JP2017129850A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部給電の場合に、分極に起因する電気抵抗の上昇の抑制と、装置の小型化とを両立可能な画像形成装置の提供。【解決手段】二次転写外ローラ25に当接させた給電ローラ26に電流を供給させる外部給電の場合に、給電ローラ26は長手幅が中間転写ベルト12の最大画像形成幅H以上で且つ記録材の最大サイズ幅よりも短い長さに形成される。これにより、分極に起因する電気抵抗の上昇の抑制と装置の小型化とを両立させることが簡易な構成で実現できる。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来から、感光ドラムに形成したトナー像を中間転写ベルトに一次転写し、一次転写により中間転写ベルトに形成されたトナー像を記録材に二次転写する、中間転写方式の画像形成装置が知られている。この画像形成装置では、中間転写ベルトを挟んで二次転写外ローラと当接し二次転写部(二次転写ニップ部)を形成する二次転写内ローラに転写電圧が印加されることによって、二次転写が行われる。
上記の二次転写外ローラは導電性の軸部の周面に弾性層が設けられ、弾性層にはイオン導電剤などの導電剤が分散されて導電性が付与されている。ただし、その場合には、転写電圧の印加時間の経過に従って、イオン導電剤内のイオンがローラ表面側又は軸部側の一方に偏るように分極し、電気抵抗が上昇しやすい。電気抵抗が上昇した場合、上昇前と同じ電圧値の転写電圧を印加しても、上昇前と同じ転写電流を二次転写部に流すことが難しくなる。そこで、分極に起因する電気抵抗の上昇を抑制するために、例えば、二次転写外ローラの表面に当接させた給電ローラから二次転写外ローラに電流を供給して(外部給電と呼ぶ)、中間転写ベルトから記録材にトナー像を転写させる装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2005−316200号公報
上述の特許文献1に記載の画像形成装置は、給電ローラを二次転写外ローラに当接させた状態で二次転写ユニットに増設する必要があり、従来に比べると二次転写ユニットが大型化し得る。装置の小型化のためには二次転写ユニットも小型の方がよく、二次転写ユニットを小型化するには、できる限り給電ローラの幅方向(回転軸線方向、長手方向)の長さ(長手幅)を短くすることが考えられる。しかしながら、給電ローラの長手幅は二次転写外ローラとの当接範囲に関わり、二次転写外ローラに対する給電ローラの長手幅によっては上述した分極に起因する電気抵抗の上昇抑制に影響を及ぼしかねない。そこで、外部給電の場合に、分極に起因する電気抵抗の上昇の抑制と、装置の小型化、特には二次転写ユニットの小型化とを両立可能な装置が従来から望まれていたが、そのような装置は未だ提案されていない。
本発明は上述の問題に鑑みてなされたもので、二次転写外ローラに当接させた給電ローラに電流を供給させる外部給電の場合に、分極に起因する電気抵抗の上昇の抑制と、装置の小型化とを両立可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、移動可能に設けられ、トナー像を担持するベルト部材と、前記ベルト部材にトナー像を形成するトナー像形成ユニットと、金属軸と、前記金属軸の周りに形成された導電剤を含む弾性層と、を有し、前記ベルト部材の外表面に接触して、前記ベルト部材に形成されたトナー像を記録材へ転写する転写部を形成する第1の転写ローラと、金属軸と、前記金属軸の周りに設けられた弾性層と、を備え、前記ベルト部材を挟んで前記第1の転写ローラと対向する位置に設けられ、前記転写部を形成する第2の転写ローラと、前記第1の転写ローラの外周面に当接され、前記第1の転写ローラの金属軸に向けて電流を供給可能な給電ローラと、前記第1の転写ローラの金属軸の電位を基準とした場合、前記第2の転写ローラの金属軸の電位がトナーの帯電極性とは同極性となる電位勾配を形成し、前記給電ローラの電位がトナーの帯電極性とは反対極性となる電位勾配を形成する電源部と、を備え、前記給電ローラは、画像形成領域に対応する位置に設けられた大径部と、前記給電ローラの両端部に配置され、前記給電ローラが軸支される前記大径部よりも小径の小径部と、を有し、前記ベルト部材の移動方向と交差する幅方向に関して、前記給電ローラの前記大径部の幅は、最大画像形成幅以上で、且つ、前記第1の転写ローラの前記弾性層の幅よりも小さい、ことを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、移動可能に設けられ、トナー像を担持するベルト部材と、前記ベルト部材にトナー像を形成するトナー像形成ユニットと、金属軸と、前記金属軸の外周に形成された導電剤を含む弾性層とを有し、前記ベルト部材の外表面に接触して、前記ベルト部材に形成されたトナー像を記録材へ転写する転写部を形成する第1の転写ローラと、金属軸と、前記金属軸の周りに設けられた弾性層と、を備え、前記ベルト部材を挟んで前記第1の転写ローラと対向する位置に設けられ、前記転写部を形成する第2の転写ローラと、前記第1の転写ローラの外周に当接され、前記第1の転写ローラの金属軸に向けて電流を供給可能な給電ローラと、前記第1の転写ローラの金属軸の電位を基準とした場合、前記第2の転写ローラの金属軸の電位がトナーの帯電極性とは同極性となる電位勾配を形成し、前記給電ローラの電位がトナーの帯電極性とは反対極性となる電位勾配を形成する電源部と、を備え、前記給電ローラは、画像形成領域に対応する位置に設けられた大径部と、前記給電ローラの両端部に配置され、前記給電ローラが軸支される前記大径部よりも小径の小径部と、を有し、前記ベルト部材の移動方向と交差する幅方向に関して、前記給電ローラの大径部の幅は、最大画像形成幅以上で且つ記録材の最大サイズ幅よりも短い、ことを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、移動可能に設けられ、トナー像を担持するベルト部材と、前記ベルト部材にトナー像を形成するトナー像形成ユニットと、金属軸と、前記金属軸の周りに形成された導電剤を含む弾性層と、を有し、前記ベルト部材の外表面に接触して、前記ベルト部材に形成されたトナー像を記録材へ転写する転写部を形成する第1の転写ローラと、金属軸と、前記金属軸の周りに設けられた弾性層と、を備え、前記ベルト部材を挟んで前記第1の転写ローラと対向する位置に設けられ、前記転写部を形成する第2の転写ローラと、前記第1の転写ローラの外周面において、前記転写部とは異なる位置に当接され、前記第1の転写ローラの金属軸に向けて電流を供給可能な給電ローラと、前記第1の転写ローラの金属軸の電位を基準とした場合、前記第2の転写ローラの金属軸の電位がトナーの帯電極性とは同極性となる電位勾配を形成し、前記給電ローラの電位がトナーの帯電極性とは反対極性となる電位勾配を形成する電源部と、を備え、前記ベルト部材の移動方向と交差する幅方向に関して、前記給電ローラの幅は、最大画像形成幅以上であり、かつ、前記第1の転写ローラの弾性層が設けられている幅、もしくは、前記第2の転写ローラの弾性層が設けられている幅、もしくは前記ベルト部材のいずれか一つよりも短い、ことを特徴とする。
