JPH05307484A - 診断装置及び診断装置における処理方法 - Google Patents

診断装置及び診断装置における処理方法

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JPH05307484A
JPH05307484A JP4283984A JP28398492A JPH05307484A JP H05307484 A JPH05307484 A JP H05307484A JP 4283984 A JP4283984 A JP 4283984A JP 28398492 A JP28398492 A JP 28398492A JP H05307484 A JPH05307484 A JP H05307484A
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JP
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rule
diagnostic
cause
abnormality
symptom
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Application number
JP4283984A
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English (en)
Inventor
Ikuo Ikeda
郁夫 池田
Kazuo Inufusa
和夫 犬房
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力された知識情報を学習し、診断ルールを
自動生成する診断装置において、経験事例を容易に知識
として入力でき、又、診断作業を中断せずルールの更新
ができるようにする。 【構成】 経験データ19を入力できる経験入力部18
を設けた。又診断に用いるルールを収納するファイル1
7と更新中のルールを収納するファイル22を別々に設
け、更新の終了したルールを診断用ルールのファイル1
7へ転送する転送装置23を設けた。 【効果】 経験を事前整理なしに容易に入力できる。又
ルールの更新に際して診断が中断しない。よって経験
を、素早くルールに反映できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、工業、発電等のプラ
ント設備機器の異常を診断する診断システム及び診断シ
ステムにおける処理方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に運転中の設備等に故障が発生する
と何らかの徴候が現れるので、設備の異常診断を行っ
て、原因を特定するためには、徴候データと故障原因と
の関係を診断推論ルール(以下、単にルールという)と
して予め整理し、このルールに基づいて、実際に得られ
た徴候データから故障原因をさかのぼって特定すればよ
い。
【0003】ルールには、学術的に証明されるなどによ
り一般化された常識的なものだけでなく、設備を運転し
始めた後に、初めて明らかとなるような、対象設備に固
有のものもある。又同じ設備であっても、運転年数を経
るにつれ設備自体の特性が変化したり、あるいは異常徴
候についての未経験の知識が得られた結果、ルールを変
えることが必要になる場合もある。このような理由でル
ールには更新作業が必須である。理想的には、新しい知
識や経験を得るたび毎に、それらをルールに反映するた
めルールが直ちに更新されることが望ましい。
【0004】しかしながら、従来、ルールの更新を行う
には、一般的には、装置診断アルゴリズムと診断ルール
を表すコンピュータプログラム言語の両方を熟知した、
専門技術者を必要とし、加えて長い時間と労力を必要と
するため、実施することは容易ではなかった。そこで従
来から、診断装置自身が学習によってルールを自動的に
更新できるようにしようとする工夫が、種々行われてい
る。
【0005】又、学習は、出来るだけ容易に行われる方
が、有利であるので、そのように工夫した従来例を2
例、以下に説明する。第1の例として、一般的にルール
がIF(もし〜ならば)〜THEN(その時は)〜で表
される論理構文と、その中に設定される正常異常を比較
判定するための基準値及び基準値からの偏差値等の数値
との両方で構成されることが多い点に着目し、ルールの
内の数値についてのみ、実際に設備を運転し始めた後の
運転中に得られる運転データを用いて、自動的に更新し
ようとする考えがあった。
【0006】その一例として、図11に特開平1−27
0623号公報に記載されたものと類似の診断装置のブ
ロック図を示す。図11において、1は異常診断を行う
対象設備、2は対象設備1に設けられたセンサー、3は
診断装置を示す。4はセンサー2からの信号を受ける信
号処理部、5は信号処理部4からのデータその他を受け
て学習によりルールを生成する学習ブロック、6は学習
ブロック5の一部で、信号処理部4からのデータを記憶
するデータ記憶部、7は運転者(図示しない)が対象設
備1の運転状態を入力する運転状態入力部、8は運転状
態入力部7と信号処理部4からの情報をもとに現在の運
転状態を判定する運転状態判定部、9は運転状態判定部
8からの情報をもとにデータ記憶部6のデータを演算し
て基準値を算出する基準値演算部、10は基準値演算部
9の出力を転送する基準値更新部、11は診断に用いる
基準値を記憶しておく基準値記憶ファイル、12はファ
