JPH02201295A - プラント機器故障診断作業支援装置 - Google Patents

プラント機器故障診断作業支援装置

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JPH02201295A
JPH02201295A JP1021161A JP2116189A JPH02201295A JP H02201295 A JPH02201295 A JP H02201295A JP 1021161 A JP1021161 A JP 1021161A JP 2116189 A JP2116189 A JP 2116189A JP H02201295 A JPH02201295 A JP H02201295A
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JP
Japan
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user
knowledge
equipment
failure
failure diagnosis
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JP1021161A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Uhara
鵜原 義彦
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は原子力発電プラント等の工業プラントを構成す
る機器の故障診断作業を支援するプラント機器故障診断
作業支援装置に係り、特に故障診断対象機器についての
トラブルシューティングの効率向上を図′りたプラント
機器故障診断作業支援装置に関する。
(従来の技術) 一般に、工業プラント、例えば原子力発電プラントはプ
ラント機器の保守点検作業時に様々な検査事項を実施す
る。
しかも、この保守点検の結果得られた多数のデータを各
機器が個別に有する基本データと照合して総合的に判断
し、その機器の状態を常に正確に把握しておかなければ
ならない。
ところで、このような点検作業中、もしくはプラント稼
動中に機器に何らかの異常が発見された場合には、その
異常の原因を迅速に究明し、直ちにその対応策を講じな
ければならない。
このような異常原因を究明する作業はトラブルシューテ
ィングと称し、故障診断対象機器から得られる様々なデ
ータを詳細に採取しなければならない。例えば、プラン
ト運転員が強制的に何らかの信号を故障診断対象機器に
印加して、それに対する反応に関するデータや、所定機
器の製作から運用までの履歴等を採取し、それらのデー
タから試行錯誤的に異常原因の探索、すなわちトラブル
シューティングを行なう。
このようなトラブルシューティングにおいて必要とする
データの一例を次に示す。
(1)機器の仕様に関するデータ ・機器の動作定格値 ・Te3器の機械的、電気的特性を示すデータ等、機器
の基本的な仕様を示すデータ(2)機器の状態に関する
データ 動作のパラメータ値、部品状態に関す る情報等 (3)試験データ 部品検査、工場検査、現地での特性試 験等機器に対して行なった様々な試験の結果得られたデ
ータ (4)l−ラブル試験 製造時、運用時、開発的に発生した過 去のトラブル事例に関する経験。また、別のプラントの
同一機器でのトラブルに対応した試験のデータ (5)停止検査記録 定期検査項目のチエツクリスト、定期 検査時の交換品等のデータ (6)運転に関するデータ 運転手順、運転時の異常経験等のデー タ これらデータと現在の機器から得られる様々なパラメー
タのデータとを照合して、機器の状態を把握し、異常原
因を究明しなければならない。
また、上記データは各項目がプラントの故障診断対象機
器に対して準備されていなければならず、全体では非常
に膨大な量となる。
従来、このようなデータは全て文書として整理されてい
たため、必要なデータは膨大な量の書類の中から検索し
、参照しなければならず、多大の労力を必要としていた
一方、ある限られた故障診断対象機器に関しては、これ
らの全てのデータを限られた者が記憶しているような場
合がある。例えば、所要の機器を設計した者、あるいは
その機器を製作した者等は、かなりのデータを記憶して
いる。すなわち、このような各分野の専門家の場合には
、故障診断対象機器のトラブルシューティングについて
は文書化されたデータを参照しなくても、ある程度のと
