JP2002189511A - 生産工程評価システム - Google Patents
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/02—Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/30—Computing systems specially adapted for manufacturing
Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
- General Factory Administration (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 設計対象製品のCADデータをもとに生産工
程を管理するCAMシステムに連携させ、LCA評価が
改善された生産工程を迅速かつ客観的に行って環境負荷
の小さい生産工程を容易に実現させること。 【解決手段】 設計対象製品の3次元CADデータ11
をもとに該設計対象製品を生産する際の生産工程をCA
Mシステム40から取得する生産工程取得部23と、生
産工程取得部23が取得した生産工程の内容をもとに該
生産工程の環境負荷値を算出して評価する工程評価部2
4と、工程評価部24による評価結果を含めて設計対象
製品のライフサイクルアセスメントを評価するLCA評
価部27aと、工程評価部24あるいはLCA評価部2
7aによる評価結果を出力する出力処理部28および出
力部29とを備え、この出力結果をもとに生産工程の変
更を行う。
程を管理するCAMシステムに連携させ、LCA評価が
改善された生産工程を迅速かつ客観的に行って環境負荷
の小さい生産工程を容易に実現させること。 【解決手段】 設計対象製品の3次元CADデータ11
をもとに該設計対象製品を生産する際の生産工程をCA
Mシステム40から取得する生産工程取得部23と、生
産工程取得部23が取得した生産工程の内容をもとに該
生産工程の環境負荷値を算出して評価する工程評価部2
4と、工程評価部24による評価結果を含めて設計対象
製品のライフサイクルアセスメントを評価するLCA評
価部27aと、工程評価部24あるいはLCA評価部2
7aによる評価結果を出力する出力処理部28および出
力部29とを備え、この出力結果をもとに生産工程の変
更を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、設計対象製品の
CADデータから該設計対象製品を生産する際の生産工
程の環境負荷値を算出し、さらにこの環境負荷値を加味
したライフサイクルアセスメント(LCA)の評価を行
い、この評価結果を反映した生産工程を実現することが
できる生産工程評価システムに関するものである。
CADデータから該設計対象製品を生産する際の生産工
程の環境負荷値を算出し、さらにこの環境負荷値を加味
したライフサイクルアセスメント(LCA)の評価を行
い、この評価結果を反映した生産工程を実現することが
できる生産工程評価システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、260万台も普及している飲料自
動販売機などの自動販売機は、膨大な普及率と大きな消
費電力とから、環境との関係を無視できない状況となっ
ている。このため、自動販売機には、地球環境に優し
く、かつ社会的存在価値を持たせることが要望されてい
る。
動販売機などの自動販売機は、膨大な普及率と大きな消
費電力とから、環境との関係を無視できない状況となっ
ている。このため、自動販売機には、地球環境に優し
く、かつ社会的存在価値を持たせることが要望されてい
る。
【0003】一方、近年、地球環境に調和した工業製品
の設計、開発が社会的に強く要望されている。このよう
な工業製品の設計、開発には、工業製品の環境負荷を定
量的に把握する必要がある。この定量的な把握を実現す
るために、ライフサイクルアセスメント(LCA:Life
Cycle Assessment)が注目されている。
の設計、開発が社会的に強く要望されている。このよう
な工業製品の設計、開発には、工業製品の環境負荷を定
量的に把握する必要がある。この定量的な把握を実現す
るために、ライフサイクルアセスメント(LCA:Life
Cycle Assessment)が注目されている。
【0004】LCAとは、製品およびサービスが、資源
の採取から製品の製造、使用、リサイクル、廃棄、物流
などのライフサイクル全体にわたって、環境に及ぼす影
響を客観的に評価する手法の一つである。LCAは、国
際標準化機構の規格ISO14040に明文化され、そ
のまま日本工業規格(JIS Q 14040)となっ
ている。このLCAは、製品などの全ライフサイクルの
環境負荷の評価・改善のためのツールとして注目されて
いる。
の採取から製品の製造、使用、リサイクル、廃棄、物流
などのライフサイクル全体にわたって、環境に及ぼす影
響を客観的に評価する手法の一つである。LCAは、国
際標準化機構の規格ISO14040に明文化され、そ
のまま日本工業規格(JIS Q 14040)となっ
ている。このLCAは、製品などの全ライフサイクルの
環境負荷の評価・改善のためのツールとして注目されて
いる。
【0005】一方、自動販売機などの設計対象製品は、
近時、CAD(Computer Aided Design)システムを用
いて自動設計され、設計された製品はCADデータとし
て保持される。また、このCADデータは、CAM(Co
mputer Aided Manufacturing)システムに入力されて、
その生産工程の管理を含めて自動製造が行われている。
このCAD/CAMシステムは、統合されたCIM(Co
mputer Integrated Manufacturing)システムとして実
現されている。
近時、CAD(Computer Aided Design)システムを用
いて自動設計され、設計された製品はCADデータとし
て保持される。また、このCADデータは、CAM(Co
mputer Aided Manufacturing)システムに入力されて、
その生産工程の管理を含めて自動製造が行われている。
このCAD/CAMシステムは、統合されたCIM(Co
mputer Integrated Manufacturing)システムとして実
現されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したC
AMシステムにおける生産工程によっても、環境負荷に
及ぼす影響は大きく、環境負荷が小さい生産工程が行わ
れることが、ひいては製品の高いLCA評価につなが
る。たとえば、小さな消費電力で済む生産工程によって
製品を生産することができるのであれば、環境負荷が大
幅に低減され、製品のLCA評価も大幅に低減されるこ
とになる。
AMシステムにおける生産工程によっても、環境負荷に
及ぼす影響は大きく、環境負荷が小さい生産工程が行わ
れることが、ひいては製品の高いLCA評価につなが
る。たとえば、小さな消費電力で済む生産工程によって
製品を生産することができるのであれば、環境負荷が大
幅に低減され、製品のLCA評価も大幅に低減されるこ
とになる。
【0007】しかしながら、生産工程における環境負荷
を軽減することは簡単ではなく、従来、経験と勘とによ