本発明によれば、トナー像を記録材へ転写する転写部を形成する転写ローラに対し給電ローラにより電流を供給する外部給電の場合に、転写ローラにおける分極に起因する電気抵抗の上昇の抑制と装置の小型化との両立を簡易な構成で実現できる。
本実施形態の画像形成装置の構成を示す概略図。 第1実施形態の二次転写ユニットの構成を示す概略図。 給電ローラについて説明する模式図。 実験装置の構成を示す図であり、(a)は概略図、(b)は模式図。 分極に起因する電気抵抗について説明する模式図であり、(a)は電源から離れた側を絶縁した場合、(b)は電源に近い側を絶縁した場合。 第2実施形態の二次転写ユニットの構成を示す概略図。 第3実施形態の二次転写ユニットの構成を示す概略図。 第4実施形態の二次転写ユニットの構成を示す概略図。 第5実施形態の二次転写ユニットの構成を示す概略図。 第6実施形態の二次転写ユニットの構成を示す概略図。
<第1実施形態>
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。まず、本実施形態の画像形成装置について、図1を用いて説明する。図1は、画像形成装置の構成を示す概略図である。図1に示す画像形成装置100は、中間転写ベルト12に沿ってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成部UY、UM、UC、UKを配列したタンデム型中間転写方式のフルカラープリンタである。
[画像形成装置]
画像形成部UYでは、感光ドラム1Yにイエロートナー像が形成されて、像担持体としての中間転写ベルト12に転写される。即ち、中間転写ベルト12は、移動可能に設けられたトナー像を担持するベルト部材であり、画像形成部UMでは、感光ドラム1Mにマゼンタトナー像が形成されて中間転写ベルト12に転写される。画像形成部UC、UKでは、それぞれ感光ドラム1C、1Kにシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて中間転写ベルト12に転写される。中間転写ベルト12に転写された四色のトナー像は、二次転写ユニット20(より詳しくは二次転写ニップ部T2)へ搬送されて記録材P(用紙、OHPシートなどのシート材など)へ一括二次転写される。
画像形成部UY、UM、UC、UKは、現像装置4Y、4M、4C、4Kで用いるトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外は、ほぼ同一に構成される。以下では、画像形成部UY、UM、UC、UKの区別を表す符号末尾のY、M、C、Kを省略した符号を構成部材に付して、画像形成部Uの構成及び動作を説明する。
画像形成部Uは、感光ドラム1を囲んで、帯電ローラ2、露光装置3、現像装置4、一次転写ローラ5、ドラムクリーニング装置6を配置している。感光ドラム1は、アルミニウム製シリンダの周面に感光層が形成されており、所定のプロセススピードで図中矢印R1方向に回転する。感光ドラム1の幅方向(回転軸線方向)の長さは、例えば357mmである。
帯電ローラ2は帯電電圧が印加されて感光ドラム1に接触することで、感光ドラム1を一様な負極性の暗部電位に帯電させる。露光装置3は、各色の分解色画像を展開した走査線画像データをON−OFF変調したレーザービームをレーザー発光素子から発生し、これを回転ミラーで走査して帯電させた感光ドラム1の表面に画像の静電像を書き込む。現像装置4は、トナーを感光ドラム1に供給して、静電像をトナー像に現像する。感光ドラム1において、画像形成可能な最大サイズの記録材に対応して予め決められた、トナー像を現像可能な幅方向の最大幅を最大画像形成幅と呼ぶ。
トナー像形成ユニットとしての一次転写ローラ5は、中間転写ベルト12を挟んで感光ドラム1に対向配置され、感光ドラム1と中間転写ベルト12との間にトナー像の一次転写ニップ部T1を形成する。一次転写ニップ部T1では、例えば高圧電源(不図示)により一次転写ローラ5に一次転写電圧が印加されることで、トナー像が感光ドラム1から中間転写ベルト12へ一次転写される。即ち、一次転写ローラ5に対しトナーの帯電極性と逆極性の一次転写電圧が印加されると、感光ドラム1上のトナー像が中間転写ベルト12に静電吸引されて転写が行われる。
ドラムクリーニング装置6は、感光ドラム1にクリーニングブレードを摺擦させて、一次転写後に感光ドラム1上に僅かに残る一次転写残トナーを回収する。
中間転写ベルト12は、駆動ローラ22、テンションローラ23及び二次転写内ローラ24等のローラに掛け渡して支持され、駆動ローラ22に駆動されて図中矢印R2方向に回転(移動)する。また、例えば不図示のばねのような弾性部材によって中間転写ベルト12を裏面から表面へと押す力がテンションローラ23に加えられ、中間転写ベルト12は3〜12kgf程度の張力で張架される。本実施形態では、駆動ローラ22がモータ等(不図示)により回転駆動されると、中間転写ベルト12が感光ドラム1に当接した状態で回転される。中間転写ベルト12は、駆動ローラ22によって例えば200mm/sの一定の周速度で回転駆動される。
転写部としての二次転写ニップ部T2は、対向ローラとしての二次転写内ローラ24に内周面から張架された中間転写ベルト12に二次転写外ローラ25を当接して形成される、記録材Pへのトナー像転写ニップ部である。二次転写ニップ部T2では、二次転写ユニット20による二次転写電圧の印加に伴い、トナー像が中間転写ベルト12から二次転写ニップ部T2に挟持搬送される記録材Pへ二次転写される。二次転写後に中間転写ベルト12に付着したまま残る二次転写残トナーは、ベルトクリーニング装置11が中間転写ベルト12を摺擦することにより除去される。
二次転写ユニット20により四色のトナー像を二次転写された記録材Pは、定着装置30へ搬送される。定着装置30は、定着ローラ31、32が当接して定着ニップ部T3を形成し、定着ニップ部T3で記録材Pを搬送しつつ当該記録材Pにトナー像を定着する。定着装置30では、内部からランプヒータ等(不図示)で加熱される定着ローラ31に、付勢機構(不図示)によって定着ローラ32を圧接させて定着ニップ部T3を形成している。記録材Pが定着ニップ部T3で挟持搬送されることにより加熱/加圧されて、トナー像が記録材Pに定着される。定着装置30によりトナー像の定着された記録材Pは、機体外へ排出される。
[一次転写ローラ]
上記の一次転写ローラ5は、材質がSUMあるいはSUS等の金属を用いて軸部を有するローラ状に形成された金属ローラである。あるいは、後述する二次転写外ローラ25と同様に、導電剤を含む弾性層を外周部に有したローラであってもよい。一次転写ローラ5は回転軸線方向にストレート形状に形成され、その直径(ローラ径)は例えば6〜10mm程度である。
[中間転写ベルト]
上記の中間転写ベルト12は、ポリイミドあるいはポリアミド等の樹脂若しくはそのアロイ、又は各種ゴム材料にカーボンブラック等の帯電防止剤を適当量含有させたものを用いて無端状に形成された本体部(ベルト部)を有する。中間転写ベルト12の本体部は、表面抵抗率が1.0×10〜5.0×1013(Ω/□)の導電性を有するように、また厚みが例えば0.04〜0.5mm程度になるように形成されている。
[二次転写ユニット]
