JP2017133480A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】過給機を備えた場合において、推定過給圧の算出精度を向上させることができ、内燃機関の運転性及び制御精度を向上させることができる内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】ターボチャージャ10とスロットル弁機構12とを有する内燃機関3の制御装置1は、ECU2を備える。ECU2は、内燃機関3の運転状態に応じて、推定過給圧の暫定値PTCtmpを算出し(ステップ10〜15)、スロットル弁機構12による吸入ガスの流量の変化状態に対して相関性を有する推定吸気圧変化量DPBを取得し(ステップ16)、推定吸気圧変化量DPBに応じて、補正項DPTCを算出し(ステップ20)、補正項DPTCを推定過給圧の暫定値PTCtmpに加算することにより、推定過給圧PTCestを算出し(ステップ22)、推定過給圧PTCestを用いて、ターボチャージャ10を制御する(ステップ5)。
【選択図】図3

Description

本発明は、吸入ガスの過給圧を変更可能な過給機と、吸入ガスの流量を変更可能な流量変更機構とを有する内燃機関の制御装置に関する。
従来、内燃機関の制御装置として、特許文献1に記載されたものが知られている。この内燃機関は、その圧縮比を変更する可変圧縮比機構と、過給圧を変更可能なターボチャージャとを備えている。この制御装置では、同文献の図4に示す制御手法により、内燃機関の圧縮比が制御される。
すなわち、まず、アクセル開度及びエンジン回転数に応じて、目標負荷、定常到達過給圧及び過給遅れ時定数をそれぞれ算出する。次いで、定常到達過給圧及び過給遅れ時定数を用いて、1次遅れ演算式により、推定過給圧を算出し、目標負荷、定常到達過給圧及び推定過給圧に基づいて、実負荷を算出する。そして、実負荷及びエンジン回転数に応じて、ノッキングが発生しないように、目標圧縮比を算出し、可変圧縮比機構を介して、内燃機関の圧縮比が目標圧縮比になるように制御される。
特開2005−155506号公報
上記特許文献1の制御装置によれば、推定過給圧は、定常到達過給圧及び過給遅れ時定数を用いた1次遅れ演算式により算出されるので、例えば、内燃機関が過渡運転状態にあって吸気通路内の吸入ガスの流量が変化した際、推定過給圧の算出精度が低下してしまうことになる。その結果的、圧縮比の制御精度が低下することで、ノッキングが発生するおそれがあり、内燃機関の運転性及び制御精度が低下してしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、過給機を備えた場合において、推定過給圧の算出精度を向上させることができ、内燃機関の運転性及び制御精度を向上させることができる内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、吸入ガスの過給圧を変更可能な過給機(ターボチャージャ10)と、吸入ガスの流量を変更可能な流量変更機構(スロットル弁機構12)とを有する内燃機関3の制御装置1であって、内燃機関3の運転状態に応じて、基本推定過給圧(推定過給圧の暫定値PTCtmp)を算出する基本推定過給圧算出手段(ECU2、ステップ10〜15)と、流量変更機構(スロットル弁機構12)による吸入ガスの流量の変化状態に対して相関性を有する流量変化状態パラメータ(推定吸気圧変化量DPB)を取得する流量変化状態パラメータ取得手段(ECU2、ステップ16)と、流量変化状態パラメータ(推定吸気圧変化量DPB)に応じて、補正値(補正項DPTC)を算出する補正値算出手段(ECU2、ステップ20)と、補正値(補正項DPTC)で基本推定過給圧(推定過給圧の暫定値PTCtmp)を補正することにより、過給圧の推定値である推定過給圧PTCestを算出する推定過給圧算出手段(ECU2、ステップ22)と、推定過給圧PTCestを用いて、内燃機関3の動作状態を制御する制御手段(ECU2、ステップ5)と、を備えることを特徴とする。
