JP2017137062A - 袋体および包装体 - Google Patents

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【課題】 上部シール部への内容物の付着を抑止することができ、耐水性にも、通気能力にも優れた袋体と、このような袋体で包装された包装体を提供する。【解決手段】 この包装体1は、少なくとも最内層にヒートシール層を含むシート状の積層体(積層シート)2から構成されたもので、前記積層シート2の上縁部を、このヒートシール層同士が相対するよう二つ折りし、開口部4以外の縁部をヒートシールして(縦シール部6,6を形成して)袋体とし、前記開口部4から内容物を投入ないし充填した後、この開口部4の下方をヒートシールして横シール部5を形成したものである。【選択図】 図1

Description

この発明は、脱酸素剤などを封入するのに好適な、袋体および包装体に関するものである。
より詳しくは、上部シール部への内容物の付着が抑止された、二方シールまたは三方シール袋体およびこれを用いて形成された包装体に関するものである。
従来、種々の内容物を入れるため、プラスチック製の包装材料を用いて製袋した二方シールまたは三方シール袋体がある。
このような袋体は、包装材料の最内層にあるシール層を対向させて重ね合わせ、その周辺端部をヒートシールして製造されるもので、当該袋体の開口部(充填口)から、例えば、脱酸素剤などの薬剤、飲食品、医薬品、化粧品、洗剤、化学品、雑貨品などの種々の内容物が充填・包装されて、包装体を形成するものである。
例えば、還元鉄粉を主剤とする脱酸素剤(鉄系脱酸素剤)は、食品などの酸素の影響を受けやすい物品の保存用に、酸素の除去を目的として広く使用されている。
このような脱酸素剤は、通常、通気性包装材料を用いて製袋した袋体に、微粉体を含む鉄粉組成物を充填・包装し、脱酸素剤包装体とされる。
例えば、特開2011−072890号公報(特許文献1)においては、十分な含水量を有して酸素吸収性能を向上でき、自動充填包装時の当該脱酸素剤の飛散を顕著に抑制できる脱酸素剤が提案されている。
この脱酸素剤は、鉄粉と、アルカリ金属塩と、保水材と、活性炭とを含み、一定の水分を含む粉体状の脱酸素剤であって、当該活性炭として、飽和量の水分を含む活性炭を用いるものである。
さらに、特開2001−225877号公報(特許文献2)においては、脱酸素剤の充填時に、鉄粉の一部が粉塵となって飛散して、包装体の外面に付着すること、を実質的に防止する脱酸素剤包装体の製造方法が提案されている。
この脱酸素剤包装体の製造方法は、還元鉄粉を主剤とする脱酸素剤を、自動充填包装機を用いて通気性包装材料により充填包装するもので、前記還元鉄粉に含まれる、200メッシュ標準篩をパスする、微粉状の還元鉄粉の、還元鉄粉全量に対する占有率が5重量%以下であることを特徴とするものである。
さらにまた、特開平07−149374号公報(特許文献3)においては、使用時までに脱酸素剤が性能低下することがなく、極めて取扱性に優れる脱酸素剤二重包装体が開示されている。
この脱酸素剤二重包装体は、非通気性の外材とシール層とが、積層接着されてなる外包材と、通気性を有する内材と通気性を有するシール層とが積層接着されてなる内包材とからなるもので、
前記外包材の横幅が該内包材の横幅より広く、前記外包材のシール層と内包材の通気性を有する内材とが貼り合わせることなく、重ね合わせてなる二重包装材料を、通気性を有するシール層を内面として重ね合わせ、
重ね合わさる通気性を有するシール層の間に脱酸素剤を配し、周縁部においてシール層と通気性を有する内材とを接着し、かつ、通気性を有する内材同士を接着してなるもので、
さらに、幅広の外包材が重ね合わさる外縁部で、外包材のシール層同士を接着してなるものである。
特開2011−072890号公報(特許請求の範囲) 特開2001−225877号公報(特許請求の範囲) 特開平07−149374号公報(特許請求の範囲,図1)
