JP2017134283A - 取付具、表示システム、及び、取付システム - Google Patents

取付具、表示システム、及び、取付システム Download PDF

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Abstract

【課題】被取付部材の未使用時において視野の邪魔にならない位置に被取付部材を退避させるための機能を、簡易な構成で容易に実現可能な取付具、表示システム、及び、取付システムを提供する。【解決手段】取付具2は、使用者の頭部に装着されたヘルメットに対して、第1位置と第2位置との間で移動可能な本体部20を備える。本体部20は、本体部20に対して画像表示装置を支持する支持端部22を備えている。支持端部22は第3開口部27を形成する。又、本体部20は、ヘルメットと連結し、且つ、ヘルメットに対する本体部20の位置を、第1位置と第2位置との間で第1方向A1に案内する第1案内端部21を備えている。第1案内端部21は第1開口部26を形成する。【選択図】図4

Description

本発明は、被取付部材を頭部に取り付けるための取付具、表示システム、及び、取付システムに関する。
光学機器や表示装置等の被取付部材を頭部に取り付けるための取付具が知られている。又、被取付部材の未使用時、視界の邪魔にならない位置に被取付部材を退避させるための機能を有する取付具が提案されている。特許文献1は、光学機器をヘルメットに取り付けるための光学機器保持装置を開示する。光学機器保持装置において、光学機器は取付体に取り付けられる。取付体は、保持体によって上下方向に回動可能に保持される。保持体は、案内支持体によって左右方向に移動可能に支持される。案内支持体はヘルメットに固定される。
特開2009−180954号公報
光学機器保持装置では、保持体の球体座が取付体の球体部を左右方向から挟持する構造によって、取付体の上下方向の回動を実現する。又、光学機器保持装置では、案内支持体に設けられた案内部に保持体のガイド部が係合する構造によって、取付体の左右方向の移動を実現する。これらのように、光学機器保持装置では、光学機器を移動可能とするために必要な部品点数が多いので、構造が複雑となり、且つ、コストが増大する場合がある。
本発明の目的は、被取付部材の未使用時において視野の邪魔にならない位置に被取付部材を退避させるための機能を、簡易な構成で容易に実現可能な取付具、表示システム、及び、取付システムを提供することである。
本発明の第1態様に係る取付具は、使用者の頭部に装着された装着具に対して、第1位置と第2位置との間で移動可能な本体部を備えた取付具であって、前記本体部は、前記本体部に対して被取付部材を支持する支持部と、前記装着具と連結し、且つ、前記装着具に対する前記本体部の前記支持部の位置を、前記第1位置と前記第2位置との間で第1方向に案内する第1案内部とを備えている。
第1態様に係る取付具において、本体部は、装着具に対する被取付部材の移動を、第1案内部によって案内できる。このため、取付具は、被取付部材の未使用時において、使用者の視野の邪魔にならない位置に被取付部材を退避させることができる。又、取付具は、第1案内部によって装着具に本体部を連結することによって、装着具に被取付部材を連結する。つまり、取付具は、装着具に被取付部材を連結する機構と、被取付部材を退避させる機構とを、共通の第1案内部によって実現できる。従って、取付具は、装着具に対する被取付部材の連結機能と退避機能とが別々の部材によって実現される場合と比べて、部品点数を少なくできる。従って、取付具は、被取付部材の連結機能と退避機能とを、簡易な構成で容易に実現できる。
第1態様において、前記本体部は、前記装着具と連結し、且つ、前記装着具に対する前記本体部の前記支持部の位置を、前記第2位置と第3位置との間で第2方向に案内する第2案内部を更に備え、前記第1方向と前記第2方向とは交差し、前記本体部が前記第3位置に配置された場合における前記装着具と前記支持部との間の距離は、前記本体部が前記第2位置に配置された場合における前記装着具と前記支持部との間の距離よりも大きくてもよい。この場合、第1案内部は、第1位置と第2位置との間で第1方向に本体部を案内すると同時に、第2位置と第3位置との間で第2方向に本体部を案内できる。又、装着具と支持部との間の距離は、本体部が第2位置に配置された場合よりも、本体部が第3位置に配置された場合の方が大きくなる。このため、取付具は、簡易な構成を維持しつつ、被取付部材の未使用時において、より適切な位置に被取付部材を退避させることができる。
第1態様において、前記本体部は、前記装着具及び前記本体部の少なくとも一方に設けられる連結部によって、前記装着具と連結してもよい。この場合、取付具は、装着具及び本体部の少なくとも一方に設けられた連結部を利用することによって、装着具に対して本体部の支持部を第1方向に移動させることができる。
第1態様において、前記第1案内部は、前記本体部の第1開口部を形成する環状の端部であって、前記装着具と前記本体部との間に位置する連結部を、前記第1開口部に沿って前記第1方向に案内する第1案内端部を有してもよい。この場合、第1案内端部によって形成される第1開口部に連結部が挿通される。又、第1開口部に沿って連結部が相対移動することに応じて、装着具に対して本体部が第1方向に移動する。このため、取付具は、更に簡易な構成で、被取付部材の連結機能と退避機能とを実現できる。
第1態様において、前記第2案内部は、前記本体部の第2開口部を形成する環状の端部であって、前記装着具と前記本体部との間に位置する連結部を、前記第2開口部に沿って前記第2方向に案内する第2案内端部を有してもよい。この場合、第2案内端部によって形成される第2開口部に連結部が挿通される。又、第2開口部に沿って連結部が移動することに応じて、装着具に対して本体部が第2方向に移動する。このため、取付具は、更に簡易な構成で、被取付部材の連結機能と退避機能とを実現できる。又、取付具は、更に簡易な構成で、より適切な位置に被取付部材を退避させることができる。
本発明の第2態様に係る取付具は、使用者の頭部に装着された装着具に取り付けられ、本体部を有する取付具であって、前記本体部は、前記本体部に対して被取付部材を支持する支持部と、前記装着具に設けられた連結部に連結する第1開口部を形成する環状の第1案内端部を有する第1案内部とを備えている。第2態様において、本体部は、第1案内部が連結部に連結することによって、装着具に取り付けられる。この場合、連結部は装着具に設けられるので、取付具と装着具とを連結する部材を新たに設ける必要がない。このため、装着具に対して取付具を容易に取り付けることができる。又、装着具の連結部は、第1案内部の第1開口部に連結される。このため、例えば、本体部に対して連結部を、第1開口部に沿って相対移動させることによって、装着具に対する取付具の位置を移動させることができる。このため、取付具は、使用者の視野の邪魔にならない位置に被取付部材を退避させる機能を、簡易な構成で容易に実現できる。
第2態様において、前記第1案内端部は、前記連結部を前記第1開口部に沿って案内することによって、前記装着具に対する前記本体部の前記支持部の位置を、第1位置と第2位置との間で第1方向に案内してもよい。この場合、取付具は、被取付部材を装着具に連結する機構と、被取付部材を退避させるための移動を案内する機構とを、共通の第1案内部によって実現できる。従って、取付具は、装着具に対する被取付部材の連結機能と退避機能とが別々の部材によって個別に実現される場合と比べて、部品点数を少なくできる。従って、取付具は、被取付部材の連結機能と退避機能とを、簡易な構成で容易に実現できる。
第2態様において、前記本体部は、前記連結部に連結する第2開口部を形成する環状の第2案内端部を有する第2案内部を更に備え、前記第2案内端部は、前記連結部を前記第2開口部に沿って案内することによって、前記装着具に対する前記本体部の前記支持部の位置を、前記第2位置と第3位置との間で第2方向に案内し、前記第1方向と前記第2方向とは交差し、前記本体部が前記第3位置に配置された場合における前記装着具と前記支持部との間の距離は、前記本体部が前記第2位置に配置された場合における前記装着具と前記支持部との間の距離よりも大きくてもよい。この場合、第1案内部は、第1位置と第2位置との間で第1方向に本体部を案内すると同時に、第2位置と第3位置との間で第2方向に本体部を案内できる。又、装着具と支持部との間の距離は、本体部が第2位置に配置された場合よりも、本体部が第3位置に配置された場合の方が大きくなる。このため、取付具は、簡易な構成を維持しつつ、被取付部材の未使用時において、より適切な位置に被取付部材を退避させることができる。
第1態様又は第2態様において、前記連結部は、前記装着具に一体成形されてもよい。この場合、取付具は、装着具に対して本体部を安定的に移動させることができる。
第1態様及び第2態様において、前記本体部は、前記装着具の対向する2つの面の少なくとも何れかに沿って移動してもよい。この場合、取付具は、装着具に対して本体部を安定的に移動させることができる。
