JP2017141209A - 皮膚外用剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】糖化による老化を防ぎ、皮膚のしわやくすみをより有効に改善する皮膚外用剤を提供する。【解決手段】本発明の皮膚外用剤は、AGEs(Advanced glycation endproducts)の架橋形成を抑制する成分を含む。AGEsの架橋形成を抑制する成分は、アスパラギン酸マグネシウム、グルコン酸亜鉛、グルコン酸銅である。【選択図】なし

Description

本発明は、皮膚外用剤に関し、特に、皮膚の老化を防ぐ成分を含む皮膚外用剤に関する。
近年、糖化が、糖尿病をはじめとする様々な疾患の原因であると言われている。糖化とは、身体の中でタンパク質と余分な糖が結合してタンパク質が変性、劣化する現象のことをいい、糖化反応が進むと、最終的にAGEs(Advanced glycation endproducts)という老化物質が生成される(AGEsの生成)。
また、AGEsは、AGEs同士、或いはAGEsと生体タンパク質との間に、架橋を形成する(AGEsの架橋形成)。そして、架橋形成されたAGEsは凝集し、分解されにくくなる(AGEsの分解抑制)。
特に、皮膚への影響として、皮膚組織を構成するタンパク質であるケラチン、コラーゲン、エラスチン等の糖化が、皮膚の老化(しわ、くすみ等)の原因となっている。したがって、糖化による皮膚の老化を防ぐための成分(抗糖化成分)を含む皮膚外用剤を開発することが重要である。
抗糖化成分を含む皮膚外用剤が、広く使用されている。そのような皮膚外用剤は、例えば、特開2003‐212749号明細書(特許文献1)及び特開2011‐246353号明細書(特許文献2)に開示されている。
特許文献1には、AGEs生成抑制剤及びそれを含有する皮膚外用剤が開示されている。より具体的には、特許文献1では、ボタン属植物抽出物、タツナミソウ属植物抽出物、セイヨウヤマハッカ属植物抽出物等の1種又は2種以上の成分からなるAGEs生成抑制剤が開示されている。
また、ボタン属(Paeonia L.)植物として、ボタン(Paeonia suffruticosa Andr.)及びシャクヤク(Paeonia lactiflora Pall.)が、好ましい例として例示されている。
また、特許文献2には、美白用化粧料などの皮膚外用剤に好適なAGEs分解剤が開示されている。より具体的には、特許文献2では、AGEs分解剤には、生成されたAGEsを分解する作用を有する成分に加え、AGEsの生成を抑制する作用を有する成分も包含される。AGEs分解剤は、例えば、AGEsのα−ジケトンのC−C結合(架橋形成)を切断する成分として記載されている。AGEs分解剤として、モクセイ科オリ−ブ属、ユキノシタ科ユキノシタ属、バラ科ポテンチラ属等の植物が例示されている。
特開2003‐212749号公報 特開2011‐246353号公報
上記特許文献1及び特許文献2では、AGEsの生成を抑制する成分、AGEsの架橋を切断する成分について記載されている。しかしながら、上記特許文献1及び特許文献2では、AGEsの架橋形成を抑制する成分についての開示乃至示唆が全くない。したがって、上記特許文献1及び特許文献2では、糖化による老化を防ぐための成分(抗糖化成分)としては不十分であり、AGEsの架橋形成の抑制を可能とする成分の開発が望まれる。
そこで、発明者らは、斯かる実情に鑑み、鋭意検討を重ねた結果、AGEsの架橋形成の抑制を可能とする成分に関する新たな知見を得た。本発明は、AGEsの架橋形成を抑制する成分を含むことで、糖化による皮膚の老化を防ぎ、しわやくすみをより有効に改善する皮膚外用剤を提供することを目的とする。
本発明の皮膚外用剤は、AGEsの架橋形成を抑制する成分を含むことを特徴とする。