って環境負荷が軽減されるであろうと考えられる生産工
程が選択され、あるいは生産工程順序が選択されてお
り、客観的に環境負荷が軽減された生産工程を行うこと
が困難であるという問題点があった。
を軽減することは簡単ではなく、従来、経験と勘とによ
って環境負荷が軽減されるであろうと考えられる生産工
程が選択され、あるいは生産工程順序が選択されてお
り、客観的に環境負荷が軽減された生産工程を行うこと
が困難であるという問題点があった。
【0008】また、環境負荷が軽減された生産工程を客
観的に決定することができなかったため、最終的にLC
Aの高い製品を生産することができなかったという問題
点もあった。
観的に決定することができなかったため、最終的にLC
Aの高い製品を生産することができなかったという問題
点もあった。
【0009】さらに、生産工程における環境負荷を評価
しようとしても、迅速に評価することができず、各種の
生産工程を実際に組み合わせてはじめて環境負荷の軽減
を知ることができるのが現実であり、最終的に環境負荷
が軽減された生産工程を確定するまでに多大の時間と労
力とがかかるという問題点があった。
しようとしても、迅速に評価することができず、各種の
生産工程を実際に組み合わせてはじめて環境負荷の軽減
を知ることができるのが現実であり、最終的に環境負荷
が軽減された生産工程を確定するまでに多大の時間と労
力とがかかるという問題点があった。
【0010】一方、CADシステムによって設計された
CADデータを用いて生産するCAMシステムでは、ソ
フトウェア管理がなされているため、生産工程を予測あ
るいはモニタすることが可能である。
CADデータを用いて生産するCAMシステムでは、ソ
フトウェア管理がなされているため、生産工程を予測あ
るいはモニタすることが可能である。
【0011】この発明は上記に鑑みてなされたもので、
設計対象製品のCADデータをもとに生産工程を管理す
るCAMシステムに連携させ、LCA評価が改善された
生産工程を迅速かつ客観的に行って環境負荷の小さい生
産工程を容易に実現させることができる生産工程評価シ
ステムを提供することを目的とする。
設計対象製品のCADデータをもとに生産工程を管理す
るCAMシステムに連携させ、LCA評価が改善された
生産工程を迅速かつ客観的に行って環境負荷の小さい生
産工程を容易に実現させることができる生産工程評価シ
ステムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる生産工程評価システムは、設計対
象製品のCADデータをもとに該設計対象製品を生産す
る際の生産工程を取得する生産工程取得手段と、前記生
産工程取得手段が取得した生産工程の内容をもとに該生
産工程の環境負荷値を算出して評価する生産工程評価手
段と、前記生産工程評価手段による評価結果を含めて前
記設計対象製品のライフサイクルアセスメントを評価す
るLCA評価手段と、前記生産工程評価手段あるいは前
記LCA評価手段による評価結果を出力する評価出力手
段とを備え、前記評価出力手段が出力した評価結果をも
とに前記生産工程の変更を促すことを特徴とする。
め、請求項1にかかる生産工程評価システムは、設計対
象製品のCADデータをもとに該設計対象製品を生産す
る際の生産工程を取得する生産工程取得手段と、前記生
産工程取得手段が取得した生産工程の内容をもとに該生
産工程の環境負荷値を算出して評価する生産工程評価手
段と、前記生産工程評価手段による評価結果を含めて前
記設計対象製品のライフサイクルアセスメントを評価す
るLCA評価手段と、前記生産工程評価手段あるいは前
記LCA評価手段による評価結果を出力する評価出力手
段とを備え、前記評価出力手段が出力した評価結果をも
とに前記生産工程の変更を促すことを特徴とする。
【0013】この請求項1の発明によれば、生産工程取
得手段が、設計対象製品のCADデータをもとに該設計
対象製品を生産する際の生産工程を取得し、生産工程評
価手段が、前記生産工程取得手段が取得した生産工程の
内容をもとに該生産工程の環境負荷値を算出して評価
し、LCA評価手段が、前記生産工程評価手段による評
価結果を含めて前記設計対象製品のライフサイクルアセ
スメントを評価し、評価出力手段が、前記生産工程評価
手段あるいは前記LCA評価手段による評価結果を出力
し、前記評価出力手段が出力した評価結果をもとに前記
生産工程の変更を促すようにしている。
得手段が、設計対象製品のCADデータをもとに該設計
対象製品を生産する際の生産工程を取得し、生産工程評
価手段が、前記生産工程取得手段が取得した生産工程の
内容をもとに該生産工程の環境負荷値を算出して評価
し、LCA評価手段が、前記生産工程評価手段による評
価結果を含めて前記設計対象製品のライフサイクルアセ
スメントを評価し、評価出力手段が、前記生産工程評価
手段あるいは前記LCA評価手段による評価結果を出力
し、前記評価出力手段が出力した評価結果をもとに前記
生産工程の変更を促すようにしている。
【0014】また、請求項2にかかる生産工程評価シス
テムは、上記の発明において、前記設計対象製品のCA
Dデータを取得するデータ取得手段と、前記データ取得
手段が取得したCADデータをもとに前記設計対象製品
の各構成部品の材質毎の重量を計算する重量計算手段と
をさらに備え、前記LCA評価手段は、前記重量計算手
段が計算した材質毎の重量をもとに前記設計対象製品の
ライフサイクルアセスメントを評価し、前記評価出力手
段が出力した評価結果をもとに前記設計対象製品の再設
計を促すことを特徴とする。
テムは、上記の発明において、前記設計対象製品のCA
Dデータを取得するデータ取得手段と、前記データ取得
手段が取得したCADデータをもとに前記設計対象製品
の各構成部品の材質毎の重量を計算する重量計算手段と
をさらに備え、前記LCA評価手段は、前記重量計算手
段が計算した材質毎の重量をもとに前記設計対象製品の
ライフサイクルアセスメントを評価し、前記評価出力手
段が出力した評価結果をもとに前記設計対象製品の再設
計を促すことを特徴とする。
【0015】この請求項2の発明によれば、データ取得
手段が、前記設計対象製品のCADデータを取得し、重
量計算手段が、前記データ取得手段が取得したCADデ
ータをもとに前記設計対象製品の各構成部品の材質毎の
重量を計算し、前記LCA評価手段が、前記重量計算手
段が計算した材質毎の重量をもとに前記設計対象製品の
ライフサイクルアセスメントを評価し、前記評価出力手
段が出力した評価結果をもとに前記設計対象製品の再設
計を促すようにしている。
手段が、前記設計対象製品のCADデータを取得し、重
量計算手段が、前記データ取得手段が取得したCADデ
ータをもとに前記設計対象製品の各構成部品の材質毎の
重量を計算し、前記LCA評価手段が、前記重量計算手
段が計算した材質毎の重量をもとに前記設計対象製品の
ライフサイクルアセスメントを評価し、前記評価出力手
段が出力した評価結果をもとに前記設計対象製品の再設
計を促すようにしている。
【0016】また、請求項3にかかる生産工程評価シス
テムは、上記の発明において、前記生産工程の種別毎の
環境負荷基準値をデータベース化して保持する生産工程
データベースを備え、前記生産工程評価手段は、前記生
産工程データベースに保持された環境負荷基準値をもと
に各生産工程の環境負荷値を算出することを特徴とす
る。
テムは、上記の発明において、前記生産工程の種別毎の