ころまでは記憶の範囲内で対応することが可能である。
このような場合には、トラブルシューティングのノウハ
ウが全て専門家に集中しており、非常に効率が良い。
しかし、このような専門家は通常非常に数が少なく、異
常が発生した場合に直ちに出動できる訳でもない。この
ため従来のプラントでは膨大な量の書類の中から必要な
データを逐次検索しなければならず、極めて効率が悪か
った。
そこで、近年では、計算機技術の進歩とともに、このよ
うな専門家(エキスパート)が所有するノウハウ等の専
門知識を計算機に集積し、この専門知識を利用すること
によって故障診断対象機器の診断の効率を向上させよう
とする、いわゆるエキスパートシステムが試みられてい
る。
これは知識工′学と言われる新しい手法を用いたもので
あり、これを用いた従来のプラント機器故障診断作業支
11@置(以下故障診断支援装置と称す)のシステム構
成を第3図に示す。
このシステムは、専門家のノウハウ等専門知識を所定の
形式で表現して格納した知識ベース1と、この知識ベー
ス1の知識を参照して図示しない故障診断対象Il器の
診断を実行する推論機構2とが備えられる。
知識ベース1は故障診断対象機器の故障診断を行なうた
めの作業手順あるいは判断基準を所定の形式、例えばI
 F−THEN形式で記述したルールを解析した格納部
1Aと、故障診断対象機器の状態を表す状態変数の値を
格納した変数値格納部1Bとを有する。推論機構2は診
断を行なう際入力されたデータから状態変数に値を設定
し、その状態変数に関連したルールをルール格納部1A
から取り出し、そのルールのIF部に内かれた条件が成
立するか否かを判定する。この判定の際に必要なデータ
は、変数値格納部1Bに格納されたデータを参照して取
り出す。また、必要な場合には入出力部3を介して接続
されたCRT表示部4aを有する入出力装置4を用いて
プラント運転員(使用者)と対話しながら処理を進める
(発明が解決しようとする課題) ところで、知識ベース1内に格納された知識は、例えば
専門家がこれまで経験して得た情報を1つ1つの断片的
な条件項を連ねた形に書下し、それぞれがI F−TH
EN形式の条件−実行文に変更されている。
したがって、知識ベース1内にはこのような専門家の断
片的な専門知識が多数集合した形で格納されている。こ
のような知識を用いて推論を行なう従来の故障診断支援
装置では、以下の問題点があった。
(1)上記I F−THEN形式のルールが常に決った
形で実行されるため、途中の推論過程が常に同じであり
、推論手順がプラント運転員の持つ考えと異なった場合
、運転員に対しもどかしい印家を与えるばかりでなく、
故障原因の同定もある程度の経験を積んだ運転員の判断
の方が早い場合もあった。
(3)通常故障部品を判定するために必要な作業は複数
個あり、人間は各作業のやり易さ、重要性を考慮してど
の作業から行なうかを決定しているが、従来の故障診断
支援装置では上記r F−THEN形式のルールが常に
決った順序で実行されるため、それらを考慮することが
できず、使い勝手が悪く、作業効率も向上していなかっ
た。
(3)通常、故障診断支援装置の使用場所と故障診断対
象11器の設置場所は離れており、故障診断支援装置の
指示通りに確認作業を行なった場合、両者の設置場所を
何度も往復する必要が生じ、故障部品を判定するのに非
常にfR間が掛っていた。
これらの(1)〜(3)の問題点を改良するには、上記
r F−THEN形式のルールの最適な実行順序を予め
知識として入力してやればよいが、従来の方法では、−
旦ルールの実行順序を決定してしまうと、次に一部を変
更する際に、それぞれのI F−THEN形式のルール
の実行順序の整合性をとらねばならす、極端な場合には
ルール全体を書き直すことにもなり、膨大な作業が必要
となっていた。
(4)また、故障診断支援装置の使用者は、全くの初心
者から熟練したプラント運転員まで種々に亘っており、
それぞれの使用者が持つ故障診断支援装置に関する知識
は必ずしも同一ではない。
むかしながら、従来の故障診断支援装置では、使用者に
よらず常に一定の対話形式がとられており、また推論手
順も同一であった。すなわち、初心者に対しては、例え
ば、診断のための質問の理由や、診断に必要な作業の手
順等を故障診断支援装置が細かく説明する必要があるが
、熟練者に対してはそれらは不要であり、却ってもどか
しい印象を与えていた。一方、熟練者に対応するため、
詳細な説明を省いた場合には、初心者には非常に使いず
