JP2017129316A - 廃棄物焼却プラントの制御装置および制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
まず、図1を参照しつつ廃棄物焼却プラントの一例としてのガス化溶融プラント1によるごみ(廃棄物)の焼却処理について簡単に説明する。
上記した各種計器10〜22からの計測信号は、図2に示す制御装置本体100に取り込まれる。図2に示すように、ガス化溶融プラント1の制御装置は、制御装置本体100と表示装置200とで構成される。制御装置本体100は、各種計器10〜22とオンラインで信号のやり取りを行い、表示装置200は、制御装置本体100とオンラインで信号のやり取りを行う。
制御装置本体100は、データ入力I/F101、データ前処理部102、運転状態判定部104、操作条件決定部107、データ出力I/F108、および各種DB(103,105,106)を備える。
表示装置200は、キーボード・マウス201、入出力情報変換部202、およびCRT203を備える。
図4に示すフローチャート等を参照しつつ、制御装置の詳細な動作について説明する。
図5に示すフローチャートは、図4中に示すS6の詳細フローである。
要因の組合せについては、ガス化溶融プラント1のプロセス理論に基づいて、成立可能な条件が定義される。
図10に示すフローチャートは、図4中に示すS7の詳細フローである。
・・・」は、運転状態判定部104によって同定(判定)されたプラントの運転状態のことである。また、図11に示す上記テーブルの中の「グループ1、・・・」は、操作対象の項目を、操作の優先度順にグループ分けしたラベルである。例えば、グループ1に分類された「操作1a、操作1b、・・・」は、全操作項目の中で最優先に実施すべき操作項目となる。なお、操作対象の項目、および各グループの分類内容は、ガス化溶融プラント1の物理現象や運転ノウハウなどの先験情報を基に、プラントに与えるストレスを最小限に抑えることを念頭において設定されるのが望ましい。なお、テーブルの中の「状態−操作項目」の欄には、その運転状態において定義された操作を実施するかどうかを識別する情報(0:非操作、1:操作)が記載され、この情報も先験情報を基に設定されるのが望ましい。
図12は、表示装置200を構成するCRT203の一表示画面を示す図である。この表示例は、排ガス中に含まれる有害物質濃度(CO、HCl、NOx、SOx、ばいじん、ダイオキシンなど)を制御目標とした場合である。本画面では、表示300〜303のそれぞれに、制御目標である各排ガス測定値(CO、HCl、NOx、SOx)がリアルタイムで表示される。また、リスト304には、制御装置本体100が出力した制御信号の詳細情報(実行日時、操作項目、状態、操作前入力条件、操作後入力条件)が時系列順に表示される。表示をはみ出る分は、スクロールバー305を上下に操作することで表示可能である。この構成により、プラントの運転員は、プラントの操作入力条件(操作データ)と、その制御量(測定値)をリアルタイムで把握することができるようになり、制御装置本体100による実行結果を、操作項目や状態等の情報による具体的な因果関係を基に、その妥当性を理解、判断することができる。
制御装置本体100および表示装置200内の処理は、専用のハードウェアにより実現されてもよいし、その機能を実現するためのプログラムを記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを制御装置本体100および表示装置200に読み込ませ、実行するものであってもよい。
制御装置本体100を構成する各種DB(103,105,106)を、制御装置本体100の外に配置してもよい。
100:制御装置本体
102:データ前処理部
104:運転状態判定部
104a:特徴量抽出部
104b:閾値判定部
104c:状態同定部
107:操作条件決定部
200:表示装置
Claims (7)
- 廃棄物焼却プラントを構成する複数の機器に取り付けられた計器から送られてくる計測信号をもとにして前記機器を制御する廃棄物焼却プラントの制御装置であって、
一定期間過去まで遡るトレンドデータとなるように複数の前記計測信号を整形するとともに、当該トレンドデータを周期的に更新するように構成されたデータ前処理部と、
前記トレンドデータを用いて廃棄物焼却プラントの運転状態を同定するように構成された運転状態判定部と、
前記運転状態判定部で得られた運転状態データを用いて前記機器を制御するための操作データを決定するように構成された操作条件決定部と、
を備え、
前記運転状態判定部は、
前記トレンドデータを参照して、その特徴量データを抽出する特徴量抽出部と、
木構造判定ルーチンを用いて、予め定義された判定基準を前記特徴量データが満足するか否かを判定する閾値判定部と、
前記閾値判定部での判定結果と、予め定義された状態-要因参照テーブルとを照合することによって、廃棄物焼却プラントの運転状態を同定する状態同定部と、
を有することを特徴とする、廃棄物焼却プラントの制御装置。 - 請求項1に記載の廃棄物焼却プラントの制御装置において、
前記操作条件決定部は、前記操作データを決定するに際して、予め定義されてグループ分けされた操作項目を段階的に適用するように構成されていることを特徴とする、廃棄物焼却プラントの制御装置。 - 請求項1または2に記載の廃棄物焼却プラントの制御装置において、
前記特徴量抽出部に関し、前記特徴量データを抽出するための評価期間がパラメータとして任意に設定可能とされていることを特徴とする、廃棄物焼却プラントの制御装置。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の廃棄物焼却プラントの制御装置において、
前記閾値判定部に関し、前記判定基準がパラメータとして任意に設定可能とされていることを特徴とする、廃棄物焼却プラントの制御装置。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の廃棄物焼却プラントの制御装置において、
前記計測信号および前記操作データを表示する表示装置をさらに備えることを特徴とする、廃棄物焼却プラントの制御装置。 - 廃棄物焼却プラントを構成する複数の機器に取り付けられた計器から送られてくる計測信号をもとにして前記機器を制御する廃棄物焼却プラントの制御方法であって、
一定期間過去まで遡るトレンドデータとなるように複数の前記計測信号を整形するとともに、当該トレンドデータを周期的に更新するデータ前処理工程と、
前記トレンドデータを用いて廃棄物焼却プラントの運転状態を同定する運転状態判定工程と、
前記運転状態判定工程で得られた運転状態データを用いて前記機器を制御するための操作データを決定する操作条件決定工程と、
を備え、
前記運転状態判定工程は、
前記トレンドデータを参照して、その特徴量データを抽出する特徴量抽出工程と、
木構造判定ルーチンを用いて、予め定義された判定基準を前記特徴量データが満足するか否かを判定する閾値判定工程と、
前記閾値判定工程での判定結果と、予め定義された状態-要因参照テーブルとを照合することによって、廃棄物焼却プラントの運転状態を同定する状態同定工程と、
を有することを特徴とする、廃棄物焼却プラントの制御方法。 - 請求項6に記載の廃棄物焼却プラントの制御方法において、
前記操作条件決定工程において、前記操作データを決定するに際して、予め定義されてグループ分けされた操作項目を段階的に適用することを特徴とする、廃棄物焼却プラントの制御方法。
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