JP2007105985A - フォルダグルア - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 周面に凹溝6aが開口された矯正ローラ6が段ボールシートの搬送方向に沿って所定間隔で複数配置され、搬送される前記段ボールシート1の折畳み部分の外側1bを前記各凹溝6aに順次案内させることにより、段ボールシートを折り畳むフォルダグルアであって、前記各矯正ローラ6の凹溝6aの底部6bが、段ボールシート1を折り畳んでいく過程で次第に装置幅方向の機械中心側に寄っていくように、それぞれ配置されていることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
このフォルダグルアは、略コ字状の形態で移送されてくる段ボールシートの折畳み部分の外側を、段ボールシートの搬送方向に沿って平行に配列された複数の矯正ローラによって折り畳むように構成されている(特許文献1参照)。上記段ボールシートには、蓋部形成用のスロッタ溝や折り曲げ用の罫線等の加工が予め施されており、折畳み部分(罫線部分)の内側を折畳み定規により規制されながら、略コ字状の形態まで折り曲げられ、上記各矯正ローラへと案内される(特許文献2参照)。
図6の矢印F(段ボールシートの搬送方向)で示す方向に、スロッタ溝加工,罫線加工がなされた段ボールシート110は、紙面の右方から折畳み領域Aへと搬送される。折畳み領域Aへと搬送された段ボールシート110は、第一折畳み定規100aによってその折畳み部分(罫線部分)の内側110aを規制されながら、搬送路に沿って備えられた折畳みバー101により押圧されて折り畳みが開始される(図7(a)参照)。
次に、段ボールシート110は折畳み領域Bへと搬送される。そして、装置幅方向(紙面の上下方向)の機械中心側へ向かって次第に寄っていくよう配置された第二折畳み定規100bにより、上記折畳み部分の内側110aを規制されながら、上記折畳みバー101により更に押圧されて、段ボールシート110は略コ字状に折り曲げられる(図7(b)参照)。
そして、段ボールシート110は更に折り曲げられ、最も下流側の矯正ローラ104を通過した時点では180°曲げられ、完全に折り畳まれている(図8(b))。
しかしながら、このように段ボールシート110の搬送方向に沿って平行に配置された矯正ローラ群103を一体的に平行移動するだけでは、高い折れ精度が得られるように、上記の箱精度の不良を確実に防止することが困難であり、特に、幅広いフルート(段形状)構成や原紙構成の段ボールシートに対してこの不具合が著しく、折り曲げ位置の誤差,ばらつきが大きくなる傾向にあった。
図9は、折り畳まれる段ボールシートの模式的な横断面図であり、(a),(b),(c)は図6のL−L,M−M,N−Nの各矢視断面に対応している。なお、説明の便宜上、矯正ローラ104は描いていない。
したがって、従来のフォルダグルアのように、段ボールシートの搬送方向に沿って平行に各矯正ローラ104を配置させていた場合、当該矯正ローラ104に設けられた凹溝105に寄り量D1,D2だけ空隙ができてしまう。すると、段ボールシート110はその折畳み部分の内側も外側も密着して規制されなくなり、その結果、折り曲げ位置(折り精度)に誤差が生じていることがわかった。
また、段ボールシートのフルート構成や原紙構成に基づいて、上記の寄り量が微調整されることが好ましい(請求項3)。
図1は本発明の一実施形態に係るフォルダグルアの要部を示すもので、図6に対応する概略上面図を表す。
図2(a)(b)(c)は、それぞれ図1のX−X,Y−Y,Z−Zの各矢視断面に対応している。
すなわち、スロッタ溝加工,罫線加工がなされた段ボールシート1は、図1の矢印F(段ボールシートの搬送方向)で示すように、紙面の右方から折畳み領域Aへと搬送される。
次に、段ボールシート1は折畳み領域Bへと搬送される。そして、装置幅方向(紙面の上下方向)の機械中心側へ向かって次第に寄っていくよう配置された第二折畳み定規100bにより、上記折畳み部分の内側110aを規制されながら、上記折畳みバー101により更に押圧されて、段ボールシート1は略コ字状へと折り曲げられる(図7(b)参照)。
なお、第一折畳み定規100aは装置幅方向に平行調整可能に構成されている。また、第二折畳み定規100bは、装置幅方向の機械中心側への寄り量が微調整可能に構成されている。
ここで、従来技術のものとは異なり、第一矯正ローラ群3は、単独で、装置幅方向に対して平行移動可能に構成されている。平行移動機構7の詳細は後述する。
本発明の実施形態のフォルダグルアは、この折畳み領域D´に配置された第二矯正ローラ群5に特徴を有する。すなわち、従来の第二矯正ローラ群は、第一矯正ローラ群と同様に、各矯正ローラが段ボールシートの搬送方向に沿って平行に配置されていたのに対し、本実施形態の第二矯正ローラ群5は、図1に示すように、各矯正ローラ6の周面に開口された凹溝6aの底部6bが、段ボールシート1を折り畳んでいく過程で次第に装置幅方向の機械中心側に寄っていくようにそれぞれ配置されている。
