JP2017130588A - 紫外線発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光取り出し効率の高い紫外線発光装置を提供する。【解決手段】紫外線発光装置100は、窒化物半導体層22が形成された基板21を有する紫外線発光素子20と保持部10とを備え、保持部10は窒化物半導体層22側が載置される底面11と紫外線発光素子20の外側面を囲む側面12とを含む。側面12のうち底面に近い側に設けられる第1の側面12aは、底面11に垂直な面又は紫外線発光素子20側とは逆側に傾斜した面であり、底面から遠い側に設けられる第2の側面は、第1の側面12aよりも大きく紫外線発光素子20側とは逆側に傾斜した面である。紫外線発光素子20の側面からの光を第2の側面12bで保持部10の外部に向けて反射することで光取り出し効率を向上させ、第1の側面12aを第2の側面12bよりも垂直に近い面とすることで、実装スペースを確保し大型化を抑制することができる。【選択図】図1

Description

本発明は紫外線発光装置に関する。
窒化物を用いた半導体素子は、さまざまな電子機器に用いられており、演算処理装置、発光素子や受光素子等の光学装置、及び各種センサ等に応用されている。特に、サファイア基板上に窒化物半導体層を形成した紫外線発光素子は、従来の水銀ランプに比べ、小型化が可能であり、さらに有害な水銀を使用しない等の特長を有するため、次世代の殺菌装置として注目されている。
紫外線発光素子における現在の課題の一つは出力の向上である。窒化物半導体素子の出力を高めるために、素子表面や裏面を加工する手法が広く用いられている。例えば、特許文献1には、六方ピラミッドキャビティが設けられるように窒化物半導体層の成膜を行うことで、半導体層表面に凹凸構造を形成する手法が記載されている。また、基板の裏面に屈折率が基板より小さい薄膜を形成させる手法もよく用いられている。例えば、特許文献2には、半導体発光素子の基板の裏面に屈折率が1.8以上の薄膜を塗布することによって、光の抽出効率を高める手法が記載されている。
特開2005−277423号公報 特開2010−510671号公報
前述した通り、紫外線発光素子の出力を高める種々の方法が提案されている。しかし、紫外線発光素子の側面から放射される光を効率良く取り出す方法については、これまで十分に検討されていないのが現状である。
そこで、本発明は上記未解決の課題に着目してなされたものであり、紫外線発光素子の側面から放射される光を効率良く取り出すことの可能な紫外線発光装置を提供することを目的としている。
本発明の一態様に係る紫外線発光装置は、一方の面に窒化物半導体層が形成された基板を有する紫外線発光素子と、前記紫外線発光素子を保持する保持部と、を備え、前記保持部は、前記窒化物半導体層側が載置される底面と前記紫外線発光素子の外側面を囲む側面とを有し、当該側面は、前記底面に近い側に設けられる第1の側面と前記底面から遠い側に設けられる第2の側面とを含み、前記第1の側面は前記底面に垂直な面又は前記紫外線発光素子側とは逆側に傾斜した面であり、前記第2の側面は前記第1の側面よりも大きく前記紫外線発光素子側とは逆側に傾斜した面であることを特徴としている。
本発明によれば、発光効率が高く、且つ、小型化が可能な紫外線発光装置を実現することができる。
本発明の一実施形態に係る紫外線発光装置の構成を示す断面模式図である。 紫外線発光素子の一例を示す断面模式図である。 比較例としての紫外線発光装置の一例を示す断面模式図である。 比較例としての紫外線発光装置の一例を示す断面模式図である。
以下、本発明を実施するための一実施形態について説明する。本実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための構成を例示するものであって、各部の材質、形状、構造、配置、寸法等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
<紫外線発光装置>
本発明の一実施形態に係る紫外線発光装置は、一方の面に窒化物半導体層が形成された基板を有する紫外線発光素子と、紫外線発光素子を保持する保持部と、を備え、保持部は、窒化物半導体層側が載置される底面と紫外線発光素子の外側面を囲む側面とを有し、この側面は、底面に近い側に設けられる第1の側面と底面から遠い側に設けられる第2の側面とを含み、第1の側面は底面に垂直な面又は紫外線発光素子側とは逆側に傾斜した面であり、第2の側面は第1の側面よりも大きく紫外線発光素子側とは逆側に傾斜した面である。