この内燃機関の制御装置によれば、内燃機関の運転状態に応じて、基本推定過給圧が算出され、流量変更機構による吸入ガスの流量の変化状態に対して相関性を有する流量変化状態パラメータが取得され、この流量変化状態パラメータに応じて、補正値が算出され、補正値で基本推定過給圧を補正することにより、過給圧の推定値である推定過給圧が算出されるので、推定過給圧を吸入ガスの流量の変化状態を反映させながら算出することができ、それにより、特許文献1の場合と比べて、推定過給圧の算出精度を向上させることができる。したがって、そのような推定過給圧を用いて、内燃機関の動作状態を制御することによって、運転性及び制御精度を向上させることができる(なお、本明細書における「流量変化状態パラメータの取得」は、所定のアルゴリズムによる流量変化状態パラメータの算出や、センサによる流量変化状態パラメータの検出を含む)。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の内燃機関3の制御装置1において、内燃機関3のインテークマニホールド内の吸入ガス圧力の推定値である推定吸気圧PBestを算出する推定吸気圧算出手段(ECU2、ステップ31)をさらに備え、流量変化状態パラメータ取得手段は、流量変化状態パラメータとして、推定吸気圧PBestの変化量である推定吸気圧変化量DPBを取得し、補正値算出手段は、内燃機関3の回転数NEに応じて、ゲイン(補正項ゲインK3)を算出し、算出したゲイン(補正項ゲインK3)を推定吸気圧変化量DPBに乗算することにより、補正値(補正項DPTC)を算出することを特徴とする。
この内燃機関の制御装置によれば、内燃機関のインテークマニホールド内の吸入ガス圧力の推定値である推定吸気圧が算出され、内燃機関の回転数に応じて算出したゲインをその変化量である推定吸気圧変化量に乗算することにより、補正値が算出される。この場合、内燃機関の回転数が変化すると、推定吸気圧変化量に対する過給圧の感度が変化するので、そのような内燃機関の回転数に応じて算出したゲインを用いて、補正値を算出することにより、内燃機関の回転数の変化に伴う、推定吸気圧変化量に対する過給圧の感度の変化を反映させながら、推定過給圧を算出することができる。その結果、推定過給圧の算出精度をさらに向上させることができる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の内燃機関3の制御装置1において、推定吸気圧PBestと推定過給圧PTCestとの差分(第2圧力偏差DP2)が所定範囲内(DP2≦Djud2)にあるときには、補正値算出手段は、補正値の算出を停止するとともに、推定過給圧算出手段は、推定過給圧PTCestを基本推定過給圧(推定過給圧の暫定値PTCtmp)に設定する(ステップ18,21,22)ことを特徴とする。
この内燃機関の制御装置によれば、推定吸気圧と推定過給圧との差分が所定範囲内にあるときには、補正値の算出が停止されるとともに、推定過給圧が基本推定過給圧に設定されるので、この所定範囲を適切に設定することにより、推定吸気圧が推定過給圧にほぼ同一になったときに、補正値の算出を停止し、必要のない補正を省略することができる。その結果、演算負荷を低減することができ、商品性を向上させることができる。
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の内燃機関3の制御装置1において、基本推定過給圧算出手段は、現時点における内燃機関3の運転状態及び環境条件において過給機(ターボチャージャ10)により達成可能な過給圧の最大値(定常到達過給圧PTCsta)に対して、過給機(ターボチャージャ10)の応答遅れ特性を反映させるための所定のフィルタリング処理[式(5)]を施すことによって、基本推定過給圧(推定過給圧の暫定値PTCtmp)を算出する(ステップ15)ことを特徴とする。
この内燃機関の制御装置によれば、現時点における内燃機関の運転状態及び環境条件において過給機により達成可能な過給圧の最大値に対して、過給機の応答遅れ特性を反映させるためのフィルタリング処理を施すことによって、基本推定過給圧が算出されるので、推定過給圧を、過給機の応答遅れ特性を反映させながら算出することができ、その算出精度をより一層向上させることができる。
請求項5に係る発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の内燃機関3の制御装置1において、過給圧の目標となる目標過給圧PTCobjを設定する目標過給圧設定手段(ECU2、ステップ30)をさらに備え、制御手段は、推定過給圧PTCestが目標過給圧PTCobjになるように、過給機(ターボチャージャ10)の動作状態を制御することを特徴とする。
この内燃機関の制御装置によれば、前述したように、高精度で算出された推定過給圧を用いて、過給機の動作状態が制御されるので、高い制御精度を確保することができ、その結果、内燃機関の良好な運転性を確保することができる。
