JP2017136907A - 車両用空調装置の送風ユニット - Google Patents

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Tatsuya Sakai
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Abstract

【課題】騒音を抑制しつつ、フィルタの交換作業を容易に行うことのできる車両用空調装置の送風ユニットを提供する。
【解決手段】送風ユニット10は、送風機40と、ケース50と、フィルタ30とを備える。送風機40は、空気吸込口521を介して空気を取り込むとともに、取り込んだ空気を空調ユニットに送風する。ケース50は、空気を空気吸込口521を介して送風機40に導く。フィルタ30は、空気吸込口521に取り込まれる空気を濾過する。ケース50は、フィルタの脱着のためのフィルタ脱着口513と、フィルタ脱着口513を通じて脱着されるフィルタ30を空気吸込口521の開口面521aに対して所定角度を有して傾斜するように案内する案内部515a,515bと、フィルタ30を空気吸込口の開口面に対して平行に支持する支持部516a,516bとを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用空調装置の送風ユニットに関する。
車両用空調装置は、送風ユニットと、空調ユニットとを備えている。送風ユニットは、車内又は車外の空気を空調ユニットに送風する。空調ユニットは、送風ユニットから送風される空気を冷却及び加熱することにより空調用空気を生成するとともに、生成された空調用空気を吹出口を通じて車内へと吹き出す。吹出口から車内へと吹き出される空調用空気により車内の温度や湿度が調整される。従来、このような車両用空調装置に用いられる送風ユニットとしては、特許文献1及び特許文献2に記載の送風ユニットがある。
特許文献1に記載の送風ユニットは、送風機と、フィルタと、ケースとを備えている。送風機及びフィルタは、ケースの内部に収容されている。送風機は、車内又は車外の空気をケース内に取り込むとともに、取り込んだ空気を空調ユニットに送風する。フィルタは、ケース内において送風機よりも空気流れ上流側に配置されている。ケースの内部には、フィルタを支持する支持構造が形成されている。また、ケースの外壁には、フィルタを脱着するためのフィルタ脱着口が形成されている。
特許文献2に記載の送風ユニットでは、送風機の空気吸込口の開口面に対して傾斜するようにフィルタが配置されている。
特開2008−230569号公報 特開2007−191119号公報
送風ユニットは、一般に、車両のグローブボックスの裏側に配置されている。グローブボックスには、送風ユニットのケースのフィルタ脱着口に連通する開口部が形成されている。よって、グローブボックスの開口部及びケースのフィルタ脱着口を通じて送風ユニットのフィルタを脱着することにより、フィルタを交換することが可能となっている。
ところで、車両のレイアウトによっては、送風ユニットの位置をグローブボックスの位置に対して鉛直方向上方に相対的にずらすことが要求される場合がある。このような場合、グローブボックスの開口部に対してケースのフィルタ脱着口が鉛直方向上方に斜めにずれることになる。それらの相対的な位置のずれ量が大きくなると、ケースからフィルタを取り出す際に、フィルタがグローブボックスの裏面に接触してしまい、フィルタが取り出し難くなる可能性がある。また、ケースにフィルタを挿入する際には、グローブボックスが障害物となるため、ケースにフィルタを挿入し難くなる可能性がある。結果的に、フィルタの交換作業が困難となる。
一方、グローブボックスの開口部に対してケースのフィルタ脱着口の位置が相対的にずれている場合には、特許文献2に記載される送風ユニットの構造を用いることが有効である。詳しくは、送風機の空気吸込口の開口面に対してフィルタが傾斜して配置されていれば、グローブボックスの開口部及びケースのフィルタ脱着口のそれぞれの位置が斜めにずれている場合でも、それらのずれに沿ってフィルタを斜めに脱着することができる。すなわち、グローブボックスに当たらないようにフィルタを脱着することができるため、フィルタの交換作業を容易に行うことができる。しかしながら、送風機の空気吸込口の開口面に対してフィルタが傾斜して配置されていると、空気吸込口からフィルタまでの距離が均一でないため、送風機に吸い込まれる空気の流れに偏流が発生する。このような空気の偏流は騒音を発生させる要因となる。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、騒音を抑制しつつ、フィルタの交換作業を容易に行うことのできる車両用空調装置の送風ユニットを提供することにある。
