JP2017129826A - 帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】帯電部材やこれを装着した軸受セット時の作業性向上及び帯電部材のコストダウンを図る。
【解決手段】外周部、単一形状に形成された軸部及び軸端面を有する帯電ローラ1と、帯電ローラの軸部、軸端面を支持し、スラスト止め部を有する電圧非印加側軸受2と、帯電ローラ1の軸部、軸端面を支持し、スラスト止め部及び突当部を有する電圧印加側軸受3と、電圧非印加側軸受2及び電圧印加側軸受3を加圧する加圧スプリング5と、電圧印加側軸受に装着された軸端面に接触可能に設けられた電極板6と、突当壁部を有し、電圧非印加側軸受2及び電圧印加側軸受を着脱可能に支持する軸受位置決め部材4と、を備える帯電装置であって、突当部を突当壁部に接触させ、上下方向Zに移動させることにより、溝部と凸条部とが係合するとともに、溝部と凸条部とが係合することで、電圧非印加側軸受2及び電圧印加側軸受3の軸受位置決め部材4へのセットが完了する。
【選択図】図9

Description

本発明は、帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、被帯電体である像担持体(例えば感光体等)の被帯電面となる外周表面を帯電させるために、帯電装置を構成する帯電部材として設けられている帯電ローラに所定の帯電バイアスをかける必要がある。
そのため、帯電ローラの軸端部に、直接、金属製の板バネ等からなる電極部材(例えば電極板など)を圧接させ印加する方法が既に知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、後述の実施形態中で説明するように、今までの帯電ローラの軸端部に直接電極板を圧接させる方法では、帯電ローラの軸端部形状を半球状(SR形状)等に形成して、当てやすくする必要があり、コスト高になっていた。また、帯電ローラの軸端部をフラット面にし、電極板側にポッチを設ける方法では、帯電ローラを装着した軸受の組付け・セット時に、電極板が永久変形しやすくなるという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、帯電装置における帯電部材やこれを装着した軸受セット時の作業性向上及び帯電装置(特には帯電部材)のコストダウンを図ることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、像担持体の被帯電面に接触又は近接して該被帯電面を帯電させる外周部、該外周部から長さ方向の一端側及び他端側に突出し単一形状に形成された軸部及び軸端部を有する帯電部材と、前記一端側の前記軸部を回転可能に支持する回転支持部、前記長さ方向及び該長さ方向と直交する幅方向の位置決めがなされる被位置決め部及び前記一端側の前記軸端部のスラスト方向の位置を規制するスラスト位置規制部を有する電圧非印加側軸受と、前記他端側の前記軸部を回転可能に支持する回転支持部、前記他端側の前記軸端部のスラスト方向の位置を規制するスラスト位置規制部、前記長さ方向及び前記幅方向の位置決めがなされる被位置決め部、及び前記スラスト位置規制部から前記長さ方向の外側に突出し、前記長さ方向の位置決めを補助する軸受位置規制部を有する電圧印加側軸受と、前記電圧非印加側軸受及び前記電圧印加側軸受を介して、前記外周部を前記被帯電面に押し付ける向きに加圧する一対の加圧部材と、前記電圧印加側軸受に装着された前記一端側の前記軸端部に接触可能に設けられた電極部材と、前記電圧非印加側軸受の前記被位置決め部と係合し、前記電圧非印加側軸受の前記長さ方向及び前記幅方向の位置決めを行う電圧非印加側軸受位置決め部、前記電圧印加側軸受の前記被位置決め部と係合し、前記電圧印加側軸受の前記長さ方向及び前記幅方向の位置決めを行う電圧印加側軸受位置決め部、並びに前記軸受位置規制部と接触し、該軸受位置規制部を前記長さ方向及び前記幅方向と直交する上下方向に案内する案内部を有し、前記電圧非印加側軸受及び前記電圧印加側軸受をそれぞれ着脱可能に装着する軸受位置決め部材と、を備える帯電装置であって、前記電圧非印加側軸受及び前記電圧印加側軸受を前記軸受位置決め部材に装着するときに、前記電圧印加側軸受の前記軸受位置規制部を前記案内部に接触させ、前記上下方向に移動させることにより、前記電圧非印加側軸受の前記被位置決め部と前記電圧非印加側軸受位置決め部とが係合するとともに、前記電圧印加側軸受の前記被位置決め部と前記電圧印加側軸受位置決め部とが係合することで、前記電圧非印加側軸受及び前記電圧印加側軸受の前記軸受位置決め部材へのセットが完了する帯電装置である。
本発明によれば、帯電装置における帯電部材やこれを装着した軸受セット時の作業性向上及び帯電装置(特には帯電部材)のコストダウンを図ることができる。
