JP2017129070A - エンジン部材およびこれを備えるエンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】潤滑油をオイル貯留部材に戻すためのオイル通路の取り回し性向上と潤滑油のオイル貯留部材への戻し性能の向上との両立を図ること。【解決手段】シリンダヘッド2のオイル戻し孔34と、シリンダブロック6のオイル戻し通路78と、がオイル戻し孔34の下方通路部34bを介して段差状に連通接続された構成において、下方通路部34bを傾斜壁面凹部54aと平行延在凹部54bとから構成する。傾斜壁面凹部54は、エンジン1を搭載した車両の旋回走行によって生ずる遠心力のうち想定され得る最大の遠心力がエンジン1内の潤滑油に作用したことによって、下方通路部34b内において油面が傾斜した状態で潤滑油が滞留した場合でも、上方通路部34aの通路断面積以上の通路断面積を確保できるような位置(深さ)に設定されている。【選択図】図12

Description

本発明は、オイル貯留部材に連通する第1オイル通路を有する通路構成部材に締結されるエンジン部材およびこれを備えるエンジンに関する。
特開2003−201815号公報(特許文献1)には、エンジン部材としてのバランサ装置が記載されている。当該バランサ装置は、シリンダヘッド側からオイル貯留部材としてのオイルパンに潤滑油を戻すためのオイル戻し通路の一部を構成するオイル通路を有している。当該オイル通路は、バランサ装置のアッパーハウジングに設けた第1通路と、バランサ装置のロアハウジングに設けた第2通路と、当該第1通路および第2通路を連通接続するべくアッパーハウジングおよびロアハウジングの接合面に設けた接続通路と、によってアッパーハウジングからロアハウジングにかけてクランク状に曲折するように構成されている。
当該バランサ装置では、接続通路によって第1および第2通路を接続するのみの簡単な構成で第2通路を任意の位置に配置することができ、オイル戻し通路の設定自由度を向上することができる。また、シリンダヘッド側から流れてくる潤滑油の流速を接続通路によって低下させた上でオイルパンに戻す構成であるため、オイルの泡立ちを抑制することができる。
特開2003−201815号公報
ところで、車両に搭載されたエンジンには、車両の加減速時や、旋回時、登降坂走行時などに慣性力が作用する。当該慣性力は、シリンダヘッド側からオイルパンへと流れるエンジン内の潤滑油の円滑な流れを妨げる方向に作用する。特に、上述した公報に記載のバランサ装置のようにオイル通路がクランク状に曲折された構成では、曲折部で潤滑油が傾斜した状態で滞留してオイル通路を塞いでしまう場合がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、潤滑油をオイル貯留部材に戻すためのオイル通路の取り回し性の向上と潤滑油のオイル貯留部材への戻し性能の向上との両立を図ることができる技術を提供することを目的とする。
本発明のエンジン部材およびこれを備えるエンジンは、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明に係るエンジン部材の好ましい形態によれば、オイル貯留部材に連通する第1オイル通路を有する通路構成部材に締結されるエンジン部材が構成される。当該エンジン部材は、オイル貯留部材に向けて潤滑油を流すように構成された第2オイル通路と、当該第2オイル通路の延在方向および当該延在方向と交差する方向に延在すると共に第2オイル通路を第1オイル通路に連通接続するように構成された接続通路と、を有している。そして、接続通路は、潤滑油に所定の大きさの外力が作用して接続通路を流れる潤滑油の油面が所定の角度傾斜した際に、当該油面と当該油面に面する接続通路の内壁面とによって構成される流路の断面積が第2オイル通路の断面積以上となるように構成されている。
本発明における「エンジン部材」とは、典型的には、エンジンを構成する主要な部材、例えば、シリンダヘッドやシリンダブロック、クランクケースなどがこれに該当するが、エンジン性能向上のために設けられる付属部材、例えば、バランサ装置などを好適に包含する。