しかしながら、内容物、特に鉄系脱酸素剤などの粒状の内容物を、プラスチック製包装材料を用いて製袋した二方シールまたは三方シール袋体に充填・包装した場合、その充填口の上部をヒートシールする際、内容物が吹き出して上部のシール部に付着するため、この上部のシール部に内容物を挟み込んだ状態で、ヒートシールしてしまうという不具合が生じるという問題があった。
さらに、上部のシール部同士が対向するよう二つ折りする際に、ズレが生じることがあるので、前記と同様に、前記シール部に内容物が付着して不具合が生じるという問題があった。
特に、前記脱酸素剤は、黒色である一方、前記袋体のシール部は白色であるため、シール部に脱酸素剤が付着すると非常に目立つ上、この鉄系脱酸素剤を挟み込んだ状態でヒートシールしてしまうため、外観を損なうという問題があった。
前記特許文献1および2に開示されている脱酸素剤およびその包装体の製造方法は、脱酸素剤の構成に特徴を有するものであるので、脱酸素剤以外の内容物のシール部への付着を抑制するものではない。
さらにまた、シート状の包装材料の切断面に通気性を持たせるよう形成した、断面通気(あるいは「端面通気」とも言う。)用包装材料で包装された脱酸素剤包装体は、通常、保存用の外袋に封入され、使用時に外袋を破って取り出し、商品に投入される。
しかしながら、外袋から取り出された脱酸素剤包装体は、作業が停止している間においても、外気に曝されることになるので、緩やかではあるが、性能が低下していくという問題もあった。
前記特許文献3に開示されている脱酸素剤二重包装体は、その製造のために専用の充填機を必要とし、その設備投資を必要とするため、高コストとなる。
この発明はかかる現状に鑑み、前記した包装材料の問題点を解決し、耐水性にも、通気能力にも優れた袋体を提供するものである。
さらに、前記袋体で包装された包装体を提供することを目的としたものである。
すなわち、この発明にかかる請求項1に記載の発明は、
少なくとも最内層にヒートシール層を含む積層シートを、前記ヒートシール層同士が相対するよう二つ折りし、開口部以外の縁部をヒートシールしてなる袋体であって、
前記開口部を形成する一方の上縁部は、所要の長さ内側に折込まれ折込み部を形成し、他方の上縁部は、前記折込み部の下端部と所要の長さ接触するよう重ね合わせられること
を特徴とする袋体である。
この発明の請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の袋体において、
前記積層シートは、
一方の折片が、他方の折片よりも大きくなる位置で二つ折りされ、
前記折片のうち、大きい方を、所要の長さ内側に折込んで折込み部を形成したこと
を特徴とするものである。
この発明の請求項3に記載の発明は、
少なくとも最内層にヒートシール層を含む積層シートを、
前記ヒートシール層同士が相対するよう二つ折りし、開口部以外の縁部をヒートシールしてなる袋体であって、
開口部を形成する上縁部は、いずれも所要の長さ内側に折り込まれて折込み部を形成し、互いに重ね合わせられること
を特徴とする袋体である。
この発明の請求項4に記載の発明は、
請求項1〜3のいずれかに記載の袋体において、
前記積層シートは、
外層から内層に向かって非通気性材料と、通気性材料と、ヒートシール層の順に積層接着して構成されたものであること
を特徴とするものである。
この発明の請求項5に記載の発明は、
請求項1〜4のいずれかに記載の袋体を用いて形成されたこと
を特徴とする包装体である。
この発明の請求項6に記載の発明は、
少なくとも最内層にヒートシール層を含む積層シートの少なくとも一方の側縁を、内側に折込んで折込み部を形成する工程と、
前記積層シートを二つ折りする工程と、
前記積層シートの開口部以外の縁部をヒートシールする工程と
を含むことを特徴とする袋体の製造方法である。
この発明の請求項7に記載の発明は、
請求項6に記載の袋体の製造方法において、
前記折込み部の形成は、
前記積層シートを折込みガイド手段に通すことによって行われ、
前記折込みガイド部材は、
その側方の端辺が、進行方向に向かうに従って内方に所要の角度傾斜するよう、内側に弧状に折り曲げられたものであること
を特徴とするものである。
