JP2017134864A - 情報処理装置、情報検索方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報検索方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】辞書検索する際に、視覚的、感覚的に学習意欲を高める。
【解決手段】ユーザによって選択された辞書データを対象に任意の見出し語を検索し、当該見出し語の説明情報を表示させると、この検索された見出し語がその辞書データ内での集録位置の情報と共に検索履歴登録データメモリに記憶蓄積される。そして、検索対象の辞書に応じた検索語を入力する辞書検索画面Gでは、前記検索履歴登録データメモリに記憶された検索済みの各見出し語とその辞書内位置情報に基づいて、辞書データの範囲に対する当該各見出し語の位置を示すマークMn…を配列した検索履歴グラフShが生成されて表示される。この検索履歴グラフShに表示されたマークMnがユーザ操作に応じて指定されると、当該指定のマークMnに対応した検索済みの見出し語とその説明情報が読み出され、説明情報表示画面Geとして表示される。
【選択図】 図6

Description

本発明は、辞書の見出し語を検索してその説明情報を表示させるための辞書機能を備えた電子機器およびその制御プログラム、辞書検索システムに関する。
外国語の学習において辞書が利用されるが、学生等の間では、紙の辞書を利用して「辞書引き学習法」と言う学習方法が行われることがある。この辞書引き学習法とは、辞書を引いた場所に付箋などの目印を貼付け、学習するほどにその数が多くなることを実感して視覚的に学習意欲を高める方法である。
一方、従来の電子辞書であっては、見出し語の検索履歴を蓄積記憶する検索履歴テーブルを備え、過去に調べた単語のリストを表示するヒストリ機能を有するものがある。そして、検索文字列が入力されると、前方一致検索された各見出し語を検索見出し語一覧として表示させるだけでなく、当該一覧表示された各見出し語の中で前記検索履歴テーブルに存在する過去に検索済みのヒストリ見出し語もその検索頻度が高い順にヒストリ見出し語一覧として表示させることで、前記検索履歴を最大限有効に利用して学習意欲を高めるようにした辞書検索装置が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2008−059392号公報
前記従来の電子辞書では、当然ながら付箋を貼付けることはできず、前述したような辞書引き学習法を実践することはできない。
このため、電子辞書であっても、視覚的、感覚的に、辞書検索する際の学習意欲を高められるような工夫の実現が望まれる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、辞書検索する際に、視覚的、感覚的に学習意欲を高めることが可能になる辞書機能を備えた電子機器およびその制御プログラム、辞書検索システムを提供することを目的とする。
本発明に係る電子機器は、複数の見出し語を含む辞書データの中から一つ以上の見出し語を検索する見出し語検索手段と、
前記検索された一つ以上の見出し語および当該検索された見出し語の前記辞書データ中における一つ以上の位置を記憶する履歴記憶手段と、
前記位置が記憶された一つ以上の見出し語の前記辞書データ中における一つ以上の位置を示す一つ以上のマークを配列したグラフを表示手段に表示させる履歴表示手段と、
前記表示された一つ以上のマークのうち一つが指定された際に、当該指定された一つのマークに対応した一つの見出し語を表示手段に表示させる見出し語表示手段と、
を備えたことを特徴としている。
本発明に係るプログラムは、電子機器のコンピュータを、
複数の見出し語を含む辞書データの中から一つ以上の見出し語を検索する見出し語検索手段と、
前記検索された一つ以上の見出し語および当該検索された見出し語の前記辞書データ中における一つ以上の位置を記憶する履歴記憶手段と、
前記位置が記憶された一つ以上の見出し語の前記辞書データ中における一つ以上の位置を示す一つ以上のマークを配列したグラフを表示手段に表示させる履歴表示手段と、
前記表示された一つ以上のマークのうち一つが指定された際に、当該指定された一つのマークに対応した一つの見出し語を表示手段に表示させる見出し語表示手段と、
として機能させることを特徴としている。
本発明に係る検索システムは、端末装置とネットワークを介して前記端末装置と接続されるサーバ装置からなる辞書検索システムであって、
複数の見出し語を含む辞書データの中から一つ以上の見出し語を検索する見出し語検索手段と、
前記検索された一つ以上の見出し語および当該検索された見出し語の前記辞書データ中における一つ以上の位置を記憶する履歴記憶手段と、
前記位置が記憶された一つ以上の見出し語の前記辞書データ中における一つ以上の位置を示す一つ以上のマークを配列したグラフを前記端末装置の表示手段に表示させる履歴表示手段と、
前記表示された一つ以上のマークのうち一つが指定された際に、当該指定された一つのマークに対応した一つの見出し語を前記端末装置の表示手段に表示させる見出し語表示手段と、
を備えたことを特徴としている。
本発明に係る検索方法は、複数の見出し語を含む辞書データの中から一つ以上の見出し語を検索し、
前記検索された一つ以上の見出し語および当該検索された見出し語の前記辞書データ中における一つ以上の位置を記憶し、
前記位置が記憶された一つ以上の見出し語の前記辞書データ中における一つ以上の位置を示す一つ以上のマークを配列したグラフを表示手段に表示させ、
前記表示された一つ以上のマークのうち一つが指定された際に、当該指定された一つのマークに対応した一つの見出し語を表示手段に表示させる、
ことを含むことを特徴としている。
本発明によれば、辞書検索する際に、視覚的、感覚的に学習意欲を高めることが可能になる。
