JP2017135035A - リレー固着検出システム - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリを充電するために外部交流電源に接続される充電プラグを有する車両において、バッテリと電気機器との間の経路に設けられたリレーの接点の固着を検出するにあたり、誤検出の可能性を低減させる。
【解決手段】リレー固着検出システム10は、バッテリ18、バッテリ18と電気機器としてのPCU22との間の経路に設けられたシステムメインリレー20、バッテリ18と電気機器としての充電器28との間の経路に設けられたチャージリレー32、及び、充電プラグ24を含む電源回路12に交流電圧を印加し、それにより生じる交流電流の振幅値に基づいて、システムメインリレー20及びチャージリレー32の接点の固着を検出する。リレー固着検出システム10は、充電プラグ24が外部交流電源に接続されていない場合の交流電流の振幅値に基づいて、システムメインリレー20及びチャージリレー32の接点の固着検出処理を実行する。
【選択図】図4

Description

本発明は、リレー固着検出システムに関し、特に、バッテリ駆動車両におけるバッテリと電気機器との間に設けられたリレーの固着を検出するシステムに関する。
電気自動車あるいはハイブリッドカーには、バッテリと、当該バッテリに電気的に接続される様々な電気機器が搭載されている。このような電気機器としては、例えば、車両を駆動するための動力源あるいは発電機として機能するモータジェネレータを制御するためのパワーコントロールユニット(PCU)が挙げられる。また、近年の車両には、例えば家庭用電源や充電スタンドなどの外部交流電源からの電力によってバッテリを充電(プラグイン充電)することができるように、外部交流電源からの交流電力を直流電力に変換するための充電器(AC−DC変換器)を備えており、当該充電器も電気機器の1つとして挙げられる。
例えばイグニッションがオフの状態である場合など、PCUが動作する必要がない場合にPCUに電力が供給されないように、バッテリとPCUとの間の経路にはリレーが設けられている。このようなリレーはシステムメインリレーと呼ばれている。また、バッテリの充電が完了したときにバッテリと充電器との間を電気的に遮断するために、バッテリと充電器との間の経路にもリレーが設けられる。このようなリレーはチャージリレーと呼ばれている。このように、電気自動車あるいはハイブリッドカーには、バッテリと電気機器との間の経路にリレーが設けられている。
バッテリと電気機器との間の経路に設けられたリレーの接点は、寿命あるいは過大電流が流れたことによる溶着などによって、閉状態(オン状態)のまま固着してしまうおそれがある。このことに鑑みて、従来、このようなリレーの接点の固着を検出する技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、バッテリの正電極と電気機器の間に設けられた正側スイッチ(接点)、及び、バッテリの負電極と電気機器の間に設けられた負側スイッチ(接点)の固着を効率的に検出する技術が開示されている。具体的には、バッテリ及び上記2つのスイッチを含む回路に交流電流を印加し、2つのスイッチが固着していないとき(つまり2つのスイッチが両方とも開状態であるとき)と、2つのスイッチの少なくとも一方が固着したとき(つまり少なくとも一方のスイッチが閉状態であるとき)との間で、回路の所定位置において検出された交流電流の振幅が互いに異なることを利用して、当該所定位置における交流電流の検出振幅値に基づいて2つのスイッチの固着を検出している。
特開2015−35708号公報
充電プラグが外部交流電源に接続され、外部交流電源からの交流電力が車両内に供給されると、外部交流電源に由来するノイズがバッテリ及びリレーを含む回路に伝播する場合がある。このようなノイズは、例えば、外部交流電源からの交流電力が流通する交流ラインから空間を飛来してくる電磁波により引き起こされる誘導ノイズ又は輻射ノイズなどである。これらのノイズは、所定の周波数(例えば外部交流電源の周波数あるいはその倍数の周波数)で振幅が変動している場合がある。