また、本発明における「外力」とは、典型的には、車両が加速ないし減速する際に当該車両に搭載されたエンジン内の潤滑油に作用する慣性力(縦G)、あるいは、車両が旋回する際に当該車両に搭載されたエンジン内の潤滑油に作用する遠心力(横G)などがこれに該当するが、車両が登降坂走行する際に当該車両に搭載されたエンジン内の潤滑油、あるいは、車両に傾斜搭載されたエンジン内の潤滑油に作用する重力を好適に包含する。
さらに、本発明における「所定の大きさ」は、典型的には、本発明に係るエンジン部材により構成されたエンジンを搭載した車両において想定される慣性力や遠心力、重力の最大値として規定される。
本発明によれば、第1オイル通路と第2オイル通路とを接続通路によって接続する構成であるため、第1オイル通路および第2オイル通路の配置自由度を向上することができる。また、潤滑油に所定の大きさの外力が作用して接続通路を流れる潤滑油の油面が所定の角度傾斜した場合、即ち、所定の角度傾斜した油面状態で潤滑油が接続通路内で滞留した場合であっても、接続通路内には当該滞留した潤滑油を除く部分の通路断面積が第2オイル通路の断面積以上を有するように接続通路が構成されているため、流路断面積の減少に起因するオイル貯留部材への潤滑油戻し性能の低下が生ずることはない。これにより、潤滑油をオイル貯留部材に戻すためのオイル通路の取り回し性向上と潤滑油のオイル貯留部材への戻し性能の向上との両立を図ることができる。
本発明に係るエンジン部材の更なる形態によれば、接続通路の内壁面は、所定の角度と略同じ角度に構成された傾斜面を有するように構成されている。
本形態によれば、接続通路内に潤滑油が所定の角度傾斜した状態で滞留した場合に、当該接続通路内に第2オイル通路の断面積以上となる空間(流路)を確保するために必要なスペースが最小限で済むため合理的である。
本発明に係るエンジン部材の更なる形態によれば、接続通路は、エンジン部材の通路構成部材との合わせ面に形成された凹部として構成されている。
本形態によれば、接続通路を簡易に確保することができる。
本発明に係るエンジン部材の更なる形態によれば、通路構成部材は、シリンダボアと、当該シリンダボアの外周を囲繞するよう構成されたブロック側冷却水通路と、を有するシリンダブロックとして構成されている。また、エンジン部材は、ブロック側冷却水通路と連通するヘッド側冷却水通路を有するシリンダヘッドとして構成されている。そして、接続通路は、ヘッド側冷却水通路に隣接配置されるように構成されている。
本形態によれば、ヘッド側冷却水通路を流れる冷却水によって接続通路を流れる潤滑油を冷却する構成であるため、シリンダヘッドからシリンダブロックを介してオイル貯留部材へ戻される潤滑油の冷却性を向上することができる。
本発明に係るエンジン部材の更なる形態によれば、接続通路は、シリンダヘッドとシリンダブロックとの合わせ面に沿って延在する延在凹部を有している。そして、当該延在凹部は、ヘッド側冷却水通路の下部に配置されるように構成されている。
本形態によれば、接続通路がヘッド側冷却水通路と接触する面積を増加することができるため、シリンダヘッドからシリンダブロックを介してオイル貯留部材に戻される潤滑油の冷却性をより向上することができる。また、接続通路の断面積が拡大するため、オイル貯留部材への潤滑油戻し性能も向上する。
本発明に係るエンジンの好ましい形態によれば、上述したいずれかの態様の本発明に係るエンジン部材を備えるエンジンが構成される。
本発明によれば、上述したいずれかの態様の本発明に係るエンジン部材を備えるから、本発明のエンジン部材が奏する効果と同様の効果、例えば、潤滑油をオイル貯留部材に戻すためのオイル通路の取り回し性向上と潤滑油のオイル貯留部材への戻し性能の向上との両立を図ることができる効果などを奏することができる。
本発明によれば、潤滑油をオイル貯留部材に戻すためのオイル通路の取り回し性向上と潤滑油のオイル貯留部材への戻し性能の向上との両立を図ることができる。
本発明の実施の形態に係るエンジン1の構成の概略を示す断面図である。 シリンダヘッド2を上方から見た平面図である。 シリンダヘッド2を気筒配列方向に直交する方向から見た側面図である。 シリンダヘッド2を気筒配列方向から見た正面図である。 シリンダヘッド2を燃焼室構成凹部44側から見た裏側平面図である。 図2のA−A断面の一部を示す断面図である。 図3のB−B断面を示す断面図である。 シリンダブロック6を上方から見た平面図である。 シリンダブロック6を気筒配列方向に直交する方向から見た側面図である。 図8のC−C断面の一部を拡大して示す要部拡大断面図である。 オイル戻し通路の構成を示す説明図である。 潤滑油がオイル戻し通路を流れる様子を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
