JP2017130828A - 円板装荷モノポールアンテナ及び通信装置 - Google Patents

円板装荷モノポールアンテナ及び通信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】誘電体としてガラスエポキシ等のプリント基板を用い、VIAホールを利用して給電線やグランド線を構成しても、整合周波数を調整することができる円板装荷モノポールアンテナ及び通信装置を提供する。【解決手段】一方の面に円板状導体11を有し、対向した他方の面には地板12を有した誘電体10と、円板状導体11の面及び地板12の面に対して略垂直方向に接続され、誘電体10内に設置された棒状のグランド線13と、円板状導体11の面に対して略垂直方向で、且つ、グランド線13と略並行に円板状導体11に接続され、誘電体10内に設置された棒状の給電線14と、グランド線13と給電線14との間で、グランド線13及び給電線14と同方向に延在する空洞部10aと、空洞部10a内でグランド線13と給電線14に導通する導通部材16とを備え、導通部材16を円板状導体11の穴部11aから遠ざかる方向に移動可能とした。【選択図】図2

Description

本発明は、円板装荷モノポールアンテナ及び通信装置に関する。
λ/4(λ:波長)の長さを必要とするモノポールアンテナに対して、λ/4より短い長さで動作する円板装荷モノポールアンテナは、携帯電話やスマートフォン等の小型の通信装置には有利である。ウェアラブルアンテナ、その他無線で、小型・薄型化の要望が高いこともあって、アンテナ自体の小型・薄型化も重要である。円板装荷モノポールアンテナの従来技術として、例えば特許文献1に記載されたモノポールアンテナ装置がある。このモノポールアンテナ装置は、地板導体と、前記地板導体と対向して設けられトップローディング部を構成する電極と、給電点と前記電極とを接続する給電素子(以下、本発明に合わせて“給電線”と呼ぶ)と、前記電極と前記地板導体とを接続するための短絡導体(以下、本発明に合わせて“グランド線”と呼ぶ)を備え、前記短絡導体の断面の外周長を0.03波長以上としたものである。
特開2004−88198号公報
ところで、円板装荷モノポールアンテナをプリント基板で作製する場合、VIAホールを利用することで、給電線やグランド線を構成することが可能である。しかしながら、このような構成では、整合周波数を調整することができないため、作製後に整合周波数がずれていることが判明した場合には作り直しになるという課題がある。なお、VIAホールは、スルーホールの一種であり、部品のリードを挿さない穴(貫通孔の場合もある)である。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、誘電体としてガラスエポキシ等のプリント基板を用い、該プリント基板のVIAホールを利用して給電線やグランド線を構成するようにしても整合周波数の調整を行うことができる円板装荷モノポールアンテナ及び通信装置を提供することを目的とする。
本発明の円板装荷モノポールアンテナは、一面に円板状導体を有し、対向した面には地板を有した誘電体と、前記円板状導体の面及び前記地板の面に対して略垂直方向に接続され、前記誘電体内に設置された棒状のグランド線と、前記円板状導体の面に対して略垂直方向で、且つ、前記グランド線と略並行に前記円板状導体に接続され、前記誘電体内に設置された棒状の給電線と、を備えた円板装荷モノポールアンテナであって、前記グランド線と前記給電線との間に前記円板状導体に穴部を有し、この穴部から前記円板状導体の面に対して略垂直方向で、この穴部から前記地板まで前記誘電体内に設けられた空洞部と、前記空洞部の内側に当接し、一定以上の力が加わると前記穴部から遠ざかる方向に移動する導通部材と、を備え、前記グランド線と前記給電線の一部が前記略垂直方向に前記空洞部内で露出し、前記導通部材を前記空洞部内に挿入すると、前記グランド線と前記給電線の一部が前記導通部材を介して導通する。
上記構成によれば、導通部材を円板状導体の穴部から遠ざかる方向(即ち、地板に近づく方向)に移動させることで整合周波数の調整を行うことができる。グランド線と給電線は、誘電体としてのプリント基板のVIAホールで構成することができる。したがって、誘電体としてガラスエポキシ等のプリント基板を用い、該プリント基板のVIAホールを利用して給電線やグランド線を構成するようにしても整合周波数の調整を行うことができる。
上記構成において、前記導通部材は、螺子形状を成し、前記グランド線と前記給電線の一部に接しつつ、前記略垂直方向に前記空洞部内を移動する。