イル11の基準値と信号処理部4の信号とを比較するな
どして異常の有無を検知する異常検知部、13は予め入
力されている診断ルールと基準値ファイル11から入力
される基準値を組合わせて異常検知部12から出力され
た異常の有無信号に基づき原因の特定を行って診断結果
を出力する診断部、14は診断結果を表示する表示部で
ある。
【0007】次に動作について説明する。対象設備1及
び診断装置3を運転するにつれ、信号処理部4に対象設
備1の運転データが入力され、データ記憶部6に運転デ
ータが記憶される。一方、運転者(図示しない)は現
在、対象設備1が運転されている状態が正常な状態にあ
るか否かを、診断装置3とは関係なく、音その他のデー
タから総合的に判断することが、一般的には可能なの
で、正常運転が行われていた期間を学習ブロック5の運
転状態入力部7へ入力して教えることが出来る。又同じ
正常運転期間でも運転が例えば起動時、定常時、負荷急
変時、いかなるステージにあるのかを教示することも出
来る。
【0008】学習ブロック5はデータ記憶部6に記憶し
ているデータと運転状態判定部8に入力されている正常
運転期間あるいは運転ステージの種別などをもとに、基
準値演算部9により、例えば平均値を演算して基準値と
し、又正常期間中の最悪値と平均値との差を正常偏差値
等として、基準値更新部10へ送る。基準値更新部10
は送られた数値を新しい基準値として基準値ファイル1
1へ送ることにより、基準値の更新が行われる。診断装
置3は更新された基準値ファイル11と信号処理部4に
入力されている対象設備1の運転データとを、異常検知
部12で比較するなどして異常の検知を行い、異常検知
部12の異常検知出力と基準値ファイル11と予め入力
されている診断ルールの内の論理部分(図示しない)に
基づき診断部13で原因の特定などの診断作業を行い、
結果を表示部14に表示する。設備の運転中、継続して
このような作業をくり返すことにより診断装置3はルー
ルの内の数値を学習し更新し続けることが出来る。
【0009】又、第2の例として、ルールのIF〜TH
EN〜形式の構文で示される論理そのものを学習により
自動的に生成しようとするものがある。図12にその一
例を示す。図12において、1〜5、12〜14は図1
1の第1の例と同一又は相当部分を示す。15は学習ブ
ロック5が学習すべき知識が入力される知識入力部であ
り、入力される知識の形式は図13に示す(説明後
記)。16は入力された知識(図13)をもとに、ルー
ルを自動生成するルールインダクションである。17は
ルールインダクション16により生成され、診断に用い
ているルールが収納されている診断ルールファイルであ
る。
【0010】図13は、図12の診断装置3の知識入力
部15へ入力された知識の例として、回転機器の軸受故
障について、この種技術に精通した専門家が、対象物の
構造その他を総合判断して、異常の原因と、その原因に
よって表れる現象(徴候)との関係を予想したものであ
る。専門家は図13の右端に示した原因に対して対象設
備1に表れる徴候についての疑問の余地のない確かな知
識A〜Iを有している。
【0011】次に、図12の診断装置3の動作について
説明する。図13の知識が図12の診断装置3の知識入
力部15へ、予め得た知識として入力される。学習ブロ
ック5では入力された知識(図13)をもとに、ルール
インダクション16がルールを生成する。
【0012】ルール生成の過程について以下に説明す
る。図14は図13の知識を図式的に示す説明図であ
る。図15は図13の知識に基づいて生成される故障の
木を示す説明図である。図13の知識A〜Iを図式的に
表すと、図14のように、3つの徴候データに対応した
三次元空間のセル集合で位置付けることができる。ここ
で、各軸は、軸受温度の高低、振動の大小及び音色を示
し、各セル内の×は軸受異常、○は軸受正常を示してい
る。ルールを生成する過程として図15のような故障の
木Tを生成するために、まず図14のセル集合を、例え
ば振動の大小で分類し、同じ結果、即ち○のみか又は×
のみかに分類できるか否かを吟味する。この場合、振動
小であれば○(軸受正常)のみであり、振動大であれば
×(軸受異常)のみであり、それぞれ、図15の故障の
木の5a及び5bに対応した故障の木に展開することが
できる。
【0013】振動が「やや大」の場合は、○及び×が混
在しているので、続いて音色(ブーン又はガタガタ)の
分類を行う。もし、「ブーン」という音が発生している
ときには○「正常」のみに分類することができ、「ガタ
ガタ」という音が発生しているときには×「異常」のみ
に分類することができ、それぞれ、5c及び5d、5c
及び5eに対応した故障の木に展開することができる。
こうして、図15の故障の木Tを生成することができ
る。
【0014】図15の故障の木Tに基づけば、ルールを
容易に記述することができる。例えば、 IF「振動大」 →THEN「軸受異常」 IF「振動やや大」かつ「ガタガタ音」 →THEN「軸受異常」 というルールが生成される。
【0015】専門家が新しい知識を得るたびに、図13
に示すように知識を整理して入力すれば、ルールは学習
によって、自動的に更新されるので、専門家はルールを
検討する必要がない。但し、図13の知識は矛盾のない
ものでなければならないから、過去に得た経験事例は、
まずよく検討して不合理なものは排除しておくなどの整
理作業が必要である。
【0016】図16は東芝レビュー1991−Vol.
