JP2017131262A - 化粧料容器 - Google Patents

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Yukito Narita
行人 成田
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Masaharu Aso
雅晴 麻生
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Shinobu Kusama
忍 草間
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【課題】化粧料中皿に伝達する衝撃に対する緩衝性が高く、かつ化粧料中皿を効率よく保持する機能を有する化粧料容器を提供する。
【解決手段】化粧料を収容する化粧料用中皿を収納する収納部3を有する容器本体2と、連結部52を介して容器本体2に連結された蓋体5とを備える化粧料容器1であって、収納部3の底面部Rに設けられたライン状の底面パターン10と、収納部3の底面内端側のエッジ部Rに設けられたライン状のエッジパターン11とを備え、底面パターン10及びエッジパターン11が、粘着性を有するゲル状物質であり、底面パターン10及びエッジパターン11の針入度が、40[mm/10]以上150[mm/10]以下である化粧料容器。
【選択図】図1

Description

本発明は、化粧料容器に関し、特に、化粧料用中皿が着脱可能な化粧料容器に関する。
パウダーファンデーション等の固形粉末化粧料は、一般的に、化粧料用中皿に収容されて用いられる。化粧料が収容される状態としては、化粧料用中皿に充填しプレスすることによって固形化された状態、又は化粧料基材を一旦揮発性の高い溶剤に溶かして化粧料用中皿に充填した後に揮発性溶剤を熱乾燥により除去した状態が挙げられる。
化粧料用中皿が着脱可能な嵌合形式の化粧料容器(コンパクトケース)に装着される場合は、化粧料容器に衝撃が与えられた場合に、その衝撃が緩和されることなく化粧料用中皿に伝達される。そのため、化粧料容器を携帯しているときに衝撃を与えたり、落としたりすると、化粧料にひび割れが生じたり、欠けたりする可能性が高いという問題があった。割れたり、欠けたりした化粧料は、化粧料容器内を汚すばかりでなく、容器から化粧料を取り出しにくくなったり、化粧料容器から欠落してしまったりして好ましくない。
従来、化粧料容器の衝撃吸収に関しては、化粧料容器と化粧料用中皿との間に弾性体による弾性層(緩衝材)を、面状又は点状に配置し緩衝機能を持たせることによる種々の手段が講じられている(例えば、特許文献1及び2参照。)。
特開2008−100044号公報 特許5243063号公報
しかしながら、従来の化粧料容器では、化粧料用中皿を保持するために、緩衝機能とは別に、保持機能を持たせる必要があった。保持機能として、化粧料中皿と化粧料容器との間にホットメルトを用いる形態においては、不用意に指や机等にホットメルトが付着して不快な思いをすることがあった。又は、保持機能として、化粧料中皿と化粧料容器とのそれぞれに、嵌合させて保持する保持部を別途設ける形態においては、保持部を形成するための工程数及びコストの増加を招いていた。
本発明は、上記問題に鑑みて工夫されたもので、化粧料中皿に伝達する衝撃に対する緩衝性が高く、かつ化粧料中皿を効率よく保持する機能を有する化粧料容器を提供することを課題とする。
本発明は、化粧料を収容する化粧料用中皿を収納する収納部を有する容器本体と、連結部を介して該容器本体に連結された蓋体とを備える化粧料容器であって、該収納部の底面部に設けられたライン状の底面パターンと、該収納部の底面内端側のエッジ部に設けられたライン状のエッジパターンとを備え、該底面パターン及び該エッジパターンが、粘着性を有するゲル状物質であり、該底面パターン及び該エッジパターンの針入度が、40[mm/10]以上150[mm/10]以下である化粧料容器を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明により、化粧料中皿に伝達する衝撃に対する緩衝性が高く、かつ化粧料中皿を効率よく保持する機能を有する化粧料容器を提供することができる。