上記課題を解決するために、車両用空調装置の送風ユニット(10)は、送風機(40)と、ケース(50)と、フィルタ(30)とを備える。送風機は、空気吸込口(521)を介して空気を取り込むとともに、取り込んだ空気を空調ユニットに送風する。ケースは、車内又は車外の空気を空気吸込口を介して送風機に導く。フィルタは、ケースの内部に収容されるとともに、空気吸込口よりも空気流れ上流側に配置され、空気吸込口に取り込まれる空気を濾過する。ケースは、フィルタの脱着のためのフィルタ脱着口(513)と、フィルタ脱着口を通じて脱着されるフィルタを空気吸込口の開口面(521a)に対して所定角度を有して傾斜するように案内する案内部(515a,515b)と、フィルタを空気吸込口の開口面に対して平行に支持する支持部(516a,516b)とを有している。
この構成によれば、グローブボックスの開口部の位置に対してケースのフィルタ脱着口の位置が相対的にずれている場合でも、フィルタ脱着口を通じてフィルタを脱着する際に、フィルタが案内部に沿って移動することにより、フィルタを送風機の空気吸込口の開口面に対して傾斜した姿勢で脱着することができる。そのため、フィルタの交換作業を容易に行うことができる。また、フィルタは、ケースの支持部により送風機の空気吸込口の開口面に対して並行に支持されるため、フィルタが送風機の空気吸込口の開口面に対して傾斜して配置されている場合と比較すると、送風機に吸い込まれる空気の流れに偏流が生じ難くなる。したがって、騒音を抑制することができる。
なお、上記手段、及び特許請求の範囲に記載の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
本発明によれば、騒音を抑制しつつ、フィルタの交換作業を容易に行うことができる。
実施形態の車両用空調装置の送風ユニットの断面構造を示す断面図である。 実施形態の送風ユニットの上部ケースの分割体の斜視構造を示す斜視図である。 実施形態の送風ユニットの下部ケースの分割体の斜視構造を示す斜視図である。 実施形態の送風ユニットのカバー周辺の拡大断面構造を示す断面図である。 実施形態の送風ユニットにおけるフィルタの脱着手順の一部を示す断面図である。 実施形態の送風ユニットにおけるフィルタの脱着手順の一部を示す断面図である。
以下、車両用空調装置の送風ユニットの一実施形態について説明する。
図1に示されるように、本実施形態の送風ユニット10は、内外気切替装置20と、フィルタ30と、送風機40と、ケース50とを備えている。内外気切替装置20、フィルタ30、及び送風機40はケース50内に収容されている。ケース50内には、図中の矢印Aで示される方向に空気が流れる。すなわち、空気は、内外気切替装置20、フィルタ30、送風機40の順で流れる。
ケース50は、内外気切替装置20及びフィルタ30を内部に収容する上部ケース51と、送風機40を内部に収容する下部ケース52とからなる。上部ケース51の下端部、及び下部ケース52の上端部が一体的に組み付けられることにより、ケース50が構成されている。
上部ケース51は、内部に空気通路60が形成された樹脂製の部材からなる。上部ケース51には、車内の空気を取り込む内気吸込口510と、車外の空気を取り込む外気吸込口511とが隣接して設けられている。内気吸込口510と外気吸込口511との間には、上部ケース51の内壁面から空気通路60内に突出する板状の仕切板512が形成されている。上部ケース51内には、空気流れ上流側から内外気切替装置20及びフィルタ30が順に配置されている。
内外気切替装置20は、上部ケース51内に配置される内外気切替ドア21を備えている。内外気切替ドア21は、その回転軸210を中心に回転することにより、内気吸込口510及び外気吸込口511のいずれか一方の吸込口を閉塞し、いずれか他方の吸込口を開口する。これにより、内気吸込口510が開口状態となっている場合には、車内の空気が空気通路60内に取り込まれる。また、外気吸込口511が開口状態となっている場合には、車外の空気が空気通路60内に取り込まれる。