よって、折畳み部分の外側1bが各矯正ローラ6の凹溝6aに案内された段ボールシート1は更に折り曲げられていき(図2(b))、最も下流側の矯正ローラを通過した時点では180°曲げられ、完全に折り畳まれる(図2(c))。
図3は、図1の第一矯正ローラ群3および第二矯正ローラ群5の要部詳細図(上面図)を示し、図4,図5は、それぞれ図3のP方向矢視断面図,Q−Q矢視断面図を示している。
図3は、機械中心に対して一方側のみを表しているが、他方側も同様の構成である。
まず、平行移動機構7について説明する。
図3に示すように、第一矯正ローラ群3は、矯正ローラフレーム9、および矯正ローラフレーム9に対して回転可能に取り付けられた複数の矯正ローラ4を備えてなる。すなわち、図5に示すように、各矯正ローラ4はシャフト(図示せず)を介してそれぞれプーリ10が設けられ、このプーリ10に対して巻回されたベルト(図示せず)を駆動させることにより、各矯正ローラ4は矢印R方向に回転する。
なお、各矯正ローラ4は、矯正ローラフレーム9の長手方向に沿って平行に所定間隔で配置されている。
そして、矯正ローラフレーム9の上方に平行移動機構7が設置されている。
図3に示すように、第二矯正ローラ群5は、矯正ローラフレーム17、および矯正ローラフレーム17に対して回転可能に取り付けられた複数の矯正ローラ6を備えてなる。すなわち、図5に示すように、各矯正ローラ6はシャフト(図示せず)を介してそれぞれプーリ10が設けられ、このプーリ10に対して巻回されたベルト(図示せず)を駆動させることにより、各矯正ローラ6は矢印R方向に回転する。
なお、各矯正ローラ6は、矯正ローラフレーム17の長手方向に沿って平行に所定間隔で配置されている。
また、矯正ローラフレーム17は、その長手方向の一端(上流側)が、第一矯正ローラ群3の矯正ローラフレーム17の下流側端に対して、ピン18を介して回動可能に接続されている。
そして、矯正ローラフレーム17の上方に寄り量微調整機構8が設置されている。
更には、前記プリセット値と実際の生産時に用いた設定値とに相違が生じた場合は、実際の生産時に用いた設定を学習(記憶)させ、上記生産管理装置にフィードバックさせることも好適である。
一方、矯正ローラ群は二分割に限らず、三分割以上であってもよい。互いに滑らかに接続するように連結させれば、より決め細やかな微調整が期待できる。
1A 段ボール箱
2 案内槍
3 第一矯正ローラ群
4 矯正ローラ
5 第二矯正ローラ群
6 矯正ローラ
7 平行移動機構
8 寄り量微調整機構
9,17 矯正ローラフレーム
10 プーリ
11,19 モータ
12,20 シャフト
13,21 軸受部
14,22 偏心カム
15,23 ブロック
16 フレーム
18 ピン
24 支持部
25 位置センサ
Claims (4)
- 周面に凹溝が開口された矯正ローラが段ボールシートの搬送方向に沿って所定間隔で複数配置され、搬送される前記段ボールシートの折畳み部分の外側を前記各凹溝に順次案内させることにより、段ボールシートを折り畳むフォルダグルアであって、
前記各矯正ローラの凹溝の底部が、段ボールシートを折り畳んでいく過程で次第に装置幅方向の機械中心側に寄っていくように、それぞれ配置されていること
を特徴とするフォルダグルア。 - 前記矯正ローラの装置幅方向の機械中心側への寄り量が微調整可能に構成されていること
を特徴とする請求項1に記載のフォルダグルア。 - 前記段ボールシートのフルート構成や原紙構成に基づいて、前記寄り量が微調整されること
を特徴とする請求項2に記載のフォルダグルア。 - 略コ字状に折り畳まれて搬送されてくる段ボールシートの折畳み部分の外側を前記各矯正ローラの凹溝に順次案内させることにより、前記段ボールシートを更に折り畳む請求項1に記載のフォルダグルアであって、
前記各矯正ローラは、前記段ボールシートの搬送方向に沿って、第一矯正ローラ群と第二矯正ローラ群とに分割され、
上流側に配置された第一矯正ローラ群は、一体的に装置幅方向へ平行移動可能に構成されるとともに、当該第一矯正ローラ群に対応して、前記段ボールシートの折畳み部分の内側を支持する支持部材が配置され、
下流側に配置された第二矯正ローラ群は、一端側が前記第一矯正ローラ群の下流側へ回動可能に接続されるととともに、他端側が装置幅方向へ平行移動可能に構成されていること、
を特徴とするフォルダグルア。
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- 2005-10-13 JP JP2005298963A patent/JP4701062B2/ja active Active
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