JP2017133369A - 潤滑装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンオイル内に氷が含まれる場合であっても電動オイルポンプの消費エネルギの増大を抑制する。
【解決手段】オイルパン34には、第1ストレーナ40および第2ストレーナ50が収容されており、電動オイルポンプ36は、切替部38の状態に応じて第1ストレーナ40および第2ストレーナ50のいずれか一方を介して吸引したエンジンオイルをエンジン本体32側に吐出する。ドアセンサ68によってドアが開かれたことが検知されユーザが運転席に乗り込もうとしていることが検知される場合、第1ストレーナ40を介して電動オイルポンプ36によってエンジンオイルを所定期間吸引する。これにより、第2ストレーナ50を介して電動オイルポンプ36によってエンジンオイルを吸引してエンジン本体32を潤滑する処理の準備をする。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンオイルが貯蔵されたオイルパンと、オイルパンに貯蔵されているエンジンオイルを吸引してエンジン本体側に吐出する電動オイルポンプとを備える潤滑装置に関する。
たとえば特許文献1には、オイルパン内のエンジンオイルに吸込口が浸され、吸込口の下流に延びる流路の途中に、同流路の延伸方向に直交する断面全域を覆うフィルタを備えたストレーナが記載されている。このストレーナは、フィルタと吸込口との間に、流路の断面であって上記延伸方向に直交する断面を2分する捕集網を備えている。これは、寒冷地等でエンジンの停止中にエンジンオイルに含まれる凝縮水が氷となり、エンジン始動に伴ってオイルポンプによって吸込口からエンジンオイルとともに氷を吸い込むことによりフィルタの目詰まりが生じることを抑制することを狙ったものである。すなわち、吸込口から吸い込まれた氷は、捕集網によって捕集されるため、フィルタの目詰まりを抑制することができる。
特開2015−161230号公報
ただし、上記ストレーナの場合、捕集網によって氷を捉えることにより、捕集網に氷が捉えれていない場合と比較して、オイルポンプがエンジンオイルを吸い込む際の抵抗が大きくなる。このため、オイルポンプとして電動オイルポンプを用いる場合、捕集網に氷が捉えれていない場合と比較して捉えられている場合には、単位吐出量当たりの電動オイルポンプの消費エネルギが大きくなり、ひいてはエンジンオイルをエンジンに潤滑させる際の電動オイルポンプの消費電力が大きくなる。
本発明は、そうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、エンジンオイル内に氷が含まれる場合であっても電動オイルポンプの消費エネルギの増大を抑制できるようにした潤滑装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決すべく、潤滑装置は、エンジンオイルが貯蔵されたオイルパンと、前記オイルパンに設けられた第1ストレーナ、および第2ストレーナと、前記オイルパンに貯蔵されている前記エンジンオイルを前記第1ストレーナまたは前記第2ストレーナのいずれかを介して吸引してエンジン本体側に吐出する電動オイルポンプと、前記電動オイルポンプが前記第1ストレーナを介して前記エンジンオイルを吸引するか、前記第2ストレーナを介して前記エンジンオイルを吸引するかを切り替える切替部と、エンジンの駆動時に前記電動オイルポンプおよび前記切替部を操作して前記第2ストレーナを介して前記エンジンオイルを吸引する処理を実行する制御装置と、を備え、前記第1ストレーナは、該第1ストレーナを通過して前記電動オイルポンプに吸引されるエンジンオイルに含まれる異物を捕捉する機能を備え、前記制御装置は、前記エンジンの停止状態において、前記エンジンが駆動状態から当該停止状態に切り替えられるときにおける前記エンジンオイルの温度が規定値よりも低いことを条件に、前記電動オイルポンプおよび前記切替部を操作して前記第1ストレーナを介して前記エンジンオイルを吸引する処理を所定期間実行する。
エンジンの駆動中におけるエンジンオイルの温度が規定値よりも低い場合、エンジン停止時におけるエンジンオイルには凝縮水が存在すると考えられる。そして、エンジン停止中のエンジンオイルの温度がさらに低くなる場合には、凝縮水が凝固してエンジンオイル内に氷が発生することがある。ここで、上記構成では、駆動状態から停止状態に切り替えられるときにおける上記温度が規定値よりも低い場合、第1ストレーナを介してエンジンオイルを吸引する。このため、エンジンオイルに氷が存在する場合、氷が第1ストレーナに捕捉される。このため、その後、エンジンの駆動に伴って第2ストレーナを介してエンジンオイルを吸引する際、氷が第2ストレーナに流入する事態が抑制される。このため、第1ストレーナに氷が捕捉されていない場合と比較して、第2ストレーナを介してエンジンオイルを吸引する際の電動オイルポンプの消費エネルギを低減することができる。したがって、上記構成では、エンジンオイル内に氷が含まれる場合であってもオイルポンプの消費エネルギの増大を抑制できる。