上記構成の皮膚外用剤によれば、AGEsの架橋形成を抑制する成分を含むため、AGEsの架橋形成を抑制する成分が、AGEsの架橋形成を抑制することにより、AGEsを分解されやすくし、糖化(AGEsの架橋形成)による皮膚の老化を防ぎ、しわやくすみをより有効に改善することができる。
本発明の一態様として、前記AGEsの前記架橋形成を抑制する成分は、アスパラギン酸マグネシウム、グルコン酸亜鉛、グルコン酸銅、が好ましい。
上記構成の皮膚外用剤によれば、AGEsの架橋形成を抑制する成分は、アスパラギン酸マグネシウム、グルコン酸亜鉛、グルコン酸銅であるため、これらの成分がAGEsの架橋形成を抑制することにより、AGEsが分解されやすくなり、糖化(AGEsの架橋形成)による皮膚の老化を防ぎ、しわやくすみをより有効に改善することができる。
本発明の他態様として、前記AGEsの生成を抑制する成分をさらに含む、のが好ましい。
上記構成の皮膚外用剤によれば、AGEsの生成を抑制する成分をさらに含むため、AGEsの生成を抑制する成分が、AGEsの生成の増加による皮膚の老化を防ぎ、しわやくすみをより有効に改善することができる。
本発明のさらに他の態様として、前記AGEsの前記架橋を切断する成分をさらに含む、のが好ましい。
上記構成の皮膚外用剤によれば、AGEsの架橋を切断する成分をさらに含むため、AGEsの架橋が形成された場合でも、AGEsの架橋を切断する成分によってAGEsの架橋が切断され、AGEsが分解されやすくなることで、AGEsの架橋形成の増加(AGEsの分解抑制)による皮膚の老化を防ぎ、しわやくすみをより有効に改善することができる。
本発明のさらに別の態様として、前記AGEsの前記生成を抑制する成分は、ペカン殻エキス及びラッカセイ種皮エキスからなる群より選択される少なくとも何れか一つである、のが好ましい。
上記構成の皮膚外用剤によれば、AGEsの生成を抑制する成分は、ペカン殻エキス及びラッカセイ種皮エキスからなる群より選択される少なくとも何れか一つであるため、これらの成分の何れか一つが、AGEsの生成を抑制することにより、AGEsの生成の増加による皮膚の老化を防ぎ、しわやくすみをより有効に改善することができる。
本発明のさらに別の態様として、前記AGEsの前記架橋を切断する成分は、シャクヤク根エキスを含む、のが好ましい。
上記構成の皮膚外用剤によれば、AGEsの前記架橋を切断する成分は、シャクヤク根エキスを含むため、AGEsの架橋が形成された場合でも、シャクヤク根エキスによってAGEsの架橋が切断され、AGEsが分解されやすくなり、AGEsの架橋形成の増加(AGEsの分解抑制)による皮膚の老化を防ぎ、しわやくすみをより有効に改善することができる。
本発明のさらに別の態様として、前記AGEsの前記架橋形成を抑制する成分として、アスパラギン酸マグネシウム、グルコン酸亜鉛、グルコン酸銅、前記AGEsの前記生成を抑制する成分として、ペカン殻エキス及びラッカセイ種皮エキスからなる群より選択される少なくとも何れか一つと、を含む、のが好ましい。
上記構成の皮膚外用剤によれば、アスパラギン酸マグネシウム、グルコン酸亜鉛、グルコン酸銅によって、AGEsの架橋形成が抑制されるとともに、ペカン殻エキス及びラッカセイ種皮エキスからなる群より選択される少なくとも何れか一つによって、AGEsの生成が抑制され、糖化(AGEsの架橋形成及びAGEsの生成)による皮膚の老化を防ぎ、しわやくすみをより有効に改善することができる。
本発明のさらに別の態様として、前記AGEsの前記架橋形成を抑制する成分として、アスパラギン酸マグネシウム、グルコン酸亜鉛、グルコン酸銅、前記AGEsの前記生成を抑制する成分として、ペカン殻エキス及びラッカセイ種皮エキスからなる群より選択される少なくとも何れか一つと、前記AGEsの前記架橋を切断する成分として、シャクヤク根エキスと、を含む、のが好ましい。
