JP2017129279A - 二重ロックワッシャ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、支持要素(38)と螺合可能要素(42)との間に挿入可能なロックワッシャ(10)であって、それぞれが係合面(22,24)を有している2つのワッシャクラウン(12,14)を含んでいる、ロックワッシャに関する。【解決手段】ワッシャクラウン(12,14)は、互いと係合し、アキシアル方向の圧力が作用した状態において支持要素(38)と螺合可能要素(42)との間で圧縮状態を維持し、螺合可能要素の螺合が解除された場合に、螺合可能要素(42)と回転可能に係合するので、ワッシャクラウン(12,14)を互いに対して回転させることによって、螺合可能要素(42)を回転可能にロックすることができる。本発明では、ロックワッシャが、錐台状の形態を呈しており、平坦化されるために弾性変形可能とされ、アキシアル方向の圧力を略一定に維持するために、支持要素(38)と螺合可能要素(42)との間においてバネを形成している。【選択図】図1

Description

本発明は、スクリュー/ナットシステムが締め付けられた後に当該スクリュー/ナットシステムが回転に対してロック状態を維持することができるロックワッシャに関する。
例えば弾性的な平頭状のリングから作られているロックワッシャが、既に知られており、環状の形態の2つの自由な先端部が嘴状に形成されるように実質的に変形される。従って、リングが、例えば支持要素とナットとを係合させるようになっている一方、スクリュー軸は、支持要素から突出して弾性リングを貫通して延在している。ナットを締め付けている際に、弾性リングが、支持要素とナットとの間において平坦化される一方、リングの嘴状部分それぞれは、支持要素とナットとの間に埋め込まれるので、制止部を形成している。
このようなロックワッシャは比較的単純であるが、その効果は中庸である。
他の一層複雑なロックワッシャは、互いに対して同軸に作用される2つのワッシャクラウンを備えており、支持要素とナットとを係合するように適合されている。ワッシャクラウンそれぞれは、係合面と、とっしゅ部分を具備する隣接する支持面とを有している。係合面自体は、非対称ラジアル歯を有しており、非対称ラジアル歯は、クレストと、約60°より小さい角度でクレストから傾斜して離隔している歯とを有している一方、2つの反対側に位置する側面を有している。一方の側面は、ワッシャクラウンによって定義される中立面に対して相対的に傾斜しており、クレストと歯底部との間において傾斜して延在している。一方の側面は、滑り面を形成するように構成されている。他方の側面は、隣接する歯の傾斜面に対して略直角とされ、停止面を構成している。従って、ワッシャクラウンの係合面は、互いに対して係合するように構成されているので、傾斜している滑り面それぞれが互いと接触する一方、停止面それぞれが互いに当接する。
また、ナットが締め付けられた場合には、ロックワッシャが支持要素とナットとの間に堅固に保持され、係合面は、圧力下において互いに対してアキシアル方向に移動される。従って、ナットが緩みそうな場合には、ナットは、ナットが当接しているワッシャクラウンを回転させ、その結果として、一方のワッシャクラウンの滑り面が、傾斜部分を形成すると共に、他方のワッシャクラウンの滑り面に対して滑動する。このようにして、ワッシャクラウンは、互いからアキシアル方向に離隔し、ネジ/ナットシステムに作用するアキシアル方向の張力が、著しく高まる。これにより、ネジ/ナットシステムに生じる摩擦力も著しく高まり、ナットの回転をロックすることができる。より具体的には、滑り面は、ネジ/ナットシステムの軸線に対して、ネジ/ナットシステムのピッチ角(helix angle)より大きい角度で傾斜している。また、ナットが緩んだときに、ナットがワッシャクラウンを回転させる場合には、ワッシャクラウンが、ナットに対してアキシアル方向に移動し、ウェッジ効果によってナットをロックする。
しかしながら、特許文献1に開示されるタイプのワッシャは、幾つかの欠点を有している。
