JP2017135880A - 無線給電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ステーションから移動体への無線給電システムにおいて、移動体を軽量化すると同時に、移動体や移動体に付属して配置される電子機器類に与える電磁ノイズを低減できる無線給電システムを提供する。
【解決手段】従来のステーションから移動体への無線給電システムでは、受電コイルと受電用磁性板は受電側の移動体に搭載されていた。本発明では、受電用磁性板を送電側のステーションに配置することにより移動体の軽量化を実現する。ステーションの電力伝送が可能な範囲に移動体が位置する場合、移動体からステーション方向へ見たときに、受電回路、金属シールド及び/又は送電用磁性板、送電コイル、受電コイル、受電用磁性板、送電回路の順番に配置されるため、送電回路が無線給電時に受ける電磁ノイズを低減できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、送電装置と受電装置の間の電力伝送を非接触で行う無線給電システムに関し、特に所定の位置に固定された送電装置から受電装置が搭載された移動体へ電力伝送を非接触で行う無線給電システムに関する。
非接触で電力を伝送(以下無線給電と呼ぶ)する方法として、電磁誘導による電磁誘導方式、電界又は磁界共鳴を介した共鳴給電方式、電波によるマイクロ波送電方式、あるいは可視光領域の電磁波(光)によるレーザ送電方式が知られている。
この中で既に実用化されているのは、電磁誘導方式である。この方式は簡易的な設計で高効率の無線給電が可能であるが、送電距離が短いという課題がある。そこで、共振を利用して電力を数m先まで伝送する共鳴給電方式が提案され、この技術を利用した製品開発が、電機メーカーや、自動車メーカーを中心に進められている。
共鳴給電方式では、送電装置内の送電コイルと受電装置の受電コイルの電磁気的な結合により電力伝送が行われるが、両コイル間の結合係数k値は小さく、一方、Q値を高めることにより無線給電を行う。
一般的に、共鳴給電方式は電力伝送効率が低くなってしまうが、電磁誘導方式と比較すると伝送距離は長くできる。無線給電において伝送距離が長くできることはメリットではあるが、一方で伝送距離が長くなることによるリスクも生じる。例えば、送電装置と受電装置の間に人・もの(本来の受電対象と異なるもの)が入る懸念が増すため、実用運用上において、人体や精密電子機器類などに対する電磁暴露に注意する必要性が増す。更には金属異物が送電装置と受電装置の間に挟まれた場合の対策もより必要となる。
この問題点を解決する従来の技術として、例えば特許文献1に開示された無線給電システムでは、ユーザーと給電装置の位置を検知・報知し、給電装置の稼働状態を制御する。この方法によれば、ユーザー(人)が存在する場合には給電パワーを小さくするなどしてユーザーが受ける電磁暴露量を低減することが可能となる。
特開2014−60822
特許文献1に開示された構成の場合、ユーザーと給電装置の位置関係によって給電量を制御するが、給電量を制御するためには、位置関係を検知してその結果を報知する装置が別途必要になる。その結果、装置規模が大きくなることによって重量もかさみ、コストも高くなるなどの弊害が生じる。また、ユーザーが使用する環境に合わせて個別に給電条件の設定が必要となり、更には前記検知・報知装置が誤動作(ずれ、判断ミス)すると無線給電システム全体が停止する懸念もある。
電気自動車など電力やモータ類の規模がその大きさや重量に比較して大きく価格が高価なものは、特許文献1に記載された構成でも問題ない。しかし、システムの規模や重量に制限のあるシステムでは、無線給電システムの軽量化が必須である。特に、受電側が移動体である場合には、移動体の大きさや重量に制限があり、移動体を軽量化することは重要な課題であった。
本発明は、軽量化が求められる移動体への無線給電システムにおいて、従来に比べて軽量化した移動体を提供すると同時に、無線給電による電源供給の場所となるステーションから移動体及び移動体に付属する機器に対して与えてしまう電磁ノイズを低減できる、無線給電システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の無線給電システムは、送電コイル及び前記送電コイルに電力を供給する送電回路を有する送電装置と、受電コイル及び前記受電コイルから電力を抽出する受電回路を有する受電装置と、金属シールド及び/又は送電用磁性板及び受電用磁性板を備え、前記送電装置及び前記金属シールド及び/又は前記送電用磁性板及び前記受電用磁性板はステーションに搭載され、前記受電装置は前記ステーションに対して移動可能な移動体に搭載され、前記ステーションの電力伝送が可能な範囲に前記移動体が位置する場合に、前記移動体に搭載された受電コイルと前記ステーションに搭載された前記受電用磁性板が一体的に作用し、前記送電コイルから前記受電コイルを介して前記ステーションから前記移動体に非接触で電力を伝送することを特徴とする。