本発明の辞書機能を備えた電子機器の実施形態に係る電子辞書装置10の外観構成を示す正面図。 前記電子辞書装置10の電子回路の構成を示すブロック図。 前記電子辞書装置10の第1実施形態の辞書検索処理(1)を示すフローチャート。 前記電子辞書装置10の第1実施形態の辞書検索処理(1)に伴うグラフ生成処理(1)を示すフローチャート。 前記電子辞書装置10の辞書検索処理に伴う検索履歴登録データメモリ26fに対する最新履歴の登録位置と登録履歴の読み出し順序を示す図。 前記電子辞書装置10の第1実施形態の辞書検索処理に伴う表示動作の具体例を示す図。 前記電子辞書装置10の第2実施形態の辞書検索処理(2)を示すフローチャート。 前記電子辞書装置10の第2実施形態の辞書検索処理(2)に伴うグラフ生成処理(2)を示すフローチャート。 前記電子辞書装置10の第2実施形態の検索履歴登録データメモリ26f′に記憶される検索済みの見出し語に対応付けられた画像データを示す図。 前記電子辞書装置10の第2実施形態のグラフ生成処理(2)に従い生成された検索履歴グラフSh′を示す図。 前記電子辞書装置10の第2実施形態の辞書検索処理(2)に従い表示された説明情報表示画面Geを示す図。
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の辞書機能を備えた電子機器の実施形態に係る電子辞書装置10の外観構成を示す正面図である。
この電子辞書装置10は、以下に説明する電子辞書専用の携帯機器として構成されるか、辞書機能を備えたタッチパネル式のPDA(personal digital assistants)、PC(personal computer)、携帯電話、電子ブック、携帯ゲーム機等として構成される。
この電子辞書装置10は、その本体ケース11と蓋体ケース12とがヒンジ部13を介して展開/閉塞可能な折り畳み型ケースを備えて構成される。この折り畳み型ケースを展開した本体ケース11の表面には、文字入力キー14a、辞書指定キー14b、[訳/決定]キー14c、[戻る]キー14d、カーソルキー14e、ページ送りキー14fなどを備えたキー入力部14、およびタッチパネル式サブ表示部15が備えられる。
このタッチパネル式サブ表示部15は、ユーザがペンや指等でタッチした位置を検出するタッチ位置検出装置と表示装置が一体となった構造であり、キー入力部14の中央手前側において例えば256×64ドットのバックライト付きカラー液晶表示画面15dに透明タッチパネル15tを重ねて構成される。このサブ表示部15は、必要に応じて、手書き文字を入力するための手書き文字入力領域、各種機能のキー入力領域、あるいは当該各領域が混在する領域に切り替えられる。
そして、前記サブ表示部15が手書き文字入力領域に切り替えられた状態での手書き入力に伴う軌跡はそのバックライト付きカラー液晶表示画面15dにエコーバックして表示される。
また蓋体ケース12の表面には、そのほぼ全面を対象に例えば480×320ドットのバックライト付きのタッチパネル式メイン表示部16が設けられ、更に同蓋体ケース12の裏面側には、撮像部17が設けられる。
前記タッチパネル式メイン表示部16も、前記サブ表示部15と同様に、ユーザがペンや指等でタッチした位置を検出するタッチ位置検出装置と表示装置が一体となった構造であり、そのバックライト付きカラー液晶表示画面16dに透明タッチパネル16tを重ねて構成される。
そして、この電子辞書装置10は、見出し語検索画面Gの検索語入力エリアAkに沿って、選択中の辞書の中で検索履歴として登録された各見出し語がどの位置に存在するかをライン状のマークM1,M2,…,Mnで示すための検索履歴グラフShを生成して表示させるグラフ生成表示機能、前記検索履歴グラフShのマークMnに対するタッチ操作に応じて当該マークMnに対応した見出し語の説明情報を表示させるマーク対応見出し語説明表示機能、前記検索語入力エリアAkに検索語の文字を1文字ずつ入力する毎に、当該入力された文字列と前方一致する見出し語を検索するインクリメンタルサーチ機能、このインクリメンタルサーチに伴い検索語と前方一致した一連の見出し語を抽出すると共にその先頭の見出し語に反転カーソルCuを設定して見出し語一覧エリアLmに一覧表示させる見出し語一覧表示機能、前記見出し語一覧エリアLmに一覧表示された各見出し語のうち前記反転カーソルCuにより指定された見出し語に対応する説明情報をプレビューエリアPvに表示させるプレビュー表示機能、前記プレビューエリアPvに表示された見出し語の説明情報を全画面に展開して表示させる説明情報表示機能等を有する。
なお、前記グラフ生成表示機能において、前記検索語入力エリアAkに検索語の文字が入力されると、入力された検索語と前方一致する全ての見出し語の辞書の範囲を対象に前記検索履歴グラフShを再生成して表示させる。同図1に示す電子辞書装置10では、検索語の文字「C」が入力された際に、当該文字「C」と前方一致する全ての見出し語の範囲、つまり、選択中の英和辞典内の見出し文字「C」とその次の見出し文字「D」との間の範囲に対応した検索履歴グラフShが再生成されて表示された具体例を示している。
図2は、前記電子辞書装置10の電子回路の構成を示すブロック図である。
この電子辞書装置10は、各種の記録媒体に記録されたプログラムを読み込んで、その読み込んだプログラムによって動作が制御されるコンピュータによって構成され、その電子回路には、CPU(central processing unit)21が備えられる。
CPU21は、記憶装置22内に予め記憶された装置制御プログラム22a、あるいはROMカードなどの外部記録媒体23から記録媒体読み取り部24を介して前記記憶装置22に読み込まれた装置制御プログラム22a、あるいはインターネットN上のWebサーバ(この場合はプログラムサーバ)30から通信部25を介して前記記憶装置22に読み込まれた装置制御プログラム22aに応じて、RAM26を作業用メモリとして回路各部の動作を制御する。
前記記憶装置22に記憶された装置制御プログラム22aは、キー入力部14、タッチパネル式サブ表示部15、タッチパネル式メイン表示部16からのユーザ操作に応じた入力信号、あるいは撮像部17からのユーザ操作に応じた撮像信号、あるいは通信部25を介して接続されるインターネットN上の各Webサーバ30…との通信信号に応じて起動される。
