JP2017138118A - 測定装置 - Google Patents

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秀徳 姫野
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真喜男 北沢
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Abstract

【課題】三相電路の各相の表示文字を切り替え可能とする。【解決手段】表示部7と、三相電路についての交流電圧を検出して波形データDva,Dvb,Dvcを出力する検出部2,3,4と、各波形データDvに基づいて三相電路の相順を測定する相順測定処理およびこの相順を三相電路についての各相の表示文字と共に表示部7に表示させる表示処理を実行する処理部6と、各相を表す複数種類の表示文字を表示部7に表示させるための表示文字情報が記憶された記憶部と、複数種類の表示文字のうちのいずれかを選択するための操作部8とを備え、処理部6は、操作部8に対する操作によって各相の表示文字のうちのいずれかが選択されたときには、表示処理において、選択された表示文字についての表示文字情報を記憶部から読み出して表示文字を表示部7に表示させる。【選択図】図2

Description

本発明は、三相電路の交流電圧についての相順を測定して表示する測定装置に関するものである。
この種の測定装置として、下記の非特許文献1に開示された検相器を本願出願人は既に提案している。図8に示すように、この検相器51は、3つの検出部52,53,54(具体的には、三相のうちのR相の電路(被覆電線)61に取り付けられる検出部52、S相の電路(被覆電線)62に取り付けられる検出部53およびT相の電路(被覆電線)63に取り付けられる検出部54)と、本体部55とを備え、三相電路61〜63の相順(正相であるか逆相であるか)を測定して本体部55の正面に設けられた表示部56に表示可能に構成されている。
各検出部52,53,54は、被覆電線を挟持可能なクリップ形状に構成されて、接続ケーブル57,58,59を介して本体部55と接続されている。また、また、各検出部52,53,54は、図8に示すように、被覆電線の挟持状態において、この被覆電線の芯線(導体線)に印加されている交流電圧を公知の静電誘導方式で検出して、対応する相の交流電圧の電圧値に応じて振幅が変化する検出信号Sr,Ss,Stをケーブル57,58,59を介して本体部55に出力する。
本体部55は、直方体形状の箱体に形成されて、その内部に不図示の処理回路が配設されている。この処理回路は、ケーブル57,58,59を介して入力した検出信号Sr,Ss,Stに基づいて三相電路61〜63の相順を公知の手法(例えば、特開2006−30149号公報に開示された手法)で測定すると共に、測定した結果に応じた表示形態で表示部56を表示させる。
表示部56は、本体部55の正面に取り付けられた図8に示す各種の絵柄(電源のオンスイッチの位置を示す「ON」の文字の絵柄71a、電源のオフスイッチの位置を示す「OFF」の文字の絵柄71b、および相順を表示させるための後述する種々の絵柄)が形成された樹脂製の表示シート71を備えている。この場合、相順を表示させるための絵柄は、時計回りの方向に沿って弧状に配置された「R」,「S」,「T」の文字の絵柄(以下、単にRSTの絵柄71cともいう)、このRSTの絵柄の下方に等間隔で弧状に配設された半透明の4つの円形の絵柄71d,71e,71f,71g、およびこの円形の絵柄71d,71e,71f,71gの下方に配設された矢印(「R」の絵柄から「T」の絵柄に向かう向きの弧状の矢印)の絵柄71hで構成されている。
また、表示部56は、本体部55の内部における表示シート71の裏面側に配設された不図示の複数の発光ダイオードを備えている。これらの発光ダイオードのうちの4つは、円形の絵柄71d,71e,71f,71gの裏面側に配設され、1つは矢印の絵柄71hの裏面側に配設されている。この構成により、円形の絵柄71d,71e,71f,71gおよび矢印の絵柄71hは、それぞれの裏面側に配設された発光ダイオードが発光状態のときには点灯状態となり、発光ダイオードが非発光状態のときには消灯状態となる。なお、各発光ダイオードは、処理回路によって発光・非発光の制御が行われる。
以上のように構成された検相器51では、処理回路は、検出信号Sr,Ss,Stに基づいて三相電路61〜63の相順を正相であると測定したときには、矢印の絵柄71hの裏面側に配設されている発光ダイオードを発光させて、矢印の絵柄71hを連続して点灯させる動作を実行する。また、処理回路は、円形の絵柄71d,71e,71f,71gの裏面側に配設されている各発光ダイオードを、この順に(時計回りに)1つずつ順番に発光させる動作を繰り返し実行して、円形の絵柄71d,71e,71f,71gをこの順に1つずつ順番に点灯させる処理を繰り返す。これにより、検相器51の使用者は、表示部56がこのような表示形態で表示されていることを目視することで、三相電路(R相、S相およびT相)の相順が正相であること(R相→S相→T相という順に相が回転すること)を認識することが可能となっている。