本発明の一実施形態に係る帯電装置を有するプロセスカートリッジを備えた画像形成装置の概略的な断面図である。 図1のプロセスカートリッジの拡大断面図である。 (a)は比較例に係る帯電装置の主要部を示す要部の斜視図、(b)は(a)の正面図である。 (a)は一実施形態に係る帯電装置の主要部を示す斜視図、(b)は(a)の帯電装置の他端側の主要部を示す拡大斜視図、(c)は(a)の帯電装置の一端側の主要部を示す拡大斜視図である。 一実施形態の帯電ローラの斜視図である。 一実施形態の電圧印加側軸受の斜視図である。 一実施形態の軸受位置決め部材の要部の斜視図である。 一実施形態の電極板の斜視図である。 (a)は一実施形態に係る帯電装置の特徴部分を説明する要部の平面図、(b)は(a)の同他端側の特徴部分を説明する要部の正面図である。 一実施形態の電圧印加側軸受を軸受位置決め部材に取り付けた状態を説明する斜視図である。 一実施形態の他端側の帯電ローラを装着した電圧印加側軸受を軸受位置決め部材に取り付ける途中の、電極板との位置状態について説明する断面図である。 図11に続き、電圧印加側軸受の軸受位置決め部材への取り付け終了時に、帯電ローラの軸端面が電極板の電極接点部に接触した状態を説明する断面図である。 一実施形態の他端側の帯電ローラを装着した電圧印加側軸受を軸受位置決め部材に取り付ける途中の状態について説明する要部の断面図である。
以下、図を参照して実施例を含む本発明の実施形態を詳細に説明する。後述する比較例を含め各実施形態等に亘り、同一の機能及び形状等を有する構成要素(部材や構成部品)等については、混同の虞がない限り一度説明した後では同一符号を付すことによりその説明を省略する。図及び説明の簡明化を図るため、図に表されるべき構成要素であっても、その図において特別に説明する必要がない構成要素は、適宜断わりなく省略することがある。尚、本明細書及び特許請求の範囲で用いる用語の「配設」とは、配置して設けること又は位置を決めて設けることを意味する。また、「係合」とは、係わり合うことを、「係止」とは、係わり合って止まることを意味する。
図1、図2を用いて、本発明の一実施形態に係る帯電装置を有するプロセスカートリッジを備えた画像形成装置の全体構成及び動作を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る帯電装置を有するプロセスカートリッジを備えた画像形成装置の概略的な断面図である。図2は、図1のプロセスカートリッジの拡大断面図である。
各図において、Yは帯電部材である帯電ローラの長さ方向(帯電ローラの軸方向、感光体の被帯電面の長さ方向でもある)を、Xは長さ方向Yと直交する幅方向を、Zは長さ方向Y及び幅方向Xと直交する上下方向(高さ方向でもある)を、それぞれ示している。
図1に示す画像形成装置100は、像担持体としてのドラム状の感光体31及び帯電手段としての帯電装置30等を有するプロセスカートリッジ50を、画像形成装置本体101に対して着脱可能に構成した電子写真方式で画像形成を行うレーザプリンタである。
画像形成装置100は、画像形成装置本体101に対して開閉自在な開閉部材である開閉ドア51を有する。開閉ドア51は、画像形成装置本体101の正面側(図1の左側)の下部に設けられたヒンジ支軸52を中心に矢印方向に揺動自在に支持されている。開閉ドア51は、同図に二点鎖線で示す開放位置OPと、同図に実線で示す閉鎖位置CPとを選択的に占めるように構成されている。開閉ドア51が開放位置OPを占めたとき、プロセスカートリッジ50の矢印方向(離脱P、装着S)の着脱動作が可能となる。具体的には、プロセスカートリッジ50に一体的に設けられたトナータンク36に取り付けられた取っ手38を把持して、プロセスカートリッジ50を矢印方向(離脱P、装着S)に着脱操作することになる。
画像形成装置本体101内の所定位置に装着されたプロセスカートリッジ50の上方には、露光装置としてのレーザスキャナユニットからなる書込部53が配設されている。書込部53の下方には、プロセスカートリッジ50の感光体31、現像装置等を含んで構成される作像部54が配設されている。
作像部54の下方には、給紙部とも呼ばれるシート給送部55が配設されている。シート給送部55には、シート状記録媒体であるシートSを収納したシートカセット56が配設されている。シートSには、用紙やOHPフィルムシート等が含まれる。
シートカセット56の下流側には、シートSの搬送方向に沿って、シートSを1枚ずつ送り出す給紙ローラ57及び分離パッド58、レジストローラ対59、転写部60を構成する転写ローラ61、搬送ガイド部材62、定着部63等が配設されている。
更に、定着部63の下流には、シート排出部64を構成する排紙ローラ対65、排紙トレイ66が配置されている。
プロセスカートリッジ50は、図1、図2に示すように、カートリッジ本体49内に、感光体31と、帯電装置30と、現像手段としての現像装置32と、クリーニング手段としてのクリーニング装置34等とを一体的に収納している。
感光体31は、図2に示すように、駆動モータの駆動力が伝達されて矢印R1方向に回転自在に構成されている。帯電装置30には、感光体31の被帯電面・感光面となる外周表面に接触してこれを一様に帯電させる帯電部材としての一対の帯電ローラ1,1と、後述する軸受や軸受位置決め部材等とが配設されている。