一実施形態にかかる潤滑装置を搭載した車両の駆動系の構成図。 同実施形態にかかる氷を捕捉する処理のための前処理の手順を示す流れ図。 同実施形態にかかる氷を捕捉する処理の手順を示す流れ図。
以下、潤滑装置にかかる一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1に、本実施形態にかかる車両の駆動系を示す。図1に示す駆動系は、シリーズ・パラレルハイブリッドシステムを構成している。図1に示すように、内燃機関(エンジン30)は遊星歯車機構(動力分割機構10)のキャリアCに機械的に連結されており、モータジェネレータ14は、動力分割機構10のサンギアSに機械的に連結されており、モータジェネレータ12は、動力分割機構10のリングギアRに機械的に連結されている。ここで、動力分割機構10を構成する3つの回転体であるサンギアS、キャリアCおよびリングギアRのうち対象物が機械的に連結されている回転体とは、対象物が最初に動力を伝達可能な回転体のことである。また、リングギアRには、駆動輪16が機械的に連結されている。
モータジェネレータ12は、インバータ18およびシステムメインリレー(SMR22)を介して電池セルの直列接続体である組電池(バッテリ24)に接続されている。また、モータジェネレータ14は、インバータ20およびSMR22を介してバッテリ24に接続されている。SMR22とバッテリ24との間には、車両の外部の商用電源28の電力をバッテリ24に充電する充電器26が接続されている。
エンジン30は、シリンダブロックやシリンダヘッドを備えたエンジン本体32や、潤滑油であるエンジンオイルを収容するオイルパン34を備えている。オイルパン34には、第1ストレーナ40および第2ストレーナ50が収容されている。第1ストレーナ40は、エンジンオイルの吸込口42が鉛直上方に向けて配置されている。吸込口42には、異物の侵入を防ぐ網目状部材(フィルタ)が設けられている。また、吸込口42の周囲は、網目状のガード部材44に取り囲まれている。ガード部材44は、その高さが吸込口42に対して鉛直上方に突出している。第2ストレーナ50は、吸込口52が鉛直下方に向けて配置されている。また、第2ストレーナ50の吸込口52は、第1ストレーナ40の吸込口42よりも鉛直下方に配置されている。なお、第2ストレーナ50の吸込口52には、異物の侵入を防ぐ網目状部材(フィルタ)が設けられている。
第1ストレーナ40の吸込口42から吸引されたエンジンオイルの流路と、第2ストレーナ50の吸込口52から吸引されたエンジンオイルの流路とは、合流通路35にて互いに合流する。合流通路35には、電動オイルポンプ36が設けられている。合流通路35には、電子制御式の弁体を備えたアクチュエータ(切替部38)が設けられている。切替部38は、第1ストレーナ40側と電動オイルポンプ36側とを連通状態として且つ第2ストレーナ50側と電動オイルポンプ36側とを遮断状態とするか、第1ストレーナ40側と電動オイルポンプ36側とを遮断状態として且つ第2ストレーナ50側と電動オイルポンプ36側とを連通状態とするかを切り替える。
制御装置60は、インバータ18,20や、エンジン30、充電器26等を制御対象とする。制御装置60は、制御対象の制御に際し、エンジン30の回転速度NEを検出する回転速度センサ62、エンジン30の冷却水温THWを検出する水温センサ64、ハイブリッドシステムの電源スイッチ66、運転席のドアの開閉を検知するドアセンサ68の出力値を取り込む。また、制御装置60は、電動オイルポンプ36から吐出されるエンジンオイルの圧力を検出する圧力センサ69や、ブレーキペダル70の操作量Brkを検出するブレーキセンサ72の出力値を取り込む。
制御装置60は、特に、エンジン30の駆動時においては、切替部38によって第2ストレーナ50側と電動オイルポンプ36側とを連通させて且つ第1ストレーナ40側と電動オイルポンプ36側とを遮断した状態において、電動オイルポンプ36を駆動してエンジンオイルをエンジン本体32に供給する。詳しくは、圧力センサ69によって検出されるエンジンオイルの圧力が目標値となるように電動オイルポンプ36の回転速度を操作する処理を実行する。
