆動回路115を介してモニタ19に表示される。
また、映像信号処理回路104は、MPU100の指示により、メモリコントローラ38を通じてバッファメモリ37に画像データを保存することも可能である。更に、映像信号処理回路104は、JPEGなどの画像データ圧縮処理を行う機能も有している。また、映像信号処理回路104は、連写撮影など連続して撮影が行われる場合は、一旦バッファメモリ37に画像データを格納し、メモリコントローラ38を通して未処理の画像データを順次読み出すことも可能である。これにより、映像信号処理回路104は、A/D変換器36から出力される画像データの速度に関わらず、画像処理や圧縮処理を順次行うことが可能となる。
初期位置記録部305は、ミラーユニット500のミラーダウン位置をモータ601(図3参照)の駆動信号(例えばパルス信号)に変換して記録する。また、初期位置記録部305は、ミラーユニット500の角度が補正された場合、補正されたミラーユニット500のミラーダウン位置を記録する。
メモリコントローラ38は、USB出力用コネクタ等の外部インタフェース40から出力される画像データをメモリ39に記憶することや、メモリ39に記憶されている画像データを外部インタフェース40に出力する機能を有する。なお、メモリ39は、カメラ本体1に対して着脱可能なフラッシュメモリ等が例示できる。
レリーズスイッチ(SW1)7aは、不図示のレリーズボタンの第1の操作(例えば半押し操作等)でオンして撮影準備開始の指示信号をスイッチセンス回路105を介してMPU100に送信する。レリーズスイッチ(SW2)7bは、レリーズボタンの第2の操作(例えばを全押し操作等)でオンして撮影開始の指示信号をスイッチセンス回路105を介してMPU100に送信する。
また、スイッチセンス回路105には、メイン操作ダイアル8、サブ操作ダイアル20、撮影モード設定ダイアル14、フォーカスモード切り替えSW45、メインSW43、及びAFモード切り替えSW44が接続されている。フォーカスモード切り替えSW45は、フォーカスモードを選択するスイッチであり、AF(オートフォーカス)/MF(マニュアルフォーカス)のいずれかを選択可能である。AFモード切り替えSW44は、AFモードを選択するスイッチであり、ワンショットAF/AIサーボAF/AIフォーカスAFのいずれかを選択可能である。
表示駆動回路107は、MPU100の指示に従って、外部表示装置9やファインダ内表示装置41を駆動する。バッテリチェック回路108は、MPU100からの指示に従って、バッテリチェックを所定時間行い、そのチェック結果をMPU100へ送る。電源部42は、MPU100からの電源供給回路110を介した指示に従って、カメラの各要素に対して必要な電源を供給する。
次に、レンズユニット210について説明する。レンズユニット210は、レンズ制御回路201を有し、レンズ制御回路201は、マウント接点部21を介してカメラ本体1のMPU100と通信を行う。マウント接点部21は、カメラ本体1にレンズユニット210が接続されると、MPU100へ信号を送信する機能も備えている。
これにより、レンズ制御回路201は、MPU100との間で通信を行い、AF駆動回路202及び絞り駆動回路203を介して撮影レンズ200及び絞り204を駆動する。なお、図1では、説明の便宜上、1枚の撮影レンズ200を図示しているが、実際には、撮影レンズ200は、多数枚のレンズ群により構成されている。
AF駆動回路202は、たとえばステッピングモータ等によって構成され、レンズ制御回路201の制御によって撮影レンズ200のフォーカスレンズの光軸方向の位置を変化させることにより、合焦動作を行う。絞り駆動回路203は、たとえばオートアイリス等によって構成され、レンズ制御回路201の制御によって絞り204の開口径を変化させることにより、光学的な絞り値を得るように構成されている。
図2(a)はミラーユニット500がミラーダウン位置にあるときのカメラの概略側断面図、図2(b)はミラーユニット500がミラーアップ位置にあるときのカメラの概略側断面図である。
図2に示すように、ミラーユニット500のメインミラー501は、メインミラーホルダ502に保持され、サブミラー503は、サブミラーホルダ504に保持されている。また、メインミラーホルダ502は、ミラーボックス400に対して回動可能に支持され、サブミラーホルダ504は、メインミラーホルダ502に対して回動可能に支持されている。ミラーユニット500は、後述するモータ601により駆動され、図2(a)に示すミラーダウン位置と図2(b)に示すミラーアップ位置との間で回動する。
図2(a)に示すミラーダウン位置では、ミラーユニット500は、撮影光路内に進入し、撮影レンズ200を通過した被写体光束は、メインミラー501で反射するとともに、一部がメインミラー501を透過してサブミラー503で反射する。