また、検相器51では、処理回路は、三相電路61〜63の相順を逆相であると測定したときには、矢印の絵柄71hの裏面側に配設されている発光ダイオードの発光を停止させて(非発光状態として)、矢印の絵柄71hを連続して消灯させる動作を実行する。また、処理回路は、円形の絵柄71d,71e,71f,71gの裏面側に配設されている各発光ダイオードを、反時計回りに1つずつ順番に点灯させる動作を繰り返し実行して、円形の絵柄71d,71e,71f,71gをこの順とは逆の順に1つずつ順番に点灯させる処理を繰り返す。これにより、検相器51の使用者は、表示部56がこのような表示形態で表示されていることを目視することにより、三相電路(R相、S相およびT相)の相順が逆相であること(T相→S相→R相という順に相が回転すること)を認識することが可能となっている。
日置電機株式会社、検相器PD3129取扱説明書2015年3月初版、URL<https://www.hioki.co.jp/jp/products/download/?product_key=1532>より入手可能。
ところが、上記した検相器51には、以下の改善すべき課題が存在する。すなわち、この検相器51では、上記したように、所定の順番で形成されたRSTの絵柄71cを基準として、矢印の絵柄71hが点灯したり消灯したりすること、および円形の絵柄71d,71e,71f,71gが時計回りまたは反時計回りで1つずつ順番に点灯することにより、三相電路(R相、S相およびT相)の相順が正相であるか逆相であるかを表示している。しかしながら、三相電路の各相の呼称(表示文字)には、上記した「R」,「S」,「T」以外に、「1」,「2」,「3」や、「U」,「V」,「W」や、「A」,「B」,「C」などの様々の表示文字があることから、この検相器51では、これらの異なる相の表示文字が形成された複数種類の表示シートを予め用意しておき、仕向け地ごとに適合する表示シートを選択して取り付ける作業が必要になる。つまり、仕向け地ごとに使用する部品を交換する必要がある。したがって、この検相器51には、製造の準備に手間がかかるという課題が存在する。このため、三相電路の各相の表示文字を切り替え得る検相器が望まれている。
本発明は、かかる改善すべき課題に鑑みてなされたものであり、三相電路の各相の表示文字を切り替え得る測定装置(検相器)を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく、請求項1記載の測定装置は、表示部と、三相電路についての交流電圧を検出して検出信号を出力する検出部と、前記検出信号に基づいて前記三相電路の相順を測定する相順測定処理および当該測定した相順を当該三相電路についての各相の表示文字と共に前記表示部に表示させる表示処理を実行する処理部とを備えている測定装置であって、前記各相を表す複数種類の表示文字を前記表示部に表示させるための表示文字情報が記憶された記憶部と、前記複数種類の表示文字のうちのいずれかを選択するための操作部とを備え、前記処理部は、前記操作部に対する操作によって前記各相の表示文字のうちのいずれかが選択されたときには、前記表示処理において、当該選択された表示文字についての前記表示文字情報を前記記憶部から読み出して当該表示文字を前記表示部に表示させる。
また、請求項2記載の測定装置は、請求項1記載の測定装置において、前記記憶部には、前記複数種類の表示文字にそれぞれ対応する前記三相電路の前記交流電圧の名称であって当該対応する相の前記表示文字を一部に含む名称を前記表示部に表示させるための名称情報が記憶され、前記処理部は、前記検出信号に基づいて前記交流電圧の電圧値を測定する電圧測定処理を実行すると共に、前記表示処理において、前記選択された表示文字に対応する前記名称についての前記名称情報を前記記憶部から読み出して前記測定した電圧値と共に当該名称を前記表示部に表示させる。
さらに、請求項3記載の測定装置は、請求項1または2記載の測定装置において、前記処理部は、前記電圧測定処理の実行中は、当該電圧測定処理の実行中を示す記号を、視認し得る周期で点滅させるかまたは色を変えて前記表示部に表示させる。
請求項1記載の測定装置では、操作部に対する操作によって各相の表示文字のいずれかが選択されたときには、処理部が、表示処理において、この選択された各相の表示文字情報を記憶部から読み出して選択された各相の表示文字を表示部に表示させる。したがって、この測定装置によれば、測定装置の使用者は操作部を操作することで、表示部に表示される各相の表示文字を切り替えることができる。このため、この測定装置では、仕向け地ごとに適合する表示シートを選択して取り付ける作業を不要にできて、仕向け地ごとに使用する部品を交換する必要がなくなることから、製造の準備にかかる手間を低減することができる。
また、請求項2記載の測定装置によれば、各相の表示文字に対応する三相電路の各交流電圧の名称を、選択した各相の表示文字に対応して自動的に変更して表示部に表示させることができる。したがって、この測定装置によれば、表示部に表示されている各交流電圧がどのような線間電圧であるのかを正確に把握することができる。
さらに、請求項3記載の測定装置によれば、電圧測定処理の実行中に、この処理の実行中を示す記号が、認識し得る周期で点滅したり、色が変化したりする状態で表示部に表示されるため、測定装置の使用者が、測定装置が正常に測定動作を継続していることを認識することができる。
測定装置1の構成を示す外観図である。 測定装置1の構成を示す構成図である。 表示部7の液晶パネル31の構成を示す正面図である。 「R」,「S」および「T」を表示文字として選択した状態において、測定された相順が正相のときの液晶パネル31の正面図である。 「R」,「S」および「T」を表示文字として選択した状態において、測定された相順が逆相のときの液晶パネル31の正面図である。 「1」,「2」および「3」を表示文字として選択した状態において、測定された相順が正相のときの液晶パネル31の正面図である。 「1」,「2」および「3」を表示文字として選択した状態において、測定された相順が逆相のときの液晶パネル31の正面図である。 検相器51の構成を示す構成図である。