46 No.6に掲載された従来の技術で構成したター
ビン発電機の診断装置のブロック図であり、図におい
て、51はプラント及びその構成機器、52はこのプラ
ント構成機器51の状態を示すデータを監視したりデー
タ異常を検知したりするデータ処理部、53はデータ処
理部52から出力されたデータから機器状態を診断した
り異常診断を実行したりする異常診断部、54は異常診
断部53の結果及びデータ処理部52の出力を人に見え
るように表示するマンマシンインターフェース部であ
る。
【0017】次に動作について説明する。プラント構成
機器51の状態を把握するために選択されたデータ、プ
ラントパラメータをオンライン又はオフラインで収集す
る。ついでそれらのデータをデータ処理部52で処理
し、例えばトレンド傾向、波形ピーク値、周波数解析な
どを実行し、収集データから機器状態を把握できる特徴
量に変換する。変換された特徴量により、事前に準備し
ておいた診断ルールにより構成した異常診断部53によ
り機器診断を実行し、その結果をマンマシンインターフ
ェース部54に表示する。必要に応じマンマシンインタ
ーフェース部54にはデータ処理部52で扱うデータを
表示する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】図11〜図15で説明
した従来の診断装置は、以上のように構成されているの
で、学習によって自動更新される範囲が、ルール中の数
値のみである場合には、数値のみの更新では対応できな
い新しい事例が生じたときに、ルールの論理自体は人手
により更新しなければならず、実用上は充分満足できる
とは言えないという問題点がある。
【0019】又、ルールの論理全てが学習によって更新
できる例においては、学習のもととなるべき知識情報
は、人手により入力されなければならず、又、運転経験
によって得た情報そのままではなく、専門家により予め
検討され、矛盾の無い知識として整理されていなければ
ならない。このような事前の整理作業は、長年の運転経
験や、学術上の研究等に裏付けされて初めて可能となる
もので容易に行えるとはがぎらないものである。まし
て、対象とする設備規模が大きくなると互いに関連する
要素が多くなり徴候項目は膨大な量となって容易には行
い難い。したがって、人が診断を行う場合のように、日
々新たに経験した知識を、明日の診断作業に有効に活用
することは、これら従来の学習機能を有する診断装置に
おいては、とうてい望み得ないという問題点がある。
【0020】又、ルールの更新作業中は、ルールを診断
に使用できないため診断作業を一時的に中断しなければ
ならないという問題点があった。
【0021】又、図16で説明した従来の診断装置は以
上のように構成されているので、事前に決定されている
診断ルールに基づき診断を行うが、装置運用に従い得ら
れた診断に対する経験及び要反映知識を診断ルールのア
ップデート時(学習時)に制約条件として加え学習され
た診断ルールとして作り出す際には制約条件毎にモジュ
ール化されている診断ルールのソフトウェアを1つ1つ
改修を行わねばならないという問題点があった。
【0022】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、運転中に新たな経験が得られ
るたび毎に、特別な整理作業等を行うことなく、経験を
知識情報として容易に入力が可能で、新たに経験して得
た知識をルールに即座に反映することができ、又、ルー
ルの更新の際に診断作業を中断する必要のない診断装置
を得ることを目的とする。
【0023】また、この発明は上記のような問題点を解
決するためになされたもので、診断ルールへ特別に制約
条件を反映してルールを生成し、診断を実行することが
できる診断装置における処理方法を得ることを目的とす
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る診
断装置は、診断ルールを自動生成するルールインダクシ
ョン16を含む学習ブロック5を有し、ルールの自動更
新が可能な診断装置であって、新しく得られた経験事例
を診断対象設備機器の異常の徴候項目と、その程度、発
生頻度、及び原因として入力できる入力手段(経験入力
部18)を備えたものである。
【0025】又、請求項2の発明に係る診断装置は、診
断に用いているルールと、更新中のルールを収納するフ