メインミラー501で反射した被写体光束は、ファインダ光学系4のピント板25によりペンタプリズム22を介して接眼レンズ18に導かれる光束と測光センサ23に導かれる光束とに分離される。また、メインミラー501を透過してサブミラー503で反射した被写体光束は、焦点検出ユニット31に導かれる。したがって、図2(a)に示す状態では、撮影レンズ200を通過した被写体光束は、撮像素子33に導かれない。
図2(b)に示すミラーアップ位置では、ミラーユニット500は、撮影光路から退避し、撮影レンズ200を通過した被写体光束は、ファインダ光学系4及び焦点検出ユニット31に導かれることなく、撮像素子33に導かれて結像して光電変換される。
図3は、ミラーユニット500の分解斜視図である。なお、図3では、サブミラー503を保持するサブミラーホルダ504の図示は省略している。図3に示すように、メインミラーホルダ502の幅方向の両側には、それぞれ回動軸502aが設けられており、回動軸502aは、ミラーボックス400に対して回動可能に支持される。
また、一対の回動軸502aのうちの一方の回動軸502aには、モータ601の駆動軸601aが接続されている。モータ601の駆動により、駆動軸601aの回転と同期してメインミラーホルダ502がミラーダウン位置とミラーアップ位置との間で回動動作する。
なお、本実施形態では、モータ601として、パルス信号と同期して回転し、パルス数と回転位相が一致する超音波モータやステッピングモータ等を用いるが、回転力をメインミラーホルダ502に伝達するモータであれば、特に限定されない。
また、本実施形態では、回動軸502aにモータ601の駆動軸601aを直接接続しているが、これに限定されない。例えば、モータ601の駆動力を不図示のミラー駆動レバーを介してメインミラーホルダ502に設けられた軸502bに伝達してメインミラーホルダ502を回動動作させるようにしてもよい。
図4(a)は、カメラの電源がオフの状態において、ミラーダウン位置のメインミラー501の角度がリセットされているときのメインミラーホルダ502の状態を示す概略図である。
本実施形態では、メインミラーホルダ502の回動軸502aとモータ601の駆動軸601aが直接接続されているため、カメラの電源オフ時に、メインミラーホルダ502は、ミラーダウン方向(矢印F方句)に付勢されない。そのため、不図示のバネによりメインミラーホルダ502に設けられた軸502bを介してメインミラーホルダ502をミラーダウン方向(矢印F方句)に付勢している。
このとき、メインミラーホルダ502の当接部502cがミラーボックス400に設けられた位置決め軸508に当接し、ミラーダウン位置にミラーユニット500が配置される。ここでのミラーユニット500のミラーダウン位置を基準ミラーダウン位置という。
図4(b)は、カメラの電源がオンとなり、基準ミラーダウン位置から待機ミラーダウン位置にメインミラーホルダ502が移動した状態を示す概略図である。
メインミラーホルダ502の基準ミラーダウン位置から待機ミラーダウン位置までの移動量は、初期位置記録部305に記録されているモータ601の駆動信号(例えばパルス信号)により決定される。ここで、待機ミラーダウン位置とは、後述する撮像枠801と視野枠802(図5参照)が一致するミラーダウン位置として予め設定されている。
図4(c)は、メインミラーホルダ502が待機ミラーダウン位置からミラーアップ位置に移動した状態を示す概略図である。
ミラーユニット500のミラーアップ状態では、メインミラーホルダ502は、先端部がミラーボックス400に設けられた弾性ストッパ部505に当接し、モータ601の回転トルクと釣り合った位置で停止している。
次に、図5を参照して、撮像素子33の撮像エリアを決定する撮像枠801、ファインダ光学系4の観察エリアを決定する視野枠802、測光枠805、及び撮像測光枠900の関係について説明する。
測光枠805とは、ミラーダウン位置のメインミラー501で反射されて測光センサ23に導かれた光束により、測光センサ23で撮像されるエリアである。撮像測光枠900とは、撮像画像としては現れないが、ミラーユニット500のミラーダウン位置で撮像枠801と視野枠802が一致していると仮定したときの撮像素子33上の測光枠805のエリアである。
なお、視野枠802の光軸中心と測光枠805の光軸中心とは、ファインダ光学系4の内部で調整されて常に一致しているものとする。また、測光枠805のエリア面積は、撮像枠801及び視野枠802のエリア面積より小さいものとする。
図5(a)は撮影者が撮影した撮像画像を示す図、図5(b)乃至図5(d)は撮影者がファインダ光学系4の接眼レンズ18から観察する被写体像を示す図である。図5(b)乃至図5(d)に示す被写体像によらず、撮影者が撮影した撮像画像は、図5(a)と同等とする。