第1実施形態の二次転写ユニット20について、図2乃至図5を用いて説明する。図2に示すように、二次転写ユニット20は、中間転写ベルト12を挟んで対向配置された二次転写内ローラ24と二次転写外ローラ25と、さらに給電ローラ26とを有する。二次転写内ローラ24と二次転写外ローラ25と給電ローラ26は、各回転軸が中間転写ベルト12の回転軸線方向(移動方向に交差(直交)する幅方向)の向きに揃えられて略平行に配置されている。二次転写内ローラ24は、駆動ローラ22によって回転駆動される中間転写ベルト12の回転に従って従動回転する。二次転写外ローラ25は、図示を省略したモータ等により例えば200mm/sの周速度で回転駆動される。二次転写ユニット20では、これら二次転写内ローラ24と二次転写外ローラ25とにより中間転写ベルト12が挟持されることによって、二次転写ニップ部T2が形成されている。給電ローラ26は二次転写外ローラ25の外周に回転可能でかつ、幅方向に亘って当接して設けられ、二次転写外ローラ25の回転に従って従動回転する。
[二次転写内ローラ]
二次転写内ローラ24は、例えばアルミニウム円筒の軸部(24a)と、この軸部24aの周面に配置されたEPDMゴム等からなる弾性層の本体部24bとを有する。弾性層は、電子導電性の導電剤である、カーボンフィラー等の導電剤を含有させて導電性が付与されている。その上で、硬度が例えば70°(アスカーC)に設定される。二次転写内ローラ24の弾性層の硬度は、好ましくは、50〜90°(アスカーC)である。また、別の言い方をすれば、二次転写内ローラ24は、金属軸24aと、金属軸24aの周りに設けられた弾性層24bと、を備え、ベルト部材12を挟んで第1の転写ローラとしての二次転写外ローラ25と対向する位置に設けられ、転写部を形成する第2の転写ローラということができる。
[二次転写外ローラ]
転写ローラとしての二次転写外ローラ25(二次転写ローラ)は、導電剤を含む弾性層を外周部に有する。具体的には、例えばステンレス円筒の導電性の軸部(導電部)25aの周面に、NBRゴムやEPDMゴム等からなるスポンジ状の弾性層25bの本体部が配置されている。弾性層25bは、イオン導電性の導電剤である、金属錯体やイオン導電剤等の導電剤を含有させて導電性が付与されている。その上で、硬度が例えば30°(アスカーC)に二次転写内ローラ24の弾性層よりも低く設定されている。二次転写外ローラ25の弾性層25bの硬度は、好ましくは、20〜45°(アスカーC)である。これら二次転写内ローラ24と二次転写外ローラ25は、それぞれの直径(ローラ径)が例えば20mm、24mmに形成される。即ち、上記二次転写外ローラ25は、導電性を有する内側部(軸支部分を除いた軸部25aのローラ部形成部分)と、内側部の外周に形成された導電剤を含む外側部(弾性層25b)とを有し、像担持体としての中間転写ベルト12に形成されたトナー像を記録材へ転写する転写部を形成する転写ローラとなっている。また、別の言い方をすれば、上記二次転写外ローラ25は、金属軸25aと、金属軸25aの周りに形成された導電剤を含む弾性層25bと、を有し、像担持体としての中間転写ベルト12の外表面に接触して、像担持体に形成されたトナー像を記録材へ転写する転写部を形成する転写ローラともいえる。更に、二次転写外ローラ25は、金属軸25aと、金属軸25aの周りに形成された導電剤を含む弾性層25bと、を有し、ベルト部材12の外表面に接触して、ベルト部材12に形成されたトナー像を記録材へ転写する転写部を形成する第1の転写ローラともいうことができる。
[給電ローラ]
給電回転体としての給電ローラ26は、材質がSUMあるいはSUS等の金属を用いて軸部26aを有するローラ状に形成された金属ローラである。給電ローラ26は軸部26aを除く本体部が幅方向(回転軸線方向)にストレート形状に、また直径(ローラ径)が例えば10mm程度に形成される。即ち、給電ローラ26は、画像形成領域に対応する位置に設けられた大径部26bと、給電ローラ26の両端部に配置され、給電ローラ26が軸支される大径部26bよりも小径の小径部26aと、を有している。
[二次転写電源と外部電源]
図2に示すように、二次転写ユニット20は二次転写電源40と外部電源50とを有する。本実施形態では、二次転写内ローラ24に接続される二次転写電源40として例えば印加電圧が−6000(V)までの定電圧源を、給電ローラ26に接続される外部電源50として印加電圧が+6500(V)までの定電流源を用いた。また、二次転写ユニット20は、二次転写外ローラ25の軸部25aと接地電位との間に電気的に接続されて、二次転写外ローラ25(詳しくは軸部25a)から接地電位に電流を流す電流路としての導電路60を有する。導電路60は、導電性を有する導電部材である。
第一電源としての二次転写電源40は、像担持体から記録材へトナー像を転写するための転写バイアスを印加するための電源であり、転写バイアスを形成するために弾性層25bの内面と外面の間に転写電流を流すように構成されている。より詳しくは、二次転写電源40は、二次転写内ローラ24に接続されて、二次転写内ローラ24にトナーの帯電極性と同極性(本実施例では負極性)の電圧を印加可能である。言い換えると、電源部としての二次転写電源40は、二次転写内ローラ24の軸芯と二次転写外ローラ25の軸部25aとの間に、二次転写外ローラ25の側が正極性となる電位勾配を形成する。二次転写電圧が印加された場合、中間転写ベルト12上のトナー像が記録材P(図1参照)に静電吸引される向きの二次転写電界を形成する二次転写電流が二次転写ニップ部T2に流れる。二次転写電流としては、例えば50μAに維持された電流が流れる。これに応じ、中間転写ベルト12から記録材Pへトナー像が転写される。この際に、二次転写外ローラ25の二次転写ニップ部T2側では、二次転写外ローラ25の半径方向において、弾性層25b内のプラスのイオンが外周側に、マイナスのイオンが内周側(軸部25a側)に偏り分極してしまいやすい。
そこで、本実施形態では給電ローラ26を二次転写外ローラ25に当接させて対向配置し、第二電源としての外部電源50により給電ローラ26から二次転写外ローラ25に電流を供給させている(外部給電)。外部電源50により二次転写電源40と反対極性の電圧が印加されることに応じて、給電ローラ26は二次転写電源40により供給される二次転写電流と同じ大きさの定電流を供給可能である。具体的には、二次転写外ローラ25の半径方向において、外周側にプラスのイオンが偏り、内周側(軸部25a側)にマイナスのイオンが偏った状態をキャンセルする電流が、給電ローラ26から二次転写外ローラ25に流れるようにした。即ち、外部電源50は、給電ローラ26にトナー像の帯電極性とは反対極性(本実施例では、正極性)の電圧を印加する。言い換えると、外部電源50は、二次転写外ローラ25の軸部25aと給電ローラ26との間に、二次転写外ローラ25の側が負極性となる電位勾配を形成する。