プロセスカートリッジ50は、上記4つのプロセス装置の他に、カートリッジ本体49内に、一成分現像剤であるトナーを収納するトナータンク36と、トナータンク36内のトナーを現像装置32の現像ローラ33に供給する補給ローラ39とが配設されている。トナータンク36内には、収納されているトナーを攪拌する攪拌部材37が回転可能に設けられている。尚、トナータンク36自体は、部品構成上から2部品の割り型となっている。
カートリッジ本体49の上面には、露光窓部49aが配設されており、カートリッジ本体49の下面には、感光体31の開口露出部49bを開閉可能にする開閉カバー49cが配設されている。開閉カバー49cは、プロセスカートリッジ50が画像形成装置本体101から離脱されているときや、開閉ドア51が開放されたときは閉鎖位置に移動して、感光体31の外周表面(感光面)を遮蔽保護するようになっている。
次に、画像形成装置100の動作を説明する。プリントスタート信号に基づいて、感光体31は矢印R1方向に所定のプロセススピード・周速度で回転駆動される。感光体31の外周表面にはバイアス電圧が印加された一対の帯電ローラ1,1が接触していて、この帯電ローラ1,1によって、感光体31の外周表面は一様に帯電される。一対の帯電ローラ1,1のうちの感光体31の回転方向の上流側に位置する帯電ローラ1(図において右側)は感光体31の外周表面を帯電させる機能の他に、感光体31の外周表面に残留したトナー等をクリーニングする機能も併せ持っている。一対の帯電ローラ1,1のうちの感光体31の回転方向の下流側に位置する帯電ローラ1(図において左側)は専ら感光体31の外周表面を帯電させる機能を有する。
書込部53からは、所望する画像データの時系列的デジタル画素信号に対応して変調されたレーザ光Lが出力され、これがカートリッジ本体49の上面の露光窓部49aからカートリッジ本体49内に入射して感光体31の帯電面を露光走査する。これにより、感光体31の外周表面には所望する画像データに対応した静電潜像が形成されていく。この静電潜像は、現像装置32のドクタブレード32aによって層厚規制されて現像ローラ33上に担持された現像剤(トナー)によって現像されてトナー像となる。
一方、シートカセット56から給紙ローラ57及び分離パッド58との協働作用によってシートSが1枚ずつ送り出され、白抜き太矢印で示すようにレジストローラ対59に向けて給送される。この際、送り出された1枚のシートSは、レジストローラ対59よりレーザの出射するタイミングと合わせて、感光体31と転写ローラ61との間の転写位置へ所定のタイミングで供給される。これにより、感光体31側のトナー像がシートSに順次転写されていく。
トナー像が転写されたシートSは、白抜き太矢印で示すように感光体31から分離されて搬送ガイド部材62によって案内されつつ定着部63に搬送される。そして、トナー像が転写されたシートSは、定着ローラ63aと加圧ローラ63bとのニップ部を通ることでトナー像が定着処理され、排紙ローラ対65によって排紙トレイ66に排出される。転写後の感光体31は、クリーニング装置34のクリーニングブレード34aにより外周面上の残留トナーが除去されて、再び、帯電から始まる作像に供されることとなる。
(比較例に係る帯電装置)
図3を用いて、従来の帯電装置の一例である比較例に係る帯電装置30Xについて説明する。図3(a)は比較例に係る帯電装置の主要部(帯電ローラ、電圧印加側軸受、電極板の構成及びそれらの配置状態)を示す要部の斜視図、図3(b)は図3(a)の正面図である。
尚、図3に示す帯電装置30Xは、図1、図2のプロセスカートリッジ50に配置する場合と比べ、構成部材を見やすくするために、故意に上下反対に倒立させた状態で図示している(後述する図4等に示す一実施形態に係る帯電装置30でも同じ)。
比較例に係る帯電装置30Xは、上記帯電装置30と比較して、帯電部材としての一対の帯電ローラ1,1に代えて、一対の帯電ローラ1X,1Xを用いる点、帯電ローラ1X,1Xを支持する電圧印加側軸受3X及び電極板6X等を用いる点が相違する。
一対の帯電ローラ1X,1Xは、同様の構成であるため、その一方を代表して説明する。帯電ローラ1Xは、感光体の外周表面に接触してこれを帯電させる外周部1Xcと、外周部1Xcから長さ方向Yの一端側及び他端側に突出した軸部1Xa,1Xbとを有している。括弧を付して示す一端側となる軸部1Xbは、他端側となる軸部1Xaと反対側の図示を省略した部位を示す。軸部1Xa,1Xbは、後述する図4等に示す帯電ローラ1の軸部1a,1bの材質と同様に、導電性の金属で形成されている。外周部1Xcは、後述する図4等に示す帯電ローラ1の外周部1cと同様の導電性の弾性層としてのエピクロロヒドリンゴム(ECO)に、カーボンを分散させたもので構成されている。
電極板6X側に位置する軸部1Xaは、外周部1Xcから突出し、2段の段付き形状に形成された段付き軸部1Xa1,1Xa2を有する。更に軸部1Xaの軸端部1Xa3は、電極板6Xに突き当てるときに電極板6Xに食込ませやすいように、段付き軸部1Xa2から先細りに突き出すように円錐SR形状(円錐半球形状)に形成されている。軸部1Xbは、軸部1Xaと比較して、その軸端部が円錐SR形状(円錐半球形状)に形成されておらず、切断形状そのままのフラット面形状に形成されている点のみ相違する。