第1態様及び第2態様において、前記第1案内部は、前記装着具の対向する2つの面のうち、前記使用者に装着された状態で前記頭部に近接する側の面に沿って配置されてもよい。この場合、装着具の対向する2つの面のうち頭部から離隔する側の面に沿って第1案内部が配置される場合と比べて、本体部のうち装着具から外部に露出する部分の面積を抑制できる。従って、取付具が使用者の作業の邪魔になる可能性を軽減できる。
第1態様及び第2態様において、前記支持部と前記第1案内部とは、前記第1方向と直交する直交方向に離隔し、前記本体部の前記第1方向における剛性よりも、前記本体部の前記直交方向における剛性の方が大きくてもよい。この場合、本体部の剛性は、直交方向よりも第1方向の方が相対的に小さくなるので、本体部は第1方向に曲がり易くなる。このため、例えば、頭部の形状に合わせて装着具が湾曲する場合でも、装着具に沿って本体部を容易に湾曲させることができるので、装着具に対して本体部を第1方向にスムーズに移動させることができる。
第1態様及び第2態様において、前記第1案内端部は、前記装着具に対する前記本体部の前記第1方向の移動を規制する部位であって、前記第1開口部の内側に突出する第1突出部を備えてもよい。この場合、装着具及び取付具に外部から衝撃が加えられた場合において、装着具に対して取付具が意図せず移動する可能性を軽減できる。
第1態様及び第2態様において、前記本体部は、少なくとも2つの前記第1案内部を有し、前記支持部は、前記第1方向において前記2つの第1案内部の間に設けられてもよい。この場合、取付具は、支持部が2つの第1案内部の間に設けられない場合よりも、支持部によって被取付部材を安定して支持できる。
本発明の第3態様に係る表示システムは、使用者の頭部に装着される装着具、前記装着具に対して第1位置と第2位置との間で移動可能な本体部を備えた取付具、及び、前記取付具によって支持され、画像を表示可能な表示装置を有する表示システムであって、前記本体部は、前記本体部に対して前記表示装置を支持する支持部と、前記装着具と連結し、且つ、前記装着具に対する前記本体部の前記支持部の位置を、前記第1位置と前記第2位置との間で第1方向に案内する第1案内部と、前記装着具と連結し、且つ、前記装着具に対する前記本体部の前記支持部の位置を、前記第2位置と第3位置との間で第2方向に案内する第2案内部と、を備え、前記第1方向と前記第2方向とは交差し、前記本体部が前記第3位置に配置された場合における前記装着具と前記支持部との間の距離は、前記本体部が前記第2位置に配置された場合における前記装着具と前記支持部との間の距離よりも大きいことを特徴とする徴とする。第3態様によれば、表示システムの取付具は、使用者の眼前で表示装置を支持することによって、表示装置に表示された画像を使用者に視認させることができる。又、取付具は、表示装置の未使用時において、使用者の視野の邪魔にならない位置に表示装置を退避させることができる。このため、取付具は、使用者の眼前に表示装置を配置させる機能と、使用者の視野の邪魔にならない位置に表示装置を退避させる機能とを、簡易な構成で容易に実現できる。
第3態様において、前記第1位置は、前記装着具が前記頭部に装着された状態で、前記第2位置よりも前記使用者の前側に位置してもよい。この場合、取付具は、本体部を第1位置に配置させることによって、使用者の眼前に表示装置を配置させることが可能となる。一方、取付具は、第2位置まで本体部を移動させることによって、使用者の視野の邪魔にならない位置に表示装置を退避させることができる。
第3態様において、前記第3位置は、前記装着具が前記頭部に装着された状態で、前記第1位置及び前記第2位置よりも下側に位置してもよい。この場合、取付具は、第1位置を経て第3位置まで本体部を移動させることによって、使用者の視野の邪魔にならない更に適切な位置に表示装置を退避させることができる。
第3態様において、前記本体部は、前記装着具に対して、n(nは整数)個の自由度で移動可能であり、前記表示装置は、前記本体部に対して、n個よりも大きい自由度で移動可能であってもよい。この場合、取付具は、本体部に対して表示装置を、n個よりも大きい自由度で移動可能とすることによって、使用者の所望する位置に表示装置を移動させることが可能となる。又、取付具は、装着具に対してn個の自由度で移動可能とすることによって、使用者の視野の邪魔にならない位置に表示装置を退避させることができる。更に、装着具に対する本体部の移動の自由度を、本体部に対する表示装置の移動の自由度よりも小さくすることによって、使用者は、退避させた表示装置を元の位置に容易に戻すことができる。
本発明の第4態様に係る取付システムは、使用者の頭部に装着される装着具、及び、本体部を備えた取付具を有する取付システムであって、前記本体部は、前記本体部に対して被取付部材を支持する支持部と、前記装着具に設けられた連結部に連結する第1開口部を形成する環状の第1案内端部を有する第1案内部とを備えたことを特徴とする。第4態様によれば、第2態様と同様の効果を奏することができる。連結部は装着具に設けられるので、取付具と装着具とを連結する部材を新たに設ける必要がない。
第4態様において、前記第1案内端部は、前記連結部を前記第1開口部に沿って案内することによって、前記装着具に対する前記本体部の前記支持部の位置を、第1位置と第2位置との間で第1方向に案内し、前記第1位置は、前記装着具が前記頭部に装着された状態で、前記第2位置よりも前記使用者の前側に位置してもよい。この場合、取付システムにおいて、本体部を第1位置に配置させることによって、使用者の眼前に被取付部材を配置させることが可能となる。一方、取付システムにおいて、本体部を第2位置に配置させることによって、使用者の視野の邪魔にならない位置に被取付部材を退避させることができる。更に、取付システムにおいて、本体部を第1位置から一旦第2位置に移動させた後、元の第1位置に戻すことによって、退避させた被取付部材を元の位置に容易に戻すことができる。
第4態様において、前記装着具は帽体であってもよい。この場合、取付システムにおいて、帽体を着用した使用者に被取付部材を使用させることができる。
第4態様において、前記帽体は、内装体を保持する保持部を前記連結部として有してもよい。この場合、取付システムにおいて、帽体の内装体を保持する保持部に本体部を連結させることができる。このため、帽体に対する連結部の新規不可が困難な場合でも、保持部を用いて取付具を帽体に容易に取り付けることができる。
本発明の第5態様に係る取付システムは、使用者の頭部に装着される装着具と、前記装着具に対して第1位置と第2位置との間で移動可能な本体部を備えた取付具とを有する取付システムであって、前記本体部は、前記本体部に対して被取付部材を支持する支持部と、前記装着具と連結し、且つ、前記装着具に対する前記本体部の前記支持部の位置を、前記第1位置と前記第2位置との間で第1方向に案内する第1案内部とを備えたことを特徴とする。第5態様によれば、第1態様と同様の効果を奏することができる。
第5態様において、前記第1位置は、前記装着具が前記頭部に装着された状態で、前記第2位置よりも前記使用者の前側に位置してもよい。この場合、取付システムにおいて、本体部を第1位置に配置させることによって、使用者の眼前に被取付部材を配置させることが可能となる。一方、取付システムにおいて、本体部を第2位置に配置させることによって、使用者の視野の邪魔にならない位置に被取付部材を退避させることができる。更に、取付システムにおいて、本体部を第1位置から一旦第2位置に移動させた後、元の第1位置に戻すことによって、退避させた被取付部材を元の位置に容易に戻すことができる。
第5態様において、前記装着具は帽体であってもよい。この場合、取付システムにおいて、帽体を着用した使用者に被取付部材を使用させることができる。
第5態様において、前記帽体は、内装体を保持する保持部を有し、前記本体部は、前記保持部によって前記帽体と連結してもよい。この場合、取付システムにおいて、帽体の内装体を保持する保持部に本体部を連結させることができる。このため、帽体に対する連結部の新規不可が困難な場合でも、保持部を用いて取付具を帽体に容易に取り付けることができる。
本体部20が第1位置に配置されたHMD1の斜視図である。 ヘルメット8の内面81B(内装体85なし)を示す図である。 ヘルメット8の内面81C(内装体85あり)を示す図である。 取付具2の左側面図である。 第1位置(実線)と第2位置(点線)との間で移動する取付具2を示す図である。 接続具9及び画像表示装置10の斜視図である。 接続具9の斜視図である。 本体部20が第2位置に配置されたHMD1の斜視図である。 第1変形例における取付具7の左側面図である。 第1変形例において、第1位置(実線)と第2位置(点線)との間で移動する取付具7を示す図である。 第1変形例において、第2位置(実線)と第3位置(点線)との間で移動する取付具7を示す図である。 第1変形例において、本体部70が第3位置に配置されたHMD1の斜視図である。 第2変形例における取付具2Aの左側面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。図1に示すように、ヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display、以下、「HMD」という。)1は、光学透過型のシースルーHMDである。HMD1は、ヘルメット8、取付具2、接続具9、及び、画像表示装置10を備える。使用者の眼前の景色の光は、画像表示装置10のハーフミラー14(図6参照)を透過することによって使用者の眼に直接導かれる。HMD1の投影形式は、虚像投影型である。ハーフミラー14は、画像表示装置10内に収容された液晶ユニットに表示された画像の光を、使用者の左眼に向けて反射させる。HMD1は、使用者に対して、眼前の景色に画像を重ねて認識させることができる。