実際に、このタイプのワッシャは、ナットが緩んだ場合にワッシャクラウンがナットと係合する程度の効果を有しており、このことは、あらゆる状況において当て嵌まる。しかしながら、時間の経過と共に実施条件次第では、支持要素を含むネジ/ナットシステムは緩む可能性を有している。このような現象は、ネジがワッシャクラウンに対して滑動することによって、及び/又は、締付力によって要素が移動(flowing)及び/若しくは弛緩することによって発生する。これら2つの場合には、2つのワッシャクラウンは互いに対して回転しないが、アキシアル方向の張力が高まらず、むしろ逆に小さくなる。結論として、ナットのロックが無効化される。
また、発生した課題であって、本発明が解決することを目的とする課題は、実施条件及び環境に関わらず、あらゆる状況において一層効果的なロックワッシャを提供することである。
欧州特許第0131556号明細書
この目的を達成するために、本発明は、支持要素と螺合可能要素との間においてアキシアル方向に圧縮されるように構成されているロックワッシャであって、螺合可能要素が、ロックワッシャを貫通するように構成されている軸部分を介して、支持要素に接続されており、ロックワッシャが、係合面を有している2つのワッシャクラウンを備えており、係合面それぞれが、複数の非対称ラジアル歯を有しており、非対称ラジアル歯それぞれが、クレストと、クレストから所定の角度で離隔されている歯底部とを有している一方、クレストと歯底部との間において所定の角度で傾斜して延在している滑り面を有しており、ワッシャクラウンの係合面それぞれが、互いに対して係合されるように構成されており、滑り面それぞれが、互いと接触しており、ワッシャクラウンそれぞれが、互いに対して係合されており、螺合可能要素と支持要素との間でアキシアル方向の圧力が作用した状態において圧縮状態を維持しており、螺合可能要素が緩んだ場合に、ワッシャクラウンを互いに対して相対的に回転させるために、螺合可能要素及び支持要素と共に回転するように構成されており、滑り面それぞれが、互いに対して滑動する一方、ワッシャクラウンをアキシアル方向において互いから離隔させることによって螺合可能要素の回転を阻止するための傾斜部分を形成している。本発明では、ロックワッシャが、錐台状の形態を呈しており、ロックワッシャが、平坦化されるために弾性変形可能とされ、アキシアル方向の圧力を略一定に維持するために、支持要素と螺合可能要素との間においてバネを形成しており、これにより支持要素及び螺合可能要素がアキシアル方向において互いから離隔された場合に、ワッシャクラウンが、互いに対して回転するように構成されている。
従って、本発明の特徴的機能は、弾性変形可能な材料から作られていると共に互いに係合される2つの錘状のワッシャクラウンを提供することである。従って、2つのワッシャクラウンが支持要素と例えばナットのような螺合可能要素との間において平坦状態に至るまで変形された場合には、ワッシャクラウンそれぞれが、支持要素及び螺合可能要素に対してアキシアル方向の圧力を作用させる。何らかの理由により、ナットがアキシアル方向において支持要素から離隔された場合には、常に、2つのワッシャクラウンが、スプリング効果によって自身の初期の錘状形態に復帰しようとし、ネジ及び支持要素に対してアキシアル方向の圧力を作用し続けるだろう。結果として、ナットが、ナットが支持要素から離隔されている位置において緩みそうな場合には、ワッシャクラウンは、ナット及び支持要素と回転可能に係合した状態を維持する。また、ワッシャクラウンは互いに対して回転し、ロック効果は発揮される。従って、以下の発明の詳細な説明でさらに詳述するように、ワッシャクラウンの中立面に対する最大傾斜角度は、ロックを実現するために、螺合可能要素のピッチ角より大きい。
ワッシャクラウンがナット及び支持部分それぞれと係合可能となるためには、これら要素同士の間における摩擦力ひいてはアキシアル方向の圧力が非常に大きいことを必要とする。ある程度、ワッシャクラウンの支持サポート部分は、自身の係合面の反対側に配置されており、自身の表面の大部分に亘って支持要素及び螺合可能要素それぞれと接触した状態を維持している。本発明におけるロックワッシャのテーパ比に起因して、このアキシアル方向の圧力が維持され、アキシアル方向の圧力の効果は長期間に亘って一定とされる。結論として、ナットのみならず、最も重要なことには支持要素に食い込むことによって当該ナット及び支持要素を損傷させるであろうワッシャクラウンの支持サポート部分に縞状のラジアル方向溝を設ける必要が無くなる。ワッシャクラウンを螺合可能要素及び支持要素それぞれに係合させるための相補的な手段を設ける必要もない。従って、本発明におけるロックワッシャは、標準規格に基づいた螺合可能要素と共に利用されるように構成されている。