ァイルを、それぞれ別に設け、更に更新中のルールを収
納するファイルから診断に用いているルールのファイル
へルールを転送する転送手段(ルール転送部23)を備
えたものである。
【0026】請求項3の発明に係る診断装置における処
理方法は、複数のルールより成るルール生起用データの
各ルール毎に診断ルール生起時の制約条件を付加可能と
し、このルール生起制約条件を加味して診断ルールを生
起するようにしたものである。
【0027】請求項4の発明に係る診断装置における処
理方法は、診断ルールに診断制約条件を抽出して表示す
るときに診断制約条件の範囲で異常原因を抽出,表示す
るようにしたものである。
【0028】請求項5の発明に係る診断装置における処
理方法は、ルール生起用データの各ルール毎に診断ルー
ル生起時の制約条件を付加可能とし、このルール生起制
約条件を加味して診断ルールを生起するようにするとと
もに、診断ルールに診断制約条件を設定可能とし、機器
の徴候内容に対応する異常原因を抽出して表示するとき
に診断制約条件の範囲で異常原因を抽出,表示するよう
にしたものである。
【0029】
【作用】請求項1の発明による診断装置においては、新
たに経験した徴候等の事例を、経験したまま、異常の徴
候項目と、その程度、発生頻度、及び原因として入力で
きる。入力された経験事例は、知識情報として内部で整
理され、学習の対象となり、ルールの生成、及びルール
の更新に利用される。
【0030】請求項2の発明による診断装置において
は、追加入力された新しい経験によって更新される診断
ルールは、更新が終了するまで、診断を行う診断ルール
を収納するファイルとは別のファイルに収納され、新し
いルールの生成が完了した後に、診断を行うためのファ
イルへ転送されるため、更新作業の実行中にも、異常診
断作業を中断する必要がない。
【0031】請求項3の発明による診断装置における処
理方法においては、ルール生起用データの各ルール毎に
診断ルール生起時の制約条件を加味して診断ルールが生
起される。
【0032】請求項4の発明による診断装置における処
理方法においては、診断ルールに診断制約条件を抽出し
て表示するときに診断制約条件の範囲で異常原因が抽
出,表示される。
【0033】請求項5の発明による診断装置における処
理方法においては、ルール生起用データの各ルールに基
づき、診断ルールを生起する時に、各ルールの制約条件
を加味して診断ルールが生起され、また、診断ルールに
診断制約条件を抽出して表示するときに診断制約条件の
範囲で異常原因が抽出,表示される。
【0034】
【実施例】
実施例1.(請求項1,2対応) 図1はこの発明の実施例1に係る診断装置のブロック図
である。図1において、図11,図12に示す構成要素
に対応するものには同一の符号を付し、その説明を省略
する。図1において、18はキーボード等の入力手段を
有する経験入力部であり、人が入力を行う。19は経験
入力部18に入力される経験データで、その例を図2に
示す(説明は後記)。20は経験入力部18から入力さ
れた経験データ19を整理する経験事例整理部である。
21は経験事例整理部20から出力される整理された経
験知識で一例を図3に示す(説明後記)。22は学習ブ
ロック5の中のルールインダクション16により生成さ
れつつある、更新中のルールを収納するファイル(以下
更新ルールファイルという)、23は更新ルールファイ
ル22から診断ルールファイル17へルールを転送する
ルール転送部である。
【0035】図2の経験データにおいて縦軸に経験した
徴候の項目及びその程度を、横軸にはその徴候に対応し
た原因を示し、縦軸、横軸の項目の組合わせに対応する
経験事例の発生頻度を表中に数字で示している。経験デ
ータ19は経験入力部18に表示されており、入力操作
によって書き替え、修正が可能である。
【0036】図3の経験知識は図2の経験データを整理
した例である。図3の縦軸に知識A〜Lとして、図2の
経験データの3つの徴候項目についての全ての徴候程度
の組合わせ事例をとり、各原因別の発生頻度から、それ
ぞれの組合わせ事例の発生確率を算出している。
【0037】次に本発明の実施例1の動作を説明する。
1つの徴候を経験した場合、その徴候項目が、従来、経
験済みか否かに関係なく、経験入力部18へ入力を行っ
て経験データ19(図2)を修正する。同種の徴候項目
がすでに記入されていた場合には、対応する発生頻度数