この発明の請求項8に記載の発明は、
少なくとも最内層にヒートシール層を含む積層シートを、原反ロールから送り出すローラと、
前記積層シートの少なくとも一方の側縁を折込んで、折込み部を形成する折込みガイド手段と、
前記積層シートを二つ折りするガイド手段と、
前記積層シートの開口部以外の縁部をヒートシールするシール装置と
を備えることを特徴とする袋体の製造装置である。
この発明の請求項9に記載の発明は、
請求項8に記載の袋体の製造装置において、
前記折込みガイド手段は、
その側方の端辺が、進行方向に向かうに従って、内方に所要の角度傾斜するよう内側に弧状に折り曲げられたものであること
を特徴とするものである。
この発明の袋体および包装体は、その上部の開口部を形成する縁部の少なくとも一方を、所要の長さ内側に折込んで折込み部を形成したものである。
したがって、前記開口部を形成する上縁部において、重ね合わせる際にズレが生じた場合であっても、内容物が付着しやすいヒートシール層が露出することがないため、ヒートシールの際などに、吹き上がる等した内容物が、前記袋体の上部のシール部(横シール部)に付着することが抑制されるので、前記袋体が、前記内容物を挟み込んだ状態でヒートシールされることを抑制することが可能となる。
特に、最内層のヒートシール層にポリエチレンを選択し、最外層にポリエチレンテレフタレートを選択した場合には、上記効果は顕著である。
特に、この発明の袋体および包装体を、外層から内層に向かって非通気層と、通気層と、ヒートシール層の順に積層接着して構成された積層シート(断面通気用包装材料)を用いて構成することができる。
この場合において、前記袋体および包装体は、その上端の開口部を形成する縁部の少なくとも一方が内側に折込まれているため、従来に比較して酸素の流入が抑えられたものとなる。
したがって、作業性に優れ、発熱や結露の発生が抑えられる。
さらに、この発明の袋体および包装体の製造は、前記積層シートの少なくとも一方の側縁を、折込んで折込み部を形成する折込みガイド手段を用いることによって、容易に行うことができる。
したがって、この発明の袋体および包装体の製造装置によれば、上記優れた作用効果を有する袋体および包装体を容易に製造することができる。
この発明にかかる包装体の一例を示す正面図である。 図1に示す包装体のA−A’断面図である。 この発明にかかる包装体の他の例を示す断面図である。 この発明にかかる袋体を製造するための装置の一例を示す斜視図である。 この発明にかかる袋体を製造するための装置の他の例を示す斜視図である。 図5に示す装置において使用されるガイド部材を示す斜視図である。
以下、この発明の袋体の一実施の形態の構成を、図面を参照して説明する。
なお、この発明は、図面に示す形態にのみ限定されるものではなく、要旨を変更しない範囲内において種々改良を加えることができるものである。
この発明にかかる包装体1は、少なくとも最内層にヒートシール層を含むシート状の積層体(積層シート)2から構成されたもので、前記積層シート2の上縁部を、このヒートシール層同士が相対するよう二つ折りし、開口部4以外の縁部をヒートシールして(縦シール部6,6を形成して)袋体とし、前記開口部4から内容物を投入ないし充填した後、この開口部4の下方をヒートシールして横シール部5を形成したものである。
かかる包装体1の開口部4を形成する一方の上縁部は、所要の長さ内側に折り込まれて折込み部3を形成し、他方の上縁部は、前記折込み部3の下端部と所要の長さ接触するよう重ね合わせられている。
前記折込み部3は、折り込まれた状態でヒートシールされ(図2においてシール部3a)、同時に、前記折込み部3の下方の重ね合わせ部分も、所要の長さヒートシールされて、横シール部5が形成される。
このように折込み部3を形成することによって、内容物が付着しやすいヒートシール層が露出することがないため、吹き上がる等した内容物が上部の横シール部5に付着することも抑制される。その結果、この内容物を挟み込んだ状態でヒートシールされることが抑制される。