さらに、ワッシャクラウンは、平坦となるまで変形されるように構成されており、これにより、一層複雑で一層薄肉のロックワッシャと共に利用されるネジの軸部分と比較して、ネジの軸部分の長さを著しく短くすることができることに留意すべきである。さらに、ワッシャクラウンが支持要素と螺合可能要素との間において平坦に変形された状態を維持されているので、支持サポート部分と支持要素と螺合可能要素との間における摩擦力、さらには固着力それぞれが、軸部分における所定の張力について最大とされ、これにより、耐滑り性が改善される。より具体的には、摩擦結合は、摩擦力と、当該摩擦力と当該摩擦力が作用する回転軸線との間における距離と、の関数に基づいて決定される。錐台状の形態をしたロックワッシャが平坦な状態に至るまで変形されていない場合には、摩擦結合は、ワッシャクラウンの直径が大きくなることによって、及び/又は、好適なロック手段を設けることによって、少なくとも部分的に補償される。従って、本発明では、特に支持要素と接触しているワッシャクラウンの支持サポート部分を螺合可能要素の軸線から離隔させることによって摩擦結合を正確に高めるために、ロックワッシャの直径を大きくすることは全く必要ではない。従って、本発明におけるロックワッシャでは、必要な材料消費が少なく、一層経済的である。
さらに、ワッシャクラウンは、支持要素と螺合可能要素との間において平坦になるまで変形された状態を維持されるので、プリテンションされたネジ付軸部分に関する機械的負荷の大きさを制限することもできるので、ネジ付軸部分の対疲労性が著しく改善される。
優位には、ワッシャクラウンそれぞれの係合面の非対称ラジアル歯は、同一の形状を有している。このような構成によって、滑り面同士の協働が改善され、その結果として、係合面同士の間における摩擦力が小さくなる。このことは、以下に説明するように特に望ましい。
さらに、より好ましくは、非対称ラジアル歯それぞれが、クレストに関して滑り面の反対側に停止面を有しており、ワッシャクラウンの係合面が互いに対して係合された場合に、係合面の非対称ラジアル歯の停止面それぞれが互いと接触する。従って、螺合可能要素を強制的に螺入することによって、ロックワッシャの2つのワッシャクラウンを堅固に保持した場合には、ロックワッシャは、停止面によって回転可能にロックされた状態を維持され、螺合可能要素は、ロックワッシャが支持要素との係合状態を維持しているならばロックワッシャに対して擦れ合って滑動することができる。明らかなように、ロックワッシャが螺合要素と係合する場合には、ロックワッシャが支持要素に対して擦れ合って滑動することができる。
好ましくは、停止面及び滑り面が、ラジアル方向に延在している交線に沿って隣接している。また、ワッシャクラウンの係合面同士は、互いに係合された2つのワッシャクラウンの間に自由空間が存在しない程度に完全に協働する。このようにして、他の部品を必要とすることなく上述の機能を発揮すると共に圧縮力に対する耐性を有しているロックワッシャを得ることができる。
本発明における特に好ましい実施例では、ワッシャクラウンが、クレストに沿って非対称ラジアル歯と交差しているアキシアル平面を有しており、停止面が、アキシアル平面に対して相対的に、例えば数度で傾斜している。このようにして、ワッシャクラウンのうち一方のワッシャクラウンの停止面が他方のワッシャクラウンの停止面に当接している状態では、螺合可能要素を締結する際に停止面が互いに対して滑動する危険性が常に存在しない。従って、この操作の際には、ワッシャクラウンが互いに対して回転可能に結合された状態を維持している。
さらに、ワッシャクラウンが、クレストに沿って非対称ラジアル歯と交差しているアキシアル平面と、クレストに沿ってアキシアル平面と直角に交差している垂直平面とを有しており、優位には、滑り面が、垂直平面に対して相対的に傾斜している。例えば数度、螺合可能要素のピッチ角より大きい角度であっても、本発明の技術的範囲に属する。