本発明によれば、軽量化が求められる移動体へ非接触で電力を伝送する無線給電システムにおいて、移動体を軽量化することができる。その結果、移動体の移動に際して移動体に搭載された電池の電力を効率的に利用することができる。
また、本発明によれば、無線給電に際して、移動体や移動体に付属する機器に対して電磁ノイズを低減することができる。
本発明の無線給電システム全体を模式的に示した図 本発明の移動体を模式的に示した図 本発明のステーションを模式的に示した図 電磁誘導方式を用いる場合の本発明のステーションを模式的に示した図 共鳴給電方式を用いる場合の本発明のステーションを模式的に示した図 本発明の送電装置と受電装置を示すブロック図 電磁シールドを用いた場合における本発明のステーションを模式的に示した図 本発明の実施例における給電手順のフローチャートを示した図 従来の無線給電システム全体を模式的に示した図
本発明ではステーションから移動体に無線給電を行う無線給電システムにおいて、(1)移動体の軽量化、(2)移動体に与える電磁ノイズ低減化、の2点の課題を解決するために、従来では受電装置側である移動体に搭載されていた受電磁性板を、送電装置側のステーションに搭載する。これにより移動体の軽量化を実現することができ、同時に、無線給電の際に発生する移動体の近傍における磁場の強度を低減できるようになる。
特に本発明は、受電側の移動体に受電コイルが搭載され、送電側のステーションに受電用磁性板が搭載されることを特徴とする。移動体が移動する際には、移動体に受電用磁性板は搭載されず、ステーションの無線給電が可能な範囲に移動体が位置する場合には、移動体に搭載された受電コイルとステーションに搭載された受電用磁性板が一体として磁気的に作用し、無線給電が可能な状態となる。
ステーションから移動体に無線給電を行うに際しては、送電コイルと受電コイルの磁気的結合が強い電磁誘導方式を用いてもよいし、磁気的結合が比較的弱い共鳴給電方式を用いてもよい。
電磁誘導方式の場合には送電コイルと受電コイルの結合力の高さが無線給電の効率を決めるため、双方のコイルを近づけまた磁性板(コア)等を配置して錯交磁束を増やすことが重要である。
一方、共鳴給電方式の場合には、移動体に搭載される受電コイルとステーションに搭載される受電用磁性シートからなるインダクタンスに対応して、所定の共振周波数で共振する容量の受電共振容量を用いる。これにより、ステーションの無線給電が可能な範囲に移動体が位置する場合に、受電コイルと受電用磁性シートで構成されるインダクタンスと受電共振容量により所定の周波数で共振する受電共振器を形成する。
送電側に関しては、送電コイルと送電用磁性シートで構成されるインダクタンスと送電共振容量により送電共振器を形成する。なお、送電用磁性シートの代わりに金属シールドを用いてもよいし、送電用磁性シートと金属シールドを併用してもよい。この場合も同様にして、金属シールドや送電用磁性シートと金属シールドで形成されるインダクタンス成分に対して適正な共振容量を配置するようにする。
ここで、ステーションの無線給電が可能な範囲に移動体が位置する場合、移動体からステーション方向へ見たときに、受電回路、金属シールド及び/又は送電用磁性板、送電コイル、受電コイル、受電用磁性板、送電回路の順番に配置される。この場合、送電コイルや受電コイルといった無線給電の際に磁場や電界を発生させる部材から受電回路を離して配置することができるので、無線給電時の移動体の近傍における磁場や電界を低減することが可能となる。その結果、移動体や移動体に付属して配置される電子機器類の磁場や電界による不具合を回避できる。
更には、例えば飛行体のような空中を移動する移動体が、給電に際してステーションの上側から着陸するような場合には、移動体をステーションに正確に位置づける目的で、移動体のガイドとなる機構をステーションに設けておくことが有効である。例えば、底面が前記ステーションに接した円錐台形状の突起状物をガイドとして設ければ、簡単な構成で移動体をステーションに高精度で位置づけることができる。
送電コイルと送電用磁性板は円錐台形状の突起状物の上部に配置し、受電用磁性板は円錐台形状の突起状物の下面付近に配置した。そして、移動体の下部には受電コイルが設けられ、ステーションの上側から移動体が接近し、ステーションから移動体への電力伝送が可能な範囲に移動体が位置した場合に、受電コイルと受電用磁性シートで構成されるインダクタンスと受電コンデンサの容量により受電共振器を形成するようにした。