上記構成によれば、螺子形状の導通部材を空洞部に対して捩じ込むことで、導通部材を円板状導体の穴部から遠ざかる方向に移動させることができる。
本発明の円板装荷モノポールアンテナは、一面に円板状導体を有し、対向した面には地板を有した誘電体と、棒状のグランド線と、前記円板状導体の面に対して略垂直方向に接続され、前記誘電体内に設置された棒状の給電線と、前記円板状導体に穴部を有し、この穴部から前記円板状導体の面に対して略垂直方向で、この穴部から前記地板まで前記誘電体内に設けられた空洞部と、前記穴部を塞ぐ導通部材と、を備え、前記空洞部内で前記地板の上に前記グランド線を直立させ、前記導通部材で前記穴部を塞ぐと前記グランド線と前記円板状導体とが導通する。
上記構成によれば、誘電体内の空洞部に棒状のグランド線を挿入して、円板状導体の穴部を導通部材で塞ぐことで整合周波数を変化させることができる。グランド線として外径の異なる複数のものを用意して、それらを入れ替えることで、整合周波数の調整を行うことができる。給電線は、誘電体としてのプリント基板のVIAホールで構成することができる。したがって、誘電体としてプリント基板を用い、該プリント基板のVIAホールを利用して給電線を構成するようにしても整合周波数の調整を行うことができる。
上記構成において、外径が異なる複数の前記棒状のグランド線を有する。
上記構成によれば、外径が異なる複数の棒状のグランド線を1本ずつ空洞部内に付け替えることで、整合周波数を調整することができる。
上記構成において、前記穴部を複数設けた。
上記構成によれば、複数の穴部のいずれか1つにグランド線を挿入するか、又は1つ以上のグランド線を入れ替えることで、整合周波数を調整することができる。
上記構成において、前記導通部材が半田である。
上記構成によれば、導通部材に半田を用いることで、整合周波数の調整を安価に行うことができる。
本発明の通信装置は、上記いずれかの円板装荷モノポールアンテナを備えた。
上記構成によれば、整合周波数を容易に調整することができる通信装置を提供できる。
本発明によれば、誘電体としてガラスエポキシ等のプリント基板を用い、該プリント基板のVIAホールを利用して給電線やグランド線を構成するようにしても整合周波数の調整を行うことができる円板装荷モノポールアンテナ及び通信装置を提供できる。
本発明の第1実施形態に係る円板装荷モノポールアンテナの外観を示す斜視図 第1実施形態に係る円板装荷モノポールアンテナの表面側を上に向けた状態における概略構成を示す斜視図 第1実施形態に係る円板装荷モノポールアンテナの裏面側を上に向けた状態における概略構成を示す斜視図 第1実施形態に係る円板装荷モノポールアンテナの整合周波数調整の様子を示す斜視図 本発明の第2実施形態に係る円板装荷モノポールアンテナの表面側を上に向けた状態における概略構成を示す斜視図 第2実施形態に係る円板装荷モノポールアンテナの整合周波数調整を説明するための斜視図 本発明の第3実施形態に係る円板装荷モノポールアンテナの表面側を上に向けた状態における概略構成を示す斜視図 第3実施形態に係る円板装荷モノポールアンテナの整合周波数調整を説明するための斜視図
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る円板装荷モノポールアンテナ1の外観を示す斜視図である。また、図2は、第1実施形態に係る円板装荷モノポールアンテナ1の表面側を上に向けた状態における概略構成を示す斜視図である。また、図3は、第1実施形態に係る円板装荷モノポールアンテナ1の裏面側を上に向けた状態における概略構成を示す斜視図である。また、図4は、第1実施形態に係る円板装荷モノポールアンテナ1の整合周波数調整の様子を示す斜視図である。図1〜図4において、第1実施形態に係る円板装荷モノポールアンテナ1は、例えばガラスエポキシ樹脂を用いたプリント基板で構成したものである。第1実施形態に係る円板装荷モノポールアンテナ1は、携帯電話やスマートフォン等の通信装置(不図示)での使用に好適である。
第1実施形態に係る円板装荷モノポールアンテナ1は、一面に円板状導体11を有し、対向した面には地板12を有した誘電体(ガラスエポキシ樹脂)10と、グランド線13と、給電線14と、導通部材16(図4参照)とを備える。図1に示すように、誘電体10の厚さHはλ/4未満である。ここで、プリント基板には1層構造のものや多層構造のものがあるが、本実施形態に係る円板装荷モノポールアンテナ1では1層構造のもの用いている。なお、多層構造のものを用いても勿論構わない。