さらに、ワッシャクラウンそれぞれの係合面が、8枚〜30枚の非対称ラジアル歯を有している。特定の用途では、ワッシャクラウンそれぞれの係合面が、10枚〜20枚の非対称ラジアル歯を有している。ワッシャクラウンの係合面は、例えば15枚の非対称ラジアル歯を有している場合がある。従って、2つのワッシャクラウンが、確実にアキシアル方向において互いに対して移動することができるので、ワッシャクラウンの厚さを考慮して、力がワッシャクラウンの輪郭内において良好に分散される。さらに、ワッシャクラウンのうち一方のワッシャクラウンが、凸状係合面を有しており、ワッシャクラウンのうち他方のワッシャクラウンが、凹状係合面を有している。従って、凸状係合面を有しているワッシャクラウンは、凹状係合面を有しているワッシャクラウンと係合される。このようにして、ロックワッシャは、平坦になるまで変形される前に互いに係合されると共に単一の錘状要素を形成する2つのワッシャクラウンから構成されている。また、ワッシャクラウンの非対称ラジアル歯それぞれが、2つのワッシャクラウンが平坦になるまで変形される前に非対称ラジアル歯の滑り面それぞれが互いと接触するように互いと協働する。このような特徴的な機能によって、螺合可能要素を締結する際においてワッシャクラウンの相互移動を防止することができるので、結論として、一方のワッシャクラウンのラジアル歯が、他方のワッシャクラウンのラジアル歯に対して相対的に移動することができる。
優位には、係合面同士が、当該係合面の全体に亘って連続的に接触するように構成されているので、ワッシャクラウン同士の結合関係を維持することができる一方、例えば接着剤を係合面に塗布することができる。また、このような特徴的な機能は調整の実行を容易にする。
さらに、特に好ましい実施例では、ワッシャクラウンは、好ましくはバネ鋼、例えばケイ素鋼から作られている。また、係合面は、滑り面同士の間における摩擦力を低減するように処理されている。本明細書では、係合面の処理とは、物理的な処理又は化学的な処理とコーティングの実施との両方を示すものである。さらに、優位には、ワッシャクラウンの係合面に隣接する支持サポート部分が、係合面同士の間における摩擦力とナットと支持要素との間の摩擦力とをそれぞれ高めるように処理又はコーティングされている。このようにして、支持要素に食い込むことによって当該支持要素を損傷させる可能性があるワッシャクラウンの支持サポート部分に、ラジアル方向の縞状の溝を設ける必要が無くなる。
本発明の他の特徴的な機能及び利点は、添付図面を参照しつつ、非限定的な例示である本発明の特定の実施例に関する以下の説明を精査することによって明らかとなる。
[付記項1]
支持要素(38)と螺合可能要素(42)との間においてアキシアル方向に圧縮されるように構成されているロックワッシャ(10)であって、
前記螺合可能要素(42)が、前記ロックワッシャ(10)を貫通するように構成されている軸部分(40)を介して、前記支持要素(38)に接続されており、
前記ロックワッシャ(10)が、係合面(22,24)を有している2つのワッシャクラウン(12,14)を備えており、
前記係合面(22,24)それぞれが、複数の非対称ラジアル歯(26,26′)を有しており、
前記非対称ラジアル歯(26,26′)それぞれが、クレスト(28,28′)と、前記クレストから所定の角度で離隔されている歯底部(30,30′)とを有している一方、前記クレスト(28,28′)と前記歯底部(30,30′)との間において所定の角度で傾斜して延在している滑り面(32,32′)を有しており、
前記ワッシャクラウン(12,14)の前記係合面(22,24)それぞれが、互いに対して係合されるように構成されており、
前記ワッシャクラウン(12,14)それぞれが、互いと接触し、互いに対して係合されており、前記螺合可能要素(42)と前記支持要素(38)との間でアキシアル方向の圧力が作用した状態において圧縮状態を維持しており、前記螺合可能要素(42)が緩んだ場合に、前記ワッシャクラウン(12,14)を互いに対して相対的に回転させるために、前記螺合可能要素(42)及び前記支持要素(38)それぞれと共に回転するように構成されており、
前記滑り面(32,32′)それぞれが、互いに対して滑動する一方、前記ワッシャクラウン(12,14)をアキシアル方向において互いから離隔させることによって前記螺合可能要素(42)の回転を阻止するための傾斜部分を形成している、前記ロックワッシャ(10)において、
前記ロックワッシャ(10)が、錐台状の形態を呈しており、