図1(a)は、実施の形態に係る化粧料容器の模式的外観図であり、図1(b)は、実施の形態に係る収納部3の底面部及びエッジ部を示す平面図であり、図1(c)は、図1(b)のA−A方向における断面図である。 図2(a)は、実施の形態に係る底面パターン及びエッジパターンを示す平面図であり、図2(b)は、図2(a)のB−B方向における断面図である。 実施の形態に係る化粧料容器の模式的斜視図(その1)である。 実施の形態に係る化粧料容器の模式的斜視図(その2)である。 その他の実施の形態に係る底面パターン及びエッジパターンを示す平面図である。 比較例2に係る面状パターンを示す平面図である。
本発明の実施の形態に係る化粧料容器1は、図1(a)〜(c)に示すように、化粧料を収容する化粧料用中皿を収納する収納部3を有する容器本体2と、連結部52を介して容器本体2に連結された蓋体5とを備える化粧料容器1であって、収納部3の底面部Rに設けられたライン状の底面パターン10と、収納部3の底面内端側のエッジ部Rに設けられたライン状のエッジパターン11とを備える。ここで、収納部3の底面内端側のエッジ部Rとは、図1(b)及び(c)に示すように、収納部3の底面内端から中心へ向かう一定距離の領域をいい、具体的には、収納部3の底面内端から中心へ向かって3mmの領域をいう。
また、本発明の実施の形態に係る化粧料容器1は、底面パターン10及びエッジパターン11が、粘着性を有するゲル状物質であり、底面パターン10及びエッジパターン11の針入度が、40[mm/10]以上150[mm/10]以下である。
底面パターン10及びエッジパターン11としての粘着性を有するゲル状物質としては、シリコーンゲルであることが好ましく、高照度の紫外線照射により硬化させても、得られるゲルの架橋密度に変化がなく、かつ、ゲルの初期の形状を維持することができる紫外線硬化型シリコーンゲルであることがより好ましい。
本実施の形態において、シリコーンゲルとは、針入度が、40[mm/10]以上150[mm/10]以下であるシリコーン硬化物をいう。また、ゲル状物質とは、シリコーン硬化物がこのようなシリコーンゲルの状態にある物質のことをいう。かかるシリコーンゲルは、一般に、架橋度が低い3次元的網目構造を有し、応力により変形して振動を吸収し、弾性を示す。
ここで、針入度とは、JIS K−2235−5.4に準じて測定したものをいう。すなわち、25°±0.1℃に保ったゲル状物質の試料に、規定の針(針の質量2.5±0.02g、針保持具の質量47.5±0.02g、おもりの質量50±0.05g)が、5秒間に針入する長さを測定し、その針入距離(mm)を針入度とした。
底面パターン10及びエッジパターン11の針入度は、化粧料用中皿への衝撃を緩衝し、かつ、化粧料用中皿を保持する粘着性を得る観点から、45[mm/10]以上であることが好ましく、50[mm/10]以上であることがより好ましく、55[mm/10]以上であることがさらに好ましい。そして、底面パターン10及びエッジパターン11の針入度は、上述の観点から、125[mm/10]以下であることが好ましく、100[mm/10]以下であることがより好ましく、75[mm/10]以下であることがさらに好ましい。
底面パターン10及びエッジパターン11は、粘着性を有するゲル状物質を所定量塗布することで形成される。底面パターン10及びエッジパターン11は、具体的には、2軸ステージ(図示せず)の調整により容器本体2を移動させ、収納部3の所望の箇所にディスペンサー(図示せず)等により紫外線硬化型シリコーンゲルを塗布し、紫外線を照射することによって形成される。当該方法によって、底面パターン10及びエッジパターン11は、化粧料用中皿に収容される化粧料の種類、化粧料用中皿の形状、及び化粧料用中皿の材質に合わせて最適なパターンを実現することができる。
図2(a)に示す底面パターン10の幅Wは、底面部Rでの化粧料用中皿への衝撃を緩衝し、かつ、化粧料用中皿との接触面積を確保して粘着性を得る観点から、0.5mm以上であることが好ましく、0.7mm以上であることがより好ましく、1.0mm以上であることがさらに好ましい。そして、底面パターン10の幅Wは、材料の使用量削減の観点から、2.0mm以下であることが好ましく、1.7mm以下であることがより好ましく、1.5mm以下であることがさらに好ましい。