本発明の実施の形態に係るエンジン1は、図1に示すように、シリンダヘッド2と、シリンダヘッド2の上部に取り付けられたロッカーカバー4と、シリンダヘッド2の下部に取り付けられたシリンダブロック6と、シリンダブロック6の下部に取り付けられたアッパーオイルパン8と、潤滑油を貯留可能なようにアッパーオイルパン8の下部に取り付けられたロアオイルパン10と、シリンダヘッド2の側面に取り付けられたエキゾーストマニホールド12と、を備えている。エンジン1は、4つの気筒が直列に配置された直列4気筒エンジンとして構成されており、後述するシリンダボア66aの配列方向が車両進行方向に対して垂直となるように車両には横置きに搭載される。ここで、ロアオイルパン10は、本発明における「オイル貯留部材」に対応する実施構成の一例である。なお、本実施の形態では、便宜上、ロッカーカバー4側、即ち、図1中の紙面上方を、「上側」ないし「上方側」として規定し、ロアオイルパン10側、即ち、図1中の紙面下方を、「下側」ないし「下方側」として規定する。
シリンダヘッド2は、図2に示すように、前壁部22aと、後壁部22bと、前壁部22aおよび後壁部22bを接続する側壁部24a,24bと、を備えている。シリンダヘッド2は、本発明における「エンジン部材」に対応する実施構成の一例である。
側壁部24a,24bは、後述する燃焼室構成凹部44の配列方向(図2の左右方向)に沿うように延在している。側壁部24aは、図3に示すように、エキゾーストマニホールド12を取り付けるための取付部25を有している。また、側壁部24bは、図示しないインテークマニホールドを取り付けるための取付部27を有している。
また、シリンダヘッド2は、図4および図7に示すように、アッパーデッキ部26およびロアデッキ部28を備えている。アッパーデッキ部26およびロアデッキ部28は、前壁部22a、後壁部22bおよび側壁部24a,24bに接続されている。アッパーデッキ部26とロアデッキ部28との間には、図7に示すように、ヘッド側ウォータジャケットHWJが形成されている。
アッパーデッキ部26は、図4および図7に示すように、シリンダヘッド2の幅方向(図4および図7の左右方向)中央部から各側壁部24a,24bに向かうにしたがい下り傾斜となる傾斜面を有するように構成されている。言い換えると、アッパーデッキ部26のデッキ面は、シリンダヘッド2の幅方向(図4および図7の左右方向)中央部を頂点とした山形形状に構成されているとも言える。
ロアデッキ部28には、図5に示すように、燃焼室を構成する燃焼室構成凹部44が直列に4つ設けられている。また、ロアデッキ部28には、ヘッド側ウォータジャケットHWJをシリンダブロック6の後述するブロック側ウォータジャケットに連通するための複数の開口が形成されている。
ヘッド側ウォータジャケットHWJは、冷却水が流れる冷却水通路として構成されており、ヘッド側ウォータジャケットHWJを流れる冷却水によって、シリンダヘッド2の中でも高温となる部位、例えば、燃焼室構成凹部44や取付部25を冷却するように構成されている。ヘッド側ウォータジャケットHWJは、本発明における「ヘッド側冷却水通路」に対応する実施構成の一例である。
さらに、シリンダヘッド2には、図2および図5に示すように、ヘッド締結ボルト(図示せず)を挿通するための複数の挿通孔32およびアッパーデッキ部24上を流れる潤滑油をロアオイルパン10に戻すためのオイル戻し孔34,35,36,37,38が形成されている。挿通孔32およびオイル戻し孔34,35,36,37,38は、アッパーデッキ部26からロアデッキ部28まで貫通するように構成されている。シリンダヘッド2は、ヘッド締結ボルト(図示せず)によってシリンダブロック6に締結固定される。
オイル戻し孔34は、図2に示すように、燃焼室構成凹部44を挟んで側壁部24a寄りの位置(山形形状に構成されたアッパーデッキ部26のデッキ面の裾野部分)であって、当該側壁部24aと後壁部22bとの接続部近傍に対応する位置に配置されている。また、オイル戻し孔34は、図6に示すように、上方通路部34aと、下方通路部34bと、を有し、断面視略L字状に構成されている。