このように、前記CPU21には、前記記憶装置22、記録媒体読み取り部24、通信部25、RAM26、キー入力部14、タッチパネル式サブ表示部15、タッチパネル式メイン表示部16、撮像部17が接続される。
前記記憶装置22には、装置制御プログラム22aとして、当該電子辞書装置10の全体の動作を司るシステムプログラム、通信部25を介してインターネットN上の各Webサーバ30…や図示しないユーザPC(Personal Computer)などとデータ通信するための通信プログラム等が記憶される。また、前記装置制御プログラム22aとして、検索語入力処理、検索語に対応した見出し語検索処理、検索見出し語のプレビュー付き一覧表示処理、選択された見出し語に対応する語義・用例・解説などの各種説明情報の読み出し表示処理、検索履歴の登録処理、検索履歴の登録情報に基づいた検索履歴グラフShの生成表示処理、検索履歴グラフShのマークMnに対するユーザ操作に応じた検索済み見出し語の説明情報読み出し表示処理など、同記憶装置22内の辞書データベース22bに基づく検索・履歴登録、表示処理全般を制御するための辞書検索プログラムが記憶される。
辞書データベース22bには、例えば、五十音順に並べられた日本語の見出し語に対応付けて日本語の説明情報が記述された[国語辞典]、アルファベット順に並べられた英語の見出し語に対応付けて日本語の説明情報が記述された[英和辞典]、日本語の見出し語に対応付けて英語の説明情報が記述された[和英辞典]、多様なジャンルの見出し語に対応付けてその説明情報が記述された[百科事典]をはじめ、複数種類の辞書データが予め記憶されるかあるいはダウンロードされて記憶される。
前記RAM26には、入力データメモリ26a、メイン画面データメモリ26b、サブ画面データメモリ26c、検索語データメモリ26d、検索見出し語データメモリ26e、検索履歴登録データメモリ26fなどが確保される。
前記入力データメモリ26aには、前記キー入力部14、タッチパネル15t,16tのユーザ操作に応じた個々の入力データが逐次記憶される。
前記メイン画面データメモリ26bには、前記タッチパネル式メイン表示部16に表示させる表示データがビットマップパターンに展開されて記憶される。
前記サブ画面データメモリ26cには、前記タッチパネル式サブ表示部15に表示させる表示データがビットマップパターンに展開されて記憶される。
前記検索語データメモリ26dには、検索対象として選択された辞書の検索語入力エリアAkにて入力された検索語の文字列が記憶される。
前記検索見出し語データメモリ26eには、前記検索対象として選択された辞書から前記検索語データメモリ26dに記憶された検索語と前方一致する見出し語が検索されて記憶される。
前記検索履歴登録データメモリ26fには、前記辞書から検索された見出し語の説明情報が表示されるのに伴い、当該見出し語の辞書全体の中での集録位置が算出され、同見出し語がその集録位置の情報と共に記憶され蓄積される。
このように構成された電子辞書装置10は、CPU21が前記装置制御プログラム22a(検索語入力処理、見出し語検索処理、プレビュー付き見出し語一覧表示処理、選択見出し語の説明情報表示処理、検索履歴の登録処理、検索履歴グラフShの生成表示処理、検索履歴グラフShに対するユーザ操作に応じた検索済み見出し語の説明情報表示処理等を実行するためのプログラムを含む)に記述された命令に従い回路各部の動作を制御し、ソフトウエアとハードウエアとが協働して動作することにより、以下の動作説明で述べる機能を実現する。
次に、前記構成による電子辞書装置10の動作について説明する。
(第1実施形態)
図3は、前記電子辞書装置10の第1実施形態の辞書検索処理(1)を示すフローチャートである。
図4は、前記電子辞書装置10の第1実施形態の辞書検索処理(1)に伴うグラフ生成処理(1)を示すフローチャートである。
図5は、前記電子辞書装置10の辞書検索処理に伴う検索履歴登録データメモリ26fに対する最新履歴の登録位置と登録履歴の読み出し順序を示す図である。
図6は、前記電子辞書装置10の第1実施形態の辞書検索処理に伴う表示動作の具体例を示す図である。
辞書指定キー14bによりユーザ任意の辞書、例えば[英和辞典]が選択されると、選択された辞書[英和辞典]に応じた辞書検索画面G(図6(A)参照)がメイン表示部16に表示される(ステップS1)。次に、図4におけるグラフ生成処理(1)へ移行されて検索履歴グラフShの表示処理が実行される(ステップS2A)。
このグラフ生成処理(1)では、先ず、前記ユーザ任意の辞書が選択された直後の初期表示であるか判断される(ステップA1)。ここでは、初期表示であると判断されるので(ステップA1(Yes))、当該選択された辞書全体の容量が生成すべきグラフの範囲として設定される(ステップA2)。
そして、前記検索履歴登録データメモリ26f(図5参照)に記憶されている過去に検索済みの各見出し語とその辞書内での位置情報が読み出され、図6(A)に示すように、前記辞書全体の中での当該各見出し語の位置を示すマークM1,M2,…,M10を配列した検索履歴グラフShが生成されて表示される(ステップA3)。
この辞書全体をグラフ範囲とする検索履歴グラフShが表示された辞書検索画面Gの初期表示状態にあって、例えば図6(B)に示すように、当該辞書検索画面Gの検索語入力エリアAkに、検索したい見出し語を構成する文字「c」が入力されると(ステップS3(Yes))、当該検索語の文字「c」と前方一致する見出し語が前記[英和辞典]から検索される(ステップS4)。
そして、前記図4におけるグラフ生成処理(1)へ再び移行され、前記検索履歴グラフShの再表示処理が実行される(ステップS5A)。
このグラフ生成処理(1)では、前記検索語入力エリアAkに文字「c」が入力されたと判断されるので(ステップA4(Yes))、前記選択された辞書のうち当該入力された(見出し)文字「C」とその次の(見出し)文字「D」との間の容量が生成すべきグラフの範囲として設定される(ステップA5)。つまりこの場合には「C」から始まる見出し語全体の範囲として設定される。