図2(b)に示す底面パターン10の高さHは、底面部Rでの化粧料用中皿への衝撃を緩衝する観点から、0.5mm以上であることが好ましく、0.7mm以上であることがより好ましく、1.0mm以上であることがさらに好ましい。そして、底面パターン10の高さHは、底面パターン10の高さHのばらつきの低減、及び材料の使用量削減の観点から、2.0mm以下であることが好ましく、1.7mm以下であることがより好ましく、1.5mm以下であることがさらに好ましい。
底面パターン10の高さHのばらつきが大きいと、底面パターン10の高さHの高い箇所でのみ化粧料用中皿と接することとなり、化粧料用中皿との接触面積を確保できなくなり好ましくない。したがって、底面パターン10の高さHのばらつきは、化粧料用中皿との接触面積を確保するという観点から、小さいことが好ましい。
収納部3の底面部Rの面積に対する底面パターン10によりなるパターン面積は、底面部Rでの化粧料用中皿への衝撃を緩衝し、かつ、化粧料用中皿との接触面積を確保して粘着性を得る観点から、10%以上であることが好ましく、15%以上であることがより好ましく、20%以上であることがさらに好ましい。そして、収納部3の底面部Rの面積に対する底面パターン10によりなるパターン面積は、材料の使用量削減の観点から、50%以下であることが好ましく、45%以下であることがより好ましく、40%以下であることがさらに好ましい。
図2(a)に示す底面パターン10同士の幅方向の間隔Dは、互いに干渉し、局所的な盛り上がりを形成することを避けるという観点から、2.5mm以上であることが好ましく、3.0mm以上であることがより好ましく、3.5mm以上であることがさらに好ましい。そして、底面パターン10同士の幅方向の間隔Dは、底面部Rでの化粧料用中皿への衝撃を緩衝し、かつ、化粧料用中皿との接触面積を確保して粘着性を得る観点から、10.0mm以下であることが好ましく、9.5mm以下であることがより好ましく、9.0mm以下であることがさらに好ましい。
また底面パターン10は、図2(a)に示すように、中心点Oに対し略点対称であり、上記間隔Dを採りながら、底面部R内に均等に塗布されることが好ましい。底面パターン10が中心点Oに対し略点対称であり、底面部R内に均等に塗布されることによって、底面パターン10と化粧料用中皿との接触する領域が底面部R内で均等になり、底面部Rでの化粧料用中皿への衝撃を効率よく緩衝し、かつ、化粧料用中皿との接触面積を確保して粘着性を得られるため好ましい。
図2(a)に示すエッジパターン11の幅Wは、エッジ部Rでの化粧料用中皿への衝撃を緩衝し、かつ、化粧料用中皿との接触面積を確保して粘着性を得る観点から、0.5mm以上であることが好ましく、0.7mm以上であることがより好ましく、1.0mm以上であることがさらに好ましい。そして、エッジパターン11の幅Wは、材料の使用量削減の観点から、2.0mm以下であることが好ましく、1.7mm以下であることがより好ましく、1.5mm以下であることがさらに好ましい。
図2(b)に示すエッジパターン11の高さHは、エッジ部Rでの化粧料用中皿への衝撃を緩衝する観点から、0.5mm以上であることが好ましく、0.7mm以上であることがより好ましく、1.0mm以上であることがさらに好ましい。そして、エッジパターン11の高さHは、エッジパターン11の高さHのばらつきの低減、及び材料の使用量削減の観点から、2.0mm以下であることが好ましく、1.7mm以下であることがより好ましく、1.5mm以下であることがさらに好ましい。
エッジパターン11の高さHのばらつきが大きいと、エッジパターン11の高さHの高い箇所でのみ化粧料用中皿と接することとなり、化粧料用中皿との接触面積を確保できなくなり好ましくない。したがって、エッジパターン11の高さHのばらつきは、化粧料用中皿との接触面積を確保するという観点から、小さいことが好ましい。
また底面パターン10の高さHとエッジパターン11の高さHとは、化粧料用中皿との接触面積を確保するという観点から、略同一であることが好ましい。