本発明の一実施形態に係る制御装置及びこれを適用した内燃機関の構成を模式的に示す図である。 吸気制御処理の内容を示すフローチャートである。 推定過給圧の算出処理を示すフローチャートである。 定常到達過給圧の算出処理を示すフローチャートである。 定常到達過給圧の平地相当値の算出に用いるマップの一例を示す図である。 補正項ゲインの算出に用いるマップの一例を示す図である。 吸気制御処理を実行したときの(a)目標吸気圧及び目標過給圧の制御結果例と、(b)推定吸気圧及び推定過給圧の制御結果例とを示すタイミングチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る内燃機関の制御装置について説明する。図1に示すように、この制御装置1は、内燃機関(以下「エンジン」という)3に適用されたものであり、ECU2を備えている。このECU2は、後述する吸気制御処理などを実行する。
この内燃機関(以下「エンジン」という)3は、複数組の気筒3a及びピストン3b(1組のみ図示)を有する直列多気筒タイプのものであり、図示しない車両に動力源として搭載されている。このエンジン3には、燃料噴射弁4及び点火プラグ5が気筒3aごとに設けられている(いずれも1つのみ図示)。これらの燃料噴射弁4は、ECU2に電気的に接続されており、ECU2によって、その開弁時間及び開弁タイミングすなわち燃料噴射量及び噴射時期が制御される。また、点火プラグ5も、ECU2に電気的に接続されており、ECU2によって、その点火タイミングが制御される。
また、エンジン3には、クランク角センサ20が設けられている。このクランク角センサ20は、クランクシャフト3cの回転に伴い、パルス信号であるCRK信号をECU2に出力する。このCRK信号は、所定クランク角(例えば2゜)ごとに1パルスが出力され、ECU2は、このCRK信号に基づき、エンジン3の回転数(以下「エンジン回転数」という)NEを算出する。
一方、エンジン3の吸気通路7には、上流側から順に、ターボチャージャ10(過給機)及びスロットル弁機構12(流量変更機構)が設けられている。ターボチャージャ10は、吸気通路7の途中に設けられたコンプレッサ10aと、排気通路8の途中に設けられたタービン10bと、コンプレッサ10a及びタービン10bを一体に連結する軸10cと、ウェイストゲート弁機構11などを備えている。
このターボチャージャ10では、排気通路8内の排ガスによってタービンブ10bが回転駆動されると、コンプレッサ10aもこれと一体に回転することにより、吸気通路7内の吸入ガスが加圧される。すなわち、過給動作が実行される。
また、ウェイストゲート弁機構11は、ウェイストゲート弁11aと、これを駆動するWGアクチュエータ11bなどで構成されている。このウェイストゲート弁11aは、排気通路8のタービン10bをバイパスするバイパス路8aを開閉するものであり、バイパス路8aの下流側端部が排気通路8と合流する開口部に設けられている。ウェイストゲート弁11aは、その開度が変化することによって、タービン10bを迂回してバイパス路8aを流れる排ガスの流量、言い換えればタービン10bを駆動する排ガスの流量を変化させる。それにより、過給圧を変化させる。
さらに、WGアクチュエータ11bは、ECU2に電気的に接続された電動タイプのものであり、ECU2からの制御入力信号が供給されることにより、ウェイストゲート弁11aの開度を無段階に変化させる。その結果、過給圧が制御される。
また、排気通路8のコンプレッサ10aよりも下流側には、排ガス浄化触媒9が設けられている。この排ガス浄化触媒9は、三元触媒タイプのもので構成されている。
一方、前述したスロットル弁機構12は、スロットル弁12a及びこれを開閉駆動するTHアクチュエータ12bなどを備えている。スロットル弁12aは、吸気通路7の途中に回動自在に設けられており、当該回動に伴う開度の変化によりスロットル弁12aを通過する吸入ガスの流量を変化させる。
THアクチュエータ12bは、ECU2に接続されたモータにギヤ機構(いずれも図示せず)を組み合わせたものであり、ECU2からの制御入力信号によって制御されることにより、スロットル弁12aの開度を変化させる。
さらに、ECU2には、大気圧センサ21、アクセル開度センサ22及びスロットル弁開度センサ23が電気的に接続されている。この大気圧センサ21は、半導体圧力センサで構成されており、大気圧PAを検出して、それを表す検出信号をECU2に出力する。