例えば特許文献1に記載のように、交流信号を回路に印加して、印加された交流信号の振幅を検出することによってリレーの接点の固着を検出する方法を採用する場合、充電プラグが接続された状態、つまり車両内に外部交流電源からの交流電力が供給されている状態においては、上記のようなノイズが検出振幅値に影響を及ぼし、リレーの接点の固着検出処理において誤検出が生じるという問題があった。
本発明の目的は、バッテリを充電するために外部交流電源に接続される充電プラグを有する車両において、バッテリと電気機器との間の経路に設けられたリレーの接点の固着を検出するにあたり、誤検出の可能性を低減させることにある。
本発明は、車両に搭載されたリレー固着検出システムであって、バッテリ、前記バッテリと電気機器との間の経路に設けられたリレー、及び、前記バッテリを充電するために外部交流電源に接続される充電プラグを含む電源回路と、前記リレーの接点の固着を検出するための交流信号を前記電源回路に与える交流信号付与手段と、前記リレーの接点が開状態の場合と閉状態の場合との間で前記交流信号の振幅値が互いに異なる位置において、前記交流信号の振幅を検出する振幅検出手段と、前記充電プラグが前記外部交流電源に接続されているか否かを判定するプラグ接続状態判定手段と、前記充電プラグが前記外部交流電源に接続されていないときに前記振幅検出手段が検出した前記交流信号の振幅に基づいて、前記リレーの接点の固着を検出する固着検出手段と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、電源回路に与えられた交流信号の振幅を検出することで、バッテリと電気機器との間の経路に設けられたリレーの接点の固着を検出するシステムにおいて、充電プラグが外部交流電源に接続されていないときに検出された交流信号の振幅に基づいてリレーの接点の固着が検出される。これにより、外部交流電源に由来するノイズの影響を排除しつつ、リレーの接点の固着を検出することができる。
本発明によれば、バッテリを充電するために外部交流電源に接続される充電プラグを有する車両において、バッテリと電気機器との間の経路に設けられたリレーの接点の固着を検出するにあたり、誤検出の可能性を低減させることができる。
本実施形態に係るリレー固着検出システムの構成概略図である。 システムメインリレーの接点が固着した場合における交流電流の流通経路を示す図である。 チャージリレーの接点が固着した場合における交流電流の流通経路を示す図である。 本実施形態に係るリレー固着検出システムの処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本実施形態に係るリレー固着検出システム10の構成概略図が示されている。リレー固着検出システム10は、例えば電気自動車やハイブリッドカーなど、バッテリ及び電気機器を備える車両に搭載されるものである。
リレー固着検出システム10は電源回路12を有する。電源回路12は、後述のバッテリ18からの電力を電気機器に供給するための電力供給回路14、及び、家庭用電源あるいは充電スタンドなどの外部交流電源からの電力をバッテリ18に供給してバッテリ18を充電するための充電回路16を含んで構成される。
電力供給回路14は、バッテリ18及びシステムメインリレー20を含んで構成される。本実施形態においては、電力供給回路14は、バッテリ18から後述のPCU22に対して電力を供給、あるいはPCU22からバッテリ18に対して電力を供給するときの電力の経路である。
バッテリ18は二次電池であり、例えばリチウムイオン電池あるいはニッケル水素電池である。バッテリ18は、セルと呼ばれる複数の小さな電池から構成されている。各セルの出力電圧は1.2V程度であり、数百個のセルが直列接続されることで、バッテリ18としては200V以上の直流電圧を出力する。
システムメインリレー20は、バッテリ18と、本実施形態において電気機器を構成するPCU22との間の経路に設けられる。システムメインリレー20は、バッテリ18に蓄えられた電力の消耗を抑える観点から、例えばイグニッションがオフである場合など、PCU22に電力を供給する必要がない場合にバッテリ18とPCU22間の電気的接続を遮断するために設けられたものである。