制御装置60は、充電器26によって充電されたバッテリ24の電力を極力利用して車両を走行させる。このため、バッテリ24の充電率が規定値を超え、モータジェネレータ12による動力で駆動輪16に十分な動力を付与することができるときには、エンジン30やモータジェネレータ14を停止状態とする。これに対し、バッテリ24の充電率が規定値以下となったにもかかわらず、車両の走行が要求されている場合等には、モータジェネレータ12に加えて、エンジン30およびモータジェネレータ14を駆動する。
このように本実施形態では車両の走行のためのエネルギとしてバッテリ24の電力を極力利用することから、エンジン30の駆動継続時間が短くなる傾向にある。このため、エンジン30の駆動中にエンジンオイルの温度が100°C以上とならない事態が生じやすい。ここで、エンジン30の駆動中には、燃料に含まれる水分が燃焼時に凝縮水としてエンジンオイルに混入する。エンジンオイルに混入した凝縮水は、エンジンオイルの温度が100°C以上となる場合には、気化してエンジンオイルから取り除かれる。これに対し、エンジンオイルの温度が十分に上昇しない場合、エンジン30の停止後においてもエンジンオイル内に凝縮水が含まれた状態となる。エンジンオイルに含まれた凝縮水は、エンジン30の停止状態が継続されることにより、エンジンオイルから分離する。ただし、水の密度がエンジンオイルの密度よりも高いために、凝縮水は、オイルパン34の底部に留まる。そして、凝縮水が氷点下まで冷却されると、エンジンオイル内に氷が発生する。そして、エンジンオイル内に氷が存在した状態で電動オイルポンプ36を駆動すると、第2ストレーナ50の目詰まりによってエンジン本体32をエンジンオイルで十分に潤滑できないおそれがある。
そこで、本実施形態では、第1ストレーナ40によって氷を捕捉する処理を実行する。
図2に、上記氷を捕捉する処理のための前処理の手順を示す。この処理は、制御装置60によって、たとえば所定周期で繰り返し実行される。
図2に示す一連の処理において、制御装置60は、まず、エンジン30の駆動中であるか否かを判定する(S10)。そして、制御装置60は、エンジン30の駆動中であると判定する場合(S10:YES)、回転速度NEおよび冷却水温THWに基づき、油温Toilを推定する(S12)。ここでは、回転速度NEが高い場合に低い場合よりも油温Toilを高い値に推定し、冷却水温THWが高い場合に低い場合よりも油温Toilを高い値に推定する。続いて制御装置60は、推定した油温Toilを記憶、更新する(S14)。すなわち、制御装置60は、ステップS14の処理を実行する都度、図1に示すメモリ60a内の所定のアドレスに格納されるデータを、最新の油温Toilによって更新する。
なお、制御装置60は、ステップS14の処理が完了する場合や、ステップS10において否定判定する場合には、図2に示す一連の処理を一旦終了する。
図3に、上記氷を捕捉する処理の手順を示す。図3に示す処理は、制御装置60によって、たとえば所定周期で繰り返し実行される。
図3に示す一連の処理において、制御装置60は、まず、ユーザの認証処理が完了して且つ、運転席のドアが開かれたことがドアセンサ68によって検知されたか否かを判定する(S20)。この処理は、運転席にユーザが乗り込もうとしているか否かを判定するための処理である。なお、ユーザの認証処理は、たとえばユーザの所持する携帯機と制御装置60との通信によって所定の信号をやりとりすることで実行されるものとすればよい。認証処理の完了が、ロックされていたドアのロックを解除する条件となる。
制御装置60は、ステップS20において肯定判定される場合、エンジン停止時の油温Toilが規定値(たとえば100°C)よりも低いか否かを判定する(S22)。この処理は、エンジンオイル中に凝縮水が含まれているか否かを判定するためのものである。ここで、油温Toilは、エンジン30の駆動時において図2の処理において算出されたものである。制御装置60は、規定値よりも低いと判定する場合(S22:YES)、切替部38を操作して、第1ストレーナ40側と電動オイルポンプ36側とを連通状態(開状態)とし、第2ストレーナ50側と電動オイルポンプ36側とを遮断状態(閉状態)とする(S24)。そして、制御装置60は、電動オイルポンプ36を駆動状態とする(S26)。
そして、制御装置60は、IGONのリクエストがあるか否かを判定する(S28)。これは、たとえばSMR22を閉状態とすることによってハイブリッドシステムを起動して車両を走行可能な状態とするリクエストがあるか否かの判定となる。本実施形態では、ブレーキペダル70が踏み込まれた状態で電源スイッチ66がオン操作される場合、リクエストがあると判定する。制御装置60は、リクエストがないと判定する場合(28:NO)、電動オイルポンプ36の駆動時間が所定期間以上となったか否かを判定する(S30)。ここで、所定期間は、電動オイルポンプ36の駆動開始後に吸引したエンジンオイルの量が、電動オイルポンプ36の駆動直前にオイルパン34内に存在していたエンジンオイルの全量となると想定される期間に設定されている。