以下、図の説明の理解を助けるため、HMD1の上側、下側、左側、右側、前側、及び、後側を定義する。HMD1の上側、下側、左側、右側、前側、及び、後側は、例えば、図1の上側、下側、右下側、左上側、左側、及び、右側にそれぞれ対応する。HMD1の上側、下側、左側、右側、前側、及び、後側は、それぞれ、ヘルメット8が着用された使用者にとって、上側、下側、左側、右側、前側、及び、後側に対応する。
<ヘルメット8>
図1に示すように、ヘルメット8は、使用者の頭部に装着される周知の作業用ヘルメットである。ヘルメット8は、帽体81、鍔82、及び、レインガード83を有する。帽体81の形状は略半球体状である。帽体81の内面81B(図2参照)は、ヘルメット8が装着された状態で、使用者の頭部に近接する。鍔82は、帽体81の前側の縁81Aから前方に向けて延びる。レインガード83は、帽体81の左側、右側、及び、後側の縁81Aに設けられる。
図2に示すように、ヘルメット8の帽体81の内面81Bに、保持部84A、84B、84C、84Dが設けられる。保持部84A、84B、84C、84Dは、帽体81の縁81Aのうち左右方向中心よりも左側の部分の近傍に配置される。保持部84A〜84Dは、帽体81の内面81Bから内側に突出する。以下、帽体81の内面81Bのうち保持部84A〜84Dが設けられた部分を、「左内面81C」という。保持部84A〜84Dは、前後方向に等間隔に並ぶ。なお、図示されていないが、ヘルメット8の帽体81の内面81B、且つ、帽体81の縁81Aのうち左右方向中心よりも右側の部分の近傍にも、保持部84A〜84Dに対応する4つの保持部が設けられる。以下、保持部84A〜84D、及び、右側の縁81Aの近傍に設けられた4つの保持部を総称して、「保持部84」という。保持部84は、突出方向の先端において外側に僅かに広がる。保持部84のうち先端を除く部分の形状は、略円柱状である。
図3に示すように、保持部84は、内装体85及びあご紐86(図1参照)を取り付けて保持するための機構として、周知のヘルメット8の内面81Bに一体成形によって予め形成される。又、非図示の発砲スチロール製のライナーは、帽体81の内面81Bと内装体85と間に挟まれる。又、詳細は後述するが、保持部84B、84Cに取付具2(図4参照)が取り付けられる。
<取付具2>
図4に示すように、取付具2は本体部20を有する。本体部20は、前後方向に長い略矩形の板状部材である。本体部20は樹脂製である。本体部20の角は湾曲する。本体部20の上端は、前後方向の両端部において上方に突出する。前側の突出部を、「突出部201」という。後側の突出部を、「突出部202」という。本体部20の上端は、突出部201、202間に挟まれた部分において下側に凹む。以下、本体部20の上端のうち下側に凹んだ部分を、凹部20Aという。本体部20の前端は、突出部201の部分において後側に凹む。以下、本体部20の前端のうち後側に凹んだ部分を、凹部20Bという。本体部20は、第1案内端部21A、21B(以下、総称して「第1案内端部21」という。)、及び、支持端部22A、22B、22C(以下、総称して「支持端部22」という。)を有する。第1案内端部21、及び、支持端部22は、それぞれ、開口を形成する環状の端部である。第1案内端部21及び支持端部22によって形成される開口は、本体部20を左右方向に貫通する。
第1案内端部21は、前後方向に長い開口を形成する。第1案内端部21は、本体部20の上下方向中心よりも上側に形成される。第1案内端部21A、21Bは略同一形状である。以下、第1案内端部21Aによって形成される開口を、「第1開口部26A」という。第1案内端部21Bによって形成される開口を、「第1開口部26B」という。第1開口部26A、26Bを総称して、「第1開口部26」という。
第1開口部26の上下方向の長さ(幅)は、保持部84(図2参照)の先端を除く部分の断面径と略同一である。第1開口部26Aは、本体部20の前端近傍から後方に向けて直線状に延びる。第1開口部26Bは、本体部20の後端近傍から前方に向けて直線状に延びる。第1開口部26A、26Bの長さは、本体部20の前後方向の長さの略1/3である。第1開口部26A、26Bの上下方向の位置は略等しい。第1開口部26A、26Bは、前後方向に離隔する。
取付具2は、ヘルメット8の帽体81の左内面81C(図2、図3参照)に第1案内端部21によって連結される。図5に示すように、第1開口部26Aに対してヘルメット8の保持部84Bが左側から挿通する。第1開口部26Bに対してヘルメット8の保持部84Cが左側から挿通する。第1案内端部21は、ヘルメット8の左内面81Cに沿って配置される。なお、ヘルメット8の左内面81Cは僅かに湾曲している。このため、本体部20も、ヘルメット8に連結された状態で左内面81Cに沿って僅かに湾曲する。第1案内端部21A、21Bは、第1開口部26A、26Bに沿った方向に保持部84B、84Cを案内する。取付具2は、ヘルメット8の保持部84B、84Cに対して、第1開口部26A、26Bに沿った方向に相対移動可能である。
図5中の実線は、ヘルメット8に対して本体部20が最も前側に移動した状態を示す。以下、この状態における本体部20の位置を、「第1位置」という。図5中の点線は、ヘルメット8に対して本体部20が最も後側に移動した状態を示す。以下、この状態における本体部20の位置を、「第2位置」という。第1位置と第2位置との間で本体部20が移動するときの移動方向を、「第1方向A1」という。本体部20は、ヘルメット8に対して1つの自由度で移動可能となる。なお、第1方向A1は、第1開口部26A、26Bに沿った方向と一致する。ここで、第1開口部26A、26Bは、ヘルメット8の帽体81の左内面81Cに本体部20が沿って配置されることに応じて、左内面81Cに沿った方向に湾曲する。このため、第1方向A1は前後方向に対して湾曲する。
図4に示すように、支持端部22は、本体部20の上下方向中心よりも下側に形成される。なお、上記のように、第1案内端部21は、本体部20の上下方向中心よりも上側に形成される。このため、第1案内端部21と支持端部22とは、第1方向A1と直交する上下方向(以下、「直交方向」ともいう。)に離隔する。支持端部22には、後述する接続具9、接続部材4、6、及び、ボールジョイント3、5(図1参照)を介して、画像表示装置10(図1参照)が接続される。
支持端部22A、22Bは、左右方向に長い開口を形成する。支持端部22A、22Bは略同一形状である。支持端部22Cは、円形状の開口を形成する。以下、支持端部22Aによって形成される開口を、「第3開口部27A」という。支持端部22Bによって形成される開口を、「第3開口部27B」という。支持端部22Cによって形成される開口を、「第3開口部27C」という。第3開口部27A、27B、27Cを総称して、「第3開口部27」という。
第3開口部27A、27Bは、上下方向に間隔を空けて平行に延びる。第3開口部27Aは、第3開口部27Bに対して上側に配置される。第3開口部27Cは、上下方向において第3開口部27A、27Bの間に配置される。第3開口部27A、27Bの前端部の位置と、第1開口部26Aの後端部の位置とは、第1方向A1において略一致する。第3開口部27A、27Bの後端部の位置は、第1開口部26Bの前端部の位置よりも、第1方向A1において前側に配置される。このため、支持端部22は、第1方向A1において第1案内端部21A、21Bの間に配置される。
本体部20には、直交方向に延びる非図示の複数のスリットが設けられる。複数のスリットは、本体部20における第1方向A1と直交方向とのそれぞれの剛性を調整する。複数のスリットが設けられることによって、本体部20の第1方向A1における剛性よりも、直交方向における剛性の方が大きくなる。
<接続具9、接続部材4、6、ボールジョイント3、5>
図6、図7に示すように、接続部材4は、接続部41及び円筒部42を有する。接続部41は、取付具2(図4参照)に対して接続部材4を着脱可能に接続する。図7に示すように、接続部41は、外側部41A及び内側部41Bを有する。外側部41A及び内側部41Bは、取付具2の本体部20(図4参照)のうち支持端部22(図4参照)が形成された部分を、左右両側から挟む。外側部41Aは、本体部20に対して左側に配置され、内側部41Bは、本体部20に対して右側に配置される。外側部41Aは、上下方向の両端部から右側に突出する突出部を有する。この突出部は、取付具2の第3開口部27A、27B(図4参照)に左側から進入し、右側に突出する。外側部41A及び内側部41Bは、左右方向に貫通する非図示の穴を有する。非図示のねじは、内側部41Bの穴に右側から挿通して取付具2の第3開口部27C(図4参照)を通過し、外側部41Aの穴に螺合する。これによって、接続部材4は取付具2の本体部20のうち支持端部22によって固定される。