化粧料レフィル31は、化粧料32が、上面が開口した深さの浅い薄型の化粧料用中皿33に収容されたものである。化粧料レフィル31は、化粧料収容部3に収容し、固定された状態で使用される。
化粧料用中皿33の材料としては、アルミニウム及びスレンレス等の金属、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリプロピレン(PP)及びポリエチレンテレフタラート(PET)等の樹脂を挙げることができる。
化粧料の塗布具41は、化粧料の種類に応じて適切なものが用いられ、化粧料が、ファンデーションである場合には、図3に示すような、パフと呼ばれるスポンジ状の塗布具が好ましく用いられる。塗布具収容部4は、塗布具41を収容可能な大きさの凹部として形成されている。
蓋体5は、蝶番部52を介して容器本体2に対して回動自在に連結されており、容器本体2の上面を開閉自在である。蓋体5は、閉蓋時に、塗布具収容部4側を向く内面に鏡51が設けられていることが好ましい。
化粧料容器1を用いて化粧を行うには、蓋体5を開いて、塗布具収容部4から塗布具41を取り出し、該塗布具41で、化粧料レフィル31内の化粧料32を擦り取り、擦り取った化粧料を、蓋体5に設けられた鏡51を見ながら、肌面等に塗布する。化粧料レフィル31内の化粧料32を使い切った場合には、底面パターン10及びエッジパターン11は再粘着性を有するため、化粧料レフィル31ごと取り出し、新しい化粧料レフィルに交換し使用することができる。
化粧料容器1は、化粧料が蓋体5に付着するのを防止する保護シート6をさらに備えることが好ましい。
保護シート6は、蓋体5の閉蓋時に化粧料レフィル31の上面を覆う本体部分61と、本体部分61から突出する一対の取り付け片62とを有している。取り付け片62は、保護シート6を、容器本体2に取り付けるための部分であり、保護シート6は、図4に示すように、一対の取り付け片62を、容器本体2に設けられた一対のシート挿入孔7に挿入することによって、容器本体2に、容易には外れないように固定されている。
本発明の実施の形態に係る化粧料容器1によれば、緩衝性を有するゲル状物質である底面パターン10及びエッジパターン11を有することで、化粧料容器1に衝撃が与えられた場合に、その衝撃が化粧料用中皿33に伝達することを緩和することができる。衝撃が化粧料用中皿33に伝達することを緩和できることにより、化粧料用中皿33に収容されている化粧料32にひび割れが生じたり、欠けたりすることを抑制することができる。
また、本発明の実施の形態に係る化粧料容器1によれば、粘着性を有するゲル状物質である底面パターン10及びエッジパターン11を有することで、底面パターン10及びエッジパターン11が化粧料用中皿33と粘着し、化粧料用中皿33を化粧料容器1の収納部3に固定化することができる。
(その他の実施の形態)
例えば、実施の形態において、底面パターン10及びエッジパターン11は、それぞれ別個のパターンとして示したが、底面パターン10及びエッジパターン11は、図5に示すように、1本のラインからなる形態であっても構わない。底面パターン10及びエッジパターン11が1本のラインからなる形態であることによって、底面パターン10及びエッジパターン11を一連の作業工程によって形成することができる。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の実施例に限定されない。
(実施例1)
粉末化粧料としては、カネボウ化粧品社製、コフレドールシルキィフィットパクトUV(オークルD)のレフィルを用意し、底面パターン10及びエッジパターン11(針入度:55[mm/10])が配置された収納部3に収容した。
底面パターン10の幅Wは1mmとし、パターン10の高さHは0.75mmとし、収納部3の底面部Rの面積に対する底面パターン10によりなるパターン面積は25.6%とし、底面パターン10同士の幅方向の間隔Dは4mmとした。
エッジパターン11の幅Wは1mmとし、エッジパターン11の高さHは0.75mmとした。
(比較例1)
底面パターン10及びエッジパターン11に替えてホットメルトを用いて、上記粉末化粧料を充填収容した化粧料用中皿33を収納部3に収容した以外は、実施例1と同様である。
(比較例2)