電極板6Xは、後述する図4、図8等に示す帯電装置30における電極板6の材質と同様に、金属製の板バネで所定の板厚で形成されている。電極板6Xの一端部6Xaは帯電バイアス用電源に接続されており、電極板6Xの他端部6Xbは、図3(b)に示すように帯電ローラ1Xの軸部1Xaを電圧印加側軸受3Xに支持装着した状態で、帯電ローラ1Xの軸端部1Xa3に圧接するようになっている。
即ち、図3(b)に二点鎖線で示すように、帯電ローラ1Xの軸部1Xaを電圧印加側軸受3Xに支持装着する前では、電極板6Xの他端部6Xb(軸端部1Xa3との接点となる)が帯電ローラ1Xの軸端部1Xa3とオーバーラップする位置状態にある。そして、帯電ローラ1Xの軸部1Xaを電圧印加側軸受3Xに装着した後では、図3(b)に実線で示すように、電極板6Xの他端部6Xbが帯電ローラ1Xの軸端部1Xa3に食い込むように圧接することとなる。
電圧印加側軸受3Xは、帯電ローラ1Xの段付き軸部1Xa2を回転可能に支持する回転支持部3Xaと、帯電ローラ1Xの段付き軸部1Xa1の側面1Xa1sに当接することで長さ方向Y(スラスト方向)の位置止めとなるスラスト止め部3Xbとを有する。電圧印加側軸受3Xは、後述する図4、図6等の帯電装置30に用いられる電圧印加側軸受3の材質と同様の導電性の樹脂で一体的に形成されている。
電圧印加側軸受3Xは、帯電ローラ1Xの他端側の軸部1Xaを装着した状態で帯電ローラ1Xの外周部1Xcを感光体の外周表面に押し付ける向きに加圧する加圧部材としての加圧スプリング5によって、押圧(圧して押さえ付けることを意味する)されている。
ここで、「電圧印加側軸受3Xは、帯電ローラ1Xの他端側の軸部1Xaを装着した状態で」とは、段付き軸部1Xa2を回転支持部3Xaによって回転可能に支持し、且つ段付き軸部1Xa1の側面1Xa1sにスラスト止め部3Xbを突き当てた状態を意味する。
電圧印加側軸受3Xの図において右側には、括弧を付して示した一端側の軸部1Xbを支持装着する電圧非印加側軸受が配置されている。この電圧非印加側軸受には、電圧印加側軸受3Xとほぼ同様に、一端側の軸部1Xbの段付き軸部を回転可能に支持する回転支持部と、一端側の軸部1Xbのスラスト方向の位置止めとなるスラスト止め部を有する。そして、この電圧非印加側軸受も、加圧スプリング5によって、帯電ローラ1Xの一端側の軸部1Xbを装着した状態で帯電ローラ1Xの外周部1Xcを感光体の外周表面に押し付ける向きに加圧されている。
加圧スプリング5は、電圧印加側軸受3Xのスプリング係止部3Xcと、電極板6Xに形成されたスプリング係止部6Xcとの間に装着されている。電圧印加側軸受3X及び上記電圧非印加側軸受は、これらを上下方向に移動可能に支持する軸受支持部材によって支持されている。また、電圧印加側軸受3X及び上記電圧非印加側軸受は、各加圧スプリング5によって、帯電ローラ1Xの外周部1Xcを感光体の外周表面に所定の加圧力で押し付けられたときに、上記軸受支持部材が所定の位置に固定保持定されるようになっている。
背景技術で説明したように、像担持体(例えば感光体など)の被帯電面である外周表面を帯電させるために、図3の比較例で例示したように、画像形成装置の帯電手段として設けられている帯電部材である帯電ローラ1Xに所定の帯電バイアスをかける必要がある。そのため、帯電ローラ1Xの軸端部1Xa3に、直接、金属製の板バネ等からなる電極部材である電極板6Xを圧接させ、帯電バイアスを印加する方法が採られている(上記した特許文献1でも同様)。
しかしながら、図3に示した帯電ローラ1Xの軸端部1Xa3に直接電極板6Xを圧接させる構成では、軸端部1Xa3のようにSR形状等に形成して、帯電ローラの軸端部に電極板を当てやすくする必要があり、部品としてコスト高になっていた。加えて、帯電ローラの軸部のスラスト止めのために、帯電ローラ1Xの軸部1Xaの段付き軸部1Xa1,1Xa2のように2段の段付き形状にした場合では、更にコスト高になってしまう。
また、帯電ローラの軸端部をフラット面にし、電極板側にポッチ(所定の面積を持った電極接点)を設ける構成も考えられるが、そうした場合では、帯電ローラや、これを装着した軸受の組付け・セット時に、電極板が変形しやすくなるという問題があった。
そこで、以下に、比較例に係る帯電装置を含む従来技術の上記問題を解決するために、帯電部材やこれを装着した軸受セット時の作業性向上及び帯電装置を構成する帯電部材のコストダウンを図ることが可能な一実施形態に係る帯電装置について詳述する。
(一実施形態に係る帯電装置)
図4〜図13を用いて、一実施形態に係る帯電装置30について説明する。図4(a)は一実施形態に係る帯電装置の主要部(帯電ローラ、電圧非印加側軸受、電圧印加側軸受、軸受位置決め部材、電極板の構成及びそれらの配置状態)を示す斜視図である。図4(b)は図4(a)の帯電装置の他端側の主要部を示す拡大斜視図、図4(c)は図4(a)の帯電装置の一端側の主要部を示す拡大斜視図である。図5は一実施形態に係る帯電装置の帯電ローラの斜視図、図6は一実施形態に係る帯電装置の電圧印加側軸受の斜視図、図7は一実施形態に係る帯電装置の軸受位置決め部材の要部の斜視図、図8は一実施形態に係る帯電装置の電極板の斜視図である。図9(a)は一実施形態に係る帯電装置の特徴部分を説明する要部の平面図、図9(b)は図9(a)の同他端側の特徴部分(帯電ローラの軸部、電圧印加側軸受、軸受位置決め部材)を説明する要部の正面図である。