環境負荷基準値をデータベース化して保持する生産工程
データベースを備え、前記生産工程評価手段は、前記生
産工程データベースに保持された環境負荷基準値をもと
に各生産工程の環境負荷値を算出することを特徴とす
る。
【0017】この請求項3の発明によれば、前記生産工
程評価手段が、前記生産工程の種別毎の環境負荷基準値
をデータベース化して保持する生産工程データベースに
保持された環境負荷基準値をもとに各生産工程の環境負
荷値を算出するようにしている。
程評価手段が、前記生産工程の種別毎の環境負荷基準値
をデータベース化して保持する生産工程データベースに
保持された環境負荷基準値をもとに各生産工程の環境負
荷値を算出するようにしている。
【0018】また、請求項4にかかる生産工程評価シス
テムは、上記の発明において、前記ライフサイクルアセ
スメントの評価基準をデータベース化して保持する評価
基準データベースと、前記LCA評価手段による評価結
果および前記評価基準データベースに保持された評価基
準をもとに前記ライフサイクルアセスメントに与える影
響が大きい前記設計対象製品の構成部品あるいは前記生
産工程の変更を少なくとも指示出力する指示出力手段と
をさらに備えたことを特徴とする。
テムは、上記の発明において、前記ライフサイクルアセ
スメントの評価基準をデータベース化して保持する評価
基準データベースと、前記LCA評価手段による評価結
果および前記評価基準データベースに保持された評価基
準をもとに前記ライフサイクルアセスメントに与える影
響が大きい前記設計対象製品の構成部品あるいは前記生
産工程の変更を少なくとも指示出力する指示出力手段と
をさらに備えたことを特徴とする。
【0019】この請求項4の発明によれば、指示出力手
段が、前記LCA評価手段による評価結果、および前記
ライフサイクルアセスメントの評価基準をデータベース
化して保持する評価基準データベースに保持された評価
基準をもとに前記ライフサイクルアセスメントに与える
影響が大きい前記設計対象製品の構成部品あるいは前記
生産工程の変更を少なくとも指示出力するようにしてい
る。
段が、前記LCA評価手段による評価結果、および前記
ライフサイクルアセスメントの評価基準をデータベース
化して保持する評価基準データベースに保持された評価
基準をもとに前記ライフサイクルアセスメントに与える
影響が大きい前記設計対象製品の構成部品あるいは前記
生産工程の変更を少なくとも指示出力するようにしてい
る。
【0020】また、請求項5にかかる生産工程評価シス
テムは、上記の発明において、前記生産工程取得手段が
取得した生産工程の内容をもとに該生産工程による生活
環境に与える影響を評価する生活環境評価手段と、前記
生活環境評価手段による評価結果を出力する生活環境評
価出力手段とを備え、前記生活環境評価出力手段が出力
した評価結果をもとに前記生産工程の変更を促すことを
特徴とする。
テムは、上記の発明において、前記生産工程取得手段が
取得した生産工程の内容をもとに該生産工程による生活
環境に与える影響を評価する生活環境評価手段と、前記
生活環境評価手段による評価結果を出力する生活環境評
価出力手段とを備え、前記生活環境評価出力手段が出力
した評価結果をもとに前記生産工程の変更を促すことを
特徴とする。
【0021】この請求項5の発明によれば、生活環境評
価手段が、前記生産工程取得手段が取得した生産工程の
内容をもとに該生産工程による生活環境に与える影響を
評価し、生活環境評価出力手段が、前記生活環境評価手
段による評価結果を出力し、前記生活環境評価出力手段
が出力した評価結果をもとに前記生産工程の変更を促す
ようにしている。
価手段が、前記生産工程取得手段が取得した生産工程の
内容をもとに該生産工程による生活環境に与える影響を
評価し、生活環境評価出力手段が、前記生活環境評価手
段による評価結果を出力し、前記生活環境評価出力手段
が出力した評価結果をもとに前記生産工程の変更を促す
ようにしている。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる生産工程評価システムの好適な実施の形態
について説明する。
発明にかかる生産工程評価システムの好適な実施の形態
について説明する。
【0023】図1は、この発明の実施の形態1である生
産工程評価システムの全体構成を示すブロック図であ
る。図1において、この生産工程評価システムは、CI
Mシステム50と生産工程評価装置20とを連携したシ
ステムである。CIMシステム50は、CADシステム
10とCAMシステム40とを有し、CADシステム1
0によって作成された3次元CADデータ11は、CA
Mシステム40に送出され、CAMシステム40は、3
次元CADデータ11が示す設計対象製品を工程モデル
41が示す生産工程に基づいて生産する。なお、CAD
システム10、CAMシステム40、および生産工程評
価装置20は、通信回線を介して通信接続されていても
よいし、記憶媒体などを介してデータ授受が行われるよ
うにしてもよい。
産工程評価システムの全体構成を示すブロック図であ
る。図1において、この生産工程評価システムは、CI
Mシステム50と生産工程評価装置20とを連携したシ
ステムである。CIMシステム50は、CADシステム
10とCAMシステム40とを有し、CADシステム1
0によって作成された3次元CADデータ11は、CA
Mシステム40に送出され、CAMシステム40は、3
次元CADデータ11が示す設計対象製品を工程モデル
41が示す生産工程に基づいて生産する。なお、CAD
システム10、CAMシステム40、および生産工程評
価装置20は、通信回線を介して通信接続されていても
よいし、記憶媒体などを介してデータ授受が行われるよ
うにしてもよい。
【0024】CADシステム10は、上述したように、
コンピュータ支援設計システムであり、自動販売機など
の設計対象製品の3次元CADデータ11を作成する。
この3次元CADデータ11には、構成部品の部品構成
材データ12などの属性データも含まれている。
コンピュータ支援設計システムであり、自動販売機など
の設計対象製品の3次元CADデータ11を作成する。
この3次元CADデータ11には、構成部品の部品構成
材データ12などの属性データも含まれている。
【0025】生産工程評価装置20は、CADシステム
10側から3次元CADデータ11を取得するデータ取
得部21、部品構成材データ12などを用いて各構成部
品の重量計算を行う重量計算部22、CAMシステム4
0から生産工程のデータを取得する生産工程取得部2
3、生産工程取得部23が取得した生産工程のデータを
もとに生産工程の評価を行う工程評価部24、LCA評
価用のプログラムや生産工程の評価プログラムなどの所
定のプログラムおよび各種のデータを記憶する記憶部2
6、LCA評価を行うLCA評価部27aを含み、生活
環境に与える影響をも評価する環境評価部27、プリン
タやCRTディスプレイなどによって実現される出力部
29に対する出力処理を行う出力処理部28、キーボー
ドやマウスなどによって実現される入力部30、各種構
成部品の情報および生産工程に関する情報を少なくとも
データベース化した構成部品データベース31、および
上述した各部を制御する制御部25を有する。
10側から3次元CADデータ11を取得するデータ取
得部21、部品構成材データ12などを用いて各構成部