そうした場合、弾性層25b内のプラスのイオンを内周側に、マイナスのイオンを外周側に移動する向きの電界が給電ローラ26と二次転写外ローラ25との間にかかる。そのため、二次転写外ローラ25の二次転写ニップ部T2側で外周側に偏ったプラスのイオンが内周側に、内周側に偏ったマイナスのイオンが外周側に移動する。このようにして、二次転写外ローラ25の弾性層25b内においてイオン導電剤中のイオンは、二次転写外ローラ25の半回転毎に二次転写外ローラ25の外周側と内周側(軸部25a側)に交互に移動するので一方に偏ることがない。従って、本実施形態ではイオン導電剤の分極が生じ難くなるので、分極に起因する電気抵抗の上昇を抑制することができる、という効果が得られる。即ち、給電ローラ26は、転写ローラとしての二次転写外ローラ25の外周面に当接し、二次転写外ローラ25に電流を供給すると共に、転写時において、弾性層25bの内面と外面の間に電流を供給する。そして、弾性層25bの内面から外面に向かう向きを正としたとき、二次転写外ローラ25の径方向に関して、給電ローラ26が供給する電流の向きと転写電流の向きは互いに逆方向となっている。
上述のように、二次転写外ローラ25に当接させた給電ローラ26に電流を供給させる外部給電の場合、分極に起因する電気抵抗の上昇を抑制することができる。しかしながら、外部給電の場合、二次転写外ローラ25に給電ローラ26を略平行に配置して当接させるが故に、外部給電でない場合に比べると二次転写ユニット20が大型化しやすい。そこで、本実施形態では二次転写ユニット20の大型化を避けるべく、給電ローラ26の幅方向長さ(長手幅)を調整している。この点について、図3乃至図5を用いて説明する。なお、ここで言う長手幅は軸部等を除いたローラ部やベルト部などの本体部の幅方向(長手方向)の長さである。
本実施形態において、給電ローラ26は、長手幅が中間転写ベルト12の最大画像形成幅以上で且つ二次転写外ローラ25よりも短い長さに形成されている。図3に示すように、二次転写内ローラ24、二次転写外ローラ25、給電ローラ26は、これらローラ24、25、26の回転軸線が同じ方向を向いて略平行に配置されている。また、これらローラ24、25、26さらに中間転写ベルト12は、それぞれの幅方向の中央位置Nで一致するように配置されている。そして、例えば二次転写内ローラ24は352mm、二次転写外ローラ25は330mm、給電ローラ26は326mmの長手幅に形成される。これに対し、中間転写ベルト12は例えば344mmの長手幅に形成される。
中間転写ベルト12は感光ドラム1の最大画像形成幅Hに対応する領域(図3の2つの直線M間の領域)を有し、当該領域では感光ドラム1から転写されたトナー像が担持され得る。最大画像形成幅Hは、二次転写内ローラ24、二次転写外ローラ25、給電ローラ26の各長手幅よりも短く、中間転写ベルト12の中央位置Nを基準に例えば305mm幅に確保される。こうして、給電ローラ26は、最大画像形成幅H(305mm)以上で二次転写外ローラ25の長手幅(330mm)よりも短い長手幅(326mm)に形成される。また、別の言い方をすると、給電ローラ26は、給電ローラ26が二次転写外ローラ25と当接する当接領域の軸方向における長さが、二次転写外ローラ25の軸方向の長さよりも短くなるように構成されているとも言える。
本実施形態において、二次転写外ローラ25は、幅方向において両端部251が最大画像形成幅Hに対応する領域の端部(図3の直線Mの位置)と中間転写ベルト12の端部121との間にあるように配置されている。言い換えると、二次転写外ローラ25は、幅方向一方側における第1端部251Xが、最大画像形成幅Hに対応する領域の幅方向一方側の端部M1と中間転写ベルト12の幅方向一方側の端部121Xとの間に位置し、幅方向における他方側における第2端部251Yが、最大画像形成幅Hに対応する領域の幅方向他方側の端部M2と中間転写ベルト12の幅方向他方側の端部121Yとの間に位置するように配置されている。これに対し、上記した長手幅の給電ローラ26は、幅方向において両端部が最大画像形成幅Hに対応する領域の端部(図3の直線Mの位置)と二次転写外ローラ25の端部251との間(図3の範囲X)にあるように配置される。即ち、幅方向一方側における給電ローラ26の第1端部261Xは、最大画像形成幅Hに対応する領域の幅方向一方側の端部M1と二次転写外ローラ25の幅方向一方側の端部25Xとの間(図3の範囲X1)に位置し、幅方向における他方側における給電ローラ26の第2端部261Yは、最大画像形成幅Hに対応する領域の幅方向他方側の端部M2と二次転写外ローラ25の幅方向他方側の端部25Yとの間(図3の範囲X2)に位置している。例えば二次転写外ローラ25の長手幅が330mmで、給電ローラ26の長手幅が326mmであれば、給電ローラ26の両端部261は二次転写外ローラ25の端部251よりも2mmずつ中央位置Nに近い側に位置する。
本実施形態の場合、給電ローラ26の長手幅が二次転写外ローラ25の長手幅よりも短いために、二次転写外ローラ25に給電ローラ26と当接しない非当接領域252(図3で斜線を施した範囲参照)が生じる。二次転写外ローラ25に非当接領域252が生じた場合に、分極に起因する電気抵抗の上昇を抑制する効果が低減するならば、給電ローラ26の長手幅を二次転写外ローラ25の長手幅よりも短くしない方がよい。即ち、給電ローラ26の長手幅は二次転写外ローラ25との当接範囲に関わり、二次転写外ローラ25に対する給電ローラ26の長手幅によっては上述した分極に起因する電気抵抗の上昇抑制に影響を及ぼしかねない。
そこで、発明者らは、二次転写外ローラ25に非当接領域252が生じた場合の電気抵抗の上昇抑制に関して検証すべく、以下に説明する実験を行った。実験について、図4(a)乃至図5(b)を用いて説明する。図4に、実験装置を示す。
図4(a)に示すように、実験装置では、直径30mmの金属ローラ91(二次転写内ローラに相当)と金属ローラ92(給電ローラに相当)とを、直径24mmのスポンジローラ93(二次転写外ローラに相当)に回転可能に当接させている。スポンジローラ93は、直径16mmの導電性の軸部の周面に4mm厚の弾性層が設けられたものであり、弾性層にはイオン導電剤が分散されて導電性が付与されている。これら金属ローラ91、92とスポンジローラ93は、各回転軸が同じ向きに揃えられて略平行に配置されている。ただし、金属ローラ91と金属ローラ92は、スポンジローラ93の回転中心Tと金属ローラ91の回転中心Sとを結ぶ直線と、スポンジローラ93の回転中心Tと金属ローラ92の回転中心Wとを結ぶ直線とがなす角が90度となるように配置される。金属ローラ91には電源により2kVの負電圧が印加され、金属ローラ92には電源により2kVの正電圧が印加される。なお、スポンジローラ93は、軸部が接地電位に接続されている。
また、図4(b)に示すように、金属ローラ91、金属ローラ92、スポンジローラ93の長手幅は、すべて330mmと同じ長さに形成した。そして、金属ローラ92には電源に近い側(図面左側)の端部に50mm幅の絶縁テープを1周にわたって貼りつけた絶縁領域921を設け、絶縁領域921ではスポンジローラ93と金属ローラ92との間に電流が流れないようにした。この状態で、各ローラ91、92、93を回転速度300mm/sで回転させながら、約50時間にわたって金属ローラ91と金属ローラ92とに電圧を印加した。こうすることにより、スポンジローラ93では絶縁領域921を除き、弾性層内でイオン導電剤中のイオンがスポンジローラ93の半回転毎に外周側と内周側に交互に移動し得る。
