JP2017141088A - フィルム搬送装置 - Google Patents

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和美 伊藤
Kazumi Ito
和美 伊藤
征克 木村
Masakatsu Kimura
征克 木村
高志 嶋津
Takashi Shimazu
高志 嶋津
雄一郎 林
Yuichiro Hayashi
雄一郎 林
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Abstract

【課題】たるみのあるフィルムを低張力で搬送する場合であっても、一定以上の硬さで巻取ることが可能な搬送装置を提供する。【解決手段】フィルム1を加熱する炉2と、前記炉の下流側に設けられ、前記フィルムを搬送する搬送部3と、前記搬送部の下流側に設けられた巻取り部4とを有するフィルム搬送装置100であって、前記搬送部は、前記フィルムを駆動する複数の駆動ローラー10と、前記駆動ローラーよりも1つ多く設けられたフリーローラー20とを有するとともに、前記駆動ローラーと前記フリーローラーとは交互に直列配置され、前記フィルムは、前記炉内において応力緩和された後、前記搬送部により搬送されることとした。【選択図】図1

Description

本発明は、フィルム搬送装置に関する。
フィルムの搬送において、低張力での搬送は、各ローラーで十分な摩擦力が働かないため搬送自体が困難となる。特にフィルム自身にたるみや歪みが存在すると搬送途中で大きな蛇行が発生する。
この解決として、フィルムの低張力搬送時には駆動ローラーにニップをして大きなテンションカットを得る方法があるが、ニップをすることによりフィルムが持つたるみの影響はより大きくなりフィルムの蛇行を助長してしまう。
また、ニップをすることによりフィルムに表面のキズがつきやすくなる他、ニップされる前でフィルムのたるみがローラー面より浮き上がり、ニップに折り込まれることで折れ皺を起こす。
ニップを用いない駆動ローラーでのテンションカットとしてはサクションローラーがあるが、フィルム自身にたるみがある場合、ローラー表面に吸着されると、たるみで浮き上がった部分の一部が余るため、折れシワが発生しやすくなる(例えば、特許文献1参照)。
一方、通常の多段駆動式のローラーは、駆動ローラーを連続して配置するものだが、駆動ローラー間でフィルムの厚みによる周速差が発生し、キズの要因となる。
特開2003−171044号公報
本発明では上記問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、たるみのあるフィルムを低張力で搬送する場合であっても、巻きズレを起こすことなく一定以上の硬さで巻取ることが可能な搬送装置を提供することにある。
上記課題は以下の発明によって解決される。
1.フィルムを加熱する炉と、
前記炉の下流側に設けられ、前記フィルムを搬送する搬送部と、
前記搬送部の下流側に設けられた巻取り部と
を有するフィルム搬送装置であって、
前記搬送部は、前記フィルムを駆動する複数の駆動ローラーと、前記駆動ローラーよりも1つ多く設けられたフリーローラーとを有するとともに、前記駆動ローラーと前記フリーローラーとは交互に直列配置され、
前記フィルムは、前記炉内において応力緩和された後、前記搬送部により搬送されること
を特徴とするフィルム搬送装置。
2.前記複数の駆動ローラーのうち、最終段の駆動ローラーにニップローラーを設けることを特徴とする請求項1に記載のフィルム搬送装置。
本発明の装置により、フィルムの浮き上がりを抑制し、蛇行せず且つすべりや皺などを起こさずにフィルムを搬送する事ができ、フィルムの張力を高める事ができる。特に低張力搬送されるフィルムの張力を上げ、フィルムロールを調製する際に有用である。
また、たるんだフィルムを低張力で搬送する場合には、ニップローラーの直前でたるみのある側が浮かび、その結果、折れ皺が発生して蛇行が助長されるという不具合が起きるが、本発明ではニップローラーを使用しない搬送が可能であり、尚且つニップローラーを使用する場合でもニップローラーの入側張力が十分に大きな張力となるためニップローラーをしても上記の不具合を起こさずに搬送が可能である。さらに、本発明では多段駆動ローラーの各駆動ローラーで段階的に張力を上げることによって、低張力搬送後に徐々にたるみを引き伸ばして蛇行を矯正していく効果も併せ持つ。
加えて、炉内でフィルムを応力緩和するためにはフィルムの張力を小さくする必要があるが、張力が小さいと巻き取りや搬送が困難であるとともに、フィルム自身のたるみや歪みが発生しやすくフィルムが蛇行するおそれが大きい。また、巻き硬さを十分にするためには巻取り部までに張力を上げる必要があるが、炉内での張力が小さいほど炉内-巻取り間で必要となるテンションカット量が大きくなる。そのため駆動ローラーを複数設けて段階的に張力を上げることで、炉の出口と巻取り部との間の張力差を確保するとともに、搬送時の蛇行を抑制することができる。
本発明のフィルム搬送装置(実施形態1)である。 ニップローラーを設けた図(実施形態2)である。
図1は本発明の実施形態1である。本発明のフィルム搬送装置100は、薄膜のフィルム1を加熱して応力緩和を行う炉2と、炉2の下流側に設けられ、フィルム1を搬送する搬送部3と、搬送部3の下流側に設けられ、フィルム1を巻き取る巻取り部4を有する。