らい印象を与えていた。
また、診断時の推論過程においても、使用者が初心者の
場合は、故障の原因と思われるものを全て確認していく
推論形態をとらねばならないが、使用者が熟練者の場合
には、ある程度故障原因が絞り込まれれば、使用者がそ
の中から経験的に故障原因の判断ができる場合が大半で
あり、推論途中に使用者の判断を入力させる推論方法が
望ましく、前者の推論形態はやはり使用者にもどかしい
印象を与えていた。逆に、後者の推論形態は初心者に使
いずらい印象を与えていた。
さらに、初心者は何度も故障診断支援装置を使用する間
に、次第に知識を蓄積し、熟練者となっていくので、故
障診断支援装置もそれに合せて、情報の出力、推論形態
を変更する必要がある。しかし、従来の故障診断支援装
置では、装置内の知識を大幅に変更する必要があり、非
常に時間が掛っていた。
したがって、従来の故障診断支援装置は使用者の熟練の
度合に対応することができず、必ずしも使い勝手はよく
なかった。
本発明は上記の事情を考慮してなされたもので、使用者
の熟練度に拘らず、使い勝手がよく、かつトラブルシュ
ーティングを迅速かつ正確に支援することができるプラ
ント機器故障診断作業支援装置を提供することを目的と
する。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本件第1番目の発明に係るプラント機器故障診断作業支
援装置は、プラントにおける故障診断対象機器の故障診
断を行なうための故障診断知識および使用者に関する使
用者知識を備えた知識ベースと、この知識ベースの故障
診断知識および使用者知識を参照して上記故障診断対@
機器の状態把握および故障部品診断のための推論を行な
う推論機構とを備えたものである。
本件第2番目の発明に係るプラント機器故障診断作業支
援装置は、上記知識ベースは、故障診断知識として故障
診断対象機器を構成する部品に関する知識と、故障した
部品を判定するために行なうべき作業に関する知識とを
備え、上記故障診断対象機器を構成する部品に関する知
識内に部品の故障の起り易さを示すパラメータを情報と
して有し、上記故障した部品を判定するために行なうべ
き作業に関する知識内に各作業の繁雑さを表すパラメー
タおよび各作業の重要性を表すパラメータを情報として
有する一方、上記使用者知識内に使用者の故障診断対象
機器に対する熟練の度合を示すパラメータを情報として
有し、上記推論機構は、上記使用者の熟練の度合を示す
パラメータを参照して、熟練した使用者に対しては推論
途中の細かな情報の出力を省くとともに、推論途中に随
時使用者の考えを入力できる機能を有し、上記使用者の
熟練の度合を示すパラメータを使用者の使用回数および
使用者の対応時間から自動的に算出する一方、上記部品
の故障の起り易さを示すパラメータの値の高い部品から
推論を開始し、使用者に対して上記作業の繁雑さを表す
パラメータの値が小さな作業から作業を行なうように指
示するとともに、作業の重要性を表すパラメータの値が
大きな作業から作業を行なうように指示し、推論終了時
に故障と判定された部品について自動的に故障の起り易
さを示すパラメータを大きくし、その他の部品について
は小さくするv4能を備えたものである。
(作用) 本発明は故障診断対象機器を構成する部品に関する知識
内に部品の故障の起り易さを示すパラメータを情報とし
て備え、故障した部品を判定するため行なうべき作業に
関する知識内に各作業の繁雑さと重要性を示すパラメー
タを情報として備え、使用者に関する知識内に使用者の
故障診断対象機器に対する熟練の度合を示すパラメータ
を情報として備え、推論機構は上記使用者の熟練の度合
を示すパラメータを参照して、熟練した使用者に対して
は推論途中の細かな情報の出力を省くとともに、推論途
中に随時使用者の考えを入力できる機能を有し、使用者
の熟練の度合を示すパラメータを使用者の使用回数およ
び使用者の対応時間から自動的に算出する一方、故障の
起り易さを示すパラメータの値の高い部品から推論を開
始し、使用者に対して作業の繁雑さを表わすパラメータ
の値が小さな作業および重要性を表わすパラメータの値
が大きな作業から作業を行なうように指示し、推論終了
時に故障と判定された部品について自動的に故障の起り
易さを示すパラメータを大きくし、その他の部品につい
ては小さくする機能を備えたから、初心者に対して難し
い印象を与えず、また熟練者に対してももどかしい印象
を与えず、故障の起り易い部品から診断をすることによ