約50時間にわたる通電の終了後、図5(a)に示すように、金属ローラ91を取り外し、またスポンジローラ93の代わりに、導電性を有する弾性層からなる接触部253と接触部254を設けた二点接触型のスポンジローラ93Aを取り付けた。接触部253と接触部254の各長手幅は、金属ローラ92の絶縁領域921と同一幅つまり50mm幅とした。そして、金属ローラ92には、電源に接続されていない側(図面右側)の端部から中央位置Nまでにわたる幅の絶縁テープを1周にわたって貼りつけて絶縁領域922を設けた。即ち、絶縁領域922ではスポンジローラ93A(詳しくは接触部254)と金属ローラ92との間に電流が流れないようにした。この状態で、金属ローラ92に2kVの正電圧を印加して、金属ローラ92とスポンジローラ93Aとの間に流れる電流を測定した。この場合に得られた電圧−電流特性からスポンジローラ93Aの電気抵抗値を求めると、7.6×10Ωであった。
引き続いて、金属ローラ92から絶縁領域922を形成していた絶縁テープをはがす一方で、図5(b)に示すように、電源に接続された側(図面左側)の端部から中央位置Nまでにわたる幅の絶縁テープを1周にわたって貼りつけて絶縁領域923を設けた。即ち、絶縁領域923ではスポンジローラ93A(詳しくは接触部253)と金属ローラ92との間に電流が流れないようにした。この状態で、金属ローラ92に2kVの正電圧を印加して、金属ローラ92とスポンジローラ93Aとの間に流れる電流を測定した。この場合に得られた電圧−電流特性からスポンジローラ93Aの電気抵抗値を求めると、2.9×10Ωであった。
約50時間にわたる通電の開始前に、図4(b)に示したスポンジローラ93の電気抵抗値を調べたところ、4.0×10Ωであった。そうであれば、50mm幅に形成された接触部253と接触部254の電気抵抗値は、2.6×10Ω程度となるはずである。しかし、図5(a)のように、絶縁領域922でスポンジローラ93Aと金属ローラ92との間に電流が流れないようにした場合には、上記のように電気抵抗値が約2.9倍になっていた。これは、上述した図4(b)の場合に、絶縁領域921では電流が流れないことにより、接触部253に相当する50mm幅の範囲で、分極に起因する電気抵抗の上昇が抑制されていないことを表している。他方、図5(b)のように、絶縁領域923でスポンジローラ93Aと金属ローラ92との間に電流が流れないようにした場合には、上記のように電気抵抗値が約1.1倍になっていた。これは、上述した図4(b)の場合に、絶縁領域921以外の範囲では電流が流れることにより、分極に起因する電気抵抗の上昇が抑制されていることを表している。
上記の実験から、図3に示した二次転写外ローラ25の非当接領域252は、給電ローラ26と当接した当接領域255と比べると電流が流れ難くなり得ることが確かめられた。これは、非当接領域252は給電ローラ26と当接していない領域であり、非当接領域252では分極に起因する電気抵抗の上昇が生じやすいからである。
二次転写外ローラ25と給電ローラ26間の通電は、主に二次転写外ローラ25の当接領域255にて行われると考えられる。本実施形態の場合、給電ローラ26の長手幅が二次転写外ローラ25の長手幅よりも短くても、最大画像形成幅Hより大きい幅で当接領域255が確保される。従って、二次転写外ローラ25の少なくとも最大画像形成幅Hに対応する領域では、分極に起因する電気抵抗の上昇が抑制され得るので、画像形成時に十分な転写電流を二次転写ニップ部T2に流すことができ、画像不良は生じ難い。
以上のように、本実施形態の画像形成装置100は、二次転写外ローラ25に当接させた給電ローラ26に電流を供給させる外部給電を採用している。この場合に、給電ローラ26の長手幅が中間転写ベルト12の最大画像形成幅以上で且つ二次転写外ローラ25よりも短い長さに形成される。即ち、幅方向に関して、給電ローラ26の幅は、最大画像形成幅H以上で、且つ、転写ローラとしての二次転写外ローラ25の幅よりも短くなっている。これにより、二次転写ユニット20を小型化し得る。また、そうした長手幅の給電ローラ26が、幅方向において両端部が最大画像形成幅に対応する領域の端部と二次転写外ローラ25の端部との間にあるように配置される。これにより、給電ローラ26の長手幅を二次転写外ローラ25の長手幅よりも短くしても、分極に起因する電気抵抗の上昇を抑制し得る。このように、本実施形態によれば、外部給電の場合に、分極に起因する電気抵抗の上昇の抑制と装置の小型化とを両立させることが、簡易な構成で実現できる。なお、上述の転写ローラの幅及び給電ローラの幅には、各ローラの軸部分の長さは含まれず、ローラ部分についての長さである。つまり、各ローラの幅は、各ローラの両端の軸支された小径部を除く部分であり、画像形成領域に対応するように設けられている大径部の幅である。
また、本実施形態のように、給電ローラ26の長手幅を二次転写外ローラ25の長手幅よりも短くすると、給電ローラ26から接地電位に流れるリーク電流を低減し得る。リーク電流は、給電ローラ26から二次転写外ローラ25の軸部25aを通らずに端部261及び端部251の表面を伝って接地電位に流れる電流である。リーク電流は給電ローラ26に印加される電圧が高いほど流れ易くなることから、リーク電流を低減できれば給電ローラ26に印加する電圧の上限値を大きくできる。そうすれば、二次転写内ローラ24に印加する電圧値に応じて給電ローラ26に対し高い電圧を印加することができるので、分極に起因する電気抵抗の上昇抑制に関しより高い効果を得ることができる。
具体的には、二次転写外ローラ25の長手幅(330mm)に対し給電ローラ26の長手幅が326mmである場合、二次転写外ローラ25の弾性層25bが6mm厚であれば、二次転写外ローラ25の軸部25aと給電ローラ26との沿面距離が8mmとなる。一般的に電位差1kVに対し、絶縁が保てる沿面距離は1mm程度であるため、8mm程度の沿面距離が確保できれば、二次転写外ローラ25と給電ローラ26との間に流れるリーク電流を防ぐことができる。なお、ここで言う沿面距離は、給電ローラ26から供給された電流のうち、二次転写外ローラ25と給電ローラ26の導電部相互間の表面に沿って接地電位に流れる電流の最短経路である。
<第2実施形態>
第2実施形態の二次転写ユニットについて、図6を用いて説明する。第2実施形態の二次転写ユニット20Aは第1実施形態の二次転写ユニット20に比較して(図2参照)、導電路60に電気部材としてのツェナーダイオード61を介在させた点が異なり、その他の構成は同一である。同一の構成については第1実施形態と同じ符号を付し説明を省略する。
図6に示す構成の場合、ツェナーダイオード61の降伏電圧が二次転写電源40及び外部電源50の印加電圧に比べて十分に小さい値(例えば50V)であるので、給電ローラ26により印加される電流の多くがツェナーダイオード61を介し接地電位に流れる。即ち、ツェナーダイオード61は、軸部25aの電位と接地電位との電位差が所定値以上である場合に軸部25aに流れる電流を接地電位に流す。従って、降伏電圧の異なるツェナーダイオード61を用いて、給電ローラ26により供給される電流が接地電位に流れるように、二次転写外ローラ25の軸部25aの電位を調整することが可能である。これによれば、二次転写内ローラ24から二次転写外ローラ25へ流れる電流量と、給電ローラ26から二次転写外ローラ25へ流れる電流量とをほぼ同じに調整でき、分極に起因する電気抵抗の上昇を抑制することができる。この場合でも、上述したように、長手幅が二次転写外ローラ25よりも短い給電ローラ26が、幅方向において両端部が最大画像形成幅に対応する領域の端部と二次転写外ローラ25の端部との間にあるように配置される。これにより、上述した第1実施形態と同様の効果が得られる。