また、アクセル開度センサ22は、図示しないアクセルペダルの操作量であるアクセル開度APを検出して、それを表す検出信号をECU2に出力する。さらに、スロットル弁開度センサ23は、スロットル弁12aの開度(以下「スロットル弁開度」という)THを検出して、それを表す検出信号を、ECU2に出力する。
一方、ECU2は、CPU、RAM、ROM及びI/Oインターフェース(いずれも図示せず)などからなるマイクロコンピュータで構成されており、前述した各種のセンサ20〜23などの検出信号に応じて、以下に述べるように、吸気制御処理などを実行する。
なお、本実施形態では、ECU2が、基本推定過給圧算出手段、流量変化状態パラメータ取得手段、補正値算出手段、推定過給圧算出手段、制御手段、推定吸気圧算出手段、及び目標過給圧設定手段に相当する。
以下、図2を参照しながら、ECU2によって実行される吸気制御処理について説明する。この吸気制御処理は、ターボチャージャ10及びスロットル弁機構12を制御することによって、吸入ガスの流量である吸入空気量を制御するものであり、所定の制御周期ΔT(例えば10msec)で実行される。
なお、以下の説明において算出(又はサンプリング)される各種の値は、ECU2のRAM内に記憶されるものとする。また、記号(k)付きの各離散データは、上述した制御周期ΔTに同期して算出されたデータであることを示しており、記号k(kは正の整数)は各離散データの算出サイクルの順番を表している。例えば、記号kは今回の制御タイミングで算出された値(以下「今回値」という)であることを、記号k−1は前回の制御タイミングで算出された値(以下「前回値」という)であることをそれぞれ示している。この点は、以下の離散データにおいても同様である。なお、以下の説明では、各離散データにおける記号(k)を適宜省略する。
図2に示すように、まず、ステップ1(図では「S1」と略す。以下同じ)で、エンジン回転数NE及びアクセル開度APに応じて、図示しないマップを検索することにより、要求トルクTRQを算出する。この要求トルクTRQは、エンジン3に要求されているトルクに相当する。
次いで、ステップ2に進み、TH制御処理を実行する。このTH制御処理の場合、図示しないが、以下に述べるように、スロットル弁開度THが制御される。まず、エンジン回転数NE及び要求トルクTRQに応じて、図示しないマップを検索することにより、目標開度THcmdを算出し、スロットル弁開度THがこの目標開度THcmdになるように、制御入力信号の値が算出される。そして、それに対応する制御入力信号がTHアクチュエータ12bに供給されることにより、スロットル弁開度THが目標開度THcmdになるように制御される。
次に、以下に述べるステップ3〜6で過給制御処理を実行する。まず、ステップ3で、エンジン3の運転域が過給域であるか否かを判別する。具体的には、図示しないマップを検索することにより、エンジン回転数NE及び要求トルクTRQの組み合わせが所定の過給域にあるか否かが判別される。
このステップ3の判別結果がNOのとき、すなわち、エンジン3の運転域が過給域にないときには、エンジン3の自然吸気運転を実行すべきであると判定して、ステップ6に進み、ウェイストゲート弁(図では「WGV」と表記)11aを全開状態に制御した後、本処理を終了する。
一方、ステップ3の判別結果がYESで、エンジン3の運転域が過給域にあるときには、ターボチャージャ10による過給動作を実行すべきであると判定して、ステップ4に進み、推定過給圧PTCestを算出する。この推定過給圧PTCestは、過給圧の推定値であり、具体的には、図3に示すように算出される。
同図に示すように、まず、ステップ10で、エンジン回転数NE及び要求トルクTRQに応じて、図示しないマップを検索することにより、目標吸気圧PBcmdを算出する。この目標吸気圧PBcmdは、吸気マニホールド内の吸入ガスの圧力である吸気圧の目標値に相当する。
次いで、ステップ11に進み、目標吸気圧PBcmdが推定過給圧の前回値PTCestZ以下であるか否かを判別する。この推定過給圧の前回値PTCestZは、前回の制御タイミングで算出された推定過給圧の値PTCest(k−1)である。この判別結果がYESのときには、ステップ12に進み、リミット吸気圧PBlmtを目標吸気圧PBcmdに設定する。