なお、突起状物には異物が入らないため、従来から行われていた異物検出を簡略化し、もしくは廃止することも可能である。
金属シールド及び/又は送電用磁性板は、ステーションと移動体を取り囲むように電磁シールドにすることもできる。これにより、より電磁ノイズに対して厳しい制約がある環境下でも無線給電が可能となると同時に、電磁シールドを無線給電システムの収納箱として利用することもできる。
<実施例>
以下、本発明のより詳細な実施の形態について、具体的な例を示して、図面を参照しながら説明する。なお、以下では本発明をマルチコプターに適用した実施例を示すが、本発明は本実施例に限定されるものではなく、例えばウエアラブルデバイスなどにも応用可能である。
図6は、本実施例における無線給電システムにおける電気回路系の機能ブロックを示す。電気回路系は、送電装置500と受電装置600に分けられる。送電装置500は、電源501、インバーター502、送電側電圧・温度検出部503、制御部504、送電側通信部505、及び送電コイル201からなる。受電装置600は、整流・DCDCコンバーター601、充電・保護回路602、受電側電圧・温度検出部603、受電側通信部604、電池605、及び受電コイル202からなる。
電源501は、商用交流電源から所定の直流電力を生成し、インバーター502に供給する。インバーター502は、受け取った直流電力を無線給電に適した所定の高周波電力に変換して送電コイル201に出力する。高周波電力は送電コイル201より空間に輻射され、受電コイル202がその輻射された電力を受電する。受電コイル202で受け取られた高周波電力は整流・DCDCコンバーター601により所定の電圧の直流電力に変換され、充電・保護回路602に出力される。充電・保護回路602は、整流・DCDCコンバーター601から得られた直流電力で電池605の充電を行う。なお、充電・保護回路602は電池605の電圧をモニターしながら充電を行い、電池605が過充電にならないように保護する。
送電側電圧・温度検出部503は、送電コイル201のコイル端の電圧と温度、及びインバーター502を構成するFETの温度を、常時若しくは一定の間隔をおいて検出する。送電側電圧・温度検出部503で検出された結果は制御部504に伝えられ、検出結果が所定の電圧範囲及び所定の温度範囲から逸脱している場合には、制御部504はインバーター502の動作を抑制し、若しくは停止させる。
また、受電側電圧・温度検出部603は、受電コイル202のコイル端の電圧と温度、及び電池605の電圧と温度を、常時若しくは一定の間隔をおいて検出する。この検出結果は、受電側通信部604を介して送電側通信部505に伝えられ、送電側通信部505がその検出結果を制御部504に伝える。検出結果が所定の電圧範囲及び所定の温度範囲から逸脱している場合には、制御部504はインバーター502の動作を抑制し、若しくは停止させる。
受電側通信部604と送電側通信部505間の通信処理は所定の時間を要するので、通信を行っている間に無線給電時に受電コイル202の両端に急激な過電圧が生じてしまう場合もある。そこで、整流・DCDCコンバーター601や電池605には、図示しない過電圧防止用の回路を別途設けた。
図1は、移動体がマルチコプターである場合の、本発明の無線給電システム全体を示した図である。マルチコプター100には、図6に示した受電装置600が搭載されている。マルチコプター100は受電回路101と受電コイル202を分けて搭載し、図6に示したように受電回路101には受電装置600のうち受電コイル202を除く601乃至605が搭載されている。
ステーション300には、図6に示した送電装置500が搭載されている。ステーション300は送電回路302と送電コイル201を分けて搭載し、図示されていないが、ステーション300の受電用磁性板203の下部には送電回路302が配置されている。
送電装置500から受電装置600への無線給電は、図6に示したブロック図のとおりに行われ、詳細は先に説明したとおりである。
本発明は、受電側の移動体であるマルチコプター100に受電コイル202が搭載され、送電側のステーション300に受電用磁性板203が搭載されることを特徴とする。マルチコプター100が移動する際には、マルチコプター100に受電用磁性板203は搭載されないが、ステーション300の無線給電が可能な範囲にマルチコプター100が位置する場合には、マルチコプター100に搭載された受電コイル202とステーション300に搭載された受電用磁性板203が一体として磁気的に作用し、無線給電が可能な状態となる。