<第3実施形態>
第3実施形態の二次転写ユニットについて、図7を用いて説明する。第3実施形態の二次転写ユニット20Bは第1実施形態の二次転写ユニット20に比較して(図2参照)、導電路60に電気部材としてのバリスタ62を介在させた点が異なり、その他の構成は同一である。同一の構成については第1実施形態と同じ符号を付し説明を省略する。
図7に示すように、バリスタ62を用いた場合も第2実施形態に示したツェナーダイオード61と同様である。即ち、バリスタ62のバリスタ電圧が二次転写電源40及び外部電源50の印加電圧に比べて十分に小さい値(例えば50V)であれば、給電ローラ26により供給される電流の多くが接地電位に流れる。これによれば、二次転写内ローラ24から二次転写外ローラ25へ流れる電流量と、給電ローラ26から二次転写外ローラ25へ流れる電流量とをほぼ同じに調整でき、分極に起因する電気抵抗の上昇を抑制することができる。この場合でも、上述したように、長手幅が二次転写外ローラ25よりも短い給電ローラ26が、幅方向において両端部が最大画像形成幅に対応する領域の端部と二次転写外ローラ25の端部との間にあるように配置される。これにより、上述した第1実施形態と同様の効果が得られる。
<第4実施形態>
第4実施形態の二次転写ユニットについて、図8を用いて説明する。第4実施形態の二次転写ユニット20Cは第1実施形態の二次転写ユニット20に比較して(図2参照)、導電路60に第三電源としての低圧電源63を配設した点が異なり、その他の構成は同一である。同一の構成については第1実施形態と同じ符号を付し説明を省略する。
図8に示すように、導電路60に低圧電源63を配設した場合も第2実施形態に示したツェナーダイオード61を配設した場合と同様である。低圧電源63は、二次転写電源40及び外部電源50により印加される各電圧に比べて絶対値の小さい電圧を印加する。低圧電源63により印加する電圧が二次転写電源40及び外部電源50の印加電圧に比べて十分に小さい値(例えば20V)であれば、給電ローラ26により供給される電流の多くが接地電位に流れる。即ち、低圧電源63が印加する電圧を変更することで、給電ローラ26により供給される電流が接地電位に流れるように二次転写外ローラ25の軸部25aの電位を調整することが可能である。これによれば、二次転写内ローラ24から二次転写外ローラ25へ流れる電流量と、給電ローラ26から二次転写外ローラ25へ流れる電流量とをほぼ同じに調整でき、分極に起因する電気抵抗の上昇を抑制することができる。この場合でも、上述したように、長手幅が二次転写外ローラ25よりも短い給電ローラ26が、幅方向において両端部が最大画像形成幅に対応する領域の端部と二次転写外ローラ25の端部との間にあるように配置される。これにより、上述した第1実施形態と同様の効果が得られる。
<第5実施形態>
第5実施形態の二次転写ユニットについて、図9を用いて説明する。第5実施形態の二次転写ユニット20Dは第1実施形態の二次転写ユニット20に比較して(図2参照)、二次転写外ローラ25が接地電位に接続されておらず電気的にフローティングとされている点が異なる。また、二次転写内ローラ24には二次転写電源40が接続されておらず、代わりに導電路60により接地電位に接続されている点が異なる。さらに、外部電源として定電流源でなく定電圧源(二次転写電源70)が用いられる点が異なる。その他の構成は同一である。同一の構成については第1実施形態と同じ符号を付し説明を省略する。なお、本実施形態では、印加電圧が+6000(V)までの二次転写電源70を用いた。
図9に示した構成の場合、二次転写電源70による電圧の印加に伴い給電ローラ26から二次転写外ローラ25に電流が流れる。給電ローラ26から供給される電流は、二次転写外ローラ25の軸部25aへと流れ、また軸部25aから二次転写内ローラ24へと流れる。この場合、軸部25aから二次転写内ローラ24へと流れる電流により、中間転写ベルト12上のトナー像が記録材P(図1参照)に静電吸引される向きの電界が二次転写ニップ部T2に形成される。この際に、二次転写外ローラ25の二次転写ニップ部T2側では、二次転写外ローラ25の半径方向において、弾性層25b内のプラスのイオンが外周側に、マイナスのイオンが内周側(軸部25a側)に偏りやすい。しかし、給電ローラ26と二次転写外ローラ25とが当接する側では、弾性層25b内のプラスのイオンを内周側に、マイナスのイオンを外周側に移動する向きの電界が給電ローラ26と二次転写外ローラ25との間(詳しくは当接領域)にかかる。そのため、例え二次転写ニップ部T2側で分極が生じても、二次転写ニップ部T2側で外周側に偏ったプラスのイオンが内周側に、内周側に偏ったマイナスのイオンが外周側に移動する。このようにして、弾性層25b内においてイオン導電剤中のイオンは、二次転写外ローラ25の半回転毎に二次転写外ローラ25の外周側と内周側に交互に移動して一方に偏ることがないので、分極に起因する電気抵抗の上昇を抑制することができる。この場合でも、上述したように、長手幅が二次転写外ローラ25よりも短い給電ローラ26が、幅方向において両端部が最大画像形成幅に対応する領域の端部と二次転写外ローラ25の端部との間にあるように配置される。これにより、上述した第1実施形態と同様の効果が得られる。
<第6実施形態>
第6実施形態の二次転写ユニットについて、図10を用いて説明する。第6実施形態の二次転写ユニット20Eは第1実施形態の二次転写ユニット20に比較して(図3参照)、二次転写外ローラ25の幅が、給電ローラ26の幅よりも短い点が異なる。また、本実施例では、給電ローラ26の幅は、二次転写内ローラ24、中間転写ベルト12よりも短くしている。
このような構成をとることにより、給電ローラ26による給電ローラ長手方向の本体サイズの大型化を防止しつつ、二次転写外ローラ25の長手全域に渡って通電抵抗上昇を緩和することが可能となる。なお、本実施の形態では、給電ローラ26の幅は、二次転写内ローラ24及び中間転写ベルト12のいずれよりも短い構成としたが、いずれか一方よりも短かくできれば装置本体の大型化を抑制できる。
また、本実施の形態によれば、二次転写外ローラ25の幅が、給電ローラ26の幅よりも短い。このため、以下のような効果も得ることができる。即ち、二次転写外ローラ25の幅が、給電ローラ26の幅よりも長い場合は、給電ローラ26の両端部のエッジが二次転写外ローラ25の外表面に押圧される。給電ローラ26の両端部のエッジが二次転写外ローラ25の外表面に押圧されると、給電ローラ26の両端のエッジが当接された二次転写外ローラ25の箇所が局所的に摩耗されてしまう。そして、摩耗することで発生する二次転写外ローラ25の削れ部分が転写部等に混入して転写不良の原因となり得る。しかしながら、本実施例の構成によれば、二次転写外ローラ25の幅が、給電ローラ26の幅よりも短いため、給電ローラ26の両端のエッジが二次転写外ローラ25の外側に配置される。従って、上述した二次転写外ローラ25の局所的な摩耗を抑制することができる。