以下、測定装置の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
まず、測定装置の一例である図1に示す測定装置1の構成について説明する。この測定装置1は、図1に示すように、3つの検出部2,3,4(具体的には、三相電路のうちのR相の電路に取り付けられる検出部2、S相の電路に取り付けられる検出部3およびT相の電路に取り付けられる検出部4)と、本体部5と、本体部5内に配設された処理部6(図2参照)と、本体部5の正面に配設された表示部7および操作部8とを備え、測定対象となる三相電路(本例では、R相、S相およびT相で構成される三相電路、または1相、2相および3相で構成される三相電路)についての交流電圧(線間電圧VRS,VST,VTR、または線間電圧V12,V23,V31)および三相電路の相順(正相であるか逆相であるか)を測定して表示可能に構成されている。
検出部2,3,4は、例えば、特開2010−25918号公報に開示された公知の電圧検出装置(金属非接触方式の電圧検出装置)を用いてそれぞれ構成されている。各検出部2,3,4は、三相電路を構成する各相の各被覆電線を挟持可能なクリップ形状に電気的絶縁性を有する合成樹脂材料を用いて構成されて、接続ケーブル11,12,13を介して本体部5と接続されている。また、各検出部2,3,4は、図2に示すように、被覆電線の挟持状態においてこの被覆電線の芯線(導体線)と静電容量結合する検出電極(検出部2では検出電極21a,検出部3では検出電極21b,検出部4では検出電極21c。以下、特に区別しないときには検出電極21ともいう)、および検出電極21に接続されて被覆電線の芯線に生じている交流電圧をリアルタイムで検出してこの交流電圧の波形データ(検出部2では波形データDva,検出部3では波形データDvb,検出部4では波形データDvc。以下、特に区別しないときには波形データDvともいう)を検出信号として出力する検出回路部(検出部2では検出回路部22a,検出部3では検出回路部22b,検出部4では検出回路部22c。以下、特に区別しないときには検出回路部22ともいう)を内部に備えている。
本体部5は、例えば、電気的絶縁性を有する合成樹脂材料を用いて外形がほぼ直方体の箱体に形成されている。本体部5の内部には、処理部6および不図示の電池(測定装置1を構成する検出部2,3,4、処理部6および表示部7に作動用電圧を供給する電源)が配置されている。また、本体部5の正面側に位置する壁面(フロントパネル)には、表示部7が配設されている。
処理部6は、一例としてCPUおよび記憶部としてのメモリ(いずれも図示せず)で構成されて、検出部2,3,4から出力される各波形データDvに基づいて、各線間電圧(線間電圧VRS,VST,VTRまたは線間電圧V12,V23,V31)を測定(算出)する電圧測定処理および三相電路の相順を測定する相順測定処理を実行する。この場合、処理部6は、電圧測定処理では、例えば、特開2010−25918号公報に開示された公知の手法を用いることで、各波形データDvから各線間電圧を測定(算出)することができ、また相順測定処理では、例えば、特開2006−30149号公報に開示された公知の手法を用いることで、相順を測定することができる。
また、処理部6は、測定した相順を各相の表示文字と共に、また、測定した各線間電圧を各線間電圧の名称と共に表示部7に出力して表示情報として表示させる表示処理を実行する。このように表示部7に表示される各相の表示文字については、操作部8に対する操作(測定装置1の使用者の操作)によって後述するように「R」,「S」および「T」の表示文字の組、並びに「1」,「2」および「3」の表示文字の組の2種類の表示文字の組のうちから選択されたいずれか1種類の表示文字の組のものである。また、このように表示部7に表示させる各線間電圧の名称については、この選択された各相の表示文字に対応する名称(「R」,「S」および「T」の表示文字の組が選択されたときには、この表示文字に対応する名称「VRS」,「VST」および「VTR」、また、「1」,「2」および「3」の表示文字の組が選択されたときには、この表示文字に対応する名称「V12」,「V23」および「V31」)であり、いずれも対応する相の表示文字を一部に含む名称となっている。
また、処理部6は、表示処理において、後述するように表示部7の一部を構成すると共に複数色で発光可能な後述のバックライト32に対して、測定した相順が正相のときには複数色のうちの予め正相に対応付けられた色(1色)である正相色を選択してこの正相色で発光させ、測定した相順が逆相のときには複数色のうちの予め逆相に対応付けられた正相色とは異なる色(1色)である逆相色を選択してこの逆相色で発光させる制御を実行する。この場合、処理部6は、表示処理において、発光させる色を指定する色情報を表示部7に出力することで、この色情報で指定した色にバックライト32を発光させる。
また、メモリには、測定対象となり得る三相電路の各相の表示文字(複数種類の表示文字)を表示部7に表示させるための表示文字情報が記憶されると共に、各表示文字に対応する三相電路の交流電圧の名称(複数種類の名称)を表示部7に表示させるための名称情報が記憶されている。本例では、R相、S相およびT相で構成される三相電路と、1相、2相および3相で構成される三相電路が測定対象となり得るため、各相の表示文字として、R相、S相およびT相の表示文字(「R」,「S」,「T」)についての表示文字情報と、1相、2相および3相の表示文字(「1」,「2」,「3」)についての表示文字情報と、R相、S相およびT相の三相電路の交流電圧である線間電圧VRS,VST,VTRの名称(「VRS」,「VST」,「VTR」)についての名称情報と、1相、2相および3相の三相電路の交流電圧である線間電圧V12,V23,V31の名称(「V12」,「V23」,「V31」)についての名称情報とがメモリに記憶されている。