品の重量計算を行う重量計算部22、CAMシステム4
0から生産工程のデータを取得する生産工程取得部2
3、生産工程取得部23が取得した生産工程のデータを
もとに生産工程の評価を行う工程評価部24、LCA評
価用のプログラムや生産工程の評価プログラムなどの所
定のプログラムおよび各種のデータを記憶する記憶部2
6、LCA評価を行うLCA評価部27aを含み、生活
環境に与える影響をも評価する環境評価部27、プリン
タやCRTディスプレイなどによって実現される出力部
29に対する出力処理を行う出力処理部28、キーボー
ドやマウスなどによって実現される入力部30、各種構
成部品の情報および生産工程に関する情報を少なくとも
データベース化した構成部品データベース31、および
上述した各部を制御する制御部25を有する。
【0026】ここで、図2に示すフローチャートを参照
して、この生産工程評価システムによる生産工程評価を
含む評価処理手順について説明する。図2において、ま
ず、CADシステム10では、設計対象製品の3次元C
ADデータ11を作成する(ステップS101)。その
後、データ取得部21は、CADシステム10側から3
次元CADデータ11を取得する(ステップS10
2)。制御部25は、データ取得部21が取得した3次
元CADデータ11を構成部品毎に分割し(ステップS
103)、この分割したデータを記憶部26に記憶す
る。構成部品の数は、重複をなくし、多すぎず、少な過
ぎない適度な数とするのが好ましい。たとえば、自動販
売機の部品点数は、3000点ぐらいであるが、大きく
は500点程度にまとめることができる。
して、この生産工程評価システムによる生産工程評価を
含む評価処理手順について説明する。図2において、ま
ず、CADシステム10では、設計対象製品の3次元C
ADデータ11を作成する(ステップS101)。その
後、データ取得部21は、CADシステム10側から3
次元CADデータ11を取得する(ステップS10
2)。制御部25は、データ取得部21が取得した3次
元CADデータ11を構成部品毎に分割し(ステップS
103)、この分割したデータを記憶部26に記憶す
る。構成部品の数は、重複をなくし、多すぎず、少な過
ぎない適度な数とするのが好ましい。たとえば、自動販
売機の部品点数は、3000点ぐらいであるが、大きく
は500点程度にまとめることができる。
【0027】その後、重量計算部22は、各構成部品の
CADデータをもとに各構成部品の体積を計算する(ス
テップS104)。各構成部品のCADデータには、各
構成部品の形状データが含まれるため、この形状データ
を用いて各構成部品の体積を計算することができる。そ
の後、重量計算部22は、各構成部品のCADデータの
中から、材質を示すデータを取得し、構成部品データベ
ース31から、この材質の比重(密度)を取得し、上述
した各構成部品の体積に該構成部品の密度を乗算して各
構成部品の重量を算出する(ステップS105)。各構
成部品の材質を示すデータがCADデータ内に含まれ
ず、構成部品の型番などを示すデータが含まれている場
合には、構成部品データベース31に、各構成部品の型
番に対応する材質および密度のデータを対応づけておけ
ばよい。
CADデータをもとに各構成部品の体積を計算する(ス
テップS104)。各構成部品のCADデータには、各
構成部品の形状データが含まれるため、この形状データ
を用いて各構成部品の体積を計算することができる。そ
の後、重量計算部22は、各構成部品のCADデータの
中から、材質を示すデータを取得し、構成部品データベ
ース31から、この材質の比重(密度)を取得し、上述
した各構成部品の体積に該構成部品の密度を乗算して各
構成部品の重量を算出する(ステップS105)。各構
成部品の材質を示すデータがCADデータ内に含まれ
ず、構成部品の型番などを示すデータが含まれている場
合には、構成部品データベース31に、各構成部品の型
番に対応する材質および密度のデータを対応づけておけ
ばよい。
【0028】その後、生産工程取得部23は、CAMシ
ステム40の工程モデル41を取得する(ステップS1
06)。さらに、工程評価部24は、生産工程取得部2
3が取得した工程モデル41をもとに生産工程の評価を
行う(ステップS107)。この生産工程の評価は、生
産工程による環境負荷値を算出するとともに、生活環境
に関する評価値を算出する。
ステム40の工程モデル41を取得する(ステップS1
06)。さらに、工程評価部24は、生産工程取得部2
3が取得した工程モデル41をもとに生産工程の評価を
行う(ステップS107)。この生産工程の評価は、生
産工程による環境負荷値を算出するとともに、生活環境
に関する評価値を算出する。
【0029】その後、LCA評価部27aは、各構成部
品の材質毎の重量をもとに、記憶部26に記憶されたL
CA評価プログラムを用いて、LCA評価を行う(ステ
ップS108)。このLCA評価は、重量計算された設
計対象製品の各材質の重量をもとに算出された環境負荷
値と工程評価によって得られた環境負荷値とを少なくと
も加味したライフサイクル全体の環境負荷を評価する。
品の材質毎の重量をもとに、記憶部26に記憶されたL
CA評価プログラムを用いて、LCA評価を行う(ステ
ップS108)。このLCA評価は、重量計算された設
計対象製品の各材質の重量をもとに算出された環境負荷
値と工程評価によって得られた環境負荷値とを少なくと
も加味したライフサイクル全体の環境負荷を評価する。
【0030】その後、生活環境に関する評価である環境
評価を行うか否かを判断する(ステップS109)。こ
の環境評価とは、LCAと異なり、騒音、振動などの生
活環境に及ぼす影響を評価するものである。環境評価を
行う場合(ステップS109,YES)には、さらに環
境評価結果が環境条件を満足するか否かを判断する(ス
テップS118)。環境条件を満足する場合(ステップ
S118,YES)には、ステップS110に移行し、
環境条件を満足しない場合(ステップS118,NO)
には、環境評価の値が低い生産工程をリストアップし
(ステップS119)、その後、低い生産工程の代替工
程あるいは環境対策の具体的提示を行う(ステップS1
20)。さらに、この代替工程あるいは環境対策をもと
に現在の生産工程の変更を行い(ステップS121)、
ステップS106に移行し、上述した処理を繰り返す。
評価を行うか否かを判断する(ステップS109)。こ
の環境評価とは、LCAと異なり、騒音、振動などの生
活環境に及ぼす影響を評価するものである。環境評価を
行う場合(ステップS109,YES)には、さらに環
境評価結果が環境条件を満足するか否かを判断する(ス
テップS118)。環境条件を満足する場合(ステップ
S118,YES)には、ステップS110に移行し、
環境条件を満足しない場合(ステップS118,NO)
には、環境評価の値が低い生産工程をリストアップし
(ステップS119)、その後、低い生産工程の代替工
程あるいは環境対策の具体的提示を行う(ステップS1
20)。さらに、この代替工程あるいは環境対策をもと
に現在の生産工程の変更を行い(ステップS121)、
ステップS106に移行し、上述した処理を繰り返す。
【0031】一方、環境評価を行わない場合(ステップ
S109,NO)には、LCA評価の評価値が所定条件
を満足しているか否かを判断する(ステップS11