ここで二次転写部に係る各部材の長手幅の具体的な長さ関係について説明する。本実施例では、中間転写ベルト12が351mm、二次転写内ローラ24が331mm、二次転写外ローラ25が310mm、給電ローラ26が310.6mm、最大サイズ紙幅が320mm、最大画像形成可能幅が305mmとなっている。また、本実施例では、給電ローラ26の両端のエッジ部は、スラスト幅外側に向かうにつれて径が小径化するテーパ部を有する。これは、給電ローラ26の大径部の両端(エッジ部)で生じるバリ等を除去するために設けている。テーパ部を除くと、給電ローラ26のスラスト幅は310.2mmである。なお、二次転写部に係る各部材の長手方向中心位置および最大通紙幅、最大画像幅の中心位置がすべて揃うように配置され、これらの位置関係は、図10に示すように給電ローラ26の長手端部が二次転写外ローラ25の長手端部より外側に位置する形となっている。
<他の実施形態>
なお、給電ローラ26は、幅方向において両端部が最大通紙幅(即ち、記録材の最大サイズ幅)Oに対応する領域の端部と二次転写外ローラ25の端部との間にあるように配置されてもよい。図3に示すように、最大通紙幅Oは中間転写ベルト12の中央位置Nを基準に最大画像形成幅Hよりも長い幅、例えば320mm幅で確保される。最大通紙幅Oは、二次転写ニップ部T2において中間転写ベルト12からトナー像を二次転写可能な最大サイズの記録材Pが通過する通過領域の幅である。また、この場合、給電ローラ26は、長手幅が最大サイズの記録材の長手幅と略同じであるのが好ましい。これによれば、確実に分極に起因する電気抵抗の上昇を抑制し得る範囲でマージンを確保した上で、できる限りにおいて装置の小型化を図ることができるようになる。
なお、二次転写内ローラ24、二次転写外ローラ25、給電ローラ26と中間転写ベルト12は、中央位置Nが一致するように配置されているものを示したがこれに限られず、これらは中央位置Nで一致していなくてもよい。
なお、上述した各実施形態においては、二次転写電源40として定電圧源を、外部電源50として定電流源を用いたものを示したがこれに限られない。例えば、二次転写電源40として定電流源を、外部電源50として定電圧源を用いてもよい。あるいは、二次転写電源40と外部電源50の両方ともが、定電圧源又は定電流源であってもよい。いずれの組合せの場合であっても、上述した分極に起因する電気抵抗の上昇を抑制することは可能である。
なお、上述した各実施形態では、感光ドラムに形成したトナー像を中間転写ベルトに転写する中間転写方式について説明したが、感光ドラムに形成したトナー像を記録材に直接転写する直接転写方式にも適用可能である。また、上述した発明は、プリンタに限らず、複写機、ファクシミリあるいは複合機などの他の画像形成装置に対しても適用可能である。また、本発明の思想を逸脱しない範囲で、各実施形態を他の実施形態と適宜組合わせてもよい。
1Y〜1K…感光ドラム、5…トナー像形成ユニット(一次転写ローラ)、12…ベルト部材(中間転写ベルト)、20(20A〜20D)…トナー像形成ユニット(二次転写ユニット)、24…対向ローラ(二次転写内ローラ)、24a…金属軸(軸部)、24b…弾性層、25…転写ローラ(二次転写ローラ、二次転写外ローラ)、25a…金属軸(軸部)、25b…弾性層、26…給電ローラ、26a…小径部(軸部)、26b…大径部、40…第一電源(二次転写電源)、50…第二電源(外部電源)、60…導電路、61…電気部材(ツェナーダイオード)、62…電気部材(バリスタ)、63…第三電源(低圧電源)、70…二次転写電源、100…画像形成装置、P…記録材、T2…転写部(二次転写ニップ部)

Claims (26)

  1. 移動可能に設けられ、トナー像を担持するベルト部材と、
    前記ベルト部材にトナー像を形成するトナー像形成ユニットと、
    金属軸と、前記金属軸の周りに形成された導電剤を含む弾性層と、を有し、前記ベルト部材の外表面に接触して、前記ベルト部材に形成されたトナー像を記録材へ転写する転写部を形成する第1の転写ローラと、
    金属軸と、前記金属軸の周りに設けられた弾性層と、を備え、前記ベルト部材を挟んで前記第1の転写ローラと対向する位置に設けられ、前記転写部を形成する第2の転写ローラと、
    前記第1の転写ローラの外周面に当接され、前記第1の転写ローラの金属軸に向けて電流を供給可能な給電ローラと、
    前記第1の転写ローラの金属軸の電位を基準とした場合、前記第2の転写ローラの金属軸の電位がトナーの帯電極性とは同極性となる電位勾配を形成し、前記給電ローラの電位がトナーの帯電極性とは反対極性となる電位勾配を形成する電源部と、を備え、
    前記給電ローラは、画像形成領域に対応する位置に設けられた大径部と、前記給電ローラの両端部に配置され、前記給電ローラが軸支される前記大径部よりも小径の小径部と、を有し、
    前記ベルト部材の移動方向と交差する幅方向に関して、前記給電ローラの前記大径部の幅は、最大画像形成幅以上で、且つ、前記第1の転写ローラの前記弾性層の幅よりも小さい、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記幅方向に関して、前記給電ローラの前記大径部の幅は、最大サイズの記録材の幅よりも短い、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記給電ローラは、前記幅方向の中央が前記第1の転写ローラの前記幅方向の中央に対応するように配置される、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記幅方向に関して、前記第1の転写ローラの前記弾性層の幅は、前記最大画像形成幅よりも大きく、前記ベルト部材の幅よりも小さい、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記ベルト部材は、感光ドラムから一次転写されたトナー像を担持する中間転写ベルトであり、
    前記第1の転写ローラは、前記転写部で前記中間転写ベルトから前記記録材にトナー像を二次転写する二次転写ローラである、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記電源部は、前記第2の転写ローラにトナーの帯電極性と同極性の電圧を印加して、前記転写部に電流を流す第一電源と、前記給電ローラに前記第一電源と反対極性の電圧を印加する第二電源と、を備え、
    前記二次転写ローラの前記金属軸を電気的に接地電位に接続する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記二次転写ローラの前記金属軸と接地電位との間に設けられ、電流が流れることで所定の電圧を発生させる電気部材をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記電気部材は、ツェナーダイオード又はバリスタである、
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記金属軸と接地電位との間に位置し、前記第一電源及び前記第二電源により印加される各電圧に比べて絶対値の小さい電圧を前記金属軸に印加する第三電源を更に備えた、