フィルタ30は、内外気切替装置20に対して空気流れ下流側に配置され、送風機40に対して空気流れ上流側に配置されている。フィルタ30は、空気通路60内を通過する空気に含まれる塵埃を取り除くことにより空気を浄化する。フィルタ30は、不織布性濾材を樹脂製の基板部にて保持することにより構成されている。フィルタ30は、上部ケース51の外壁に形成されたフィルタ脱着口513から上部ケース51内に挿入される。上部ケース51に挿入されたフィルタ30の両端部は、上部ケース51の内壁面におけるフィルタ脱着口513側に形成されたフィルタ当接面518aと、上部ケース51の内壁面におけるフィルタ脱着口513の反対側に形成されたフィルタ当接面518bとに当接している。フィルタ30は、フィルタ脱着口513を通じて上部ケース51から取り出すことも可能となっている。すなわち、フィルタ脱着口513は、フィルタ30の脱着のために用いられる開口部である。フィルタ脱着口513は、上部ケース51に対して脱着可能なカバー70により閉塞されている。
下部ケース52は、上下に2分割された樹脂製の部材からなる。下部ケース52は、フィルタ30よりも空気流れ下流側に配置されている。下部ケース52内には、送風機40が収容されている。
送風機40は、ファン41と、モータ42とを備えている。ファン41は、モータ42よりも空気流れ上流側に配置されている。ファン41の中心部は、モータ42の回転軸420に連結されている。ファン41は、モータ42の回転軸420の回転に基づき、回転軸mを中心に回転する。ファン41は、回転軸mの方向から吸入する空気を径方向外側に向けて吹き出す、いわゆる遠心式ファンである。
下部ケース52の内部には、空気吸込口521を中央部に有するベルマウス520が形成されている。図中の符号521aは、空気吸込口521の開口面を示している。開口面521aは、空気吸込口521の開口部分に平行な仮想的な平面である。フィルタ30は、空気吸込口521よりも空気流れ上流側に配置されており、空気吸込口521に取り込まれる空気を濾過する。上部ケース51の空気通路60を流通する空気は、ベルマウス520に案内されて空気吸込口521へと導かれ、空気吸込口521を通過してファン41に吸入される。ファン41に吸い込まれた後にファン41から吹き出される空気は、下部ケース52の図示しない空気出口部を介して、図示しない空調ユニットへと送風される。空調ユニットは、周知のように、冷却用熱交換器、加熱用熱交換器、吹き出し空気の温度調整機構、及び吹出モード切替機構等が内蔵されている。ファン41から吹き出された空気は、この空調ユニット内にて冷却、除湿、再加熱されて温度調整後に車室内へ吹き出される。
次に、上部ケース51、下部ケース52、及びカバー70の構造について詳しく説明する。
上部ケース51は、2つの分割体が組み付けられた構造からなる。図2は、上部ケース51を構成する2つの分割体のうち、一方の分割体51aの斜視構造を示す斜視図である。以下、分割体51aを「上部ケース分割体」とも称する。上部ケース51は、図2に示される上部ケース分割体51aと、これと対をなす図示しない分割体とにより構成されている。
図2に示されるように、上部ケース分割体51aの内壁面におけるフィルタ当接面518bよりも空気流れ上流側には、誘導面517が形成されている。誘導面517は、空気流れ上流側に向かうほどフィルタ30から離間するように、空気流れ方向Aに対して傾斜している。
上部ケース分割体51aの内壁面には、フィルタ30に対して空気流れ下流側に配置される案内部515a及び支持部516aと、フィルタ30に対して空気流れ上流側に配置される案内部515b及び支持部516bとが突出して形成されている。本実施形態では、案内部515aが下流側案内部に相当し、案内部515bが上流側案内部に相当する。
図2に示されるように、案内部515aは、フィルタ脱着口513から上部ケース分割体51aの中央部まで延びるように形成されている。支持部516aは、上部ケース分割体51aの中央部まで延びた案内部515aの一端部から上部ケース分割体51aのフィルタ当接面518bまで延びるように形成されている。図1に示されるように、支持部516aは、空気吸込口521の開口面521aに対して平行である。案内部515aは、空気吸込口521の開口面521aに対して所定角度を有して傾斜している。より詳しくは、案内部515aは、上部ケース分割体51aの中央部からフィルタ脱着口513に向かうほど、フィルタ30から離間するように傾斜している。図2に示されるように、案内部515aには、空気流れ方向に貫通する貫通孔515cが形成されている。