図10は、一実施形態に係る帯電装置の電圧印加側軸受を軸受位置決め部材に取り付けた状態を説明する斜視図であり、この図10では、図を見やすくするために電圧印加側軸受への他端側の帯電ローラの装着を故意に省略している。図11は一実施形態の他端側の帯電ローラを装着した電圧印加側軸受を軸受位置決め部材に取り付ける途中の、電極板との位置状態について説明する断面図、図12は図11に続き、電圧印加側軸受の軸受位置決め部材への取り付け終了時に、帯電ローラの軸端面が電極板の電極接点部に接触した状態を説明する断面図である。図11及び図12では、図を見やすくするために軸受位置決め部材を故意に省略している。図13は一実施形態の他端側の帯電ローラを装着した電圧印加側軸受を軸受位置決め部材に取り付ける途中の状態について説明する要部の断面図である。
一実施形態に係る帯電装置30は、図3の比較例に係る帯電装置30Xと比較して、一対の帯電ローラ1X,1Xに代えて、図4〜図9に示すように、帯電部材としての一対の帯電ローラ1,1を用いる点が相違する。また、帯電装置30は、帯電装置30Xと比較して、電圧非印加側軸受2を明示した点、電圧印加側軸受3Xに代えて、電圧印加側軸受3を用いる点、軸受位置決め部材4を新設した点、電極板6Xに代えて、電極板6を用いる点が相違する。
一対の帯電ローラ1,1は、同様の構成であるため、その一方を代表して説明する。図4、図5に示すように、帯電ローラ1は、感光体の外周表面に接触してこれを帯電させる外周部1cと、外周部1cから両端の長さ方向Yに突出した軸部1a,1bとを有している。軸部1a,1bは、芯金とも呼ばれ、導電性の金属であるステンレススチール(SUS)で形成されている。外周部1cは、軸部1a,1b上に導電性の弾性層としてエピクロロヒドリンゴム(エピクロロヒドリンとエチレンオキシドとの共重合体:ECO)に、カーボンを分散させたもので構成されている。
尚、外周部1cの表面を保護したり、感光体の外周表面に接触する際に感光体の外周表面の感光面を変質させたりしないように、公知の材質で保護膜を形成してもよい。
帯電ローラ1の他端側の軸部1a及び帯電ローラ1の一端側の軸部1bは、外周部1cの外径よりも1段だけ小さい外径形状の単一形状に形成されていて、軸端部としての軸端面1d,1eに到るまでストレート形状である。また、軸端部としての軸端面1d,1eは、軸部1a,1bの径方向にほぼ平坦な切断したままの面(フラット面)形状に形成されている。このように、帯電ローラ1の軸部1a,1b及びその軸端面1d,1eは、図3に示した比較例の帯電ローラ1Xのスラスト止めや円錐SR形状のような特別な形状を得るための加工を施していない。上記のとおり、帯電装置30の帯電ローラ1は、部品としてコストダウンが図られている。
電圧非印加側軸受2は、図4、図9に示すように、回転支持部2a、スラスト止め部2b及び溝部2cを有し、これらが強度及び摺動・耐久性能に優れるポリアセタール樹脂(POM)で一体的に形成されている。
回転支持部2aは、帯電ローラ1の一端側の軸部1bを回転可能に支持する機能を、スラスト止め部2bは、帯電ローラ1の一端側の軸端面1eのスラスト方向の位置を規制するスラスト位置規制部としてのスラスト止めの機能を、それぞれ有する。また、溝部2cは、凹んだ矩形形状をなし、長さ方向Y及び幅方向Xの自身の位置決めがなされる被位置決め部として機能する。
上記のとおり、電圧非印加側軸受2は、帯電ローラ1の一端側の軸部1b、軸端面1eを2次元方向に位置規制する一種の位置決め部材としての機能を有している。
電圧印加側軸受3は、図4、図6、図9に示すように、回転支持部3a、スラスト止め部3b、溝部3c及び突当部3dを有し、これらが導電性の樹脂としての、カーボンを分散させたポリアセタール樹脂(POM)で一体的に形成されている。
回転支持部3aは、帯電ローラ1の他端側の軸部1aを回転可能に支持する機能を、スラスト止め部3bは、帯電ローラ1の他端側の軸端面1dのスラスト方向の位置を規制するスラスト位置規制部としてのスラスト止めの機能を、それぞれ有する。溝部3cは、図9(b)にハッチング模様を施して示すように、凹んだ矩形形状をなし、長さ方向Y及び幅方向Xの自身の位置決めがなされる被位置決め部として機能する。
また、突当部3dは、スラスト止め部3bから長さ方向Yの外側に突出し、長さ方向Yの自身の位置決めを補助する軸受位置規制部として機能する。突当部3dの長さ方向Yの端は、平面状の突当面3dsが形成されている。
上記のとおり、電圧印加側軸受3は、帯電ローラ1の他端側の軸部1a、軸端面1dを2次元方向に位置規制する一種の位置決め部材としての機能を有している。
加圧スプリング5は、図4、図9に示すように、電圧非印加側軸受2及び電圧印加側軸受3を介して、帯電ローラ1の外周部1cを感光体31の外周表面に押し付ける向き(図2に示す上下方向Zの下向き)に加圧する一対の加圧部材として機能する。
一方の加圧スプリング5は、図4(c)に示すように、電圧非印加側軸受2の図において下端部と、図において右側の軸受位置決め部材4に形成されたスプリング係止部4eとの間に装着されている。