円板状導体11は、方形状の誘電体10の一面の略中央部分に円形状のパターンとして形成されている。地板12は、誘電体10の一面に対向した面の全域に方形状のパターンとして形成されている。円板状導体11及び地板12には、例えば銅が用いられる。グランド線13は、プリント基板にVIAホールとして棒状に形成されたものである。VIAホール内は誘電体で埋められる。ここで、前述したように、VIAホールはスルーホールの一種であり、部品のリードを挿さず、プリント基板両面間の導通又はプリント基板の層間の導通を目的とした穴である。この場合、1層構造や多層構造を問わずプリント基板の両面を貫通する場合、VIAホールは貫通孔となる。VIAホールは、プリント基板両面間の導通又はプリント基板の層間の導通を目的としているので、導電性部材(主に銅)で構成される。
グランド線13は、円板状導体11の面及び地板12の面に対して略垂直方向に接続される。グランド線13の一端と円板状導体11の面との接続及びグランド線13の他端と地板12の面との接続には主に半田が用いられる。給電線14は、グランド線13と同様にプリント基板にVIAホールとして棒状に形成されたものである。この場合もVIAホール内は誘電体で埋められる。給電線14は、円板状導体11の面に対して略垂直方向で、且つ、グランド線13と略並行に円板状導体11に接続される。給電線14の一端と円板状導体11の面との接続には主に半田が用いられる。給電線14の他端は、図3に示すようにプリント基板の地板12側に露出しており、円形の周囲には地板12は形成されていない。プリント基板の地板12側に露出した給電線14の他端は給電点15に接続されている。給電点15には不図示の通信装置のアンテナ入出力端がリード線等を介して接続される。
第1実施形態に係る円板装荷モノポールアンテナ1は、更に円板状導体11のグランド線13と給電線14との間の部分に穴部11aを有し、この穴部11aから円板状導体11の面に対して略垂直方向で、穴部11aから地板12まで、誘電体10内に形成された空洞部10a(図4参照)と、この空洞部10aの内側に当接し、一定以上の力が加わると穴部11aから遠ざかる方向に移動する導通部材16(図4参照)とを備えている。空洞部10a内ではグランド線13と給電線14の一部が略垂直方向に露出する。導通部材16は、例えばリベット、螺子等の金属製部材である。導通部材16を誘電体10内に形成された空洞部10a内に挿入することで、グランド線13と給電線14の一部が導通部材16を介して導通する。
次に、第1実施形態に係る円板装荷モノポールアンテナ1の整合周波数調整について説明する。図4において、上述したように、グランド線13と給電線14との間の誘電体10内には空洞部10aが形成されていて、この空洞部10aにグランド線13と給電線14に接触する導通部材16が挿入される。導通部材16に一定以上の力を加えることで、導通部材16が円板状導体11の穴部11aから遠ざかる方向に移動を開始する。導通部材16が移動することで、グランド線13と給電線14とが導通する部分の位置が変わり、これによって整合周波数が変化する。このように導通部材16の移動位置を変えることで、円板装荷モノポールアンテナ1における整合周波数の調整を行うことができる。ここで、導通部材16に一定以上の力を加えなければ、導通部材16が移動しないようにした理由は、導通部材16に外力が加わっても容易に動かないようにしたからである。導通部材16が容易に移動してしまうようになると、一度調整した整合周波数が変化して品質を保つことができなくなってしまう。なお、導通部材16にリベットを用いた場合、導通部材16を移動させるためには打ち込みを行う。また、導通部材16に螺子を用いた場合、導通部材16を移動させるにはドライバー等でねじ込みを行う。特に、導通部材16に螺子を用いた場合は、図4の矢印Aで示すように、導通部材16を上下に自由に移動させることができる。
このように、第1実施形態に係る円板装荷モノポールアンテナ1によれば、グランド線13と給電線14との間で、グランド線13及び給電線14と同方向に延在する空洞部10aに、グランド線13と給電線14に導通する導通部材16を配置し、この導通部材16を円板状導体11の穴部11aから遠ざかる方向(即ち、地板12に近づく方向)への移動を可能とした構造を採るので、整合周波数の調整を行うことができる。
(第2実施形態)
図5は、本発明の第2実施形態に係る円板装荷モノポールアンテナ2の概略構成を示す斜視図である。また、図6は、第2実施形態に係る円板装荷モノポールアンテナ2の整合周波数調整の様子を示す斜視図である。なお、図5及び図6において、前述した図1〜図4と共通する部分に同一の符号を付けている。また、図5及び図6では誘電体10の図示を省略している。
