JP2017139662A - 通信装置、通信方法、送信装置及び受信装置 - Google Patents

通信装置、通信方法、送信装置及び受信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】V2X通信におけるメッセージの送受信をより確実に成功させることが可能な仕組みを提供する。【解決手段】送信装置から受信装置へV2X通信を用いて送信されるメッセージを、前記送信装置と協調して前記受信装置へ送信する処理部、を備える通信装置。【選択図】図14

Description

本開示は、通信装置、通信方法、送信装置及び受信装置に関する。
車両等の移動体に搭載された通信装置を利用することによって、移動体と種々の対象物との間における直接的な通信が実現される。移動体に搭載された通信装置と種々の他の通信装置との間における通信は、V2X(Vehicle to X)通信と称されている。V2X通信については、これまで、DSRC(Dedicated Short Range Communication)が利用される通信システムについて検討されてきたが、近年、LTE(Long Term Evolution)等の携帯電話の通信規格が利用される通信システムについての検討が進められている。なお、LTEの通信規格に関するシステムについては、例えば下記非特許文献1に開示されている。
上記のV2X通信においては、歩行者に携行される通信装置、移動体に搭載される通信装置及び道路脇に設置される通信装置等が相互にメッセージをやり取りすることで、交通の利便性の向上及び安全性の確保等が実現される。ただし、歩行者に携行される通信装置に電力量の制限があること、及び移動体に搭載される通信装置が高速に移動し得ること等を考慮すれば、メッセージの送受信の失敗に伴う再送は極力行われないことが望ましい。そこで、本開示では、V2X通信におけるメッセージの送受信をより確実に成功させることが可能な仕組みを提供する。
本開示によれば、送信装置から受信装置へV2X通信を用いて送信されるメッセージを、前記送信装置と協調して前記受信装置へ送信する処理部、を備える通信装置が提供される。
また、本開示によれば、送信装置から受信装置へV2X通信を用いて送信されるメッセージを、プロセッサにより前記送信装置と協調して前記受信装置へ送信すること、を含む方法が提供される。
また、本開示によれば、送信装置であって、前記送信装置と協調してメッセージを送信する通信装置によりV2X通信を用いて送信されるメッセージと前記送信装置がV2X通信を用いて送信するメッセージとを受信装置に合成させるための制御情報を送信する処理部、を備える送信装置が提供される。
また、本開示によれば、送信装置によりV2X通信を用いて送信されるメッセージと、前記送信装置と協調してメッセージを送信する通信装置から送信されるメッセージとを、受信した制御情報に基づいて合成する処理部、を備える受信装置が提供される。
以上説明したように本開示によれば、V2X通信におけるメッセージの送受信をより確実に成功させることが可能な仕組みを提供する。なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
V2X通信の概要について説明するための説明図である。 V2V通信の第1のシナリオを説明するための説明図である。 V2V通信の第2のシナリオを説明するための説明図である。 V2V通信の第3のシナリオを説明するための説明図である。 V2V通信の第4のシナリオを説明するための説明図である。 V2V通信の第5のシナリオを説明するための説明図である。 本開示の一実施形態による無線通信システムの構成を示す説明図である。 同実施形態に係るUEの論理的な構成の一例を示すブロック図である。 同実施形態に係るUEの論理的な構成の一例を示すブロック図である。 同実施形態に係るeNBの論理的な構成の一例を示すブロック図である。 同実施形態に係るRSUの論理的な構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係る送信装置による支援有りV2X通信の開始判断処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る協調送信の概要を説明するための図である。 本実施形態に係る協調送信のタイムチャートを示す図である。 本実施形態に係る独立リレータイプの協調送信のタイムチャートを示す図である。 本実施形態に係る制御下リレータイプの協調送信のタイムチャートを示す図である。 本実施形態に係る変更有りリレータイプの協調送信のタイムチャートを示す図である。 本実施形態に係る変更有りリレータイプの協調送信のタイムチャートを示す図である。 本実施形態に係る2つの支援装置が受信装置へメッセージを協調送信する例を説明するための図である。 本実施形態に係る2つの支援装置が受信装置へメッセージを協調送信する例を説明するための図である。 本実施形態に係る支援装置間でメッセージのリレーが行われる例を説明するための図である。 本実施形態に係る支援装置間でメッセージのリレーが行われる例を説明するための図である。 本実施形態に係る協調送信の他の例を説明するための図である。 本実施形態に係る送信装置により実行される協調送信処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る支援装置により実行される協調送信処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る受信装置により実行される受信処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る送信装置により実行される代理送信処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る送信装置により実行されるUu多重送信処理の流れの一例を示すフローチャートである。 eNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。 eNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。 スマートフォンの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 カーナビゲーション装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成または論理的意義を有する複数の構成を、必要に応じてUE10A、10Bおよび10Cのように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々が特に区別されなくてもよい場合、同一符号のみを付する。例えば、UE10A、10Bおよび10Cが特に区別されなくてもよい場合には、UE10A、10Bおよび10Cの各々を単にUE10と称する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.はじめに
1.1.V2X通信
1.2.技術的課題
2.構成例
2.1.システムの構成例
2.2.UE(ユーザ端末)の構成例
2.3.UE(移動体)の構成例
2.4.eNBの構成例
2.5.RSUの構成例
3.技術的特徴
3.1.基本動作
3.2.協調送信
3.2.1.概要
3.2.2.協調送信のタイプ
3.2.3.処理の流れ
3.3.代理送信
3.4.Uu多重送信
4.応用例
5.まとめ
<<1.はじめに>>
<1.1.V2X通信>
車両等の移動体に搭載された通信装置を利用することによって、移動体と種々の対象物との間における直接的な通信が実現される。車両と種々の対象物との間における通信は、V2X(Vehicle to X)通信と称されている。図1は、V2X通信の概要について説明するための説明図である。図1に示したように、V2X通信として、例えば、V2V(Vehicle to Vehicle)通信、V2I(Vehicle to Infrastructure)通信、V2P(Vehicle to Pedestrian)通信、V2H(Vehicle to Home)通信がある。その他、図示はされていないが、V2X通信として、例えばV2N(Vehicle to Nomadic device)通信もある。ここで、V2V通信等の1文字目と3文字目は、それぞれ始点と終点とを意味しており、通信経路を限定するものではない。例えば、V2V通信は、移動体同士が直接的に通信すること、及び基地局等を介して間接的に通信することを含む概念である。
図1に示したように、V2V通信における車両の通信対象として、例えば、乗用車(passenger vehicle)、商用車(Commercial or fleet vehicle)、緊急車両(Emergency vehicle)又は輸送車(Transit vehicle)が挙げられる。また、V2I通信における車両の通信対象として、例えば、セルラーネットワーク(Celluler network)、データセンタ(Data centre)、商用車管理センタ(fleet or freight management centre)、交通管理センタ(Traffic management centre)、気象サービス(Weather service)、列車運行センタ(Rail operation centre)、駐車システム(Parking system)又は料金システム(Toll system)が挙げられる。また、V2P通信における車両の通信対象として、例えば、自転車の運転者(Cyclist)、歩行者用シェルタ(Pedestrian shelter)、又は自動二輪(Motorcycle)が挙げられる。また、V2H通信における車両の通信対象として、例えば、家庭用ネットワーク(Home network)、車庫(Garage)、又は商用ネットワーク(Enterprise or deeler networks)が挙げられる。
なお、V2X通信では、DSRC(Dedicated Short Range Communication)が利用される通信システムについて検討されてきたが、近年、LTE(Long Term Evolution)等の携帯電話の通信規格が利用される通信システムについての検討が進められている。
V2X通信の適用例として、例えば、前方衝突警告、制御不能警告、緊急車両警告、緊急停車、適応走行支援、交通状態警告、交通安全、自動駐車、経路逸脱警告、メッセージ送信、衝突警告、通信範囲拡大、交通量適正化、カーブ速度警報、歩行者衝突警告又は脆弱者安全等を目的とした通信システムが挙げられる。その他、RSU(Road Side Unit)タイプのユーザ端末(UE:User Equipment)によるV2X通信、V2X通信の最低QoS、ローミング時のV2Xアクセス、歩行者の交通安全のためのV2P通信を介したメッセージの提供、交通管理のための混合使用、又は交通参加者のための位置測定精度の向上等が検討されている。
上記の適用例のための要求事項の一覧を、下記の表1に示す。
Figure 2017139662
上記の要求事項を満たすために、V2X通信の物理レイヤの標準化が3GPPにおいて検討されている。V2X通信のベース技術としては、3GPPで過去に規格化されたD2D(Device to device)通信が挙げられる。D2D通信は、基地局を介さない端末間通信であるため、V2V通信、V2P通信又は一部のV2I通信への拡張に向くと言える。このような、端末間のインタフェースは、PC5インタフェースとも称される。一方、V2I通信又はV2Nに関しては、LTE等の既存の基地局と端末との通信技術を拡張することが想定されている。このような、基地局と端末とのインタフェースは、Uuインタフェースとも称される。今後の検討では、PC5インタフェース及びUuインタフェースを、上記の要求事項を満たすよう拡張することが求められる。主な拡張ポイントとしては、例えばリソース割り当ての改善、ドップラー周波数対策、同期手法の確立、低消費電力通信の実現、及び低遅延通信の実現等が挙げられる。
V2X通信のオペレーションシナリオは多様に考えられる。一例として、図2〜図6を参照しながら、V2V通信のオペレーションシナリオの例を説明する。
図2は、V2V通信の第1のシナリオを説明するための説明図である。第1のシナリオでは、車両等の移動体同士が直接的にV2V通信を行う。この場合の通信リンクは、SL(SideLink)とも称される。
図3は、V2V通信の第2のシナリオを説明するための説明図である。第2のシナリオでは、車両等の移動体同士が、E−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)を介して、即ち基地局を介して間接的にV2V通信を行う。送信側から基地局への通信リンクはUL(Uplink)とも称され、基地局から受信側への通信リンクはDL(Downlink)とも称される。