円筒部42は円筒状の部材である。円筒部42は、接続部41の外側部41Aから左側に突出する。円筒部42は、外側面の直径がそれぞれ異なる第1円筒部42A及び第2円筒部42Bを有する。第2円筒部42Bは、第1円筒部42Aの左側に配置される。第2円筒部42Bには、後述するボールジョイント3のソケット32が接続する。
ボールジョイント3は、棒状部31及び非図示の球体部を含むボールスタッドと、ソケット32とを有する。ソケット32は、接続部材4の第2円筒部42Bに接続される。ボールスタッドの球体部は、ソケット32によって回転可能に保持される。ボールスタッドの棒状部31は、球体部から左側に向けて延び、後述する接続具9の上端部に接続する。ボールジョイント3は、接続部材4と接続具9とを3つの自由度で移動可能に連結する。
接続具9は略棒状である。接続具9は、樹脂や金属などで構成される。接続具9は、内部に空間を有する。接続具9は、第1部材9A及び第2部材9Bを有する。接続具9の内部の空間は、第1部材9Aの左側の開口を第2部材9Bが覆うことによって形成される。接続具9の上端部に、ボールジョイント3のボールスタッドの棒状部31が接続する。接続具9の下端部に、後述するボールジョイント5のボールスタッドの棒状部51(図1参照)が接続する。
図1に示すように、ボールジョイント5は、棒状部51及び非図示の球体部を含むボールスタッドと、ソケット52とを有する。ソケット52は、接続部材6の後端の左面に接続される。接続部材6は、後述する画像表示装置10の後面に接続する。接続部材6は、前後方向に延びる略角柱状の部材である。ボールスタッドの球体部は、ソケット52によって回転可能に保持される。ボールスタッドの棒状部51は、球体部から左側に向けて延び、接続具9の下端部に接続する。ボールジョイント5は、接続部材6と接続具9とを3つの自由度で移動可能に連結する。
<画像表示装置10>
図1、図6に示すように、画像表示装置10は筐体11を備えている。筐体11は、角が湾曲した略直方体状の形状を有する。筐体11は中空箱状である。筐体11の右側は開放する。筐体11の内部に収容されたレンズユニットの右側は露出する。筐体11の開口部に、ハーフミラー14(図6参照)が設けられる。筐体11の後面に接続部材6(図1参照)が接続されている。筐体11の内部に、レンズユニット、ピント調節機構、及び、液晶ユニットが収容される。ハーフミラー14、レンズユニット、及び、液晶ユニットは、右側から左側に向けて順番に並ぶ。ピント調節機構は、操作部材15を有する。操作部材15は、筐体11の前面に配置される。
液晶ユニットは、画像を表示させることによって画像光を射出する。レンズユニットは、液晶ユニットから射出された画像光をハーフミラー14に導く。ピント調節機構は、操作部材15の回転に応じて、レンズユニットを左右方向に移動させる。使用者は、操作部材15を回転させることによって、画像表示装置10のピント調節を行うことができる。
図6に示すように、ハーフミラー14は矩形板状である。ハーフミラー14の両面のうち一方の面は、左斜め後方を向く。ハーフミラー14の両面のうち他方の面は、右斜め前方を向く。ハーフミラー14は、入射した光の一部(例えば50%)を反射させ、他部を透過させることができる。ハーフミラー14は、レンズユニットを通過して左側から入射する画像光を、後側に反射させることができる。使用者の眼は、ハーフミラー14によって後側に反射された画像光に基づいて、虚像を視認できる。又、ハーフミラー14は、外界の光を後側に透過させることができる。
<HMD1の使用例>
HMD1の使用例の一例を説明する。はじめに使用者は、図1に示すように、取付具2の本体部20を第1位置に配置させる。使用者はヘルメット8を被る。次に使用者は、画像表示装置10及び接続具9を持ち、ハーフミラー14が左眼の前方に配置されるように位置を調節する。このとき、ボールジョイント3は、取付具2の本体部20に対して接続具9を3つの自由度で移動させることが可能である。又、ボールジョイント5は、接続具9に対して画像表示装置10を3つの自由度で移動させることが可能である。つまり、ボールジョイント3、5は、取付具2の本体部20に対して画像表示装置10を6つの自由度で移動させることが可能ということになる。3次元空間内では、6自由度があれば剛体の全ての動きを表現できる。このため、使用者は、図1に示すように、左眼の前方の所望する位置に所望する向きで画像表示装置10を適切に配置させることができる。
この状態で、画像表示装置10の液晶ユニットに画像が表示される。使用者は、画像表示装置10のハーフミラー14によって後側に反射された画像光に基づいて、虚像を視認できる。又、使用者は、ハーフミラー14を透過した外界の光を視認できる。
上記の状態で、使用者が、画像表示装置10のハーフミラー14を視野の外側に一時的に移動させる場合を例示する。このような場合の具体例の一例として、ハーフミラー14を介して視野の一部に投影される画像よりも、眼前の視野の必要性が高い場合が挙げられる。このような場合、使用者は、ボールジョイント3のソケット32(図7参照)を持って後向きに力を加える操作を行う。取付具2の本体部20は、第1方向A1(図4、図5参照)に沿って第1位置から第2位置まで移動する。本体部20の移動の過程で、画像表示装置10は、使用者の左眼の前方の位置から、使用者の左眼に対して左方の位置まで、左斜め後方に移動する。図8に示すように、本体部20が第2位置に配置された状態で、画像表示装置10のハーフミラー14は、視野の外側に配置される。使用者は、本体部20が第2位置に配置された後、ソケット32に対する力の付与を停止する。
使用者が、画像表示装置10の位置を左眼の前方の位置に戻す場合を例示する。このような場合、使用者は、ボールジョイント3のソケット32を持って前向きに力を加える操作を行う。取付具2の本体部20は、第1方向A1に沿って第2位置から第1位置まで移動する。図1に示すように、本体部20が第1位置に配置された状態で、画像表示装置10のハーフミラー14は、使用者の左眼の前方に配置される。なお、本体部20の移動の過程において、ボールジョイント3、5は移動しない。このため、取付具2の本体部20に対する画像表示装置10の位置は、本体部20の移動の前後で変化しない。このため、画像表示装置10は移動前の元の位置に戻り、ハーフミラー14は視野の内側に配置される。
<本実施形態の主たる作用、効果>
以上説明したように、HMD1では、取付具2を介してヘルメット8に画像表示装置10を連結する。取付具2、接続具9、接続部材4、6、及び、ボールジョイント3、5は、使用者の眼前で画像表示装置10を保持することによって、画像表示装置10の液晶ユニットに表示された画像を、ヘルメット8を着用した使用者に視認させることができる。
取付具2の本体部20は、ヘルメット8に対する画像表示装置10の移動を、第1案内端部21によって案内できる。第1案内端部21によって取付具2の本体部20が移動可能な範囲は、第1位置と第2位置との間である。第1位置は、第2位置よりも前側に配置される。このため、本体部20を第1位置に配置させることによって、使用者の眼前に画像表示装置10を配置させることが可能となる。一方、本体部20を第2位置に配置させることによって、画像表示装置10の未使用時において使用者の視野の邪魔にならない位置に表示装置を退避させることができる。更に、本体部20を第1位置から一旦第2位置に移動させた後、元の第1位置に戻すことによって、退避させた画像表示装置10を元の位置に容易に戻すことができる。
取付具2は、画像表示装置10をヘルメット8に連結する機構と、画像表示装置10を視野から退避させるための移動を案内する機構とを、共通の第1案内端部21によって実現できる。従って、取付具2は、ヘルメット8に対する画像表示装置10の連結機能と退避機能とが別々の部材によって個別に実現される場合と比べて、部品点数を少なくできる。又、本体部20の第1案内端部21によって形成される第1開口部26に、ヘルメット8の保持部84B、84Cが挿通される。又、第1開口部26に沿って保持部84B、84Cが移動することに応じて、ヘルメット8に対して本体部20が第1方向A1に移動する。このため、取付具2は、簡易な構成で、画像表示装置10の連結機能と退避機能とを容易に実現できる。