上記構成の皮膚外用剤によれば、アスパラギン酸マグネシウム、グルコン酸亜鉛、グルコン酸銅によって、AGEsの架橋形成が抑制されるとともに、ペカン殻エキス及びラッカセイ種皮エキスからなる群より選択される少なくとも何れか一つによって、AGEsの生成が抑制され、かつシャクヤク根エキスによってAGEsの架橋が切断されることで、糖化(AGEsの架橋形成、AGEsの生成及びAGEsの分解抑制)による皮膚の老化を防ぎ、しわやくすみをさらにより有効に改善することができる。
以上のように、本発明によれば、糖化による皮膚の老化を防ぎ、しわやくすみをより有効に改善する皮膚外用剤を提供することができる、といった優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の一実施形態に係る皮膚外用剤について、詳細に説明する。
本実施形態に係る皮膚外用剤は、糖化による皮膚の老化を防ぎ、しわやくすみをより有効に改善するためのものである。
発明者らは、上述のように、AGEsの架橋形成の抑制を可能とする成分に関する新たな知見を得た。そこで、発明者らは、抗糖化のメカニズムについて、新規の抗糖化理論を構築した。より具体的には、発明者らは、抗糖化のメカニズムを、大きく3つのステップに分類し、各ステップにおける成分の考察を行った。すなわち、抗糖化のメカニズムは、以下のステップに分類される。
ステップ(A)…AGEsの生成を抑制する。
ステップ(B)…AGEs同士、又はAGEsとタンパク質との間の架橋形成を抑制する。
ステップ(C)…生成したAGEs同士、又はAGEsとタンパク質との間の架橋を切断する。
そして、皮膚の抗糖化における3つのステップに関連する成分(AGEsの架橋形成を抑制する成分、AGEsの生成を抑制する成分、AGEsの架橋を切断する成分)を含むことで、糖化による老化を防ぎ、皮膚のしわやくすみが、より一層有効に改善されるようになる。
本実施形態に係る皮膚外用剤は、AGEsの架橋形成を抑制する成分を含む(ステップ(B))。
本実施形態において、AGEsの架橋形成を抑制する成分は、アスパラギン酸マグネシウム、グルコン酸亜鉛、グルコン酸銅である。
より具体的には、本実施形態に係る皮膚外用剤において、AGEsの架橋形成を抑制する成分として、アスパラギン酸マグネシウム、グルコン酸亜鉛、グルコン酸銅を有効成分として含むSEPITONIC M3(SEPPIC社製)、が用いられる。製品のメーカー名及び成分を、以下の表1に示す。なお、AGEsの架橋形成を抑制する成分のスクリーニング実験の結果については、後述する。
Figure 2017141209
AGEsの架橋形成を抑制する成分を有効成分として含む製品の中で、SEPITONIC M3が、細胞死や炎症、異常なコラーゲン・エラスチンの蓄積を引き起こすRAGE(AGEsのレセプター)を、無害的に、AGEsと結合可能なsRAGE(solubleRAGE)へと変換し、sRAGEの産生を促進することを見出した。
RAGEは、種々の細胞に存在し、細胞膜の表面に存在する膜貫通型レセプターである。AGEsは、細胞膜の表面に存在するRAGEの膜外領域に結合し、RAGEを介して細胞内に様々な情報を伝達する。
SEPITONIC M3が、RAGEの膜外領域を切断することで、sRAGEが生成される。そして、生成されたsRAGEが、AGEsに結合することで、AGEs同士又はAGEsとタンパク質との間の架橋形成が抑制されると考えられる。
本実施形態に係る皮膚外用剤は、AGEsの生成を抑制する成分をさらに含む(ステップ(A))。
本実施形態において、AGEsの生成を抑制する成分は、ペカン殻エキス及びラッカセイ種皮エキスからなる群より選択される少なくとも何れか一つである。