図4は、V2V通信の第3のシナリオを説明するための説明図である。第3のシナリオでは、車両等の移動体が、RSU又はRSUタイプのUE、及びE−UTRANを順に介して他の移動体へ信号を送信する。各装置間の通信リンクは、順にSL、UL、及びDLである。
図5は、V2V通信の第4のシナリオを説明するための説明図である。第4のシナリオでは、車両等の移動体が、E−UTRAN、及びRSU又はRSUタイプのUEを順に介して他の移動体へ信号を送信する。各装置間の通信リンクは、順にUL、DL及びSLである。
図6は、V2V通信の第5のシナリオを説明するための説明図である。第5のシナリオでは、車両等の移動体同士が、RSU又はRSUタイプのUEを介して間接的にV2V通信を行う。移動体とRSU又はRSUタイプのUEとの間の通信リンクは、SLである。
以上説明した各シナリオは、移動体の片方を歩行者に変えると、V2P通信のシナリオとなる。同様に、各シナリオは、移動体の片方をインフラ又はネットワークに変えると、それぞれV2I通信又はV2N通信のシナリオとなる。
<1.2.技術的課題>
V2P通信では、移動体に搭載された通信装置と歩行者が携行する通信装置との間で通信が行われる。V2P通信における要求項目の一例を以下に説明する。遅延要求としては、サーバーから端末まで500ms以内、且つEnd−to−endで100ms以内の遅延であることが挙げられる。オペレーション要求としては、マルチMNO(mobile network operator)対応であることが挙げられる。消費電力要求としては、バッテリー消費を最小化することが挙げられる。カバレッジ要求としては、衝突4秒以上前にV2P通信可能な範囲がカバーされることが挙げられる。例えば、時速100kmであれば、27.7m/s×4sの約110.8m以上を半径とするカバレッジが要求される。メッセージ要求としては、典型的には50〜300バイト、最大1200バイトであることが挙げられる。通信品質要求としては、バイクと車との相対速度で時速280km、歩行者と車との相対速度で時速160kmの環境での通信が確立されることが挙げられる。
本開示では、上述した要求項目のうち、バッテリー消費の最小化を技術的課題とする。歩行者が携行する通信装置として想定されるスマートフォン等は、バッテリー量が豊富ではない場合が多い。そのため、バッテリー消費の最小化は、V2P通信の導入のために重要な課題であると言える。
ここで、歩行者が携行する通信装置は、信号を送信する頻度が他の装置と比較して少ないため、受信側がより確実に受信することが望ましい。それにより、再送回数が削減されて、歩行者が携行する通信装置の電力消費が低減されるためである。また、移動体に搭載される通信装置は、高速に移動し得るため、再送によるタイムラグが事故を引き起こす要因にもなり兼ねない。このような事情から、本開示では、送信装置による送信を他の通信装置が支援することで、受信装置におけるメッセージ到達確率を向上させる仕組みを提供する。
<<2.構成例>>
以下、本実施形態に係る無線通信システムの構成例を説明する。
<2.1.システムの構成例>
図7は、本開示の一実施形態による無線通信システムの構成を示す説明図である。図7に示したように、本開示の実施形態による無線通信システムは、UE10、UE20、車両22、eNB30、GNSS衛星40、及びRSU50を有する。
eNB30は、セル内に位置するUE20にセルラー通信サービスを提供するセルラー基地局である。例えば、eNB30は、UE10及びUE20が通信するためのリソースをスケジュールし、スケジュールしたリソースをUE10及びUE20に通知する。そして、eNB30は、当該リソースにおいてUE10及びUE20との間でアップリンク通信またはダウンリンク通信を行う。
GNSS衛星40は、地球を所定の軌道に沿って周回する人工衛星(通信装置)である。GNSS衛星40は、航法メッセージを含むGNSS(Global Navigation Satellite System)信号を送信する。航法メッセージは、GNSS衛星40の軌道情報および時間情報などの、位置測定のための種々の情報を含む。
RSU50は、道路脇に設置される通信装置である。RSU50は、車両22若しくは車両22に搭載されたUE20、又はユーザ12が携行するUE10と双方向通信を行うことができる。なお、RSU50は、車両22若しくは車両22に搭載されたUE20、又はユーザ12が携行するUE10とDSRC通信を行い得るが、本実施形態においては、RSU50が、車両22若しくは車両22に搭載されたUE20、又はユーザ12が携行するUE10とセルラー通信の方式に従って通信することも想定される。
UE20は、車両22に搭載され、車両22の走行に伴って移動する通信装置である。UE20は、eNB30による制御に従ってeNB30と通信する機能を有する。また、UE20は、GNSS衛星40から送信されるGNSS信号を受信し、GNSS信号に含まれる航法メッセージからUE20の位置情報を測定する機能を有する。また、UE20は、RSU50と通信する機能を有する。さらに、本実施形態によるUE20は、ユーザ12に携行されるUE10、又は他の車両22に搭載されたUE20と直接通信すること、すなわち、D2D通信を行うことも可能である。以下では、UE20及び移動体22を特に区別する必要がない場合、UE20と総称する。
UE10は、ユーザ12に携行され、ユーザ12の歩行、走行又はユーザ12が乗車した乗り物(バス、バイク、又は車等)の移動に伴って移動する通信装置である。UE10は、eNB30による制御に従ってeNB30と通信する機能を有する。また、UE10は、GNSS衛星40から送信されるGNSS信号を受信し、GNSS信号に含まれる航法メッセージからUE10の位置情報を測定する機能を有する。また、UE10は、RSU50と通信する機能を有する。さらに、本実施形態によるUE10は、他のUE10又はUE20と直接通信すること、すなわち、D2D通信を行うことも可能である。UE10とUE20との通信はV2P通信とも称される。
なお、図7においては移動体の一例として車両22を示しているが、移動体は車両22に限定されない。例えば、移動体は、船舶、航空機および自転車などであってもよい。また、上記では、UE20がGNSS信号を受信する機能を有することを説明したが、車両22がGNSS信号を受信する機能を有し、車両22がGNSS信号の受信結果をUE20に出力してもよい。
<2.2.UE(ユーザ端末)の構成例>
図8は、本開示の一実施形態に係るUE10の論理的な構成の一例を示すブロック図である。図8に示すように、本実施形態に係るUE10は、アンテナ部110、無線通信部120、GNSS信号処理部130、記憶部140及び処理部150を含む。
アンテナ部110は、無線通信部120により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部110は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部120へ出力する。
無線通信部120は、信号を送受信する。例えば、無線通信部120は、eNB30からのダウンリンク信号を受信し、eNB30へのアップリンク信号を送信する。また、無線通信部120は、他のUE10、UE20又はRSU50との間でサイドリンク信号を送受信する。
GNSS信号処理部130は、GNSS衛星40から送信されたGNSS信号についての処理を行う構成である。例えば、GNSS信号処理部130は、GNSS信号を処理することにより、UE10の位置情報および時間情報を測定する。
記憶部140は、UE10の動作のためのプログラム及び様々なデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
処理部150は、UE10の様々な機能を提供する。例えば、処理部150は、無線通信部120により行われる通信を制御する。
<2.3.UE(移動体)の構成例>
図9は、本開示の一実施形態に係るUE20の論理的な構成の一例を示すブロック図である。図9に示すように、本実施形態に係るUE20は、アンテナ部210、無線通信部220、GNSS信号処理部230、記憶部240及び処理部250を含む。
アンテナ部210は、無線通信部220により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部210は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部220へ出力する。
無線通信部220は、信号を送受信する。例えば、無線通信部220は、eNB30からのダウンリンク信号を受信し、eNB30へのアップリンク信号を送信する。また、無線通信部220は、UE10、他のUE20又はRSU50との間でサイドリンク信号を送受信する。
GNSS信号処理部230は、GNSS衛星40から送信されたGNSS信号についての処理を行う構成である。例えば、GNSS信号処理部230は、GNSS信号を処理することにより、UE20の位置情報および時間情報を測定する。
記憶部240は、UE20の動作のためのプログラム及び様々なデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
処理部250は、UE20の様々な機能を提供する。例えば、処理部250は、無線通信部220により行われる通信を制御する。
<2.4.eNBの構成例>
図10は、本開示の一実施形態に係るeNB30の論理的な構成の一例を示すブロック図である。図10に示すように、本実施形態に係るeNB30は、アンテナ部310、無線通信部320、ネットワーク通信部330、記憶部340及び処理部350を含む。
アンテナ部310は、無線通信部320により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部310は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部320へ出力する。
無線通信部320は、信号を送受信する。例えば、無線通信部320は、UE10、UE20又はRSU50からのアップリンク信号を受信し、UE10、UE20又はRSU50へのダウンリンク信号を送信する。
ネットワーク通信部330は、情報を送受信する。例えば、ネットワーク通信部330は、他のノードへの情報を送信し、他のノードからの情報を受信する。例えば、上記他のノードは、他の基地局及びコアネットワークノードを含む。
記憶部340は、eNB30の動作のためのプログラム及び様々なデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
処理部350は、eNB30の様々な機能を提供する。例えば、処理部350は、配下のUE10、UE20、及びRSU50により行われる通信を制御する。
<2.5.RSUの構成例>
図11は、本開示の一実施形態に係るRSU50の論理的な構成の一例を示すブロック図である。図11に示すように、本実施形態に係るRSU50は、アンテナ部510、無線通信部520、記憶部530及び処理部540を含む。
アンテナ部510は、無線通信部520により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部510は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部520へ出力する。
無線通信部520は、信号を送受信する。例えば、無線通信部520は、eNB30からのダウンリンク信号を受信し、eNB30へのアップリンク信号を送信する。また、無線通信部520は、UE10、UE20又は他のRSU50との間でサイドリンク信号を送受信する。
記憶部530は、RSU50の動作のためのプログラム及び様々なデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
処理部540は、RSU50の様々な機能を提供する。例えば、処理部540は、無線通信部520により行われる通信を制御する。
以上、各実施形態において共通する構成例を説明した。続いて、各実施形態の技術的特徴を詳細に説明する。
<<3.技術的特徴>>
本実施形態では、送信装置による送信を他の通信装置(以下、支援装置とも称する)が支援することで、受信装置におけるメッセージ到達確率を向上させる仕組みを提供する。
