JP2017134462A - パンチプレス用消費電力量取得装置,パンチプレス,及びパンチプレスの消費電力量取得方法 - Google Patents
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特許文献1に記載された消費電力量予測装置は、工作機械が備える複数のアクチュエータそれぞれの単位時間当たりの消費電力量を単位消費電力量として予め記憶する。そして、アクチュエータそれぞれの駆動時間を駆動時間計測部で計測し、記憶している単位消費電力量と計測した駆動時間とに基づいて各アクチュエータで消費する総消費電力量を求めるようになっている。
そのため、パンチプレスにおける、ワークの材質及び板厚、並びに、形成する孔の大きさなどの打ち抜き条件に大きく依存するプレス加工時の消費電力量を、特許文献1に記載された消費電力量予測装置を用いて高精度に予測することは難しく、改善が望まれていた。
1) モータの動力によって加工動作を行うパンチプレスの消費電力量を取得するパンチプレス用消費電力量取得装置であって、
前記加工動作において金型がワークを打ち抜く打ち抜き期間の前記モータの消費電力量を、予め設定された打ち抜き条件に基づいて取得する消費電力量取得部を有することを特徴とするパンチプレス用消費電力量取得装置である。
2) 前記消費電力量取得部は、前記加工動作において前記金型を前記ワークに離接させる定常期間の前記モータの消費電力量を、前記定常期間に予め設定された前記モータを流れる電流値に基づいて取得することを特徴とする1)に記載のパンチプレス用消費電力量取得装置である。
3) 前記打ち抜き条件は、前記ワークに関する条件と前記金型に関する条件とを含んで設定されていることを特徴とする1)又は2)に記載のパンチプレス用消費電力量取得装置である。
4) 前記消費電力量取得部は、前記金型の待機位置,前記金型の下降端位置,前記加工動作における前記金型の速度,又は前記モータの温度、の変化量を補正データとし、前記補正データに基づいて、取得した前記消費電力量を補正することを特徴とする1)〜3)のいずれか一つに記載のパンチプレス用消費電力量取得装置である。
5) モータの動力によって加工動作を行うと共に前記加工動作の消費電力量を取得して出力するパンチプレスであって、
前記加工動作において金型がワークを打ち抜く打ち抜き期間の前記モータの消費電力量を、予め設定された打ち抜き内容に基づいて取得する消費電力量取得部と、
取得した前記消費電力量を出力する出力部と、
を備えたことを特徴とするパンチプレスである。
6) 前記消費電力量取得部は、
前記加工動作において前記金型を前記ワークに離接させる定常期間の前記モータの消費電力量を、前記定常期間に予め設定された前記モータを流れる電流値に基づいて取得することを特徴とする5)に記載のパンチプレスである。
7) 前記打ち抜き条件は、前記ワークに関する条件と前記金型に関する条件とを含んで設定されていることを特徴とする5)又は6)に記載のパンチプレスである。
8) 前記消費電力量取得部は、前記金型の待機位置,前記金型の下降端位置,前記加工動作における前記金型の速度,又は前記モータの温度、の変化量を補正データとし、前記補正データに基づいて、取得した前記消費電力量を補正することを特徴とする5)〜7)のいずれか一つに記載のパンチプレスである。
9) モータの動力によって加工動作を行うパンチプレスの前記加工動作での消費電力量を取得するパンチプレスの消費電力量取得方法であって、
前記加工動作において金型がワークを打ち抜く打ち抜き期間の前記モータの消費電力量を、予め設定した打ち抜き条件毎に取得して記憶部に記憶しておき、
前記消費電力量を取得すべき前記加工動作の打ち抜き条件に合致する条件を、前記記憶部に記憶した前記打ち抜き条件から抽出し、抽出した前記打ち抜き条件に対応する消費電力量を、前記取得すべき前記加工動作における打ち抜き期間の前記モータの消費電力量とすることを特徴とするパンチプレスの消費電力量取得方法である。
10) 前記モータに流れる電流値と消費電力との関係を予め取得して記憶部に記憶しておき、
前記消費電力量を取得すべき前記加工動作において前記金型が前記ワークに離接する定常期間の消費電力量を、前記記憶部に記憶した前記電流値と消費電力との関係に基づいて取得することを特徴とする9)に記載のパンチプレスの消費電力量取得方法である。
11) 前記打ち抜き条件を、前記ワークに関する条件と前記金型に関する条件とを含んで設定することを特徴とする9)又は10)に記載のパンチプレスの消費電力量取得方法である。