第2実施形態に係る円板装荷モノポールアンテナ2は、上述した第1実施形態に係る円板装荷モノポールアンテナ1と同様に、例えばガラスエポキシ樹脂を用いたプリント基板で構成したものである。また、第2実施形態に係る円板装荷モノポールアンテナ2も携帯電話やスマートフォン等の通信装置(不図示)での使用に好適である。
第2実施形態に係る円板装荷モノポールアンテナ2は、誘電体10内に設けられる内径が大きめの1つの空洞部20と、この空洞部20内に挿入して使用する外径の異なる複数の棒状のグランド線13,13,…,13と、円板状導体11に設けられた穴部11bを塞ぐ導通部材21とを備える。円板状導体11に設けられた穴部11bの径は、空洞部20の外径と略同じ大きさである。空洞部20は、誘電体10内に設けられたものであり、円板状導体11の穴部11bから円板状導体11の面に対して略垂直方向で、穴部11bから地板12までの長さを有する。空洞部20内で地板12の上に1本のグランド線13を直立させて、導通部材21で円板状導体11に設けられた穴部11bを塞ぐことで、空洞部20内に挿入したグランド線13と円板状導体11とが導通する。導通部材21としては半田が好適である。空洞部20は、VIAホールとは異なる単なる誘電体10に開けられた穴である。
空洞部20内にグランド線13を挿入することで整合周波数が変化するので、外径の異なる複数のグランド線13,13,…,13を1本ずつ入れ替えることで、整合周波数の調整を行うことができる。なお、この場合、空洞部20の内径に比べて外径の小さなグランド線13を挿入する場合、そのグランド線13の空洞部20内での位置の違いよっては整合周波数の調整に微妙な違いがでてくる。したがって、整合周波数の調整において、空洞部20の内径よりも外径が小さいグランド線13を使用する場合、その挿入位置を変えてみることも重要である。しかし、それでも整合周波数が所望の値にならなければ、次に大きい外径のグランド線13を使用してみることになる。このように所謂カット・アンド・トライで整合周波数の調整を行う。
このように、第2実施形態に係る円板装荷モノポールアンテナ2によれば、誘電体10内に設けられる空洞部20と、この空洞部20内に挿入して使用する複数のグランド線13,13,…,13とを有するので、空洞部20内にグランド線13,13,…,13を入れ替えることで、整合周波数の調整を行うことができる。
(第3実施形態)
図7は、本発明の第3実施形態に係る円板装荷モノポールアンテナ3の概略構成を示す斜視図である。また、図8は、第3実施形態に係る円板装荷モノポールアンテナ3の整合周波数調整の様子を示す斜視図である。図7及び図8において、前述した図1〜図4と共通する部分に同一の符号を付けている。また、図7及び図8では誘電体10の図示を省略している。
第3実施形態に係る円板装荷モノポールアンテナ3は、上述した第1実施形態に係る円板装荷モノポールアンテナ1と同様に、例えばガラスエポキシ樹脂を用いたプリント基板で構成したものである。また、第3実施形態に係る円板装荷モノポールアンテナ3も携帯電話やスマートフォン等の通信装置(不図示)での使用に好適である。
第3実施形態に係る円板装荷モノポールアンテナ3は、円板状導体11と、地板12と、グランド線13と、給電線14と、不図示の誘電体10とを有する点で上述した第1実施形態に係る円板装荷モノポールアンテナ1と同様の構造を採るが、円板状導体11には4つの穴部11c〜11fと、誘電体10内に設けられた4つの空洞部10b〜10eと、4つの空洞部10b〜10eのそれぞれに挿入可能な複数の棒状のグランド線23とを有している点で異なっている。空洞部10b〜10eは、円板状導体11の穴部11c〜11fから円板状導体11の面に対して略垂直方向で、穴部11c〜11fから地板12までの間に設けられる。円板状導体11の穴部11c〜11fは、第2実施形態に係る円板装荷モノポールアンテナ2に用いられた導通部材21と同様の導通部材によって塞がれる。この導通部材としては、例えば半田が好適である。
4つの空洞部10b〜10eは全て同じ内径であり、それぞれに棒状のグランド線23の挿入が可能になっている。4つの空洞部10b〜10eのそれぞれは、VIAホールとは異なる単なる誘電体10に開けられた穴である。4つの空洞部10b〜10eのうち例えば空洞部10b内で地板12の上にグランド線23を直立させて、導通部材(不図示)で穴部11cを塞ぐことで、空洞部10b内に挿入したグランド線23と円板状導体11とが導通する。空洞部10b〜10e内にグランド線23を挿入することで、整合周波数が変化するので、4つの空洞部10b〜10e内に1本のグランド線23を入れ替えたり、4つの空洞部10b〜10e内に少なくとも2本のグランド線23を入れ替えたりすることで、整合周波数の調整を行うことができる。このように所謂カット・アンド・トライで整合周波数の調整を行う。