以下では、一例として送信装置がUE10であり、受信装置がUE20であり、支援装置がeNB30又はRSU50であるものとして説明する。UE10にはバッテリー量の制限が課される場合がある一方、eNB30又はRSU50は豊富なバッテリー量を有する又は電源と接続されていることが想定される。そのため、eNB30又はRSU50がその豊富な電力を背景にUE10による送信を支援することで、メッセージ到達確率の向上及びUE10の電力消費の低減が可能となる。なお、RSU50には、UEタイプとeNBタイプがあるものとする。UEタイプのRSU50は、UEとしての動作が可能であり、少なくとも他のUEとの間にPC5インタフェースをサポートし、eNB30との間にUuインタフェースをサポートする。また、eNBタイプのRSU50は、eNB30としての動作が可能なRSUである。
なお、送信装置、受信装置、及び支援装置は上記の例に限定されない。例えば、送信装置がUE20であり受信装置がUE10であってもよいし、送信装置及び受信装置が共にUE10であってもよいし、共にUE20であってもよい。他にも、送信装置は、RSU50であってもよい。また、支援装置は、UE10又はUE20であってもよいし、複数であってもよい。
<3.1.基本動作>
UE10は、eNB30又はRSU50の支援を得られる場合にeNB30又はRSU50の支援を受けてV2X通信を行い、支援を得られない場合は通常のV2X通信を行う。以下では、前者を支援有りのV2X通信とも称し、後者を支援無しのV2X通信とも称する。
そのために、UE10は、周囲のeNB30又はRSU50を発見する。例えば、UE10は、RSU50からのディスカバリ信号(Discovery signal)又はPSBCH(Physical Sidelink Broadcast Channel)により、RSU50を発見し得る。また、UE10は、eNB30からのPBCH(Physical Broadcast Channel)、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)、MIB(Master Information Block)又はSIB(System Information Block)により、eNB30を発見し得る。
そして、UE10は、発見したeNB30又はRSU50が、支援有りのV2X通信をサポートしているか否かを確認する。例えば、eNB30又はRSU50は、UE10を支援して(例えば、UE10と協調して、又はUE10の代理で等)UE20へメッセージをリレー可能であることを示す情報を、UE10に通知する。具体的には、ディスカバリ信号又はシステム情報(SIB又はMIB)に、支援有りのV2X通信をサポートしているか否かを示すサポート情報が含まれ得る。そのため、UE10は、ディスカバリ信号又はシステム情報からサポート情報を取得して、上記確認を行う。
UE10は、支援有りのV2X通信をサポートしているeNB30又はRSU50が確認された場合に支援有りのV2X通信を行い、支援有りのV2X通信をサポートしているeNB30又はRSU50が確認されない場合に支援無しのV2X通信を行う。以下、このような処理の流れを、図12を参照して説明する。
図12は、本実施形態に係る送信装置(例えば、UE10)による支援有りV2X通信の開始判断処理の流れの一例を示すフローチャートである。図12に示すように、まず、UE10は、eNB30又はRSU50からのディスカバリ信号、PSBCH、PBCH又はPDCCH等の信号を受信して(ステップS102)、eNB30又はRSU50の発見を試みる(ステップS104)。受信した信号からのeNB30又はRSU50の発見に成功した場合(ステップS104/YES)、UE10は、ディスカバリ信号又はシステム情報に含まれるサポート情報を確認して、発見したeNB30又はRSU50が支援有りのV2X通信をサポートしているか否かを判定する(ステップS106)。発見したeNB30又はRSU50が支援有りのV2X通信をサポートしていると判定された場合(ステップS106/YES)、UE10は、支援有りのV2X通信に移行する(ステップS108)。一方で、受信した信号からのeNB30又はRSU50の発見に失敗した場合(ステップS104/NO)、UE10は、支援無しのV2X通信を継続して(ステップS110)、処理は再度ステップS102に戻る。発見したeNB30又はRSU50が支援有りのV2X通信をサポートしていないと判定された場合(ステップS106/NO)も、UE10は、支援無しのV2X通信を継続して(ステップS110)、処理は再度ステップS102に戻る。
以上、UE10の基本動作を説明した。続いて、支援有りのV2X通信の具体的な動作を説明する。支援有りのV2X通信には、協調送信、代理送信、及びUu多重送信の3種類が考えられる。
<3.2.協調送信>
<3.2.1.概要>
本通信方法は、送信装置(例えば、UE10)と支援装置(例えば、RSU50)とが協調して、受信装置(例えば、UE20)にメッセージを送信する方法である。
本通信方法は、LTEにおいて基地局同士が協調してメッセージを送信するセル間協調送受信(CoMP:Coordinated Multi-Point transmission/reception)技術を、V2X通信に拡張したものである、と言える。LTEにおけるCoMPと本通信方法との第1の相違点は、基地局同士が協調するのか、UE10と支援装置とが協調するのか、という点である。第2の相違点は、V2X通信ではLTEと異なり、メッセージ到達確率を向上させるために、送信装置が毎メッセージごとに複数回繰り返し送信を行う点である。よって、支援装置は、送信装置による繰り返し送信の最初の期間で協調送信すべきメッセージを取得して、取得したメッセージを繰り返し送信の残りの期間で送信する。
本実施形態に係る支援装置は、送信装置から受信装置へV2X通信を用いて送信されるメッセージを、送信装置と協調して受信装置へ送信する。また、本実施形態に係る送信装置は、支援装置によりV2X通信を用いて送信されるメッセージと送信装置がV2X通信を用いて送信するメッセージとを受信装置に合成させるための制御情報(後述する協調送信パラメータ)を、受信装置又は支援装置に送信する。そして、本実施形態に係る受信装置は、送信装置によりV2X通信を用いて送信されるメッセージと、送信装置と協調してメッセージを送信する支援装置から送信されるメッセージとを、受信した制御情報に基づいて合成する。このようにして、受信装置における受信メッセージの合成が可能となるため、受信品質(例えば、SINR:signal−to−interference−plus−noise ratio)が改善され、メッセージ到達確率が向上する。
以下、図13及び図14を参照して、本通信方法について詳しく説明する。
図13は、本実施形態に係る協調送信の概要を説明するための図である。図13に示すように、UE10は、移動体22に搭載されたUE20へメッセージを送信する。UE10は、毎メッセージごとに複数回繰り返し送信を行う。宛先がUE20であることから、UE10はPC5インタフェースを用いてメッセージの送信を行う。従って、図13に示すように、このメッセージは、PC5インタフェースを有するRSU50が受信可能である。RSU50は、受信したメッセージを宛先のUE20にリレーする。UE20は、UE10から受信したダイレクトメッセージと、RSU50によりリレーされたリレーメッセージとを合成する。これにより、受信品質が改善され、メッセージ到達確率が向上する。
図14は、本実施形態に係る協調送信のタイムチャートを示す図である。図中の「Pedestrian Tx」とは、UE10により送信されるメッセージを示す。「RSU TX/RX」とは、RSU50により送信される又は受信されるメッセージを示す。「Vehicle RX」とは、UE20により受信されるメッセージを示す。図14に示すように、UE10は、RVを0としてメッセージを送信する。このメッセージは、UE20及びRSU50の各々に受信される。次いで、RSU50は、受信したメッセージをそのままUE20に送信(即ち、リレー)する。このメッセージは、UE20により受信される。そして、UE20は、受信したこれらのメッセージを合成する。なお、図14においては、UE10による再送(即ち、繰り返し送信)のメッセージは省略されている。例えば、RSU50によるリレーのタイミングは、UE10による再送と同一のタイミングであってもよい。
協調送信には、複数のタイプが存在し得る。例えば、変更無しリレータイプ、変更有りリレータイプ及びインタフェース変更リレータイプ等が挙げられる。以下、これらについて詳細に説明する。
<3.2.2.協調送信のタイプ>
(1)変更無しリレータイプ
例えば、支援装置は、受信したメッセージのRVを変更せずにリレーしてもよい。
(1.1)独立リレータイプ
支援装置は、送信装置から独立してメッセージの送信を行ってもよい。この場合、受信装置は、送信装置からの受信のためのリソース、及び支援装置からの受信のためのリソースの、2つのリソースで受信動作を行う。以下、図15を参照して、独立リレータイプにおける協調送信の概要を説明する。
図15は、本実施形態に係る独立リレータイプの協調送信のタイムチャートを示す図である。図中の「Pedestrian Tx」とは、UE10により送信されるメッセージを示す。「RSU TX/RX」とは、RSU50により送信される又は受信されるメッセージを示す。「Vehicle RX」とは、UE20により受信されるメッセージを示す。図15に示すように、UE10は、RVを0とするメッセージ及びPSCCH(Physical Sidelink Control Channel)を送信する。このメッセージ及びPSCCHは、UE20及びRSU50の各々に受信される。次いで、RSU50は、受信したPSCCHに基づいて、RVを変更することなくメッセージをRSU50にリレーする。その際、RSU50は、PSCCHもUE20に送信する。このメッセージ及びPSCCHは、UE20により受信される。そして、UE20は、受信した各々のPSCCHを参照して、各々のメッセージを合成する。なお、図15においては、PSCCHとデータ信号とが別の時間リソースで送受信されることが示されているが、同一又は重複する時間リソースで送受信されてもよい。他のタイムチャートにおいても同様である。また、図15においては、UE10による再送(即ち、繰り返し送信)のメッセージは省略されている。例えば、RSU50によるリレーのタイミングは、UE10による再送と同一のタイミングであってもよい。
図15に示したように、UE10は、PSCCHをUE20及びRSU50に通知する。このPSCCHには、協調送信に関するパラメータ(即ち、制御情報)が含まれ得る。RSU50は、UE10から受信した本パラメータに基づいてメッセージをUE20にリレーする。さらに、RSU50は、協調送信に関するパラメータを含むPSCCHをUE20に通知する。UE20は、これらのパラメータに基づいてメッセージの合成を行う。協調送信に関するパラメータを、以下では協調送信パラメータとも称する。UE10から通知される協調送信パラメータとRSU50から通知される協調送信パラメータとは、同一であってもよいし異なっていてもよい。以下、UE10から通知される協調送信パラメータに含まれ得る情報の一例を説明する。
・送信装置が通知する協調送信パラメータ
例えば、協調送信パラメータは、送信装置と支援装置との協調を実施するか否か(即ち実施を要求するか否か)を示す協調送信指標(CoMP indicator)を含み得る。これにより、受信装置及び支援装置は、協調送信が行われるか否かを知得することが可能となる。
また、協調送信パラメータは、送信装置と支援装置との協調のタイプを示す協調送信タイプ(CoMP type)を含み得る。協調送信タイプとしては、変更無しリレータイプ、変更有りリレータイプ及びインタフェース変更リレータイプ等の他、協調送信に関与する支援装置の数、及び受信装置での合成方法等が挙げられる。
また、協調送信パラメータは、送信装置の識別情報を示す送信装置IDを含み得る。また、協調送信パラメータは、受信装置の識別情報を示す受信装置IDを含み得る。協調送信パラメータは、受信装置IDと共に、又は代えて受信装置グループIDを含み得る。
また、協調送信パラメータは、協調送信の対象のメッセージのRV情報(RV値及び/又はRVパターン)を含み得る。
また、協調送信パラメータは、協調送信の対象のメッセージの繰り返し送信回数を含み得る。これにより、支援装置は、V2X通信の支援が可能か否かを判断可能である。例えば、繰り返し送信回数が上限値に達していなければ、送信装置による残りの繰り返し送信のタイミングでの、支援装置によるリレーが可能であると判断され得る。
また、協調送信パラメータは、協調送信の対象のメッセージの識別情報を示すメッセージID又はパケットIDを含み得る。
また、協調送信パラメータは、MCS(Modulation and Coding Scheme)情報を含み得る。
また、協調送信パラメータは、TA(Timing Advance)情報を含み得る。RSU50は、TA情報を参照することで、リレータイミングを適切に制御することが可能となる。