そして、前記設定された辞書の見出し文字「C」と「D」との間の範囲において、検索履歴登録データメモリ26f(図5参照)に記憶されている過去に検索済みの各見出し語とその位置情報が読み出され、当該辞書の見出し範囲「C」〜「D」内での当該各見出し語の位置を示すマークM1,M2,…,M6を配列した検索履歴グラフShが再生成されて表示される(ステップA6)。
すると、前記ステップS4において[英和辞典]から検索された検索語の文字「c」と前方一致する各見出し語が見出し語一覧エリアLmに一覧表示されると共に、反転カーソルCuにより識別表示された先頭の見出し語「Ca」の説明情報がプレビューエリアPvに表示される(ステップS6)。
この後さらに、前記検索語入力エリアAkに対する検索したい見出し語を構成する次の文字、例えば「a」が追加入力されると(ステップS7(Yes))、当該追加入力された文字を含む文字列と前方一致する見出し語が検索されて前記見出し語一覧エリアLmに一覧表示されると共に、その文字列「CA」と次の見出し文字「CB」との間の狭められた範囲(「CA」で始まる見出し語全体の範囲)に対応した検索履歴グラフShが再生成されて表示される(ステップS4〜S6)。このようにして、検索文字が追加される毎に検索履歴グラフの範囲が狭められて再表示される。
そして、前記見出し語一覧エリアLmに一覧表示された何れかの見出し語が選択されると(ステップS8(Yes))、当該選択された見出し語の説明情報が前記[英和辞書]から読み出され(ステップS9)、説明情報表示画面Geとしてメイン表示部16の略全画面に展開されて表示される(ステップS10)。
すると、前記選択された見出し語とその辞書内での位置情報が、前記検索履歴登録データメモリ26f(図5参照)に追加して登録されて蓄積される(ステップS11)。
一方、前記図6(B)で示したように、検索語入力エリアAkに入力された検索語の文字に対応した見出し語一覧エリアLmの表示状態で、その検索履歴グラフShがタッチ操作等により指定されたと判断されるか(ステップS12(Yes))、または前記図6(A)で示したように、辞書検索画面Gの初期表示状態で、その検索履歴グラフShがタッチ操作等により指定されたと判断されると(ステップS13(Yes))、ステップS14以降の処理へ進む。
すなわち、例えば図6(C)に示すように、辞書検索画面Gの初期表示状態で、その検索履歴グラフShにおけるマークM1,M2,…が込んでいる範囲E(ここでは、マークM1〜M3を囲む範囲)がペンで囲むようにして指定されたと判断されると(ステップS13,S16(Yes))、前記図4におけるグラフ生成処理(1)へ再び移行され、前記指定されたマークM1〜M3を囲む範囲Eに対応した検索履歴グラフShの再表示処理が実行される(ステップS17A)。
このグラフ生成処理(1)では、前記検索履歴グラフShにおけるマークM1〜M3を囲む範囲Eが指定されたと判断されるので(ステップA7(Yes))、その指定範囲に対応したところの辞書の容量が生成すべきグラフの範囲として設定される(ステップA8)。
そして、前記検索履歴グラフShのマークM1〜M3を囲んで設定された辞書の範囲(例えば、見出し文字「CE」〜「CY」の範囲)において、検索履歴登録データメモリ26f(図5参照)に記憶されている過去に検索済みの各見出し語とその位置情報(ここでは、マークM1,M2,M3に対応した各見出し語とその位置情報)が読み出され、図6(D)に示すように、当該各見出し語の位置を示すマークM1,M2,M3のみを配列した検索履歴グラフShが再生成されて表示される(ステップA9)。
なお、前記グラフ生成処理(1)(ステップS2A/S5A/S17A)において、前記検索履歴登録データメモリ26fから読み出される、設定されたグラフ範囲内での検索済みの各見出し語とその位置情報は、前記図5で示したように、過去に登録された見出し語から順次読み出されるので、これに伴い生成される検索履歴グラフShの各見出し語に対応したマークMn…は、当該過去に登録された見出し語のマークMnが先に、その後に登録された見出し語のマークMmが順に上書きされて表示される。このため、前記登録された各見出し語に対応する各マークMn…の表示色を、過去のものほど薄くして表示させれば、前記設定されたグラフ範囲内での検索済みの見出し語の位置が確認できるだけでなく、その登録後の経過時間をも容易に判断することができる。
そして、前記図6(A)〜図6(D)を参照して説明したように、検索履歴グラフShが表示された辞書検索画面Gにおいて、その検索履歴グラフShに示された任意のマークMnが指定されたと判断されると(ステップS14(Yes))、当該指定されたマークMnに対応した位置情報と共に前記検索履歴登録データメモリ26fに記憶されている見出し語の説明情報が前記[英和辞典]から読み出され、説明情報表示画面Geとしてメイン表示部16の略全画面に展開されて表示される(ステップS15)。
具体的には、例えば図6(D)で示したように、前記[英和辞書]における見出し文字「CE」〜「CY」の範囲に対応した検索履歴グラフShが表示された辞書検索画面Gにおいて、図6(E)に示すように、当該検索履歴グラフShに示されたマークM1が指定されたと判断されると(ステップS14(Yes))、その指定のマークM1に対応した位置情報と共に前記検索履歴登録データメモリ26fに記憶されている見出し語[chafer]の説明情報が読み出され、説明情報表示画面Geとしてメイン表示部16に表示される(ステップS15)。
したがって、前記構成の電子辞書装置10の第1実施形態の辞書検索機能によれば、ユーザによって選択された辞書データを対象に任意の見出し語を検索し、当該見出し語の説明情報を表示させると、この検索された見出し語がその辞書データ内での集録位置の情報と共に検索履歴登録データメモリ16fに記憶蓄積される。そして、検索対象の辞書に応じた検索語を入力する辞書検索画面Gでは、前記検索履歴登録データメモリ16fに記憶された検索済みの各見出し語とその辞書内位置情報に基づいて、辞書データの範囲に対する当該各見出し語の位置を示すマークMn…を配列した検索履歴グラフShが生成されて表示される。この検索履歴グラフShに表示されたマークMnがユーザ操作に応じて指定されると、当該指定のマークMnに対応した検索済みの見出し語とその説明情報が読み出され、説明情報表示画面Geとして表示される。