図5(b)は、メインミラーホルダ502のミラーダウン位置が撮像枠801と視野枠802が一致する位置にあるときの視野枠802及び測光枠805を示している。図5(b)に示す被写体像を接眼レンズ18から観察して撮影した場合、撮影者は、図5(a)に示す撮像画像を得ることができる。この状態では、測光枠805と撮像測光枠900とは一致している。なお、ここでのメインミラーホルダ502のミラーダウン位置は、図4(b)に示す待機ミラーダウン位置に相当するものとする。
図5(c)は、メインミラーホルダ502が図4(b)に示す待機ミラーダウン位置からミラーダウン方向(図4(b)の矢印t方向)にずれているときの視野枠802及び測光枠805を示している。図5(c)に示す被写体像を接眼レンズ18から観察して撮影した場合、撮影者は、図5(a)に示す撮像画像を得ることになる。つまり、撮像枠801と視野枠802は一致せず、測光枠805と撮像測光枠900も一致していない。なお、図5(c)に示す撮像測光枠900は、被写体を基準としたときの図5(a)の撮像測光枠900を投影したものである。
図5(d)は、メインミラーホルダ502が図4(b)に示す待機ミラーダウン位置からミラーアップ方向(図4(b)の矢印s方向)にずれているときの視野枠802及び測光枠805を示している。図5(d)に示す被写体像を接眼レンズ18から観察して撮影した場合、撮影者は、図5(a)に示す撮像画像を得ることになる。つまり、図5(c)の場合と同様に、撮像枠801と視野枠802は一致せず、測光枠805と撮像測光枠900も一致していない。なお、図5(d)に示す撮像測光枠900は、被写体を基準としたときの図5(a)の撮像測光枠900を投影したものである。
図5(c)及び図5(d)に示すように、測光枠805と撮像測光枠900が一致していない場合、画像比較部301は、MPU100の指示により、測光枠805の被写体像と撮像測光枠900の被写体像を比較して画像のずれ量を算出する。そして、画像比較部301は、算出した画像のずれ量をMPU100に送信する。
ここで、本実施形態では、回数記録部302、温度センサ303、又は加速度センサ304からミラーユニット500の角度を補正する信号を受信したMPU100が測光枠805と撮像測光枠900とが一致していないと判断する。
そして、MPU100は、画像比較部301で算出された画像のずれ量に基づき、測光枠805の被写体像と撮像測光枠900の被写体像とが一致するメインミラーホルダ502の角度補正値を算出してモータ601の駆動信号に変換する。そして、MPU100は、駆動信号に変換された角度補正値に応じてミラー駆動回路101を介してモータ601を回転駆動し、メインミラーホルダ502のミラーダウン位置を補正する。
次に、図6及び図7を参照して、カメラの動作について説明する。図6及び図7に示す処理は、不図示のROM等の記憶部に格納されたプログラムが不図示のRAMに展開されてMPU100等により実行される。
図6において、MPU100は、ステップS601でカメラの電源がオンされると、ステップS602でモータ601に通電してメインミラーホルダ502を基準ミラーダウン位置(図4(a))から待機ミラーダウン位置(図4(b))まで移動させる。そして、MPU100は、ステップS603でメインミラーホルダ502が待機ミラーダウン位置に到達したら、ステップS604でモータ601への通電を停止し、ステップS605に進む。
ステップS605では、MPU100は、前述した回数記録部302、温度センサ303及び加速度センサ304のいずれかからメインミラーホルダ502の角度を補正する信号を受信したか否かを判断する。そして、MPU100は、メインミラーホルダ502の角度を補正する信号を受信した場合は、ステップS607に進み、そうでない場合は、ステップS606に進んで図7の撮影シーケンスを実行する。
ステップS607では、MPU100は、焦点検出ユニット31により被写体と撮像素子33との距離を測定して焦点を検出し、ステップS608に進む。ステップS608では、MPU100は、測光センサ23での露光により、測光枠805の画像を取得するとともに、被写体輝度を測定して露出演算の結果に基づいて不図示のプログラム線図に従ってシャッタ速度、絞り値を設定し、ステップS609に進む。
ステップS609では、MPU100は、メインミラーホルダ502が待機ミラーダウン位置から(図4(b))からミラーアップ位置(図4(c))まで移動するようにモータ601に通電し、ステップS610に進む。そして、MPU100は、ステップS610でメインミラーホルダ502がミラーアップ位置に到達したら、ステップS611でモータ601への通電を停止し、ステップS612に進む。
ステップS612では、MPU100は、フォーカルプレーンシャッタ106の不図示の先羽根郡を走行させて撮像素子33を露光させ、露光後、フォーカルプレーンシャッタ106の不図示の後羽根郡を走行させて、ステップS613に進む。ステップS613では、MPU100は、画像比較部301により、ステップS608で取得した測光枠805の画像とステップS612で得られた撮像測光枠900の画像を比較してずれ量を算出し、ステップS614に進む。