例えば、第2の側面を、紫外線発光素子の側面から出力される光を保持部外に反射する角度で紫外線発光素子側とは逆側に傾斜している面とすることで、その分、光取り出し効率を向上させることができる。このとき、第1の側面を、底面に対して垂直な面、又は第2の側面に比較して底面に対する傾斜角度が大きくより垂直に近い傾斜角度を有する面とすることで、紫外線発光素子が載置される底面のスペース、つまり紫外線発光素子の実装スペースを十分確保することができ、紫外線発光装置の大型化を伴うことなく光取り出し効率の向上を図ることができる。
第1の側面の底面に対する傾斜角度である第1の角度θ1と、第2の側面の底面に対する傾斜角度である第2の角度θ2とは、0°<θ1−θ2≦45°、0°<θ1≦90°及び0°<θ2を満たすように配置すればよい。
また本発明の一実施形態に係る紫外線発光装置において、窒化物半導体層は発光層を有し、底面から発光層までの高さAと、底面から第1の側面と第2の側面との接合部までの高さBとが、A<B≦A+1mmを満たすことが好ましい。ここで発光層までの高さとは、発光層の中心部分の高さを意味する。
紫外線発光素子と第1の側面及び第2の側面とが、A<B≦A+1mmを満たす配置関係となっていることで、発光層の側面から放射された光の多くが第2の側面で反射され紫外線発光装置の外部に取り出される。したがって光取り出し効率をさらに高める事が可能となる。
また本発明の一実施形態に係る紫外線発光装置は、紫外線発光素子と保持部の側面との間の最短距離が、0.1mm以上であることが好ましい。この最短距離が0.1mmよりも小さい場合には、紫外線発光素子の実装の際に位置ずれによる不良の発生の可能性が大きくなる。
また本発明の一実施形態に係る紫外線発光装置は、第2の側面の第1の側面とは逆側の端部の、底面からの高さと、紫外線発光素子の基板側の端部の、底面からの高さとの差は1mm以内であることが好ましい。第2の側面の第1の側面とは逆側の端部の底面からの高さが、紫外線発光素子の基板側の端部の底面からの高さよりも1mm以上低い場合には、紫外線発光素子の側面を樹脂等で封止する際に、樹脂が保持部の外部に流れ出てしまい、紫外線発光素子の側面全体を封止できないという問題が生じる可能性がある。また第2の側面の第1の側面とは逆側の端部の高さが、紫外線発光素子の基板側の端部の高さよりも1mm以上高い場合には、基板の窒化物半導体層が形成された面とは逆側の面から斜めに放射された光が保持部の側面によって反射されてしまうため、本来取り出したい方向の光が減少してしまう。
以下、本発明の一実施形態に係る紫外線発光装置における各構成要件について説明する。以下に記載される各構成要件の特徴は、本発明の技術思想を逸脱しない範囲でそれぞれ単独または組み合わせて適用可能である。
<保持部>
本発明の一実施形態に係る紫外線発光装置において、保持部は、紫外線発光素子を収容可能な凹部を有し上端が開放されている。凹部は底面及び側面を有し、側面は、底面から立ち上がって延びる第1の側面と、第1の側面から延びる第2の側面とを備える。第1の側面は、底面を含む面に対する傾斜角度、すなわち、第1の側面と底面を含む面とがなす、凹部側とは逆側の角度が第1の角度θ1である。第2の側面は、底面を含む面に対する傾斜角度、すなわち、第2の側面と底面を含む面とがなす、凹部側とは逆側の角度が第2の角度θ2である。第1の角度θ1と第2の角度θ2とは、0°<θ1−θ2≦45°、0°<θ1≦90°、0°<θ2の関係を満足する。ここで「底面」とは、保持部内部の紫外線発光素子が配置される面、つまり凹部の底面を意味する。また第1の側面と第2の側面の間に、他の傾斜角度を有する側面をさらに有してもよい。
保持部はその内部に紫外線発光素子を収納出来る空間(キャビティ構造)、つまり凹部を有しており、凹部は底面及び側面を備える。また保持部は、その上部にリッドつまり、保持部の開口部を覆う蓋を配置可能な形態をしていてもよい。具体的には保持部の上部が平坦な面を有している形態が挙げられるが特にこれには限定されない。リッドによる吸収及び反射による光のロスを低減するため、反射防止膜付きのリッドを使用することが好ましい。リッドは波長200nm以上300nm以下の領域の光に対して、透過率が95%以上であることが好ましい。リッドの接着方法に関して、接着樹脂、半田、或は合金接合を用いることが可能である。