保持部84は、内装体85及びあご紐86を取り付けて保持するための機構として、周知のヘルメット8の内面81Bに一体成形によって予め形成される。本体部20は、この保持部84を利用することによって、取付具2をヘルメット8に移動可能に連結させる。このため、ヘルメット8自体に何ら加工することを要せず、取付具2をヘルメット8に容易に取り付けることができる。なお、通常、ヘルメット8には安全規格が規定されており、ヘルメット8の構成を変えることは、安全上問題がある。しかし、取付具2を使用することによって、取付具2をヘルメット8に連結させるための部材を、新たに設ける必要がない。従って、本体部20は、新たな部材を追加することなく容易にヘルメット8に取付具2を連結させることができる。
取付具2の本体部20の第1案内端部21は、ヘルメット8の左内面81Cに沿って配置される。本体部20は、ヘルメット8の保持部84B、84Cに対して、第1開口部26A、26Bに沿った第1方向A1に相対移動可能する。この場合、本体部20は、ヘルメット8の左内面81Cによって誘導されながら移動することになる。このため、ヘルメット8に対して本体部20を安定的に移動させることができる。又、ヘルメット8の外面に沿って本体部20の第1案内端部21が配置される場合と比べて、本体部20のうちヘルメット8から外部に露出する部分の面積を抑制できる。従って、取付具2が使用者の作業の邪魔になる可能性を軽減できる。なお、本体部20が板状であるので、使用者の頭部とヘルメット8との間に取付具2が配置された場合でも、使用者がヘルメット8を装着する場合や、本体部20が移動する場合に使用者の邪魔になる可能性は小さい。
本体部20には、直交方向に延びる非図示の複数のスリットが設けられる。これによって、本体部20の第1方向A1における剛性よりも、直交方向における剛性の方が大きくなっている。この場合、本体部20の剛性は、直交方向よりも第1方向の方が相対的に小さくなるので、本体部20は第1方向A1に曲がり易くなる。このため、ヘルメット8の左内面81Cに沿って本体部20を容易に湾曲させることができる。従って、ヘルメット8に対して本体部20を第1方向A1にスムーズに移動させることができる。
取付具2において、支持端部22は、第1方向A1において第1案内端部21A、21Bの間に配置される。このため、支持端部22が画像表示装置10を支持することに応じて本体部20に作用する力は、第1案内端部21A、21Bのそれぞれの側に分割され、保持部84B、84Cによって支えられる。このため、取付具2は、支持端部22が第1案内端部21A、21Bの間に設けられない場合と比べて、支持端部22によって画像表示装置10を安定して支持できる。
ボールジョイント3、5は、取付具2の本体部20に対して画像表示装置10を6つの自由度で移動させることが可能である。これによって、使用者の所望する位置に画像表示装置10を移動させることが可能となる。一方、本体部20は、ヘルメット8に対して1つの自由度で移動させることが可能である。これによって、使用者の視野の邪魔にならない位置に画像表示装置10を退避させることができる。更に、ヘルメット8に対する本体部20の移動の自由度「1」を、本体部20に対する画像表示装置10の移動の自由度「6」よりも小さくすることによって、使用者は、退避させた画像表示装置10を元の位置に容易に戻すことができる。
<第1変形例>
本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。第1変形例が上記実施形態におけるHMD1と異なる点は、取付具2(図4参照)の代わりに取付具7が用いられる点である。ヘルメット8、接続具9、接続部材4、6、及び、ボールジョイント3、5は、上記実施形態と同一であるので、以下では説明を省略する。
図9に示すように、取付具7は本体部70を有する。本体部70の形状は板状である。本体部70は樹脂製である。本体部20の角は湾曲する。本体部20の上端は、前後方向の両端部において上方に突出する。前側の突出部を、「突出部701」という。後側の突出部を、「突出部702」という。本体部70の上端は、突出部701、702間に挟まれた部分において下側に凹む。以下、本体部70の上端のうち下側に凹んだ部分を、凹部70Aという。取付具2の本体部20(図4参照)と異なり、凹部20B(図4参照)に対応する凹部は本体部70に設けられない。又、後側の突出部702に比べて前側の突出部701の突出量が大きい点で、取付具2の本体部20(図4参照)と異なる。
本体部70は、第1案内端部71A、71B(以下、総称して「第1案内端部71」という。)、第2案内端部73、及び、及び、支持端部72A、72B、72C(以下、総称して「支持端部72」という。)を有する。第1案内端部71、第2案内端部73、及び、支持端部72は、それぞれ、開口を形成する環状の端部である。第1案内端部71、第2案内端部73、及び、支持端部72によって形成される開口は、本体部70を左右方向に貫通する。
第1案内端部71は、前後方向に長い開口を形成する。第1案内端部71は、本体部70の上下方向中心よりも上側に形成される。第1案内端部71A、71Bは略同一形状である。以下、第1案内端部71Aによって形成される開口を、「第1開口部76A」という。第1案内端部71Bによって形成される開口を、「第1開口部76B」という。第1開口部76A、76Bを総称して、「第1開口部76」という。
第1開口部76の上下方向の長さ(幅)は、保持部84(図2参照)の先端を除く部分の断面径と略同一である。第1開口部76Aは、突出部701の後端部の下端近傍から、前方に向けて直線状に延びる。第1開口部76Bは、本体部20の後端近傍から前方に向けて直線状に延びる。第1開口部76A、76Bのそれぞれの前後方向の長さは、本体部70の前後方向の長さの略1/10である。第1開口部76A、76Bの前後方向の長さは、取付具2の第1開口部26A、26B(図4参照)の前後方向の長さと比べて短い。第1開口部76A、76Bの上下方向の位置は略等しい。第1開口部76A、76Bは、前後方向に離隔する。
第2案内端部73は、突出部701に設けられる。第2案内端部73は、上下方向に対して傾斜する方向に長い開口を形成する。第2案内端部73の下端部は、第1案内端部71Aの前端部に接続する。以下、第2案内端部73によって形成される開口を、「第2開口部78」という。
第2開口部78の前後方向の長さ(幅)は、第1開口部76の幅よりも僅かに大きい。第2開口部78は、第1開口部76Aの前端部から、上斜め後方に向けて湾曲しながら延びる。第2開口部78の上端部は、突出部701の後端部の上端近傍に配置される。第2開口部78の長さは、第1開口部76の長さの略3倍である。
図10、図11に示すように、取付具7は、ヘルメット8の帽体81の左内面81C(図2、図3参照)に、第1案内端部71及び第2案内端部73によって連結される。第1開口部76A及び第2開口部78に対して、ヘルメット8の保持部84Bが左側から挿通する。第1開口部76Bに対して、ヘルメット8の保持部84Cが左側から挿通する。
図10に示すように、第1案内端部71A、71Bは、第1開口部76A、76Bに沿った方向に保持部84B、84Cを案内する。取付具7は、ヘルメット8の保持部84B、84Cに対して、第1開口部76A、76Bに沿った方向に相対移動可能である。図10中の実線は、ヘルメット8に対して本体部70が最も前側に移動した状態を示す。以下、この状態における本体部70の位置を、「第1位置」という。図10中の点線は、ヘルメット8に対して本体部70が最も後側に移動した状態を示す。以下、この状態における本体部70の位置を、「第2位置」という。第1位置と第2位置との間で本体部70が移動するときの移動方向を、「第1方向A1」という。
図11に示すように、第2案内端部73は、第2開口部78に沿った方向に保持部84Bを案内する。取付具7は、保持部84Cを中心として、第2開口部78に沿った方向に回転移動可能である。図11中の実線は、第2位置に配置された本体部70を示す。図11中の点線は、第2位置に対し、本体部70を左側から見た状態で反時計回りに回転した本体部70を示す。以下、この状態における本体部70の位置を、「第3位置」という。第2位置と第3位置との間で本体部70が回転移動するときの移動方向を、「第2方向A2」という。第1方向A1と第2方向A2とは交差する。本体部70は、ヘルメット8に対して2つの自由度で移動可能となる。
図10に示すように、支持端部72は、本体部70の上下方向中心よりも下側に形成される。支持端部72A、72B、72Cの形状は、取付具2の支持端部22A、22B、22Cと同一である。以下、支持端部72Aによって形成される開口を、「第3開口部77A」という。支持端部72Bによって形成される開口を、「第3開口部77B」という。支持端部72Cによって形成される開口を、「第3開口部77C」という。第3開口部77A、77B、77Cを総称して、「第3開口部77」という。第1案内端部71及び第2案内端部73と支持端部72とは、第1方向A1と直交する直交方向に離隔する。支持端部72には、接続具9、接続部材4、6、及び、ボールジョイント3、5(図1参照)を介して、画像表示装置10(図1参照)が接続される。
第1変形例におけるHMD1の使用例の一例を説明する。はじめに使用者は、取付具7の本体部70を第1位置に配置させる。使用者はヘルメット8を被る。次に使用者は、画像表示装置10及び接続具9を持ち、ハーフミラー14が左眼の前方に配置されるように位置を調節する。画像表示装置10の液晶ユニットに画像が表示される。使用者は、ハーフミラー14によって後側に反射された画像光に基づいて、虚像を視認する。