また、協調送信パラメータは、周波数ホッピング指標(Frequency hopping indicator)情報を含み得る。支援装置は、周波数ホッピング指標を参照することで、リレーに用いる周波数リソースを適切に制御することが可能となる。
以上、送信装置が通知する協調送信パラメータについて説明した。支援装置は、これらの協調送信パラメータに基づいて、メッセージの送信に用いる無線リソースを設定する。支援装置は、メッセージのリレーに用いる無線リソースを自身で制御可能であるため、例えば自身の通信状況に応じて適切な設定を行うことが可能である。続いて、支援装置が通知する協調送信パラメータについて説明する。
・支援装置が通知する協調送信パラメータ
協調送信パラメータは、支援装置が送信するメッセージが、送信装置から受信したメッセージのリレーであることを示す情報を含み得る。受信装置は、この情報に基づいて合成することが可能となる。さらに支援装置が通知する協調送信パラメータは、上述した送信装置が通知する協調送信パラメータと同様の情報を含んでいてもよい。例えば、支援装置が通知する協調送信パラメータに、メッセージID又はパケットIDをPSCCHが含まれる場合、受信装置は、同一のメッセージID又はパケットIDが付された、送信装置及び支援装置の各々から受信したメッセージを合成することが可能となる。
以上、協調送信パラメータの一例を説明した。協調送信パラメータは、PSCCHに含まれて通知されてもよい。また、協調送信パラメータは、PSCCHとPSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)とに分散して含まれていてもよい。例えば、PSSCHに、協調送信指標以外の協調送信パラメータが含まれ、PSCCHに、協調送信指標、及びその他の協調送信パラメータが含まれるPSSCH上の領域を示す情報が含まれてもよい。
(1.2)制御下リレータイプ
支援装置は、送信装置による制御に基づいてメッセージの送信を行ってもよい。この場合、送信装置から支援装置に通知される協調送信パラメータに、支援装置がリレーに用いるべき無線リソースを示す情報が含まれることとなる。そのため、受信装置は、協調送信パラメータに従い、送信装置からのメッセージと支援装置からのメッセージとを、同一のリソース上で受信することが可能となる。以下、図16を参照して、制御下リレータイプにおける協調送信の概要を説明する。
図16は、本実施形態に係る制御下リレータイプの協調送信のタイムチャートを示す図である。図中の「Pedestrian Tx」とは、UE10により送信されるメッセージを示す。「RSU TX/RX」とは、RSU50により送信される又は受信されるメッセージを示す。「Vehicle RX」とは、UE20により受信されるメッセージを示す。図16に示すように、UE10は、RVを0とするメッセージ及びPSCCHを送信する。このメッセージ及びPSCCHは、UE20及びRSU50の各々に受信される。次いで、RSU50は、受信したPSCCHに含まれる協調送信パラメータに基づいて、RVを変更することなくメッセージをRSU50にリレーする。そして、UE20は、UE10から受信したPSCCHを参照して、各々のメッセージを合成する。なお、図16においては、UE10による再送(即ち、繰り返し送信)のメッセージは省略されている。例えば、RSU50によるリレーのタイミングは、UE10による再送と同一のタイミングであってもよい。
以下、送信装置から通知される協調送信パラメータについて説明する。本タイプの協調送信における協調送信パラメータは、上述した独立リレータイプと同様の情報を含み得る。そこで以下では、本タイプの協調送信における協調送信パラメータにさらに含まれ得る情報の一例を説明する。
例えば、協調送信パラメータは、受信装置への送信に用いるべき無線リソースを示す情報を含み得る。具体的には、協調送信パラメータは、リレー用リソースプール情報を含み得る。また、協調送信パラメータは、リレー用RPT(Resource Pattern of Transmission)情報を含み得る。ここで、リレー用RPTは、通常のRPTと比較して、時間が遅れていることが望ましい。また、協調送信パラメータは、リレー用周波数帯域情報を含み得る。支援装置は、これらの情報を参照することで、送信装置により指定された無線リソースを、メッセージのリレーに用いることが可能となる。これに伴い、受信装置は、送信装置からのメッセージと支援装置からのメッセージとを、同一のリソース上で受信することが可能となる。
以上、協調送信パラメータの一例を説明した。協調送信パラメータは、PSCCHに含まれて通知されてもよいし、PSCCHとPSSCHとに分散して含まれていてもよい。
(2)変更有りリレータイプ
例えば、支援装置は、送信装置から送信されるメッセージのRVを変更して受信装置へリレーしてもよい。
具体的には、支援装置は、RVをランダムに変更してリレーしてもよい。他にも、支援装置は、RVを協調送信パラメータに基づいて変更してリレーしてもよい。その場合、支援装置は、送信装置と同一のタイミングで送信するメッセージに、送信装置と同一のRVを付与することが可能となる。以下、図17及び図18を参照して変更有りリレータイプにおける協調送信の概要を説明する。
図17及び図18は、本実施形態に係る変更有りリレータイプの協調送信のタイムチャートを示す図である。図17は、RSU50が一度目の受信に成功するケースであり、図18は、RSU50が一度目の受信に失敗して二度目で成功するケースである。図中の「Pedestrian Tx」とは、UE10により送信されるメッセージを示す。「RSU TX/RX」とは、RSU50により送信される又は受信されるメッセージを示す。「Vehicle RX」とは、UE20により受信されるメッセージを示す。
図17に示すように、UE10は、RVを0とするメッセージ及びPSCCHを送信する。このメッセージ及びPSCCHは、UE20及びRSU50の各々に受信される。次いで、UE10は、RVを2としてメッセージを再送(即ち、繰り返し送信)する。他方、RSU50は、受信したPSCCHに含まれる協調送信パラメータに基づいて、RVを変更してメッセージをUE20にリレーする。このとき、RSU50は、UE10により再送されるメッセージ同じくRVを2として、且つUE10による再送と同一のリソース(例えば、時間及び周波数)で、メッセージをリレーする。これにより、UE20は、UE10及びRSU50からの同一のRVのメッセージを、同一のリソースで受信することが可能となる。そして、UE20は、UE10から受信したPSCCHを参照して、RVが2のメッセージと、先に受信したRVが0のメッセージとを合成する。
図18に示すように、UE10は、RVを0とするメッセージ及びPSCCHを送信する。このメッセージ及びPSCCHは、UE20及びRSU50の各々に受信される。次いで、UE10は、RVを2として、次いでRVを1としてメッセージを再送(即ち、繰り返し送信)する。他方、RSU50は、RVを0とするメッセージ単体のデコードに失敗し、RVを2とするメッセージとの合成によりデコードに成功したものとする。その場合、RSU50は、合成して得たメッセージを、RVを変更してUE20にリレーする。このとき、RSU50は、UE10により次に再送されるメッセージ同じくRVを1として、且つUE10による再送と同一のリソース(例えば、時間及び周波数)で、メッセージをリレーする。これにより、UE20は、UE10及びRSU50からの同一のRVのメッセージを、同一のリソースで受信することが可能となる。そして、UE20は、UE10から受信したPSCCHを参照して、RVが0、1及び2のメッセージを合成する。
(3)インタフェース変更リレータイプ
支援装置は、送信装置からPC5インタフェースで送信されたメッセージを、PC5インタフェースで受信装置にリレーしてもよい。また、支援装置は、送信装置からPC5インタフェースで送信されたメッセージを、Uuインタフェースで受信装置にリレーしてもよい。後者の場合、支援装置は、eNBタイプのRSU50であってもよい。また、後者の場合、例えば、RSU50からeNB30へ一旦中継されて、eNB30からUuインタフェースで受信装置にメッセージが送信されることも想定される。
例えば、支援装置は、送信装置から通知されたPSCCHに含まれる協調送信パラメータに基づいて、インタフェースを変更してメッセージをリレーし得る。以下、本タイプの協調送信における協調送信パラメータに含まれ得る情報の一例を説明する。
例えば、協調送信パラメータは、協調送信指標、協調送信タイプ、送信装置ID、受信装置ID(及び/又は受信装置グループID)、RV情報(RV値及び/又はRVパターン)、繰り返し送信回数、及び/又はメッセージID若しくはパケットIDを含み得る。さらに、協調送信パラメータは、いつまでにリレー(即ち、送信)すべきかを示すリレー期限(即ち、送信期限)を示す情報を含み得る。リレー期限を示す情報が含まれることで、期限内でのリレーが可能となる。
(4)その他のリレータイプ
例えば、協調送信には、複数の支援装置が関与してもよい。以下、図19〜図22を参照して、複数の支援装置が関与する協調送信について説明する。
図19及び図20は、2つの支援装置が受信装置へメッセージを協調送信する例を説明するための図である。
図19に示すように、UE10がPC5インタフェースで送信したメッセージが、UE20の他、RSU50A(eNBタイプ)及びRSU50Bに受信される。そして、RSU50A及びRSU50Bが受信したメッセージをUE20にリレーする。リレーの際、RSU50AはUuインタフェースを用いてもよい。
図20における「Pedestrian Tx」とは、UE10により送信されるメッセージを示す。「RSU TX/RX」とは、RSU50Bにより送信される又は受信されるメッセージを示す。「eNB TX/RX」とは、RSU50Aにより送信される又は受信されるメッセージを示す。「Vehicle RX」とは、UE20により受信されるメッセージを示す。図20に示すように、UE10は、RVを0としてメッセージを送信する。このメッセージは、UE20、RSU50A及びRSU50Bの各々に受信される。次いで、RSU50A及び50Bは、受信したメッセージをUE20に送信(即ち、リレー)する。これらメッセージは、UE20により受信される。そして、UE20は、受信したこれらのメッセージを合成する。なお、図20においては、UE10による再送(即ち、繰り返し送信)のメッセージは省略されている。例えば、RSU50A及び50Bによるリレーのタイミングは、UE10による再送と同一のタイミングであってもよい。
図21及び図22は、支援装置間でメッセージのリレーが行われる例を説明するための図である。
図21に示した例では、UE10がPC5インタフェースで送信したメッセージが、UE20の他、RSU50A(eNBタイプ)に受信される。そして、RSU50Aは、受信したメッセージをRSU50Bにリレーする。この場合、RSU50Aは中継装置に相当し、RSU50Bは、RSU50Aから受信したメッセージをUE20にリレーすることとなる。
図22に示した例では、UE10がPC5インタフェースで送信したメッセージが、UE20の他、RSU50Bに受信される。そして、RSU50Bは、受信したメッセージをRSU50A(eNBタイプ)にリレーする。この場合、RSU50Bは中継装置に相当し、RSU50Aは、RSU50Bから受信したメッセージをUE20にリレーすることとなる。なお、RSU50Aによるリレーには、Uuインタフェースが用いられてもよい。また、RSU50Aの代わりに、eNB30がリレーしてもよい。
以上、複数の支援装置が関与する協調送信について説明した。複数の支援装置が関与する場合であっても、上記詳しく説明した1つの支援装置が関与する場合の技術的特徴が同様に適用され得る。例えば、関与する複数の支援装置は、送信装置から独立してリレーを行ってもよいし、送信装置による制御下でリレーしてもよい。
(5)変形例
上記では、UE10とeNB30又はRSU50とが協調する例を説明したが、本技術はかかる例に限定されない。例えば、RSU50同士が協調してもよい。この場合について図23を参照して具体的に説明する。
図23は、本実施形態に係る協調送信の他の例を説明するための図である。図23に示すように、RSU50A及びRSU50Bが、UE10又はUE20にメッセージを協調送信している。この場合、RSU50A又はRSU50Bのいずれか一方が送信装置であり、他方が支援装置である。また、UE10又はUE20が受信装置である。なお、UE10が受信装置である場合、メッセージはI2Pメッセージとも称される。また、UE20が受信装置である場合、メッセージはI2Vメッセージとも称される。