に1を加算する。又例えば1つの原因に対し徴候が複数
の徴候項目に対応したような場合には、対応する全ての
項目に発生頻度数各1を加算する。経験データ19(図
2)中に同種の徴候項目を見つけることができなかった
場合は、経験入力部18へ入力して、新しい項目を経験
データ19(図2)中に追加する。
【0038】入力された経験データ19(図2)は、経
験事例整理部20で、原因別に仕分けられ、経験知識2
1(図3)に書き替えられる。このような診断作業論理
に関係する表の書き替え技術については、従来より種々
の方式が公開されており例えば特開昭62−25183
6号公報に示すようなものがある。
【0039】経験知識21(図3)は、過去に経験した
異常徴候の発生事例をまとめた、徴候知識に相当し、こ
こで示されている発生確率は、経験データ19(図2)
における発生頻度を確率で表したものである。例えば図
2の経験データの徴候項目“軸受温度”の徴候程度
“高”の場合の発生頻度合計値は潤滑油不足の1件とフ
ィルタ目詰の2件とパイプ破断の1件と軸受異常の1件
を加算して 1+2+1+1=5件である。 又、徴候項目“振動”の徴候程度“大”の場合の発生頻
度は 0+0+0+4=4件である。 又、徴候項目“音”の徴候程度“ブーン”の場合の発生
頻度は 1+0+0+1=2件である。 したがって徴候項目と徴候程度の組合わせ事例として軸
受温度高、振動大、音ブーンの場合の全事例数は 全事例数=5+4+2=11件となる。 又、その場合の原因が潤滑油不足であった例は、1+0
+1=2件であるから、上記の徴候が現れた場合にその
原因が潤滑油不足である確率は (潤滑油不足事例数)÷(全事例数)=2/11とな
る。 以上の計算を全ての組合わせについて実行した結果、図
3の経験知識が得られる。
【0040】経験知識21(図3)は学習ブロック5へ
入力され、学習ブロック5では、従来と同様に入力され
た経験知識21をもとに故障の木及びルールを生成す
る。例えば図3の知識Aから生成されるルールは IF「軸受温度高」かつ「振動大」かつ「ブーン音」→ THEN「潤滑油不足・確率2/11」又は「フィルタ
目詰・確率2/11」 又は「パイプ破断・確率1/11」又は「軸受異常・確
率6/11」となる。
【0041】又ルールを更新する場合には、診断ルール
ファイル17にあるルールを用いて診断作業を継続しつ
つ、更新中のルールは更新ファイル22に一時的に収納
しておき、経験データ19(図2)の入力が終了して、
更新ルールを用いて診断を開始してよいと判断した時点
で、初めて更新したルールを診断ルールファイル17へ
転送する。
【0042】この診断装置によって出力される診断結果
は、場合によっては、特定される原因が2つ以上となる
が、その場合には、それぞれの原因毎に生じ得る確率が
同時に示されるため、運転者は、以後の検討により、い
ずれか一方を選択するか、あるいは両方の原因を、いず
れも、あり得るものとして対応することとなる。
【0043】実施例2.(請求項1,2対応) 入力する経験データ19については、実際に対象設備の
運転中に経験した事例でなくても、原因と徴候が明確に
対応している公知の事例を入力してもよい。この場合、
その徴候と原因との組合わせに対し適当な発生頻度数を
仮定して入力することにより、診断による原因の特定作
業に幅を持たせることが可能となる。
【0044】実施例3.(請求項1,2対応) 入力する経験データ19(図2)の様式の別の例を図4
に示す。図4は経験した事例を単に羅列したもので、同
じ徴候、同じ内容が記入される回数によって発生頻度が
示されるので、新しい経験を追記する場合、同種の徴候
項目を探さなくてよいのでデータの入力作業は、図2に
示す例より更に容易である。
【0045】実施例4.(請求項3対応) 図5はこの発明の実施例4に係る診断装置のブロック図
である。図5において、図16に示す構成要素に対応す
るものには同一の符号を付し、その説明を省略する。図
5において、55Aは例えば診断ルール生成時に使用す
るルールインダクションへの入力となる図3に示す知識
管理表に相当し、ベースとなる知識管理及び運用中に得
られた経験事例をベースに図7に示す診断ルールを改訂
しアップデートする経験事例反映学習部、56は経験事
例反映学習部55Aを図7の診断ルールRの生成時に特
にある条件が成立した時には特定の条件を使用すると
か、特定の条件は使用しないとかの条件、本例ではdo