さらに、外層から内層に向かって非通気層と、通気層と、ヒートシール層の順に積層接着して構成された積層シート(断面通気用包装材料)を用いて製造した包装体においては、その開口部を形成する上縁部の少なくとも一方が内側に折込まれているため、従来に比較して酸素の流入が抑えられ、作業性に優れ、発熱や結露の発生が抑えられる。
この実施例においては、前記積層シート2は、一方の折片2aが、他方の折片2bよりも大きくなる位置で二つ折りされており、前記折込み部3は、前記折片のうち、大きい方(折片2a)を、所要の長さ内側に折込んで形成されている。
その際、前記折込み部3については、その長さが、ヒートシール層が露出せず、かつ十分なシール強度を確保することができるシール幅(好ましくは2mm以上)を形成するように構成することが好ましい。
なお、図3に示すように、前記包装体21の開口部24を形成する上縁部の両方について、所要の長さ内側に折り込んで折込み部23を形成し、互いに重ね合わせて袋体および包装体を構成してもよい。
この発明においては、前記ヒートシール層としては、熱によって溶融し相互に融着し得る各種のヒートシール性を有するポリオレフィン系樹脂(例えばポリエチレン)などを使用することができる。
前記ヒートシール層の厚さとしては、10〜100μmが好ましく、20〜80μmがより好ましい。
薄すぎるとシール強度が低下するおそれがあると共に、厚すぎると不経済である。
前記内容物については、特に限定されないが、例えば、食品や医薬品、洗剤、除湿剤ないし乾燥剤、消臭剤、芳香剤、脱酸素剤などの粉状または粒状の内容物を選択することができる。
この発明の包装体は、前記内容物が脱酸素剤である場合、通気性を有する積層シートで包装された脱酸素剤包装体の形態で使用することができる。
このような積層シートを、例えば、外層から内層に向かって通気性材料と、ヒートシール層の順に積層接着して構成することができる。
あるいは、シートの切断面に通気性を持たせた積層シート(断面通気(あるいは「端面通気」とも言う。)用包装材料)で包装された脱酸素剤包装体の形態で使用することもできる。
このような積層シートを、例えば、外層から内層に向かって非通気性材料と、通気性材料と、ヒートシール層の順に積層接着して構成することができる。
前記非通気性材料としては、脱酸素剤などに用いられている各種の非通気性のフィルム(例えばポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル樹脂など)であればよい。
前記非通気性材料の厚さについては、特に制限はないが、製造上の扱い易さなどから例えば、50μ以下であり、好ましくは10〜20μである。
前記通気性材料としては、脱酸素剤用途に用いられるものであれば特に制限はないが、酸素吸収効果を十分に得るためにできるだけ通気性の高い材料が望ましい。
なお、前記通気性材料としては、非通気性材料に微孔を開けたものを用いてもよい。
前記通気性材料の厚さとしては、20〜180μmが好ましい。
この発明においては、前記包装材料を構成するいずれかの層に公知の印刷方式によって印刷層を形成してもよい。
前記包装材料としての積層シートの積層接着については、押し出しラミネーション法や、サーマルラミネーション法、ドライラミネーション法などの公知の方法によって容易に行うことができる。
次に、包装体1の製造方法について説明する。
この発明にかかる包装体1は、少なくとも最内層にヒートシール層を含む積層シート2の少なくとも一方の側縁を内側に折込んで折込み部3を形成する工程と、前記積層シート2を二つ折りする工程と、前記積層シート2の開口部4以外の縁部をヒートシールする工程を含む製造方法によって形成された袋体に、内容物を投入ないし充填した後、その開口部4をヒートシールすることによって製造される。
図4は、この発明にかかる包装体1を形成する袋体を製造するための装置の一例を示す斜視図である。
図4において、製造装置7は、ローラ8と、一方の側縁を内側に折込む折込みガイド手段9と、積層シート2を二つ折りにするガイド手段10と、二つ折りにされた包装袋用連続シートを所定位置で所定間隔をもって、その縦方向にヒートシールする縦シール装置11を備える。