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  10. 前記第二電源は、前記転写部で前記トナー像を転写する際に前記第一電源により前記転写部に流す転写電流と同じ大きさの電流を、前記給電ローラと前記転写ローラとの間に流す、
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  11. 前記第二電源は、定電流源である、
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記第2の転写ローラを電気的に接地電位に接続する導電路を備え、
    前記電源部は、前記給電ローラにトナーの帯電極性と反対極性の電圧を印加して、前記第1の転写ローラを介して前記第2の転写ローラに電流を流す、
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  13. 前記第1の転写ローラの弾性層は、前記第2の転写ローラの弾性層よりも硬度が低い、
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記第1の転写ローラの弾性層の硬度は、20〜45°(アスカーC)であり、前記第2の転写ローラの弾性層の硬度は、50〜90°(アスカーC)である、
    ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. 前記第1の転写ローラの弾性層は、イオン導電性の導電剤が含有され、前記第2の転写ローラの弾性層は、カーボンが含有されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  16. 移動可能に設けられ、トナー像を担持するベルト部材と、
    前記ベルト部材にトナー像を形成するトナー像形成ユニットと、
    金属軸と、前記金属軸の外周に形成された導電剤を含む弾性層とを有し、前記ベルト部材の外表面に接触して、前記ベルト部材に形成されたトナー像を記録材へ転写する転写部を形成する第1の転写ローラと、
    金属軸と、前記金属軸の周りに設けられた弾性層と、を備え、前記ベルト部材を挟んで前記第1の転写ローラと対向する位置に設けられ、前記転写部を形成する第2の転写ローラと、
    前記第1の転写ローラの外周に当接され、前記第1の転写ローラの金属軸に向けて電流を供給可能な給電ローラと、
    前記第1の転写ローラの金属軸の電位を基準とした場合、前記第2の転写ローラの金属軸の電位がトナーの帯電極性とは同極性となる電位勾配を形成し、前記給電ローラの電位がトナーの帯電極性とは反対極性となる電位勾配を形成する電源部と、を備え、
    前記給電ローラは、画像形成領域に対応する位置に設けられた大径部と、前記給電ローラの両端部に配置され、前記給電ローラが軸支される前記大径部よりも小径の小径部と、を有し、
    前記ベルト部材の移動方向と交差する幅方向に関して、前記給電ローラの大径部の幅は、最大画像形成幅以上で且つ記録材の最大サイズ幅よりも短い、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  17. 前記幅方向に関して、前記給電ローラの前記大径部の両端は、最大サイズの記録材が通過する領域の両端部よりも内側に位置する、
    ことを特徴とする請求項16記載の画像形成装置。
  18. 前記第1の転写ローラの弾性層の両端部は、前記給電ローラの大径部に接触する、
    ことを特徴とする請求項16又は17に記載の画像形成装置。
  19. 前記第1の転写ローラの弾性層は、前記第2の転写ローラの弾性層よりも硬度が低い、
    ことを特徴とする請求項16乃至18のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  20. 前記第1の転写ローラの弾性層の硬度は、20〜45°(アスカーC)であり、前記第2の転写ローラの弾性層の硬度は、50〜90°(アスカーC)である、
    ことを特徴とする請求項16乃至19のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  21. 前記第1の転写ローラの弾性層は、イオン導電性の導電剤が含有され、前記第2の転写ローラの弾性層は、カーボンが含有されている、
    ことを特徴とする請求項16乃至20のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  22. 移動可能に設けられ、トナー像を担持するベルト部材と、
    前記ベルト部材にトナー像を形成するトナー像形成ユニットと、
    金属軸と、前記金属軸の周りに形成された導電剤を含む弾性層と、を有し、前記ベルト部材の外表面に接触して、前記ベルト部材に形成されたトナー像を記録材へ転写する転写部を形成する第1の転写ローラと、
    金属軸と、前記金属軸の周りに設けられた弾性層と、を備え、前記ベルト部材を挟んで前記第1の転写ローラと対向する位置に設けられ、前記転写部を形成する第2の転写ローラと、
    前記第1の転写ローラの外周面において、前記転写部とは異なる位置に当接され、前記第1の転写ローラの金属軸に向けて電流を供給可能な給電ローラと、
    前記第1の転写ローラの金属軸の電位を基準とした場合、前記第2の転写ローラの金属軸の電位がトナーの帯電極性とは同極性となる電位勾配を形成し、前記給電ローラの電位がトナーの帯電極性とは反対極性となる電位勾配を形成する電源部と、を備え、
    前記ベルト部材の移動方向と交差する幅方向に関して、前記給電ローラの幅は、最大画像形成幅以上であり、かつ、前記第1の転写ローラの弾性層が設けられている幅、もしくは、前記第2の転写ローラの弾性層が設けられている幅、もしくは前記ベルト部材のいずれか一つよりも短い、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  23. 前記第1の転写ローラの両端部は、前記給電ローラに接触するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項16記載の画像形成装置。
  24. 前記第1の転写ローラの弾性層は、前記第2の転写ローラの弾性層よりも硬度が低い、
    ことを特徴とする請求項22又は23に記載の画像形成装置。
  25. 前記第1の転写ローラの弾性層の硬度は、20〜45°(アスカーC)であり、前記第2の転写ローラの弾性層の硬度は、50〜90°(アスカーC)である、
    ことを特徴とする請求項22乃至24のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  26. 前記第1の転写ローラの弾性層は、イオン導電性の導電剤が含有され、前記第2の転写ローラの弾性層は、カーボンが含有されている、
    ことを特徴とする請求項22乃至25のいずれか1項に記載の画像形成装置。

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