表示部7は、例えば、図2に示すように、表示面に情報を表示させる表示パネルとしての1つの液晶パネル31、および液晶パネル31の表示面に照明光を照射可能な光源32(この例では一例としてバックライト。以下、バックライト32ともいう)を備えている。また、表示部7は、処理部6から入力した情報(各相の線間電圧(各電圧を示す数値情報)、各相の交流電圧についての名称情報、各相の表示文字についての表示文字情報、および相順を示す相順情報)に基づいて液晶パネル31を駆動して表示情報(各相の線間電圧、各相の交流電圧の名称、各相の表示文字および相順)を液晶パネル31に表示させると共に処理部6から入力した色情報で指定された色でバックライト32を発光させる不図示の駆動回路を備えている。つまり、表示部7は、光源(バックライト)32からの照射光(光源32の発光色と同色の光)で照明可能な液晶パネル31を有する構成となっている。
具体的には、液晶パネル31は、図3に示すように、各相の線間電圧(具体的には、各線間電圧の電圧値を示す数字41a,41b,41c)、各線間電圧の名称(各名称を示す文字42a,42b,42c)、各相の表示文字43、および相順を示す矢印記号44を表示させるために必要な複数のセグメントが予め規定された形状(例えば、数字表示のための7セグメント形状や、英数字表示のための14セグメント形状や、相順表示のための矢印形状など)でかつ予め規定された位置に配置されて構成されている。この液晶パネル31では、駆動回路が処理部6から入力した上記の各電圧を示す数値情報などの情報に基づき、複数のセグメントのうちの必要なセグメントを表示状態に駆動し、かつ不必要なセグメントを非表示状態に駆動することで、上記の各表示情報を表示面に表示させる。なお、この例では、液晶パネル31はこのようにセグメント方式の表示パネルで構成されているが、ドットマトリクス方式の表示パネル(モノクロの表示パネル)で構成されていてもよい。
バックライト32は、複数色で発光可能に構成されている。この液晶パネル31では、駆動回路が処理部6から入力した色情報に基づき、複数色のうちのこの色情報で指定された色でバックライト32を発光させる。本例では一例として、バックライト32は、正相色としての緑色およびこの正相色とは異なる逆相色としての赤色の2色で発光可能に構成されている。なお、正相色および逆相色は、上記の色に限定されず、互いに異なる色である限り、青色と橙色、白色と赤色など、任意の色の組み合わせとすることができる。また、バックライト32には、エッジライト方式(サイドライト方式または導光板方式ともいう)のものや、直下型方式のものが含まれるものとする。なお、本例では、液晶パネル31の表示面に裏側から照明光を照射するバックライト32を光源32として用いる構成を採用しているが、バックライトに代えて、液晶パネル31の表示面の表側から照明光を照射するフロントライトを光源として用いる構成を採用することもできる。
操作部8は、例えば、電源スイッチを含む複数のプッシュ式スイッチ(本例では3つのスイッチ)で構成されている。また、操作部8は、例えば、これらのスイッチに対して予め規定された手順で操作が行われたときには、処理部6に対していずれか1種類の表示文字として「R」,「S」および「T」の表示文字(の組)が選択されたことを示す選択情報を出力し、また、予め規定された他の手順で操作が行われたときには、処理部6に対して他のいずれか1種類の表示文字として「1」,「2」および「3」の表示文字(の組)が選択されたことを示す選択情報を出力する。
次に、測定装置1の動作について説明する。なお、検出部2は、対応する相(本例では、R相または1相)の被覆電線を挟持する状態でこの被覆電線に取り付けられ、検出部3は、対応する相(本例では、S相または2相)の被覆電線を挟持する状態でこの被覆電線に取り付けられ、かつ検出部4は、対応する相(本例では、T相または3相)の被覆電線を挟持する状態でこの被覆電線に取り付けられているものとする。
この測定装置1では、検出部2,3,4が、対応する被覆電線の芯線に生じている交流電圧を検出すると共に、この交流電圧の波形データDva,Dvb,Dvcを検出信号として、接続ケーブル11,12,13を介して本体部5内の処理部6に出力する。
この状態において、まず、測定装置1の使用者は、操作部8に対する操作を行うことで、複数種類の表示文字(本例では、上記したように「R」,「S」および「T」の表示文字の組、並びに「1」,「2」および「3」の表示文字の組の2種類の表示文字の組(2種類の表示文字))のうちのいずれか1種類を選択する。具体的には、現在、測定装置1を使用している地域での各相の呼称に合致する表示文字を選択する。本例では一例として、現在の地域での各相の呼称がR相、S相およびT相であるものとし、「R」,「S」および「T」の表示文字を選択したものとする。これにより、操作部8は、処理部6に対して「R」,「S」および「T」の表示文字が選択されたことを示す選択情報を出力する。