このため、辞書検索する際に、紙の辞書を引くときの辞書引き学習法のように、視覚的にも感覚的にも、学習意欲を高めた語学学習が可能になる。
また、前記構成の電子辞書装置10の第1実施形態の辞書検索機能によれば、前記辞書検索画面Gの検索語入力エリアAkに対して、検索したい見出し語を構成する文字列が順次入力されると、文字入力の都度、入力された文字列とその次の文字との間に狭められた辞書データ(入力された文字(列)で始まる見出し語全体)をグラフ範囲とする前記検索履歴グラフShが再生成されて表示される。
このため、検索語の文字を入力する毎に、当該入力された文字列で始まる見出し語全体の辞書の範囲に絞って、過去に検索済みの見出し語の位置をマークMn…で示す検索履歴グラフShを再表示させることができる。
さらに、前記構成の電子辞書装置10の第1実施形態の辞書検索機能によれば、前記検索履歴グラフShに表示されたマークMn…を含む範囲が指定されると、当該指定された範囲に限られた辞書データ(指定範囲先頭の見出し文字(列)で始まる見出し語全体)をグラフ範囲とする前記検索履歴グラフShが再生成されて表示される。
このため、前記検索履歴グラフShにおいて、複数のマークMn…が混み合っている範囲Eを囲んで指定することで、その範囲Eに絞ったグラフ範囲で各マークMnの間隔が開いた検索履歴グラフShを再表示させることができる。
なお、前記第1実施形態において、辞書検索画面Gに表示される検索履歴グラフShには、検索対象の辞書データにおける検索済みの各見出し語の集録位置を示すライン状のマークM1,M2,…,Mnだけを配列して表示させる構成した。これに対し、次の第2実施形態で説明するように、前記検索履歴登録データメモリ26fには、検索された見出し語およびその辞書データ内の集録位置の情報と共に、当該見出し語の説明情報を表示させた際に撮像部17により撮影したユーザ任意の画像を対応付けて記憶させる。そして、前記検索履歴グラフShには、前記検索済みの各見出し語の集録位置を示すライン状のマークM1,M2,…,Mnと共に、その見出し語に対応付けられた画像が前記検索履歴登録データメモリ26fに記憶されている場合には、当該画像のサムネイルP1,P2,…を付加して表示させる構成としてもよい。これによれば、前記検索履歴グラフShによって、検索対象として選択された辞書内での検索済みの見出し語の位置が確認できるだけでなく、その見出し語を検索したときの状況も前記サムネイルPnによって確認することができる。
(第2実施形態)
図7は、前記電子辞書装置10の第2実施形態の辞書検索処理(2)を示すフローチャートである。
図8は、前記電子辞書装置10の第2実施形態の辞書検索処理(2)に伴うグラフ生成処理(2)を示すフローチャートである。
図9は、前記電子辞書装置10の第2実施形態の検索履歴登録データメモリ26f′に記憶される検索済みの見出し語に対応付けられた画像データを示す図である。
図10は、前記電子辞書装置10の第2実施形態のグラフ生成処理(2)に従い生成された検索履歴グラフSh′を示す図である。
図11は、前記電子辞書装置10の第2実施形態の辞書検索処理(2)に従い表示された説明情報表示画面Geを示す図である。
この第2実施形態の辞書検索処理(2)およびグラフ生成処理(2)において、前記第1実施形態の辞書検索処理(1)およびグラフ生成処理(1)と同一の処理ステップについては同一のステップ符号を付してその説明を省略する。
すなわち、この第2実施形態の辞書検索処理(2)では、検索文字が入力され、前記見出し語一覧エリアLmに一覧表示された各見出し語の中から任意の見出し語が選択され、当該選択された見出し語に対応した説明情報が説明情報表示画面Geとして表示された際(ステップS10)、この見出し語を検索履歴として登録する場合に撮影画像を貼り付けて登録するかユーザに問い合わせるメッセージが出力される(図示せず)。それに対してユーザが画像を登録することを選択し(ステップS10a(Yes))、撮像部17によりユーザ任意の画像が撮影されると(ステップS10b)、図9に示すように、検索履歴登録データメモリ26f′には、前記選択された見出し語とその辞書内位置情報と共に、前記撮影画像Pnが対応付けられて記憶される(ステップS10c)。なお、この撮影画像Pnのデータには、撮影日時の情報を付加してもよい。
そして、前記見出し語一覧エリアLmに一覧表示された各見出し語の中から任意の見出し語が選択され(ステップS6〜S8)、当該選択された見出し語に対応した説明情報が選択中の辞書から読み出された際に(ステップS9)、当該見出し語に対応付けられて前記検索履歴登録データメモリ26f′(図9参照)に画像Pnが記憶されている場合にはその画像Pnが読み出され(ステップS9′)、例えば図11に示すように、前記選択見出し語に対応した説明情報と共に前記画像Pnを展開した説明情報表示画面Geが表示される(ステップS10)。
これにより、過去に検索済みの見出し語について、その検索した時に当該見出し語検索の対象となった本の頁の文章や物体、看板、Web画像等が撮影され、前記検索履歴登録データメモリ26f′に記憶されていた場合には、その見出し語についての説明情報を表示する際に撮影した画像も同時に表示されるので、同見出し語を検索した状況が分かり、楽しく、且つ、視覚的にも感覚的にも、学習意欲を高めた語学学習が可能になる。
また、この第2実施形態の辞書検索処理(2)に伴うグラフ生成処理(2)では、辞書の選択(ステップS1)に応じた最初のグラフ生成処理(ステップS2A′)の場合、検索語の文字入力に応じた見出し語検索処理(ステップS3,S4)に伴うグラフ生成処理(ステップS5A′)の場合、検索履歴グラフSh′に対する任意のマークMn…を囲んだ範囲指定(ステップS16(Yes))に応じたグラフ生成処理(ステップS17A′)の場合の何れの場合でも、設定されたグラフ範囲に対応して前記検索履歴登録データメモリ26f′(図9参照)から読み出された検索済みの各見出し語とその位置情報に画像P1,P2…が対応付けられている場合には、図10に示すように、当該各見出し語の位置を示すマークM1,M2,…を配列すると共にそのマーク直上に画像のサムネイルP1,P2,…を付加した検索履歴グラフSh′が生成され、前記第1実施形態と同様に辞書検索画面G内の検索語入力エリアAkに沿って表示される(ステップA3′/A6′/A9′)。