支持部516bは、上部ケース分割体51aのフィルタ当接面518a側の内壁面から上部ケース分割体51aの中央部まで延びるように形成されている。案内部515bは、支持部516bの中央部まで延びた支持部516bの一端部から上部ケース分割体51aの誘導面517の空気流れ上流側の端部まで延びるように形成されている。図1に示されるように、支持部516bは、空気吸込口521の開口面521aに対して平行である。案内部515bは、案内部515aと平行に形成されている。すなわち、案内部515bは、空気吸込口521の開口面521aに対して所定角度を有して傾斜している。より詳しくは、案内部515bは、上部ケース分割体51aの中央部から誘導面517に向かうほど、フィルタ30から離間するように傾斜している。
案内部515a,515bは、フィルタ脱着口513からフィルタ30が挿入される際に、フィルタ30を、空気吸込口521の開口面521aに対して傾斜する方向に案内する部分である。支持部516a,516bは、ケース50内に挿入されたフィルタ30を、空気吸込口521の開口面521aに対して平行な姿勢で支持する部分である。
図2に示されるように、上部ケース分割体51aにおけるフィルタ脱着口513の外縁部514には、カバー取付孔514aが形成されている。図1に示されるように、カバー取付孔514aには、カバー70の上面に形成された突出部71が挿入される。
なお、上部ケース分割体51aと対をなす図示しない分割体は、図1及び図2に示される上部ケース分割体51aと対をなす構造を有している。
図3は、下部ケース52を構成する2つの分割体のうち、上部ケース51に組み付けられる分割体52aの斜視構造を示す斜視図である。以下、分割体52aを「下部ケース分割体」とも称する。下部ケース分割体52aのベルマウス520には、空気流れ下流側からフィルタ30を支持する支持部材522が形成されている。支持部材522は、空気吸込口521を横切るように配置された棒状の部材からなる。図1に示されるように、支持部材522における中央部よりもフィルタ当接面518b側に配置される部位は、空気吸込口521の開口面521aに対して平行である。支持部材522における中央部よりもフィルタ脱着口513側に配置される部分には、傾斜面522aが形成されている。傾斜面522aは、空気吸込口521の開口面521aに対して案内部515aと同様の傾斜角度を有している。すなわち、傾斜面522aは、支持部材522の中央部からフィルタ脱着口513に向かうほど、フィルタ30から離間するように傾斜している。
図3に示されるように、下部ケース分割体52aにおけるフィルタ脱着口513の外縁部523には、カバー取付部523aが形成されている。図1に示されるように、カバー取付部523aには、カバー70の底面に形成された爪部72が連結されている。
図4に示されるように、カバー70は、上部ケース51のカバー取付孔514aに挿入される突出部71と、下部ケース分割体52aのカバー取付部523aに連結される爪部72とを有している。上部ケース51のカバー取付孔514aに突出部71を挿入した状態で、下部ケース分割体52aのカバー取付部523aに爪部72を連結することにより、カバー70がケース50に取り付けられる。
カバー70の内壁面には、ケース50の内部に向かって突出するフィルタ支持部73が形成されている。フィルタ支持部73は、フィルタ30を空気吸込口521の開口面521aに対して平行に支持する。
次に、送風ユニット10におけるフィルタ30の脱着方法について説明する。
図5に示されるように、送風ユニット10は、例えば上部ケース51が鉛直方向上方に位置するような姿勢で車両のグローブボックス80の裏側に配置される。グローブボックス80には、送風ユニット10のフィルタ脱着口513に連通する開口部81が形成されている。フィルタ脱着口513は、グローブボックス80の開口部81に対して鉛直方向上方側にずれて位置している。