処理部6は、操作部8から選択情報が出力されたか否かを検出しつつ選択情報の出力を検出したときには出力された選択情報を取得してメモリに更新記憶する選択情報記憶処理、および検出部2,3,4から出力される波形データDva,Dvb,Dvcを取得して記憶(例えば、相順の測定に必要な直近の規定数ずつ記憶)する波形記憶処理を実行しつつ、記憶されている選択情報に基づいて表示情報(各相の表示文字および各線間電圧の名称)を特定する処理(以下では特定処理ともいう)と、記憶されている各波形データDva,Dvb,Dvcに基づいて表示情報である線間電圧および相順を測定(算出)する電圧測定処理および相順測定処理とを、予め規定された周期(例えば、表示部7の表示更新周期と同じ周期)で実行する。
また、処理部6は、上記した特定処理、電圧測定処理および相順測定処理を実行する都度(例えば表示更新周期で)、特定した各相の表示文字などの表示情報および測定した線間電圧などの表示情報を表示部7に表示させるための情報(各相の線間電圧を示す数値情報、各相の交流電圧についての名称情報、各相の表示文字についての表示文字情報、および相順を示す相順情報)を表示部7に出力して、これらの表示情報を表示部7に表示させる表示処理を実行する。また、処理部6は、この表示処理において、測定した相順に対応する色(測定した相順が正相のときには正相色であり、逆相のときには逆相色)を指定する色情報を表示部7に出力する。
この場合、メモリに記憶されている選択情報は「R」,「S」および「T」の表示文字が選択されたことを示す情報であるため、処理部6は、この選択情報に基づき表示部7(の液晶パネル31)に表示させる表示情報としての各相の交流電圧の名称は「VRS」,「VST」および「VTR」であり、かつ各相の表示文字は「R」,「S」および「T」であることを特定処理において特定して、この名称および表示文字に対応する表示文字情報および名称情報をメモリから読み出して、電圧測定処理で測定した線間電圧を示す数値情報および相順測定処理で測定した相順を示す相順情報と共に表示部7に出力する。
表示部7では、駆動回路が、処理部6から入力した情報に基づき、複数のセグメントのうちの必要なセグメントを表示状態に駆動し、かつ不必要なセグメントを非表示状態に駆動することで、この表示情報(線間電圧VRS,VST,VTRの各電圧値を示す数字41a,41b,41c、各相の交流電圧(線間電圧VRS,VST,VTR)についての名称「VRS」,「VST」,「VTR」を示す文字42a,42b,42c、相順を示す矢印記号44、および各相(「R」,「S」,「T」)の表示文字43)を液晶パネル31の表示面に表示させると共に、処理部6から入力した色情報に基づき、この色情報で指定された色でバックライト32を発光させる。
この例では、液晶パネル31の表示面には、線間電圧VRS,VST,VTRの各電圧値を示す各数字41a,41b,41cの左側に、対応する線間電圧の名称を示す文字42a,42b,42c(この例では、「VRS」,「VST」,「VTR」)が表示される。なお、本例では、各文字「VRS」,「VST」,「VTR」の下側に交流電圧であることを示す記号「〜」が表示される構成を採用しているが、この記号「〜」の表示を行わない構成とすることもできる。
また、この例では一例として、液晶パネル31の表示面には、線間電圧VRS,VST,VTRの各電圧値を示す各数字41a,41b,41cの上側に各相の表示文字43(本例では、「R」,「S」および「T」がこの順で左側から右側に配設された文字列)が表示されると共に、この表示文字43の上側に矢印記号44が相順を示す向きで表示される(つまり、相順を示す矢印記号44が表示される)。このようにしてこの測定装置1では、矢印記号44の向きと表示文字43とに基づいて現在の相順が表示される。なお、矢印記号44については、現在の弧状の形状に代えて直線状の形状で表示させる構成としてもよいし、表示文字43の下側に表示させる構成としてもよい。
この構成により、測定装置1では、測定した相順が正相のとき(R相→S相→T相の順に相が回転しているとき)には、例えば、図4に示すように、線間電圧VRS,VST,VTRの各電圧値を示す数字41a,41b,41cが表示情報として表示されると共に、線間電圧VRS,VST,VTRの名称を示す文字42a,42b,42c(「VRS」,「VST」,「VTR」)が表示情報として液晶パネル31の表示面に表示される。また、各相の表示文字43(「R」,「S」,「T」)が表示情報として表示されると共に、相順を示す矢印記号44(正相であることを示すために、表示文字43のうちの文字「R」から文字「T」に向かう向きの矢印)が表示情報として液晶パネル31の表示面に表示される。また、バックライト32が正相色である緑色で発光するため、液晶パネル31の表示面は、この緑色で照明される(緑色に光る)。
一方、測定装置1では、測定した相順が逆相のとき(T相→S相→R相の順に相が回転しているとき)には、例えば、図5に示すように、線間電圧VRS,VST,VTRの各電圧値を示す数字41a,41b,41cが表示情報として表示されると共に、線間電圧VRS,VST,VTRの名称を示す文字42a,42b,42c(「VRS」,「VST」,「VTR」)が表示情報として液晶パネル31の表示面に表示される。また、各相の表示文字43(「R」,「S」,「T」)が表示情報として表示されると共に、相順を示す矢印記号44(逆相であることを示すために、表示文字43のうちの文字「T」から文字「R」に向かう向きの矢印)が表示情報として液晶パネル31の表示面に表示される。また、バックライト32が逆相色である赤色で発光するため、液晶パネル31の表示面は、この赤色で照明される(赤色に光る)。