12) 前記金型の待機位置,前記金型の下降端位置,前記加工動作における前記金型の速度,又は前記モータの温度、の変化量を補正データとし、前記補正データに基づいて、抽出した前記打ち抜き条件に対応する消費電力量を補正して、前記取得すべき前記加工動作における打ち抜き期間の前記モータの消費電力量とすることを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載のパンチプレスの消費電力量取得方法である。
また、プレス装置1は、プレス実行指令SN1に基づいてサーボモータ2を駆動するサーボアンプ3と、サーボモータ2の動作に連動して移動する部材の位置を検出し、位置情報J6としてサーボアンプ3に向け出力するエンコーダ4と、を有する。
記憶部23には、パンチプレス51にプレス加工及びワーク移動などの基本動作をさせるために予め設定された基本動作プログラムPGBと、外部から供給される個々の加工のための加工プログラムPG,加工条件ファイルFL1,及びデータベースDBと、が記憶される。
詳しくは、パンチプレス51において、プレス加工動作で電力を消費する部材の、消費電力に関する情報が格納される。以下、電力を消費する部材を電力消費部材DSとも称する。また、消費電力に関する情報を、消費電力情報Jdsと称する。
無視できない程度は、取得する消費電力量の精度に応じて適宜設定する。例えば、パンチプレス51のプレス加工動作における総消費電力量Wtの0.1%以上となり得る部材を抽出する。
プレス加工動作において抽出すべき電力消費部材DSは、モータ2である。
プレス加工動作は、記憶部23に記憶されている加工プログラムPGの中の、プレス加工動作に関する情報に基づいて実行される。
このプレス加工動作に関する情報に基づいて実行されるプレス加工動作を、以下、加工動作PR1とも称する。
CPU22は、時刻情報J5を用いて、パンチプレス51が電源ONになっている時間の算出及び電力消費部材DSそれぞれの動作時間の算出、並びに、タイマ動作のための時刻管理を行う。
また、プレス制御部26は、生成したプレスプロファイルPP2を、消費電力情報Jdsに含めてデータベースDBに格納する。
時刻t2は、パンチが下降してダイに接近し、安全のために下降速度を遅くするよう設定された位置(便宜的に「下降端位置」と称する)に達した時刻である。
パンチは、時刻t3で最下位置に達したら、上昇に転じ、第1の速度よりも高速の第3の速度で、時刻t4にて待機位置に戻る。
待機位置は、必ずしも上ラムの昇降ストロークの最上位置でなくてもよい。ワークの載置や取り出しなどに支障がない範囲で低く設定してよい。待機位置は、低い方が上ラムの昇降時間が短くなるので、稼働効率の観点からは好ましい。
モータ2の回転速度は、モータ2に接続された減速機の特性を考慮して、図3(b)に示されるモータ回転速度特性Pbで示される。
モータ回転速度特性Pbにおいて、時刻t1aと時刻t2との間の期間、時刻t2aと時刻t2bとの間の期間、及び時刻t3と時刻t3aとの間の期間、が等回転速度期間とされている。
すなわち、打ち抜き期間Bの時間(時刻t2c〜t2dの間の時間)は、加工動作PR1毎に、その加工条件に応じて決まる時間である。
これは、プレス制御部26が、プレスプロファイルPP2を、加工条件ファイルFL1から抽出作成されたプレス加工情報J4aに基づいて生成することによる。
詳しくは、時刻t1〜時刻t2cの期間を定常期間A、時刻t2d〜時刻t3の期間を定常期間C、時刻t3〜t4aの期間を定常期間Dと称する。
また、上ラムの速度変化が生じる移動期間では、移動する部材のイナーシャが、モータ2に加わる負荷に含まれる。
そのため、モータ2に加わる負荷の大小に応じて増減するモータ電流は、図3(c)に示されるモータ電流特性Pcのようになる。
モータ2に加わる負荷は、打ち抜き期間Bの負荷が、他の期間の負荷と比べて顕著に大きい。
加工動作PR1におけるパンチプレス51の総消費電力量Wtは、ほとんどがモータ2の消費電力量W2で占められる。
また、消費電力量W2は、特に、打ち抜き期間Bにおける消費電力量W2Bに大きく依存する。
一方、打ち抜き期間Bにおける消費電力量W2Bは、打ち抜き期間BのプレスプロファイルPP2が同じであっても、加工するワークの材質及び板厚や、形成する孔の大きさなどの打ち抜き条件によって異なり、一定にはならない。
図4(a)は、電力消費部材DSとしてモータ2を選択し、電力消費部材DS2とした例が示されている。