前記ロックワッシャ(10)が、平坦化されるために弾性変形可能とされ、前記アキシアル方向の圧力を略一定に維持するために、前記支持要素(38)と前記螺合可能要素(42)との間においてバネを形成しており、これにより前記支持要素(38)及び前記螺合可能要素(42)がアキシアル方向において互いから離隔された場合に、前記ワッシャクラウン(12,14)が、互いに対して回転するように構成されていることを特徴とするロックワッシャ。
[付記項2]
前記ワッシャクラウン(12,14)それぞれの前記係合面(24,22)の前記非対称ラジアル歯(26,26′)が、同一形状とされることを特徴とする付記項1に記載のロックワッシャ。
[付記項3]
前記非対称ラジアル歯(26,26′)それぞれが、前記クレスト(28,28′)に関して前記滑り面(32,32′)の反対側に停止面(34,34′)を有しており、
前記ワッシャクラウン(12,14)の前記係合面(24,22)が互いに対して係合された場合に、前記係合面(24,22)の前記非対称ラジアル歯(26,26′)の前記停止面(34,34′)それぞれが互いと接触することを特徴とする付記項1又は2に記載のロックワッシャ。
[付記項4]
前記停止面(34,34′)及び前記滑り面(32,32′)が、ラジアル方向に延在している交線に沿って結合していることを特徴とする付記項3に記載のロックワッシャ。
[付記項5]
前記ワッシャクラウン(12,14)が、前記クレスト(28,28′)に従って前記非対称ラジアル歯(26,26′)と交差しているアキシアル平面を有しており、
前記停止面(34,34′)が、前記アキシアル平面に対して相対的に傾斜していることを特徴とする付記項3又は4に記載のロックワッシャ。
[付記項6]
前記ワッシャクラウン(12,14)が、前記クレスト(28,28′)に沿って前記非対称ラジアル歯(26,26′)と交差しているアキシアル平面を有しており、
垂直平面が、前記クレスト(28,28′)に従って前記アキシアル平面と直角に交差しており、
前記滑り面(32,32′)が、前記垂直平面に対して相対的に傾斜していることを特徴とする付記項1〜5のいずれか一項に記載のロックワッシャ。
[付記項7]
前記ワッシャクラウン(14,12)それぞれの前記係合面(22,24)が、10枚〜20枚の前記非対称ラジアル歯(26,26′)を有していることを特徴とする付記項1〜6のいずれか一項に記載のロックワッシャ。
[付記項8]
前記ワッシャクラウン(12,14)のうち一方のワッシャクラウンが、凸状係合面(22)を有しており、他方のワッシャクラウンが、凹状係合面(24)を有していることを特徴とする付記項1〜7のいずれか一項に記載のロックワッシャ。
[付記項9]
前記ワッシャクラウン(12,14)が、バネ鋼から作られていることを特徴とする付記項1〜8のいずれか一項に記載のロックワッシャ。
[付記項10]
前記係合面(22,24)が、前記滑り面(32,32′)同士の間において摩擦力を低減するように処理されていることを特徴とする付記項1〜9のいずれか一項に記載のロックワッシャ。
本発明におけるロックワッシャの概略的な断面図である。 図1に表わすロックワッシャの一の構成要素の概略的な斜視図である。 図1に表わすロックワッシャの他の構成要素の概略的な斜視図である。 機能位置における、本発明におけるロックワッシャを含んでいる組立体の概略的な縦断面図である。
図1は、対称軸線Aを有している錐台状のロックワッシャ10の断面図である。ロックワッシャ10は、外側ワッシャクラウン12と、その内側に、内側ワッシャクラウン14とを有している。以下に詳述するように、2つのワッシャクラウン12,14は互いと係合される。外側ワッシャクラウン12は、図1に表わさないが、外側支持サポート部分16と内側支持サポート部分18とを有している一方、ロックワッシャ10は、例えばネジ付軸要素と係合可能な円状の中心開口部20を有している。
次に、図2及び図3を参照する。図2は、上方から見た内側ワッシャクラウン14の斜視図である。図3は、下方から見た外側ワッシャクラウン12の斜視図である。外側ワッシャクラウン12は、第1の中間錐体を形成している一方、内側ワッシャクラウン14は、第2の中間錐体を形成している。内側ワッシャクラウン14は、凸状係合面22を有している一方、外側ワッシャクラウン12は、凹状係合面24を有している。2つの係合面22,24は相補的な関係を有しており、2つのクラウン14,12の間に自由空間を残すことなく、互いと係合するように構成されている。優位には、2つのクラウン12,14は、バネ鋼から作られており、アキシアル方向において錐体の状態と平坦な状態との間で弾性変形可能とされる。好ましくは、クラウン12,14は、熱間鍛造処理された後に面取りされ、その後に、クラウン12,14の機械的性質を均質化するに適した熱処理を施される。また、クラウン12,14は、特定の状況ではコーティングされる場合がある。