ここで、前記検索履歴登録データメモリ26f′に記憶されている過去に検索済みの各見出し語は、前記第1実施形態(図5参照)と同様に、過去に登録された見出し語から順次読み出されるので、これに伴い生成される検索履歴グラフSh′(図10参照)の各見出し語に対応したマークMn…や画像サムネイルPn…は、当該過去に登録された見出し語のマークMn、サムネイルPnが先に、その後に登録された見出し語のマークMm、サムネイルPmが順に上書きされて表示される。
これにより、前記辞書検索画面Gに表示された検索履歴グラフSh′を見るだけで、そのグラフの範囲に対応した辞書データの中で、過去に検索済みの見出し語が何処にあるかをマークM1,M2,…によって簡単に知ることができるだけでなく、当該マークM1,M2,…に付加されたサムネイルP1,P2,…によって、その検索済みの見出し語をどのような状況で検索したのか思い出したり連想したりすることができる。
そして、前記辞書検索画面Gに表示された検索履歴グラフSh′(図10参照)において、例えば、サムネイルP1が指定されたと判断されると(ステップS13a(Yes))、当該指定のサムネイルP1の画像に対応付けられて前記検索履歴登録データメモリ26f′に記憶されている見出し語[bicycle]の説明情報が読み出され、図11に示すように、その画像P1と共に説明情報表示画面Geとしてメイン表示部16に表示される(ステップS13b)。
したがって、前記構成の電子辞書装置10の第2実施形態の辞書検索機能によれば、検索履歴登録データメモリ26f′に記憶させる検索済みの見出し語に、その検索したときに撮影した画像を対応付けて記憶させ、前記検索履歴グラフSh′を生成して表示させる際には、当該検索済みの見出し語の位置を示すマークM1,M2,…と共に該マークに対応付けられた画像のサムネイルP1,P2,…を付加して表示させる。
このため、前記第1実施形態と同様に、前記検索履歴グラフSh′を利用して、紙の辞書を引く際の辞書引き学習法のように、辞書検索の操作が行えるだけでなく、視覚的にも感覚的にも、より効果的に学習意欲を高めた語学学習が可能になる。
なお、前記各実施形態において記載した電子辞書装置10による各処理の手法およびデータベース、すなわち、図3,図4のフローチャートに示す第1実施形態の辞書検索処理(1)、図7,図8のフローチャートに示す第2実施形態の辞書検索処理(2)などの各手法および辞書データベース22b等を含むデータベースは、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリ・カード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記録媒体23に格納して配布することができる。そして、タッチパネル式表示部(16)を備えた電子機器のコンピュータは、この外部記録媒体23に記録されたプログラムを記憶装置22に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記各実施形態において説明した検索履歴グラフSh(Sh′)の生成表示機能と当該検索履歴グラフSh(Sh′)を利用した検索済み見出し語の指定表示機能とを実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態としてネットワークN上を伝送させることができ、このプログラムデータを、タッチパネル式表示部(16)を備えた電子機器のコンピュータに通信部25によって取り込むことで、前述した検索履歴グラフSh(Sh′)の生成表示機能と当該検索履歴グラフSh(Sh′)を利用した検索済み見出し語の指定表示機能とを実現することもできる。
なお、前記辞書機能を備えた電子機器の各実施形態は、電子辞書装置10なる専用機器において辞書検索処理の全ての動作を実行するものとして説明したが、当該辞書機能を備えた電子機器をクラウドシステムのサーバ装置として構成してもよい。
すなわちこの場合、サーバ装置において、辞書データベース22bを有し、ユーザインターフェイスを有するタブレット端末などの端末装置から、ユーザ任意の辞書の選択指示を入力することで、選択された辞書に対応した辞書検索画面Gを生成しその表示データを前記端末装置へ出力して表示させる。また前記端末装置から前記辞書検索画面Gに従ったユーザ任意の検索語を入力することで、当該検索語の文字(列)に応じた見出し語を検索し、その見出し語に対応した説明情報表示画面Geを生成しその表示データを前記端末装置へ出力して表示させる。この際、前記検索された見出し語はその辞書内位置情報と共に検索履歴(26f)として登録される。また前記辞書検索画面Gは、前記検索履歴(26f)として登録された各見出し語の辞書内位置を示すマークM1,M2,…を配列して生成した検索履歴グラフShを組み合わせて生成される。そして、前記端末装置から前記辞書検索画面G内の検索履歴グラフShに配列されたユーザ任意のマークMnに対する指定の内容を入力することで、当該指定のマークMnに対応した検索済みの見出し語の説明情報を前記選択された辞書から読み出し展開した説明情報表示画面Geを生成しその表示データを前記端末装置へ出力して表示させる。
なお、端末装置とサーバ装置からなるシステムとした場合に、辞書データを記憶するメモリ、検索手段、検索履歴を記憶するメモリ、検索履歴グラフを生成する手段の各手段を、端末装置とサーバ装置の何れに備えさせるかは、辞書検索システムに応じて、任意に選択することが可能である。
これによれば、特別な機能を持たない端末装置であっても、前記サーバ装置へアクセスすることで、ユーザ入力された検索語に対応する見出し語を検索してその説明情報の表示画面Geを表示できるのは勿論、検索履歴グラフShを利用して、過去に検索した見出し語の辞書内位置をマークM1,M2,…により確認したり、そのマークMnを指定して該マークMnに対応する検索済み見出し語の説明情報表示画面Geを表示したりすることができる。