これにより、測定装置1の使用者は、液晶パネル31の表示面に表示されている表示情報のうちの各相の表示文字43(「R」,「S」,「T」)と共に相順を示すための矢印記号44を視認することにより、相順(正相であるか逆相であるか)を把握することが可能となっている。また、表示されている表示情報のうちの線間電圧VRS,VST,VTRの名称を示す文字42a,42b,42c(「VRS」,「VST」,「VTR」)と共に各文字42a,42b,42cに対応して表示されている数字41a,41b,41cを視認することにより、各線間電圧VRS,VST,VTRの各電圧値を把握することが可能となっている。また、測定装置1の使用者は、相順を示す矢印記号44の向きを視認できない場合(例えば、使用者が本体部5から離れていてこの矢印の向きを判読できない場合など)であっても、液晶パネル31の表示面の発光色(照射光の色)を視認し、視認した発光色が正相色の緑色であるか逆相色の赤色であるかに基づいて、相順を把握することが可能となっている。
また、この測定装置1では、測定装置1を使用している地域での各相の呼称に合致する表示文字として、使用者が操作部8に対する操作を実行して「1」,「2」および「3」の表示文字を選択したときには、操作部8は、処理部6に対して「1」,「2」および「3」の表示文字が選択されたことを示す選択情報を出力する。
この場合、処理部6は、この選択情報を取得してメモリに更新記憶する選択情報記憶処理を実行する。これにより、メモリに記憶されている選択情報は「1」,「2」および「3」の表示文字が選択されたことを示す情報であるため、処理部6は、特定処理において、この選択情報に基づき表示部7(の液晶パネル31)に表示させる表示情報としての各相の交流電圧の名称は「V12」,「V23」および「V31」であり、かつ各相の表示文字は「1」,「2」および「3」であることを特定する。このため、処理部6は、電圧測定処理で測定した線間電圧を示す数値情報および相順測定処理で測定した相順を示す相順情報と共に、この名称および表示文字に対応する表示文字情報および名称情報をメモリから読み出して表示部7に出力する。
したがって、この例では、液晶パネル31の表示面には、線間電圧V12,V23,V31の電圧値を示す各数字41a,41b,41cの左側に、対応する線間電圧の名称を示す文字42a,42b,42c(「V12」,「V23」,「V31」)が表示される。
また、液晶パネル31の表示面には、線間電圧V12,V23,V31の電圧値を示す各数字41a,41b,41cの上側に各相の表示文字43(本例では、「1」,「2」および「3」がこの順で左側から右側に配設された文字列)が表示されると共に、この表示文字43の上側に相順を示す矢印記号44(その向きと表示文字43とに基づいて相順を表示するための矢印)が表示される。
この構成により、測定装置1では、測定した相順が正相のとき(1相→2相→3相の順に相が回転しているとき)には、例えば、図6に示すように、線間電圧V12,V23,V31の各電圧値を示す数字41a,41b,41cが表示情報として表示されると共に、線間電圧V12,V23,V31の名称を示す文字42a,42b,42c(「V12」,「V23」,「V31」)が表示情報として液晶パネル31の表示面に表示される。また、各相の表示文字43(「1」,「2」,「3」)が表示情報として表示されると共に、相順を示す矢印記号44(正相であることを示すために、表示文字43のうちの文字「1」から文字「3」に向かう向きの矢印)が表示情報として液晶パネル31の表示面に表示される。また、バックライト32が正相色である緑色で発光するため、液晶パネル31の表示面は、この緑色で照明される(緑色に光る)。
一方、測定装置1では、測定した相順が逆相のとき(3相→2相→1相の順に相が回転しているとき)には、例えば、図7に示すように、線間電圧V12,V23,V31の各電圧値を示す数字41a,41b,41cが表示情報として表示されると共に、線間電圧V12,V23,V31の名称を示す文字42a,42b,42c(「V12」,「V23」,「V31」)が表示情報として液晶パネル31の表示面に表示される。また、各相の表示文字43(「1」,「2」,「3」)が表示情報として表示されると共に、相順を示す矢印記号44(逆相であることを示すために、表示文字43のうちの文字「3」から文字「1」に向かう向きの矢印)が表示情報として液晶パネル31の表示面に表示される。また、バックライト32が逆相色である赤色で発光するため、液晶パネル31の表示面は、この赤色で照明される(赤色に光る)。
これにより、測定装置1の使用者は、液晶パネル31の表示面に表示されている表示情報のうちの各相の表示文字43(「1」,「2」,「3」)と共に相順を示すための矢印記号44を視認することにより、相順(正相であるか逆相であるか)を把握することが可能となっている。また、表示されている表示情報のうちの線間電圧V12,V23,V31の名称を示す文字42a,42b,42c(「V12」,「V23」,「V31」)と共に各文字42a,42b,42cに対応して表示されている数字41a,41b,41cを視認することにより、各線間電圧V12,V23,V31の各電圧値を把握することが可能となっている。また、測定装置1の使用者は、相順を示す矢印記号44の向きを視認できない場合であっても、液晶パネル31の表示面の発光色(液晶パネル31への照射光の色)を視認し、視認した発光色が正相色の緑色であるか逆相色の赤色であるかに基づいて、相順を把握することが可能となっている。