なお、図4において、積層シート2を、ガイド手段10の外側に通しているが、内側に通してもよい。
前記ローラ8は、原反(図示せず)から積層シート2を送り出すためのもので、シート材2の進行方向に向かって回転する。
前記折込みガイド手段9は、送り出された積層シート2の側縁の一方を所要の長さ内側に折込んで折込み部3を形成するためのもので、前記ローラ8上の所定位置に設けられるものである。
図4において、前記折込みガイド手段9は、円盤状の部材から構成され、その内側の側面には、上方へ向かうに従って拡幅するテーパ面9aが形成されている。
したがって、前記送り出された積層シート2は、その端縁が前記折込みガイド手段9のテーパ面9aにより内側へ折込まれるので、外観において良好な折込み部3を、連続的かつ容易に形成することができる。
なお、前記テーパ面9aの水平面に対する傾斜角度は、大きすぎると前記折込み部3の折込み長さが大きくなりすぎ、ヒートシールによる密封が困難となる傾向にあり、小さすぎると前記折込み部3の折込み長さが小さくなりすぎ、折込み不良が発生する傾向にある。
したがって、前記傾斜角度としては、好ましくは15°〜75°が選択される。
前記折込みガイド手段9の取付け位置については、前記ローラ8の内側に向かうに従って折込み長さが大きくなり、位置が外側に向かうに従って折込み長さが小さくなるので、前記折込みガイド手段9は、前記ローラ8上において、所望の長さの折込み部3を形成するのに適した位置に設けられる。
なお、前記折込みガイド手段19として、図5に示すように、図6に示すガイド手段19を選択し、これを、例えばローラ18よりも上流に設けることによっても、外観において良好な折込み部3を、連続的かつ容易に形成することができる。
このガイド手段19は、その側方の端辺を、進行方向に向かうに従って内方に所要の角度θ傾斜するよう内側に弧状に折り曲げて形成された折り曲げ部22bを有するガイド手段本体22aからなるものである。
前記折り曲げ部22bの傾斜角度θとしては、15°〜75°が好ましい。
前記傾斜角度θは、大きすぎると前記折込み部3の折込み長さが大きくなりすぎヒートシールによる密封が困難となる傾向にあり、小さすぎると前記折込み部3の折込み長さが小さくなりすぎ、折込み不良が発生する傾向にある。
この実施例において、前記折り曲げ部22bは、前記ガイド手段19の側方の端辺の一方にのみ設けられているが、前記包装体1の上端開口部4を形成する端縁部の両方について前記折込み部3を形成したい場合には、前記ガイド手段19の側方の端辺の両方に設けることができる。
前記二つ折りガイド手段10は、その幅方向に湾曲させるとともに、その幅方向の中央部が進行方向に向かうにしたがって下方に傾斜した案内面を形成せしめたものである。
水平状態で連続的に送り出されている積層シート2は、前記ガイド手段10に装填されると、このガイド部材10の(図4においては、外側下面)に接して、このガイド部材10により案内されつつ送り出されるので、その幅方向の中央から二つ折りされる。
したがって、積層シート2は、その両端部の内面同士が対面するよう相互に重ね合わせられ、折り目部を底部とするV字状に形成される。
前記縦シール装置11は、少なくとも、一対の縦シールバーと、縦シールバーを開閉揺動可能に支持する一対の開閉アームから構成されたもので、前記二つ折りにされた積層シート2を所定位置で所定間隔をもって縦方向にヒートシールするものである。
これにより、積層シート2は、袋状に形成される。
前記縦シール装置11には、単一の包装体を形成すべく切断を行うカッター機構を設けてもよいし、これを設けないで帯状の連続包装体を形成するようにしてもよい。
前記構成の製造装置7によれば、水平状態で連続的に送り出されている積層シート2について、その一方の側縁部を、所要の長さ内側に折込んで折込み部3を形成し、他方の縁部を、前記折込み部3の下端部と所要の長さ接触するよう二つ折りにして相互に重ね合わせた後、所定の位置で両側縁を縦方向にヒートシールすることによって、折り目部を底部とするV字状の袋体を、連続的かつ容易に形成することができる。