送風ユニット10からフィルタ30を取り出す際には、まず、図5に示されるように、ケース50からカバー70を取り外す。その後、フィルタ30のフィルタ脱着口513側の端部を鉛直方向下方に引っ張ることにより、図6に示されるように、フィルタ30をケース50の案内部515a,515b、及び支持部材522の傾斜面522aに平行となるように空気吸込口521の開口面521aに対して傾斜させる。このようにフィルタ30を傾斜させた後、フィルタ脱着口513からフィルタ30を矢印C1で示される方向に引き抜くことにより、送風ユニット10からフィルタ30を取り出す。矢印C1で示される方向は、フィルタ30の取り出し方向である。
送風ユニット10にフィルタ30を取り付ける際には、まず、図6に示されるように、フィルタ30の一端部をフィルタ脱着口513から挿入しつつ、フィルタ30を矢印C2で示される方向に押し込む。矢印C2で示される方向は、フィルタ30の挿入方向である。フィルタ30をフィルタ脱着口513から挿入する際、フィルタ30の上面及び底面がケース50の案内部515a,515bをそれぞれ摺動することにより、フィルタ30が空気吸込口521の開口面521aに対して傾斜した姿勢で移動する。フィルタ30が更に押し込まれると、フィルタ30におけるフィルタ脱着口513とは反対側の端部がケース50の誘導面517に接触し、誘導面517に沿ってフィルタ当接面518bへと誘導される。これにより、フィルタ30の姿勢が、空気吸込口521の開口面521aに対して傾斜した姿勢から、空気吸込口521の開口面521aに平行な姿勢へと変化する。そして、フィルタ30が空気吸込口521の開口面521aに平行な姿勢になると、フィルタ30の両端部がフィルタ当接面518a,518bにそれぞれ接触する。その後、フィルタ脱着口513にカバー70を取り付けることにより、送風ユニット10に対するフィルタ30の取り付けが完了する。
以上説明した本実施形態の車両用空調装置の送風ユニット10によれば、以下の(1)〜(6)に示される作用及び効果を得ることができる。
(1)図5及び図6に示されるように、フィルタ脱着口513を通じてフィルタ30を脱着する際に、フィルタ30が案内部515a,515bに沿って移動することにより、フィルタ30を送風機40の空気吸込口521の開口面521aに対して傾斜した姿勢で脱着することができる。そのため、フィルタ30の交換作業を容易に行うことができる。また、フィルタ30は、ケース50の支持部516a,516bにより送風機40の空気吸込口521の開口面521aに対して平行に支持されるため、フィルタ30が空気吸込口521の開口面521aに対して傾斜して配置されている場合と比較すると、送風機40に吸い込まれる空気に偏流が生じ難くなる。したがって、騒音を抑制することができる。
(2)ケース50におけるフィルタ30の挿入方向C2の奥側の内壁面には、誘導面517が形成されている。誘導面517は、案内部515a,515bにより空気吸込口521の開口面521aに対して傾斜して案内されるフィルタ30を空気吸込口521の開口面521aに対して平行な姿勢に誘導する。これにより、フィルタ脱着口513から挿入されるフィルタ30を、空気吸込口521の開口面521aに対して平行な姿勢に容易に配置することができる。
(3)送風ユニット10は、フィルタ30を空気流れ下流側から支持する支持部材522を更に備えている。支持部材522におけるフィルタ脱着口513に対向する部分には、案内部515a,515bの傾斜角度に対応した傾斜面522aが形成されている。これにより、フィルタ脱着口513からフィルタ30が挿入される際に、フィルタ30の挿入が支持部材522により阻害されることがないため、フィルタ30を取り付け易くなる。同様に、フィルタ30を取り外し易くなる。
(4)送風ユニット10は、フィルタ脱着口513を閉塞するカバー70を更に備えている。カバー70は、フィルタ30を送風機40の空気吸込口521の開口面521aに対して平行に支持するフィルタ支持部73を有している。これにより、より的確にフィルタ30を支持することができる。
(5)送風ユニット10は、フィルタ30の空気流れ下流側の下面に接触することによりフィルタ30を案内する下流側案内部515aと、フィルタ30の空気流れ上流側の上面に接触することによりフィルタ30を案内する上流側案内部515aとを有する。これにより、より確実にフィルタ30を案内することができる。