り、作業効率が向上し、さらに故障判定に必要な作業に
関しても、人間と同じようにやり易い作業、重要な作業
に注目した作業順序で指示を出すことができる。したが
って、使用者の熟練度に拘らず使い勝手がよく、かつト
ラブルシューティングを迅速かつ正確に支援することが
できるプラント機器故障診断作業支援装置を提供するこ
とができる。
(実施例) 本発明に係るプラント機器故障診断作業支援装置(以下
故障診断支援装はと称す)の一実施例について添付図面
を参照して説明する。
第1図に示すように、故障診断支援装置11110には
、プラントにおける図示しない故障診断対象機器の故障
診断を行なうための故障診断知識および使用者に関する
使用者知識を備えた知識ベース11と、この知識ベース
11の故障診断知識および使用者知識を参照して上記故
障診断対象機器の状態把握および故障部品診断のための
推論を行なう推論機構12とが備えられる。
知識ベース11には推論をコントロールする知識を格納
したルールベース11Aと、一般にフレームと呼ばれる
・1的な情報を格納した情報格納部11Bと、推論時に
動的に状態変数を格納する図示しない変数値洛納部と、
使用者に関する知識を格納した使用者格納部11Gとが
備えられる。
ルールベース11Aには少なくとも次のルールが格納さ
れている。
(1)部品の故障の起り易さを示すパラメータの大きな
部品を取出すルール (2)上記部品が故障しているかどうかを判断するため
に必要な作業を取出すルール (3)上記作業の内作業の繁雑さを表すパラメータの小
さな作業を選び出すルール (4)上記作業の内作業の重要性を表すパラメータの大
きな作゛業を選び出すルール (5)診断終了後部品フレームの故障の起り易さを示す
パラメータを書き直すルール (6)熟練した使用者に対しては推論途中の細かな情報
の出力を省くとともに、推論途中に随時使用者の考えを
入力するルール (7)使用者の熟練の度合を示すパラメータを使用者の
使用回数および使用者の対応時間から算出するルール 情報格納部11Bには故障診断知識として故障診断対象
機器を構成する部品に関する知識と、故障した部品を判
定するために行なうべき作業に関する知識とが備えられ
る。
故障診断対象機器を構成する部品に関する知識は、第2
図に示すように、部品フレーム13に備えられ、故障し
た部品を判定するために行なうべき作業に関する知識は
、作業フレーム14に備えられる。部品フレーム13お
よび作業フレーム14はそれぞれの部品毎、作業毎に作
成されている。
部品フレーム13は部品の故障の起り易さを示すパラメ
ータ15を情報として備え、作業フレーム14は各作業
の繁雑さを表すパラメータ16および各作業の重要性を
表すパラメータ17を情報として備え、部品フレーム1
3と作業フレーム14とはお互いに関連付けられている
使用者格納部11Gには使用者知識が備えられ、この使
用者知識内に使用者の名前、使用者が故障診断支援装置
を使用した回数、使用者が故障診断支援装置の指示する
作業に対応するために必要とする時間、使用者の故障診
断対象機器に対する熟練の度合を示すパラメータが情報
として備えられる。
推論機構12は知識ベース11に備えられたルールベー
ス11A1情報格納部11B、変数値格納部、使用者格
納部11Gの内容を参照しながら故障診断対象機器の故
障診断を実行するものである。推論機構12には入出力
部19を介してCRT表示装@20aを有する診断用入
出力装置2゜が接続され、この診断用入出力装置2oよ
り与えられたデータによりルールをルールベース11A
から選択的に読み出し、この読み出したルールのIF部
の条件が成立するか否か判定し、推論作業を行なう。
推論機構12は、診断用入出力装置2oより使用者の名
前が入力されると、ルールベース11Aを起動し、使用
者格納部11Cから使用者を判別し、使用者の熟練度を
判定し、推論方式を決定する。そして、初心者もしくは
それに近い使用者に対しては、故障診断支援装置1oが
らの質問に関しての理由や、必要な作業に関して、場所
、方法等の細かな情報を提示するようにし、また推論途
中に使用者の考えを入力させることなく、全ての考えら
れる故障原因についてそれぞれ推論を進めていく。
一方、熟練者に対しては、故障診断支援装置10からの
質問の理由や、作業の詳細情報は使用者から要求があっ
た場合のみ表示し、それ以外は表示しないようにする。
また、推論が進み、故障原因がある程痕絞られると、そ
れらを使用者に提示して、使用者に選択させ、選択され
た原因を最初に推論するようにする。