制御装置60は、所定期間が経過していないと判定する場合(S30:NO)、ステップS28に戻る。一方、制御装置60は、リクエストがあると判定する場合(S28:YES)や、所定期間以上であると判定する場合(S30:YES)には、電動オイルポンプ36を停止させる(S32)。そして、制御装置60は、切替部38を操作して、第1ストレーナ40側と電動オイルポンプ36側とを遮断状態(閉状態)とし、第2ストレーナ50側と電動オイルポンプ36側とを連通状態(開状態)とする(S34)。
制御装置60は、ステップS20,S22において否定判定する場合や、ステップS34の処理が完了する場合には、図3に示す一連の処理を一旦終了する。
ここで、本実施形態の作用を説明する。
エンジン30の駆動時間が短く、エンジンオイルの温度が100°Cまで上昇する前にエンジン30が停止される場合には、エンジン30の停止時においてエンジンオイル内に凝縮水が存在する。そして、たとえば寒冷地等に車両が駐車されることなどによってエンジンオイルの温度がさらに低くなる場合、エンジンオイル内の凝縮水が凝固して氷が生じる。この状態でユーザが運転席に乗り込もうとすると、エンジン30の停止直前における油温Toilが低いことから、第1ストレーナ40を介して電動オイルポンプ36によりエンジンオイルを吸引する。これにより、エンジンオイルとともにエンジンオイル内の氷も第1ストレーナ40の吸込口42に吸引される。ただし、吸込口42にはフィルタが設けられているために、氷は、電動オイルポンプ36から吐出されることはない。そして、電動オイルポンプ36が所定期間の駆動後に停止された後にも、氷は、第1ストレーナ40の吸込口42付近に位置することとなる。
こうした状態でエンジン30の駆動要求が生じるのに伴って第2ストレーナ50を介して電動オイルポンプ36がエンジンオイルを吸引しても、氷は、第2ストレーナ50側に移動できない。これは、氷が第2ストレーナ50側に変位することが第1ストレーナ40のガード部材44によって規制されるからである。これにより、エンジン30の駆動時に第2ストレーナ50が氷によって目詰まりしてエンジン30の潤滑が不十分となる事態が抑制される。
以上説明した本実施形態によれば、さらに以下に記載する作用効果が得られる。
(1)ユーザが運転席に乗り込もうとしていることを検知したことを条件に、油温Toilに基づく第1ストレーナ40を介した吸引処理を実行することにより、エンジン30の始動に先立って第2ストレーナ50に目詰まりが生じる事態を予防することができる。
(2)第1ストレーナ40の吸込口42を鉛直上方に向けて開口させ、吸込口42の周囲から鉛直上方に突出したガード部材44を備えた。これにより、一旦、第1ストレーナ40側に吸引した氷が、第2ストレーナ50を介したエンジンオイルの吸引処理によって、第2ストレーナ50側に移動することを抑制することができる。
(3)所定期間の経過前であっても、IGONのリクエストが入ることによって第1ストレーナ40を介したエンジンオイルの吸引処理を終了した。このため、IGONのリクエストに続いてエンジン30が駆動される場合に、エンジン本体32にエンジンオイルを供給するための正規のストレーナである第2ストレーナ50を用いてエンジンオイルを吸引することができる。
<その他の実施形態>
なお、上記実施形態の各事項の少なくとも1つを、以下のように変更してもよい。
・「第1ストレーナについて」
吸込口42が鉛直上方に向けて配置されるものに限らない。たとえば、鉛直上方と水平方向との間の方向に向けて配置されるものであってもよい。
ガード部材44を備えるものにも限らない。たとえば、吸込口52および合流通路35間のエンジンオイルのベース通路を区画するベース区画部材から、吸込口52とベース区画通路とを連通させるサブ通路を区画するサブ区画部材を突出させ、サブ通路が下流に行くほど流路断面積が縮小されるものとしてもよい。この場合、サブ通路の最下流側の端部(終端)よりも下流側におけるベース通路の流路断面積がサブ通路の上記終端における流路断面積よりも大きいなら、一旦、ベース通路に入った氷が吸込口42を介してオイルパン34側に戻りにくい。ただし、この場合、上記終端よりも下流であって切替部38よりも上流に氷が電動オイルポンプ36側に流動することを妨げるフィルタを備える。
・「第1ストレーナを用いた吸引処理の実行条件について」