ステップS614では、MPU100は、ステップS613で算出されたずれ量に基づき測光枠805の画像と撮像測光枠900の画像とが一致するメインミラーホルダ502の角度補正値を算出してモータ601の駆動信号に変換し、ステップS615に進む。ステップS615では、MPU100は、モータ601に通電して角度補正値に応じてモータ601を駆動させてメインミラーホルダ502のミラーダウン位置を補正し、ステップS616に進む。
ステップS616では、MPU100は、メインミラーホルダ502が待機ミラーダウン位置に復帰したら、ステップS617に進んでモータ601への通電を停止し、ステップS618に進む。ステップS618では、MPU100は、初期位置記録部305にステップS616で補正されたメインミラーホルダ502の待機ミラーダウン位置を記録し、ステップS606に進んで図7の撮影シーケンスを実行する。
なお、ステップS605で角度補正が必要か否かを判断し、角度補正が必要と判断されたときだけステップS607以降の処理を行う例を説明したが、ステップS607以降の処理を行うか否かの判断を別の条件に基づいて行ってもよい。例えば、メニュー画面で角度補正を指示する項目がオンされたらステップS607以降の処理を行うと判断したり、前回角度補正を行ってからの経過時間をタイマーで測定して、所定時間を経過していたらステップS607以降の処理を行うと判断してもよい。
次に、図7を参照して、図6のステップS606における撮影シーケンスについて説明する。なお、本実施形態では、連写モードが選択されているものとする。
ステップS701では、MPU100は、レリーズスイッチ(SW1)7aがオンされたか否かを判断し、オンされた場合は、ステップS702に進む。ステップS702では、MPU100は、測光センサ23により被写体輝度を測定し、また、焦点検出ユニット31により被写体と撮像素子33との距離を測定して焦点を検出し、ステップS703に進む。
ステップS703では、MPU100は、ステップS702での被写体輝度の測定結果に基づいて露出演算し、ステップS704に進む。ステップS704では、MPU100は、ステップS703での露出演算結果に基づいて不図示のプログラム線図に従ってシャッタ速度、絞り値を設定し、ステップS705に進む。
ステップS705では、MPU100は、レリーズスイッチ(SW2)7bがオンされたか否かを判断し、オンされた場合は、ステップS706に進み、オンされない場合は、ステップS701に戻る。ステップS706では、MPU100は、メインミラーホルダ502が待機ミラーダウン位置から(図4(b))からミラーアップ位置(図4(c))まで移動するようにモータ601に通電し、ステップS707に進む。
ステップS707では、MPU100は、フォーカルプレーンシャッタ106の不図示の先羽根郡を走行させて撮像素子33を露光させ、露光後、フォーカルプレーンシャッタ106の不図示の後羽根郡を走行させて、ステップS708に進む。ステップS708では、MPU100は、撮像素子33に蓄積された電荷を読み出し、ステップS709に進む。
ステップS709では、MPU100は、メインミラーホルダ502がミラーアップ位置(図4(c))から待機ミラーダウン位置(図4(b))まで移動するようにモータ601に通電する。また、MPU100は、ステップS708で読み出された画像データをバッファメモリ37に格納し、更に、映像信号処理回路104によりJPEGなどの画像データ圧縮処理を行い、ステップS710に進む。
ステップS710では、MPU100は、レリーズスイッチ(SW2)7bがオンされているか否かを判断し、オンされている場合は、連続撮影中であると判断してステップS706に戻り、オンされていない場合は、ステップS711に進む。ステップS711では、MPU100は、メモリコントローラ38により圧縮された画像データをメモリ39に記録し、処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態では、測光枠805と撮像測光枠900とがずれてミラーユニット500の角度を補正する必要があると判断した場合には、ずれ量に応じてミラー角度を補正して測光枠805と撮像測光枠900とが一致するように制御している。これにより、環境温度の変化やミラーユニット500の動作回数に影響を受けることなく、略一定の視野率を得ることができるカメラを提供することができる。
なお、本発明の構成は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、材質、形状、寸法、形態、数、配置箇所等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
1 カメラ本体
4 ファインダ光学系
22 ペンタプリズム
23 測光センサ
33 撮像素子
100 MPU
301 画像比較部