nt,choose,use,mustを図6中のルー
ル種別項目65中に入力するためのマンマシンインター
フェース部、57Aは経験事例反映学習部55Aへ診断
ルールを生成する際に特定条件を使ってのルールとする
制約条件として反映するルール生起制約条件部である。
【0046】図6において66Aはマンマシンインター
フェース部56に表示可能なルール生起用データであ
り、このルール生起用データ66Aはルール名称項目6
1,徴候項目62,徴候内容63以外にルール生起時の
制約条件を設定するルール種別項目65,及び制約ルー
ル内容66が追加されており、後述のエキスパートの知
見等によりルール種別項目65中に制約条件としてのd
ont,choose,use,mustのいずれかが
表示される。つまり、これ等制約条件は、ルール名称項
目61毎に、すなわちルール名称毎に設けられる。この
場合、ルール種別項目65によりルール生起用データ6
6Aの内容に従って図7の診断ルールRがルールインダ
クション手法で生起されるとともに、この生起時にルー
ル種別項目65中のルール生起制約条件に従って生起処
理がなされる。ルール種別項目65の内容はマンマシン
インターフェース部56を用いて容易に修正可能であ
る。
【0047】図6の例では、ルール名称がNOF1では
軸受温度増加が「変化無し」,「ゆっくり」,「急に」
の条件のときに異常原因として「振動振幅」を使用して
はならないという条件のもとに診断ルールが生成され
る。また、油圧異常変化が減少するとルール種別項目6
5のuseに基づき軸受温度増加のパラメータを必ず使
うような条件が与えられて診断ルールが生成される。
【0048】図7において、Rは図6のルール生起用デ
ータ66Aを基本にルールインダクション手法で生起さ
れた診断ルールであり、ツリー構造(階層構造)となっ
ており、機器の徴候項目の内容に対応して異常原因が階
層的に設定されている。このようにしてルール生起用デ
ータ66Aによって生起された診断ルールRにより次の
ようにして一定の結論が得られる。例えば、「軸受温度
増加に変化がない」という徴候内容に対して「振動振幅
が変化がなく」,「油圧異常変化が減少した」という異
常原因のデータが診断情報として入力されると、「パイ
プ破断」が「0.78」の確率で生じたという結論の異
常原因が得られ、この結論はマンマシンインターフェー
ス部56に表示される。この表示手法としては、上記徴
候内容,異常原因及び結論としての異常原因を並列的に
表示すればよい。この表示内容を見てエキスパートが結
論を変更したいという必要性が生じたときは、ルール生
起用データ66Aを再度マンマシンインターフェース部
56の画面に表示し、ルール種別項目65(図6)の内
容を修正すればよい。
【0049】次にこの実施例4の動作について説明す
る。図16に示す従来の診断装置と同じく1〜4の機能
により機器異常診断を実行し、診断結果をマンマシンイ
ンターフェース部56で人が確認する。診断結果により
確認した内容がエキスパートの知見または実機の分解点
検によって得られた実際の経験事例と異なっているか、
機器特有の条件により異常が発生したことが判明した場
合にはルール生起時に特別な制約条件としてのdon
t,choose,use,must等の条件を図7の
診断ルールへ反映するために、制約条件をマンマシンイ
ンターフェース部56の画面上で修正する。dontは
特定条件が成立した際に記載条件を反映しない。cho
oseは特定条件成立時に記載条件からルールを作る。
useは特定条件成立時に記載条件を使用する。mus
tは特定条件成立時に記載の原因に固定するルールの制
約がある。マンマシンインターフェース部56には図6
に示すようにルール名称項目61,条件部徴候項目6
2,徴候内容63,制約ルール内容66を表示し、ルー
ル種別項目65中の反映すべき制約条件を経験により修
正する。これにより、修正された制約条件を反映しつつ
経験事例反映学習された診断ルール(図7)は異常診断
部53の診断ルールとして使用することにより診断ルー
ルのアップデートを図ることが可能になる。
【0050】実施例5.(請求項4対応) また、上記実施例4では経験事例制約反映として生起マ
トリックスから診断ルールを生成するときにルール生成
制約条件として特に反映項目を記載する場合について述
べたが、図8に示すように生起マトリックスから生成し