保持部と紫外線発光素子とは半田等を用いてフリップチップ手法で実装可能である。保持部の材料としては、樹脂パッケージやセラミックパッケージや金属材料が一例として挙げられるが、特にこれらには限定されない。その他、樹脂パッケージと金属部材との組み合わせや、セラミック材料と金属材料との組み合わせ等も使用可能である。保持部の側面は、紫外線発光素子から放射された光を反射するための反射板を有する形態も好ましい。反射板の材料の一例としてはアルミが挙げられる。また保持部の底面等には外部接続用等の電極部が形成されていてもよい。
紫外線発光素子を保持部に実装する方法の一例としては、後述する紫外線発光素子が備える基板の第1主面側に形成された第1電極部及び第2電極部と、保持部上の電極部(バンプ部とも称される)とを電気的に接続する方法が挙げられる。また実装にはフリップチップ手法を用いることが可能であり、保持部上の電極部と紫外線発光素子の第1電極部及び第2電極部とを適切な熱、超音波、加重で接合させることが可能である。保持部の電極部の材料は、熱放散性に優れ、かつ、第1電極部及び第2電極部との接合性に優れたものがよく、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、金錫(AuSn)等の材料及びそれらの組み合わせからなる材料が好適に用いられる。
<紫外線発光素子>
本発明の一実施形態に係る紫外線発光装置において、紫外線発光素子は、第1主面及び第2主面を有する基板と、第1主面上に形成された窒化物半導体層と、を有し、前述の保持部の底面上に、底面と第1主面とが対向するように設置される。
基板は、第1主面及び第2主面を有し、第1主面側に窒化物半導体層を形成可能なものであれば特に制限されない。ここで「主面」とは必ずしも平坦な面であることを意味せず、例えばその表面に凹凸形状を有しているものであってもよく、傾斜している面であってもよい。基板として、具体的にはサファイア、Si、SiC、MgO、Ga、ZnO、GaN、InN、AlN、或いはこれらの混晶基板等が挙げられる。また、基板には不純物が混入していてもよい。基板の作製方法としては、昇華法やHVPE法(ハイドライド気相成長法:Hydride Vapor Phase Epitaxy)等の気層成長法や液相成長法等の一般的な基板成長法を適用することができる。
光取り出し効率向上の観点から、基板の絶対屈折率は1.7以上であることが好ましい。また同様に光取り出し効率向上の観点から、波長265nmの光に対する吸収係数が30cm−1以下であることが好ましい。このような基板材料としては、AlNやサファイアが挙げられるが特にこれらには限定されない。
窒化物半導体層は、基板の第1主面側に形成される。窒化物半導体層を形成する材料は特に限定されないが、GaN、AlN、InNやこれらの混晶等が一例として挙げられる。
また窒化物半導体層は発光層を有していてもよい。殺菌用途等でのデバイス特性の観点から、中心発光波長(すなわち、発光層が発光する光の中心波長)が230nm以上320nm以下であることが好ましい。
発光効率向上の観点から、半導体積層部は、発光層を挟むように第1導電型の第1の窒化物半導体層と第2導電側の第2の窒化物半導体層とを有することが好ましい。紫外線を効率的に発光させる観点から、窒化物半導体層の各々の層はInAlGa1−x−yN(0≦x+y≦1)から構成されるものが好ましい。なお、「第1導電型」「第2導電型」とは、一方がn型導電型の場合は他方がp型導電型であることを意味する。すなわち、第1導電型がn型の場合は第2導電型がp型となり、第1導電型がp型の場合は第2導電型がn型となる。
第1の窒化物半導体層は、例えば、不純物でドープされた窒化インジウムアルミニウムガリウム(InAlGaN)、又は、不純物でドープされた窒化アルミニウムガリウム(AlGaN)から構成されている。不純物としては、p型不純物としてマグネシウム(Mg)が例示され、n型不純物としてシリコン(Si)が例示される。