一方、ステップ11の判別結果がNOで、PBcmd>PTCestZのときには、ステップ13に進み、リミット吸気圧PBlmtを推定過給圧の前回値PTCestZに設定する。以上のように、リミット吸気圧PBlmtは、推定過給圧の前回値PTCestZを上限とするリミット処理を目標吸気圧PBcmdに施した値として算出される。これは、推定過給圧の前回値PTCestZを上回るような吸気圧を実現できないと推定されることによる。
以上のステップ12又は13に続くステップ14で、定常到達過給圧PTCstaを算出する。この定常到達過給圧PTCstaは、現在のエンジン3の運転状態及び環境条件(すなわち大気圧PA)において、ウェイストゲート弁11aを全閉状態に制御したときに実現可能な過給圧の最大値であり、具体的には、図4に示すように算出される。
同図に示すように、まず、ステップ30で、前述したリミット吸気圧PBlmtに応じて、図示しないマップを検索することにより、目標過給圧PTCobjを算出する。
次いで、ステップ31に進み、下式(1)に示す1次遅れフィルタリング演算により、推定吸気圧PBestを算出する。この推定吸気圧PBestは、吸気圧の推定値である。
Figure 2017133480
この式(1)のK1は、0<K1<1が成立するように設定される重み係数である。この式(1)を用いることにより、推定吸気圧PBestは、吸気圧がリミット吸気圧PBlmtになるようにスロットル弁機構12を制御したときの、スロットル弁機構12の応答遅れと、吸入ガスがスロットル弁12aからインテークマニホールド内に流入するまでのむだ時間とを反映した値として算出される。
次に、ステップ32で、エンジン回転数NE及び推定吸気圧PBestに応じて、図示しないマップを検索することにより、推定吸入空気量GAIRestを算出する。この推定吸入空気量GAIRestは、今回の制御タイミングでインテークマニホールド内に流れ込む吸入ガス量の推定値である。
ステップ32に続くステップ33で、下式(2)により、推定吸入空気量の平地相当値GAIRest_nを算出する。
Figure 2017133480
この式(2)のPArefは、大気圧の平地相当値(760mmHg)である。この式(2)から明らかなように、推定吸入空気量の平地相当値GAIRest_nは、推定吸入空気量GAIRestを平地での値に換算したものである。
次いで、ステップ34に進み、エンジン回転数NE及び推定吸入空気量の平地相当値GAIRest_nに応じて、図5に示すマップを検索することにより、定常到達過給圧の平地相当値PTCsta_nを算出する。同図のNE1〜NE4は、NE1<NE2<NE3<NE4が成立するように設定されるエンジン回転数NEの所定値である。
同図に示すように、定常到達過給圧の平地相当値PTCsta_nは、エンジン回転数NEが高いほど、又は推定吸入空気量の平地相当値GAIRest_nが大きいほど、より高い値に設定されている。これは、エンジン回転数NEが高いほど、又は推定吸入空気量の平地相当値GAIRest_nが大きいほど、ターボチャージャ10で実現可能な最大過給圧がより高くなることによる。
次に、ステップ35で、下式(3)により、定常到達過給圧の閉弁時値PTCsta_clを算出する。
Figure 2017133480
この式(3)から明らかなように、定常到達過給圧の閉弁時値PTCsta_clは、定常到達過給圧の平地相当値PTCsta_nを現時点の大気圧PAでの相当値に換算したものである。
ステップ35に続くステップ36で、下式(4)により、第1圧力偏差DP1を算出する。
Figure 2017133480
次いで、ステップ37に進み、第1圧力偏差DP1が第1判定値Djud1以下であるか否かを判別する。この第1判定値Djud1は、DP1≒0すなわちPTCest(k−1)≒PTCobj(k−1)が成立しているか否かを判定するための所定値である。
このステップ37の判別結果がYESで、PTCest(k−1)≒PTCobj(k−1)が成立しているときには、ステップ38に進み、定常到達過給圧の閉弁時値PTCsta_clが目標過給圧PTCobj以上であるか否かを判別する。
この判別結果がYESのときには、ウェイストゲート弁11aの開度を制御することによって、目標過給圧PTCobjを実現可能であると判定して、ステップ39に進み、定常到達過給圧PTCstaを目標過給圧PTCobjに設定する。
次いで、ステップ40に進み、ウェイストゲート弁11aのフィードバック制御を実行すべきであることを表すために、WGVフィードバックフラグF_WGV_FBを「1」に設定した後、本処理を終了する。