RSU50A及びRSU50Bは、無線又は有線でI2I通信を行ってもよい。無線の場合のインタフェースはPC5インタフェースとも称され、有線の場合のインタフェースはX2インタフェースとも称される。また、eNB30は、RSU50A及びRSU50Bとの間でUuインタフェース又はX2インタフェースによる通信を行ってもよく、例えばRSU50A及びRSU50Bを制御する。
協調送信パラメータは、RSU50間のPC5インタフェース又はX2インタフェースを用いて、送信装置から支援装置へ通知されてもよい。また、協調送信パラメータは、eNB30とのUuインタフェース又はX2インタフェースを用いて、即ちeNB30を経由して、送信装置から支援装置へ通知されてもよい。その他、eNB30により協調送信パラメータが設定され、協調送信パラメータがUuインタフェース又はX2インタフェースにより送信装置及び支援装置に通知されてもよい。
本変形例に係る協調送信パラメータは、上記説明した情報と同様の情報を含み得る。もちろん、本変形例に係る協調送信パラメータは、上記説明した情報と共に、又は代えて多様な情報を含み得る。以下、本変形例に係る協調送信パラメータに含まれ得る情報の一例を説明する。
例えば、協調送信パラメータは、協調送信のために利用すべき無線リソースを示すリソース情報を含み得る。
また、協調送信パラメータは、協調送信を行うタイミングを示すタイミング情報を含み得る。
また、協調送信パラメータは、協調送信の対象となる受信装置(例えば、UE10又はUE20)を示す対象UE情報を含み得る。
また、協調送信パラメータは、協調送信の対象となるデータ、又は協調送信の対象となるデータを示す情報を含み得る。
以上、本変形例に係る協調送信パラメータについて説明した。支援装置は、これらの協調送信パラメータに基づいて、メッセージの協調送信を行う。
<3.2.3.処理の流れ>
以下、図24〜図26を参照して、協調送信に関する処理の流れの一例を説明する。
図24は、本実施形態に係る送信装置(例えば、UE10)により実行される協調送信処理の流れの一例を示すフローチャートである。図24に示すように、まず、UE10は、協調送信タイプを選択する(ステップS202)。協調送信タイプには、例えば上記説明した変更無しリレータイプ、変更有りリレータイプ、及びインタフェース変更リレータイプ等がある。UE10は、これらの協調送信タイプのいずれかひとつを選択する。次いで、UE10は、協調送信パラメータを含むPSCCH及びPSSCHを、PC5インタフェースを用いて送信する(ステップS204、S206)。
図25は、本実施形態に係る支援装置(例えば、RSU50)により実行される協調送信処理の流れの一例を示すフローチャートである。図25に示すように、まず、RSU50は、送信装置(例えば、UE10)から受信したPSCCHをデコードする(ステップS302)。次いで、RSU50は、協調送信指標が有効であるか否かを判定する(ステップS304)。有効でないと判定された場合(ステップS304/NO)、処理は終了する。一方で、有効であると判定された場合(ステップS304/YES)、RSU50は、協調送信タイプを確認する(ステップS306)。次に、RSU50は、送信装置から受信したPSSCHをデコードする(ステップS308)。そして、RSU50は、デコードしたメッセージを、協調送信タイプに応じてUE20にリレーする(ステップS310)。例えば、協調送信タイプが変更無しリレータイプである場合、RSU50は、PSCCHで通知された協調送信パラメータに従い、PC5インタフェースでメッセージを送信する。例えば、協調送信タイプが変更有りリレータイプである場合、RSU50は、PSCCHで通知された協調送信パラメータに従い、且つRVを変更して、PC5インタフェースでメッセージを送信する。例えば、協調送信タイプがインタフェース変更リレータイプである場合、RSU50は、PSCCHで通知された協調送信パラメータに従い、Uuインタフェースでメッセージを送信する。
図26は、本実施形態に係る受信装置(例えば、UE20)により実行される受信処理の流れの一例を示すフローチャートである。図26に示すように、まず、UE20は、送信装置(例えば、UE10)から受信したPSCCHをデコードする(ステップS402)。次いで、UE20は、協調送信指標が有効であるか否かを判定する(ステップS404)。有効でないと判定された場合(ステップS404/NO)、UE20は、送信装置から受信したPSSCHをデコードする(ステップS406)。一方で、有効であると判定された場合(ステップS404/YES)、UE20は、協調送信タイプを確認する(ステップS408)。次に、UE20は、送信装置から受信したPSSCHをデコードし(ステップS410)、支援装置(例えば、RSU50)から受信したPSSCHをデコードする(ステップS412)。そして、UE20は、各々のPSSCHをデコードして得たパケットを合成する(ステップS414)。
<3.3.代理送信>
本通信方法は、支援装置(例えば、RSU50)が、送信装置(例えば、UE10)の代理で受信装置(例えば、UE20)にメッセージを送信する方法である。
本実施形態に係る支援装置は、送信装置から受信装置へV2X通信を用いて送信されるメッセージを、送信装置の代理で受信装置へ送信する。また、本実施形態に係る送信装置は、支援装置に送信装置の代理でV2X通信を用いてメッセージを送信させるための制御情報(後述する代理送信パラメータ)を、受信装置又は支援装置に送信する。そして、本実施形態に係る受信装置は、支援装置により送信装置の代理でV2X通信を用いて送信されたメッセージを受信する。このようにして、支援装置による豊富な電力を背景にした代理送信が実現されるので、受信品質が改善され、メッセージ到達確率が向上する。また、送信装置は、支援装置による代理送信により、繰り返し送信の回数を削減することが可能となり、電力消費を低減させることが可能となる。
例えば、送信装置は、代理送信のためのパラメータ(即ち、制御情報)を支援装置に通知し得る。支援装置は、送信装置から受信した本パラメータに基づいて、メッセージを受信装置にリレーする。このパラメータを、以下では代理送信パラメータとも称する。以下、代理送信パラメータに含まれ得る情報の一例を説明する。
・代理送信パラメータ
例えば、代理送信パラメータは、支援装置が代理送信を実施するか否か(即ち実施を要求するか否か)を示す代理送信指標を含み得る。これにより、受信装置及び支援装置は、代理送信が行われるか否かを知得することが可能となる。
また、代理送信パラメータは、送信装置の識別情報を示す送信装置IDを含み得る。また、代理送信パラメータは、受信装置の識別情報を示す受信装置IDを含み得る。代理送信パラメータは、受信装置IDと共に、又は代えて受信装置グループIDを含み得る。
また、代理送信パラメータは、代理送信の対象のメッセージのRV情報(RV値及び/又はRVパターン)を含み得る。
また、代理送信パラメータは、代理送信の対象のメッセージの繰り返し送信回数を含み得る。これにより、支援装置は、V2X通信の支援が可能か否かを判断可能である。例えば、繰り返し送信回数が上限値に達していなければ、送信装置による残りの繰り返し送信のタイミングでの、支援装置による代理送信が可能であると判断され得る。
また、代理送信パラメータは、代理送信の対象のメッセージの識別情報を示すメッセージID又はパケットIDを含み得る。
また、代理送信パラメータは、MCS情報を含み得る。
また、代理送信パラメータは、TA情報を含み得る。支援装置は、TA情報を参照することで、リレータイミングを適切に制御することが可能となる。
また、代理送信パラメータは、周波数ホッピング指標(Frequency hopping indicator)情報を含み得る。支援装置は、周波数ホッピング指標を参照することで、リレーに用いる周波数リソースを適切に制御することが可能となる。
また、代理送信パラメータは、いつまでにリレー(即ち、送信)すべきかを示すリレー期限(即ち、送信期限)を示す情報を含み得る。
以上、代理送信パラメータの一例を説明した。代理送信パラメータは、PSCCHに含まれて通知されてもよい。また、代理送信パラメータは、PSCCHとPSSCHとに分散して含まれていてもよい。例えば、PSSCHに、代理送信指標以外の代理送信パラメータが含まれ、PSCCHに、代理送信指標、及びその他の代理送信パラメータが含まれるPSSCH上の領域を示す情報が含まれてもよい。
・報告
送信装置は、支援装置による代理送信実施に伴い、自身の繰り返し送信を停止してもよい。例えば、支援装置は、代理送信パラメータの受信に成功して代理送信を実施する場合、代理送信を実施することを送信装置に報告する。送信装置は、この報告を受信した場合、自身の繰り返し送信を停止する。
支援装置は、代理送信が完了した場合、即ち規定の繰り返し送信回数分の送信を完了した場合、代理送信が完了したことを送信装置に報告してもよい。また、支援装置は、代理送信が完了しなかった場合はその旨を送信装置に報告してもよい。
・処理の流れ
以下、図27を参照して、代理送信に関する処理の流れを説明する。
図27は、本実施形態に係る送信装置(例えば、UE10)により実行される代理送信処理の流れの一例を示すフローチャートである。図27に示すように、まず、UE10は、代理送信モードでメッセージを送信する(ステップS502)。ここで、UE10は、メッセージと共に代理送信パラメータを含むPSCCHを送信し得る。次いでUE10は、RSU50から代理送信を実施することを示す報告を受信したか否かを判定する(ステップS504)。報告を受信していないと判定された場合(ステップS504/NO)、UE10は、メッセージの繰り返し送信を継続する(ステップS506)。一方で、報告を受信したと判定された場合(ステップS504/YES)、UE10は、メッセージの繰り返し送信を停止する(ステップS508)。
<3.4.Uu多重送信>
本通信方法は、送信装置(例えば、UE10)が、V2X通信を用いて受信装置(例えば、UE20)に送信すべきV2Xトラフィックを、PC5インタフェースの代わりにUuインタフェースを用いて送信して、支援装置(例えば、eNB30)による支援を受ける方法である。
本実施形態に係る送信装置は、V2X通信を用いて送信するトラフィック(以下、V2Xトラフィックとも称する)をUuインタフェースで送信するトラフィック(以下、Uuトラフィックとも称する)に多重して、Uuインタフェースで支援装置に送信する。また、送信装置は、このUuインタフェースでの多重に関する制御情報(後述するUu多重送信パラメータ)を、支援装置に送信する。本実施形態に係る支援装置は、Uuインタフェースにおいて受信した、送信装置から受信装置へV2X通信を用いて送信されるV2Xトラフィックを、送信装置と協調して又は送信装置の代理で受信装置へ送信する。そして、本実施形態に係る受信装置は、送信装置の代理で又は送信装置と協調して支援装置から送信されたV2Xトラフィックを受信する。このようにして、支援装置による豊富な電力を背景にした協調送信又は代理送信が実現されるので、受信品質が改善され、メッセージ到達確率が向上する。また、送信装置は、支援装置による協調送信又は代理送信により、繰り返し送信の回数を削減することが可能となり、電力消費を低減させることが可能となる。また、送信装置は、PCインタフェースの代わりにUuインタフェースを利用することとなり、セルが小さい場合には、PCインタフェースを利用する場合よりも電力消費を低減させることが可能となる。
例えば、送信装置は、Uu多重送信のためのパラメータ(即ち、制御情報)を支援装置に通知し得る。支援装置は、送信装置から受信した本パラメータに基づいて、多重されたV2Xトラフィックを受信装置にリレーする。このパラメータを、以下ではUu多重送信パラメータとも称する。以下、Uu多重送信パラメータに含まれ得る情報の一例を説明する。
・Uu多重送信パラメータ
例えば、Uu多重送信パラメータは、送信装置がV2XトラフィックをUuインタフェースで送信したか否かを示すUu多重送信指標を含み得る。これにより、受信装置及び支援装置は、Uu多重送信が行われるか否かを知得することが可能となる。
また、Uu多重送信パラメータは、Uuインタフェースを用いて送信される信号のうち、どの領域(例えば、周波数リソース及び時間リソース)にV2Xトラフィックが多重されたかを示すUu多重領域情報を含み得る。これにより、支援装置は、V2Xトラフィックを適切に取得することが可能となる。
また、Uu多重送信パラメータは、いつまでUuインタフェース経由での多重送信を行うかを示すUu多重送信有効期間を含み得る。
また、Uu多重送信パラメータは、送信装置の識別情報を含み得る。送信装置の識別情報としては、例えば、送信装置の位置情報、Lane ID及びエリアID等が挙げられる。
また、Uu多重送信パラメータは、送信装置によるメジャメント結果を示すチャネルメジャメント情報を含み得る。