より具体的には、本実施形態に係る皮膚外用剤において、AGEsの生成を抑制する成分を含むものとして、ペカン殻エキスを有効成分として含むピーカンナッツエキスBG(日油社製)及びラッカセイ種皮エキスを有効成分として含むナッツピールエキス(片倉チッカリン社製)が用いられる。各製品のメーカー名及び成分を、以下の表2に示す。なお、AGEsの生成を抑制する成分のスクリーニング実験の結果については、後述する。
Figure 2017141209
本実施形態に係る皮膚外用剤は、AGEsの架橋を切断する成分をさらに含む(ステップ(C))。
本実施形態において、AGEsの架橋を切断する成分は、シャクヤク根エキスを含む。
より具体的には、本実施形態に係る皮膚外用剤において、AGEsの架橋を切断する成分を含むものとして、シャクヤク根エキスを有効成分として含むシャクヤクリキッド(一丸ファルコス社製)が用いられる。製品のメーカー名及び成分を、以下の表3に示す。なお、AGEsの架橋を切断する成分のスクリーニング実験の結果については、後述する。
Figure 2017141209
本実施形態において、シャクヤクリキッドは、生成したAGEs同士、又はAGEsとタンパク質との間の架橋を切断すると考えられる。
或いは、本実施形態において、AGEsの架橋形成を抑制する成分として、アスパラギン酸マグネシウム、グルコン酸亜鉛、グルコン酸銅、AGEsの架橋を切断する成分として、シャクヤク根エキス、を含むことも可能である。
次に、実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<(1)AGEsの生成を抑制する成分について>
[AGEsの生成を抑制する成分のスクリーニング]
(スクリーニング方法)
まず、以下のようにして、スクリーニング対象のそれぞれについて、グルコース添加溶液を作製した。より具体的には、4mg/mlウシ血清アルブミン(和光純薬工業社製)100μl、100μMリン酸水素ナトリウム(和光純薬工業社製)250μl、精製水90μlの混合溶液中に、スクリーニング対象を、それぞれ、終濃度が2%になるように添加後、2Mグルコース(和光純薬工業社製)50μlを加えた。次に、作製したグルコース添加溶液を60℃で24時間反応させることで糖化処理を施した。各反応液100μlに、トリクロロ酢酸(和光純薬工業社製)を10μl加えて撹拌し、生じた沈殿を分取した後、アルカリ性リン酸緩衝液(和光純薬工業社製)にて溶解させ、溶解液の蛍光強度を、PowerScan HT(大日本住友製薬社製)を用いて、励起波長360nm、蛍光波長460nmの波長で測定した。
なお、本スクリーニングでは、AGEs量の指標として、蛍光AGEsであるFFI(2‐(2‐furoyl)‐4(5)‐(2‐furanyl)‐1H‐imidazole)量を評価した。PowerScan HTによって得られたFFIの蛍光強度から、FFI生成阻害率を算出した(糖化阻害率)。糖化阻害率はスクリーニング対象を添加せずに糖化反応を行った検体(陽性対照)を0%とする。また、スクリーニング対象そのものによる蛍光吸収(クエンチング効果)の影響を除くため、陽性対照の糖化反応溶液98μlにスクリーニング対象2μlを添加したクエンチング評価用検体のFFI量を測定することで、クエンチング率を算出した。そして、FFI生成阻害率からクエンチング率を減算することにより、これを真のグリケーション阻害率とした。
Figure 2017141209
(スクリーニング結果(AGEs生成抑制率))
上述の方法を用いて、スクリーニング実験を行った。結果を表4に示す。
Figure 2017141209
鋭意検討の結果、スクリーニング対象の中で、ピーカンナッツエキスBG(日油社製)、ナッツピールエキス(片倉チッカリン社製)が、50%以上の抑制率(それぞれ、約69%、約50%)を示した。
また、上述の50%以上のAGEs生成抑制率を示す2つの成分中の有効成分について、共通する成分がないか、考察を行ったところ、ピーカンナッツエキスBG(日油社製):有効成分(ペカン殻エキス)及びナッツピールエキス(片倉チッカリン社製):有効成分(ラッカセイ種皮エキス)の間に、共通する成分はなかった。