このように、第3実施形態に係る円板装荷モノポールアンテナ3によれば、誘電体10内に設けられた4つの空洞部10b〜10eと、これらの空洞部10b〜10eに挿入する棒状のグランド線23とを有するので、4つの空洞部10b〜10e内にグランド線23を入れ替えることで、整合周波数の調整を行うことができる。
なお、第3実施形態に係る円板装荷モノポールアンテナ3では、4つの空洞部10b〜10eを有したが、空洞部の数に限定はなく任意である。また、4つの空洞部10b〜10eそれぞれの内径を同一としたが、異なるようにしてもよい。この場合、4つの空洞部10b〜10eそれぞれに挿入できる外径のグランド線23を複数本用意するとよい。
本発明の実施形態を詳細に説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。例えば、円板状導体11の大きさによって容量性が変わるので、それによっても微少ではあるが、整合周波数の調整を行うことができる。
本発明は、誘電体としてガラスエポキシ等のプリント基板を用い、該プリント基板のVIAホールを利用して給電線やグランド線を構成するようにしても整合周波数の調整を行うことができるといった効果を有し、携帯電話やスマートフォン等の通信装置への適用が可能である。
1,2,3 円板装荷モノポールアンテナ
10 誘電体
10a,10b,10c,10d,10e 空洞部
11 円板状導体
11a,11b,11c,11d,11e,11f 穴部
12 地板
13,23 グランド線
13,13,…,13 グランド線
14 給電線
15 給電点
16,21 導通部材
20 空洞部

Claims (7)

  1. 一面に円板状導体を有し、対向した面には地板を有した誘電体と、
    前記円板状導体の面及び前記地板の面に対して略垂直方向に接続され、前記誘電体内に設置された棒状のグランド線と、
    前記円板状導体の面に対して略垂直方向で、且つ、前記グランド線と略並行に前記円板状導体に接続され、前記誘電体内に設置された棒状の給電線と、を備えた円板装荷モノポールアンテナであって、
    前記グランド線と前記給電線との間に前記円板状導体に穴部を有し、この穴部から前記円板状導体の面に対して略垂直方向で、この穴部から前記地板まで前記誘電体内に設けられた空洞部と、
    前記空洞部の内側に当接し、一定以上の力が加わると前記穴部から遠ざかる方向に移動する導通部材と、を備え、
    前記グランド線と前記給電線の一部が前記略垂直方向に前記空洞部内で露出し、前記導通部材を前記空洞部内に挿入すると、前記グランド線と前記給電線の一部が前記導通部材を介して導通する、
    円板装荷モノポールアンテナ。
  2. 前記導通部材は、螺子形状を成し、前記グランド線と前記給電線の一部に接しつつ、前記略垂直方向に前記空洞部内を移動する、
    請求項1に記載の円板装荷モノポールアンテナ。
  3. 一面に円板状導体を有し、対向した面には地板を有した誘電体と、
    棒状のグランド線と、
    前記円板状導体の面に対して略垂直方向に接続され、前記誘電体内に設置された棒状の給電線と、
    前記円板状導体に穴部を有し、この穴部から前記円板状導体の面に対して略垂直方向で、この穴部から前記地板まで前記誘電体内に設けられた空洞部と、
    前記穴部を塞ぐ導通部材と、を備え、
    前記空洞部内で前記地板の上に前記グランド線を直立させ、前記導通部材で前記穴部を塞ぐと前記グランド線と前記円板状導体とが導通する、
    円板装荷モノポールアンテナ。
  4. 外径が異なる複数の前記棒状のグランド線を有する、
    請求項3に記載の円板装荷モノポールアンテナ。
  5. 前記穴部を複数設けた、
    請求項3又は4に記載の円板装荷モノポールアンテナ。
  6. 前記導通部材が半田である、
    請求項3乃至5のいずれか一項に記載の円板装荷モノポールアンテナ。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の円板装荷モノポールアンテナを備えた通信装置。
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