一方、前述したステップ37又は38の判別結果がNOのとき、すなわち推定過給圧の前回値PTCest(k−1)と目標過給圧の前回値PTCobj(k−1)との乖離度合いが大きいとき、又はPTCsta_cl<PTCobjが成立していることで、ウェイストゲート弁11aの開度を全閉状態に制御しても、目標過給圧PTCobjを実現できないときには、ステップ41に進み、定常到達過給圧PTCstaを定常到達過給圧の閉弁時値PTCsta_clに設定する。
次いで、ステップ42に進み、ウェイストゲート弁11aのフィードバック制御を停止し、ウェイストゲート弁11aを全閉状態に制御すべきであることを表すために、WGVフィードバックフラグF_WGV_FBを「0」に設定した後、本処理を終了する。
図3に戻り、ステップ14で、以上のように定常到達過給圧PTCstaを算出した後、ステップ15に進み、下式(5)に示す1次遅れフィルタリング演算より、推定過給圧の暫定値PTCtmp(基本推定過給圧)を算出する。
Figure 2017133480
この式(5)のK2は、0<K2<1が成立するように設定される重み係数である。この式(5)を用いることにより、推定過給圧の暫定値PTCtmpは、過給圧が定常到達過給圧PTCstaになるようにターボチャージャ10を制御したときの、ターボチャージャ10の応答遅れを反映した値として算出される。
次に、ステップ16で、下式(6)により、推定吸気圧変化量DPB(流量変化状態パラメータ)を算出する。
Figure 2017133480
ステップ16に続くステップ17で、下式(7)により、第2圧力偏差DP2(差分)を算出する。
Figure 2017133480
次いで、ステップ18に進み、第2圧力偏差DP2が第2判定値Djud2より大きいか否かを判別する。この第2判定値Djud2は、DP2≒0すなわちPTCest(k−1)≒PBest(k−1)が成立しているか否かを判定するための値である。
このステップ18の判別結果がYESで、推定過給圧の前回値PTCest(k−1)と推定吸気圧の前回値PBest(k−1)との乖離度合いが大きいときには、ステップ19に進み、エンジン回転数NEに応じて、図6に示すマップを検索することにより、補正項ゲインK3(ゲイン)を算出する。
同図に示すように、補正項ゲインK3は、エンジン回転数NEが高いほど、より大きい値に設定されている。これは、エンジン回転数NEが高いほど、推定吸気圧変化量DPBに対する過給圧の感度が上昇するので、それを推定過給圧PTCestの算出結果に反映するためである。
次いで、ステップ20に進み、補正項DPTC(補正値)を、補正項ゲインK3と推定吸気圧変化量DPBの積K3・DPBに設定する。
一方、前述したステップ18の判別結果がNOで、PTCest(k−1)≒PBest(k−1)が成立しているときには、補正項DPTCを算出する必要がなく、その算出を停止すべきであると判定して、ステップ21に進み、補正項DPTCを値0に設定する。
以上のステップ20又は21に続くステップ22で、下式(8)により、推定過給圧PTCestを算出した後、本処理を終了する。
Figure 2017133480
この式(8)を参照すると明らかなように、推定過給圧PTCestは、推定過給圧の暫定値PTCtmpに補正項DPTCを加算することにより算出されるので、PTCest(k−1)≒PBest(k−1)のときには、PTCest(k)=PTCtmp(k)となる。これは、PTCest(k−1)≒PBest(k−1)が成立していることで、推定過給圧の暫定値PTCtmpの補正が不要になることによる。
図2に戻り、ステップ4で、推定過給圧PTCestを以上のように算出した後、ステップ5に進み、WGV制御処理を実行する。このWGV制御処理では、図示しないが、以下に述べるように、ウェイストゲート弁11aの開度が制御される。
すなわち、前述したWGVフィードバックフラグF_WGV_FB=1のときには、推定過給圧PTCestが目標過給圧PTCobjになるように、ウェイストゲート弁11aの開度がフィードバック制御される。一方、WGVフィードバックフラグF_WGV_FB=0のときには、ウェイストゲート弁11aが全閉状態に保持される。
ステップ5で、WGV制御処理を以上のように実行した後、本処理を終了する。