システムメインリレー20は、後述のECU40からの制御により開状態と閉状態とが切り替えられる接点を有しており、当該接点が開閉することでバッテリ18とPCU22間の電気的な遮断と接続が切り替えられる。図1に示す通り、システムメインリレー20は2つの接点(接点20a及び接点20b)を有している。接点20aは、バッテリ18の正電極に接続された正電極ライン18aの途中に設けられており、接点20bは、バッテリ18の負電極に接続された負電極ライン18bの途中に設けられている。
2つの接点は、ECU40の制御により同じタイミングにて開閉される。2つの接点でバッテリ18とPCU22間の電気的な遮断と接続を切り替えることで、システムメインリレー20の対障害性を向上させている。具体的には、2つの接点のいずれか一方が固着してしまった場合であっても、他方の接点が開状態となることで、PCU22に供給される電力を遮断することができる。
電気機器としてのPCU22は、車両の駆動源及び発電機として機能するモータジェネレータ(不図示)の制御を行うものである。具体的には、PCU22は、バッテリ18から供給される電力を受けてモータジェネレータを駆動源として動作させ、あるいは、モータジェネレータが発電した電力をバッテリ18へ供給する。
PCU22は、例えば車両のボディなどの接地部材に近接して配置されているために、PCU22と当該接地部材との間に浮遊容量22aが存在している。後述のように、当該浮遊容量22aは、システムメインリレー20が有する接点20a及び20bの固着を検出するための交流信号が流れる経路を構成する。
システムメインリレー20に接続される電気機器としては、電気回路や負荷であればよく、PCU22に限られない。例えば、PCU22が制御するモータジェネレータ、車両に設けられた空調設備を駆動させるための回路、当該空調設備自体、あるいは後述の充電器28などであってもよい。
充電回路16は、充電プラグ24、交流ライン26、充電器28、直流ライン30、及びチャージリレー32を含んで構成される。
充電プラグ24は、バッテリ18を充電するために外部交流電源に接続されるものである。充電プラグ24が外部交流電源に接続されることで、外部交流電源からの交流電力が充電プラグ24に接続された交流ライン26に供給される。交流ライン26は充電器28にも接続されており、外部交流電源からの交流電力が充電器28に入力される。
電気機器としての充電器28は、外部交流電源からの交流電力を直流電力に変換するものである。つまり、充電器28はAC−DC変換機能を有する。充電器28により変換された直流電力は、バッテリ18に接続される直流ライン30に供給される。
また、充電器28は、充電プラグ24の外部交流電源に対する充電プラグ24の接続状態を示すプラグ接続情報をECU40へ送信する。具体的には、充電器28に交流電力が供給されている場合は、充電プラグ24が外部交流電源へ接続されていることを示す信号をECU40へ送信し、充電器28に交流電力が供給されていない場合は、充電プラグ24が外部交流電源へ接続されていないことを示す信号をECU40へ送信する。つまり、充電器28は、充電プラグ24が外部交流電源に接続されているか否かを判定するプラグ接続状態判定手段としても機能する。
PCU22と同様に、充電器28が接地部材に近接配置されているために、充電器28と当該接地部材との間に浮遊容量28aが存在している。後述のように、当該浮遊容量28aは、後述のチャージリレー32が有する接点32a及び32bの固着を検出するための交流信号が流れる経路を構成する。
チャージリレー32は、直流ライン30の途中に設けられ、つまり充電器28とバッテリ18との間の経路に設けられる。チャージリレー32は、ECU40からの制御により開状態と閉状態とが切り替えられる接点を有しており、当該接点が開閉することで充電器28とバッテリ18間の電気的な遮断と接続が切り替えられる。システムメインリレー20と同様に、対障害性を向上させる観点から、チャージリレー32も2つの接点(接点32a及び接点32b)を有している。接点32aは、充電器28とバッテリ18の正電極との間に設けられており、接点32bは、充電器28とバッテリ18の負電極との間に設けられている。