上方通路部34aは、図6に示すように、一端がアッパーデッキ部26に開口しており、延在方向に垂直な断面形状がほぼ円形状に形成された孔として構成されている。なお、上方通路部34aは、シリンダヘッド2のうち当該上方通路部34aに対し後壁部22b側に配置されたヘッド側ウォータジャケットHWJに沿うように構成されている。上方通路部34aは、本発明における「第2オイル通路」に対応する実施構成の一例である。
下方通路部34bは、図6に示すように、一端が上方通路部34aに接続されると共に、他端がロアデッキ部28に開口する凹部として構成されている。本実施の形態では、説明の便宜上、下方通路部34bのうち上方通路部34aに接続された側(図6中の上部側)の壁面を、「底部」ないし「底面」として規定し、ロアデッキ部28から「底部」ないし「底面」までの距離を「深さ」と規定する。下方通路部34bは、本発明における「接続通路」に対応する実施構成の一例である。
また、下方通路部34bは、図6に示すように、上方通路部34aの他端(アッパーデッキ部26側とは反対側、図6の下側)から後壁部22bが配置された側とは反対側に向かって燃焼室構成凹部44の配列方向に延在するように構成されている。
下方通路部34bは、図6に示すように、傾斜壁面凹部54aと、平行延在凹部54bと、を有している。傾斜壁面凹部54aは、上方通路部34aの他端部(アッパーデッキ部26側とは反対側、図6の下側)からロアデッキ部28側に向かうにしたがい深さが漸減するような傾斜面を有するように構成されている。なお、下方通路部34bは、傾斜壁面凹部54aのうちロアデッキ部28寄りの部分および平行延在凹部54bがヘッド側ウォータジャケットHWJに隣接するように構成されている。
なお、傾斜壁面凹部54aの傾斜角度は、本発明の実施の形態に係るエンジン1を搭載した車両の旋回走行によって生ずる遠心力のうち想定され得る最大の遠心力がエンジン1内の潤滑油に作用した場合の油面の傾斜角度とほぼ同等の大きさとなるように設定されている。
傾斜壁面凹部54aの上方通路部34aへの接続位置(下方通路部34bの最大深さ)は、上述した最大の遠心力がエンジン1内の潤滑油に作用したことによって下方通路部34b内において油面が傾斜した状態で潤滑油が滞留した場合(詳細は後述する)でも、上方通路部34aの通路断面積(上方通路部34aを当該上方通路部34aの延在方向に垂直な断面で切った場合の断面積)以上の通路断面積が確保できるような位置(深さ)となるように設定される。
平行延在凹部54bは、図6に示すように、傾斜壁面凹部54aのロアデッキ部28側の端部に接続され、当該端部から凹部深さをほぼ一定に保持した状態で燃焼室構成凹部44の配列方向に延在するように構成されている。即ち、平行延在凹部54bは、底面がロアデッキ部28のデッキ面と平行な状態で上方通路部34aから離れる方向に向かって延在するように構成されている。
平行延在凹部54bは、その延在方向全域に亘ってヘッド側ウォータジャケットHWJに接するように構成されている。平行延在凹部54bは、本発明における「延在凹部」に対応する実施構成の一例である。
オイル戻し孔35,36,37は、図2および図5に示すように、燃焼室構成凹部44に対し側壁部24a寄りの位置(山形形状に構成されたアッパーデッキ部26のデッキ面の裾野部分)であって、各燃焼室構成凹部44間に対応する位置に配置されている。オイル戻し孔35,36,37は、延在方向に垂直な断面形状がほぼ円形状の直線孔として構成されている(図3参照)。
オイル戻し孔38は、図2および図5に示すように、燃焼室構成凹部44に対し側壁部24b寄りの位置(山形形状に構成されたアッパーデッキ部26のデッキ面の裾野部分)であって、後壁部22b側から1番目および2番目の燃焼室構成凹部44の間に対応する位置に配置されている。なお、オイル戻し孔38は、オイル戻し孔34と基本的に同様の構成を有している。したがって、その詳細な説明は省略する。
シリンダブロック6は、図8に示すように、前壁部62aと、後壁部62bと、前壁部62aおよび後壁部62bに接続された側壁部64a,64bと、シリンダボア66aを有するシリンダ壁部66と、を備えている。前壁部62a,後壁部62bおよび側壁部64a,64bと、シリンダ壁部66との間には、ブロック側ウォータジャケットBWJが形成されている。前壁部62a、後壁部62b、側壁部64a,64bおよびシリンダ壁部66の上端面は面一状に形成されており、シリンダヘッド2に当接される当接面(以下、ブロックデッキ面6aという。)を構成している。