また、Uu多重送信パラメータは、受信装置の識別情報を示す受信装置IDを含み得る。Uu多重送信パラメータは、受信装置IDと共に、又は代えて受信装置グループIDを含み得る。
また、Uu多重送信パラメータは、Uu多重送信の対象のメッセージのRV情報(RV値及び/又はRVパターン)を含み得る。
また、Uu多重送信パラメータは、Uu多重送信の対象のメッセージの繰り返し送信回数を含み得る。これにより、支援装置は、V2X通信の支援が可能か否かを判断可能である。例えば、繰り返し送信回数が上限値に達していなければ、送信装置による残りの繰り返し送信のタイミングでの、支援装置によるUu多重送信が可能であると判断され得る。
また、Uu多重送信パラメータは、Uu多重送信の対象のメッセージの識別情報を示すメッセージID又はパケットIDを含み得る。
また、Uu多重送信パラメータは、いつまでにリレー(即ち、送信)すべきかを示すリレー期限(即ち、送信期限)を示す情報を含み得る。
以上、Uu多重送信パラメータの一例を説明した。Uu多重送信パラメータは、UCI(Uplink Control Information)に含まれて通知されてもよい。また、Uu多重送信パラメータは、UCIと例えばPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)とに分散して含まれていてもよい。例えば、PUSCHに、Uu多重送信指標及びUu多重領域情報以外のUu多重送信パラメータが含まれ、UCIに、Uu多重送信指標及びUu多重領域情報が含まれてもよい。この場合、Uu多重領域情報は、V2Xトラフィックに加え、Uu多重送信指標及びUu多重領域情報以外のUu多重送信パラメータが含まれる領域を示す。
・報告
支援装置は、代理送信又は協調送信が完了した場合、即ち規定の繰り返し送信回数分の送信を完了した場合、代理送信又は協調送信が完了したことを送信装置に報告してもよい。また、支援装置は、代理送信又は協調送信が完了しなかった場合はその旨を送信装置に報告してもよい。なお、これら報告は、例えばDCI(Downlink Control Information)又はPHICH(Physical Hybrid-ARQ Indicator Channel)を用いて行われ得る。
・処理の流れ
以下、図28を参照して、Uu多重送信に関する処理の流れを説明する。
図28は、本実施形態に係る送信装置(例えば、UE10)により実行されるUu多重送信処理の流れの一例を示すフローチャートである。図28に示すように、まず、UE10において、V2Xトラフィックが発生する(ステップS602)。次いで、UE10は、Uuトラフィックがあるか否かを判定する(ステップS604)。Uuトラフィックがあると判定された場合(ステップS604/YES)、UE10は、Uuインタフェースでのスケジューリングリクエスト送信からスケジューリンググラント受信までの時間がV2Xメッセージの周期以下であるか否かを判定する(ステップS606)。V2Xメッセージの周期以下であると判定された場合(ステップS606/YES)、UE10は、V2XトラフィックとUuトラフィックとを多重してUuインタフェースにて送信する、Uu多重送信を行う(ステップS608)。他方、Uuトラフィックがないと判定された場合(ステップS604/NO)、又はV2Xメッセージの周期以下でないと判定された場合(ステップS606/NO)、UE10は、PC5インタフェースでV2Xトラフィックを送信する(ステップS610)。
<<4.応用例>>
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、eNB30は、マクロeNB又はスモールeNBなどのいずれかの種類のeNB(evolved Node B)として実現されてもよい。スモールeNBは、ピコeNB、マイクロeNB又はホーム(フェムト)eNBなどの、マクロセルよりも小さいセルをカバーするeNBであってよい。その代わりに、eNB30は、NodeB又はBTS(Base Transceiver Station)などの他の種類の基地局として実現されてもよい。eNB30は、無線通信を制御する本体(基地局装置ともいう)と、本体とは別の場所に配置される1つ以上のRRH(Remote Radio Head)とを含んでもよい。また、後述する様々な種類の端末が一時的に又は半永続的に基地局機能を実行することにより、eNB30として動作してもよい。さらに、eNB30の少なくとも一部の構成要素は、基地局装置又は基地局装置のためのモジュールにおいて実現されてもよい。
また、例えば、UE10、UE20又はRSU50は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、携帯型ゲーム端末、携帯型/ドングル型のモバイルルータ若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、UE10、UE20又はRSU50は、M2M(Machine To Machine)通信を行う端末(MTC(Machine Type Communication)端末ともいう)として実現されてもよい。さらに、UE10、UE20又はRSU50の少なくとも一部の構成要素は、これら端末に搭載されるモジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)において実現されてもよい。
<4.1.eNBに関する応用例>
(第1の応用例)
図29は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。eNB800は、1つ以上のアンテナ810、及び基地局装置820を有する。各アンテナ810及び基地局装置820は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。
アンテナ810の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、基地局装置820による無線信号の送受信のために使用される。eNB800は、図29に示したように複数のアンテナ810を有し、複数のアンテナ810は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図29にはeNB800が複数のアンテナ810を有する例を示したが、eNB800は単一のアンテナ810を有してもよい。
基地局装置820は、コントローラ821、メモリ822、ネットワークインタフェース823及び無線通信インタフェース825を備える。
コントローラ821は、例えばCPU又はDSPであってよく、基地局装置820の上位レイヤの様々な機能を動作させる。例えば、コントローラ821は、無線通信インタフェース825により処理された信号内のデータからデータパケットを生成し、生成したパケットをネットワークインタフェース823を介して転送する。コントローラ821は、複数のベースバンドプロセッサからのデータをバンドリングすることによりバンドルドパケットを生成し、生成したバンドルドパケットを転送してもよい。また、コントローラ821は、無線リソース管理(Radio Resource Control)、無線ベアラ制御(Radio Bearer Control)、移動性管理(Mobility Management)、流入制御(Admission Control)又はスケジューリング(Scheduling)などの制御を実行する論理的な機能を有してもよい。また、当該制御は、周辺のeNB又はコアネットワークノードと連携して実行されてもよい。メモリ822は、RAM及びROMを含み、コントローラ821により実行されるプログラム、及び様々な制御データ(例えば、端末リスト、送信電力データ及びスケジューリングデータなど)を記憶する。
ネットワークインタフェース823は、基地局装置820をコアネットワーク824に接続するための通信インタフェースである。コントローラ821は、ネットワークインタフェース823を介して、コアネットワークノード又は他のeNBと通信してもよい。その場合に、eNB800と、コアネットワークノード又は他のeNBとは、論理的なインタフェース(例えば、S1インタフェース又はX2インタフェース)により互いに接続されてもよい。ネットワークインタフェース823は、有線通信インタフェースであってもよく、又は無線バックホールのための無線通信インタフェースであってもよい。ネットワークインタフェース823が無線通信インタフェースである場合、ネットワークインタフェース823は、無線通信インタフェース825により使用される周波数帯域よりもより高い周波数帯域を無線通信に使用してもよい。
無線通信インタフェース825は、LTE(Long Term Evolution)又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、アンテナ810を介して、eNB800のセル内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース825は、典型的には、ベースバンド(BB)プロセッサ826及びRF回路827などを含み得る。BBプロセッサ826は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、各レイヤ(例えば、L1、MAC(Medium Access Control)、RLC(Radio Link Control)及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol))の様々な信号処理を実行する。BBプロセッサ826は、コントローラ821の代わりに、上述した論理的な機能の一部又は全部を有してもよい。BBプロセッサ826は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を含むモジュールであってもよく、BBプロセッサ826の機能は、上記プログラムのアップデートにより変更可能であってもよい。また、上記モジュールは、基地局装置820のスロットに挿入されるカード若しくはブレードであってもよく、又は上記カード若しくは上記ブレードに搭載されるチップであってもよい。一方、RF回路827は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ810を介して無線信号を送受信する。
無線通信インタフェース825は、図29に示したように複数のBBプロセッサ826を含み、複数のBBプロセッサ826は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。また、無線通信インタフェース825は、図29に示したように複数のRF回路827を含み、複数のRF回路827は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図29には無線通信インタフェース825が複数のBBプロセッサ826及び複数のRF回路827を含む例を示したが、無線通信インタフェース825は単一のBBプロセッサ826又は単一のRF回路827を含んでもよい。
図29に示したeNB800において、図10を参照して説明した処理部350は、無線通信インタフェース825(例えば、BBプロセッサ826)、又はコントローラ821において実装されてもよい。また、無線通信部320は、無線通信インタフェース825(例えば、RF回路827)において実装されてもよい。また、アンテナ部310は、アンテナ810において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部330は、コントローラ821及び/又はネットワークインタフェース823において実装されてもよい。また、記憶部340は、メモリ822において実装されてもよい。
(第2の応用例)
図30は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。eNB830は、1つ以上のアンテナ840、基地局装置850、及びRRH860を有する。各アンテナ840及びRRH860は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。また、基地局装置850及びRRH860は、光ファイバケーブルなどの高速回線で互いに接続され得る。
アンテナ840の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、RRH860による無線信号の送受信のために使用される。eNB830は、図30に示したように複数のアンテナ840を有し、複数のアンテナ840は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図30にはeNB830が複数のアンテナ840を有する例を示したが、eNB830は単一のアンテナ840を有してもよい。