500 ミラーユニット
501 メインミラー
502 メインミラーホルダ
601 モータ

Claims (7)

  1. ファインダ観察時に撮影光路に進入するミラーダウン位置に移動して撮影光学系を通過した被写体光束をファインダ光学系に導き、撮影時に前記撮影光路から退避するミラーアップ位置に移動して前記撮影光学系を通過した被写体光束を撮像素子に導くミラーユニットと、
    前記ファインダ光学系に導かれた被写体光束を測光する測光手段と、
    前記ミラーユニットを前記ミラーダウン位置と前記ミラーアップ位置との間で移動させる駆動手段と、
    前記撮像素子から取得した被写体像と前記測光手段から取得した被写体像とがずれているか否かを判断する判断手段と、
    前記撮像素子から取得した被写体像と前記測光手段から取得した被写体像とを比較して画像のずれ量を算出する画像比較手段と、
    前記判断手段により、前記撮像素子から取得した被写体像と前記測光手段から取得した被写体像とがずれていると判断された場合に、前記画像比較手段により算出された前記ずれ量に基づいて前記駆動手段を制御して前記撮像素子から取得した被写体像と前記測光手段から取得した被写体像とが一致する前記ミラーダウン位置に前記ミラーユニットを移動させる制御手段と、を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記ミラーユニットの駆動回数を記録する回数記録手段を有し、
    前記判断手段は、前記回数記録手段により記録された前記ミラーユニットの駆動回数に基づいて前記撮像素子から取得した被写体像と前記測光手段から取得した被写体像とがずれているか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像装置の温度を検出する温度センサを有し、
    前記判断手段は、前記温度センサにより検出された前記撮像装置の温度に基づいて前記撮像素子から取得した被写体像と前記測光手段から取得した被写体像とがずれているか否かを判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像装置に作用する加速度を検出する加速度センサを有し、
    前記判断手段は、前記加速度センサにより検出された値に基づいて前記撮像素子から取得した被写体像と前記測光手段から取得した被写体像とがずれているか否かを判断することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像素子から取得した被写体像と前記測光手段から取得した被写体像とが一致する前記ミラーダウン位置を記録する初期位置記録手段を有し、
    前記制御手段は、前記ミラーユニットが前記ミラーダウン位置から前記ミラーアップ位置に移動した後に、前記初期位置記録手段により記録された前記ミラーダウン位置に前記ミラーユニットが復帰するように前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の撮像装置。
  6. 前記初期位置記録手段により記録された前記ミラーダウン位置よりミラーダウン方向で前記ミラーユニットが当接して位置決めされる位置決め手段を有し、
    前記ミラーユニットは、前記撮像装置の電源がオフされた状態では、前記位置決め手段に当接して位置決めされていることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. ファインダ観察時に撮影光路に進入するミラーダウン位置に移動して撮影光学系を通過した被写体光束をファインダ光学系に導き、撮影時に前記撮影光路から退避するミラーアップ位置に移動して前記撮影光学系を通過した被写体光束を撮像素子に導くミラーユニットと、
    前記ファインダ光学系に導かれた被写体光束を測光する測光手段と、
    前記ミラーユニットを前記ミラーダウン位置と前記ミラーアップ位置との間で移動させる駆動手段と、を備える撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像素子から取得した被写体像と前記測光手段から取得した被写体像とがずれているか否かを判断する判断ステップと、
    前記撮像素子から取得した被写体像と前記測光手段から取得した被写体像とを比較して画像のずれ量を算出する画像比較ステップと、
    前記判断ステップで前記撮像素子から取得した被写体像と前記測光手段から取得した被写体像とがずれていると判断された場合に、前記画像比較ステップで算出された前記ずれ量に基づいて前記駆動手段を制御して前記撮像素子から取得した被写体像と前記測光手段から取得した被写体像とが一致する前記ミラーダウン位置に前記ミラーユニットを移動させる制御ステップと、を備えることを特徴とする撮像装置の制御方法。
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