他方の加圧スプリング5は、図4、図7に示すように、電圧印加側軸受3の図において下端面と、図において左側の軸受位置決め部材4に形成されたスプリング係止部4dに取り付けられた、図8に示す電極板6のスプリング係止部6cとの間に装着されている。
電極板6は、電圧印加側軸受3に装着された帯電ローラ1の一端側の軸端面1dに接触可能に設けられており、電極部材として機能する。電極板6は、金属製の板バネであるステンレススチール(SUS)で形成されており、板厚が0.1〜0.3mm、好ましくは0.2mm程度のものが用いられる。図8に示すように、電極板6の図において下部の給電接続部6aは、帯電バイアス用電源に接続されており、電極板6の図において上部は、帯電ローラ1の軸端面1dに圧接するようにポッチ形状の電極接点部6bとして形成されている。また、電極板6には、加圧スプリング5の一端部を係止するスプリング係止部6cが形成されている。
電極板6は、図11〜図13を参照して後述するように、帯電ローラ1の軸端面1dとの接触部6dは、電圧印加側軸受3に装着された帯電ローラ1の軸端面1dに対して、平面視でオーバラップする位置関係で設けられている。そして、帯電ローラ1の他端側の軸部1a、軸端面1dが装着された電圧印加側軸受3の軸受位置決め部材4へのセット時に、電極板6の接触部6dが、帯電ローラ1の軸端面1dの外側に弾性変形して接触する電極接点部6bを含む形状に形成されている。換言すれば、帯電ローラ1の軸端面1dと接触し圧接する電極板6の接触部6dが、軸端面1dと最初に接触し始める先端部形状が軸端面1dの外側に位置するように折れ曲がった所謂、拾い屈曲形状に形成されていて、永久変形しないように構成されている。
上記のとおり、帯電バイアス用電源から給電される帯電バイアスは、電極板6の給電接続部6aから電極接点部6bに接触している帯電ローラ1の一端側の軸端面1d、更に帯電ローラ1の外周部1cに印加されることとなる。また、帯電バイアス用電源から給電される帯電バイアスは、電極板6の給電接続部6a及びスプリング係止部6cを経由して導電性の電圧印加側軸受3から帯電ローラ1の一端側の軸部1a、軸端面1dに印加されることとなる。このように、帯電バイアス用電源からの給電経路が2通り存在することにより、従来と同様に、感光体31を支障なく帯電することができることで、帯電性能およびその信頼性が向上するものとなっている。
軸受位置決め部材4は、図4、図7、図9、図10、図13に示すように、凸条部4a、凸条部4b、突当壁部4cを有し、これらがポリスチレン樹脂(PS)又は、ポリカーボネート(PC)等で一体的に形成されている。凸条部4aは、図4、図10、図13に示すように、電圧印加側軸受3を取り付けるセット側に形成され、軸受位置決め部材4の左側上方において立ち上がった部位の2箇所に形成されている。凸条部4aは、図4(c)、図9(b)、図10、図13に示すように、電圧印加側軸受3の溝部3cと係合・嵌合し、電圧印加側軸受3の長さ方向Y及び幅方向Xの位置決めを行う電圧印加側軸受位置決め部として機能する。電圧印加側軸受3の溝部3cと嵌合する軸受位置決め部材4凸条部4aは、図10等に一点鎖線で囲んで示すように、電圧印加側軸受3を長さ方向Y及び幅方向Xに位置決めするセット部7を表わしている。尚、凸条部4aは、図9(b)ではメッシュ模様を施して示す。
凸条部4bは、図4(c)に示すように、電圧非印加側軸受2を取り付けるセット側に形成され、軸受位置決め部材4の右側上方において立ち上がった部位の2箇所に形成されている。凸条部4bは、電圧非印加側軸受2の溝部2cと係合・嵌合し、電圧非印加側軸受2の長さ方向Y及び幅方向Xの位置決めを行う電圧非印加側軸受位置決め部として機能する。
突当壁部4cは、図9(b)、図10、図13に示すように、電圧印加側軸受3を取り付けるセット側に形成されている。突当壁部4cは、電圧印加側軸受3の突当部3dと接触し、突当部3dを介して電圧印加側軸受3を長さ方向Y及び幅方向Xと直交する上下方向Zに案内する案内部として機能する。具体的には、図9(b)に白抜き太矢印Yaで示すように、電圧印加側軸受3の突当部3dに形成された平面状の突当面3dsが、突当壁部4cに形成された平面状の突当壁面4csに突き当たり、上下方向Zに案内されることで移動可能となる。
上記したとおり、軸受位置決め部材4は、電圧非印加側軸受2及び電圧印加側軸受3をそれぞれ着脱可能に装着し、且つ、一対の加圧スプリング5,5とともに、電圧非印加側軸受2及び電圧印加側軸受3を3次元方向に位置決めする機能を有している。
次に、図9〜図13を参照して、電圧非印加側軸受2及び電圧印加側軸受3の軸受位置決め部材4への装着・セット時の動作について説明する。