0)。所定条件を満足している場合(ステップS11
0,YES)には、本処理を終了する。一方、所定条件
を満足していない場合(ステップS110,NO)に
は、ステップS111に移行する。
S109,NO)には、LCA評価の評価値が所定条件
を満足しているか否かを判断する(ステップS11
0)。所定条件を満足している場合(ステップS11
0,YES)には、本処理を終了する。一方、所定条件
を満足していない場合(ステップS110,NO)に
は、ステップS111に移行する。
【0032】ここで用いられるLCA評価の手法は、特
願2000−085399号に記載された環境負荷評価
方法を用いている。この環境負荷評価方法は、たとえば
人間が最大に許容することができる共通の環境負荷基準
値を定義し、この環境負荷基準値をもとに設計対象製品
などの環境負荷値を定量的に示すようにしている。な
お、この環境負荷値は、用いた材質の重量値をもとに算
出することができる。したがって、このLCA評価方法
を用いた場合、上述したステップS107における所定
条件は、たとえば所定の環境負荷値を越えたか否かとい
う条件になる。なお、このLCA評価方法に限らず、他
のLCA評価方法を用いるようにしてもよい。
願2000−085399号に記載された環境負荷評価
方法を用いている。この環境負荷評価方法は、たとえば
人間が最大に許容することができる共通の環境負荷基準
値を定義し、この環境負荷基準値をもとに設計対象製品
などの環境負荷値を定量的に示すようにしている。な
お、この環境負荷値は、用いた材質の重量値をもとに算
出することができる。したがって、このLCA評価方法
を用いた場合、上述したステップS107における所定
条件は、たとえば所定の環境負荷値を越えたか否かとい
う条件になる。なお、このLCA評価方法に限らず、他
のLCA評価方法を用いるようにしてもよい。
【0033】また、このLCA評価処理では、通常の分
析段階に加えて、リユースやリサイクルを含めたLCA
評価を行うようにしてもよい。これによって、一層、利
用度の高いLCA評価を得ることができる。なお、LC
A評価には、LCC(ライフサイクルコスト)評価を含
めることができる。LCA評価に一手法として、コスト
による評価があるからである。
析段階に加えて、リユースやリサイクルを含めたLCA
評価を行うようにしてもよい。これによって、一層、利
用度の高いLCA評価を得ることができる。なお、LC
A評価には、LCC(ライフサイクルコスト)評価を含
めることができる。LCA評価に一手法として、コスト
による評価があるからである。
【0034】その後、ステップS111では、製品自体
の環境負荷値が高いか否かを判断する。製品自体の環境
負荷値とは、上述した重量計算をもとに得られた環境負
荷値である。製品自体の環境負荷値が高い場合(ステッ
プS111,YES)には、環境負荷値が高い構成部品
をリストアップし(ステップS112)、このリストア
ップされた環境負荷値が高い構成部品を代替する環境負
荷値が低い代替構成部品あるいは構成部品の材質の変更
や形状の変更指示を行う(ステップS113)。その
後、この変更指示された構成部品を有した設計対象製品
にCADデータの再作成を行い(ステップS114)、
ステップS102に移行し、上述した処理を繰り返す。
の環境負荷値が高いか否かを判断する。製品自体の環境
負荷値とは、上述した重量計算をもとに得られた環境負
荷値である。製品自体の環境負荷値が高い場合(ステッ
プS111,YES)には、環境負荷値が高い構成部品
をリストアップし(ステップS112)、このリストア
ップされた環境負荷値が高い構成部品を代替する環境負
荷値が低い代替構成部品あるいは構成部品の材質の変更
や形状の変更指示を行う(ステップS113)。その
後、この変更指示された構成部品を有した設計対象製品
にCADデータの再作成を行い(ステップS114)、
ステップS102に移行し、上述した処理を繰り返す。
【0035】一方、製品自体の環境負荷値が低い場合
(ステップS111,NO)には、環境負荷が高い生産
工程をリストアップし(ステップS115)、このリス
トアップした生産工程に対して、環境負荷値が低い代替
工程あるいは工程順序の変更を提示する(ステップS1
16)。ここで、工程順序の変更とは、たとえば図3に
示すように、工程モデルが「A」→「B」→「C」の順
序であった場合に、たとえば「B」→「A」→「C」と
することによって、環境負荷値が低下する場合があるか
らである。また、代替工程とは、上述した工程「A」に
代わる工程「A‘」をいい、工程の順序はそのままとす
る。その後、提示された内容に従って、CAMシステム
40の生産工程の変更を行い(ステップS117)、ス
テップS106に移行し、上述した処理を繰り返す。
(ステップS111,NO)には、環境負荷が高い生産
工程をリストアップし(ステップS115)、このリス
トアップした生産工程に対して、環境負荷値が低い代替
工程あるいは工程順序の変更を提示する(ステップS1
16)。ここで、工程順序の変更とは、たとえば図3に
示すように、工程モデルが「A」→「B」→「C」の順
序であった場合に、たとえば「B」→「A」→「C」と
することによって、環境負荷値が低下する場合があるか
らである。また、代替工程とは、上述した工程「A」に
代わる工程「A‘」をいい、工程の順序はそのままとす
る。その後、提示された内容に従って、CAMシステム
40の生産工程の変更を行い(ステップS117)、ス
テップS106に移行し、上述した処理を繰り返す。
【0036】ここで、工程評価部24による具体的な生
産工程の評価基準について説明する。生産工程の環境負
荷を評価する場合には、まず、各種生産工程について分
析する必要がある。すなわち、生産工程毎のLCAイン
ベントリーデータを作成し、このLCAインベントリー
データをもとに、各種生産工程を環境負荷(LCA)の
観点から評価しなければならない。
産工程の評価基準について説明する。生産工程の環境負
荷を評価する場合には、まず、各種生産工程について分
析する必要がある。すなわち、生産工程毎のLCAイン
ベントリーデータを作成し、このLCAインベントリー
データをもとに、各種生産工程を環境負荷(LCA)の
観点から評価しなければならない。
【0037】生産工程には、板金加工、溶接、鋳造、塗
装などの種々のものがあるが、このうちの板金加工を例
にとり、さらに板金加工のうちの、打ち抜き(プレス、
パンチングプレス)、切断(シャーリング)、曲げ(プ
レス)加工について説明する。
装などの種々のものがあるが、このうちの板金加工を例
にとり、さらに板金加工のうちの、打ち抜き(プレス、
パンチングプレス)、切断(シャーリング)、曲げ(プ
レス)加工について説明する。
【0038】最初に、板金加工におけるエネルギー理論
値を算出する。この算出では、加工量と加工機への投入
エネルギーとの相関関係を算出するために、任意の加工
に対して必要とされるエネルギーを算出する。
値を算出する。この算出では、加工量と加工機への投入
エネルギーとの相関関係を算出するために、任意の加工
に対して必要とされるエネルギーを算出する。
【0039】まず、打ち抜きの場合、被加工材の加工に
必要なせん断最大荷重Pkおよびせん断エネルギーA
kは、次式で示される。 Pk=l・Ksm・t(kgf) Ak=m・Pk・t/1000(kgf・m) ただし、「l」は、切断長(mm)であり、「t」は、