使用者が画像表示装置10のハーフミラー14を視野の外側に一時的に移動させる場合、はじめに、ボールジョイント3のソケット32(図7参照)を持って後向きに力を加える操作を行う。取付具7の本体部70は、第1方向A1(図9、図10参照)に沿って第1位置から第2位置まで移動する。
なお、第1開口部76の長さは、本体部20における第1開口部26(図4参照)の長さよりも短い。このため、本体部70が第1位置から第2位置まで移動するときの移動量は、本体部20が第1位置から第2位置まで移動するときの移動量よりも小さい。又、本体部70が第1位置から第2位置まで移動する過程で、支持端部72は、ヘルメット8の左側の縁81Aに沿って移動する。ヘルメット8と支持端部72との間の上下方向の距離は、本体部70が第1位置から第2位置まで移動する過程で略一定に維持される。
次に、使用者は、ボールジョイント3のソケット32(図7参照)を持って下向きに力を加える操作を行う。取付具7の本体部70は、第2方向A2(図9、図11参照)に沿って第2位置から第3位置まで移動する。本体部70の移動の過程で、画像表示装置10は、使用者の左眼の前方の位置から、使用者の左眼に対して前斜め下方の位置まで、下方に移動する。図12に示すように、本体部70が第3位置に配置された状態で、画像表示装置10のハーフミラー14は、視野の外側に配置される。
なお、本体部20が第2位置から第3位置まで移動する過程で、支持端部72(図9参照)は、ヘルメット8の左側の縁81Aから離隔する向きに移動する。本体部70が第3位置に配置された場合のヘルメット8と支持端部72との間の上下方向の距離は、本体部70が第1位置及び第2位置に配置された場合のヘルメット8と支持端部72との間の上下方向の距離よりも大きくなる。
使用者が画像表示装置10の位置を元に戻し、左眼の前方の所望する位置に画像表示装置10を配置させる場合、ボールジョイント3のソケット32を持って上向きに力を加える操作を行う。取付具7の本体部70は、第2方向A2に沿って第3位置から第2位置まで移動する。次に、使用者は、ボールジョイント3のソケット32を持って前向きに力を加える操作を行う。取付具2の本体部70は、第1方向A1に沿って第2位置から第1位置まで移動する。画像表示装置10は移動前の元の位置に戻り、ハーフミラー14は視野の内側に配置される。
なお、上記の過程において、ボールジョイント3、5は移動しない。このため、取付具7の本体部70に対する画像表示装置10の位置は、移動の前後で変化しない。このため、画像表示装置10は移動前の元の位置に戻り、ハーフミラー14は視野の内側に配置され。
<第1変形例における作用、効果>
第1変形例において、取付具7の第1案内端部71は、第1位置と第2位置との間で第1方向A1に本体部70を案内できる。第1案内端部71によって取付具7の本体部70が移動可能な範囲は、第1位置と第2位置との間である。第1位置は、第2位置よりも前側に配置される。又、取付具7の第2案内端部73は、第2位置と第3位置との間で第2方向A2に本体部70を案内できる。第2案内端部73によって取付具7の本体部70が移動可能な範囲は、第2位置と第3位置との間である。第3位置は、第2位置よりも下側に配置される。このため、取付具7は、簡易な構成を維持しつつ、画像表示装置10の未使用時において、左眼の下方に画像表示装置10を退避させることができる。従って、取付具7は、使用者の視野の外側に画像表示装置10を更に適切に退避させることができる。
なお、取付具7において、本体部70が第1位置から第2位置まで移動するときの移動量は、取付具2の本体部20が第1位置から第2位置まで移動するときの移動量よりも小さい。このため、図12に示したように、例えば使用者が眼鏡を着用している場合において、取付具7が第1位置から第2位置まで移動するときに画像表示装置10が眼鏡に接触することを抑制できる。
取付具7において、本体部70の第2案内端部73によって形成される第2開口部78に、ヘルメット8の保持部84Bが挿通される。又、第2開口部78に沿って保持部84Bが移動することに応じて、ヘルメット8に対して本体部20は、保持部84Cを中心として第2方向A2に回転移動する。このため、取付具2は、簡易な構成で、画像表示装置10の連結機能と退避機能とを実現できる。
<第2変形例>
第2変形例が上記実施形態のHMD1と異なる点は、取付具2(図4参照)の代わりに取付具2Aが用いられる点である。取付具2Aは、第1案内端部21の形状が取付具2と異なる。ヘルメット8、接続具9、接続部材4、6、及び、ボールジョイント3、5は、上記実施形態と同一であるので、以下では説明を省略する。又、取付具2Aのうち取付具2と同一構成については、取付具2と同一符号を付し、説明を省略する。
図13に示すように、取付具2Aにおいて、第1案内端部21Aに、第1突出部241A、242A、243A、244Aが設けられる。第1案内端部21Bに、第1突出部241B、242B、243B、244Bが設けられる。以下、第1突出部241A、242A、243A、244A、241B、242B、243B、244Bを総称して、「第1突出部240」という。第1突出部240は、第1案内端部21から第1開口部26の内部に向けて突出する。
第1突出部241A、242Aは、第1案内端部21Aの前端近傍に設けられる。第1突出部243A、244Aは、第1案内端部21Aの後端近傍に設けられる。第1突出部241A、243Aは、第1案内端部21Aの上端から下方に突出する。第1突出部242A、244Aは、第1案内端部21Aの下端から上方に突出する。第1突出部241A、242Aは、上下方向に対向する。第1突出部241A、242Aは、上下方向に離隔する。第1突出部243A、244Aは、上下方向に対向する。第1突出部243A、244Aは、上下方向に離隔する。
第1案内端部21Aの前端部から第1突出部241A、242Aまでの間の長さは、保持部84(図2参照)の先端を除く部分の断面径よりも僅かに大きい。第1突出部241A、242Aの間の離隔する部分の長さは、保持部84の先端を除く部分の断面径よりも僅かに小さい。第1案内端部21Aの後端部から第1突出部243A、244Aまでの間の長さは、保持部84の先端を除く部分の断面径よりも僅かに大きい。第1突出部243A、244Aの間の離隔する部分の長さは、保持部84の先端を除く部分の断面径よりも僅かに小さい。
第1突出部241B〜244Bを含む第1案内端部21Bの形状は、第1突出部241A〜244Aを含む第1案内端部21Aの形状と略同一である。第1案内端部21Bの第1突出部241B、242B、243B、244Bは、それぞれ、第1案内端部21Aの第1突出部241A、242A、243A、244Aに対応する。
使用者が左眼の前方に画像表示装置10を配置させるために、ボールジョイント3のソケット32(図7参照)を持って前向きに力を加える操作を行った場合を例示する。取付具2Aの本体部20は、ヘルメット8に対して、第1方向A1に沿って第1位置に向けて移動する。本体部20が第1位置まで移動する過程で、保持部84B(図5参照)は第1突出部241A、242Aの後側に接触し、保持部84C(図5参照)は第1突出部241B、242Bの後側に接触する。本体部20に対して前向きに力が付与されることに応じ、保持部84Bは、第1案内端部21Aのうち第1突出部241A、242Aが設けられた部分を外側に押し広げる。これによって、保持部84Bは、第1突出部241A、242Aよりも前側に移動する。同様に、保持部84Cは、第1案内端部21Bのうち第1突出部241B、242Bが設けられた部分を外側に押し広げる。これによって、保持部84Cは、第1突出部241B、242Bよりも前側に移動する。本体部20は第1位置に配置される。
本体部20が第1位置に配置された状態で、第1突出部241A、242Aは、保持部84Bが後方に移動することを規制する。第1突出部241B、242Bは、保持部84Cが後方に移動することを規制する。このため、本体部20が第1位置から第2位置側に移動することが規制される。
使用者が画像表示装置10のハーフミラー14を視野の外側に一時的に移動させる為に、ボールジョイント3のソケット32(図7参照)を持って後向きに力を加える操作を行った場合を例示する。取付具2Aの本体部20は、ヘルメット8に対して、第1方向A1に沿って第1位置から第2位置に向けて移動する。本体部20が第1位置から後方に移動する過程で、保持部84Bは第1突出部241A、242Aの前側に接触し、保持部84Cは第1突出部241B、242Bの前側に接触する。本体部20に対して後向きに力が付与されることに応じ、保持部84Bは、第1案内端部21Aのうち第1突出部241A、242Aが設けられた部分を外側に押し広げる。これによって、保持部84Bは、第1突出部241A、242Aよりも後側に移動する。同様に、保持部84Cは、第1案内端部21Bのうち第1突出部241B、242Bが設けられた部分を外側に押し広げる。これによって、保持部84Cは、第1突出部241B、242Bよりも前側に移動する。