ブロック側ウォータジャケットBWJは、冷却水が流れる冷却水通路として構成されており、ブロック側ウォータジャケットBWJを流れる冷却水によって、シリンダブロック6、特に、シリンダ壁部66周りが冷却される。ブロック側ウォータジャケットBWJは、上側(図8の紙面方向手前側)が開口するように構成されている。
シリンダ壁部66は、図8に示すように、4つのシリンダボア66aが直列に配置されるように構成されている。各シリンダ壁部66は、互いに連結されている。なお、シリンダボア66a内には、図示しないピストンが摺動する。ブロック側ウォータジャケットBWJは、図8に示すように、シリンダ壁部66を囲むようにシリンダ壁部66に同心状に構成されている。
また、シリンダブロック6には、図8に示すように、ヘッド締結ボルトをネジ係合するための複数のネジ孔76および複数のオイル戻し通路78,79,80が形成されている。オイル戻し通路78,79,80は、当該オイル戻し通路78,79,80に対応するようにアッパーオイルパン8に形成された図示しないオイル通路を介してロアオイルパン10に連通されている。シリンダブロック6は、本発明における「通路構成部材」に対応する実施構成の一例である。
オイル戻し通路78は、図8に示すように、シリンダボア66aに対し側壁部64a寄りの位置であって、後壁部62b側から1番目および2番目のシリンダボア66aに対応する位置に配置されている。オイル戻し通路78は、図9に示すように、ブロックデッキ面6a側が開口された凹部78aと、一端が当該凹部78aに接続され他端がシリンダブロック6の底面6bに開口するように構成された通路部78bと、を有する側面視略T字状に構成されている。オイル戻し通路78は、本発明における「第1オイル通路」に対応する実施構成の一例である。
凹部78aは、図8に示すように、シリンダボア66aの配列方向に延在するように構成されている。凹部78aの延在方向長さは、ほぼ2つのシリンダボア66aに亘る長さに設定されている。即ち、凹部78aの延在方向長さは、2つのシリンダボア66aの直径を足し合わせた長さにほぼ等しい長さに設定されている。なお、凹部78aの底面は、図10に示すように、通路部78bに向かって若干下り傾斜となる傾斜角を有している。
通路部78bは、図8に示すように、凹部78aの延在方向のほぼ中央部に接続されており、当該中央部からシリンダブロック6の底面6bに向かって直線状に延在している。通路部78bは、後壁部62b側から1番目および2番目のシリンダボア66a間に対応する位置に配置されている。なお、通路部78bは、図8に示すように、平面視略長方形状の断面を有している。
オイル戻し通路79は、図8に示すように、シリンダボア66aに対し側壁部64a寄りの位置であって、後壁部62b側から3番目のシリンダボア66aに対応する位置に配置されている。即ち、オイル戻し通路79は、オイル戻し通路78に対してシリンダボア66aの配列方向に並列配置されている。
オイル戻し通路79は、図9に示すように、ブロックデッキ面6a側が開口された凹部79aと、一端が当該凹部79aに接続され他端がシリンダブロック6の底面6bに開口するように構成された通路部79bと、を有する側面視略逆L字状に構成されている。
通路部79bは、図8に示すように、凹部79aの延在方向においてオイル戻し通路78から遠い側の端部に接続されており、当該端部からシリンダブロック6の底面6bに向かって直線状に延在している。通路部79bは、前壁部62a側から1番目および2番目のシリンダボア66a間にほぼ対応する位置に配置されている。なお、通路部79bは、図8に示すように、平面視略長方形状の断面を有している。
オイル戻し通路80は、図8に示すように、シリンダボア66aに対し側壁部64b寄りの位置であって、後壁部62b側から1番目および2番目のシリンダボア66a間に対応する位置から2番目のシリンダボア66aの半径分だけシリンダボア66aの配列方向に延在するように構成されている。
オイル戻し通路80は、一端がブロックデッキ面6a側に開口され、他端がシリンダブロック6の底面6bに開口する直線状の通路として構成されている。なお、オイル戻し通路80は、図8に示すように、平面視略長方形状の断面を有している。