板厚(mm)であり、「Ksm」は、せん断抵抗(kgf
/mm2)であり、「m」は、補正係数である。切断長
「l」は、加工形状によって容易に算出でき、せん断抵
抗「Ksm」は、加重エネルギーによって求められる。ま
た、補正係数「m」は、材質によって決定される値であ
る。なお、非加工時の運転に必要なエネルギーについて
は、実測または原動機などの仕様に従って求める。した
がって、単位時間当たりの加工量とこの加工に伴う待機
時間がわかれば、単位加工に対する投入エネルギーが参
照され、また、電力量に換算することで環境負荷値を得
ることができる。
必要なせん断最大荷重Pkおよびせん断エネルギーA
kは、次式で示される。 Pk=l・Ksm・t(kgf) Ak=m・Pk・t/1000(kgf・m) ただし、「l」は、切断長(mm)であり、「t」は、
板厚(mm)であり、「Ksm」は、せん断抵抗(kgf
/mm2)であり、「m」は、補正係数である。切断長
「l」は、加工形状によって容易に算出でき、せん断抵
抗「Ksm」は、加重エネルギーによって求められる。ま
た、補正係数「m」は、材質によって決定される値であ
る。なお、非加工時の運転に必要なエネルギーについて
は、実測または原動機などの仕様に従って求める。した
がって、単位時間当たりの加工量とこの加工に伴う待機
時間がわかれば、単位加工に対する投入エネルギーが参
照され、また、電力量に換算することで環境負荷値を得
ることができる。
【0040】つぎに、切断について説明する。切断にお
ける必要なせん断最大荷重Psおよびせん断エネルギー
Asは、次式で求められる。 Ps=Ks・t・l・cotα(kgf) As=m・Ps・t/1000(kgf・m) ただし、「σB」は、引っ張り強さ(kgf/mm2)で
あり、「Ks」は、引っ張り強さ(σB)にせん断抵抗
(0.86)を乗じたもの(=0.86αB)(kg f/
mm2)である。切断の場合、打ち抜き加工と同じよう
に、せん断エネルギーが算出されれば、非加工時に要す
るエネルギーと併せて単位加工に対する投入エネルギー
が算出され、また、電力量に換算することで環境負荷値
を得ることができる。
ける必要なせん断最大荷重Psおよびせん断エネルギー
Asは、次式で求められる。 Ps=Ks・t・l・cotα(kgf) As=m・Ps・t/1000(kgf・m) ただし、「σB」は、引っ張り強さ(kgf/mm2)で
あり、「Ks」は、引っ張り強さ(σB)にせん断抵抗
(0.86)を乗じたもの(=0.86αB)(kg f/
mm2)である。切断の場合、打ち抜き加工と同じよう
に、せん断エネルギーが算出されれば、非加工時に要す
るエネルギーと併せて単位加工に対する投入エネルギー
が算出され、また、電力量に換算することで環境負荷値
を得ることができる。
【0041】さらに、曲げについて説明する。曲げ加工
に必要な最大荷重PvおよびエネルギーAvは、次式で求
められる。 Pv=C・σB・l・t2/V(kgf) Av=(Pv/1000)・(V/2)・cot(α/2)
(kgf・m) ただし、「V」は、ダイV溝幅(mm)であり、「α」
は、曲げ角度(°)であり、「C」は、係数である。曲
げの場合、打ち抜き加工と同じように、曲げ加工圧力が
算出されれば、非加工時に要するエネルギーと併せて単
位加工に対する投入エネルギーが算出され、また電力量
に換算することで環境負荷値を得ることができる。
に必要な最大荷重PvおよびエネルギーAvは、次式で求
められる。 Pv=C・σB・l・t2/V(kgf) Av=(Pv/1000)・(V/2)・cot(α/2)
(kgf・m) ただし、「V」は、ダイV溝幅(mm)であり、「α」
は、曲げ角度(°)であり、「C」は、係数である。曲
げの場合、打ち抜き加工と同じように、曲げ加工圧力が
算出されれば、非加工時に要するエネルギーと併せて単
位加工に対する投入エネルギーが算出され、また電力量
に換算することで環境負荷値を得ることができる。
【0042】ここで、加工機の消費電力については、理
論的に算出される加工に必要なエネルギーに対する投入
エネルギーとの相関関係を求めるため、加工単位に対す
る電力を電力計を用いて測定する。これによって、被加
工材材質、加工内容から必要な電力を算出し、環境負荷
値を算出することができる。
論的に算出される加工に必要なエネルギーに対する投入
エネルギーとの相関関係を求めるため、加工単位に対す
る電力を電力計を用いて測定する。これによって、被加
工材材質、加工内容から必要な電力を算出し、環境負荷
値を算出することができる。
【0043】たとえば、被加工材として、図4に示すよ
うに、SPCC(鉄)、SUS304L(ステンレ
ス)、A110P(アルミニウム)の3種類を用い、打
ち抜き、切断、曲げ、NCT(パンチングプレス)の待
機時および加工時の電力を、図5に示す加工機を用いて
測定した。なお、図6は、抜き打ち加工形状を示す。各
打ち抜き、切断、曲げ、パンチングプレスの加工量は、
図7〜図10に示すとおりである。
うに、SPCC(鉄)、SUS304L(ステンレ
ス)、A110P(アルミニウム)の3種類を用い、打
ち抜き、切断、曲げ、NCT(パンチングプレス)の待
機時および加工時の電力を、図5に示す加工機を用いて
測定した。なお、図6は、抜き打ち加工形状を示す。各
打ち抜き、切断、曲げ、パンチングプレスの加工量は、
図7〜図10に示すとおりである。
【0044】これらの消費電力は、打ち抜き、切断、曲
げに関して、待機時と加工時との間で大きな差はなかっ
たが、パンチングプレスの場合、待機時と加工時との間
に明らかな差が現れ、加工時が大きな消費電力となっ
た。
げに関して、待機時と加工時との間で大きな差はなかっ
たが、パンチングプレスの場合、待機時と加工時との間
に明らかな差が現れ、加工時が大きな消費電力となっ
た。
【0045】なお、これらは比較的軽負荷時の生産工程
であったが、重負荷の場合も同様にして計測し、最終的
に環境負荷値を求めるようにする。このような環境負荷
値をもとに、同じ被加工材に対する生産工程を施す場合
に、環境負荷値が低い生産工程を選択決定するようにす
る。
であったが、重負荷の場合も同様にして計測し、最終的
に環境負荷値を求めるようにする。このような環境負荷
値をもとに、同じ被加工材に対する生産工程を施す場合
に、環境負荷値が低い生産工程を選択決定するようにす
る。
【0046】また、環境負荷値のみでなく、生産工程時
における騒音、振動などの生活環境に与える影響につい
ても予め計測しておくことによって、生活環境に与える
影響の小さい生産工程を選択決定することができる。こ
の評価は、上述したように環境評価部27が行う。
における騒音、振動などの生活環境に与える影響につい
ても予め計測しておくことによって、生活環境に与える
影響の小さい生産工程を選択決定することができる。こ
の評価は、上述したように環境評価部27が行う。
【0047】具体的に、加工機における騒音は、一般に
材料強度が高くなるに従って大きくなる傾向がある。た
とえば、A110Pでは、比較的低い周波数帯の騒音で
あったが、加工に伴う騒音は、小さく加工機本体からの
騒音を大きな差はないほどである。一方、SUS304
Lでは、比較的高い周波数帯域であるとともに、加工に
伴う騒音が大きく現れた。したがって、騒音に関して
は、加工機の騒音よりも、被加工材の材質を適切に選択