更に、本体部20が第2位置まで移動する過程で、保持部84Bは第1突出部243A、244Aの前側に接触し、保持部84Cは第1突出部243B、244Bの前側に接触する。本体部20に対して後向きに力が付与されることに応じ、保持部84Bは、第1案内端部21Aのうち第1突出部243A、244Aが設けられた部分を外側に押し広げる。これによって、保持部84Bは、第1突出部243A、244Aよりも後側に移動する。同様に、保持部84Cは、第1案内端部21Bのうち第1突出部243B、244Bが設けられた部分を外側に押し広げる。これによって、保持部84Cは、第1突出部243B、244Bよりも後側に移動する。本体部20は第2位置に配置される。
本体部20が第2位置に配置された状態で、第1突出部243A、244Aは、保持部84Bが前方に移動することを規制する。第1突出部243B、244Bは、保持部84Cが前方に移動することを規制する。このため、本体部20が第2位置から第1位置側に移動することが規制される。
<第2変形例における作用、効果>
第2変形例において、取付具2Aの第1案内端部21に第1突出部240が設けられる。第1突出部24は、本体部20が第1位置に配置された状態で第2位置側に移動することを規制し、且つ、本体部20が第2位置に配置された状態で第1位置側に移動することを規制する。このため、例えばヘルメット8や取付具2Aに対して外部から衝撃が加えられた場合においても、ヘルメット8に対する本体部20の位置は、第1位置又は第2位置で維持される。従って、ヘルメット8に対して取付具2Aが意図せず移動する可能性を軽減できる。
なお、第2変形例において、第1突出部241A、242A、241B、242Bのみ第1案内端部21に設けられてもよい。この場合、本体部20が第1位置から第2位置側に移動することのみが規制される。一方、第1突出部243A、244A、243B、244Bのみ第1案内端部21に設けられてもよい。この場合、本体部20が第2位置から第1位置側に移動することのみが規制される。又、対向する第1突出部240のうち一方のみ第1案内端部21に設けられ、他方は設けられなくてもよい。又、第1突出部と同様の突出部が、第1変形例における第2案内端部73の上端部に設けられてもよい。
<その他の変形例>
取付具2が取り付けられる対象は、ヘルメット8に限定されない。例えば、取付具2は、使用者の頭部に着用される帽子、ヘッドバンド等であってもよい。取付具2の支持端部22によって支持される対象は、画像表示装置10に限定されない。例えば、取付具2の支持端部22は、ヘッドライト、拡大鏡、使用者の眼を保護する保護眼鏡等であってもよい。取付具2は、支持端部22以外の構成によって画像表示装置10を本体部20に支持してもよい。例えば、取付具2は、ボールジョイント3のソケット32を表面に吸着させる吸着部であってもよい。
本体部20において、第1案内端部21A、21Bは上下方向に延びていてもよい。この場合、ハーフミラー14が左眼の前方に配置されるように画像表示装置10の位置が調節された後、使用者は、本体部20を下方に移動させることによって、画像表示装置10のハーフミラー14を視野の外側に一時的に移動させてもよい。又、本体部70において、第1案内端部71Aは、第2案内端部73の上端から前方に延びるように形成されてもよい。この場合、ハーフミラー14が左眼の前方に配置されるように画像表示装置10の位置が調節された後、使用者は、はじめに第2方向A2に沿って本体部70を回転させて画像表示装置10を下方に移動させ、次いで第1方向A1に沿って本体部70を後方に移動させてもよい。
取付具2の本体部20は、第1案内端部21によって形成された第1開口部26に沿って保持部84B、84Cが相対移動することに応じて、第1位置と第2位置との間で第1方向に移動した。これに対し、保持部84B、84Cを第1方向に案内する構成は、開口部に限定されない。例えば、保持部84B、84Cを摺動可能に保持する摺動保持部(レール等)が第1案内端部21の代わりに設けられていてもよい。本体部20は、保持部84B、84Cが摺動保持部に沿って相対移動することに応じて、第1位置と第2位置との間で第1方向に移動してもよい。取付具7の本体部70の第2案内端部73によって形成された第2開口部78を、保持部84Bを摺動可能に保持する摺動保持部に変更可能であることは言うまでもない。
上記において、取付具2は、ヘルメット8に設けられた保持部84C、84Dが第1開口部26に挿通することによって、ヘルメット8に連結した。これに対し、取付具2の本体部20から突出する連結部が、第1開口部26を形成する第1案内端部21の代わりに設けられてもよい。又、ヘルメット8には、取付具2の本体部20から突出する連結部が挿通する溝部が、保持部84B、84Cの代わりに設けられてもよい。この場合、本体部20側の連結部が、ヘルメット8側の溝部に対して移動することに応じて、ヘルメット8に対して取付具2が第1方向に移動してもよい。又、取付具2の本体部20とヘルメット8の両方に連結部が設けられてもよい。又、両方の連結部を移動可能に保持する保持部が更に設けられてもよい。この場合、保持部に対して両方の連結部がそれぞれ相対移動することによって、ヘルメット8に対して取付具2が第1方向に移動してもよい。
ヘルメット8の保持部84は、内装体85を取り付けるために内面81Bに予め一体成形されていた。これに対し、保持部84を有さないヘルメット8が用いられてもよい。この場合、保持部84は後付けでヘルメット8の内面81Bに取り付けられてもよい。
取付具2は、ヘルメット8の左内面81Cに沿って第1方向に移動した。例えば、保持部84に対応する部材がヘルメット8の外面にも設けられている場合、取付具2は、ヘルメット8の外面において第1開口部26に保持部を挿通させることによって、ヘルメット8に連結されてもよい。この場合、本体部20は、ヘルメット8の外面に沿って第1方向に移動してもよい。又、本体部20は、ヘルメット8の内面81B及び外面を挟持することが可能な形状を有していてもよい。この場合、本体部20は、ヘルメット8の外面及び内面に沿って移動してもよい。
取付具2の本体部20に、直交方向に延びる複数のスリットが設けられていた。これによって、本体部20の第1方向A1における剛性よりも直交方向における剛性の方が大きくなるように調整されていた。これに対し、本体部20の剛性を全体で均一としてもよい。代わりに、ヘルメット8の左内面81Cの湾曲に合わせて本体部20を予め湾曲させてもよい。
取付具2において、第1案内端部21A、21Bの何れかの真下に支持端部22が設けられてもよい。第1案内端部21Aの後端部と、第1案内端部21Bの前端部とが連結されてもよい。この場合、第1案内端部21は、左右方向に延びる1つの第1開口部を形成してもよい。1つの開口部に沿って保持部84C、84Dが相対移動することによって、ヘルメット8に対する取付具2の位置が移動してもよい。
取付具7において、第2案内端部73は、第1案内端部71の前端部から下方に延びていてもよい。この場合、本体部70は、左側から見た状態で時計回りに回転することによって、第2位置から第3位置まで移動してもよい。第3位置は、第2位置よりも上側に位置してもよい。この場合、画像表示装置10は、使用者の左眼に対して上側に移動することになる。このような場合でも、取付具7は、画像表示装置10のハーフミラー14を視野の外側に一時的に移動させることができる。
本体部20に対して画像表示装置10を移動可能に保持する機構は、ボールジョイント3、5に限定されないことは言うまでもない。この場合、接続具9の上端及び下端における移動の自由度は、それぞれ、3つ以外でもよい。例えば、画像表示装置10の代わりにヘッドライト等が設けられる場合、画像表示装置10のように厳密な位置調整は不要となる。このような場合、ボールジョイント3、5の代わりに、移動の自由度がより小さい機構が設けられてもよい。又、例えば、取付具2に対してヘッドライト等が移動不能に固定されてもよい。この場合のように、ヘッドライト等の移動の自由度は、ヘルメット8に対する本体部20の移動の自由度よりも小さくてもよい。
HMD1にヘルメット8は含まれていなくてもよい。つまり、HMD1は、取付具2、接続具9、及び、画像表示装置10を含む構成であってもよい。この場合、HMD1は、任意のヘルメットに取り付け可能としてもよい。画像表示装置10の液晶ユニットの代わりに、Digital Mirror Device(DMD)、有機EL等の二次元表示装置が用いられてもよい。更に、2次元的に走査された光を使用者の網膜上に投影する網膜走査型の投影装置(Retinal Scanning Display)が用いられてもよい。
<その他>
「ヘルメット8」は、本発明の「装着具」の一例である。「画像表示装置10」は、本発明の「被取付部材」の一例である。第1案内端部21は本発明の「第1案内部」の一例である。第2案内端部73は本発明の「第2案内部」の一例である。画像表示装置10は本発明の「表示装置」の一例である。保持部84は本発明の「連結部」の一例である。HMD1は本発明の「表示システム」の一例である。ヘルメット8及び取付具2、7を含むシステムは、本発明の「取付システム」の一例である。