基地局装置850は、コントローラ851、メモリ852、ネットワークインタフェース853、無線通信インタフェース855及び接続インタフェース857を備える。コントローラ851、メモリ852及びネットワークインタフェース853は、図29を参照して説明したコントローラ821、メモリ822及びネットワークインタフェース823と同様のものである。
無線通信インタフェース855は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、RRH860及びアンテナ840を介して、RRH860に対応するセクタ内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース855は、典型的には、BBプロセッサ856などを含み得る。BBプロセッサ856は、接続インタフェース857を介してRRH860のRF回路864と接続されることを除き、図29を参照して説明したBBプロセッサ826と同様のものである。無線通信インタフェース855は、図30に示したように複数のBBプロセッサ856を含み、複数のBBプロセッサ856は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図30には無線通信インタフェース855が複数のBBプロセッサ856を含む例を示したが、無線通信インタフェース855は単一のBBプロセッサ856を含んでもよい。
接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)をRRH860と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)とRRH860とを接続する上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
また、RRH860は、接続インタフェース861及び無線通信インタフェース863を備える。
接続インタフェース861は、RRH860(無線通信インタフェース863)を基地局装置850と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース861は、上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
無線通信インタフェース863は、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、典型的には、RF回路864などを含み得る。RF回路864は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、図30に示したように複数のRF回路864を含み、複数のRF回路864は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図30には無線通信インタフェース863が複数のRF回路864を含む例を示したが、無線通信インタフェース863は単一のRF回路864を含んでもよい。
図30に示したeNB830において、図10を参照して説明した処理部350は、無線通信インタフェース855、無線通信インタフェース863及び/又はコントローラ851において実装されてもよい。また、無線通信部320は、無線通信インタフェース863(例えば、RF回路864)において実装されてもよい。また、アンテナ部310は、アンテナ840において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部330は、コントローラ851及び/又はネットワークインタフェース853において実装されてもよい。また、記憶部340は、メモリ852において実装されてもよい。
<4.2.UE及びRSUに関する応用例>
(第1の応用例)
図31は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912、1つ以上のアンテナスイッチ915、1つ以上のアンテナ916、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
プロセッサ901は、例えばCPU又はSoC(System on Chip)であってよく、スマートフォン900のアプリケーションレイヤ及びその他のレイヤの機能を制御する。メモリ902は、RAM及びROMを含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ903は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。外部接続インタフェース904は、メモリーカード又はUSB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外付けデバイスをスマートフォン900へ接続するためのインタフェースである。
カメラ906は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有し、撮像画像を生成する。センサ907は、例えば、測位センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び加速度センサなどのセンサ群を含み得る。マイクロフォン908は、スマートフォン900へ入力される音声を音声信号へ変換する。入力デバイス909は、例えば、表示デバイス910の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス910は、液晶ディスプレイ(LCD)又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの画面を有し、スマートフォン900の出力画像を表示する。スピーカ911は、スマートフォン900から出力される音声信号を音声に変換する。
無線通信インタフェース912は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース912は、典型的には、BBプロセッサ913及びRF回路914などを含み得る。BBプロセッサ913は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路914は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ916を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース912は、BBプロセッサ913及びRF回路914を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース912は、図31に示したように複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含んでもよい。なお、図31には無線通信インタフェース912が複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含む例を示したが、無線通信インタフェース912は単一のBBプロセッサ913又は単一のRF回路914を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース912は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN(Local Area Network)方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ913及びRF回路914を含んでもよい。
アンテナスイッチ915の各々は、無線通信インタフェース912に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ916の接続先を切り替える。
アンテナ916の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース912による無線信号の送受信のために使用される。スマートフォン900は、図31に示したように複数のアンテナ916を有してもよい。なお、図31にはスマートフォン900が複数のアンテナ916を有する例を示したが、スマートフォン900は単一のアンテナ916を有してもよい。
さらに、スマートフォン900は、無線通信方式ごとにアンテナ916を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ915は、スマートフォン900の構成から省略されてもよい。
バス917は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912及び補助コントローラ919を互いに接続する。バッテリー918は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図31に示したスマートフォン900の各ブロックへ電力を供給する。補助コントローラ919は、例えば、スリープモードにおいて、スマートフォン900の必要最低限の機能を動作させる。
図31に示したスマートフォン900において、図8を参照して説明した処理部150、図9を参照して説明した処理部250、又は図11を参照して説明した処理部540は、無線通信インタフェース912又はプロセッサ901において実装されてもよい。また、無線通信部120、無線通信部220、又は無線通信部520は、無線通信インタフェース912(例えば、RF回路914)において実装されてもよい。また、GNSS信号処理部130又はGNSS信号処理部230は、センサ907において実装されてもよい。また、アンテナ部110、アンテナ部210又はアンテナ部510は、アンテナ916において実装されてもよい。また、記憶部140、記憶部240又は記憶部530は、メモリ902において実装されてもよい。
(第2の応用例)
図32は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインタフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インタフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インタフェース933、1つ以上のアンテナスイッチ936、1つ以上のアンテナ937及びバッテリー938を備える。
プロセッサ921は、例えばCPU又はSoCであってよく、カーナビゲーション装置920のナビゲーション機能及びその他の機能を制御する。メモリ922は、RAM及びROMを含み、プロセッサ921により実行されるプログラム及びデータを記憶する。
GPSモジュール924は、GPS衛星から受信されるGPS信号を用いて、カーナビゲーション装置920の位置(例えば、緯度、経度及び高度)を測定する。センサ925は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び気圧センサなどのセンサ群を含み得る。データインタフェース926は、例えば、図示しない端子を介して車載ネットワーク941に接続され、車速データなどの車両側で生成されるデータを取得する。
コンテンツプレーヤ927は、記憶媒体インタフェース928に挿入される記憶媒体(例えば、CD又はDVD)に記憶されているコンテンツを再生する。入力デバイス929は、例えば、表示デバイス930の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス930は、LCD又はOLEDディスプレイなどの画面を有し、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの画像を表示する。スピーカ931は、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの音声を出力する。
無線通信インタフェース933は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース933は、典型的には、BBプロセッサ934及びRF回路935などを含み得る。BBプロセッサ934は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路935は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ937を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース933は、BBプロセッサ934及びRF回路935を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース933は、図32に示したように複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含んでもよい。なお、図32には無線通信インタフェース933が複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含む例を示したが、無線通信インタフェース933は単一のBBプロセッサ934又は単一のRF回路935を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース933は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ934及びRF回路935を含んでもよい。