図3に表わす外側ワッシャクラウン12の凹状係合面24は、外側ワッシャクラウン12の周に沿って等間隔で配置されている15個の第1の非対称ラジアル歯26を有している。これら第1の非対称ラジアル歯26それぞれが、ラジアル方向に延在している第1のクレスト28と、ラジアル方向に延在している第1の歯底部30であって、第1のクレスト28から約24°の角度で離隔配置されている第1の歯底部30とを有している。従って、一方で、第1の非対称ラジアル歯26それぞれが、第1のクレスト28と第1の歯底部30との間で傾斜している状態において所定の角度を有して延在している、第1の滑り面32を有している。第1の非対称ラジアル歯26それぞれの第1の滑り面32は、交線に対して所定の角度を、例えば5°の角度を形成している状態において上述の第1の中間錐体を横断している。他方で、第1の非対称ラジアル歯26は、第1のクレスト28に関して第1の滑り面32の反対側に延在している第1の停止面34であって、隣接する第1の非対称ラジアル歯26の第1の歯底部30に結合している第1の停止面34を有している。同様に、第1の停止面34が、交線に対して例えば90°や95°±10°の隣接角を形成している状態において、第1の中間錐体を横断している。また、第1の停止面34は、第1の非対称ラジアル歯26を介して隣接する第1のクレスト28と第1の歯底部30との間において、上述の第1の中間錐体に従って傾斜して、例えば2°の角度で傾斜して延在している。
図2に表わすように、内側ワッシャクラウン14の凸状係合面22の形状は、外側ワッシャクラウン12の凹状係合面24の形状に対して相補的である。また、類似する構成要素には、プライム記号“′”を付した同一の参照符号が付されている。従って、内側ワッシャクラウン14は、周に沿って配置されている15個の第2の非対称ラジアル歯26′であって、第1の非対称ラジアル歯26と同一形状とされる第2の非対称ラジアル歯26′を有している。第2の非対称ラジアル歯26′それぞれが、ラジアル方向に延在している第2のクレスト28′と、第2のクレスト28′から約24°の角度で離隔配置されている第2の歯底部30′とを有している。また、一方で、第2の非対称ラジアル歯26′それぞれが、第2のクレスト28′と第2の歯底部30′との間で傾斜している状態において所定の角度を有して延在している、第2の滑り面32′を有している。第2の非対称ラジアル歯26′それぞれの第2の滑り面32′は、交線に対して所定の角度を、例えば5°の角度を形成している状態において上述の第2の中間錐体を横断している。他方で、第2の非対称ラジアル歯26′は、第2のクレスト28′に関して第2の滑り面32′の反対側に延在している第2の停止面34′であって、隣り合う第2の非対称ラジアル歯26′の第2の歯底部30′に結合している第2の停止面34′を有している。同様に、第2の停止面34′が、交線に対して例えば90°や95°±10°の隣接角を形成している状態において、第2の中間錐体を横断している。また、第2の停止面34′は、第2の非対称ラジアル歯26′を介して隣接する第2のクレスト28′と第2の歯底部30′との間において、上述の第2の中間錐体に従って傾斜して、例えば2°の角度で傾斜して延在している。
このようにして、図1に表わすように、凸状係合面22が凹状係合面24に対面した状態において、外側ワッシャクラウン12と内側ワッシャクラウン14とが接続される。また、第1の滑り面32及び第2の滑り面32′それぞれが互いに対して対面している一方、第1の停止面34及び第2の停止面34′それぞれが互いに対して当接している。凸状係合面22及び凹状係合面24は接続時に相補的な形状とされ、外側ワッシャクラウン12と内側ワッシャクラウン14との間には自由空間が存在しない。同様に、後述するように、優位には、潤滑剤が、第1の滑り面32及び第2の滑り面32′が互いに対して容易に運動可能とするために、凸状係合面22及び凹状係合面24に塗布されている。