また、推論時に故障診断対象機器の操作を指示するが、
そのうち幾つかの操作については、使用者が操作を終了
し、結果を入力する迄の時間を測定しておき、使用者の
熟練度を判定するための資料とする。また、同一使用者
名で使用された場合には、使用回数をその都度1つずつ
増やして記憶しておく。
なお、熟練度を示すパラメータは、例えば5段階に評価
して、初心者を1、熟練者を5とし、使用者が自分で入
力してもよいが、使用者の使用回数、作業に要する時間
を用いて適当な関数で評価してもよい。
次に、診断用入出力装置20よりプラント機器について
何らかの故障情報が入力されると、推論機構12はルー
ルベース11Aにより、情報格納部11Bの部品フレー
ム13内の故障の起り易さを示すパラメータ15の大き
な部品を検索し、その部品が故障であるかどうかを判定
するのに必要な条件をオンライン信号により故障診断対
象機器から取り入れて゛判断するか、もしくはオンライ
ン信号が無い場合には使用者に対して判定するのに必要
な作業を指示し、入力持ちとなる。その際、作業指示の
順は作業フレーム14を参照し、繁雑でない作業の順に
行ない、同じ程度の繁雑さを持つ作業量が複数個ある場
合には作業の重要性の高い順に指示する。また、各作業
により、検索された部品が故障ではないと判定された場
合には、次に故障の起り易さを示すパラメータの値の高
い部品について同様の処理を行なう。
上記診断手順が全て実行されると、最終的で詳細な故障
原因の診断結果が推論機構12により診断用入出力装置
f20のCRT表示装ff120aに表示される。これ
とともに、故障手順の指示、プラント全体への影響等の
評価、診断結果についての対応策の決定等をCRT表示
装置20aに出力することができる。
最終的に故障している部品が同定されると、■F−TH
EN形式のルールにより自動的に故障部品の故障の起り
易さを示すパラメータの値15を大きくし、それ以外の
部品については小さ(する。
このように、上記実施例によれば、使用者の故障診断対
象機器に対する熟練度を判断し、それに合せて使用者に
対する質疑や推論形態を選択するから、初心者に対して
難しい印象を与えず、また熟練者に対しても、もどかし
い印象を与えず、非常に使い勝手がよくなる。また、上
記故障診断支援装置により故障診断を行なう度に故障の
起り易い部品は、そのパラメータが大きくなり、まずそ
の部品から診断をするようになるから、作業の効率が向
上する。さらに、故障判定に必要な作業に闇しても、人
間と同じようにやり易い作業、重要な作業に注目した作
業順序で指示を出すから、使い勝手がよく、作業時間も
短縮される。
なお、これら作業に関するパラメータ16.17は専門
家の経験からその値を決定して入力してもよく、また作
業位置、作業に必要な時間等作業に関する既知の知識や
FMEAlFTA等の故障解析で得られた知識を予め知
識としてフレームに記述しておき、故障診断支援装置1
0自体に判断させるようにしてもよい。
また、作業に関する2つのパラメータ16.17を別個
に取り扱わず、適切な関数を用いて、両者を加味し、パ
ラメータを作成してその値で評価してもよい。
上記実施例では、故障診断に必要な知識を部品フレーム
13と作業フレーム14の2つに分けた例を示したが、
これらの知識は1つのフレームに記述してもよく、また
3つ以上に分割して記述してもよい。
(発明の効果〕 本発明に係るプラント機器故障診断作業支援装置の知識
ベースは、故障診断知識として故障診断対象機器を構成
する部品に関する知識と、故障した部品を判定するため
に行なうべき作業に関する知識とを備え、上記故障診断
対象機器を構成する部品に関する知識内に部品の故障の
起り易さを示すパラメータを情報として有し、上記故障
した部品を判定するために行なうべき作業に関する知識
内に各作業の繁雑さを表すパラメータおよび各作業の重
要性を表すパラメータを情報として有する一方、使用者
知識内に使用者の故障診断対象機器に対する熟練の度合
を示すパラメータを情報として有し、推論機構は、上記
使用者の熟練の度合を示すパラメータを参照して、熟練
した使用者に対しては推論途中の細かな情報の出力を省
くとともに、推論途中に随時使用者の考えを入力し、上
記使用者の熟練の度合を示すパラメータを使用者の使用
回数および使用者の対応時間から自動的に算出する一方
、上記部品の故障の起り易さを示すパラメータの値の高
い部品から推論を開始し、使用者に対して上記作業の繁
雑さを表すパラメータの値が小さな作業から作業を行な