このように、この測定装置1では、測定対象となり得る三相電路の各相の表示文字(本例では、表示文字(「R」,「S」,「T」)および表示文字(「1」,「2」,「3」))を表示部7に表示させるための表示文字情報が記憶されたメモリ(記憶部)と、これら複数種類(本例では2種類)の表示文字のうちのいずれか1種類を選択するための操作部8とを備え、処理部6は、操作部8に対する操作によって各相の表示文字がいずれか1種類選択されたときには、測定した相順を示す矢印記号44を各相の表示文字43と共に表示部7に表示させる表示処理において、この選択された1種類の各相の表示文字情報をメモリから読み出して選択された各相の表示文字43を表示部7に表示させる。
したがって、この測定装置1によれば、測定装置1の使用者は操作部8を操作することで、表示部7に表示される各相の表示文字43を「R」,「S」および「T」の組から「1」,「2」および「3」の組に、また逆に「1」,「2」および「3」の組から「R」,「S」および「T」の組に切り替えることができる。このため、背景技術で説明した検相器とは異なり、仕向け地ごとに適合する表示シートを選択して取り付ける作業が不要になって、仕向け地ごとに使用する部品を交換する必要がなくなる結果、製造の準備にかかる手間を低減することができる。
また、この測定装置1では、メモリ(記憶部)には、測定対象となり得る三相電路の各相の表示文字(本例では、表示文字(「R」,「S」,「T」)(と、)および表示文字(「1」,「2」,「3」))にそれぞれ対応する各相の交流電圧の名称であって、対応する相の表示文字を一部に含む名称(本例では、R相、S相およびT相の交流電圧の名称であって、これらの文字「R」,「S」,「T」を一部に含む名称「VRS」,「VST」,「VTR」、および1相、2相および3相の交流電圧の名称であって、これらの文字「1」,「2」,「3」を一部に含む名称「V12」,「V23」,「V31」)を表示させるための名称情報が記憶され、処理部6は、表示処理において、操作部8に対する操作によって選択された1種類の各相(の表示文字)に対応する名称情報を読み出して、測定した各相の交流電圧(線間電圧)の電圧値を示す数字41a,41b,41cと共に各相の名称を示す文字42a,42b,42cを表示部7に表示させる。
このため、この測定装置1では、各相の表示文字に対応する名称を示す文字42a,42b,42cが、選択した1種類の各相の表示文字43に対応して自動的に変更される。つまり、この測定装置1では、選択した1種類の各相の表示文字43が「R」,「S」および「T」のときには表示部7に表示される各相の名称を示す文字42a,42b,42cが「VRS」,「VST」,「VTR」に自動的に変更され、選択した1種類の各相の表示文字43が「1」,「2」および「3」のときには表示部7に表示される各相の名称を示す文字42a,42b,42cが「V12」,「V23」,「V31」に自動的に変更される。したがって、この測定装置1によれば、表示部7に表示されている各数字41a,41b,41cで示される電圧値がどのような線間電圧であるのかを正確に把握することができる。
なお、上記の表示部7では、セグメント方式の表示パネルやドットマトリクス方式のモノクロの表示パネルで構成された液晶パネル31を用いて、上記の各表示情報(各相の線間電圧の電圧値を示す数字41a,41b,41c、各相の交流電圧の名称を示す文字42a,42b,42c、各相の表示文字43および相順を示すための矢印記号44)を表示面に表示させたり、光源32からこの液晶パネル31の表示面に照射される照射光の色を変えることで表示面の発光色を正相色や逆相色に変更する構成を採用しているが、図示はしないが、ドットマトリクス方式のカラー表示パネルを用いて表示部7を構成することもできる。この構成を採用した測定装置でも、処理部は、カラー表示パネルに上記の表示情報(各相の線間電圧の電圧値を示す数字、各相の交流電圧の名称を示す文字、各相の表示文字および相順を示すための矢印記号)を表示させることが可能であると共に、表示されるこの表示情報を構成する各画像の色、および背景画像(表示情報の画像を構成しているドット以外のドットで構成される画像)の色を任意の色で表示させることが可能となっている。
したがって、この構成を採用した測定装置でも、処理部は、選択された1種類の各相の表示文字をメモリから読み出して表示部に表示させることができるため、測定装置の使用者の操作部に対する操作内容に応じて表示部に表示させる各相の表示文字を切り替えることができる。また、この際に、各相の名称についても切り替えて表示させることができる。また、処理部は、表示処理において、カラー表示パネルに表示されている予め規定された画像の色を、測定した相順が正相のときには正相色で表示させ、測定した相順が逆相のときには逆相色で表示させる構成を採用することができるため、この測定装置においても、使用者はこの予め規定された画像の色に基づいて相順を正確に認識することができる。この場合、正相色で表示させたり、逆相色で表示させりする予め規定された画像としては、上記した各画像(文字や数値や記号の画像、および背景画像(単色の背景画像が好ましい))のうちの予め規定された1つの画像とするのが好ましい。
また、特に、背景画像(単色の背景画像)を予め規定された画像とする構成の測定装置によれば、液晶パネル全体の背景色が、測定した相順に予め対応付けられた色で表示されるため、液晶パネルに表示される相順を示す記号(例えば、測定装置1と同様の矢印記号44の向き)を視認できない場合であっても、液晶パネルの背景色に基づいて相順を正確かつ容易に把握することができる。また、この測定装置によれば、線間電圧の各電圧値の表示領域の背景色が相順に予め対応付けられた色に変わるため、測定装置の使用者が線間電圧の各電圧値を注視せざるを得ない状況下においても、この表示領域の背景色に基づいて、測定された相順を正確かつ容易に認識することができる。