このため、前記各実施形態で説明した電子辞書装置10と同様に、辞書検索は勿論、紙の辞書を引く際の辞書引き学習法のように、視覚的にも感覚的にも、学習意欲を高めた語学学習が可能になる。
本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が異なる形態にして組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
複数の見出し語を集録した辞書データを記憶する辞書記憶手段と、
この辞書記憶手段により記憶された辞書データから見出し語を検索する見出し語検索手段と、
この見出し語検索手段により検索された見出し語を記憶する検索履歴記憶手段と、
この検索履歴記憶手段により記憶された見出し語が、前記辞書データの範囲のどの位置にあるのかを示すマークを配列した検索履歴グラフを表示させる検索履歴表示手段と、
ユーザ操作に応じて、前記検索履歴表示手段により表示された任意のマークが指定された際に、当該指定のマークに対応した見出し語を表示させる履歴見出し語表示手段と、
を備えたことを特徴とする辞書機能を備えた電子機器。
[2]
ユーザ操作に応じて画像を取得する画像取得手段を備え、
前記検索履歴記憶手段は、前記見出し語検索手段により検索された見出し語に前記画像取得手段により取得された画像を対応付けて記憶し、
前記検索履歴表示手段は、前記検索履歴記憶手段により記憶された見出し語が、前記辞書データの範囲のどの位置にあるのかを示すマークを、当該見出し語に対応付けられて記憶された画像と共に表示させる、
ことを特徴とする[1]に記載の辞書機能を備えた電子機器。
[3]
ユーザ操作に応じて検索語を入力する検索語入力手段を備え、
前記見出し語検索手段は、前記辞書記憶手段により記憶された辞書データから前記検索語入力手段により入力された検索語に対応した見出し語を検索し、
前記検索履歴表示手段は、前記検索語入力手段により入力された検索語が入力された際に、当該検索語に対応した見出し語が記憶されている辞書データの範囲を設定し、この設定された辞書データの範囲で前記検索履歴記憶手段により記憶された見出し語がどの位置にあるのかを示すマークを表示させる検索語対応履歴表示手段を有する、
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の辞書機能を備えた電子機器。
[4]
ユーザ操作に応じて、前記検索履歴表示手段により表示された任意のマークを含む辞書データの範囲が指定された際に、この指定された辞書データの範囲で前記検索履歴記憶手段により記憶された見出し語がどの位置にあるのかを示すマークを表示させる指定範囲対応履歴表示手段を有する、
ことを特徴とする[1]ないし[3]の何れかに記載の辞書機能を備えた電子機器。
[5]
表示部と記憶部を備えた電子機器のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
複数の見出し語を集録した辞書データを前記記憶部に記憶させる辞書記憶手段、
この辞書記憶手段により記憶された辞書データから見出し語を検索する見出し語検索手段、
この見出し語検索手段により検索された見出し語を前記記憶部に記憶させる検索履歴記憶手段、
この検索履歴記憶手段により記憶された見出し語が、前記辞書データの範囲のどの位置にあるのかを示すマークを配列した検索履歴グラフを前記表示部に表示させる検索履歴表示手段、
ユーザ操作に応じて、前記検索履歴表示手段により表示された任意のマークが指定された際に、当該指定のマークに対応した見出し語を前記表示部に表示させる履歴見出し語表示手段、
として機能させるためのコンピュータ読み込み可能なプログラム。
[6]
端末装置とネットワークを介して前記端末装置と接続されるサーバ装置からなる辞書検索システムであって、
複数の見出し語を集録した辞書データを記憶する辞書記憶手段と、
前記端末装置から入力されたユーザ操作の内容に応じて前記辞書記憶手段により記憶された辞書データから見出し語を検索する見出し語検索手段と、
この見出し語検索手段により検索された見出し語の表示画面を生成し前記端末装置へ出力して表示させる検索見出し語出力制御手段と、
前記見出し語検索手段により検索された見出し語を記憶する検索履歴記憶手段と、
この検索履歴記憶手段により記憶された見出し語が、前記辞書データの範囲のどの位置にあるのかを示すマークを配列した検索履歴グラフを生成し前記端末装置へ出力して表示させる検索履歴グラフ出力制御手段と、
この検索履歴グラフ出力制御手段により前記端末装置で表示された検索履歴グラフのマークに対するユーザ操作の指定に応じて、当該指定のマークに対応した見出し語の表示画面を生成し前記端末装置へ出力して表示させる履歴見出し語出力制御手段と、
を備えたことを特徴とする辞書検索システム。
10 …電子辞書装置
11 …本体ケース
12 …蓋体ケース
13 …ヒンジ部
14 …キー入力部
15 …タッチパネル式サブ表示部
16 …タッチパネル式メイン表示部
17 …撮像部
21 …CPU
22 …記憶装置
22a…装置制御プログラム
22b…辞書データベース
23 …外部記録媒体
24 …記録媒体読み取り部
25 …通信部
26 …RAM
26d…検索語データメモリ
26e…検索見出し語データメモリ
26f(26f′)…検索履歴登録データメモリ
30 …Webサーバ
N …通信ネットワーク
G …辞書検索画面
Ak …検索語入力エリア
Sh …検索履歴グラフ
Mn …マーク(検索済み見出し語の辞書内位置を示す)
Lm …見出し語一覧エリア
Pv …プレビューエリア
Ge …説明情報表示画面
Pn …見出し語検索時の任意登録画像(サムネイル)
本発明は、情報処理装置、情報検索方法、及びプログラムに関する。
本発明は、情報検索した内容を、視覚的、感覚的に確認して活用できるようにすることを目的とする。