次に、図7を参照しながら、以上の吸気制御処理を実行したときの制御結果の一例(以下「制御結果例」という)について説明する。同図の制御結果例は、ウェイストゲート弁11aが全閉状態に保持されている条件下で、アクセルペダルが踏み込まれたときのものである。
同図に示すように、時刻t1で、アクセルペダルが踏み込まれるのに伴って、スロットル弁開度THが増大すると、それに起因して、目標吸気圧PBcmd及び推定吸気圧PBestがいずれも上昇する。さらに、スロットル弁開度THが増大したことに起因して、目標過給圧PTCobjが変化していないにもかかわらず、時刻t2以降、推定過給圧PTCestが一時的に低下した後、上昇を開始する。
そして、制御の進行に伴い、時刻t3で、PTCest≒PBestが成立するとともに、最終的に、推定過給圧PTCestが目標吸気圧PBcmdに収束する状態となる。
以上のように、本実施形態の制御装置1によれば、ウェイストゲート弁11aを制御することで、目標過給圧PTCobjと同等の過給圧を実現可能であると推定されるときには、定常到達過給圧PTCstaが目標過給圧PTCobjに設定され、ウェイストゲート弁11aを全閉状態に制御したとしても、目標過給圧PTCobjと同等の過給圧を実現不可能であると推定されるときには、定常到達過給圧PTCstaを定常到達過給圧の閉弁時値PTCsta_clに設定される。
そして、このように算出された定常到達過給圧PTCstaに対して、1次遅れフィルタリング処理を施すことにより、推定過給圧の暫定値PTCtmpが算出され、この推定過給圧の暫定値PTCtmpに補正項DPTCを加算することにより、推定過給圧PTCestが算出される。この補正項DPTCは、DP2>Djud2が成立し、推定過給圧の前回値PTCest(k−1)と推定吸気圧の前回値PBest(k−1)との乖離度合いが大きいときには、補正項ゲインK3を推定吸気圧変化量DPBに乗算することにより算出される。
この場合、推定吸気圧変化量DPBは、吸入ガスの流量の変化状態に対して極めて高い相関性を有しているので、推定過給圧PTCestを吸入ガスの流量の変化状態を反映させながら算出することができ、それにより、特許文献1の場合と比べて、推定過給圧PTCestの算出精度を向上させることができる。したがって、そのような推定推定過給圧PTCestを用いて、ターボチャージャ10を制御することによって、過給圧を精度よく制御することができ、その結果、エンジン3の運転性及び制御精度を向上させることができる。
また、前述したように、補正項ゲインK3は、図6のマップ検索により、エンジン回転数NEが高いほど、より大きい値として算出されるので、エンジン回転数NEの変化に伴う、推定吸気圧変化量DPBに対する過給圧の感度の変化を反映させながら、推定過給圧PTCestを算出することができ、推定過給圧PTCestの算出精度をさらに向上させることができる。
さらに、補正項DPTCは、第2圧力偏差DP2が第2判定値Djud2以下のときには値0に設定されるので、PTCest(k−1)≒PBest(k−1)が成立していることで、補正項DPTCによる補正が必要のないときに、補正項DPTCの算出を停止し、不要な補正を省略することができる。その結果、演算負荷を低減することができ、商品性を向上させることができる。
これに加えて、現時点のエンジン3の運転状態及び大気圧PAの条件下で、ターボチャージャ10により達成可能な過給圧の最大値である定常到達過給圧PTCstaに対して、1次遅れフィルタリング処理を施すことにより、推定過給圧の暫定値PTCtmpが算出されるので、この推定過給圧の暫定値PTCtmpは、過給圧が定常到達過給圧PTCstaになるようにターボチャージャ10を制御したときの、ターボチャージャ10の応答遅れを反映した値として算出される。それにより、推定過給圧PTCestを、ターボチャージャ10の応答遅れ特性を反映させながら算出することができ、その算出精度をより一層向上させることができる。
なお、実施形態は、流量変更機構としてスロットル弁機構を用いた例であるが、本発明の流量変更機構はこれに限らず、吸入ガスの流量を変更可能なものであればよい。例えば、流量変更機構として、吸気弁のリフトを無段階に変更可能な可変吸気リフト機構を用いてもよい。
また、実施形態は、過給機として、ターボチャージャを用いた例であるが、本発明の過給機はこれに限らず、過給動作を実行可能なものであればよい。例えば、過給機として、スーパーチャージャや、電動ターボチャージャを用いてもよい。