詳しくは、モータ2について、消費電力特性T2とプレスプロファイルPP2とが紐づけられていることが示されている。
図4(b)は、モータ2における、消費電力特性T2で示されるモータ電流の値(絶対値)|I|と消費電力WP2との対応関係を、グラフ化したものである。
(a)時刻t1〜時刻t1a1の期間:平均電流はIa/2であり、平均消費電力はWPcである。
(b)時刻t1a1〜時刻t1aの期間:平均電流はIaであり、平均消費電力はWPaである。
(c)時刻t1a〜時刻t1a2の期間:平均電流は(Ia−Ib)/2であり、平均消費電力はWPdである。
W2A1=WPc×(t1a1−t1)+WPa×(t1a−t1a1)+WPd×(t1a2−t1a)
となる。
これにより、モータ2の定常期間Aにおける消費電力量W2Aは、
W2A=W2A1+W2A2として得られる。
従って、モータ2の定常期間A,C,D全体での消費電力量W2ACDは、
W2ACD=W2A+W2C+W2Dとなる。
第1の方法では、加工条件ファイルFL1に含まれたワーク情報J1及び金型情報J2に、次に説明する情報を予め含めておく。
ワーク情報J1には、ワークの材質と、各材質に対応するせん断抵抗Sと、を含めておく。この例において、材質は4種である。
また、それぞれに対応するせん断抵抗Sは、SPCが35kg/mm2,SS400が40kg/mm2,SUSが55kg/mm2,ALが15kg/mm2 とされる。
金型の外形寸法は、パンチとダイとでそれぞれ示される。
図6には、金型が、K1〜K4の四つの組として含められている。
具体的には、まず、ワーク情報J1に含まれるせん断抵抗S及び金型情報J2に含まれる使用金型の金型寸法などに基づき、各金型による打ち抜き力Pを演算によって求める。
切断周長は、金型の外形寸法をパンチとダイとの平均値とし、形状種類に応じて算出する。
打ち抜き力P=切断周長Ls×板厚tn×せん断応力S・・・(式1)
打ち抜き期間Bの時間(時刻t2d−時刻t2c)を乗算して消費電力量W2Bとする。
W2=W2ACD+W2B・・・(式2)
第2の方法では、加工条件ファイルFL1に、次に説明するワーク情報J21及び金型情報J22を含めておく(図2参照)。
そして、打ち抜き期間Bのモータ2の消費電力量W2Bを、データベースDBを参照し、予め設定された考慮項目の打ち抜き内容に基づいて予測取得する。
加工条件ファイルFL1には、予め設定された、消費電力量W2Bの取得の際に考慮すべき項目である複数の考慮項目が含められている。
各考慮項目は、内容に応じワーク情報J21と金型情報J22とに分類され、互いに紐づけされている。
材質は、例えばM−1〜M−nなるn種(n:正の整数)であり、材質毎に、使用可能な板厚が対応づけられている。図7の例では、tn−1〜tn−mなるm種(m:正の整数)の板厚が対応づけられている。
金型情報J22において、切断周長Lsは、長さを複数の段階に区切って分類されたLs1〜Lsuのu種(u:正の整数)とされ、各分類に該当する金型組のNo.が対応づけられている。図8では、1.0mm毎に区切った例が示されている。
従って、使用する金型組の番号から、該当する切断周長Lsの分類が特定される。例えば、金型組K3は、切断周長Ls2に分類される。
図9は、各考慮項目の組み合わせを示すイメージ図である。考慮項目は、上述のように、材質,板厚tn,及び切断周長Lsである。
例えば、組み合わせvが、図9のv=2に対応する組み合わせの、材質:M1,板厚tn−1、切断周長Ls2の場合、消費電力量W2B(2)を取得する。
W2=W2ACD+W2B(v)・・・(式3)
として得る。
この総消費電力量Wtを予測取得する手順例は、図10のフロー図に示される
消費電力量取得部22aは、加工動作PR1の動作期間から、打ち抜き動作を行う打ち抜き期間Bを抽出し、他の定常期間A,C,Dと分離する(S1)。
すなわち、定常期間A,C,D及び打ち抜き期間Bのそれぞれの消費電力量W2ACD及び消費電力量W2Bを、打ち抜き条件を規定する加工条件ファイルFL1及びデータベースDBを参照しつつ異なる方法で求めてから合算することで予測取得している。
消費電力量取得部22aは、これに限らず、パンチプレス用消費電力量取得装置5としてパンチプレス51の外部に配置され、NC装置21と有線又は無線で通信することで、消費電力量W2を取得するものであってもよい。
例えば、モータ2のトルク定数,パンチプレス51の個体差,金型の使用履歴などを含めてもよい。金型が個体識別可能に管理されているID付である場合には、金型の種類やサイズはもとより、使用履歴に応じた摩耗程度なども考慮項目としてよい。