2つの接点は同じタイミングにて開閉される。具体的には、充電プラグ24が外部交流電源に接続されたときに2つの接点が閉状態となり、バッテリ18の充電が完了したか、あるいは充電プラグ24が外部交流電源から外された場合に2つの接点は開状態となる。
充電プラグ24が外部交流電源に接続された状態では、交流電力が流れる交流ライン26から空中を飛来してくる電磁波の影響により、正電極ライン18a、負電極ライン18b、及び直流ライン30に誘導ノイズあるいは輻射ノイズが伝播する場合がある。外部交流電源に由来するこれらのノイズは、外部交流電源の周波数あるいはその倍数の周波数で振幅が変動し得るものである。
リレー固着検出システム10は、システムメインリレー20及びチャージリレー32(以下、両リレーをまとめて「検出対象リレー」と記載する場合がある)の接点の固着を検出するための交流信号を電源回路12に与える交流信号付与手段としての交流電圧源34、及び、電源回路12に与えられる交流信号の振幅値を検出する振幅検出手段としての電流検出部36を有する。
交流電圧源34は、検出対象リレーの接点の固着を検出するために電源回路12に交流電圧を印加する。交流電圧源34により印加される交流電圧により、交流電圧源34から電源回路12までの経路、及び電源回路12内に交流信号としての交流電流が発生する。本実施形態では、交流電圧源34からの交流電圧は、直流成分遮断のためのカップリングコンデンサ38を介して負電極ライン18bから電源回路12に印加される。
電流検出部36は例えば電流計であり、交流電圧源34によって印加される交流電圧により生じた交流電流の振幅値を検出する。本実施形態においては、電流検出部36は交流電圧源34と負電極ライン18bの間に設けられる。
リレー固着検出システム10は、当該システムの各部を制御するためのECU(エンジンコントロールユニット)40を有する。ECU40は、例えばマイクロプロセッサなどから構成される。ECU40は、リレー固着検出システム10が有する記憶部(不図示)に記憶された制御プログラムに従って、リレー固着検出システム10に設けられた各部の制御を行う。例えば、ECU40は、システムメインリレー20及びチャージリレー32の接点を開閉させる制御を行う。
ECU40は、電流検出部36が検出した交流電流の振幅値に基づいて、検出対象リレーの接点の固着を検出する。つまり、ECU40は固着検出手段としても機能するものである。以下、ECU40が検出対象リレーの接点の固着を検出する方法について説明する。
前提として、検出対象リレーの接点の固着を検出する固着検出処理は、検出対象リレーの接点を開状態とする制御を行った上で実行される。本実施形態では、システムメインリレー20及びチャージリレー32の両方の接点の固着検出を行うため、システムメインリレー20及びチャージリレー32の接点を開状態とした上で、これらの接点の固着検出処理を行う。
システムメインリレー20及びチャージリレー32が正常である場合を考える。固着検出処理時において、システムメインリレー20及びチャージリレー32が正常であれば(接点が固着していなければ)、図1に示される通り、システムメインリレー20及びチャージリレー32の接点は開状態となっている。
このとき、正電極ライン18a及び負電極ライン18bのシステムメインリレー20側の端部、及び直流ライン30のチャージリレー32側の端部がそれぞれ開放されているため、交流電圧源34により交流電圧が電源回路12に印加されたとしても、交流電圧源34から電源回路12までの間、及び電源回路12内には交流電流は流れない。したがって、電流検出部36が検出する振幅値はほぼ0となる。
システムメインリレー20の接点20bが固着した場合を考える。図2に、接点20bが固着した様子が示されている。接点20bが固着した場合、ECU40がシステムメインリレー20の接点を開状態とする制御を行ったとしても、接点20bは閉状態を維持することになる。この状態では、図2に示すように、接地点⇔交流電圧源34⇔電流検出部36⇔カップリングコンデンサ38⇔負電極ライン18b⇔接点20b⇔PCU22⇔浮遊容量22a⇔接地点という交流電流経路Aが形成される。したがって、この場合、交流電圧源34により印加される交流電圧によって、交流電流経路Aに所定の振幅値を有する交流電流が流れる。当該振幅値は、浮遊容量22aの容量などによって定まるものである。接点20aが固着した場合についても同様に、接地点⇔交流電圧源34⇔電流検出部36⇔カップリングコンデンサ38⇔正電極ライン18a⇔接点20a⇔PCU22⇔浮遊容量22a⇔接地点という交流電流経路(不図示)に所定の振幅値を有する交流電流が流れる。