たルールを異常診断部53で使用するときに適切なサイ
ズのルールとするための診断制約条件を付化することも
可能でありマンマシンインターフェース部56では図7
に示すように生成ルールの詳しさの度合を制御するため
の足切り条件を入力するシステムが構成できる。
【0051】つまり、図7に示すようにルール生起用デ
ータ66Aを用いて生起された診断ルールRによって診
断結果が得られることになるが、本実施例5では図9に
示すように診断ルールRの下欄に診断制約条件設定部R
Aを設け、ここにマンマシンインターフェース部5を用
いて診断制約条件を設定するようにする。具体的には、
診断ルールRのツリー構造における診断ツリーの詳しさ
を示すツリーの段数dが何段かを設定するように構成す
る。
【0052】このような構成によれば、診断制約条件設
定部RA(図9)に例えば「−d20:決定ツリー深さ
で足切り」と設定しておけば、診断制約条件部57B
(図8)の働きによりツリーの段数の20段の所までツ
リーがサーチされて、この範囲での異常原因が得られ
る。これは、例えば当初の診断ルールのツリーの段数が
100段であったとした場合、100段の所まで分岐,
サーチして行って100段分の異常原因を抽出,表示す
ることになるが、このように異常原因が100段分細分
化して表示されたのでは、非熟練者は異常原因を概略的
に知ることができない。エキスパートが20段までのサ
ーチで十分と判定したとき、20段という条件を付加し
ておけば、20段分の異常原因を知ることができ、異常
を概略的に知ることができる。
【0053】実施例6.(請求項5対応) なお、本発明においては、図10に示すようにマンマシ
ンインターフェース部56、ルール生起制約条件部57
A、経験事例反映学習部55C、及び診断制約条件部5
7Bを付加するように構成し、ルール種別項目65(図
6)及び診断制約条件設定部RA(図9)の両者を修正
可能としてもよい。このように構成すれば、ルール生起
用データ66A(図6)から診断ルールR(図7)を生
成するときに制約条件を与えることができるとともに、
診断ルールRに基づき異常診断を行うときにも制約条件
を与えることができる。なお、図10中の経験事例反映
学習部55Cは図5中の経験事例反映学習部55Aと図
8中の経験事例反映学習部55Bの両機能がある。
【0054】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、診断装置の学習ブロックへの知識の入力法を、経験
事例を経験したまま入力すればよい方式としたので、経
験を知識にまとめる手間が不要となり、経験をルールに
素早く反映できる経済的な診断装置を得ることができ
る。
【0055】また、請求項2の発明によれば、ルールの
更新中も、診断作業を中断する必要がないので、設備機
器の運転状況に関係なく、いつでもルールの更新を行う
ことが可能となり、経験を直ちにルールに反映できると
いう効果を有する。
【0056】請求項3の発明によれば、ルール生起用デ
ータのルール毎に診断ルール生起時の制約条件を付加可
能とし、このルール生起制約条件を加味して診断ルール
を生起するようにしたので、診断ルールのアップデート
が図れるという効果が得られる。
【0057】請求項4の発明によれば、診断ルールに診
断制約条件を抽出して表示するときに診断制約条件の範
囲で異常原因を抽出,表示するようにしたので、診断内
容の精度向上を図れるという効果が得られる。
【0058】請求項5の発明によれば、ルール生起用デ
ータの各ルール毎に診断ルール生起時の制約条件を付加
可能とし、このルール生起制約条件を加味して診断ルー
ルを生起するようにするとともに、診断ルールに診断制
約条件を設定可能とし、機器の徴候内容に対応する異常
原因を抽出して表示するときに診断制約条件の範囲で異
常原因を抽出,表示するようにしたので、診断ルールの
アップデートが図れ、診断内容の精度向上を図れるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による診断装置のブロック
図である。
【図2】この実施例1における経験データを表として示
した図である。
【図3】この実施例1における経験知識を表として示し
た図である。
【図4】この発明の実施例3における経験データを表と
して示した図である。
【図5】この発明の実施例4に係る診断装置のブロック
図である。