図12は、上ラムの下降速度であって、下降速度の大きさにより、V1〜V3の三段階に分類設定し、プレス情報J23に含められる。
これらを考慮項目とした場合、例えば、図9に示される組み合わせに含めると、考慮項目は5項目となり、全体でn×m×u×3×3通りの組み合わせとなる。
位置は、具体的には、図3(a)における、時刻t1に対応するパンチ(上ラム)の待機位置、及び時刻t2に対応するいわゆる下降端位置と称される位置である。
パンチの下降速度及び上昇速度は、パンチ高さ位置特性Paと同じとしてある。また、下降端位置を高さH2で示してある。
また、パンチが下降端位置に達した時刻t22を過ぎてから、最下位置に達する時刻t23までの時間(t23−t22)は、パンチ高さ位置特性Paでのその時間(t3−t2)と同じである。
一方、パンチの最下位置(時刻t23)から上昇して待機位置(時刻t24)に達するまでの時間(t24−t23)は、パンチ高さ位置特性Paにおける最下位置から上昇して待機位置に達するまでの時間(t4−t3)よりも短い。
一方、パンチが下降端位置に達した時刻t32を過ぎてから、最下位置に達する時刻t33までの時間(t33−t22)は、パンチ高さ位置特性Paでのその時間(t3−t2)よりも長くなる。
また、パンチの最下位置(時刻t33)から上昇して待機位置(時刻t34)に達するまでの時間(t34−t33)は、パンチ高さ位置特性Paにおける最下位置から待機位置に達するまでの時間(t4−t3)と同じである。
加工速度は、図12に示されるように、プレス情報J23に含められる考慮項目として既述であるが、この加工速度を決定する要因として、ワークの材質,加工時の音量,及び加工時の振動がある。
また、ワークの材質が軟らかいほど、加工速度を高速化できるので、稼動効率の観点で、加工速度を速くする。
また、加工速度が速いほど、加工に伴って発生する音量及び振動が大きくなる。
従って、周囲環境に配慮して、音量及び振動を抑制した加工を行う場合、加工速度を遅くする。
一般的に、モータは、コイルや磁石の温度が変化すると、同じ値の電流を流したときに発生するトルクが変動する。すなわち、トルク定数には温度依存性があって、通常、温度が高いほどトルクが低下する。
従って、モータの温度によらず同じトルクを得ようとする場合、流す電流値を変える必要がある。詳しくは、モータの温度が高いほど、大きい電流値が必要であり、消費電力量が増加する。
パンチプレス51においても、モータ2として温度センサ内蔵のものを用い、温度センサからの温度情報に基づいて、所望のトルクが得られるようにモータに流す電流値を制御することができる。
例えば、得られたトルク定数の温度特性が、基準温度Taに対し、それより低い温度Ta1で+1%である場合、温度Ta1でモータに流す電流値Ia1は、温度Taでの電流値Iaに対し、逆数の0.99を補正値として、
Ia1=Ia×0.99とする。
逆に、トルク定数の温度特性が、基準温度Taに対し、それより高い温度Ta2で−1%の場合は、温度Ta2でモータに流す電流値Ia2は、逆数の1.01を補正値として
Ia2=Ia×1.01とする。
すなわち、上述の位置(待機位置、下降端位置)、加工速度、又はモータの温度、を補正項目とし、その補正項目の変化量を補正データとする。そして、その補正データに応じて、打ち抜き条件に基づいて取得した消費電力量をさらに補正して、最終的な消費電力量とする。
4 エンコーダ、 5 パンチプレス用消費電力量取得装置
21 NC装置、 22 CPU、 22a 消費電力量取得部
23 記憶部、 24 NC部、 25 タイマ、 26 プレス制御部
31 出力部、 51 パンチプレス
A,C,D 定常期間、 B 打ち抜き期間、 DB データベース
DS,DS2 電力消費部材、 FL1 加工条件ファイル
Ia,Ia1,Ia2 電流値
Jds 消費電力情報、 J1,J21 ワーク情報
J2,J22 金型情報、 J23 プレス情報
J4a プレス加工情報、 J5 時刻情報、 J6 位置情報
K1〜K4 (金型の)組、 Ls 切断周長
P 打ち抜き力
Pa,Pa1,Pa2 パンチ高さ位置特性、 Pb モータ回転速度特性
Pc モータ電流特性
PG 加工プログラム、 PGB 基本動作プログラム
PP2 プレスプロファイル、 PR1 加工動作
S せん断抵抗、 SN1 プレス実行指令、 SN2 プレス指令
T2 消費電力特性、 tn 板厚
Ta 基準温度、 Ta1,Ta2 温度
WP2 消費電力、 WPa,WPc,WPd 平均消費電力