例えば、第1の窒化物半導体層は、InAlGa1−x−yN(0≦x+y≦1)から構成される複数の層を有し、これら複数の層の少なくとも一部は発光層の格子パラメータに近づくように擬似格子整合的に歪まされている。又は、第1の窒化物半導体層は、一層又は複数の層のInAlGa1−x−yN(0≦x+y≦1)を有し、組成式のx、yが厚みと共に変化する(すなわち、厚み方向に沿って線形的または段階的に変化する)組成であってもよい。
第1の窒化物半導体層は基板上に形成され、第1の窒化物半導体層のうち、基板との界面を含む部位は、基板とほぼ同一の組成を有していることが好ましい。これにより、第1の窒化物半導体層の2次元の成長が促進され、不都合なアイランド形成を回避することができる。また、そのようなアイランド形成を回避することにより、第1の窒化物半導体層及び後続の成長層での不都合な弾性の歪み緩和が起こることを回避することができる。
発光層は、例えば多重量子井戸(以下、「MQW」ともいう。)層を含む。MQW層は、複数の量子井戸を含み、その量子井戸のそれぞれは、例えばInAlGaN、又は、AlGaNから構成されている。一例を挙げると、MQW層は、AlGa1−xN量子井戸及びAlGa1−yN量子井戸を含み、その一方が他方の上に積層された構造を有する。ここで、AlGa1−xN量子井戸のxと、AlGa1−yN量子井戸のyは、互いに異なる値である。xとyの差は、活性領域での電子及び正孔の良好な閉じ込めが得られるように十分に大きくなっていることが好ましい。これにより、放射性の再結合の、非放射性の再結合に対する比を高くすることができる。
AlGa1−xN量子井戸及びAlGa1−yN量子井戸を含むMQW層において、xとyの値を例示すると、xとyとの差は約0.05であり、xは約0.35で、yは約0.4である。なお、xとyの差が過度に大きい(例えば、約0.3より大きい)と、MQW層の形成中に不都合なアイランド形成が起こってしまう。このため、xとyの差は例えば0.3以下であることが好ましい。
また、MQW層は、AlGa1−xN量子井戸及びAlGa1−yN量子井戸の対を1周期として複数の周期を含んでいてよく、全体の厚み(すなわち、総厚)が約50nm未満であってもよい。
また、発光層は任意の薄い電子ブロック(またはn型コンタクトがデバイスの上部に置かれている場合には正孔ブロック)層を有していてもよい。この電子ブロック層は、例えば、Mgのような1つ以上の不純物でドーピングされたAlGa1−xNから構成されていてもよい。電子ブロック層の厚みは、例えば約20nmである。
発光層上に形成される第2半導体層は、例えば、不純物でドープされたInAlGaN、又は、不純物でドープされたAlGaNから構成されている。不純物としては、p型不純物としてマグネシウム(Mg)が例示され、n型不純物としてシリコン(Si)が例示される。
第2の窒化物半導体層はn型又はp型にドープされているが、第1の窒化物半導体層とは反対の導電性を有している。例えば、第1の窒化物半導体層がSi等のn型不純物がドープされてn型の導電性を示している場合、第2の窒化物半導体層はMg等のp型不純物がドープされてp型の導電性を示す。第2の窒化物半導体層の厚みは、例えば約50nm以上約100nm以下である。
また、第2の窒化物半導体層は、第2導電型にドープされた半導体材料を含むキャップ層を有していてもよい。
第2の窒化物半導体層がp型の導電性を示している場合、このキャップ層は、例えばMgでドープされたGaNを含み、約10nm以上約200nm以下の厚み、好ましくは約50nmの厚みを有する。
窒化物半導体層は、第1電極部及び第2電極部を有してもよい。第1電極部及び第2電極部は、発光層に電力を供給するための電極である。第1電極部及び第2電極部のそれぞれの配置については特に制限されないが、窒化物半導体層がメサ型構造の場合、メサ頂部に第1電極部及び第2電極部の一方を配置し、メサ底部に第1電極部及び第2電極部の他方を配置する例が挙げられる。また、他には素子上面と下面とにそれぞれ第1電極部と第2電極部とを配置する例などがある。
一例を挙げると、第2電極部がメサ頂部の第2の窒化物半導体層に電気的に接続され、第1電極部がメサ底部の第1の窒化物半導体層に電気的に接続されている。また、窒化物半導体層は絶縁層で部分的に覆われている。この図示しない絶縁層により、第2電極部(すなわち、メサ頂部の第2の窒化物半導体層に電気的に接続する電極部)は発光層及びメサ底部の第1の窒化物半導体層から電気的に絶縁されている。