また、上記の各測定装置では、液晶パネルに表示されている線間電圧の各電圧値や相順を示す矢印記号は、処理部により、表示更新の周期で最新の内容に更新されている。このため、測定装置の使用者は、例えば、表示されている各電圧値が多少でも変化しているとき(表示更新の周期で変化しているとき)には、この表示状態に基づいて、測定装置が正常に測定動作を継続していることを認識することが可能である。しかしながら、例えば、線間電圧の各電圧値が安定しているときには、液晶パネルには、各電圧値として同じ数値が連続して表示される。このような表示状態のときには、表示されている各電圧値が変化していないため、測定装置の使用者は、測定装置が正常に測定動作を継続していないのではないかとの不安を抱く場合がある。
そこで、このような不安を使用者に抱かせることを解消すべく、上記の各測定装置のうちの測定装置1においては、処理部6が電圧測定処理を正常に実行しているときには、電圧測定処理の実行中を示す記号を、使用者が視認し得る周期で液晶パネル31に点滅表示させる構成を採用するのが好ましい。この場合、電圧測定処理の実行中を示す記号は専用の記号でもよいが、既存の記号(例えば、図4〜図7中の「〜」の記号、「V」の記号や「VRS」などの記号)を点滅表示させる構成を採用することもできるし、各電圧値(数字41a,41b,41c)の数字を点滅表示させる構成を採用することもできる。この際に、測定装置が、処理部6による電圧測定処理での各電圧値の測定周期を使用者が任意に設定可能な構成を採用しているときには、処理部6がこの設定された測定周期の長短に応じてこの記号の点滅表示の周期を長短させる構成(測定周期が長いときには点滅表示の周期を長くし、測定周期が短いときには点滅表示の周期を短くする構成)を採用することもできる。この構成によれば、記号の点滅表示の周期の長短を視認することで、測定周期の長短を確認することができる。
また、上記の各測定装置のうちのカラー表示パネルを有する測定装置においては、処理部が、電圧測定処理を正常に実行しているときには、この電圧測定処理の実行中を示す記号(上記の測定装置1のときと同じ記号)の画像を、視認し得る周期で色を変えて(例えば、複数の色を順番に変えて(2つの色の場合には各色を交互に変えて))カラー表示パネルに表示させる構成を採用するのが好ましい。また、この構成において、色を変える周期を上記のようにして長くしたり短くしたりすることもできる。
また、上記の各測定装置では、測定対象となり得る三相電路の各相の表示文字として、表示文字「R」,「S」および「T」の組と、表示文字「1」,「2」および「3」の組との2種類のうちからいずれか1種類を選択し得る構成を採用しているが、選択し得る表示文字については、この2種類に限定されない。例えば、表示文字「R」,「S」および「T」の組、表示文字「1」,「2」および「3」の組、表示文字「U」,「V」および「W」の組、並びに表示文字「A」,「B」および「C」の組のうちの任意の2種類以上とすることもできる。
また、上記の各測定装置では、三相電路の相順および表示文字と共に、各相の交流電圧(線間電圧)についての情報(各電圧値および各名称)についても表示部に表示させる構成を採用しているが、三相電路の相順および表示文字だけを表示部に表示させる構成を採用することもできる。
また、上記の各測定装置では、各検出部2,3,4を金属非接触方式の電圧検出装置で構成しているが、これに限定されず、対応する相の被覆電線の芯線(導体線)に各検出部2,3,4を直接接続(金属同士を接触させての接続)する構成を採用した測定装置においても、この構成以外の構成を上記した各測定装置と同じ構成とすることにより、同様の効果を奏することができる。
1 測定装置
2,3,4 検出部
6 処理部
7 表示部
8 操作部

Claims (3)

  1. 表示部と、三相電路についての交流電圧を検出して検出信号を出力する検出部と、前記検出信号に基づいて前記三相電路の相順を測定する相順測定処理および当該測定した相順を当該三相電路についての各相の表示文字と共に前記表示部に表示させる表示処理を実行する処理部とを備えている測定装置であって、
    前記各相を表す複数種類の表示文字を前記表示部に表示させるための表示文字情報が記憶された記憶部と、
    前記複数種類の表示文字のうちのいずれかを選択するための操作部とを備え、
    前記処理部は、前記操作部に対する操作によって前記各相の表示文字のうちのいずれかが選択されたときには、前記表示処理において、当該選択された表示文字についての前記表示文字情報を前記記憶部から読み出して当該表示文字を前記表示部に表示させる測定装置。
  2. 前記記憶部には、前記複数種類の表示文字にそれぞれ対応する前記三相電路の前記交流電圧の名称であって当該対応する相の前記表示文字を一部に含む名称を前記表示部に表示させるための名称情報が記憶され、
    前記処理部は、前記検出信号に基づいて前記交流電圧の電圧値を測定する電圧測定処理を実行すると共に、前記表示処理において、前記選択された表示文字に対応する前記名称についての前記名称情報を前記記憶部から読み出して前記測定した電圧値と共に当該名称を前記表示部に表示させる請求項1記載の測定装置。
  3. 前記処理部は、前記電圧測定処理の実行中は、当該電圧測定処理の実行中を示す記号を、視認し得る周期で点滅させるかまたは色を変えて前記表示部に表示させる請求項1または2記載の測定装置。
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