することが好ましい。
材料強度が高くなるに従って大きくなる傾向がある。た
とえば、A110Pでは、比較的低い周波数帯の騒音で
あったが、加工に伴う騒音は、小さく加工機本体からの
騒音を大きな差はないほどである。一方、SUS304
Lでは、比較的高い周波数帯域であるとともに、加工に
伴う騒音が大きく現れた。したがって、騒音に関して
は、加工機の騒音よりも、被加工材の材質を適切に選択
することが好ましい。
【0048】また、振動は、騒音と同様に、被加工材の
材料強度が高くなるに従って大きくなる傾向があり、設
置マウント、床の構造、周囲に設置される機器に支配さ
れる。特に、床のベース厚さ、機器周囲の溝、柱の有無
に大きく左右される。
材料強度が高くなるに従って大きくなる傾向があり、設
置マウント、床の構造、周囲に設置される機器に支配さ
れる。特に、床のベース厚さ、機器周囲の溝、柱の有無
に大きく左右される。
【0049】上述した実施の形態では、3次元CADデ
ータ11をもとに設計対象製品を構成する構成部品毎の
重量を算出して該設計対象製品自体の環境負荷値を算出
するとともに、3次元CADデータ11をもとに設計対
象製品を生産する生産工程の環境負荷値を算出し、これ
ら環境負荷値を含めてLCA評価を行い、設計対象製品
自体の設計変更あるいは生産工程の工程変更を行うよう
にしているので、迅速かつ客観的に環境負荷の小さい製
品あるいは生産工程を実現することができる。また、こ
の場合、実際に製品を作成しなくてもLCA評価を行う
ことができるので、設計、開発期間を短縮することがで
きる。さらに、生産工程中における生活環境に及ぼす影
響も評価するようにしているので、一層住環境に優しい
生産工程を実現することができる。
ータ11をもとに設計対象製品を構成する構成部品毎の
重量を算出して該設計対象製品自体の環境負荷値を算出
するとともに、3次元CADデータ11をもとに設計対
象製品を生産する生産工程の環境負荷値を算出し、これ
ら環境負荷値を含めてLCA評価を行い、設計対象製品
自体の設計変更あるいは生産工程の工程変更を行うよう
にしているので、迅速かつ客観的に環境負荷の小さい製
品あるいは生産工程を実現することができる。また、こ
の場合、実際に製品を作成しなくてもLCA評価を行う
ことができるので、設計、開発期間を短縮することがで
きる。さらに、生産工程中における生活環境に及ぼす影
響も評価するようにしているので、一層住環境に優しい
生産工程を実現することができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、生産工程取得手段が、設計対象製品のCADデ
ータをもとに該設計対象製品を生産する際の生産工程を
取得し、生産工程評価手段が、前記生産工程取得手段が
取得した生産工程の内容をもとに該生産工程の環境負荷
値を算出して評価し、LCA評価手段が、前記生産工程
評価手段による評価結果を含めて前記設計対象製品のラ
イフサイクルアセスメントを評価し、評価出力手段が、
前記生産工程評価手段あるいは前記LCA評価手段によ
る評価結果を出力し、前記評価出力手段が出力した評価
結果をもとに前記生産工程の変更を促すようにしている
ので、LCA評価が改善された生産工程を迅速かつ客観
的に行って環境負荷の小さい生産工程を容易に実現させ
ることができるという効果を奏する。
よれば、生産工程取得手段が、設計対象製品のCADデ
ータをもとに該設計対象製品を生産する際の生産工程を
取得し、生産工程評価手段が、前記生産工程取得手段が
取得した生産工程の内容をもとに該生産工程の環境負荷
値を算出して評価し、LCA評価手段が、前記生産工程
評価手段による評価結果を含めて前記設計対象製品のラ
イフサイクルアセスメントを評価し、評価出力手段が、
前記生産工程評価手段あるいは前記LCA評価手段によ
る評価結果を出力し、前記評価出力手段が出力した評価
結果をもとに前記生産工程の変更を促すようにしている
ので、LCA評価が改善された生産工程を迅速かつ客観
的に行って環境負荷の小さい生産工程を容易に実現させ
ることができるという効果を奏する。
【0051】また、請求項2の発明によれば、データ取
得手段が、前記設計対象製品のCADデータを取得し、
重量計算手段が、前記データ取得手段が取得したCAD
データをもとに前記設計対象製品の各構成部品の材質毎
の重量を計算し、前記LCA評価手段が、前記重量計算
手段が計算した材質毎の重量をもとに前記設計対象製品
のライフサイクルアセスメントを評価し、前記評価出力
手段が出力した評価結果をもとに前記設計対象製品の再
設計を促すようにしているので、設計対象製品のCAD
データを生成するCADシステムと生産工程を管理する
CAMシステムとを連携させた状態で、設計対象製品自
体の環境負荷を軽減する設計変更を行うことができ、環
境負荷の小さい製品を迅速かつ客観的に設計することが
できるという効果を奏する。
得手段が、前記設計対象製品のCADデータを取得し、
重量計算手段が、前記データ取得手段が取得したCAD
データをもとに前記設計対象製品の各構成部品の材質毎
の重量を計算し、前記LCA評価手段が、前記重量計算
手段が計算した材質毎の重量をもとに前記設計対象製品
のライフサイクルアセスメントを評価し、前記評価出力
手段が出力した評価結果をもとに前記設計対象製品の再
設計を促すようにしているので、設計対象製品のCAD
データを生成するCADシステムと生産工程を管理する
CAMシステムとを連携させた状態で、設計対象製品自
体の環境負荷を軽減する設計変更を行うことができ、環
境負荷の小さい製品を迅速かつ客観的に設計することが
できるという効果を奏する。
【0052】また、請求項3の発明によれば、前記生産
工程評価手段が、前記生産工程の種別毎の環境負荷基準
値をデータベース化して保持する生産工程データベース
に保持された環境負荷基準値をもとに各生産工程の環境
負荷値を算出するようにしているので、一層精度が高く
客観的な生産工程の環境負荷評価を行うことができると
いう効果を奏する。
工程評価手段が、前記生産工程の種別毎の環境負荷基準
値をデータベース化して保持する生産工程データベース
に保持された環境負荷基準値をもとに各生産工程の環境
負荷値を算出するようにしているので、一層精度が高く
客観的な生産工程の環境負荷評価を行うことができると
いう効果を奏する。
【0053】また、請求項4の発明によれば、指示出力
手段が、前記LCA評価手段による評価結果、および前
記ライフサイクルアセスメントの評価基準をデータベー
ス化して保持する評価基準データベースに保持された評
価基準をもとに前記ライフサイクルアセスメントに与え
る影響が大きい前記設計対象製品の構成部品あるいは前
記生産工程の変更を少なくとも指示出力するようにして
いるので、構成部品の変更あるいは生産工程の変更を効
率的に行うことができるという効果を奏する。
手段が、前記LCA評価手段による評価結果、および前
記ライフサイクルアセスメントの評価基準をデータベー
ス化して保持する評価基準データベースに保持された評
価基準をもとに前記ライフサイクルアセスメントに与え
る影響が大きい前記設計対象製品の構成部品あるいは前
記生産工程の変更を少なくとも指示出力するようにして
いるので、構成部品の変更あるいは生産工程の変更を効
率的に行うことができるという効果を奏する。
【0054】また、請求項5の発明によれば、生活環境