【図6】図5中のマンマシンインターフェース部に表示
される内容例を示す図である。
【図7】この発明の実施例4において生起された診断ル
ールの内容例を示す図である。
【図8】この発明の実施例5に係る診断装置のブロック
図である。
【図9】この実施例5において生起された診断ルールの
内容例を示す図である。
【図10】この発明の実施例6に係る診断装置のブロッ
ク図である。
【図11】従来の診断装置のブロック図である。
【図12】従来の他の診断装置のブロック図である。
【図13】図12の従来例において経験知識を表として
示した図である。
【図14】従来例の入力知識を図式的に示す説明図であ
る。
【図15】従来例の動作を説明するための故障の木の図
である。
【図16】従来の他の診断装置のブロック図である。
【符号の説明】
3,53 診断装置 5 学習ブロック 16 ルールインダクション 17 診断ルールファイル 18 経験入力部(入力手段) 19 経験データ 20 経験事例整理部 21 経験知識 22 更新ルールファイル 23 ルール転送部(転送手段) 66A ルール生起用データ R 診断ルール
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 診断ルールにもとづき設備機器の診断を
    行う診断装置であって、予め得られた知識を入力,編集
    し、ルールインダクションにより診断ルールを自動生成
    する学習ブロックを有するものにおいて、上記予め得ら
    れた知識の入力を、診断対象設備機器の異常の徴候とそ
    の程度、発生頻度、及び原因で構成される経験事例とし
    て入力する入力手段を備えたことを特徴とする診断装
    置。
  2. 【請求項2】 診断を行うために用いる診断ルールを収
    納するファイルと、更新作業中の診断ルールを収納する
    ファイルと、更新作業を終了した診断ルールを、前記診
    断を行うために用いる診断ルールを収納するファイルへ
    転送する転送手段とを有することを特徴とする請求項第
    1記載の診断装置。
  3. 【請求項3】 機器の徴候項目に対応して徴候内容及び
    異常原因を設定した複数のルールから成るルール生起用
    データと、このルール生起用データに基づいて生成され
    かつ機器の徴候項目の内容に対応して異常原因が階層的
    に設定された診断ルールとを備え、この診断ルールに基
    づいて機器の徴候内容に対する異常原因を抽出する診断
    装置における処理方法において、上記ルール生起用デー
    タの各ルール毎に診断ルール生起時の制約条件を付加可
    能とし、このルール生起制約条件を加味して診断ルール
    を生起するようにしたことを特徴とする診断装置におけ
    る処理方法。
  4. 【請求項4】 機器の徴候項目の内容に対応して異常原
    因が階層的に設定された診断ルールを備え、この診断ル
    ールに基づいて機器の徴候内容に対応する異常原因を抽
    出する診断装置における処理方法において、上記診断ル
    ールに診断制約条件を設定可能とし、機器の徴候内容に
    対応する異常原因を抽出して表示するときに上記診断制
    約条件の範囲で異常原因を抽出,表示するようにしたこ
    とを特徴とする診断装置における処理方法。
  5. 【請求項5】 機器の徴候項目に対応して徴候内容及び
    異常原因を設定した複数のルールから成るルール生起用
    データと、このルール生起用データに基づいて生成され
    かつ機器の徴候項目の内容に対応して異常原因が階層的
    に設定された診断ルールとを備え、この診断ルールに基
    づいて機器の徴候内容に対する異常原因を抽出する診断
    装置における処理方法において、上記ルール生起用デー
    タの各ルール毎に診断ルール生起時の制約条件を付加可
    能とし、このルール生起制約条件を加味して診断ルール
    を生起するようにするとともに、上記診断ルールに診断
    制約条件を設定可能とし、機器の徴候内容に対応する異
    常原因を抽出して表示するときに上記診断制約条件の範
    囲で異常原因を抽出,表示するようにしたことを特徴と
    する診断装置における処理方法。
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