したがって、ペカン殻エキス又はラッカセイ種皮エキスのそれぞれが、AGEsの生成を抑制する成分としての作用を有するものと考えられる。
<(2)AGEsの架橋形成を抑制する成分について>
[sRAGEのAGEs架橋形成抑制作用評価試験(コラーゲンゲル収縮活性実験)]
(コラーゲンゲルの作製)
具体的には、コラーゲンゲル培養キット(新田ゼラチン社製)を用いて、12ウェルマイクロプレートに、コラーゲンゲルを作製した。次に、作製した各コラーゲンゲルに、100mMグルコース6リン酸(Sigma aldrich社製)700μlと、200μg/mlsRAGE63μlを添加し、37℃で10〜14日間、反応させた。
(コラーゲンゲルの面積の測定)
反応後、作製したコラーゲンゲルをPBS(−)で洗浄し、コラーゲンゲルに正常ヒト胎児皮膚由来線維芽細胞を4.5×10個/wellで播種した。1時間後に、コラーゲンゲルを各ウェルから切り離し、さらに2時間後に各コラーゲンゲルの面積を測定した。対照群(グルコース6リン酸無添加)のコラーゲンゲルの収縮活性を100%として、各コラーゲンゲルの収縮活性を得た。結果を表5に示す。
Figure 2017141209
(コラーゲンゲルの面積の測定結果)
表5に示すように、対照群に比し、グルコース6リン酸を添加したコラーゲンゲルでは、収縮活性が、約78%にまで低下した。一方、グルコース6リン酸及びsRAGEを添加したコラーゲンゲルでは、対照群に比し、約95%までの低下に抑えた。
以上の結果から、sRAGEを添加したコラーゲンゲルにおいて、添加されたsRAGEが、AGEsに結合することで、AGEsによるコラーゲンの架橋形成及び構造異常をブロックし、良好なコラーゲンゲル収縮活性が得られたものと考えられる。
[AGEs化エラスチンに対するsRAGEのリゾチーム結合抑制実験]
エラスチン中でAGEsが生成されると、AGEs化したエラスチンがリゾチームと結合しやすくなり、エラスチン分解酵素の影響を受けにくくなる。その結果、エラスチンは異常凝集して皮膚に沈着することが知られている(J Invest Dermatol. 2012 Feb;132(2):315−23)。発明者らは、AGEs化したエラスチンにsRAGEを作用させることによって、AGEsとリゾチームの結合が抑制されるのではないかと考察した。そこで、以下の実験方法に従って、AGEs化エラスチンに対するsRAGEのリゾチーム結合抑制効果について検証した。結果を表6に示す。
Figure 2017141209
(実験方法)
AGEs化エラスチンに対するsRAGEのリゾチーム結合抑制実験の実験プロトコールは、以下の通りである。
2mg/ml可溶性エラスチン(和光純薬工業社製)を96well ELISAプレート(Nunc社製)に100μl添加し、4℃で一晩反応させ、プレートにエラスチンを固定化させた。余分な溶液を除去後、0.2Mリボース(東京化成工業社製)を100μl添加し、37℃で2週間反応させることでAGEs化エラスチンを作製した。2週間後にリボースを除去し、PBS(−)で洗浄後、sRAGEを10μg、もしくは20μg添加し、室温で1時間反応させた。sRAGEを除去し、PBS(−)で洗浄後にリゾチーム10μgを室温で1時間反応させた。その後、PBS(−)で洗浄し、リゾチーム抗体(AbD Serotec社製)を室温で1時間、一次抗体反応を行った。PBS−Tで洗浄し、Goat anti mouse IgGを室温で1時間、二次抗体反応を行った。さらに、PBS−Tで洗浄し、発色試薬であるTMB(3,3’,5,5’−tetramethylbenzidine)(Sigma aldrich社製)を30分間反応させ、2N硫酸(和光純薬工業社製)で反応を停止させた。A450/A630で吸光度を測定し、評価した。