第1電極部及び第2電極部はそれぞれ導電性の材料からなり、例えば金(Au)、ニッケル(Ni)、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)又はそれらの組み合わせ等で構成されている。一例を挙げると、p型の半導体層に接続する第1電極部はNi/Au合金で構成されており、n型の半導体層に接続する第2電極部はTi/Al/Ti/Auスタックで構成されている。第1電極部及び第2電極部は、例えばスパッタリング又は蒸着によって形成される。
また、第1電極部及び第2電極部は紫外線(UV: ultraviolet)反射器も含んでいてよい。UV反射器は、第1電極部及び第2電極部に向かって発光する光子を再度方向付けする(すなわち、光子が半導体積層部から逃げないようにする)こと及び、所望の発光面(例えば、底部表面)に向けて光子を再度方向付けることによって、デバイスの活性領域において生成される光子の抽出効率を改善するように設計される。
また紫外線発光素子は、殺菌等のアプリケーション、つまり殺菌等の処理を行う素子として用いるためには、波長200nm以上300nm以下の帯域に含まれる紫外線を発することが好ましい。
次に、本発明の一実施形態に係る紫外線発光装置の具体的な様態を、図を用いて説明する。なお、以下に説明する各図において、同一の構成を有する部分には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
<本発明の一実施形態>
図1は本発明の一実施形態に係る紫外線発光装置100の構成例を示す断面模式図である。
紫外線発光装置100は、保持部10と、基板21及び窒化物半導体層22を有する紫外線発光素子20とを備える。基板21は第1主面S1及び第2主面S2を有し、第1主面S1側に窒化物半導体層22が形成されている。保持部10は凹部10aを備え、紫外線発光素子20は保持部10の凹部10aに収容され、凹部10aの底面11上に、金スタンドバンプ30を介して、基板21の第1主面S1と凹部10aの底面11とが向かい合うように配置される。
保持部10の凹部10aの側面12は、底面11から延び、底面11の延長面に対して第1の角度θ1を有する第1の側面12aと、第1の側面12aから延び、底面11の延長面に対して第2の角度θ2を有する第2の側面12bと、を有している。ここでは一例としてθ1=90°の場合を示している。
図2は紫外線発光装置100に含まれる紫外線発光素子20の構成例の一例を示す断面模式図である。紫外線発光素子は、基板21と、窒化物半導体層22とを有する。基板21は第1主面S1及び第2主面S2を有し、第1主面S1上に窒化物半導体層22が形成されている。また窒化物半導体層22はメサ型構造を有し、第1の窒化物半導体層22aと発光層22bと第2の窒化物半導体層22cとがこの順に積層され、メサ型構造の底部をなす第1の窒化物半導体層22aに第1電極部22dが形成され、メサ型構造の頂部をなす第2の窒化物半導体層22cに第2電極部22eが形成されている。なお、この形態は本発明で用いた紫外線発光素子20の一例を示したものであり、この形態のみに限定されるものではない。
このように、本発明の一実施形態に係る紫外線発光装置100によれば、凹部10aの側面12を、底面11に対して垂直に立ち上がる第1の側面12aと底面11に対して紫外線発光素子20側とは逆側に傾斜した第2の側面12bとで形成している。そのため、紫外線発光素子20の側面からの発光を第2の側面12bで反射させて、紫外線発光装置100の外部に取り出すことができる。
したがって、例えば図3に示す紫外線発光装置200(第1の比較例)のように、凹部10aの側面12が底面から垂直に延びる紫外線発光装置と比較して、発光出力のより高い紫外線発光装置100が実現されることがわかる。なお、図3に示す紫外線発光装置200は、側面12の形状が異なること以外は、本発明の一実施形態における紫外線発光装置100と同一である。