このように本発明では受電用磁性板203を移動体であるマルチコプター100に搭載しない。その結果、マルチコプター100を軽量化でき、飛行のための消費電力を低減し、結果として飛行可能時間を長くできる。
図2は、図1に示した本発明におけるマルチコプター100のみを示す。受電コイル202はマルチコプター100の下部に配置されている。受電コイル202をマルチコプター100の下部に配置して受電回路101と受電コイル202の間の距離を空けることにより、ステーション300から無線給電する際に発生する磁場や電界がマルチコプター100に搭載されている受電回路101に与える悪影響を低減できる。
図3は、図1に示した本発明におけるステーション300のみを示す。ステーション300にはマルチコプター100を誘導し、適切な位置に着陸させるためのガイド301を設けた。ガイド301は、底面がステーション300に接した円錐台形状の突起状物である。送電コイル201と送電用磁性板200は円錐台形状のガイド301の上面側に配置し、受電用磁性板203は円錐台形状のガイド301の下面側に配置した。
図4は無線給電に電磁誘導方式を用いる場合の、ステーション300における送電コイル201と受電コイル202等の位置関係を示す図である。図4は説明のためマルチコプターなどは省略した断面図である。電磁誘導方式の場合は送電コイル201と受電コイル202の間の錯交磁束を増やして結合係数k値を上げる必要がある。そのため、送電コイル201と受電コイル202を近接して配置する。
送電コイル201の上側には送電用磁性板200が設けられ、受電コイル202の下側には受電用磁性板203が設けられる。図4に示したように金属シールド204を送電用磁性板200の上側に設けてもよい。図示しないが、金属シールド204を送電用磁性板200の代わりに用いてもよい。
図5は無線給電に共鳴給電方式を用いる場合の、ステーション300における送電コイル201と受電コイル202等の位置関係を示す図である。図5は説明のためマルチコプターなどは省略した断面図である。共鳴給電方式の場合はQ値を高くして電力を伝送する。結合係数k値は小さくてもよいので、図4に示した場合に比べて送電コイル201と受電コイル202の間を離して配置することができる。送電コイル201の上側には送電用磁性板200が設けられ、受電コイル202の下側には受電用磁性板203が設けられる。図5に示したように金属シールド204を送電用磁性板200の上側に設けてもよい。図示しないが、金属シールド204を送電用磁性板200の代わりに用いてもよい。
図1に示したように、図2のマルチコプター100が図3のステーション300の適切な位置に着陸すると、ステーション300の無線給電が可能な範囲にマルチコプター100が位置することになる。この時、マルチコプター100の下面側に配置された受電コイル202がステーション300の受電用磁性板203に近接することになり、受電コイル202と受電用磁性板203が一体として磁気的に作用することにより無線給電が可能となる。
なお、共鳴給電方式で無線給電を行う場合は、受電コイル202と共に受電共振容量を付加した。受電コイル202と受電用磁性板203で構成されるインダクタンスと受電共振容量により所定の周波数で共振する受電共振器を形成する。本実施例においては、受電用磁性板203と受電コイル202との組み合わせで決まるインダクタンスが約250μHとなることを測定により確認した。そこで、約100kHzの周波数にて共振を行い、共鳴給電方式で無線給電を行うために、約10000pFの共振容量を用いた。
本発明では、マルチコプター100の充電が終了し、マルチコプター100が再びステーション300から飛び立つ場合も、マルチコプター100は受電用磁性板203をステーション300に残していく。
このように、マルチコプター100は空芯コイルを受電コイル202として用い、かつ、受電用磁性板203を搭載しないことにより軽量化を実現している。
なお、ステーション300の無線給電が可能な範囲にマルチコプター100が位置する場合には、受電回路101、金属シールド204及び/又は送電用磁性板200、送電コイル201、受電コイル202、受電用磁性板203、送電回路302が順番に配置される。
上記は受電装置600側の説明であるが、送電装置500側においても同様に送電コイル201と送電用磁性板200が一体として磁気的に作用する。送電コイル201と共に送電共振容量を付加し、送電コイル201と送電用磁性板200で構成されるインダクタンスと送電共振容量により所定の周波数で共振する送電共振器を形成する。