うように指示するとともに、作業の重要性を表すパラメ
ータの値が大きな作業から作業を行なうように指示し、
推論終了時に故障と判定された部品について自動的に故
障の起り易さを示すパラメータを大きくし、その他の部
品については小さくする機能を備えたから、使用者の故
障診断対象機器に対する熟練度を判断し、それに合せて
使用者に対する質疑や推論形態を選択することができ、
初心者に対して難しい印象を与えず、また熟練者に対し
ても、もどかしい印象を与えず、非常に使い勝手がよく
なるとともに、故障の起り易い部品から調査をすること
により作業効率を向上させることができ、さらに故障判
定に必要な作業に関しても、人間と同じようにヤリ易い
作業、重要な作業に注目した作業順序で指示を出すこと
により、使い勝手がよく、作業時間を短縮することがで
きる。したがって、本発明によれば使用者の熟練瓜に拘
らず使い勝手がよく、かつトラブルシューティングを迅
速かつ正確に支援することができるプラント機器故障診
断作業支援装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に係るプラント機器故障診断作業支援装
置の一実施例を示す構成図、第2図は上記実施例におけ
る情報格納部の詳細を示す構成図、第3図は従来のプラ
ント機器故障診断作業支援装置の一例を示す構成図であ
る。 10・・・プラント機器故障診断作業支援装置、11・
・・知識ベース、11A・・・ルールベース、11B・
・・情報格納部、11c・・・使用者格納部、12・・
・推論機構、13・・・部品フレーム、14・・・作業
フ0−ム、15・・・故障の起り易さを示すパラメータ
、16・・・作業の繁雑さを示すパラメータ、17・・
・作業の重要性を示すパラメータ、19・・・入出力部
、20・・・診断用入出力装置、20a・・・CRT表
示装置F。 第 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  1、プラントにおける故障診断対象機器の故障診断を
    行なうための故障診断知識および使用者に関する使用者
    知識を備えた知識ベースと、この知識ベースの故障診断
    知識および使用者知識を参照して上記故障診断対象機器
    の状態把握および故障部品診断のための推論を行なう推
    論機構とを備えたことを特徴とするプラント機器故障診
    断作業支援装置。  2、上記知識ベースは、故障診断知識として故障診断
    対象機器を構成する部品に関する知識と、故障した部品
    を判定するために行なうべき作業に関する知識とを備え
    、上記故障診断対象機器を構成する部品に関する知識内
    に部品の故障の起り易さを示すパラメータを情報として
    有し、上記故障した部品を判定するために行なうべき作
    業に関する知識内に各作業の繁雑さを表すパラメータお
    よび各作業の重要性を表すパラメータを情報として有す
    る一方、上記使用者知識内に使用者の故障診断対象機器
    に対する熟練の度合を示すパラメータを情報として有し
    、上記推論機構は、上記使用者の熟練の度合を示すパラ
    メータを参照して、熟練した使用者に対しては推論途中
    の細かな情報の出力を省くとともに、推論途中に随時使
    用者の考えを入力できる機能を有し、上記使用者の熟練
    の度合を示すパラメータを使用者の使用回数および使用
    者の対応時間から自動的に算出する一方、上記部品の故
    障の起り易さを示すパラメータの値の高い部品から推論
    を開始し、使用者に対して上記作業の繁雑さを表すパラ
    メータの値が小さな作業から作業を行なうように指示す
    るとともに、作業の重要性を表すパラメータの値が大き
    な作業から作業を行なうように指示し、推論終了時に故
    障と判定された部品について自動的に故障の起り易さを
    示すパラメータを大きくし、その他の部品については小
    さくする機能を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    プラント機器故障診断作業支援装置。
JP1021161A 1989-01-31 1989-01-31 プラント機器故障診断作業支援装置 Pending JPH02201295A (ja)

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