アンテナスイッチ936の各々は、無線通信インタフェース933に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ937の接続先を切り替える。
アンテナ937の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース933による無線信号の送受信のために使用される。カーナビゲーション装置920は、図32に示したように複数のアンテナ937を有してもよい。なお、図32にはカーナビゲーション装置920が複数のアンテナ937を有する例を示したが、カーナビゲーション装置920は単一のアンテナ937を有してもよい。
さらに、カーナビゲーション装置920は、無線通信方式ごとにアンテナ937を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ936は、カーナビゲーション装置920の構成から省略されてもよい。
バッテリー938は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図32に示したカーナビゲーション装置920の各ブロックへ電力を供給する。また、バッテリー938は、車両側から給電される電力を蓄積する。
図32に示したカーナビゲーション装置920において、図8を参照して説明した処理部150、図9を参照して説明した処理部250、又は図11を参照して説明した処理部540は、無線通信インタフェース933又はプロセッサ921において実装されてもよい。また、無線通信部120、無線通信部220、又は無線通信部520は、無線通信インタフェース933(例えば、RF回路935)において実装されてもよい。また、GNSS信号処理部130又はGNSS信号処理部230は、GPSモジュール924において実装されてもよい。また、アンテナ部110、アンテナ部210又はアンテナ部510は、アンテナ937において実装されてもよい。また、記憶部140、記憶部240又は記憶部530は、メモリ922において実装されてもよい。
また、本開示に係る技術は、上述したカーナビゲーション装置920の1つ以上のブロックと、車載ネットワーク941と、車両側モジュール942とを含む車載システム(又は車両)940として実現されてもよい。即ち、図9を参照して説明した処理部250を備える装置として車載システム(又は車両)940が提供されてもよい。車両側モジュール942は、車速、エンジン回転数又は故障情報などの車両側データを生成し、生成したデータを車載ネットワーク941へ出力する。
<<5.まとめ>>
以上、図1〜図32を参照して、本開示の一実施形態について詳細に説明した。上記説明したように、支援装置は、送信装置から受信装置へV2X通信を用いて送信されるメッセージを、前記送信装置と協調して前記受信装置へ送信する。支援装置が、送信装置によるV2X通信を支援することで、メッセージ到達確率を向上させることが可能となると共に、送信装置による再送回数を削減することで送信装置の電力消費を低減させることが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書においてフローチャート及びシーケンス図を用いて説明した処理は、必ずしも図示された順序で実行されなくてもよい。いくつかの処理ステップは、並列的に実行されてもよい。また、追加的な処理ステップが採用されてもよく、一部の処理ステップが省略されてもよい。
また、本明細書の装置(例えば、UE10、UE20、eNB30又はRSU50、又はこれらの装置のためのモジュール)に備えられるプロセッサ(例えば、CPU、DSPなど)を上記装置の構成要素(例えば、処理部150、処理部250、処理部350又は処理部540など)として機能させるためのコンピュータプログラム(換言すると、上記プロセッサに上記装置の構成要素の動作を実行させるためのコンピュータプログラム)も作成可能である。また、当該コンピュータプログラムを記録した記録媒体も提供されてもよい。また、上記コンピュータプログラムを記憶するメモリと、上記コンピュータプログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサとを備える装置(例えば、基地局、基地局装置若しくは基地局装置のためのモジュール、又は、端末装置若しくは端末装置のためのモジュール)も提供されてもよい。また、上記装置の構成要素の動作を含む方法も、本開示に係る技術に含まれる。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
送信装置から受信装置へV2X通信を用いて送信されるメッセージを、前記送信装置と協調して前記受信装置へ送信する処理部、
を備える通信装置。
(2)
前記処理部は、前記送信装置から受信した制御情報に基づいて前記メッセージを前記受信装置へ送信する、前記(1)に記載の通信装置。
(3)
前記処理部は、前記制御情報に基づいて前記メッセージの送信に用いる無線リソースを設定する、前記(2)に記載の通信装置。
(4)
前記制御情報は、前記送信装置との協調を実施するか否かを示す情報を含む、前記(2)又は(3)に記載の通信装置。
(5)
前記制御情報は、前記送信装置との協調のタイプを示す情報を含む、前記(2)〜(4)のいずれか一項に記載の通信装置。
(6)
前記制御情報は、前記送信装置又は前記受信装置の識別情報を含む、前記(2)〜(5)のいずれか一項に記載の通信装置。
(7)
前記制御情報は、前記メッセージのRV(Redundancy Version)情報を含む、前記(2)〜(6)のいずれか一項に記載の通信装置。
(8)
前記制御情報は、前記メッセージの識別情報を含む、前記(2)〜(7)のいずれか一項に記載の通信装置。
(9)
前記制御情報は、前記受信装置への送信に用いるべき無線リソースを示す情報を含む、前記(2)〜(8)のいずれか一項に記載の通信装置。
(10)
前記処理部は、前記送信装置から送信される前記メッセージのRV(Redundancy Version)を変更して前記受信装置へ送信する、前記(1)〜(9)のいずれか一項に記載の通信装置。
(11)
前記処理部は、RVを前記送信装置から受信した制御情報に基づいて変更する、前記(10)に記載の通信装置。
(12)
前記処理部は、RVをランダムに変更する、前記(10)に記載の通信装置。
(13)
前記処理部は、前記送信装置からPC5インタフェースで送信された前記メッセージを、PC5インタフェースで前記受信装置へ送信する、前記(1)〜(12)のいずれか一項に記載の通信装置。
(14)
前記処理部は、前記送信装置からPC5インタフェースで送信された前記メッセージを、Uuインタフェースで前記受信装置へ送信する、前記(1)〜(12)のいずれか一項に記載の通信装置。
(15)
前記処理部は、前記送信装置から受信した前記メッセージの送信期限を示す情報を含む制御情報に基づいて、前記メッセージをUuインタフェースで前記受信装置へ送信する、前記(14)に記載の通信装置。
(16)
前記処理部は、中継装置から受信した前記メッセージを前記受信装置へ送信する、前記(1)〜(12)のいずれか一項に記載の通信装置。
(17)
前記処理部は、前記送信装置と協調して前記受信装置へ前記メッセージを送信可能であることを示す情報を前記送信装置に通知する、前記(1)〜(16)のいずれか一項に記載の通信装置。
(18)
送信装置から受信装置へV2X通信を用いて送信されるメッセージを、プロセッサにより前記送信装置と協調して前記受信装置へ送信すること、
を含む通信方法。
(19)
送信装置であって、
前記送信装置と協調してメッセージを送信する通信装置によりV2X通信を用いて送信されるメッセージと前記送信装置がV2X通信を用いて送信するメッセージとを受信装置に合成させるための制御情報を送信する処理部、
を備える送信装置。
(20)
送信装置によりV2X通信を用いて送信されるメッセージと、前記送信装置と協調してメッセージを送信する通信装置から送信されるメッセージとを、受信した制御情報に基づいて合成する処理部、
を備える受信装置。
10 UE
12 ユーザ
20 UE
22 移動体
30 eNB
40 GNSS衛星
50 RSU
110 アンテナ部
120 無線通信部
130 GNSS信号処理部
140 記憶部
150 処理部
210 アンテナ部
220 無線通信部
230 GNSS信号処理部
240 記憶部
250 処理部
310 アンテナ部
320 無線通信部
330 ネットワーク通信部
340 記憶部
350 処理部
510 アンテナ部
520 無線通信部
530 記憶部
540 処理部

Claims (20)

  1. 送信装置から受信装置へV2X通信を用いて送信されるメッセージを、前記送信装置と協調して前記受信装置へ送信する処理部、
    を備える通信装置。
  2. 前記処理部は、前記送信装置から受信した制御情報に基づいて前記メッセージを前記受信装置へ送信する、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記処理部は、前記制御情報に基づいて前記メッセージの送信に用いる無線リソースを設定する、請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記制御情報は、前記送信装置との協調を実施するか否かを示す情報を含む、請求項2に記載の通信装置。
  5. 前記制御情報は、前記送信装置との協調のタイプを示す情報を含む、請求項2に記載の通信装置。
  6. 前記制御情報は、前記送信装置又は前記受信装置の識別情報を含む、請求項2に記載の通信装置。
  7. 前記制御情報は、前記メッセージのRV(Redundancy Version)情報を含む、請求項2に記載の通信装置。
  8. 前記制御情報は、前記メッセージの識別情報を含む、請求項2に記載の通信装置。
  9. 前記制御情報は、前記受信装置への送信に用いるべき無線リソースを示す情報を含む、請求項2に記載の通信装置。
  10. 前記処理部は、前記送信装置から送信される前記メッセージのRV(Redundancy Version)を変更して前記受信装置へ送信する、請求項1に記載の通信装置。
  11. 前記処理部は、RVを前記送信装置から受信した制御情報に基づいて変更する、請求項10に記載の通信装置。
  12. 前記処理部は、RVをランダムに変更する、請求項10に記載の通信装置。
  13. 前記処理部は、前記送信装置からPC5インタフェースで送信された前記メッセージを、PC5インタフェースで前記受信装置へ送信する、請求項1に記載の通信装置。
  14. 前記処理部は、前記送信装置からPC5インタフェースで送信された前記メッセージを、Uuインタフェースで前記受信装置へ送信する、請求項1に記載の通信装置。
  15. 前記処理部は、前記送信装置から受信した前記メッセージの送信期限を示す情報を含む制御情報に基づいて、前記メッセージをUuインタフェースで前記受信装置へ送信する、請求項14に記載の通信装置。
  16. 前記処理部は、中継装置から受信した前記メッセージを前記受信装置へ送信する、請求項1に記載の通信装置。
  17. 前記処理部は、前記送信装置と協調して前記受信装置へ前記メッセージを送信可能であることを示す情報を前記送信装置に通知する、請求項1に記載の通信装置。
  18. 送信装置から受信装置へV2X通信を用いて送信されるメッセージを、プロセッサにより前記送信装置と協調して前記受信装置へ送信すること、
    を含む通信方法。
  19. 送信装置であって、
    前記送信装置と協調してメッセージを送信する通信装置によりV2X通信を用いて送信されるメッセージと前記送信装置がV2X通信を用いて送信するメッセージとを受信装置に合成させるための制御情報を送信する処理部、
    を備える送信装置。
  20. 送信装置によりV2X通信を用いて送信されるメッセージと、前記送信装置と協調してメッセージを送信する通信装置から送信されるメッセージとを、受信した制御情報に基づいて合成する処理部、
    を備える受信装置。
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