(6)案内部515aには、空気流れ方向に貫通する貫通孔515cが形成されている。これにより、例えば外気吸込口511から取り込まれる空気に含まれる水が案内部515aに溜まった場合でも、その水が案内部515aを流れてグローブボックス80内に進入する前に貫通孔515cから排出される。そのため、グローブボックス80内への水の浸入を抑制することができる。
なお、上記実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・案内部515aには、貫通孔515cが形成されていなくてもよい。
・カバー70にフィルタ支持部73を設けずとも、上部ケース51の支持部516a,516b、及び下部ケース52の支持部材522によりフィルタ30を支持することが可能な場合には、カバー70からフィルタ支持部73を排除することも可能である。
・本発明は上記の具体例に限定されるものではない。すなわち、上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、前述した各具体例が備える各要素及びその配置、材料、条件、形状、サイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10:送風ユニット
30:フィルタ
40:送風機
50:ケース
70:カバー
73:支持部
513:フィルタ脱着口
515a:下流側案内部
515b:上流側案内部
515c:貫通孔
516a,516b:支持部
517:誘導面
521:空気吸込口
522:支持部材
522a:傾斜面

Claims (6)

  1. 空気吸込口(521)を介して空気を取り込むとともに、取り込んだ空気を空調ユニットに送風する送風機(40)と、
    車内又は車外の空気を前記空気吸込口を介して前記送風機に導くケース(50)と、
    前記ケースの内部に収容されるとともに、前記空気吸込口よりも空気流れ上流側に配置され、前記空気吸込口に取り込まれる空気を濾過するフィルタ(30)と、を備え、
    前記ケースは、
    前記フィルタの脱着のためのフィルタ脱着口(513)と、
    前記フィルタ脱着口を通じて脱着される前記フィルタを前記空気吸込口の開口面(521a)に対して所定角度を有して傾斜するように案内する案内部(515a,515b)と、
    前記フィルタを前記空気吸込口の開口面に対して平行に支持する支持部(516a,516b)と、を有している
    車両用空調装置の送風ユニット。
  2. 前記ケースにおける前記フィルタの挿入方向の奥側の内壁面には、前記案内部により前記空気吸込口の開口面に対して傾斜して案内されるフィルタを前記送風機の空気吸込口の開口面に対して平行な姿勢に誘導する誘導面(517)が形成されている
    請求項1に記載の車両用空調装置の送風ユニット。
  3. 前記フィルタを空気流れ下流側から支持する支持部材(522)を更に備え、
    前記支持部材における前記フィルタ脱着口に対向する部分には、前記案内部の傾斜角度に対応した傾斜面(522a)が形成されている
    請求項1又は2に記載の車両用空調装置の送風ユニット。
  4. 前記フィルタ脱着口を閉塞するカバー(70)を更に備え、
    前記カバーには、前記フィルタを前記送風機の空気吸込口の開口面に対して平行に支持するフィルタ支持部(73)が形成されている
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用空調装置の送風ユニット。
  5. 前記案内部として、
    前記ケースの内壁面に形成され、前記フィルタの空気流れ上流側の上面に接触することにより前記フィルタを案内する上流側案内部(515b)と、
    前記ケースの内壁面に形成され、前記フィルタの空気流れ下流側の底面に接触することにより前記フィルタを案内する下流側案内部(515a)と、を有する
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用空調装置の送風ユニット。
  6. 前記下流側案内部には、空気流れ方向に貫通する貫通孔(515c)が形成されている
    請求項5に記載の車両用空調装置の送風ユニット。
JP2016017896A 2016-02-02 2016-02-02 車両用空調装置の送風ユニット Pending JP2017136907A (ja)

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