チャージリレー32の接点32bが固着した場合を考える。図3に、接点32bが固着した様子が示されている。接点32bが固着した場合、ECU40がチャージリレー32の接点を開状態とする制御を行ったとしても、接点32bは閉状態を維持することになる。この状態では、図3に示すように、接地点⇔交流電圧源34⇔電流検出部36⇔カップリングコンデンサ38⇔負電極ライン18b⇔接点32b⇔充電器28⇔浮遊容量28a⇔接地点という交流電流経路Bが形成される。したがって、この場合、交流電圧源34により印加される交流電圧によって、交流電流経路Bに所定の振幅値を有する交流電流が流れる。当該振幅値も、浮遊容量28aの容量などによって定まるものである。接点32aが固着した場合についても同様に、接地点⇔交流電圧源34⇔電流検出部36⇔カップリングコンデンサ38⇔正電極ライン18a⇔接点32a⇔充電器28⇔浮遊容量28a⇔接地点という交流電流経路(不図示)に所定の振幅値を有する交流電流が流れる。
このように、電流検出部36が交流電流の振幅値を検出する位置(本実施形態では交流電圧源34と電源回路12の間)においては、システムメインリレー20及びチャージリレー32が有する全ての接点が開状態である場合と、当該2つのリレーが有するいずれかの接点が固着した場合とで、交流電圧源34が印加した交流電圧によって生じる交流電流の振幅値が互いに異なる。この条件を満たす限りにおいて、電流検出部36は他の位置の交流電流の振幅値を検出してもよい。例えば、バッテリ18の正電極に接続されたラインにおける交流電流の振幅値、あるいはバッテリ18の負電極に接続されたラインの交流電流の振幅値を検出するようにしてもよい。
以上の通りであるから、電流検出部36の検出振幅値に基づいて、検出対象リレーの接点の固着が検出可能である。具体的には、交流電流経路A及びBに流れる交流電流の振幅値と、システムメインリレー20及びチャージリレー32の接点が開状態の場合に電流検出部36が検出する振幅値(ほぼ0)との間の値である閾値を予め定めておく。これにより、ECU40は、電流検出部36の検出した振幅値が当該閾値未満である場合は、システムメインリレー20及びチャージリレー32が正常であり、当該閾値以上である場合は、システムメインリレー20及びチャージリレー32が有する接点の少なくとも1つが固着したことを検出できる。
なお、交流電流経路Aに流れる交流電流の振幅値と、交流電流経路Bに流れる交流電流の振幅値との間で有意な差が認められるならば、ECU40は、電流検出部36の検出した振幅値に応じて、システムメインリレー20の接点とチャージリレー32の接点とのいずれが固着したのかを識別することも可能である。
また、本実施形態では、検出対象リレーの接点の固着を検出するために、交流信号として交流電流の振幅値を検出していたが、交流信号として交流電圧を検出するようにしてもよい。例えば、交流電圧源34と電源回路12との間に抵抗素子を設け、負電極ライン18bにおける交流電圧の振幅値を検出するようにしてもよい。これによれば、検出対象リレーの接点が固着した場合に生じる負電極ライン18bにおける交流電圧の振幅値の変動に基づいて、検出対象リレーの接点の固着を検出できる。
充電プラグ24が外部交流電源に接続された状態で上述の検出処理を行った場合、外部交流電源に由来するノイズの影響により、検出対象リレーの接点の固着の誤検出が生じるおそれがある。具体的には、外部交流電源に由来する上記ノイズによって流れる交流電流を電流検出部36が検出してしまい、その検出振幅値が予め定められた閾値以上となる場合がある。そうすると、ECU40は、検出対象リレーの接点が固着していないにも拘わらず、検出対象リレーの接点が固着していると誤検出してしまうことになる。したがって、本実施形態において、ECU40は、外部交流電源に由来するノイズによる誤検出を防ぐために、充電プラグ24が外部交流電源に接続されていないことを検出するプラグ接続状態判定手段として機能する。その結果、電流検出部36が検出した振幅値に基づく検出対象リレーの接点の固着検出処理は、充電プラグ24が外部交流電源に接続されていないときのみ行うことができ、ノイズによる誤検出を防止することができる。