また、紫外線発光素子の側面から放射される光を効率良く取り出す方法として、一例として、紫外線発光素子が実装される保持部(パッケージ)の内側側面に反射用の斜面を形成し、側面から放射された光を斜面で反射させることで外部に取り出す方法が挙げられる。しかし、斜面を形成することで、紫外線発光素子を実装する部分の面積が狭くなり、実装に制限がかかる。またこの問題を避けるために紫外線発光素子の実装面積を大きくすると、装置全体が大型化するという問題が発生する。
本発明の一実施形態における紫外線発光装置100では、紫外線発光素子20の側面からの発光が当たりづらい第1の側面12aは垂直(θ1=90°)に形成している。そのため、図4に示す紫外線発光装置300(第2の比較例)のように、凹部10aの側面12が底面11から一定の傾き(90°)で立ち上がる場合と比較して、凹部10aの底面11の面積をより広く確保することが可能となる。そのため、保持部10の小型化を図ることができる。なお、図4に示す紫外線発光装置300は、側面12の形状が異なること以外は、本発明の一実施形態における紫外線発光装置100と同一である。
次に、本発明の一実施形態における紫外線発光装置を、実施例及び比較例を挙げてより具体的に説明する。なお、本発明は、以下に説明する各実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〕
まず、厚さ450μmのAlN単結晶基板(21)の第1主面(S1)上に、AlN層を4μmと、第1の窒化物半導体層22aとしてのN型Al0.7Ga0.3N層を2μmと、発光層22bとしてのAlGaN層と、さらに、第2の窒化物半導体層22cとしてのP型Al0.1Ga0.9N層とP型GaN層との積層体200nmと、を積層した。次に、この積層した膜を外部から電力を印加するためにメサ型構造に形成し、N型Al0.7Ga0.3N層(第1の窒化物半導体層22a)の表面の一部に第1電極部22dを形成し、P型GaN層の表面の一部に第2電極部22eを形成した。以上の工程を経て、紫外線発光素子パターンを有する半導体ウエハを用意した。
次に、凹部10aを有し、その底面11上に第1電極部22d及び第2電極部22eのパターンに対応したバンプ電極部(金スタンドバンプ30)を有する保持部10を用意した。保持部10はセラミックからなり、複数の層を焼結することで形成した。保持部10の凹部10aの側面12は、底面11から立ち上がる第1の側面12aと、第1の側面12aから延びる傾きの異なる第2の側面12bとから構成した。
保持部10の凹部10aの底面11上に、基板21の第1主面S1と保持部10の底面11とが向かい合うように紫外線発光素子20を実装し、保持部10の開口部をリッドで封止し、図1に示す紫外線発光装置100を得た。
得られた紫外線発光装置100の断面を走査型電子顕微鏡で確認したところ、第1の側面12aの底面11に対する傾斜角度である第1の角度θ1は90°であり、第2の側面12bの底面11に対する傾斜角度である第2の角度θ2は45°であった。また、紫外線発光素子20の端面から、第1の側面12aと底面11との接合部までの最短距離、つまり、紫外線発光装置100を基板21の第2主面S2側から見たときの、紫外線発光素子20から、第1の側面12aと底面11との接合部までの間の最短距離L1は0.3mmであった。また、凹部10aの底面11から紫外線発光素子20の発光層までの高さL2は0.05mm、底面11から、第1の側面12aと第2の側面12bの接合部までの高さL3は0.2mmであった。
[比較例1]
第2の角度が90°であること、つまり、側面12を底面11に垂直な一つの面から形成すること以外は、実施例1と同様の方法により図3に示す紫外線発光装置200を得た。
[比較例2]
第1の角度が45°であること、つまり、側面12を、底面11に対する傾斜角度、つまり、凹部10a側とは逆側の角度が45°となる一つの面から形成すること以外は、実施例1と同様の方法により図4に示す紫外線発光装置300を得た。
[実施例と比較例との比較]
実施例1に示す方法で作成した紫外線発光素子20を、実施例1、比較例1及び比較例2で示す保持部10に実装し、紫外線発光装置100、200、300をそれぞれ50個ずつ作製した。
各紫外線発光装置100、200、300毎に、作製した紫外線発光装置を観察したところ、以下の結果を得た。