帯電ローラ1の一端側の軸部1b及び軸端面1eが装着された電圧非印加側軸受2及び帯電ローラ1の他端側の軸部1a及び軸端面1dが装着された電圧印加側軸受3を軸受位置決め部材4に装着・セットするときの動作は、次のとおりである。即ち、電圧印加側軸受3の突当部3dを突当壁部4cに突当て接触させながら、上下方向Zに移動させることにより、電圧非印加側軸受2の溝部2cと電圧非印加側軸受位置決め部としての凸条部4bとが係合・嵌合する。これと同時に、電圧印加側軸受3の溝部3cと電圧印加側軸受位置決め部としての凸条部4aとが係合・嵌合する。これにより、電圧非印加側軸受2及び電圧印加側軸受3は、軸受位置決め部材4によって長さ方向Y及び幅方向Xに位置決めされた状態で、且つ、一対の加圧スプリング5,5の加圧力が付与されることで、上下方向Zに移動可能となる。上記動作のとおり、軸受位置決め部材4及び一対の加圧スプリング5,5によって、電圧非印加側軸受2及び電圧印加側軸受3が3次元方向に位置決めされて、電圧非印加側軸受2及び電圧印加側軸受3の軸受位置決め部材4へのセットが完了することとなる。
本実施形態では、図11に示すように、電圧印加側軸受3に装着された帯電ローラ1の他端側の軸端面1dの位置が、電圧印加側軸受3の図の左外側に飛び出さないようになっている。そのため、電極板6の帯電ローラ1の軸端面1dとの接触部6dの位置が、電圧印加側軸受3の図の左端面部より内側に入ってしまう。そのまま、帯電ローラ1の他端側の軸部1a及び軸端面1dが装着された電圧印加側軸受3を軸受位置決め部材4にセットすると、電極板6を押しつぶしてしまい永久変形させてしまう虞が高い。そこで、図11に示すように、電極板6の接触部6dに拾い屈曲形状を設け、上記セットの際、軸端面1dと最初に接触し始める電極板6の先端部形状が軸端面1dの外側に位置するようにしている。上記セットの最終時には、図12に示すように、帯電ローラ1の軸端面1dと電極板6の電極接点部6bとの接触部形状9が、電極板6が帯電ローラ1の軸端面1dの外側に弾性変形して電極接点部6bで接触するようにしている。
また、図13に示すように、溝部3cと凸条部4aとが嵌合し、電圧印加側軸受3が2次元方向に位置決めされた状態で上下方向Zに移動するとき、突当面3dsと突当壁面4csとの間には、所定の微小な隙間CLが形成されるように設定している。これにより、セット性の向上のため、セット部7の溝部3cと凸条部4aとが嵌合するまでの期間ガイドができるようになる。突当面3dsと突当壁面4csとの隙間CLは、溝部3cの幅寸法と凸条部4aの幅寸法との設計公差を含め、設計公差の積み上げで可能な限り最小の条件にしておくことが肝要である。
以上説明したとおり、本実施形態によれば、上記構成により、帯電ローラ1のコストダウンを図りながら、帯電ローラ1の軸受スラスト機構を可能にし、且つ帯電装置30の接触構成を可能にし、尚且つセット性を向上することができる。換言すれば、帯電装置30における帯電ローラ1やこれを装着した軸受セット時の作業性向上及び帯電装置30(特には帯電ローラ1)のコストダウンを図ることができる。
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、上記実施形態等に記載した技術事項を適宜組み合わせたものであってもよい。
本発明は、感光体31の外周表面に接触して一様に帯電させる帯電部材としての一対の帯電ローラ1,1に限らず、帯電部材が単一で配置されるものや、帯電部材が像担持体の表面に近接して配置されたものにも適用可能なことは無論である。
また、本発明に係る帯電装置やプロセスカートリッジは、特許文献1のようなタンデム型中間転写方式のカラー画像形成装置、あるいはタンデム型直接転写方式のカラー画像形成装置や、それらのプロセスカートリッジにも適用ないし準用可能である。
また、電圧非印加側軸受2の溝部2cや電圧印加側軸受3の溝部3cは、これに限らず、溝部2cと嵌合する凸条部4bや溝部3cと嵌合する凸条部4aの、それぞれの嵌合のしやすさを考慮して、嵌合し始める部位にかけて漸次幅広くなる形状にしてもよい。これとは逆に、凸条部4bや凸条部4aの、溝部2cや溝部3cとの嵌合し始める部位にかけて漸次幅狭形状にしてもよいし、又はこれらの組み合わせ形状であってもよい。
本発明の実施の形態に適宜記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 帯電ローラ(帯電部材の一例)
1a 帯電ローラの他端側の軸部(帯電部材の他端側の軸部の一例)
1b 帯電ローラの一端側の軸部(帯電部材の一端側の軸部の一例)
1c 帯電ローラの外周部(帯電部材の外周部の一例)
1d 帯電ローラの他端側の軸端面(帯電部材の他端側の軸端部の一例)
1e 帯電ローラの一端側の軸端面(帯電部材の一端側の軸端部の一例)
2 電圧非印加側軸受
2a 回転支持部
2b スラスト位置規制部、スラスト止め部
2c 溝部(電圧非印加側軸受の被位置決め部の一例)
3 電圧印加側軸受
3a 回転支持部
3b スラスト位置規制部、スラスト止め部
3c 溝部(電圧印加側軸受の被位置決め部の一例)
3d 突当部(電圧印加側軸受の軸受位置規制部の一例)
4 軸受位置決め部材
4a 凸条部(電圧印加側軸受位置決め部の一例)
4b 凸条部(電圧非印加側軸受位置決め部の一例)
4c 突当壁部(案内部の一例)
5 加圧スプリング(加圧部材の一例)
6 電極板(電極部材の一例)
6a 給電接続部
6b 電極接点部
6c スプリング係止部
6d 接触部
7 セット部
8 軸端面位置
9 接触部形状
30 帯電装置(帯電手段)
31 感光体(像担持体の一例、被帯電体)