1 :HMD
2、7 :取付具
8 :ヘルメット
10 :画像表示装置
20 :本体部
21、21A、21B :第1案内端部
22、22A、22B、22C :支持端部
26、26A、26B :第1開口部
71、71A、71B :第1案内端部
72、72A、72B、72C :支持端部
73 :第2案内端部
76、76A、76B :第1開口部
78 :第2開口部
84、84A、84B、84C、84D :保持部
85 :内装体
A1 :第1方向
A2 :第2方向

Claims (27)

  1. 使用者の頭部に装着された装着具に対して、第1位置と第2位置との間で移動可能な本体部を備えた取付具であって、
    前記本体部は、
    前記本体部に対して被取付部材を支持する支持部と、
    前記装着具と連結し、且つ、前記装着具に対する前記本体部の前記支持部の位置を、前記第1位置と前記第2位置との間で第1方向に案内する第1案内部と
    を備えたことを特徴とする取付具。
  2. 前記本体部は、
    前記装着具と連結し、且つ、前記装着具に対する前記本体部の前記支持部の位置を、前記第2位置と第3位置との間で第2方向に案内する第2案内部を更に備え、
    前記第1方向と前記第2方向とは交差し、
    前記本体部が前記第3位置に配置された場合における前記装着具と前記支持部との間の距離は、前記本体部が前記第2位置に配置された場合における前記装着具と前記支持部との間の距離よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の取付具。
  3. 前記本体部は、
    前記装着具及び前記本体部の少なくとも一方に設けられる連結部によって、前記装着具と連結することを特徴とする請求項1に記載の取付具。
  4. 前記第1案内部は、
    前記本体部の第1開口部を形成する環状の端部であって、
    前記装着具と前記本体部との間に位置する前記連結部を、前記第1開口部に沿って前記第1方向に案内する第1案内端部を有することを特徴とする請求項3に記載の取付具。
  5. 前記本体部は、
    前記装着具及び前記本体部の少なくとも一方に設けられる連結部によって、前記装着具と連結することを特徴とする請求項2に記載の取付具。
  6. 前記第2案内部は、
    前記本体部の第2開口部を形成する環状の端部であって、
    前記装着具と前記本体部との間に位置する連結部を、前記第2開口部に沿って前記第2方向に案内する第2案内端部を有することを特徴とする請求項5に記載の取付具。
  7. 使用者の頭部に装着された装着具に取り付けられ、本体部を有する取付具であって、
    前記本体部は、
    前記本体部に対して被取付部材を支持する支持部と、
    前記装着具に設けられた連結部に連結する第1開口部を形成する環状の第1案内端部を有する第1案内部と
    を備えたことを特徴とする取付具。
  8. 前記第1案内端部は、
    前記連結部を前記第1開口部に沿って案内することによって、前記装着具に対する前記本体部の前記支持部の位置を、第1位置と第2位置との間で第1方向に案内することを特徴とする請求項7に記載の取付具。
  9. 前記本体部は、
    前記連結部に連結する第2開口部を形成する環状の第2案内端部を有する第2案内部を更に備え、
    前記第2案内端部は、前記連結部を前記第2開口部に沿って案内することによって、前記装着具に対する前記本体部の前記支持部の位置を、前記第2位置と第3位置との間で第2方向に案内し、
    前記第1方向と前記第2方向とは交差し、
    前記本体部が前記第3位置に配置された場合における前記装着具と前記支持部との間の距離は、前記本体部が前記第2位置に配置された場合における前記装着具と前記支持部との間の距離よりも大きいことを特徴とする請求項8に記載の取付具。
  10. 前記連結部は、前記装着具に一体成形されていることを特徴とする請求項3から9の何れかに記載の取付具。
  11. 前記本体部は、前記装着具の対向する2つの面の少なくとも何れかに沿って移動することを特徴とする請求項1から10の何れかに記載の取付具。
  12. 前記第1案内部は、
    前記装着具の対向する2つの面のうち、前記使用者に装着された状態で前記頭部に近接する側の面に沿って配置されたことを特徴とする請求項1から11の何れかに記載の取付具。
  13. 前記支持部と前記第1案内部とは、前記第1方向と直交する直交方向に離隔し、
    前記本体部の前記第1方向における剛性よりも、前記本体部の前記直交方向における剛性の方が大きいことを特徴とする請求項1から6、請求項8の何れかに記載の取付具。
  14. 前記第1案内端部は、前記装着具に対する前記本体部の前記第1方向の移動を規制する部位であって、前記第1開口部の内側に突出する第1突出部を備えたことを特徴とする請求項4、請求項8、請求項9の何れかに記載の取付具。
  15. 前記本体部は、少なくとも2つの前記第1案内部を有し、
    前記支持部は、前記第1方向において前記2つの第1案内部の間に設けられたことを特徴とする請求項1から6、請求項8の何れかに記載の取付具。
  16. 使用者の頭部に装着される装着具、前記装着具に対して第1位置と第2位置との間で移動可能な本体部を備えた取付具、及び、前記取付具によって支持され、画像を表示可能な表示装置を有する表示システムであって、
    前記本体部は、
    前記本体部に対して前記表示装置を支持する支持部と、
    前記装着具と連結し、且つ、前記装着具に対する前記本体部の前記支持部の位置を、前記第1位置と前記第2位置との間で第1方向に案内する第1案内部と、
    前記装着具と連結し、且つ、前記装着具に対する前記本体部の前記支持部の位置を、前記第2位置と第3位置との間で第2方向に案内する第2案内部と、
    を備え、
    前記第1方向と前記第2方向とは交差し、
    前記本体部が前記第3位置に配置された場合における前記装着具と前記支持部との間の距離は、前記本体部が前記第2位置に配置された場合における前記装着具と前記支持部との間の距離よりも大きいことを特徴とする表示システム。
  17. 前記第1位置は、前記装着具が前記頭部に装着された状態で、前記第2位置よりも前記使用者の前側に位置することを特徴とする請求項16に記載の表示システム。
  18. 前記第3位置は、前記装着具が前記頭部に装着された状態で、前記第1位置及び前記第2位置よりも下側に位置することを特徴とする請求項16又は17に記載の表示システム。
  19. 前記本体部は、前記装着具に対して、n(nは整数)個の自由度で移動可能であり、
    前記表示装置は、前記本体部に対して、n個よりも大きい自由度で移動可能であることを特徴とする請求項16から18の何れかに記載の表示システム。
  20. 使用者の頭部に装着される装着具、及び、本体部を備えた取付具を有する取付システムであって、
    前記本体部は、
    前記本体部に対して被取付部材を支持する支持部と、
    前記装着具に設けられた連結部に連結する第1開口部を形成する環状の第1案内端部を有する第1案内部と
    を備えたことを特徴とする取付システム。
  21. 前記第1案内端部は、
    前記連結部を前記第1開口部に沿って案内することによって、前記装着具に対する前記本体部の前記支持部の位置を、第1位置と第2位置との間で第1方向に案内し、
    前記第1位置は、前記装着具が前記頭部に装着された状態で、前記第2位置よりも前記使用者の前側に位置することを特徴とする請求項20に記載の取付システム。
  22. 前記装着具は帽体であることを特徴とする請求項20又は21に記載の取付システム。
  23. 前記帽体は、内装体を保持する保持部を前記連結部として有することを特徴とする請求項22に記載の取付システム。
  24. 使用者の頭部に装着される装着具と、前記装着具に対して第1位置と第2位置との間で移動可能な本体部を備えた取付具とを有する取付システムであって、
    前記本体部は、
    前記本体部に対して被取付部材を支持する支持部と、
    前記装着具と連結し、且つ、前記装着具に対する前記本体部の前記支持部の位置を、前記第1位置と前記第2位置との間で第1方向に案内する第1案内部と
    を備えたことを特徴とする取付システム。
  25. 前記第1位置は、前記装着具が前記頭部に装着された状態で、前記第2位置よりも前記使用者の前側に位置することを特徴とする請求項24に記載の取付システム。
  26. 前記装着具は帽体であることを特徴とする請求項24又は25に記載の取付システム。
  27. 前記帽体は、内装体を保持する保持部を有し、
    前記本体部は、前記保持部によって前記帽体と連結することを特徴とする請求項26に記載の取付システム。
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