搬送部3は複数の駆動ローラー10と複数のフリーローラー20とを有し、それぞれ交互に直列配置されている。なおフリーローラー20は駆動ローラー10よりも1つ多く設けられ、搬送部3の最上流と最下流にはフリーローラー20が位置することとなる。
図1では駆動ローラー10は3個、フリーローラー20は4個設けられている。なお図1ではフリーローラー20のうち最上流のローラーをダンサーローラー21としてフィルム1の張力を制御するものとするが、ダンサーローラーでなくとも通常のフリーローラーを用いてもよい。
フィルム1の材質は特に限定されないが、好ましくはポリイミドフィルムである。
巻出し部5から巻き出されたフィルム1は炉2内で応力緩和され、搬送部3により搬送され、巻取り部4により巻き取られる。搬送部3においては駆動ローラー10および追従するフリーローラー20によって搬送される。フィルム1は駆動ローラー10の摩擦力によって搬送されるが、複数の駆動ローラー10を設けたことにより摩擦力が分散され、搬送部3の下流側に向かうに従ってフィルム1の張力を段階的に増加させるものである。
ここで上述のようにフィルム1は薄膜であり、また応力緩和のため加熱した際に強い張力を加えると残留応力が発生するため、残留応力低下の観点からはフィルム1にかける張力は極力低いことが望ましい。一方フィルム1の張力が低いと、フィルム1のたるみによって巻き取り時の蛇行が発生しやすく、シワの原因となるとともに、強い巻き取りができない、という問題がある。
そこで本発明では、応力緩和を行う炉2の下流側で張力を発生させる搬送部3内の駆動ローラー10を複数とし、下流側に向かうに従ってフィルム1の張力を段階的に増加させる。したがって、搬送部3の上流側においては張力を低く設けて効果的な応力緩和を行うとともに、搬送部3の下流側では大きな張力として強い巻き取りを行うことが可能となる。よって、応力緩和と巻き取り時の蛇行およびシワの防止を両立させることができる。
また、通常の多段駆動式のローラーにおいては、駆動ローラー10を連続して配置しているため、連続する駆動ローラー10間でのフィルムの厚みによる周速差が発生し、キズの要因となる。本発明では駆動ローラー10とフリーローラー20とを交互に直列配置するため、駆動ローラー10同士の周速差の影響が低減される。
なお、図2の実施形態2に示されるように最終段の駆動ローラー20にニップローラー30を設け、ニップローラー30下流側の張力をさらに増大させてもよい。ニップローラー30を用いる場合はフィルム1のたるみによる蛇行、シワの影響が増大するが、本発明においては複数の駆動ローラー10で段階的に張力を増加させているため、ニップローラー30を用いた場合であっても上記の問題が発生せず、応力緩和と巻き取り時の蛇行およびシワの防止を両立させる効果がより顕著となる。
[効果]
(1)フィルム1を加熱する炉2と、
炉2の下流側に設けられ、フィルム1を搬送する搬送部3と、
搬送部3の下流側に設けられた巻取り部4と
を有するフィルム搬送装置100であって、
搬送部3は、フィルム1を駆動する複数の駆動ローラー10と、駆動ローラー10よりも1つ多く設けられたフリーローラー20とを有するとともに、駆動ローラー10とフリーローラー20とは交互に直列配置され、
フィルム1は、炉2内において応力緩和された後、搬送部2により搬送されることとした。
炉2内でフィルム1を応力緩和するためにはフィルム1の張力を小さくする必要があるが、張力が小さいと巻き取りや搬送が困難であるとともに、フィルム1のたるみや歪みが発生しやすくフィルム1が蛇行するおそれが大きい。また、巻きを硬くするためには巻取り部4での張力を上げる必要があるが、炉2内での張力が小さいほど炉2から巻取り部4までの間で必要となるテンションカット量(張力の増大量)が大きくなる。そのため駆動ローラー10を複数設けて段階的に張力を上げることで、炉2の出口と巻取り部4との間の張力差を確保するとともに、搬送時の蛇行を抑制することができる。
(2)複数の駆動ローラー10のうち、最終段の駆動ローラー10にニップローラー30を設けることとした。
ニップローラー30を設けることで、炉2の下流側と巻取り部4との間の張力差をより確保することができる。
100 フィルム搬送装置
1 フィルム
2 炉
3 搬送部
4 巻取り部
5 巻出し部
10 駆動ローラー
20 フリーローラー
21 ダンサーローラー
30 ニップローラー

Claims (2)

  1. フィルムを加熱する炉と、
    前記炉の下流側に設けられ、前記フィルムを搬送する搬送部と、
    前記搬送部の下流側に設けられた巻取り部と
    を有するフィルム搬送装置であって、
    前記搬送部は、前記フィルムを駆動する複数の駆動ローラーと、前記駆動ローラーよりも1つ多く設けられたフリーローラーとを有するとともに、前記駆動ローラーと前記フリーローラーとは交互に直列配置され、
    前記フィルムは、前記炉内において応力緩和された後、前記搬送部により搬送されること
    を特徴とするフィルム搬送装置。
  2. 前記複数の駆動ローラーのうち、最終段の駆動ローラーにニップローラーを設けること
    を特徴とする請求項1に記載のフィルム搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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