32 現像装置(現像手段)
34 クリーニング装置(クリーニング手段)
49 カートリッジ本体
50 プロセスカートリッジ
53 書込部(露光手段、露光装置)
55 シート給送部
56 シートカセット
57 給紙ローラ
59 レジストローラ
60 転写部
61 転写ローラ
63 定着部
64 シート排出部
66 排紙トレイ
100 画像形成装置
101 画像形成装置本体(装置本体の一例)
X 幅方向
Y 長さ方向
Z 上下方向
特開2013−109191号公報

Claims (7)

  1. 像担持体の被帯電面に接触又は近接して該被帯電面を帯電させる外周部、該外周部から長さ方向の一端側及び他端側に突出し単一形状に形成された軸部及び軸端部を有する帯電部材と、
    前記一端側の前記軸部を回転可能に支持する回転支持部、前記長さ方向及び該長さ方向と直交する幅方向の位置決めがなされる被位置決め部及び前記一端側の前記軸端部のスラスト方向の位置を規制するスラスト位置規制部を有する電圧非印加側軸受と、
    前記他端側の前記軸部を回転可能に支持する回転支持部、前記他端側の前記軸端部のスラスト方向の位置を規制するスラスト位置規制部、前記長さ方向及び前記幅方向の位置決めがなされる被位置決め部、及び前記スラスト位置規制部から前記長さ方向の外側に突出し、前記長さ方向の位置決めを補助する軸受位置規制部を有する電圧印加側軸受と、
    前記電圧非印加側軸受及び前記電圧印加側軸受を介して、前記外周部を前記像担持体の前記被帯電面に押し付ける向きに加圧する一対の加圧部材と、
    前記電圧印加側軸受に装着された前記一端側の前記軸端部に接触可能に設けられた電極部材と、
    前記電圧非印加側軸受の前記被位置決め部と係合し、前記電圧非印加側軸受の前記長さ方向及び前記幅方向の位置決めを行う電圧非印加側軸受位置決め部、前記電圧印加側軸受の前記被位置決め部と係合し、前記電圧印加側軸受の前記長さ方向及び前記幅方向の位置決めを行う電圧印加側軸受位置決め部、並びに前記軸受位置規制部と接触し、該軸受位置規制部を前記長さ方向及び前記幅方向と直交する上下方向に案内する案内部を有し、前記電圧非印加側軸受及び前記電圧印加側軸受をそれぞれ着脱可能に装着する軸受位置決め部材と、
    を備える帯電装置であって、
    前記電圧非印加側軸受及び前記電圧印加側軸受を前記軸受位置決め部材に装着するときに、前記電圧印加側軸受の前記軸受位置規制部を前記案内部に接触させ、前記上下方向に移動させることにより、前記電圧非印加側軸受の前記被位置決め部と前記電圧非印加側軸受位置決め部とが係合するとともに、前記電圧印加側軸受の前記被位置決め部と前記電圧印加側軸受位置決め部とが係合することで、前記電圧非印加側軸受及び前記電圧印加側軸受の前記軸受位置決め部材へのセットが完了する帯電装置。
  2. 請求項1記載の帯電装置において、
    前記電圧非印加側軸受及び前記電圧印加側軸受の前記各スラスト位置規制部は、前記一端側及び前記他端側の前記各軸端部を、それぞれスラスト止めするスラスト止め部であることを特徴とする帯電装置。
  3. 請求項1又は2記載の帯電装置において、
    前記電極部材における前記一端側の前記軸端部との接触部は、前記電圧印加側軸受に装着された前記一端側の前記軸端部に対して、平面視でオーバラップする位置関係で設けられており、
    前記一端側の前記軸端部が装着された前記電圧印加側軸受の前記軸受位置決め部材へのセット時に、前記電極部材の前記接触部が、前記軸端部の外側に弾性変形して接触する形状に形成されていることを特徴とする帯電装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1つに記載の帯電装置において、
    前記軸部及び前記軸端部に形成された前記単一形状には、該軸部の外径が前記外周部の外径よりも1段だけ小さい形状、前記軸端部が前記軸部の径方向にほぼ平坦な形状が含まれることを特徴とする帯電装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1つに記載の帯電装置において、
    前記電圧非印加側軸受及び前記電圧印加側軸受が前記長さ方向及び前記幅方向に位置決めされた状態で前記上下方向に移動するとき、前記軸受位置規制部と前記案内部との間には、微小な隙間が形成されることを特徴とする帯電装置。
  6. 像担持体と、現像手段、帯電手段及びクリーニング手段から選ばれる少なくとも前記帯電手段とを一体的に備え、画像形成装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
    前記帯電手段として、請求項1〜5の何れか1つに記載の帯電装置を用いたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  7. 請求項6記載のプロセスカートリッジ又は請求項1〜5の何れか1つに記載の帯電装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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