その後、前記形成された袋体は、投入ないし充填手段によって内容物を投入ないし充填された後、所定位置でその横方向にヒートシールする横シールバーによって上部の開口部をシールされて、包装体1となる。
この発明にかかる袋体および包装体は、内容物が吹き上がる等した内容物が袋体の上部の開口部近傍のシール部に付着することが抑制されるので、この内容物を挟み込んだ状態で前記袋体がヒートシールされることを抑制することができるものである。
したがって、袋体および包装体を製造ないし取扱う業界に利用される可能性の高いものである。
1,21 包装体
2,22 積層シート
2a,2b 折片
3,23 折込み部
4,24 開口部
5,25 横シール部
6 縦シール部
7,17 製造装置
8,18 ローラ
9,19 折込みガイド手段
9a テーパ面
10,20 ガイド手段(二つ折りガイド手段)
11,26 縦シール装置
22a ガイド手段本体
22b 折り曲げ部
23a シール部
X 回転方向
θ 折り曲げ角度

Claims (9)

  1. 少なくとも最内層にヒートシール層を含む積層シートを、前記ヒートシール層同士が相対するよう二つ折りし、開口部以外の縁部をヒートシールしてなる袋体であって、
    前記開口部を形成する一方の上縁部は、所要の長さ内側に折込まれ折込み部を形成し、他方の上縁部は、前記折込み部の下端部と所要の長さ接触するよう重ね合わせられること
    を特徴とする袋体。
  2. 前記積層シートは、
    一方の折片が、他方の折片よりも大きくなる位置で二つ折りされ、
    前記折片のうち、大きい方を、所要の長さ内側に折込んで折込み部を形成したこと
    を特徴とする請求項1に記載の袋体。
  3. 少なくとも最内層にヒートシール層を含む積層シートを、
    前記ヒートシール層同士が相対するよう二つ折りし、開口部以外の縁部をヒートシールしてなる袋体であって、
    開口部を形成する上縁部は、いずれも所要の長さ内側に折り込まれて折込み部を形成し、互いに重ね合わせられること
    を特徴とする袋体。
  4. 前記積層シートは、
    外層から内層に向かって非通気性材料と、通気性材料と、ヒートシール層の順に積層接着して構成されたものであること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の袋体。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の袋体を用いて形成されたこと
    を特徴とする包装体。
  6. 少なくとも最内層にヒートシール層を含む積層シートの少なくとも一方の側縁を、内側に折込んで折込み部を形成する工程と、
    前記積層シートを二つ折りする工程と、
    前記積層シートの開口部以外の縁部をヒートシールする工程と
    を含むことを特徴とする袋体の製造方法。
  7. 前記折込み部の形成は、
    前記積層シートを折込みガイド手段に通すことによって行われ、
    前記折込みガイド部材は、
    その側方の端辺が、進行方向に向かうに従って内方に所要の角度傾斜するよう、内側に弧状に折り曲げられたものであること
    を特徴とする請求項6に記載の袋体の製造方法。
  8. 少なくとも最内層にヒートシール層を含む積層シートを、原反ロールから送り出すローラと、
    前記積層シートの少なくとも一方の側縁を折込んで、折込み部を形成する折込みガイド手段と、
    前記積層シートを二つ折りするガイド手段と、
    前記積層シートの開口部以外の縁部をヒートシールするシール装置と
    を備えることを特徴とする袋体の製造装置。
  9. 前記折込みガイド手段は、
    その側方の端辺が、進行方向に向かうに従って、内方に所要の角度傾斜するよう内側に弧状に折り曲げられたものであること
    を特徴とする請求項8に記載の袋体の製造装置。
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