(実験結果)
sRAGE無添加(対照群)に比し、sRAGEを10μg添加したものでは、リゾチーム結合量が83%に抑制された。さらに、sRAGEを20μg添加したものでは、75%に抑制された。
以上の結果から、sRAGEがAGEsに結合することで、エラスチン中のAGEsとリゾチームの結合が抑制されることが示された。AGEs化エラスチンは、sRAGEによってリゾチームの影響を受けることなく、分解酵素によって正常に代謝され、その結果として、エラスチンの異常凝集による皮膚の弾力低下が抑制されると考えられる。
[AGEsの架橋形成を抑制する成分(sRAGE産生促進成分)のスクリーニング]
(スクリーニング方法)
1.マウス胎仔由来線維芽細胞株(NIH3T3)の培養
マウス胎仔由来線維芽細胞株(NIH3T3)をDulbecco’s Modified Eagle Medium(DMEM)培地(Thermo Fisher Scientific社製)を用いて培養した。
2.培養上清中のsRAGE量の測定
上述のDMEM培地中の培養細胞を、トリプシン処理により回収した後、96ウェルマイクロプレートに3×10個/wellで播種し、DMEM培地で24時間培養した。続いて、Lipofectamin 2000(Thermo Fisher Scientific社製)及びOpti‐MEM培地(Thermo Fisher Scientific社製)を用いて、RAGEプラスミド(HMG Biotech社製)とpmaxGFPプラスミド(Lonza社製)を同時にトランスフェクションし、5時間インキュベートした。その後、培地をDMEM培地に交換し、さらに24時間培養した。各スクリーニング対象を、所定の濃度0.05〜0.1%で添加し、24時間培養した後、培養上清を回収し、上記で得られた培養上清中のsRAGE量を、Human RAGE Quantikine ELISA Kit(R&D社製)を用いて、測定した。なお、sRAGE量は、細胞内のGFP量で補正した値を示した。結果を表7に示す。
Figure 2017141209
(sRAGE産生促進成分のスクリーニング結果(sRAGE産生促進効果))
鋭意検討した結果、スクリーニング対象の中で、SEPITONIC M3(SEPPIC社製)(約175%)において、顕著なsRAGE産生促進効果が認められた。
<(3)AGEsの架橋を切断する成分について>
[AGEsの架橋を切断する成分のスクリーニング]
(コラーゲンゲルの作製)
まず、コラーゲンゲル培養キット(新田ゼラチン社製)を用いて、12ウェルマイクロプレートにコラーゲンゲルを作製した。次に、作製したコラーゲンゲルに100mMグルコース6リン酸(Sigma aldrich社製)700μlを添加し、37℃で30日間、反応させ、糖化コラーゲンゲルを作製した。
(コラーゲンゲルの面積の測定)
30日後、作製したコラーゲンゲルをPBS(−)で洗浄した。そして、スクリーニング対象を所定の濃度1%添加し、37℃で3日間、反応させた。3日後、スクリーニング対象を除去し、PBS(−)で洗浄後、正常ヒト胎児皮膚由来線維芽細胞を4.5×10個/wellで播種した。1時間後に、コラーゲンゲルを各ウェルから切り離し、さらに2時間後に各コラーゲンゲルの面積を測定した。対照群(グルコース6リン酸無添加)のコラーゲンゲルの収縮活性を100%として、各コラーゲンゲル収縮活性を得た。結果を表8に示す。
Figure 2017141209
(コラーゲンゲルの面積の測定結果)
表8に示すように、鋭意検討した結果、シャクヤクリキッド(一丸ファルコス社製)(約96%)に顕著なコラーゲンゲル収縮活性改善効果が認められた。対照群に比し、グルコース6リン酸を添加したコラーゲンゲルでは、収縮活性が、約79%にまで低下した。それに対して、さらにシャクヤクリキッドを添加したコラーゲンゲルでは、対照群に比し、約96%までの低下に抑えた。