従って、凹状係合面24に対して凸状係合面22を対面させた状態で外側ワッシャクラウン12と内側ワッシャクラウン14とを接続した後に、螺合可能要素と支持要素との間においてロックワッシャ10を係合し、螺合可能要素を回転させることによって、外側ワッシャクラウン12と内側ワッシャクラウン14との界面(phase)がアキシアル方向において変形する一方、非対称ラジアル歯の第1の停止面34及び第2の停止面34′それぞれが互いに対して当接することに起因して、外側ワッシャクラウン12及び内側ワッシャクラウン14が互いに対して回転可能にロックされる。このようにして、外側ワッシャクラウン12及び内側ワッシャクラウン14の第1のラジアル歯26及び第2のラジアル歯26′は、上述の変形の際に係合状態を維持することができる。また、第1のラジアル歯26及び第2のラジアル歯26′は、ロックワッシャ10が平坦な状態に至るまで変形されている最中に損傷することはない。
図4に表わす錐台状のロックワッシャ10は、平坦化されており、支持要素38の支持面36に対して緊密に嵌合した状態を維持しており、ネジ付軸部分40は、ロックワッシャ10を貫通しており、これによりネジ付軸部分40に螺合されたナット42との間において堅固に保持される。従って、外側ワッシャクラウン12は、内側ワッシャクラウン14と同様に、螺合及び締結されたナット42と支持面36との間において平坦化されている。結果として、錐台状のロックワッシャ10は、ナット42と支持面36との間において弾性的に圧縮される。矢印Dに沿って下方から見ると、ナット42を時計回りに回転させることによって、外側ワッシャクラウン12の外側支持サポート部分16上にナット42を載置させ、錐台状のロックワッシャ10を平坦化させる前において、錐台状のロックワッシャ10を形成している外側ワッシャクラウン12及び内側ワッシャクラウン14から成る集合体を弾性的に変形させることができる。
このように締結された後に、互いに対して適用された外側ワッシャクラウン12及び内側ワッシャクラウン14は、圧力がナット42と支持面36との間においてアキシアル方向に作用した状態において、圧縮状態を維持されている。従って、ナット42は、支持面36が内側ワッシャクラウン14の内側支持サポート部分18に作用させる内力Pi(internal pressure)に等しい所定の外力Pe(external pressure)を、外側ワッシャクラウン12の外側支持サポート部分16に作用させる。このような圧力は、ナット42の締付と、特に錐台状のロックワッシャ10の弾性反発との結果として生じることに留意すべきである。
従って、このような状況では、図4に表わす螺合集合体(screwed assembly)が例えば振動を受けた場合には、ナット42は反時計回りに回転して緩みそうになるだろう。外側支持サポート部分16と内側支持サポート部分18との間に、及び、ナット42と支持面36との間に作用する圧力それぞれに鑑みて、ナット42が反時計回りに回転して緩みそうな場合には、摩擦力は、外側ワッシャクラウン12がナット42と係合するような大きさである一方、内側ワッシャクラウン14が支持面36と係合するような大きさであるので、その結果として、外側ワッシャクラウン12がナット42と共に回転する一方、内側ワッシャクラウン14は固定された姿勢を維持することができる。また、外側ワッシャクラウン12及び内側ワッシャクラウン14は、アキシアル方向において互いから分離している。内側の凹状係合面24の第1の滑り面32は、外側の凸状係合面22の第2の滑り面32′に対して滑動することができる一方、斜面を形成しているからである。このような摩擦は、潤滑剤によって容易に実現することができる。第1の滑り面32及び第2の滑り面32′の角度Gは、ロックワッシャ10の中立面に対する最大傾斜角度に相当し、ロックワッシャ10の直線状部分に対するネジ付軸部分40の捩じれ角より大きいので、外側ワッシャクラウン12は、ナット42が回転運動している際に楔として機能し、これによりナット42の回転運動を緊急に阻止することができる。結論として、ナット42が緩むことを緊急に妨げることができる。