W2,W2A,W2B,W2C,W2D,W2A1,W2A2,W2ACD 消費電力量
Wt 総消費電力量
Claims (12)
- モータの動力によって加工動作を行うパンチプレスの消費電力量を取得するパンチプレス用消費電力量取得装置であって、
前記加工動作において金型がワークを打ち抜く打ち抜き期間の前記モータの消費電力量を、予め設定された打ち抜き条件に基づいて取得する消費電力量取得部を有することを特徴とするパンチプレス用消費電力量取得装置。 - 前記消費電力量取得部は、前記加工動作において前記金型を前記ワークに離接させる定常期間の前記モータの消費電力量を、前記定常期間に予め設定された前記モータを流れる電流値に基づいて取得することを特徴とする請求項1記載のパンチプレス用消費電力量取得装置。
- 前記打ち抜き条件は、前記ワークに関する条件と前記金型に関する条件とを含んで設定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のパンチプレス用消費電力量取得装置。
- 前記消費電力量取得部は、前記金型の待機位置,前記金型の下降端位置,前記加工動作における前記金型の速度,又は前記モータの温度、の変化量を補正データとし、前記補正データに基づいて、取得した前記消費電力量を補正することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のパンチプレス用消費電力量取得装置。
- モータの動力によって加工動作を行うと共に前記加工動作の消費電力量を取得して出力するパンチプレスであって、
前記加工動作において金型がワークを打ち抜く打ち抜き期間の前記モータの消費電力量を、予め設定された打ち抜き内容に基づいて取得する消費電力量取得部と、
取得した前記消費電力量を出力する出力部と、
を備えたことを特徴とするパンチプレス。 - 前記消費電力量取得部は、
前記加工動作において前記金型を前記ワークに離接させる定常期間の前記モータの消費電力量を、前記定常期間に予め設定された前記モータを流れる電流値に基づいて取得することを特徴とする請求項5記載のパンチプレス。 - 前記打ち抜き条件は、前記ワークに関する条件と前記金型に関する条件とを含んで設定されていることを特徴とする請求項5又は請求項6記載のパンチプレス。
- 前記消費電力量取得部は、前記金型の待機位置,前記金型の下降端位置,前記加工動作における前記金型の速度,又は前記モータの温度、の変化量を補正データとし、前記補正データに基づいて、取得した前記消費電力量を補正することを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載のパンチプレス。
- モータの動力によって加工動作を行うパンチプレスの前記加工動作での消費電力量を取得するパンチプレスの消費電力量取得方法であって、
前記加工動作において金型がワークを打ち抜く打ち抜き期間の前記モータの消費電力量を、予め設定した打ち抜き条件毎に取得して記憶部に記憶しておき、
前記消費電力量を取得すべき前記加工動作の打ち抜き条件に合致する条件を、前記記憶部に記憶した前記打ち抜き条件から抽出し、抽出した前記打ち抜き条件に対応する消費電力量を、前記取得すべき前記加工動作における打ち抜き期間の前記モータの消費電力量とすることを特徴とするパンチプレスの消費電力量取得方法。 - 前記モータに流れる電流値と消費電力との関係を予め取得して記憶部に記憶しておき、
前記消費電力量を取得すべき前記加工動作において前記金型が前記ワークに離接する定常期間の消費電力量を、前記記憶部に記憶した前記電流値と消費電力との関係に基づいて取得することを特徴とする請求項9記載のパンチプレスの消費電力量取得方法。 - 前記打ち抜き条件を、前記ワークに関する条件と前記金型に関する条件とを含んで設定することを特徴とする請求項9又は請求項10記載のパンチプレスの消費電力量取得方法。
- 前記金型の待機位置,前記金型の下降端位置,前記加工動作における前記金型の速度,又は前記モータの温度、の変化量を補正データとし、前記補正データに基づいて、抽出した前記打ち抜き条件に対応する消費電力量を補正して、前記取得すべき前記加工動作における打ち抜き期間の前記モータの消費電力量とすることを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載のパンチプレスの消費電力量取得方法。
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