こうして構成されたシリンダブロック6にシリンダヘッド2が締結されると、オイル戻し通路78にオイル戻し孔34,35が連通され、オイル戻し通路79にオイル戻し孔36,37が連通され、オイル戻し通路80にオイル戻し孔38が連通される。なお、シリンダブロック6にシリンダヘッド2が締結された際に、各ネジ孔76に各挿通孔32が整合されると共に、各シリンダボア66aに各燃焼室構成凹部44が整合されることは言うまでもない。
ここで、オイル戻し孔34は、図11に示すように、傾斜壁面凹部54aの一部および平行延在凹部54bを介してのみオイル戻し通路78に連通されている。即ち、オイル戻し孔34のうち下方通路部34bの傾斜壁面凹部54aのロアデッキ部28側開口の大部分がブロックデッキ面6aによって塞がれている。これにより、オイル戻し孔34とオイル戻し通路78とが段付き状の流路を構成する。
次に、こうして構成されたエンジン1を搭載した車両が旋回走行した際に、シリンダヘッド2のアッパーデッキ部26側からロアオイルパン10側に戻される潤滑油の動きについて説明する。本発明の実施の形態に係るエンジン1を搭載した車両が旋回走行すると、エンジン1内の潤滑油には遠心力(横G)が作用する。当該遠心力によってエンジン1内の潤滑油は、図12に示すように、油面が傾斜する。本実施の形態では、図12の左方向を向く遠心力がエンジン1内の潤滑油に作用した場合について説明する。
このとき、オイル戻し孔34とオイル戻し通路78とが段付き状に接続される構成であるため、オイル戻し孔34、特に、傾斜壁面凹部54aには、図12に示すように、油面が傾斜した状態で潤滑油が滞留する。
ここで、傾斜壁面凹部54aの傾斜角度が、上述した遠心力のうち想定され得る最大の遠心力が潤滑油に作用した場合の油面の傾斜角度とほぼ同等の大きさに設定されていると共に、当該最大の遠心力が潤滑油に作用して油面が傾斜した状態で潤滑油が滞留した場合でも、当該傾斜壁面凹部54aには上方通路部34aの通路断面積以上の通路断面積を確保できるだけの容積が確保されているため、オイル戻し孔34の通路断面積が滞留潤滑油によって絞られることを防止できる。これにより、ロアオイルパン10への潤滑油の戻り性能の悪化を抑制することができる。
また、本実施の形態では、平行延在凹部54bを有しているため、傾斜壁面凹部54aの一部のみによってオイル戻し通路78に連通接続される構成に比べて、オイル戻し通路78との接続開口面積を大きくすることができるため、潤滑油のロアオイルパン10への戻り性能を向上することができる。
さらに、オイル戻し孔34の上方通路部34aおよび平行延在凹部54bは、ヘッド側ウォータジャケットHWJに隣接配置されているため、潤滑油を冷却しながらロアオイルパン10に戻すことができる。これにより、潤滑油の劣化を抑制することができる。
なお、図12の右方向を向く遠心力がエンジン1内の潤滑油に作用した場合には、当該遠心力は傾斜壁面凹部54aに潤滑油を滞留させる方向ではなく、オイル戻し通路78側に導く方向に作用するため、潤滑油のロアオイルパン10への戻り性が悪化するようなことはない。
以上、本発明の実施の形態に係るエンジン1によれば、レイアウトの制約からオイル戻し孔34とオイル戻し通路78とを段付き状に接続しなければならない状況において生ずる不都合、即ち、油面が傾斜状態に滞留して通路断面積を縮小することによる潤滑油のロアオイルパン10への戻し性能の悪化を効果的に抑制することができる。
本実施の形態では、シリンダボア66aの配列方向が車両進行方向に対して垂直となるようにエンジン1を車両に横置きに搭載する構成としたが、シリンダボア66aの配列方向が車両進行方向と同じ方向となるようにエンジン1を車両に縦置きに搭載する構成としても良い。
この場合、車両が加減速走行あるいは登降坂走行することによって生ずる慣性力(縦G)あるいは重力がエンジン1内の潤滑油に作用して、エンジン1内の潤滑油の油面が傾斜するが、こうした状況において、オイル戻し孔34の通路断面積を縮小することなく、潤滑油のロアオイルパン10への戻し性能の悪化を効果的に抑制することができる。
本実施の形態では、シリンダヘッド2のオイル戻し孔34とシリンダブロック6のオイル戻し通路78との接続通路としての下方通路部34bに適用する構成としたが、これに限らない。例えば、シリンダブロック6のオイル戻し通路とアッパーオイルパン8のオイル戻し通路とが接続通路を介して段付き状に連通接続される構成の場合には、当該接続通路に適用する構成としても良い。この場合、シリンダブロック6は、本発明における「エンジン部材」に対応し、アッパーオイルパン8は、本発明における「通路構成部材」に対応する実施構成の一例である。また、ロアオイルパン10は、本発明における「オイル貯留部材」に対応する実施構成の一例である。