以下、図4に示されたフローチャートに従って、リレー固着検出システム10における固着検出処理の流れについて説明する。なお、図4のフローチャートに示す通り、本実施形態においては、固着検出処理は、プラグイン充電が終了したタイミングで実行されるが、固着検出処理の実行タイミングはそれに限られない。
ステップS10において、ユーザにより充電プラグ24が外部交流電源に接続される。それに伴い、ECU40はチャージリレー32の接点を閉状態とする制御を行う。これによりプラグイン充電が開始される。
ステップS12において、ECU40は、充電器28から送信されてくるプラグ接続情報を参照し、充電プラグ24が外部交流電源から取り外されたか否かを判定する。充電プラグ24が未だ外部交流電源に接続されている場合は、ステップS14に進み、一定時間待機した後再度ステップS12において判定を行う。充電プラグ24が外部交流電源から取り外された場合はステップS16に進む。
ステップS16において、ECU40は、システムメインリレー20及びチャージリレー32の接点を開状態とする制御を行う。これにより、システムメインリレー20及びチャージリレー32が正常であれば、各リレーが有する接点は開状態となるが、システムメインリレー20及びチャージリレー32が有する接点の少なくとも1つが固着している場合は、当該固着した接点は閉状態が維持される。
ステップS18において、システムメインリレー20及びチャージリレー32の接点の固着判定が実施される。具体的には、ECU40は、充電プラグ24が外部交流電源に接続されていない状態において電流検出部36が検出した交流電流の振幅値を参照し、当該振幅値が予め設定された閾値以上である場合は、システムメインリレー20及びチャージリレー32が有する接点のいずれかが固着していると判定し、当該振幅値が当該閾値未満である場合は、システムメインリレー20及びチャージリレー32が有する接点の全てが固着していないと判定する。
以上の通り、本実施形態によれば、充電プラグ24が外部交流電源に接続されていない場合に電流検出部36が検出した振幅値に基づいて、検出対象リレーの接点の固着検出処理が行われる。これにより、外部交流電源に由来するノイズの影響を受けることなく、固着検出処理を行うことができ、誤検出の可能性が低減される。
以上、本発明に係る実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
10 リレー固着検出システム、12 電源回路、14 電力供給回路、16 充電回路、18 バッテリ、18a 正電極ライン、18b 負電極ライン、20 システムメインリレー、20a,20b,32a,32b 接点、22 PCU、22a,28a 浮遊容量、24 充電プラグ、26 交流ライン、28 充電器、30 直流ライン、32 チャージリレー、34 交流電圧源、36 電流検出部、38 カップリングコンデンサ、40 ECU。

Claims (1)

  1. 車両に搭載されたリレー固着検出システムであって、
    バッテリ、前記バッテリと電気機器との間の経路に設けられたリレー、及び、前記バッテリを充電するために外部交流電源に接続される充電プラグを含む電源回路と、
    前記リレーの接点の固着を検出するための交流信号を前記電源回路に与える交流信号付与手段と、
    前記リレーの接点が開状態の場合と閉状態の場合との間で前記交流信号の振幅値が互いに異なる位置において、前記交流信号の振幅を検出する振幅検出手段と、
    前記充電プラグが前記外部交流電源に接続されているか否かを判定するプラグ接続状態判定手段と、
    前記充電プラグが前記外部交流電源に接続されていないときに前記振幅検出手段が検出した前記交流信号の振幅に基づいて、前記リレーの接点の固着を検出する固着検出手段と、
    を備えることを特徴とするリレー固着検出システム。
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