以上の結果から、表8に示すように、グルコース6リン酸で糖化したコラーゲンゲルにシャクヤクリキッドを添加すると、添加されたシャクヤクリキッドが、生成したAGEs同士、又はAGEsとタンパク質との間の架橋を切断し、良好なコラーゲンゲル収縮活性が得られたものと考えられる。
[シャクヤクリキッドとsRAGE(SEPITONIC M3)の併用効果実験]
上述のように、SEPITONIC M3(SEPPIC社製)において、顕著なsRAGE産生促進効果が認められた。すなわち、この成分が、RAGEをsRAGEへと変換し、sRAGEの産生を促進することで、産生されたsRAGEが、AGEsに結合して、AGEs同士又はAGEsとタンパク質との架橋形成を抑制することが分かった。
また、上述のように、シャクヤクリキッドが、生成したAGEs同士、又はAGEsとタンパク質との架橋を切断し、良好なコラーゲンゲル収縮活性が認められた。
そこで、発明者らは、シャクヤクリキッドがAGEsの架橋を切断するとともに、SEPITONIC M3がRAGEからsRAGEの産生を促進することで、AGEsの再架橋を防止できるかを確かめるために、シャクヤクリキッドとsRAGEの併用効果を、コラーゲンゲル収縮活性実験により行った。
(コラーゲンゲル収縮活性実験)
より具体的には、上記と同様の方法によって、コラーゲンゲルを作製し、シャクヤクリキッドとsRAGEの併用効果実験に用いた。各コラーゲンゲルに、表9の下に記載の(1)〜(6)の処理を行った。結果を表9に示す。
Figure 2017141209
(1)PBS(−)処理(対照群)
(2)グルコース6リン酸で処理(糖化処理)
(3)糖化処理した(2)のゲルをシャクヤクリキッドで処理
(4)(3)のゲルからシャクヤクリキッドを除去後、PBSで処理
(5)(3)のゲルからシャクヤクリキッドを除去後、再度、グルコース6リン酸で処理(再糖化処理)
(6)(3)のゲルからシャクヤクリキッドを除去後、sRAGE及びグルコース6リン酸で処理
(コラーゲンゲル収縮活性実験結果)
表9に示すように、(1)の処理を施した対照群に比し、(2)のように糖化処理を行うと、収縮活性が54%にまで低下した。さらに、(3)のように糖化処理したゲルをシャクヤクリキッドで処理することにより、収縮活性が約68%までの低下に抑えられた。
また、(4)のように、シャクヤクリキッドを添加したコラーゲンゲルからシャクヤクリキッドを除去し、PBS(−)で置換した場合、置換4日後においてもコラーゲンゲル収縮活性が維持された。
(5)のように、シャクヤクリキッドによりAGEs架橋を切断後、グルコース6リン酸によって再糖化処理を施すと、コラーゲンゲル収縮活性が約68%から52%に低下した。一方で、(6)のように、再糖化処理の際にsRAGEを添加しておくことによって、コラーゲンゲル収縮活性は約60%の低下までに抑えられた。
以上の結果から、表9に示すように、前記シャクヤクリキッドのAGEsの架橋切断作用とsRAGEを併用することによって、AGEsの再架橋を防止することができ、良好なコラーゲン収縮活性を得ることが認められた。このことから、シャクヤクリキッドと前記sRAGEの産生を促進するSEPITONIC M3を併用することで、生体タンパク質中のAGEs架橋を切断し、sRAGEの効果によってAGEs同士、もしくはAGEsとタンパク質が再架橋することを防ぐことができると考えられる。
以上のように、本実施形態に係る皮膚外用剤によれば、アスパラギン酸マグネシウム、グルコン酸亜鉛、グルコン酸銅が、AGEsの架橋形成を抑制することにより、AGEsが分解されやすくなり、AGEsの架橋形成による皮膚の老化を防ぎ、しわやくすみをより有効に改善することができる。
また、ペカン殻エキス及びラッカセイ種皮エキスからなる群より選択される少なくとも何れか一つが、AGEsの生成を抑制することにより、AGEsの生成の増加による皮膚の老化を防ぎ、しわやくすみをより有効に改善することができる。