さらに、実施形態は、流量変化状態パラメータとして、推定吸気圧変化量を用いた例であるが、本発明の流量変化状態パラメータはこれに限らず、流量変更機構による吸入ガスの流量の変化状態に対して相関性を有する値であればよい。例えば、流量変更機構としてのスロットル弁機構を用いている場合には、スロットル弁開度THの変化量を流量変化状態パラメータとして用いてもよい。
一方、実施形態は、補正値として、加算項である補正項DPTCを用いた例であるが、これに代えて、補正値として、乗算係数を用いてもよい。
また、実施形態は、推定吸気圧と推定過給圧との差分として、第2圧力偏差DP2を用いた例であるが、本発明の差分はこれに限らず、推定吸気圧と推定過給圧との差分であればよい。例えば、差分として、値PBest−PTCest又は値PTCest−PBestを用いてもよい。
さらに、実施形態は、本発明の制御装置を車両用の内燃機関に適用した例であるが、本発明の制御装置は、これに限らず、船舶用の内燃機関や、他の産業機器用の内燃機関にも適用可能である。
1 制御装置
2 ECU(基本推定過給圧算出手段、流量変化状態パラメータ取得手段、補正値算出手段、推定過給圧算出手段、制御手段、推定吸気圧算出手段、目標過給圧設定手段)
3 内燃機関
10 ターボチャージャ(過給機)
12 スロットル弁機構(流量変更機構)
PTCtmp 推定過給圧の暫定値(基本推定過給圧)
PTCest 推定過給圧
DPTC 補正項(補正値)
PBest 推定吸気圧
DPB 推定吸気圧変化量(流量変化状態パラメータ)
NE 内燃機関の回転数
K3 補正項ゲイン(ゲイン)
DP2 第2圧力偏差(推定吸気圧と推定過給圧との差分)
Djud2 第2判定値
PTCsta 定常到達過給圧(過給機により達成可能な過給圧の最大値)
PTCobj 目標過給圧

Claims (5)

  1. 吸入ガスの過給圧を変更可能な過給機と、当該吸入ガスの流量を変更可能な流量変更機構とを有する内燃機関の制御装置であって、
    前記内燃機関の運転状態に応じて、基本推定過給圧を算出する基本推定過給圧算出手段と、
    前記流量変更機構による前記吸入ガスの流量の変化状態に対して相関性を有する流量変化状態パラメータを取得する流量変化状態パラメータ取得手段と、
    当該流量変化状態パラメータに応じて、補正値を算出する補正値算出手段と、
    当該補正値で前記基本推定過給圧を補正することにより、前記過給圧の推定値である推定過給圧を算出する推定過給圧算出手段と、
    当該推定過給圧を用いて、前記内燃機関の動作状態を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記内燃機関のインテークマニホールド内の吸入ガス圧力の推定値である推定吸気圧を算出する推定吸気圧算出手段をさらに備え、
    前記流量変化状態パラメータ取得手段は、前記流量変化状態パラメータとして、前記推定吸気圧の変化量である推定吸気圧変化量を取得し、
    前記補正値算出手段は、前記内燃機関の回転数に応じて、ゲインを算出し、当該算出したゲインを前記推定吸気圧変化量に乗算することにより、前記補正値を算出することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記推定吸気圧と前記推定過給圧との差分が所定範囲内にあるときには、前記補正値算出手段は、前記補正値の算出を停止するとともに、前記推定過給圧算出手段は、前記推定過給圧を前記基本推定過給圧に設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記基本推定過給圧算出手段は、現時点における前記内燃機関の運転状態及び環境条件において前記過給機により達成可能な過給圧の最大値に対して、前記過給機の応答遅れ特性を反映させるための所定のフィルタリング処理を施すことによって、前記基本推定過給圧を算出することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記推定過給圧の目標となる目標過給圧を設定する目標過給圧設定手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記推定過給圧が前記目標過給圧になるように、前記過給機の動作状態を制御することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
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