評価手段が、前記生産工程取得手段が取得した生産工程
の内容をもとに該生産工程による生活環境に与える影響
を評価し、生活環境評価出力手段が、前記生活環境評価
手段による評価結果を出力し、前記生活環境評価出力手
段が出力した評価結果をもとに前記生産工程の変更を促
すようにしているので、環境負荷以外であって、騒音や
振動などの生活環境に影響を与える生産工程の変更を迅
速かつ客観的に行うことができるという効果を奏する。
評価手段が、前記生産工程取得手段が取得した生産工程
の内容をもとに該生産工程による生活環境に与える影響
を評価し、生活環境評価出力手段が、前記生活環境評価
手段による評価結果を出力し、前記生活環境評価出力手
段が出力した評価結果をもとに前記生産工程の変更を促
すようにしているので、環境負荷以外であって、騒音や
振動などの生活環境に影響を与える生産工程の変更を迅
速かつ客観的に行うことができるという効果を奏する。
【図1】この発明の実施の形態である生産工程評価シス
テムの全体構成を示すブロック図である。
テムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した生産工程評価システムによる生産
工程評価を含む環境評価処理手順を示すフローチャート
である。
工程評価を含む環境評価処理手順を示すフローチャート
である。
【図3】生産工程の一例を示す図である。
【図4】生産工程評価の基準を求めるための具体的な使
用材料仕様を示す図である。
用材料仕様を示す図である。
【図5】生産工程評価の基準を求めるための具体的な加
工機の仕様の一例を示す図である。
工機の仕様の一例を示す図である。
【図6】打ち抜き加工形状の一例を示す図である。
【図7】図4に示した使用材料に対する打ち抜きプレス
加工量を示す図である。
加工量を示す図である。
【図8】図4に示した使用材料に対するせん断加工量を
示す図である。
示す図である。
【図9】図4に示した使用材料に対するプレス曲げ加工
量を示す図である。
量を示す図である。
【図10】図4に示した使用材料に対するパンチングプ
レス加工量を示す図である。
レス加工量を示す図である。
10 CADシステム 11 3次元CADデータ 12 部品構成材データ 20 生産工程評価装置 21 データ取得部 22 重量計算部 23 生産工程取得部 24 工程評価部 25 制御部 26 記憶部 27 環境評価部 27a LCA評価部 28 出力処理部 29 出力部 30 入力部 31 構成部品データベース 40 CAMシステム 41 工程モデル 50 CIMシステム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 達也 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 冠野 恭範 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 赤塚 浩司 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 Fターム(参考) 5B046 AA00 KA05
Claims (5)
- 【請求項1】 設計対象製品のCADデータをもとに該
設計対象製品を生産する際の生産工程を取得する生産工
程取得手段と、 前記生産工程取得手段が取得した生産工程の内容をもと
に該生産工程の環境負荷値を算出して評価する生産工程
評価手段と、 前記生産工程評価手段による評価結果を含めて前記設計
対象製品のライフサイクルアセスメントを評価するLC
A評価手段と、 前記生産工程評価手段あるいは前記LCA評価手段によ
る評価結果を出力する評価出力手段と、 を備え、前記評価出力手段が出力した評価結果をもとに
前記生産工程の変更を促すことを特徴とする生産工程評
価システム。 - 【請求項2】 前記設計対象製品のCADデータを取得
するデータ取得手段と、 前記データ取得手段が取得したCADデータをもとに前
記設計対象製品の各構成部品の材質毎の重量を計算する
重量計算手段と、 をさらに備え、 前記LCA評価手段は、前記重量計算手段が計算した材
質毎の重量をもとに前記設計対象製品のライフサイクル
アセスメントを評価し、前記評価出力手段が出力した評
価結果をもとに前記設計対象製品の再設計を促すことを
特徴とする請求項1に記載の生産工程評価システム。 - 【請求項3】 前記生産工程の種別毎の環境負荷基準値
をデータベース化して保持する生産工程データベースを
備え、 前記生産工程評価手段は、前記生産工程データベースに
保持された環境負荷基準値をもとに各生産工程の環境負
荷値を算出することを特徴とする請求項1または2に記
載の生産工程評価システム。 - 【請求項4】 前記ライフサイクルアセスメントの評価
基準をデータベース化して保持する評価基準データベー
スと、 前記LCA評価手段による評価結果および前記評価基準
データベースに保持された評価基準をもとに前記ライフ
サイクルアセスメントに与える影響が大きい前記設計対
象製品の構成部品あるいは前記生産工程の変更を少なく
とも指示出力する指示出力手段と、 をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれ
か一つに記載の生産工程評価システム。 - 【請求項5】 前記生産工程取得手段が取得した生産工
程の内容をもとに該生産工程による生活環境に与える影
響を評価する生活環境評価手段と、 前記生活環境評価手段による評価結果を出力する生活環
境評価出力手段と、 を備え、前記生活環境評価出力手段が出力した評価結果
をもとに前記生産工程の変更を促すことを特徴とする請
求項1〜4のいずれか一つに記載の生産工程評価システ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000387849A JP2002189511A (ja) | 2000-12-20 | 2000-12-20 | 生産工程評価システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000387849A JP2002189511A (ja) | 2000-12-20 | 2000-12-20 | 生産工程評価システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002189511A true JP2002189511A (ja) | 2002-07-05 |
Family
ID=18854692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000387849A Pending JP2002189511A (ja) | 2000-12-20 | 2000-12-20 | 生産工程評価システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002189511A (ja) |
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-
2000
- 2000-12-20 JP JP2000387849A patent/JP2002189511A/ja active Pending
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