ユーザが運転席に乗り込もうとしていることを検知する処理としては、図3のステップS20の処理に限らない。たとえば、運転席にセンサを備えておき、センサの出力値に基づき、ユーザが運転席に乗り込んだか否かを判定する処理であってもよい。
図3の処理において、ユーザが運転席に乗り込もうとしていることを検知することに加えて、エンジンオイルの温度が所定温度(たとえば0°C)以下であることを条件に、第1ストレーナ40を介してエンジンオイルを吸引する処理を実行してもよい。またたとえば、ユーザが運転席に乗り込もうとしていることを検知して且つ、バッテリ24の充電率が規定比率以下である場合に、実行するものであってもよい。ここで、規定比率は、モータジェネレータ12,14を駆動する上でバッテリ24の電力が十分ではなく、エンジン30が駆動される可能性が高い値に設定する。
・「第2ストレーナについて」
上記実施形態では、吸込口52にフィルタを備えたがこれに限らない。たとえば、合流通路35と吸込口52との間であってもよく、また合流通路35にフィルタを備えてもよい。こうした場合であっても、第1ストレーナ40によって氷を捕捉しておくか捕捉しないかによって、第2ストレーナ50を介してエンジンオイルを吸引した際に目詰まりが生じるか否かが決まることには相違ない。
・「車両について」
ハイブリッド車としては、車両の外部からの電力をバッテリ24に充電可能なものに限らない。充電が可能でないもの等、バッテリ24の容量が小さい車両であっても、たとえば寒冷地において数分エンジン30を駆動した後停止させて放置される場合などには、エンジンオイルに水分が含まれたまま放置されることとなる。このため、エンジン30の停止中にエンジンオイルに氷が発生するおそれがあることから、上記実施形態やその変形例の要領で第1ストレーナ40側に氷を収集する処理を実行することは有効である。
シリーズ・パラレルハイブリッド車に限らない。たとえば、パラレルハイブリッド車やシリーズハイブリッド車であってもよい。
もっともハイブリッド車に限らず、駆動輪に動力を付与する原動機がエンジンのみである車両であっても、寒冷地において近距離走行した後エンジンが停止する場合には、エンジンオイルに氷が発生する可能性があり、そうした場合には、上記実施形態の要領で第1ストレーナ40に氷を捕捉することは有効である。
・「そのほか」
上記実施形態では、油温Toilを回転速度NEおよび冷却水温THWに基づき推定したが、これに限らない。たとえば、オイルパン34内に温度センサを備えて、その検出値を用いてもよい。
・図3のステップS28の処理を、IGONのリクエストがあって且つバッテリ24の充電率が規定値以下であるか否かを判定する処理に変更してもよい。もっとも、ステップS28の処理を削除することも可能である。
10…動力分割機構、12,14…モータジェネレータ、16…駆動輪、18、20…インバータ、22…SMR、24…バッテリ、26…充電器、28…商用電源、30…エンジン、32…エンジン本体、34…オイルパン、35…合流部、36…電動オイルポンプ、38…切替部、40…第1ストレーナ、42…吸込口、44…ガード部材、50…第2ストレーナ、52…吸込口、60…制御装置、60a…メモリ、62…回転速度センサ、64…水温センサ、66…電源スイッチ、68…ドアセンサ、69…圧力センサ、70…ブレーキペダル、72…ブレーキセンサ。

Claims (1)

  1. エンジンオイルが貯蔵されたオイルパンと、
    前記オイルパンに設けられた第1ストレーナ、および第2ストレーナと、
    前記オイルパンに貯蔵されている前記エンジンオイルを前記第1ストレーナまたは前記第2ストレーナのいずれかを介して吸引してエンジン本体側に吐出する電動オイルポンプと、
    前記電動オイルポンプが前記第1ストレーナを介して前記エンジンオイルを吸引するか、前記第2ストレーナを介して前記エンジンオイルを吸引するかを切り替える切替部と、
    エンジンの駆動時に前記電動オイルポンプおよび前記切替部を操作して前記第2ストレーナを介して前記エンジンオイルを吸引する処理を実行する制御装置と、を備え、
    前記第1ストレーナは、該第1ストレーナを通過して前記電動オイルポンプに吸引されるエンジンオイルに含まれる異物を捕捉する機能を備え、
    前記制御装置は、前記エンジンの停止状態において、前記エンジンが駆動状態から当該停止状態に切り替えられるときにおける前記エンジンオイルの温度が規定値よりも低いことを条件に、前記電動オイルポンプおよび前記切替部を操作して前記第1ストレーナを介して前記エンジンオイルを吸引する処理を所定期間実行する潤滑装置。
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