底面パターン10及びエッジパターン11に替えて、面状パターン12のみとして、上記粉末化粧料を充填収容した化粧料用中皿33を収納部3に収容した以外は、実施例1と同様である。
面状パターン12は、ディスペンサーにより隣接するライン同士が接触するようにすることで面状とした。面状パターン12の縦幅12mm、横幅8mmとなるものを4か所作成し、収納部3の底面部Rの面積に対する面状パターン12によりなるパターン面積は18.5.%とした。
[正立落下試験]
上記の実施例1、比較例1で得られた化粧料容器1を用いて、正立落下試験を行った。ここで、正立落下試験とは、化粧料容器1の下面を床に向けて落下させる試験のことをいう。
正立落下試験は、落下高さ10cmから10cm刻みで上げていき、化粧料容器1内の粉末化粧料の粉割れが生じた高さを記録した。
[側面落下試験]
上記の実施例1、比較例1で得られた化粧料容器1を用いて、側面落下試験を行った。ここで、側面落下試験とは、化粧料容器1の側面を床に向けて落下させる試験のことをいう。
側面落下試験は、落下高さ10cmから10cm刻みで上げていき、化粧料容器1内の粉末化粧料の粉割れが生じた高さを記録した。
実施例1における正面落下試験の結果は120cmであり、側面落下試験の結果は60cmであった。
比較例1における正面落下試験の結果は80cmであり、側面落下試験の結果は40cmであった。
以上より、実施例1の化粧料容器では、比較例1の化粧料容器に比べて、粉末化粧料の粉割れに至る高さが格段に向上していることが分かる。
[粘着性試験]
上記の実施例1、及び比較例2で得られた化粧料容器1を用いて、粘着性試験を行った。ここで、粘着性試験とは、化粧料容器1に化粧料中皿33を収容した後、常温で逆さまに保管し、化粧料中皿33の落下の有無を記録した。
実施例1における粘着性試験の結果は、48時間経過後において、共に化粧料中皿33が落下することはなかった。
比較例2における粘着性試験の結果は、0秒で化粧料中皿33が落下した。面状パターン12は、隣接するラインが干渉して局所的な盛り上がりを形成するため、面状パターン12と化粧料中皿33との接触面積が小さくなり、十分な粘着力が得られなかった。
本発明の化粧料容器は、固形粉末化粧料(パウダーファンデーション、アイシャドウ、アイブロウ、アイライナー、頬紅等)の化粧料容器に好適に用いられる。
1…化粧料容器
2…容器本体
3…収容部
31…化粧料レフィル
32…化粧料
33…化粧料用中皿
4…塗布具収容部
41…塗布具
5…蓋体
51…鏡
52…蝶番部
6…保護シート
61…本体部分
62…取り付け片
…底面部
…エッジ部

Claims (7)

  1. 化粧料を収容する化粧料用中皿を収納する収納部を有する容器本体と、連結部を介して該容器本体に連結された蓋体とを備える化粧料容器であって、
    該収納部の底面部に設けられたライン状の底面パターンと、
    該収納部の底面内端側のエッジ部に設けられたライン状のエッジパターンとを備え、
    該底面パターン及び該エッジパターンが、粘着性を有するゲル状物質であり、
    該底面パターン及び該エッジパターンの針入度が、40[mm/10]以上150[mm/10]以下である化粧料容器。
  2. 前記底面パターン及び前記エッジパターンの幅が、0.5mm以上2.0mm以下である請求項1に記載の化粧料容器。
  3. 前記底面パターン及び前記エッジパターンの高さが、0.5mm以上2.0mm以下である請求項1又は2に記載の化粧料容器。
  4. 前記収納部の底面部の面積に対する前記底面パターンのパターン面積が、10%以上50%以下である請求項1〜3のいずれか1項に記載の化粧料容器。
  5. 前記底面パターン同士の幅方向の間隔が、2.5mm以上10.0mm以下である請求項1〜4のいずれか1項に記載の化粧料容器。
  6. 前記底面パターン及び前記エッジパターンが、1本のラインからなる請求項1〜5のいずれか1項に記載の化粧料容器。
  7. 前記底面パターン及び前記エッジパターンが、紫外線硬化型シリコーンゲルである請求項1〜6のいずれか1項に記載の化粧料容器。
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