請求項1は、複数の情報を所定の配列順序で記憶する情報記憶手段を参照することで任意の情報を検索す検索手段と、前記検索手段で検索された情報を検索履歴として履歴記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、前記履歴記憶手段に記憶された検索履歴の情報の配列位置が、前記情報記憶手段に記憶された前記複数の情報の内で何れの配列順序の配列位置にあるのかを特定し、当該特定の配列位置を、前記情報記憶手段に記憶された各情報の配列範囲を示すレイアウト表示範囲内における表示位置として識別表示する表示制御手段と、具備したことを特徴とる。
本発明によれば、情報検索した内容を、視覚的、感覚的に確認して活用できるようにすることが可能になる。

Claims (11)

  1. 複数の見出し語を含む辞書データの中から一つ以上の見出し語を検索する見出し語検索手段と、
    前記検索された一つ以上の見出し語および当該検索された見出し語の前記辞書データ中における一つ以上の位置を記憶する履歴記憶手段と、
    前記位置が記憶された一つ以上の見出し語の前記辞書データ中における一つ以上の位置を示す一つ以上のマークを配列したグラフを表示手段に表示させる履歴表示手段と、
    前記表示された一つ以上のマークのうち一つが指定された際に、当該指定された一つのマークに対応した一つの見出し語を表示手段に表示させる見出し語表示手段と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 前記履歴記憶手段は、一つ以上の画像を、前記見出し語検索手段により検索された一つ以上の見出し語に対応付けて記憶し、
    前記履歴表示手段は、前記一つ以上のマークを、当該一つ以上のマークに対応した前記一つ以上の見出し語に対応付けられて記憶された前記一つ以上の画像と共に表示手段に表示させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記履歴表示手段は、
    ユーザ操作に基づいて指定された文字列に対応する見出し語が記憶されている範囲を、前記辞書データに対して設定し、
    前記一つ以上の見出し語のうち、当該設定した範囲に対応する見出し語の、前記辞書データ中の当該範囲内における位置を示すマークを、前記一つ以上のマークとして前記表示手段に表示させる、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記履歴表示手段は、さらに、
    前記グラフへのユーザ操作に基づいて指定された範囲を、前記辞書データに対して設定し、
    前記一つ以上の見出し語のうち、当該設定した範囲に対応する見出し語の、前記辞書データ中の当該範囲内における位置を示すマークを、前記一つ以上のマークとして前記表示手段に表示させる、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の電子機器。
  5. 前記履歴表示手段は、
    ユーザ操作に基づいて前記辞書データに対して範囲が設定されていない場合、
    前記一つ以上の見出し語の、前記辞書データの全範囲における位置を示すマークを、前記一つ以上のマークとして前記表示手段に表示させる、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の電子機器。
  6. 前記グラフが表示される前記表示手段、前記辞書データが記憶されたデータ記憶手段、および、前記見出し語検索手段により検索する対象の文字列を指定する入力手段、の何れか少なくとも一つを
    さらに備える請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載の電子機器。
  7. 電子機器のコンピュータを、
    複数の見出し語を含む辞書データの中から一つ以上の見出し語を検索する見出し語検索手段、
    前記検索された一つ以上の見出し語および当該検索された見出し語の前記辞書データ中における一つ以上の位置を記憶する履歴記憶手段、
    前記位置が記憶された一つ以上の見出し語の前記辞書データ中における一つ以上の位置を示す一つ以上のマークを配列したグラフを表示手段に表示させる履歴表示手段、
    前記表示された一つ以上のマークのうち一つが指定された際に、当該指定された一つのマークに対応した一つの見出し語を表示手段に表示させる見出し語表示手段、
    として機能させるためのコンピュータ読み込み可能なプログラム。
  8. 端末装置とネットワークを介して前記端末装置と接続されるサーバ装置からなる辞書検索システムであって、
    複数の見出し語を含む辞書データの中から一つ以上の見出し語を検索する見出し語検索手段と、
    前記検索された一つ以上の見出し語および当該検索された見出し語の前記辞書データ中における一つ以上の位置を記憶する履歴記憶手段と、
    前記位置が記憶された一つ以上の見出し語の前記辞書データ中における一つ以上の位置を示す一つ以上のマークを配列したグラフを前記端末装置の表示手段に表示させる履歴表示手段と、
    前記表示された一つ以上のマークのうち一つが指定された際に、当該指定された一つのマークに対応した一つの見出し語を前記端末装置の表示手段に表示させる見出し語表示手段と、
    を備えたことを特徴とする検索システム。
  9. 前記辞書データが記憶されたデータ記憶手段をさらに備える請求項8に記載の検索システム。
  10. 前記端末装置は、
    前記見出し語検索手段により検索する対象の文字列を指定する入力手段をさらに備える請求項8または請求項9に記載の検索システム。
  11. 複数の見出し語を含む辞書データの中から一つ以上の見出し語を検索し、
    前記検索された一つ以上の見出し語および当該検索された見出し語の前記辞書データ中における一つ以上の位置を記憶し、
    前記位置が記憶された一つ以上の見出し語の前記辞書データ中における一つ以上の位置を示す一つ以上のマークを配列したグラフを表示手段に表示させ、
    前記表示された一つ以上のマークのうち一つが指定された際に、当該指定された一つのマークに対応した一つの見出し語を表示手段に表示させる、
    ことを含むことを特徴とする検索方法。
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