従って、例えばネジ付軸部分40が温度の影響を受けて又は何らかの他の理由によって膨張し、ナット42と支持要素38の支持面36とがアキシアル方向において互いから離隔した場合には、錐台状のロックワッシャ10が初期の錐台形状に復帰しようとする。このようにして、外力Pe及び内力Piが、外側ワッシャクラウン12の外側支持サポート部分16とナット42との間に、及び、支持面36と内側支持サポート部分18との間にそれぞれ作用する一方、ある程度保存され、略一定に保たれる。このようにして、ナット42が偶発的に緩むと、常に、外側ワッシャクラウン12が内側ワッシャクラウン14に対して相対的に回転し、その結果として、上述の外力及び内力と同一の力に起因する回転に対してナット42をロックすることができる。
また、明らかに、このような錐台状のロックワッシャ10は、ネジ頭と任意の支持サポート部分との間において調整可能とされるので、同一のロック効果を発揮することができる。実際には、ネジ及びナットのうち一方が他方に対して回転した場合に、ネジの軸部分に作用する張力が、ネジ/ナットシステムにおける大部分の摩擦を発生させ、ネジの軸部分を破壊する。
さらに、本発明では、非対称ラジアル歯の数量が限定されないことに留意すべきである。例えば16枚の歯や20枚の非対称ラジアル歯を具備するワッシャクラウンであっても、本発明に適用可能であることは明らかである。
10 ロックワッシャ
12 外側ワッシャクラウン
14 内側ワッシャクラウン
16 外側支持サポート部分
18 内側支持サポート部分
20 中心開口部
22 凸状係合面
24 凹状係合面
26 第1の非対称ラジアル歯
26′ 第2の非対称ラジアル歯
28 第1のクレスト
28′ 第2のクレスト
30 第1の歯底部
30′ 第2の歯底部
32 第1の滑り面
32′ 第2の滑り面
34 第1の停止面
34′ 第2の停止面
36 支持面
38 支持要素
40 ネジ付軸部分
42 ナット
D 矢印

Claims (1)

  1. 支持要素(38)と螺合可能要素(42)との間においてアキシアル方向に圧縮されるように構成されているロックワッシャ(10)であって、
    前記螺合可能要素(42)が、前記ロックワッシャ(10)を貫通するように構成されている軸部分(40)を介して、前記支持要素(38)に接続されており、
    前記ロックワッシャ(10)が、係合面(22,24)を有している2つのワッシャクラウン(12,14)を備えており、
    前記係合面(22,24)それぞれが、複数の非対称ラジアル歯(26,26′)を有しており、
    前記非対称ラジアル歯(26,26′)それぞれが、クレスト(28,28′)と、前記クレストから所定の角度で離隔されている歯底部(30,30′)とを有している一方、前記クレスト(28,28′)と前記歯底部(30,30′)との間において所定の角度で傾斜して延在している滑り面(32,32′)を有しており、
    前記ワッシャクラウン(12,14)の前記係合面(22,24)それぞれが、互いに対して係合されるように構成されており、
    前記ワッシャクラウン(12,14)それぞれが、互いと接触し、互いに対して係合されており、前記螺合可能要素(42)と前記支持要素(38)との間でアキシアル方向の圧力が作用した状態において圧縮状態を維持しており、前記螺合可能要素(42)が緩んだ場合に、前記ワッシャクラウン(12,14)を互いに対して相対的に回転させるために、前記螺合可能要素(42)及び前記支持要素(38)それぞれと共に回転するように構成されており、
    前記滑り面(32,32′)それぞれが、互いに対して滑動する一方、前記ワッシャクラウン(12,14)をアキシアル方向において互いから離隔させることによって前記螺合可能要素(42)の回転を阻止するための傾斜部分を形成している、前記ロックワッシャ(10)において、
    前記ロックワッシャ(10)が、錐台状の形態を呈しており、
    前記ロックワッシャ(10)が、平坦化されるために弾性変形可能とされ、前記アキシアル方向の圧力を略一定に維持するために、前記支持要素(38)と前記螺合可能要素(42)との間においてバネを形成しており、これにより前記支持要素(38)及び前記螺合可能要素(42)がアキシアル方向において互いから離隔された場合に、前記ワッシャクラウン(12,14)が、互いに対して回転するように構成されていることを特徴とするロックワッシャ。
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