無線給電を行うと送電コイル201の近傍には磁界や電界が発生するが、送電用磁性板200は、マルチコプター100及びマルチコプター100に搭載されている受電回路101の周囲に発生する磁界や電界を低減するように作用する。同様に受電用磁性板203はステーション300に設けられた送電回路302の近傍における磁界や電界を低減する。なお、送電回路302を送電コイル201に近接して配置する場合には、送電回路302を送電用磁性板200の背面に配置することにより、送電回路302の近傍における磁界や電界を低減できる。
送電用磁性板200や受電用磁性板203の材料としては、無線給電の高周波電力の周波数において高い透磁率を有するもの、例えばフェライトを用いることができる。受電用磁性板の材料としては、送電用磁性板と同様なものを用いることができる。具体的には、送電用磁性板200や受電用磁性板203として、例えば数mm以上の厚さを有する焼結体からなるフェライト板を用いることができる。本実施例では、MnZn系の焼結体フェライト材で直径が500mm、厚さが3mmの円板を送電用磁性板200及び受電用磁性板203として用いた。この場合、受電用磁性板203の重量は約2.8kgであった。この重量を持った受電用磁性板203をマルチコプター100に搭載してしまうと、飛行のための消費電力をより必要とし、結果として飛行可能時間を短くしてしまう。
送電コイル201と受電コイル202は空芯型を用いた。特に受電コイル202に軽量な空芯コイルを用いることでマルチコプター100の軽量化を図った。受電コイル202の空芯径はステーション300に備えられた受電用磁性板203よりも小さい。送電コイル201と受電コイル202の形状は共に円形とした。ただし、送電コイル201と受電コイル202の形状は、楕円形、または多角形でもよく、巻き方は、スパイラルに平面状に巻いたコイルでも、ソレノイドコイルでもよい。なお、送電コイル201は空芯型に限るものではなく、例えばフェライトコアを有していてもよい。
空芯コイルの材料や構造といった詳細な線材の種類及び仕様等は、無線給電に用いる周波数と電力(電流密度)と許容損失(発熱)から決定した。本実施例では、無線給電に共鳴給電方式を用い、共鳴周波数を100kHzとした。空芯コイルに用いた素線は銅製でφ0.12の15本撚りのリッツ線を用い、空芯コイルは直径300mmの円形で15ターンのソレノイド状とした。この時、空芯コイルのインダクタンスは約180μHであった。
図7はステーション300とマルチコプター100を囲むように配置した電磁シールド400を模式的に示す。電磁シールド400により囲まれた空間が不要な電力輻射に対して電磁シールドされる。送電用磁性板の代わりに電磁シールド400を図7のように配置することにより、仮に電磁ノイズに対して厳しい要求をされる環境でも無線給電を導入できる。電磁シールド400による効果を維持しつつマルチコプター100に対する通信を常時保ちたい場合は、通信用のアンテナを電磁シールド400の外部に設置すればよい。電磁シールド400としてはアルミニウムや銅を用いることができ、電磁シールド400をメッシュ状に加工することにより渦電流の発生を低減できる。
図8はマルチコプター100が飛行している状態からステーション300にて無線給電を受けるまでのフローチャートを示す。飛行状態のマルチコプター100は、電池容量が少なくなるなどして充電が必要な状態であることを検出すると、ステーション300にて充電を行うためステーション300に向けて飛行を開始する。ステーション300の位置は、マルチコプター100に予め登録されていて、例えばGPS(グローバル ポジショニング システム)を用いて、自らの現在位置を認識できる。マルチコプター100は、自らの現在位置からステーションへの方向と距離を算出することにより、ステーション300に向けて飛行を開始できる。
マルチコプター100はステーション300の上空に達すると、ステーション300のあらかじめ定められた位置へ着地するまで降下する。ここで、マルチコプター100はある程度まで降下してステーション300の上部に達すると、図3乃至図5に示したステーション300のガイド301に従って着地する。
ステーション300にはマルチコプター100の着陸を検知するための図示しない機械的スイッチを配し、機械的スイッチがオンになることにより、マルチコプター100がステーション300に着陸したことを検知する。機械的スイッチに代えて、マルチコプター100が降下している最中に、無線給電の電力伝送よりも小さい電力を送電し、マルチコプター100が着陸した時の反射電力の減少やインダクタンスの変化などを電気的に検出して、マルチコプター100がステーション300に着陸したことを検知してもよい。
次にマルチコプター100に搭載されている電池605を充電するために、ステーション300に搭載されている送電コイル201とマルチコプター100に搭載されている受電コイル202の間で無線給電を行う。