すなわち、比較例2における紫外線発光装置300は、図4に示すように、底面11の実装面積が他の紫外線発光装置100、200に比較して狭いため、実装良品収率が低下し、50個中良品は36個しか得られなかった。それに対し、実施例1及び比較例1は100%の実装良品収率を得られた。
また、実施例1、比較例1及び比較例2で得られた紫外線発光装置100〜300のそれぞれに100mAの定電流を印加し、積分球により、各紫外線発光素子20の中心波長である230nm以上320nm以下の波長の光強度を測定し、実施例1、比較例1、比較例2の紫外線発光装置100〜300それぞれについて、平均の光強度を比較した。比較例1の紫外線発光装置200の平均の光強度を1とした場合、実施例1及び比較例2では、光強度が1.3倍に向上したことが確認された。以上の結果を表1に示す。
Figure 2017130588
表1から、本発明の一実施形態に係る紫外線発光装置100では、光取り出し効率が高いこと、また、実装の良品収率が高くすなわち小型化が可能となることが確認できた。ここで比較例2において、保持部10の凹部10aの底面11の面積を大きくすることで良品率は改善されると思われるが、この際には紫外線発光装置300全体が大型化するという問題が新たに発生してしまう。
本発明は、計測機器や殺菌機器等に用いられる紫外線発光装置として用いることができる。
10 保持部
10a 凹部
11 底面
12 側面
12a 第1の側面
12b 第2の側面
20 紫外線発光素子
21 基板
22 窒化物半導体層
22a 第1の窒化物半導体層
22b 発光層
22c 第2の窒化物半導体層
22d 第1電極部
22e 第2電極部
30 金スタンドバンプ
S1 第1主面
S2 第2主面

Claims (10)

  1. 一方の面に窒化物半導体層が形成された基板を有する紫外線発光素子と、
    前記紫外線発光素子を保持する保持部と、を備え、
    前記保持部は、前記窒化物半導体層側が載置される底面と前記紫外線発光素子の外側面を囲む側面とを有し、
    当該側面は、前記底面に近い側に設けられる第1の側面と前記底面から遠い側に設けられる第2の側面とを含み、
    前記第1の側面は前記底面に垂直な面又は前記紫外線発光素子側とは逆側に傾斜した面であり、
    前記第2の側面は前記第1の側面よりも大きく前記紫外線発光素子側とは逆側に傾斜した面である紫外線発光装置。
  2. 前記第2の側面は、前記紫外線発光素子の側面から出力される光を前記保持部外に反射する角度で前記紫外線発光素子とは逆側に傾斜している請求項1に記載の紫外線発光装置。
  3. 前記第1の側面の前記底面に対する傾斜角度である第1の角度θ1と、前記第2の側面の前記底面に対する傾斜角度である第2の角度θ2とは、0°<θ1−θ2≦45°、0°<θ1≦90°及び0°<θ2を満たす請求項1又は請求項2に記載の紫外線発光装置。
  4. 前記窒化物半導体層は発光層を有し、
    前記底面から前記発光層までの高さAと、
    前記底面から前記第1の側面と前記第2の側面との接合部までの高さBとが、A<B≦A+1mmを満たす請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の紫外線発光装置。
  5. 前記紫外線発光素子と前記保持部の前記側面との間の最短距離が、0.1mm以上である請求項1から請求項4の何れか一項に記載の紫外線発光装置。
  6. 前記第2の側面の前記第1の側面とは逆側の端部の、前記底面からの高さと、前記紫外線発光素子の前記基板側の端部の、前記底面からの高さとの差は1mm以内である請求項1から請求項5の何れか一項に記載の紫外線発光装置。
  7. 前記基板の絶対屈折率は1.7以上である請求項1から請求項6の何れか一項に記載の紫外線発光装置。
  8. 波長265nmの光に対する前記基板の吸収係数が30cm−1以下である請求項1から請求項7の何れか一項に記載の紫外線発光装置。
  9. 前記紫外線発光素子は波長200nm以上300nm以下の帯域に含まれる紫外線を発する請求項1から請求項8の何れか一項に記載の紫外線発光装置。
  10. 前記基板がサファイアである請求項1から請求項9の何れか一項に記載の紫外線発光装置。
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