あるいは、エンジン1がバランサ装置を備え、当該バランサ装置のアッパーハウジングおよびロアハウジングそれぞれにオイル戻し通路が構成されており、当該オイル戻し通路同士が接続通路を介して段付き状に接続される構成の場合には、当該接続通路に適用する構成としても良い。この場合、アッパーハウジングは、本発明における「エンジン部材」に対応し、ロアハウジングは、本発明における「通路構成部材」に対応する実施構成の一例である。
本実施形態は、本発明を実施するための形態の一例を示すものである。したがって、本発明は、本実施形態の構成に限定されるものではない。
1 エンジン(エンジン)
2 シリンダヘッド(エンジン部材、シリンダヘッド)
4 ロッカーカバー
6 シリンダブロック(通路構成部材、シリンダブロック)
6a ブロックデッキ面
6b 底面
8 アッパーオイルパン
10 ロアオイルパン(オイル貯留部材)
12 エキゾーストマニホールド
22a 前壁部
22b 後壁部
24a 側壁部
24b 側壁部
25 取付部
26 アッパーデッキ部
27 取付部
28 ロアデッキ部
32 挿通孔
34 オイル戻し孔
34a 上方通路部(第2オイル通路)
34b 下方通路部(接続通路)
35 オイル戻し孔
36 オイル戻し孔
37 オイル戻し孔
38 オイル戻し孔
44 燃焼室構成凹部
54a 傾斜壁面凹部
54b 平行延在凹部(延在凹部)
62a 前壁部
62b 後壁部
64a 側壁部
64b 側壁部
66 シリンダ壁部
66a シリンダボア(シリンダボア)
76 ネジ孔
78 オイル戻し通路(第1オイル通路)
78a 凹部
78b 通路部
79 オイル戻し通路
79a 凹部
79b 通路部
80 オイル戻し通路
HWJ ヘッド側ウォータジャケット(ヘッド側冷却水通路)
BWJ ブロック側ウォータジャケット(ブロック側冷却水通路)

Claims (6)

  1. オイル貯留部材に連通する第1オイル通路を有する通路構成部材に締結されるエンジン部材であって、
    前記オイル貯留部材に向けて潤滑油を流すように構成された第2オイル通路と、該第2オイル通路の延在方向および該延在方向と交差する方向に延在すると共に前記第2オイル通路を前記第1オイル通路に連通接続するよう構成された接続通路と、を有し、
    前記接続通路は、潤滑油に所定の大きさの外力が作用して前記接続通路を流れる潤滑油の油面が所定の角度傾斜した際に、該油面と該油面に面する前記接続通路の内壁面とによって構成される流路の断面積が前記第2オイル通路の断面積以上となるよう構成されている
    エンジン部材。
  2. 前記接続通路の内壁面は、前記所定の角度と略同じ角度に構成された傾斜面を有するよう構成されている
    請求項1に記載のエンジン部材。
  3. 前記接続通路は、前記エンジン部材の前記通路構成部材との合わせ面に形成された凹部として構成されている
    請求項1または2に記載のエンジン部材。
  4. 前記通路構成部材は、シリンダボアと、該シリンダボアの外周を囲繞するよう構成されたブロック側冷却水通路と、を有するシリンダブロックとして構成されており、
    前記エンジン部材は、前記ブロック側冷却水通路と連通するヘッド側冷却水通路を有するシリンダヘッドとして構成されており、
    前記接続通路は、前記ヘッド側冷却水通路に隣接配置されるよう構成されている
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載のエンジン部材。
  5. 前記接続通路は、前記合わせ面に沿って延在する延在凹部を有しており、
    該延在凹部は、前記ヘッド側冷却水通路の下部に配置されるよう構成されている
    請求項3に係る請求項4に記載のエンジン部材。
  6. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のエンジン部材を備えるエンジン。
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