また、AGEsの架橋が形成された場合でも、シャクヤク根エキスによってAGEsの架橋が切断されるが、老化した皮膚内では余分な糖が常に存在している状態であり、AGEsの再架橋が起こる。シャクヤク根エキスとアスパラギン酸マグネシウム、グルコン酸亜鉛、グルコン酸銅の併用により、AGEsの架橋を切断するとともに、AGEsの再架橋を防止し、AGEsが分解されやすくなり、AGEsの架橋形成の増加(AGEsの分解抑制)による皮膚の老化を防ぎ、しわやくすみをより有効に改善することができる。
尚、本発明の皮膚外用剤は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更し得ることは勿論のことである。
上記実施形態において、AGEsの架橋形成を抑制する成分として、アスパラギン酸マグネシウム、グルコン酸亜鉛、グルコン酸銅、AGEsの生成を抑制する成分として、ペカン殻エキス及びラッカセイ種皮エキスからなる群より選択される少なくとも何れか一つと、を含むことも可能である。
或いは、上記実施形態において、AGEsの架橋形成を抑制する成分として、アスパラギン酸マグネシウム、グルコン酸亜鉛、グルコン酸銅、AGEsの生成を抑制する成分として、ペカン殻エキス及びラッカセイ種皮エキスからなる群より選択される少なくとも何れか一つと、AGEsの架橋を切断する成分として、シャクヤク根エキスと、を含むことも可能である。
なお、本実施形態に係る皮膚外用剤の形態は、特に限定されるものではなく、一般の皮膚外用剤及び化粧品等において採用される種々の形態を、本発明の効果を損ねない範囲で採用することができる。
例えば、皮膚外用剤の形態は、液状、ジェル状、乳液状、クリーム状、軟膏状、半固形状、オイルジェル状、及びシート状等の剤型とすることができる。また、本実施形態に係る皮膚外用剤の剤型に応じて、例えば、オイル、色素、防腐剤、界面活性剤、香料、顔料等を適宜配合することができる。
本発明の皮膚外用剤は、糖化による皮膚のしわやくすみをより有効に改善する皮膚外用剤に有効に利用される。

Claims (8)

  1. AGEsの架橋形成を抑制する成分を含むことを特徴とする、皮膚外用剤。
  2. 前記AGEsの前記架橋形成を抑制する成分は、アスパラギン酸マグネシウム、グルコン酸亜鉛、グルコン酸銅である、請求項1に記載の皮膚外用剤。
  3. 前記AGEsの生成を抑制する成分をさらに含む、請求項1又は2に記載の皮膚外用剤。
  4. 前記AGEsの前記架橋を切断する成分をさらに含む、請求項1〜3の何れかに記載の皮膚外用剤。
  5. 前記AGEsの前記生成を抑制する成分は、ペカン殻エキス及びラッカセイ種皮エキスからなる群より選択される少なくとも何れか一つである、請求項3に記載の皮膚外用剤。
  6. 前記AGEsの前記架橋を切断する成分は、シャクヤク根エキスを含む、請求項4に記載の皮膚外用剤。
  7. 前記AGEsの前記架橋形成を抑制する成分として、アスパラギン酸マグネシウム、グルコン酸亜鉛、グルコン酸銅、前記AGEsの前記生成を抑制する成分として、ペカン殻エキス及びラッカセイ種皮エキスからなる群より選択される少なくとも何れか一つと、を含む、請求項1〜6の何れかに記載の皮膚外用剤。
  8. 前記AGEsの前記架橋形成を抑制する成分として、アスパラギン酸マグネシウム、グルコン酸亜鉛、グルコン酸銅、前記AGEsの前記生成を抑制する成分として、ペカン殻エキス及びラッカセイ種皮エキスからなる群より選択される少なくとも何れか一つと、前記AGEsの前記架橋を切断する成分として、シャクヤク根エキスと、を含む、請求項1〜7の何れかに記載の皮膚外用剤。
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