また、電池605の消耗が規定以上に大きく電池電圧が規定値以下になっている場合には、電池の性能を劣化させないために初期充電として通常より小さい電力で充電を行うようにした。
図8のフローチャートには示さなかったが、マルチコプター100の充電途中で飛行指令を検出した場合は、電池605の充電が終了していない場合であってもステーション300から飛び立つようにした。マルチコプター100がステーション300から飛び立つ際には、無線給電の給電電力を低下させるか若しくは停止させた。
図9は、従来の無線給電システム全体を模式的に示す。無線給電する対象が上記と同様にマルチコプターの場合、構造的に複雑であるなどの理由から無線給電する場所を確保し難い。仮に、電池やその他電子機器が近接している場所に受電コイルを配置すると、無線給電による磁界や電界の影響を強く受け問題となる。
以上、本発明をマルチコプターに適用した実施例を示した。本発明は、本実施例以外にも、例えばドローンなどのその他の移動体や、人が持ち運ぶ機器、ウエアラブル機器に適用しても同様な効果が得られる。
本発明の無線給電システムによれば、飛行体或いはハンドキャリーするものなど、特に軽量化が求められる移動体に対しての無線給電システムにおいて、従来に比べて移動体を軽量化できる。同時に、移動体及び移動体に付属する機器に対して、無線給電中に与える電磁ノイズを低減できる。これらにより、無線給電システムを活用できるアプリケーションを拡げることができる。
100 マルチコプター
101 受電回路
200 送電用磁性板
201 送電コイル
202 受電コイル
203 受電用磁性板
204 金属シールド
300 ステーション
301 ガイド
302 送電回路
400 電磁シールド
500 送電装置
600 受電装置

Claims (7)

  1. 送電コイル及び前記送電コイルに電力を供給する送電回路を有する送電装置と、
    受電コイル及び前記受電コイルから電力を抽出する受電回路を有する受電装置と、
    金属シールド及び/又は送電用磁性板及び受電用磁性板を備え、
    前記送電装置及び前記金属シールド及び/又は前記送電用磁性板及び前記受電用磁性板はステーションに搭載され、
    前記受電装置は前記ステーションに対して移動可能な移動体に搭載され、
    前記ステーションの電力伝送が可能な範囲に前記移動体が位置する場合に、前記移動体に搭載された受電コイルと前記ステーションに搭載された前記受電用磁性板が一体として磁気的に作用し、
    前記送電コイルから前記受電コイルを介して前記ステーションから前記移動体に非接触で電力を伝送することを特徴とする無線給電システム。
  2. 前記ステーションの電力伝送が可能な範囲に前記移動体が位置する場合、前記移動体から前記ステーション方向へ見たときに、前記受電回路、前記金属シールド及び/又は前記送電用磁性板、前記送電コイル、前記受電コイル、前記受電用磁性板、前記送電回路の順番に配置される請求項1に記載の無線給電システム。
  3. 前記送電装置は送電共振容量を更に備え、前記送電共振容量は前記送電コイルと前記送電用磁性板で構成されるインダクタンスに対応して所定の共振周波数で共振する容量を有し、前記送電共振容量と前記送電コイルとで送電共振器を構成し、
    前記受電装置は受電共振容量を更に備え、前記受電共振容量は前記受電コイルと前記受電用磁性板で構成されるインダクタンスに対応して所定の共振周波数で共振する容量を有し、前記受電共振容量と前記受電コイルとで受電共振器を構成し、
    前記送電共振器と前記受電共振器の間の磁界共鳴作用を介して前記ステーションから前記移動体に非接触で電力を伝送する請求項1または2に記載の無線給電システム。
  4. 前記ステーションに対する前記移動体の位置制御を行うためのガイド機構を前記ステーションに備えた請求項1乃至3に記載の無線給電システム。
  5. 前記ガイド機構は前記ステーションから突出した突起状物であり、前記突起状物は前記ステーションから前記突起状物の先端に向けて細くなっており、前記受電コイルの最大径が前記送電コイルの最大径より大きい請求項4に記載の無線給電システム。
  6. 前記移動体に搭載された前記受電コイルは空芯コイルである請求項1乃至5に記載の無線給電システム。
  7. 前記ステーションと前記送電装置と前記受電装置を囲む筐体である電磁シールドを備え、前記ステーションから前記移動体に非接触で電力を伝送している際に、前記筐体により囲まれた空間が不要な電力輻射に対して電磁シールドされる請求項1乃至6に記載の無線給電システム。
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